JP2716967B2 - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JP2716967B2 JP2716967B2 JP60181088A JP18108885A JP2716967B2 JP 2716967 B2 JP2716967 B2 JP 2716967B2 JP 60181088 A JP60181088 A JP 60181088A JP 18108885 A JP18108885 A JP 18108885A JP 2716967 B2 JP2716967 B2 JP 2716967B2
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- Japan
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- signal
- generating
- pattern
- analog
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- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はカラー画像情報を変調して出力する画像処理
装置に関するものである。 [従来の技術] 従来のカラー画像信号を処理する画像処理装置では、
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3
色、あるいは黒(BK)を加えた4色の色材を用い、画像
信号をパルス幅変調して疑似網点の面積を変えることに
より階調表現を行つてフルカラーのプリントを得てい
る。しかし、プリンタの各種走査ムラ、紙送りの速度ム
ラ、紙の伸縮などにより、紙上での疑似網点の2次元配
列周期が各色間でわずかにずれたとき、ピツチの粗い高
周波のモアレが生じて色ムラが目立ち、画質が大きく低
下するという欠点があつた。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は上述の欠点を除去し、色ムラのない、高解像
で階調性のよい高画質のカラー再生画像を得ることがで
きる画像処理装置を提供することにある。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明の画像処理装置は以
下の様な構成を備える。即ち、 一画素について複数ビットの複数色成分のデジタルカ
ラービデオ信号を画素毎にシリアルに入力する入力手段
と(実施例では第1図のセレクタ2に相当)、 前記入力手段から画素毎にシリアルに入力されるデジ
タルカラービデオ信号を順次アナログカラービデオ信号
に変換する変換手段と(同じく第1図のD/A3に相当)、 前記デジタルカラービデオ信号の複数画素を一周期と
し、一周期のほぼ中心に極値を有するアナログパターン
信号を発生するパターン信号発生手段と(同じく第1図
のパターン信号発生器5に相当)、 前記変換手段からのアナログカラービデオ信号と前記
パターン信号発生手段からのアナログパターン信号とに
従ってパルス幅変調信号(同じく第1図の2値か画像デ
ータ18に相当)を発生するためのパルス幅変調信号出力
手段と(同じく比較器4に相当)、 前記パルス幅変調信号出力手段によって発生されたパ
ルス幅変調信号に従って変調されたビームによって記録
媒体上をライン走査することによって前記複数色成分毎
の画像を面順次に形成するとともに、前記ビームの各ラ
イン毎の走査の同期信号(実施例の水平同期信号(BD信
号)17に相当)を発生する画像形成手段と(実施例のレ
ーザビームプリンタに相当)、 前記同期信号に従い、前記画素単位の基準クロック信
号(実施例の画素クロック9に相当)を発生する基準ク
ロック発生手段(同じく第1図のタイミング信号発生回
路8に相当)とを有する。 [作用] 以上の構成により、変換手段(第1図のD/A3に相当)
は前記同期信号(水平同期信号(BD信号)17に相当)に
従った前記基準クロック信号(実施例の画素クロック9
に相当)に同期してアナログカラービデオ信号を発生
し、同様に前記パターン信号発生手段(第1図のパター
ン信号発生器5に相当)は前記同期信号に同期して前記
アナログパターン信号(実施例のパターン信号16に相
当)を発生する。 [実施例] 以下、添付図面に従つて本発明の一実施例を詳細に説
明する。 [画像処理装置の構成の説明(第1図)(第2図)] 第1図は実施例の画像処理装置のブロツク図を示した
もので、1はデジタルデータ出力装置であり、図示され
