JPH0722595Y2 - 煉瓦積み炉壁の支持構造 - Google Patents
煉瓦積み炉壁の支持構造Info
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- JPH0722595Y2 JPH0722595Y2 JP1989035100U JP3510089U JPH0722595Y2 JP H0722595 Y2 JPH0722595 Y2 JP H0722595Y2 JP 1989035100 U JP1989035100 U JP 1989035100U JP 3510089 U JP3510089 U JP 3510089U JP H0722595 Y2 JPH0722595 Y2 JP H0722595Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主に廃棄物の焼却炉に利用されるものであ
り、垂直な煉瓦積み炉壁の支持構造の改良に関する。
り、垂直な煉瓦積み炉壁の支持構造の改良に関する。
(従来の技術) 従来、焼却炉に於ける煉瓦積み炉壁としては、第5図に
示す構造のものが知られている。
示す構造のものが知られている。
即ち、前記炉壁は、耐火煉瓦を垂直に積み上げて成る耐
火煉瓦壁11の外側に断熱煉瓦を積み上げて成る断熱壁12
を形成し、更にその外側に保温材13及びケーシング14を
順次配設して構成されて居り、耐火煉瓦壁11に一平方メ
ートル当り2〜4個の引張用炉材15を設け、これに略L
字型のステンレス製引張金具16の一端を埋設すると共
に、その他端をケーシング14の内面に設けたL字型の形
鋼17を掛止することによって炉壁の倒壊を防止するよう
に為されている。尚、前記引張用炉材15は、不定形耐火
物若しくは耐火煉瓦により作製されている。
火煉瓦壁11の外側に断熱煉瓦を積み上げて成る断熱壁12
を形成し、更にその外側に保温材13及びケーシング14を
順次配設して構成されて居り、耐火煉瓦壁11に一平方メ
ートル当り2〜4個の引張用炉材15を設け、これに略L
字型のステンレス製引張金具16の一端を埋設すると共
に、その他端をケーシング14の内面に設けたL字型の形
鋼17を掛止することによって炉壁の倒壊を防止するよう
に為されている。尚、前記引張用炉材15は、不定形耐火
物若しくは耐火煉瓦により作製されている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、廃棄物の焼却炉に於いては、廃棄物の焼却の
際に発生するダスト中に多量のNa2SO4及びNaClが含まれ
ていることがあり、両者が共存する場合にはダストの融
点が著しく低下し、炉内では溶融状態となっている。こ
の状態ではダストが引張用炉材15へ容易に浸透し、引張
用炉材15に埋設されている引張金具16を腐食させること
が数々の実験により知られている。即ち、引張用炉材15
に浸透したダスト中のNa2SO4が酸素を供給し、引張金具
16を酸化させて行くからである。
際に発生するダスト中に多量のNa2SO4及びNaClが含まれ
ていることがあり、両者が共存する場合にはダストの融
点が著しく低下し、炉内では溶融状態となっている。こ
の状態ではダストが引張用炉材15へ容易に浸透し、引張
用炉材15に埋設されている引張金具16を腐食させること
が数々の実験により知られている。即ち、引張用炉材15
に浸透したダスト中のNa2SO4が酸素を供給し、引張金具
16を酸化させて行くからである。
従って、従来の炉壁では引張金具16が腐食されて細くな
る為に煉瓦壁を確実に支持できなくなり、又、ダストの
浸透による煉瓦の膨張の為に煉瓦壁が内側に膨出し、倒
壊してしまうと云う問題があった。
る為に煉瓦壁を確実に支持できなくなり、又、ダストの
浸透による煉瓦の膨張の為に煉瓦壁が内側に膨出し、倒
壊してしまうと云う問題があった。
尚、腐食量は、温度によって変り、600℃以上では急激
に激しくなり、反対に500℃以下では腐食は殆ど起らな
いことが実験により判明している。
に激しくなり、反対に500℃以下では腐食は殆ど起らな
いことが実験により判明している。
従って、引張金具16の腐食を防止するにはこれを低温で
使用することが考えられる。ところが、引張金具16は、
その一部が引張用炉材15に埋設されている為に700〜900
℃の高温になり、従来の炉壁では引張金具16の腐食を防
