JPH07224750A - 水力原動装置 - Google Patents
水力原動装置Info
- Publication number
- JPH07224750A JPH07224750A JP3536994A JP3536994A JPH07224750A JP H07224750 A JPH07224750 A JP H07224750A JP 3536994 A JP3536994 A JP 3536994A JP 3536994 A JP3536994 A JP 3536994A JP H07224750 A JPH07224750 A JP H07224750A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- impellers
- shaft
- sea
- tidal current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Water Turbines (AREA)
- Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] 湾岸地域の開発に伴う電力需要の増加に伴
い、海水を利用した水力発電を行えるようにする。 [構成] 潮流方向と直角に軸を配置する羽根車を海
面に備え、潮流により羽根車を回転させて機械的エネル
ギを発生させる。
い、海水を利用した水力発電を行えるようにする。 [構成] 潮流方向と直角に軸を配置する羽根車を海
面に備え、潮流により羽根車を回転させて機械的エネル
ギを発生させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体のもつエネルギを
軸動力という形の機械的エネルギに変換するための水力
原動装置に関する。
軸動力という形の機械的エネルギに変換するための水力
原動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、都市部の湾岸地域の開発が急速に
進められている中で、その地域でも既在の水力、火力、
原子力等の発電所で発電された電力が使用されており、
新たに発電所を増設しない限り将来的に需要に供給が追
い付かなくなってきているが、既在の水力発電は発電地
点が消費地から遠く送電面で問題があり、また火力発電
は燃料面での問題があり、原子力は安全面で問題があ
る。
進められている中で、その地域でも既在の水力、火力、
原子力等の発電所で発電された電力が使用されており、
新たに発電所を増設しない限り将来的に需要に供給が追
い付かなくなってきているが、既在の水力発電は発電地
点が消費地から遠く送電面で問題があり、また火力発電
は燃料面での問題があり、原子力は安全面で問題があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、湾岸地
域の開発に伴う電力需要の増加と、既在の発電の問題を
考慮すると、この地域で無限とも言える海水を利用した
水力発電を行うことが、最も有効な発電方法と言える
が、そのためには、水量は無限であるが落差をつけるこ
とができない海で働く水車がないと発電できない問題が
ある。
域の開発に伴う電力需要の増加と、既在の発電の問題を
考慮すると、この地域で無限とも言える海水を利用した
水力発電を行うことが、最も有効な発電方法と言える
が、そのためには、水量は無限であるが落差をつけるこ
とができない海で働く水車がないと発電できない問題が
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、海で
働く水車つまり水力原動装置を提供するもので、潮流方
向と直角に軸を配置する羽根車を海面に備え、潮流によ
り羽根車を回転させて機械的エネルギを発生させるもの
である。
働く水車つまり水力原動装置を提供するもので、潮流方
向と直角に軸を配置する羽根車を海面に備え、潮流によ
り羽根車を回転させて機械的エネルギを発生させるもの
である。
【0005】
【作 用】従って、本発明は、羽根車の大きさ及び数を
適宜選定することで、落差がない分を無限の水量でカバ
ーするから、所定の水力を得られて羽根車は回転し、こ
の羽根車の軸回転を歯車増速機等によって増速し、発電
機に与えこれを働かせることによって、海水を利用した
水力発電が行え、湾岸地域の開発に伴う電力需要の増加
に対処することができる。
適宜選定することで、落差がない分を無限の水量でカバ
ーするから、所定の水力を得られて羽根車は回転し、こ
の羽根車の軸回転を歯車増速機等によって増速し、発電
機に与えこれを働かせることによって、海水を利用した
水力発電が行え、湾岸地域の開発に伴う電力需要の増加
に対処することができる。
【0006】また、海の中に羽根車の下部のみを入れる
ように、潮位に応じて羽根車の支持高さを変換する調節
機を備えることによって、羽根車に流速が最も速くなる
海面付近の海水を作用させることができるので、羽根車
を効率よく回転させることができる。
ように、潮位に応じて羽根車の支持高さを変換する調節
機を備えることによって、羽根車に流速が最も速くなる
海面付近の海水を作用させることができるので、羽根車
を効率よく回転させることができる。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図中(1)は一本の軸(2)上で複数のドラム
(3)を串差し状に連設して成る羽根車で、各ドラム