ないCCDカラーセンサやビデオカメラからの画像データ
を色変換、A/D変換し、各画素データを所定ビツトの濃
度情報を持つデジタルデータに変換し、各色成分に分け
て出力する。このデジタルデータはメモリにストアされ
ていてもかまわないし、通信等により外部機器から入力
しても良い。 カラー印刷部が各色毎に順次印刷動作を行う場合は、
図に示したようにセレクタ2で各色成分信号Y,M,C,BKの
うち1つの信号が選択されて、デジタルアナログ変換
(D/A変換器)3へ入力され、アナログ量に変換され
る。この変換されたアナログ画素信号15が順次比較回路
4の一方の端子に入力される。 一方、パターン信号発生器5は、デジタルデータ出力
装置から出力されるデジタルデータの所定画素毎に1回
の割合の周期で、三角波のパターン信号16を出力し、比
較回路4の他方の端子に入力する。7はオシレータで基
準クロツク信号19を発生する。8はタイミング信号発生
回路で、オシレータ7よりのクロツク信号19を、水平同
期信号発生回路6よりの水平同期信号17に同期して、例
えば1/4周期等にカウントダウンして、画素クロツク9
および後述するスクリーンクロツク10等を出力する。 画素クロツク9は前記デジタルデータの転送クロツク
およびD/A変換器3のラツチタイミングに使用される。
なお、ここで水平同期信号17は内部的に発生してもよい
し、外部から与えられるものであつてもよい。本実施例
においては、本装置がレーザプリンタに適用されるの
で、水平同期信号は各ライン毎に発生する周知のビーム
デイテクト(BD)信号である。比較回路4ではアナログ
変換された画素信号15とパターン信号16の信号レベルと
が比較され、パルス幅変調された2値化画像データ18が
出力される。そしてこのパルス幅変調された2値化画像
データ18は、例えばレーザビームを変調するための変調
回路へ入力され、変調回路の出力信号によりレーザは、
画像データのパルス幅に応じてON/OFFされ記録媒体上に
中間調画像が形成される。これをY,M,C,BKの各信号に対
して行い、重ね合わせることによりフルカラーのプリン
トが得られる。 第2図は第1図の装置の各部の信号のタイミングを説
明するための図である。 ここで画素クロツク9は、タイミング発生回路8によ
り基準クロツク信号19を4分の1周期にカウントダウン
した信号で、水平同期信号17に同期して出力される。こ
の画素クロツク9は、D/A変換器3とデジタルデータ出
力装置1に入力され、画素データの転送クロツクとして
用いられる。スクリーンクロツク10は、タイミング発生
回路8によつて得られた画素クロツク9を、さらにタイ
ミング発生回路8でカウントダウンした信号で、ここで
は画素クロツク9を4分の1周期にカウントダウンする
ことにより得ている。即ち、スクリーンクロツク10はパ
ターン信号16(例えば、三角波)の発生のための同期信
号であり、パターン信号発生器5にセレクタ13を通して
通常は信号線20(遅延なし)により入力される。 第2図から明らかなようにアナログ画素信号15とパタ
ーン信号16が比較器4により比較されて、アナログ画素
信号15の方が大きい時は1、小さい時は0として2値化
画像データ18が作成され出力される。 このように本実施例の画像処理装置は、デジタル画像
信号を一度アナログ画像信号に変換した後、所定周期の
三角波と比較することにより、ほぼ連続的なパルス幅変
調を行い、階調性の良い高画質が画像出力が得られるよ
うにしたものである。 [2次元網点の画素配列の説明(第3図)(第4図)] ここでスクリーンの角度、即ち疑似網点の2次元配列
の方向は、副走査のライン毎に遅延時間をセレクタ13で
切替えなければ、90度(タテのスクリーン)になり、例
えば1ライン毎に1画素クロツク分遅延させれば−45度
になる。以上のようにして各色信号に対して異なる線数
のスクリーンで出力することができる。 次にY,M,C,BK各色信号に対して疑似網点の2次元配列
周期を変える方法、即ち各色毎に異なるスクリーン角を
もつ疑似網点配列にする方法について述べる。 例えば、スクリーンクロツク10が4画素クロツクに1
回の周期を有するときに、−45度のスクリーン角を形成
する場合を考える。先ず、カウンタ11で水平同期信号17
をカウントする。この場合、カウンタ11は4進カウンタ
で、1ライン目、2ライン目、3ライン目、4ライン目
のライン数をカウントし、セレクタ13は前記カウンタ11
の出力に基づき、スクリーンクロツク10を選択する。セ
レクタ13にはデレイライン14が接続されており、スクリ