止することは事実状不可能であった。
使用することが考えられる。ところが、引張金具16は、
その一部が引張用炉材15に埋設されている為に700〜900
℃の高温になり、従来の炉壁では引張金具16の腐食を防
止することは事実状不可能であった。
本考案は、上記の問題点を解消する為に創案されたもの
であり、その目的は腐食性ダストによる引張金具の腐食
を防止して煉瓦積み炉壁の支持を確実にする煉瓦積み炉
壁の支持構造を提供するにある。
であり、その目的は腐食性ダストによる引張金具の腐食
を防止して煉瓦積み炉壁の支持を確実にする煉瓦積み炉
壁の支持構造を提供するにある。
(課題を解決する為の手段) 本願考案は、耐火煉瓦内に引張用炉材5を適宜間隔毎に
配設して積み上げ形成した垂直状の耐火煉瓦壁1と、耐
火煉瓦壁1の外面側に設けた断熱壁2と、断熱壁2の外
側に設けたケーシング4と、引張用炉材5とケーシング
4間に遊動可能に介設した炉壁支持用の引張金具7とか
ら成る耐火煉瓦積み炉壁に於いて、前記引張用炉材5を
耐火煉瓦壁1内に埋設される本体部と、耐火煉瓦壁1か
ら外方へ突出し且つその外周面に掛止溝9を設けた突部
5aとを備えた構成とし、当該引張用炉材5の突部5aを断
熱壁2を貫通して形成した空間6内に収容すると共に、
一方をケーシング4へ係合した連結金具7の他方を引張
用炉材5の突部5aに設けた掛止溝9へ遊動可能に係合し
たことを、考案の基本構成とするものである。
配設して積み上げ形成した垂直状の耐火煉瓦壁1と、耐
火煉瓦壁1の外面側に設けた断熱壁2と、断熱壁2の外
側に設けたケーシング4と、引張用炉材5とケーシング
4間に遊動可能に介設した炉壁支持用の引張金具7とか
ら成る耐火煉瓦積み炉壁に於いて、前記引張用炉材5を
耐火煉瓦壁1内に埋設される本体部と、耐火煉瓦壁1か
ら外方へ突出し且つその外周面に掛止溝9を設けた突部
5aとを備えた構成とし、当該引張用炉材5の突部5aを断
熱壁2を貫通して形成した空間6内に収容すると共に、
一方をケーシング4へ係合した連結金具7の他方を引張
用炉材5の突部5aに設けた掛止溝9へ遊動可能に係合し
たことを、考案の基本構成とするものである。
(作用) 耐火煉瓦壁にこれの外面側へ突出する突部を備えた引張
用炉材を設け、耐火煉瓦壁とケーシングとの間の断熱壁
に引張用炉材の突部が突出できる空間を形成し、突部と
ケーシングとの間に引張金具を介設するようにした為、
引張金具は高温になることがなく、然も腐食性ダストに
接触し難くなる。その結果、引張金具は、腐食が防止さ
れて煉瓦積み炉壁の支持を確実に行え、炉壁の倒壊を防
止できる。
用炉材を設け、耐火煉瓦壁とケーシングとの間の断熱壁
に引張用炉材の突部が突出できる空間を形成し、突部と
ケーシングとの間に引張金具を介設するようにした為、
引張金具は高温になることがなく、然も腐食性ダストに
接触し難くなる。その結果、引張金具は、腐食が防止さ
れて煉瓦積み炉壁の支持を確実に行え、炉壁の倒壊を防
止できる。
又、空間に冷却空気を供給した場合には炉内が高温であ
っても、引張金具は良好且つ確実に冷却されるので腐食
の虞れはない。
っても、引張金具は良好且つ確実に冷却されるので腐食
の虞れはない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図は本考案の実施例に係る廃棄物焼却炉の煉瓦積み
垂直炉壁の概略部分縦断面図であって、1は耐火煉瓦
壁、2は断熱壁、3は保温材、4はケーシング、5は引
張用炉材、6は空間、7は引張金具、8は冷却空気供給
管である。
垂直炉壁の概略部分縦断面図であって、1は耐火煉瓦
壁、2は断熱壁、3は保温材、4はケーシング、5は引
張用炉材、6は空間、7は引張金具、8は冷却空気供給
管である。
前記煉瓦積み炉壁は、耐火煉瓦を垂直に積み上げて成る
耐火煉瓦壁1の外側に断熱煉瓦を積み上げて成る断熱壁
2を有し、更にその外側に保温材3及びケーシング4を
順次配設して構成されて居り、耐火煉瓦壁1に引張用炉
材5を適宜間隔毎に設け、引張用炉材5とケーシング4
との間に引張金具7を遊動可能に介設することによって
炉壁の倒壊を防止するように為されている。
耐火煉瓦壁1の外側に断熱煉瓦を積み上げて成る断熱壁
2を有し、更にその外側に保温材3及びケーシング4を
順次配設して構成されて居り、耐火煉瓦壁1に引張用炉
材5を適宜間隔毎に設け、引張用炉材5とケーシング4