(3)は軸(2)と一体に回転するように軸支され、そ
の各ドラム(3)の外周面に複数の羽根板(4)が等間
隔に設けられている。前記羽根車(1)は潮流と直交す
る方向に軸(2)が配置されるように、海面に複数本平
行に並べて配備される。これら各羽根車(1)は海中に
設置したコンクリートブロック等から成る基台(5)に
よって支持されるもので、各羽根車(1)両端の軸受け
(6)が連結アーム(7)によって横一列に等間隔に一
体連結され、一方前記基台(5)には油圧シリンダ等か
ら成る4基の調節機(8)が埋込まれ、各調節機(8)
の伸縮部(9)の先端で一組の羽根車(1)両端の連結
アーム(7)両端をそれぞれ支持し、基台(5)の表面
から海面までの高さをセンサにより検出し、その検出値
に基づいて各調節機(8)を制御し、海の中に各羽根車
(1)の下部のみを入れるように、潮位に応じて一組の
羽根車(1)の支持高さを上下に変換するようにしてい
る。また前記調節機(8)の調節量(L)は羽根車
(1)を配備する海域の潮位差によって適宜設定され
る。
る。図中(1)は一本の軸(2)上で複数のドラム
(3)を串差し状に連設して成る羽根車で、各ドラム
(3)は軸(2)と一体に回転するように軸支され、そ
の各ドラム(3)の外周面に複数の羽根板(4)が等間
隔に設けられている。前記羽根車(1)は潮流と直交す
る方向に軸(2)が配置されるように、海面に複数本平
行に並べて配備される。これら各羽根車(1)は海中に
設置したコンクリートブロック等から成る基台(5)に
よって支持されるもので、各羽根車(1)両端の軸受け
(6)が連結アーム(7)によって横一列に等間隔に一
体連結され、一方前記基台(5)には油圧シリンダ等か
ら成る4基の調節機(8)が埋込まれ、各調節機(8)
の伸縮部(9)の先端で一組の羽根車(1)両端の連結
アーム(7)両端をそれぞれ支持し、基台(5)の表面
から海面までの高さをセンサにより検出し、その検出値
に基づいて各調節機(8)を制御し、海の中に各羽根車
(1)の下部のみを入れるように、潮位に応じて一組の
羽根車(1)の支持高さを上下に変換するようにしてい
る。また前記調節機(8)の調節量(L)は羽根車
(1)を配備する海域の潮位差によって適宜設定され
る。
【0008】そして、前記各羽根車(1)の軸(2)の
一端はそれぞれフレキシブルジョイント及び歯車増速機
を介して発電機(図示省略)に連結されており、潮が矢
印(A)方向に流れている場合、その海水力を受けて各
羽根車(1)は矢印(A′)方向に回転し、このときの
各羽根車(1)の軸(2)回転は増速されて発電機を働
かせる。一方、潮が矢印(B)方向に流れている場合、
その海水力を受けて各羽根車(1)は矢印(B′)方向
に回転し、このときの各羽根車(1)の軸(2)回転は
増速されて発電機を働かせる。ここで、歯車増速機は軸
(2)の回転を増速する機能と、入力側の軸(2)の回
転方向が(A′)(B′)方向の何れでも出力側の軸の
回転方向を一方向に統一する機能を持っており、発電機
には常に一方向の軸回転が与えられる。上記のような水
力(潮流)発電所を、湾岸地域の開発に伴い、その湾岸
の沖に建設すれば、その地域で使用される電力は充分に
発電することができる。
一端はそれぞれフレキシブルジョイント及び歯車増速機
を介して発電機(図示省略)に連結されており、潮が矢
印(A)方向に流れている場合、その海水力を受けて各
羽根車(1)は矢印(A′)方向に回転し、このときの
各羽根車(1)の軸(2)回転は増速されて発電機を働
かせる。一方、潮が矢印(B)方向に流れている場合、
その海水力を受けて各羽根車(1)は矢印(B′)方向
に回転し、このときの各羽根車(1)の軸(2)回転は
増速されて発電機を働かせる。ここで、歯車増速機は軸
(2)の回転を増速する機能と、入力側の軸(2)の回
転方向が(A′)(B′)方向の何れでも出力側の軸の
回転方向を一方向に統一する機能を持っており、発電機
には常に一方向の軸回転が与えられる。上記のような水
力(潮流)発電所を、湾岸地域の開発に伴い、その湾岸
の沖に建設すれば、その地域で使用される電力は充分に
発電することができる。
【0009】なお、海水を利用する水力発電のため、本
発明の装置並びにその他の機器の各部品は防錆処理が施
されると共に、材質は耐食性に秀れたものが選定され
る。
発明の装置並びにその他の機器の各部品は防錆処理が施
されると共に、材質は耐食性に秀れたものが選定され
る。
【0010】
【発明の効果】叙上の如く、本発明は海水がもつエネル
ギを機械的エネルギに変換できるようにしたから、湾岸
地域の開発に伴う電力需要の増加に対処でき、湾岸地域
の開発に大きく貢献できる等の効果がある。
ギを機械的エネルギに変換できるようにしたから、湾岸
地域の開発に伴う電力需要の増加に対処でき、湾岸地域
の開発に大きく貢献できる等の効果がある。
【図1】羽根車の断面図。
【図2】羽根車の側面図。
【図3】羽根車の斜視図。
(1) 羽根車 (2) 軸 (3) ドラム (4) 羽根板 (5) 基台 (6) 軸受け (7) 連結アーム (8) 調節機 (9) 伸縮部
Claims (2)
- 【請求項1】 潮流方向と直角に軸を配置する羽根車を
海面に備え、潮流により羽根車を回転させて機械的エネ
ルギを発生させることを特徴とする水力原動装置。 - 【請求項2】 海の中に羽根車の下部のみを入れるよう
に、潮位に応じて羽根車の支持高さを変換する調節機を