ーンクロツクがどのデレイライン14を通過するかにより
遅延時間が決定され、各ラインに対して周期が等しく遅
延時間の異なるスクリーンクロツク21が出力される。 いま例えば、−45度のスクリーン角を形成するには、
1ライン目のスクリーンクロツクより、2,3,4ライン目
のスクリーンクロツクをそれぞれ1画素クロツク、2画
素クロツク、3画素クロツク分遅延させる。 このように4ライン周期で、各ラインの遅延時間が異
なるスクリーンクロツク21がパターン信号発生器5に入
力されると、第3図に示すような4ライン周期で遅延時
間が変わるパターン信号16がパターン信号発生器5より
出力され、これが比較回路4の一方の端子に入力され
る。その時、例えば第3図に示すような、一様なレベル
のアナログ画素信号15が比較回路4のもう一方の端子に
入力された場合、各ライン毎にパターン信号16と比較さ
れ、2値化画像データ18は1ライン目50、2ライン目5
1、3ライン目52、4ライン目53のようになり、−45度
のスクリーン角が形成される。 このときのスクリーンクロツク21のパターンを第4図
(a)のように2次元的に表現する。即ち第4図(a)
は、スクリーンクロツク21が4画素クロツクに1回の周
期のときの−45度のスクリーン角のパターンを示したも
ので、斜線部が最初に黒化するところを示している。 ただし本実施例はアナログ画素信号15に対しての連続
的なパルス幅変調であり、デジタル的に1画素単位で黒
化されていくわけではない。第4図(b),(c),
(d)はスクリーンクロツク21が4画素クロツク周期で
スクリーン角がそれぞれ+45度、±26.6度、90度のパタ
ーンを示している。いま例えばY信号に対して第4図
(d)の90度のパターンを、M信号に対して第4図
(a)の−45度のパターンを、C信号に対して第4図
(b)の+45度のパターンを、Bk信号に対して第4図
(c)の±26.6度のパターンを用いる。 このように各色信号に対するスクリーンクロツクのパ
ターンの切換を行うには、セレクタ13に色セレクタ信号
12を入力して切り換えればよい。このようにしてY,M,C,
Bkの各色信号に対して、疑似網点の2次元配列周期を変
えることができる。 [他のスクリーンクロツクパターンの例(第5図)] 第4図の例では、ライン間の遅延時間を1画素クロツ
ク単位で変えていたが、ライン間の遅延時間の設定は、
1画素クロツク単位でなくてもよく、例えば0.5画素ク
ロツク単位で変えるようにすると、第5図に示すような
パターンも実現できる。 このパターンでは、ライン2はライン1より2.5画素
クロツク分遅延している。ただしこの場合副走査方向の
繰り返しが8ライン周期になるため、カウンタ11を8進
カウンタにする必要がある。 以上のように本実施例ではY,M,C,Bkの各色信号に対し
て異なるスクリーン角の疑似網点配列にすることによ
り、紙上に4色の色材を重ねた場合、各色材の重なりが
マクロ的に平均化される。そのためプリンタの各種走査
ムラ、紙送りの速度ムラ、紙の伸縮などによる色ムラが
減少するという効果がある。なおピツチの細かい高周波
のモアレは発生するが、視覚上はマクロ的に平均化され
目立たない。 又、本実施例によればパターン信号(三角波)発生の
為の同期信号の周波数より高い周波数の基準クロツク19
を用いて水平同期信号に同期したスクリーンクロツクを
形成しているので、各走査ライン毎に所望のパターン信
号を正確なタイミングで発生させることができる。従つ
て正確なタイミングで発生するパターン信号を用いて濃
淡情報をほぼ無段階にパルス幅変調しているので高画質
の再生画像を得ることができるものである。 [発明の効果] 以上述べた如く本発明によれば、高解像度で階調性の
良い高画質のカラー再生画像を得ることができるという
効果がある。更に本発明は複数画素を一周期とし、一周
期のほぼ中心に極値を有するアナログパターン信号を用
いてパルス幅変調を行っているので、特にカラー画像を
形成するに際して必要とされるエッジ部の再現性を向上
させ、しかも高階調の画像を形成できるという特有の効
果を奏する。
装置に関するものである。 [従来の技術] 従来のカラー画像信号を処理する画像処理装置では、
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3
色、あるいは黒(BK)を加えた4色の色材を用い、画像
信号をパルス幅変調して疑似網点の面積を変えることに
より階調表現を行つてフルカラーのプリントを得てい
る。しかし、プリンタの各種走査ムラ、紙送りの速度ム
ラ、紙の伸縮などにより、紙上での疑似網点の2次元配
列周期が各色間でわずかにずれたとき、ピツチの粗い高
周波のモアレが生じて色ムラが目立ち、画質が大きく低
下するという欠点があつた。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は上述の欠点を除去し、色ムラのない、高解像
で階調性のよい高画質のカラー再生画像を得ることがで
きる画像処理装置を提供することにある。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明の画像処理装置は以
下の様な構成を備える。即ち、 一画素について複数ビットの複数色成分のデジタルカ
ラービデオ信号を画素毎にシリアルに入力する入力手段
と(実施例では第1図のセレクタ2に相当)、 前記入力手段から画素毎にシリアルに入力されるデジ
タルカラービデオ信号を順次アナログカラービデオ信号
に変換する変換手段と(同じく第1図のD/A3に相当)、 前記デジタルカラービデオ信号の複数画素を一周期と
し、一周期のほぼ中心に極値を有するアナログパターン
信号を発生するパターン信号発生手段と(同じく第1図
のパターン信号発生器5に相当)、 前記変換手段からのアナログカラービデオ信号と前記
パターン信号発生手段からのアナログパターン信号とに
従ってパルス幅変調信号(同じく第1図の2値か画像デ
ータ18に相当)を発生するためのパルス幅変調信号出力
手段と(同じく比較器4に相当)、 前記パルス幅変調信号出力手段によって発生されたパ
ルス幅変調信号に従って変調されたビームによって記録
媒体上をライン走査することによって前記複数色成分毎
の画像を面順次に形成するとともに、前記ビームの各ラ
イン毎の走査の同期信号(実施例の水平同期信号(BD信
号)17に相当)を発生する画像形成手段と(実施例のレ
ーザビームプリンタに相当)、 前記同期信号に従い、前記画素単位の基準クロック信
号(実施例の画素クロック9に相当)を発生する基準ク
ロック発生手段(同じく第1図のタイミング信号発生回
路8に相当)とを有する。 [作用] 以上の構成により、変換手段(第1図のD/A3に相当)
は前記同期信号(水平同期信号(BD信号)17に相当)に
従った前記基準クロック信号(実施例の画素クロック9
に相当)に同期してアナログカラービデオ信号を発生
し、同様に前記パターン信号発生手段(第1図のパター
ン信号発生器5に相当)は前記同期信号に同期して前記
アナログパターン信号(実施例のパターン信号16に相
当)を発生する。 [実施例] 以下、添付図面に従つて本発明の一実施例を詳細に説
明する。 [画像処理装置の構成の説明(第1図)(第2図)] 第1図は実施例の画像処理装置のブロツク図を示した
もので、1はデジタルデータ出力装置であり、図示され
ないCCDカラーセンサやビデオカメラからの画像データ
を色変換、A/D変換し、各画素データを所定ビツトの濃
度情報を持つデジタルデータに変換し、各色成分に分け
て出力する。このデジタルデータはメモリにストアされ
ていてもかまわないし、通信等により外部機器から入力
しても良い。 カラー印刷部が各色毎に順次印刷動作を行う場合は、
図に示したようにセレクタ2で各色成分信号Y,M,C,BKの
うち1つの信号が選択されて、デジタルアナログ変換
(D/A変換器)3へ入力され、アナログ量に変換され
る。この変換されたアナログ画素信号15が順次比較回路
4の一方の端子に入力される。 一方、パターン信号発生器5は、デジタルデータ出力
装置から出力されるデジタルデータの所定画素毎に1回
の割合の周期で、三角波のパターン信号16を出力し、比
較回路4の他方の端子に入力する。7はオシレータで基
準クロツク信号19を発生する。8はタイミング信号発生
回路で、オシレータ7よりのクロツク信号19を、水平同
期信号発生回路6よりの水平同期信号17に同期して、例
えば1/4周期等にカウントダウンして、画素クロツク9
および後述するスクリーンクロツク10等を出力する。 画素クロツク9は前記デジタルデータの転送クロツク
およびD/A変換器3のラツチタイミングに使用される。
なお、ここで水平同期信号17は内部的に発生してもよい
し、外部から与えられるものであつてもよい。本実施例
においては、本装置がレーザプリンタに適用されるの
で、水平同期信号は各ライン毎に発生する周知のビーム
デイテクト(BD)信号である。比較回路4ではアナログ
変換された画素信号15とパターン信号16の信号レベルと
が比較され、パルス幅変調された2値化画像データ18が