との間に引張金具7を遊動可能に介設することによって
炉壁の倒壊を防止するように為されている。
前記引張用炉材5は、耐火煉瓦壁1に一平方メートル当
り2〜4個の割合で設けられている。
り2〜4個の割合で設けられている。
本実施例に於いては、引張用炉材5は、第2図及び第3
図に示す如く、断面形状凸形のブロック状を呈し、不定
形耐火物若しくは耐火煉瓦により作製されて居り、耐火
煉瓦壁1の内方へ埋設される本体部の一端には、耐火煉
瓦壁1の外面側へ突出する突部5aが一体的に形成されて
いる。又、この突部5aの両面側には引張金具7が掛止さ
れる掛止溝9が形成されている。
図に示す如く、断面形状凸形のブロック状を呈し、不定
形耐火物若しくは耐火煉瓦により作製されて居り、耐火
煉瓦壁1の内方へ埋設される本体部の一端には、耐火煉
瓦壁1の外面側へ突出する突部5aが一体的に形成されて
いる。又、この突部5aの両面側には引張金具7が掛止さ
れる掛止溝9が形成されている。
そして、断熱壁2及び保温材3には耐火煉瓦壁1に設け
た引張用炉材5の突部5aが耐火煉瓦壁1の外面側へ突出
できるように断熱壁2及び保温材3を貫通する空間6が
形成されて居り、この空間6にはケーシング4の外側に
配設した冷却空気供給管8が接続されている。
た引張用炉材5の突部5aが耐火煉瓦壁1の外面側へ突出
できるように断熱壁2及び保温材3を貫通する空間6が
形成されて居り、この空間6にはケーシング4の外側に
配設した冷却空気供給管8が接続されている。
前記引張金具7は、引張用炉材5の突部5aとケーシング
4との間に遊動可能に介設されて居り、耐火煉瓦壁1の
膨張・収縮による引張用炉材5の若干量の移動を考慮し
て引張用炉材5をケーシング4側へルーズな状態で引張
り、且つ引張用炉材5に局部的な曲げ力が働かないよう
にこれを均一に引張るように構成されている。
4との間に遊動可能に介設されて居り、耐火煉瓦壁1の
膨張・収縮による引張用炉材5の若干量の移動を考慮し
て引張用炉材5をケーシング4側へルーズな状態で引張
り、且つ引張用炉材5に局部的な曲げ力が働かないよう
にこれを均一に引張るように構成されている。
本実施例に於いては、引張金具7は、第1図及び第4図
に示す如く、引張用炉材5の突部5aの両掛止溝9に若干
量遊動可能に掛止される枠状のステンレス製枠体7aと、
ケーシング4の内側に上下に一定間隔を開けて固着され
たL字型のステンレス製形鋼7bと、一端が枠体7aに若干
量遊動可能に掛止され、他端が形鋼7bのばか穴10に遊嵌
された略コ字状の一対のステンレス製引張杆7cとから構
成されて居り、各部材が相互に若干量動けるようになっ
ている。従って、引張用炉材5は、耐火煉瓦壁1が膨張
・収縮によって移動してもこれに追従して移動できると
共に、移動した後でも均一に引張られることになる。
に示す如く、引張用炉材5の突部5aの両掛止溝9に若干
量遊動可能に掛止される枠状のステンレス製枠体7aと、
ケーシング4の内側に上下に一定間隔を開けて固着され
たL字型のステンレス製形鋼7bと、一端が枠体7aに若干
量遊動可能に掛止され、他端が形鋼7bのばか穴10に遊嵌
された略コ字状の一対のステンレス製引張杆7cとから構
成されて居り、各部材が相互に若干量動けるようになっ
ている。従って、引張用炉材5は、耐火煉瓦壁1が膨張
・収縮によって移動してもこれに追従して移動できると
共に、移動した後でも均一に引張られることになる。
而して、引張金具7は、耐火煉瓦壁1の外側に形成した
空間6内に位置し、耐火煉瓦壁1の外面側へ突出する引
張用炉材5の突部5aに掛止されている為、引張金具7の
温度は500℃以下になり、然も腐食性ダストに接触し難
くなる。その結果、引張金具7の腐食を防止でき、引張
金具7は炉壁を良好且つ確実に支持することができる。
空間6内に位置し、耐火煉瓦壁1の外面側へ突出する引
張用炉材5の突部5aに掛止されている為、引張金具7の
温度は500℃以下になり、然も腐食性ダストに接触し難
くなる。その結果、引張金具7の腐食を防止でき、引張
金具7は炉壁を良好且つ確実に支持することができる。
又、引張金具7は、引張用炉材5の突起5aとケーシング
4との間に遊動自在に介設されている為、煉瓦壁1の膨
張・収縮による引張用炉材5の移動を可能にすると共
に、引張用炉材5が移動してもこれを均一に引張ること
になる。その結果、引張用炉材5に局部的な曲げ力が働