備えたことを特徴とする請求項1記載の水力原動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3536994A JPH07224750A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | 水力原動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3536994A JPH07224750A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | 水力原動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07224750A true JPH07224750A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=12439992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3536994A Pending JPH07224750A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | 水力原動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07224750A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020045089A (ko) * | 2000-12-07 | 2002-06-19 | 김세환 | 조력 발전방법 |
WO2004020821A1 (en) * | 2002-08-31 | 2004-03-11 | Jang-Sik Joo | A power generator using sea water |
KR100720947B1 (ko) * | 2006-05-02 | 2007-05-23 | (주)레네테크 | 작동이 용이한 조류발전장치 |
WO2011080551A3 (pt) * | 2009-12-28 | 2011-12-08 | Hydrogerador | Hidrogerador |
CN102384010A (zh) * | 2011-07-14 | 2012-03-21 | 李富成 | 固定安装式流水能量转换机 |
CN103470434A (zh) * | 2013-10-15 | 2013-12-25 | 东南大学 | 一种具有自调节功能的海流发电装置 |
CN110700985A (zh) * | 2019-10-26 | 2020-01-17 | 葛军 | 一种具有调节功能的高效型水利发电装置 |
CN114233555A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-03-25 | 西安交通大学 | 一种基于复合襟翼海流轮机的海洋供电站及应用 |
CN114233558A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-03-25 | 西安交通大学 | 一种基于螺旋机翼复合叶片海流轮机的海洋充电站及应用 |
-
1994
- 1994-02-07 JP JP3536994A patent/JPH07224750A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020045089A (ko) * | 2000-12-07 | 2002-06-19 | 김세환 | 조력 발전방법 |
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WO2007126232A1 (en) * | 2006-05-02 | 2007-11-08 | Renetec Co., Ltd. | Easily operated tidal current power plant |
WO2011080551A3 (pt) * | 2009-12-28 | 2011-12-08 | Hydrogerador | Hidrogerador |
CN102384010A (zh) * | 2011-07-14 | 2012-03-21 | 李富成 | 固定安装式流水能量转换机 |
CN103470434A (zh) * | 2013-10-15 | 2013-12-25 | 东南大学 | 一种具有自调节功能的海流发电装置 |
CN103470434B (zh) * | 2013-10-15 | 2015-12-09 | 东南大学 | 一种具有自调节功能的海流发电装置 |
CN110700985A (zh) * | 2019-10-26 | 2020-01-17 | 葛军 | 一种具有调节功能的高效型水利发电装置 |
CN110700985B (zh) * | 2019-10-26 | 2021-11-23 | 葛军 | 一种具有调节功能的水利发电装置 |
CN114233555A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-03-25 | 西安交通大学 | 一种基于复合襟翼海流轮机的海洋供电站及应用 |
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