出力される。そしてこのパルス幅変調された2値化画像
データ18は、例えばレーザビームを変調するための変調
回路へ入力され、変調回路の出力信号によりレーザは、
画像データのパルス幅に応じてON/OFFされ記録媒体上に
中間調画像が形成される。これをY,M,C,BKの各信号に対
して行い、重ね合わせることによりフルカラーのプリン
トが得られる。 第2図は第1図の装置の各部の信号のタイミングを説
明するための図である。 ここで画素クロツク9は、タイミング発生回路8によ
り基準クロツク信号19を4分の1周期にカウントダウン
した信号で、水平同期信号17に同期して出力される。こ
の画素クロツク9は、D/A変換器3とデジタルデータ出
力装置1に入力され、画素データの転送クロツクとして
用いられる。スクリーンクロツク10は、タイミング発生
回路8によつて得られた画素クロツク9を、さらにタイ
ミング発生回路8でカウントダウンした信号で、ここで
は画素クロツク9を4分の1周期にカウントダウンする
ことにより得ている。即ち、スクリーンクロツク10はパ
ターン信号16(例えば、三角波)の発生のための同期信
号であり、パターン信号発生器5にセレクタ13を通して
通常は信号線20(遅延なし)により入力される。 第2図から明らかなようにアナログ画素信号15とパタ
ーン信号16が比較器4により比較されて、アナログ画素
信号15の方が大きい時は1、小さい時は0として2値化
画像データ18が作成され出力される。 このように本実施例の画像処理装置は、デジタル画像
信号を一度アナログ画像信号に変換した後、所定周期の
三角波と比較することにより、ほぼ連続的なパルス幅変
調を行い、階調性の良い高画質が画像出力が得られるよ
うにしたものである。 [2次元網点の画素配列の説明(第3図)(第4図)] ここでスクリーンの角度、即ち疑似網点の2次元配列
の方向は、副走査のライン毎に遅延時間をセレクタ13で
切替えなければ、90度(タテのスクリーン)になり、例
えば1ライン毎に1画素クロツク分遅延させれば−45度
になる。以上のようにして各色信号に対して異なる線数
のスクリーンで出力することができる。 次にY,M,C,BK各色信号に対して疑似網点の2次元配列
周期を変える方法、即ち各色毎に異なるスクリーン角を
もつ疑似網点配列にする方法について述べる。 例えば、スクリーンクロツク10が4画素クロツクに1
回の周期を有するときに、−45度のスクリーン角を形成
する場合を考える。先ず、カウンタ11で水平同期信号17
をカウントする。この場合、カウンタ11は4進カウンタ
で、1ライン目、2ライン目、3ライン目、4ライン目
のライン数をカウントし、セレクタ13は前記カウンタ11
の出力に基づき、スクリーンクロツク10を選択する。セ
レクタ13にはデレイライン14が接続されており、スクリ
ーンクロツクがどのデレイライン14を通過するかにより
遅延時間が決定され、各ラインに対して周期が等しく遅
延時間の異なるスクリーンクロツク21が出力される。 いま例えば、−45度のスクリーン角を形成するには、
1ライン目のスクリーンクロツクより、2,3,4ライン目
のスクリーンクロツクをそれぞれ1画素クロツク、2画
素クロツク、3画素クロツク分遅延させる。 このように4ライン周期で、各ラインの遅延時間が異
なるスクリーンクロツク21がパターン信号発生器5に入
力されると、第3図に示すような4ライン周期で遅延時
間が変わるパターン信号16がパターン信号発生器5より
出力され、これが比較回路4の一方の端子に入力され
る。その時、例えば第3図に示すような、一様なレベル
のアナログ画素信号15が比較回路4のもう一方の端子に
入力された場合、各ライン毎にパターン信号16と比較さ
れ、2値化画像データ18は1ライン目50、2ライン目5
1、3ライン目52、4ライン目53のようになり、−45度
のスクリーン角が形成される。 このときのスクリーンクロツク21のパターンを第4図
(a)のように2次元的に表現する。即ち第4図(a)
は、スクリーンクロツク21が4画素クロツクに1回の周
期のときの−45度のスクリーン角のパターンを示したも
ので、斜線部が最初に黒化するところを示している。 ただし本実施例はアナログ画素信号15に対しての連続
的なパルス幅変調であり、デジタル的に1画素単位で黒
化されていくわけではない。第4図(b),(c),
(d)はスクリーンクロツク21が4画素クロツク周期で
スクリーン角がそれぞれ+45度、±26.6度、90度のパタ
ーンを示している。いま例えばY信号に対して第4図
(d)の90度のパターンを、M信号に対して第4図
(a)の−45度のパターンを、C信号に対して第4図
(b)の+45度のパターンを、Bk信号に対して第4図
(c)の±26.6度のパターンを用いる。 このように各色信号に対するスクリーンクロツクのパ
ターンの切換を行うには、セレクタ13に色セレクタ信号
12を入力して切り換えればよい。このようにしてY,M,C,
Bkの各色信号に対して、疑似網点の2次元配列周期を変
えることができる。 [他のスクリーンクロツクパターンの例(第5図)] 第4図の例では、ライン間の遅延時間を1画素クロツ
ク単位で変えていたが、ライン間の遅延時間の設定は、
1画素クロツク単位でなくてもよく、例えば0.5画素ク
ロツク単位で変えるようにすると、第5図に示すような
パターンも実現できる。 このパターンでは、ライン2はライン1より2.5画素
クロツク分遅延している。ただしこの場合副走査方向の
繰り返しが8ライン周期になるため、カウンタ11を8進
カウンタにする必要がある。 以上のように本実施例ではY,M,C,Bkの各色信号に対し
て異なるスクリーン角の疑似網点配列にすることによ
り、紙上に4色の色材を重ねた場合、各色材の重なりが
マクロ的に平均化される。そのためプリンタの各種走査
ムラ、紙送りの速度ムラ、紙の伸縮などによる色ムラが
減少するという効果がある。なおピツチの細かい高周波
のモアレは発生するが、視覚上はマクロ的に平均化され
目立たない。 又、本実施例によればパターン信号(三角波)発生の
為の同期信号の周波数より高い周波数の基準クロツク19
を用いて水平同期信号に同期したスクリーンクロツクを
形成しているので、各走査ライン毎に所望のパターン信
号を正確なタイミングで発生させることができる。従つ
て正確なタイミングで発生するパターン信号を用いて濃
淡情報をほぼ無段階にパルス幅変調しているので高画質
の再生画像を得ることができるものである。 [発明の効果] 以上述べた如く本発明によれば、高解像度で階調性の
良い高画質のカラー再生画像を得ることができるという
効果がある。更に本発明は複数画素を一周期とし、一周
期のほぼ中心に極値を有するアナログパターン信号を用
いてパルス幅変調を行っているので、特にカラー画像を
形成するに際して必要とされるエッジ部の再現性を向上
させ、しかも高階調の画像を形成できるという特有の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の画像処理装置のブロツク
図、 第2図は実施例の装置の各部の信号のタイミングチヤー
ト、 第3図はパターン信号と2値化画像データとの関係を示
す波形図、 第4図(a)〜(d)はスクリーンクロツクのパターン
例を示す図、 第5図は他の実施例のスクリーンクロツクのパターン例
を示す図である。 図中、1……デジタルデータ出力装置、2,13……セレク
タ、3……D/A変換器、4……比較器、5……パターン
信号発生器、6……水平同期信号発生回路、7……オシ
レータ、8……タイミング信号発生回路、9……画素ク
ロツク、10,21……スクリーンクロツク、11……カウン
タ、12……色セレクト信号、14……デレイライン、15…
…アナログ画素信号、16……パターン信号、17……水平
同期信号、18……2値化画像データ、19……基準クロツ
ク信号である。
図、 第2図は実施例の装置の各部の信号のタイミングチヤー
ト、 第3図はパターン信号と2値化画像データとの関係を示
す波形図、 第4図(a)〜(d)はスクリーンクロツクのパターン
例を示す図、 第5図は他の実施例のスクリーンクロツクのパターン例
を示す図である。 図中、1……デジタルデータ出力装置、2,13……セレク
タ、3……D/A変換器、4……比較器、5……パターン
信号発生器、6……水平同期信号発生回路、7……オシ
レータ、8……タイミング信号発生回路、9……画素ク
ロツク、10,21……スクリーンクロツク、11……カウン
タ、12……色セレクト信号、14……デレイライン、15…
…アナログ画素信号、16……パターン信号、17……水平
同期信号、18……2値化画像データ、19……基準クロツ
ク信号である。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.一画素について複数ビットの複数色成分のデジタル
カラービデオ信号を画素毎にシリアルに入力する入力手
段と、 前記入力手段から画素毎にシリアルに入力されるデジタ
ルカラービデオ信号を順次アナログカラービデオ信号に
変換する変換手段と、 前記デジタルカラービデオ信号の複数画素を一周期と