くこともなく、引張用炉材5の破壊を防止できる。
4との間に遊動自在に介設されている為、煉瓦壁1の膨
張・収縮による引張用炉材5の移動を可能にすると共
に、引張用炉材5が移動してもこれを均一に引張ること
になる。その結果、引張用炉材5に局部的な曲げ力が働
くこともなく、引張用炉材5の破壊を防止できる。
更に、引張金具7は、空間6に供給された冷却空気によ
って強制冷却されている為、炉内が高温であっても良好
且つ確実に冷却され、腐食を起すこともない。
って強制冷却されている為、炉内が高温であっても良好
且つ確実に冷却され、腐食を起すこともない。
尚、上記実施例に於いては、引張用炉材5を断面形状凸
形のブロック状に形成したが、引張用炉材5の形状、構
造等はこれに限定されるものではなく、耐火煉瓦壁1の
外面側へ突出する突部5aを備え、これに引張金具7を掛
止することができれば、如何なる形状及び構造のもので
あっても良い。
形のブロック状に形成したが、引張用炉材5の形状、構
造等はこれに限定されるものではなく、耐火煉瓦壁1の
外面側へ突出する突部5aを備え、これに引張金具7を掛
止することができれば、如何なる形状及び構造のもので
あっても良い。
又、上記実施例に於いては、引張金具7は、枠体7aと、
形鋼7bと、引張杆7cとで構成したが、引張金具7はこれ
に限定されるものではなく、引張用炉材5が移動できる
ようにこれをルーズな状態で引張り、且つ引張用炉材5
を均一に引張ことができれば、如何なる形状及び構造の
ものであっても良い。
形鋼7bと、引張杆7cとで構成したが、引張金具7はこれ
に限定されるものではなく、引張用炉材5が移動できる
ようにこれをルーズな状態で引張り、且つ引張用炉材5
を均一に引張ことができれば、如何なる形状及び構造の
ものであっても良い。
(考案の効果) 上述の通り、本考案の煉瓦積み炉壁の支持構造は、耐火
煉瓦壁にこれの外面側へ突出する突部を備えた引張用炉
材を設け、耐火煉瓦壁とケーシングとの間の断熱壁に引
張用炉材の突部が突出できる空間を形成し、突部とケー
シングとの間に引張金具を介設する構成とした為、引張
金具は高温になることがなく、且つ腐食性ダストに接触
し難くなる。その結果、引張金具の腐食が防止されて炉
壁の支持が確実となり、炉壁の倒壊は皆無となる。
煉瓦壁にこれの外面側へ突出する突部を備えた引張用炉
材を設け、耐火煉瓦壁とケーシングとの間の断熱壁に引
張用炉材の突部が突出できる空間を形成し、突部とケー
シングとの間に引張金具を介設する構成とした為、引張
金具は高温になることがなく、且つ腐食性ダストに接触
し難くなる。その結果、引張金具の腐食が防止されて炉
壁の支持が確実となり、炉壁の倒壊は皆無となる。
又、空間に冷却空気を供給した場合には引張金具が強制
的に冷却されるので、炉内が高温であっても引張金具が
高温になることもなく、腐食の虞れもない。
的に冷却されるので、炉内が高温であっても引張金具が
高温になることもなく、腐食の虞れもない。
第1図は本考案の実施例に係る煉瓦積み炉壁の支持構造
を採用した炉壁の概略部分縦断面図、第2図は引張用炉
材の斜視図、第3図は同じく正面図、第4図は引張金具
の斜視図、第5図は従来の支持構造を採用した炉壁の概
略部分縦断面図である。 1は耐火煉瓦壁、2は断熱壁、4はケーシング、5は引
張用炉材、5aは突部、6は空間、7は引張金具、8は冷
却空気供給管。
を採用した炉壁の概略部分縦断面図、第2図は引張用炉
材の斜視図、第3図は同じく正面図、第4図は引張金具
の斜視図、第5図は従来の支持構造を採用した炉壁の概
略部分縦断面図である。 1は耐火煉瓦壁、2は断熱壁、4はケーシング、5は引
張用炉材、5aは突部、6は空間、7は引張金具、8は冷
却空気供給管。
Claims (2)
- 【請求項1】耐火煉瓦内に引張用炉材(5)を適宜間隔
毎に配設して積み上げ形成した垂直状の耐火煉瓦壁
(1)と、耐火煉瓦壁(1)の外面側に設けた断熱壁
(2)と、断熱壁(2)の外側に設けたケーシング
(4)と、引張用炉材(5)とケーシング(4)間に遊
動可能に介設した炉壁支持用の引張金具(7)とから成
る耐火煉瓦積炉壁に於いて、前記引張用炉材(5)を耐
火煉瓦壁(1)内に埋設される本体部と、耐火煉瓦壁
(1)から外方へ突出し且つその外周面に掛止溝(9)
を設けた突部(5a)とを備えた構成とし、当該引張用炉