し、一周期のほぼ中心に極値を有するアナログパターン
信号を発生するパターン信号発生手段と、 前記変換手段からのアナログカラービデオ信号と前記パ
ターン信号発生手段からのアナログパターン信号とに従
ってパルス幅変調信号を発生するためのパルス幅変調信
号出力手段と、 前記パルス幅変調信号出力手段によって発生されたパル
ス幅変調信号に従って変調されたビームによって記録媒
体上をライン走査することによって前記複数色成分毎の
画像を面順次に形成するとともに、前記ビームの各ライ
ン毎の走査の同期信号を発生する画像形成手段と、 前記同期信号に従い、前記画素単位の基準クロック信号
を発生する基準クロック発生手段とを有し、 前記変換手段は前記同期信号に従った前記基準クロック
信号に同期してアナログカラービデオ信号を発生し、同
様に前記パターン信号発生手段は前記同期信号に同期し
て前記アナログパターン信号を発生することを特徴とす
る画像処理装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60181088A JP2716967B2 (ja) | 1985-08-20 | 1985-08-20 | 画像処理装置 |
DE86306471T DE3689216T2 (de) | 1985-08-20 | 1986-08-20 | Bildverarbeitungsgerät. |
EP86306471A EP0213891B1 (en) | 1985-08-20 | 1986-08-20 | Image processing apparatus |
US07/425,445 US4980757A (en) | 1985-08-20 | 1989-10-23 | Image processing apparatus for gradation processing of an image signal to output a pulse width modulated signal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60181088A JP2716967B2 (ja) | 1985-08-20 | 1985-08-20 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6242693A JPS6242693A (ja) | 1987-02-24 |
JP2716967B2 true JP2716967B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=16094609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60181088A Expired - Lifetime JP2716967B2 (ja) | 1985-08-20 | 1985-08-20 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2716967B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US5029227A (en) * | 1985-08-30 | 1991-07-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus |
DE68929437T2 (de) | 1988-09-27 | 2003-07-17 | Canon Kk | Bildverarbeitungsgerät und -verfahren |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS584158A (ja) * | 1981-07-01 | 1983-01-11 | Canon Inc | 画像記録方式 |
JPS5825768A (ja) * | 1981-08-07 | 1983-02-16 | Alps Electric Co Ltd | 画像信号処理装置 |
-
1985
- 1985-08-20 JP JP60181088A patent/JP2716967B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6242693A (ja) | 1987-02-24 |
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