材(5)の突部(5a)を断熱壁(2)を貫通して形成し
た空間(6)内に収容すると共に、一方をケーシング
(4)へ係合した連結金具(7)の他方を引張用炉材
(5)の突部(5a)に設けた掛止溝(9)へ遊動可能に
係合したことを特徴とする煉瓦積み炉壁の支持構造。 - 【請求項2】断熱壁(2)の空間(6)に冷却空気供給
管(8)を接続し、前記空間(6)へ冷却空気を供給し
て引張金具(7)を冷却するように構成した請求項1に
記載の煉瓦積み炉壁の支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989035100U JPH0722595Y2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | 煉瓦積み炉壁の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989035100U JPH0722595Y2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | 煉瓦積み炉壁の支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02127936U JPH02127936U (ja) | 1990-10-22 |
JPH0722595Y2 true JPH0722595Y2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=31540166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989035100U Expired - Lifetime JPH0722595Y2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | 煉瓦積み炉壁の支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722595Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013036634A (ja) * | 2011-08-04 | 2013-02-21 | Hitachi Zosen Corp | 熱交換装置 |
KR101433616B1 (ko) * | 2014-02-12 | 2014-08-26 | 한 세이프 주식회사 | 소각로 연소실 내화벽돌 지지용 앵커 및 앵커브라켓 |
KR101682430B1 (ko) * | 2016-07-18 | 2016-12-05 | 임종환 | 블록고정앵커가 일체로 설치된 소각로용 내화블록 및 이를 이용한 소각로 설치구조 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5295937U (ja) * | 1976-01-16 | 1977-07-18 | ||
JPS6288296U (ja) * | 1985-11-25 | 1987-06-05 | ||
JPS6336821U (ja) * | 1986-08-26 | 1988-03-09 |
-
1989
- 1989-03-27 JP JP1989035100U patent/JPH0722595Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013036634A (ja) * | 2011-08-04 | 2013-02-21 | Hitachi Zosen Corp | 熱交換装置 |
KR101433616B1 (ko) * | 2014-02-12 | 2014-08-26 | 한 세이프 주식회사 | 소각로 연소실 내화벽돌 지지용 앵커 및 앵커브라켓 |
KR101682430B1 (ko) * | 2016-07-18 | 2016-12-05 | 임종환 | 블록고정앵커가 일체로 설치된 소각로용 내화블록 및 이를 이용한 소각로 설치구조 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02127936U (ja) | 1990-10-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |