JPH07224673A - ロータリーエンジン - Google Patents

ロータリーエンジン

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JPH07224673A
JPH07224673A JP6039223A JP3922394A JPH07224673A JP H07224673 A JPH07224673 A JP H07224673A JP 6039223 A JP6039223 A JP 6039223A JP 3922394 A JP3922394 A JP 3922394A JP H07224673 A JPH07224673 A JP H07224673A
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rotor
housing
gear
peripheral surface
rotary engine
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弘 中村
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ロータリーエンジンに関し、圧縮比の理論上
の上限をなくすと共に、ロータ頂部を周壁面に対して面
接触とし、且つ可変圧縮を可能とし低燃費化、及びディ
ーゼルエンジン化を可能とする。 【構成】 ロータ42の各頂部は、揺動ピース62の表
面の板ばねを介してロータハウジング36の周壁面に面
接触している。ピースホルダー60は、ロータ42に対
して放射方向にスライド自在に支持され、ロータハウジ
ング36の周壁面に向け付勢されている。ロータ42の
3つの周面部にはそれぞれピストン88が配置され、ピ
ストン88は、燃焼室84の底部を構成している。サイ
ドハウジング40の外に配置された軸体が回転すると、
ナット型ウォームギア及びスクリューシャフトを介し
て、ピストンを直線方向に移動し、燃焼室の容積を変化
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリーエンジンに
関する。
【0002】
【従来の技術】ロータリー・ピストンエンジンの考え方
は、シリンダーとピストンから成るレシプロエンジンの
機構に比べ往復運動が少なく、原動機として有利と思わ
れ様々な方法が提唱された。しかし、1954年にNS
UとFelix Wankelのドイツ特許によるいわ
ゆるヴァンケルエンジンが発表されるまでは、実用に耐
え得るロータリーエンジン(回転ピストンエンジン)は
なかった。その後今日までいろいろな自動車メーカー、
原動機メーカーがロータリーエンジンを製造し、市場に
投入したが量産されているものは、マツダ株式会社(旧
東洋工業)により、自動車エンジンとして市場に出され
ているだけである。
【0003】ロータリーエンジンの基本的な構成につい
て図14,15を参照して以下に説明する。ローターハ
ウジングのペリフェラル(内周壁面)の輪郭を形成する
ペリトロコイドは、固定された基円の外周を転円が内接
して転動するとき転円に固定されたアームの先端が描く
軌跡であると定義される。ロータリーエンジンのハウジ
ングは、ローターハウジング2と一対のサイドハウジン
グ4から構成され、ハウジング内にロータ6が配置され
ている。ロータ6のハウジング内での自転及び公転周期
は、サイドハウジング4に固定された外歯歯車8と、こ
れに噛み合う、ロータ6に固定された内歯歯車10によ
って規制される。ペリトロコイドの定義によって、ロー
ターハウジング2のペリフェラル2aの輪郭には、短軸
上にくびれ2b,2cが形成され、ロータリーエンジン
駆動時、ロータ6は、アペックスシール即ちシール体1
2を介してペリフェラル2aに線接触しつつ、自転及び
公転する。ローターハウジング2には、吸気ポート1
4、排気ポート16が設けられ、且つ、スパークプラグ
18,20が設置されている。ロータ6の中心の穴には
ロータベアリング22を介して、主軸26の円柱部26
aの外周面が回転自在に嵌合し、この円柱部26aに偏
心して一体的に固設された主軸26の軸部26bが、メ
インベアリング28,30を介して、サイドハウジング
4に回転自在に支承されている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】レシプロエンジンに
対してロータリーエンジンの長所は、 a.慣性平衡がとりやすい。 b.吸排気弁が不要であり吸排気のタイミングが狂わな
い。 c.吸排気の抵抗が少ない。 d.作動室容積に対し外形寸法が小さく、重量も少な
い。 e.高出力の為の高速回転に適している。
【0005】これに対して、短所は、 a.吸排気がペリフェラルポートの場合、作動行程がオ
ーバーラップする割合が大きい。即ち、膨張が終わる前
に排気を始める又は排気が終わる前に吸気が始まる。 b.アペックスシールはローターハウジングと基本的に
線接触である為に点火プラグ、燃料噴射ノズル又吸排気
ポートを跨ぐとき、他の作動室に吹き抜けを生じる。 c.ローターハウジングが短軸上において括れる為、特
に圧縮上死点において図14に示すように燃焼室がN1
とN2に分割され。又圧縮容積Vに対し表面積Sが大き
く、同容積のレシプロエンジンに比べ、2倍近く大き
い。特に低回転、低負荷(アイドリング及び自動車の場
合のノロノロ運転の場合)失火等の回転のバラツキが起
り易いし、それを防ぐ為にオットー方式(ガソリンエン
ジン)の場合混合比をより「リッチ」(燃料を多めに)
にしなければならない。 d.燃料室の比表面積の大きさと形状の偏平の為空燃比
が「リッチ」になると、残留、未燃焼ガスの比率が大き
くなり、燃費が悪くなる。 e.理論圧縮比(圧縮比の上限)が低く、実用上適当と
思われるトロコイド定数Kが6〜8では圧縮比が15〜
21である。ローターハウジングの括れの為に圧縮上死
点において、燃焼室が分割されるのを防ぐ為にロータの
弓形輪郭の部分に凹み32が作られるが、当然この容積
は含まれていない。したがって、圧縮着火(ディーゼル
化)に必要な高圧縮比(18以上)は実用上不可能であ
る。尚、トロコイド定数Kは次のように定義します。ロ
ータの中心よりロータの頂点までの長さをR、自転しな
がら公転するロータの公転半径をe(ロータの主軸に対
する偏心量)としたとき K=R/e f.吸入、圧縮、燃焼膨張、排気の4行程が、ローター
ハウジングの特定の場所で行われる為、エンジン本体の
温度の偏りが大きく、熱応力の対策がむづかしい。
【0006】上記のように、数々の特徴を持ったロータ
リーエンジンであるが、その普及を妨げているものは、
効率(燃費)がレシプロエンジンに比べ多少悪いこと
と、もう一つ、ディーゼルエンジンに実用上出来ないこ
とが最大の原因と思われる。したがって、本発明は、デ
ィーゼル方式の実現する可能性を含めロータリーエンジ
ンの燃費を良くすることを主たる目的とするものであ
る。上記目的を達成するには、上記a,b,c,d,
e,fの各短所を下記に示すように除けば良い。
【0007】a.吸排気のオーバーラップを防ぐ為には
吸気をサイドハウジングに作る方法もあるがアペックス
シールの代わりに面接触のシール体に変える。これによ
りガスシール(気密性)も良くなるし、点火プラグ及び
噴射ノズル孔や、シ−ル体が吸排気ポートを跨ぐときの
ガスの吹抜けも防げる。 b.圧縮上死点と排気上死点において、ローターハウジ
ングの短軸上にある括れ2b,2cによる、圧縮上死点
の燃焼室の分割を防ぐ為、ロータ弓形輪郭部分に凹み3
2をつくるのではなく、ローターハウジングの短軸上の
括れをなくす。又、ロータの弓形輪郭周面部分を張り出
させて圧縮上死点及び排気上死点、特に圧縮上死点にお
いてローターハウジングとロータを密着(スキッシュエ
リアを作る)させる。そして、ロータの適当な位置にコ
ンパクトな(S/V比の小さな)凹みを作り、圧縮混合
気がより大きなスワールを起こすようにすれば残留未燃
焼ガスを少なくし、より大きな圧縮比(オットー方式:
電気火花着火の場合)が可能になり、また低回転高負荷
時のノッキングも防ぐことができる。 c.負荷の変動に応じロータの凹みの深さを変えると
(機械的な圧縮比を変えると)、低回転高負荷と低負
荷、高回転低負荷と高負荷の全ての条件の下で高い効率
を発揮することができる。 d.前項b,cにより、低燃費の為の希薄燃焼(リーン
バーン)においても尚一層の希薄燃焼が安定、容易に行
われる。 e.ロータリーエンジンはローターハウジングの特定な
場所で各行程が行われるので、部分負荷(低負荷)の場
合、吸気行程でのポンピング損失を少なくする為には、
スロットル弁を絞らずにローターハウジングの圧縮行程
が行われる適当な場所に「ウエストポート」(逃口)を
設置する。圧縮行程が適当に進んだとき、このウエスト
ポートが閉じるようにウエストポートをコントロールす
れば吸気損失(ポンピングロス)の軽減と、圧縮行程よ
り、燃焼膨張行程を大きくでき、尚一層の効率が向上す
る。
【0008】
【問題点を解決する手段】
(1)本発明は、上記問題点を解決するため、吸気ポー
ト排気ポート及びスパークプラグ用などの開口部を有す
るローターハウジングとこれの両側に配設されたサイド
ハウジングとから成るハウジングと、前記サイドハウジ
ングに固設された外歯歯車と、3つの頂部と該頂部間に
形成された3つの弓状の周面と該周面に開口する燃焼室
とを有する前記ハウジング内に配置されたロータと、該
ロータの側面の中央部に前記外歯歯車と噛み合うように
固設された内歯歯車と、前記ロータの中心に回転自在に
嵌合する円柱部と該円柱部に対し偏心した軸部とを有し
該軸部が前記サイドハウジングに前記外歯歯車の中心に
位置して回転自在に支承された主軸とを備え、前記ロー
ターハウジングの内周面と前記サイドハウジングの内壁
面と前記ロータの各周面で囲まれた作動室で行われる吸
入、圧縮、燃焼膨張、排気行程により、前記外歯歯車と
内歯歯車に規制されて前記ロータが前記ハウジング内で
公転しつつ自転するようにしたロータリーエンジンにお
いて、前記ローターハウジングの周面の断面形状を短軸
上にくびれのない楕円形とし、前記ロータの各周面の曲
率を前記ローターハウジングの短軸上のくびれのない周
面の曲率に略一致させるとともに、前記ロータの各頂部
に放射方向にスライド自在に且つ放射方向に付勢してシ
ール体を配設し、前記ロータの頂部が前記ローターハウ
ジングの短軸上の周面部分に移動したとき前記シール体
が放射方向にスライドして前記ロータの各頂部の前記シ
ール体を介した前記ローターハウジングの周面に対する
当接状態が保持されるようにしたものである。 (2)本発明は、上記問題点を解決するため、前記シー
ル体を、前記ロータ頂部に形成されたガイド穴に放射方
向にスライド自在に嵌合し且つ放射方向に付勢されたピ
ースホルダーと、該ピースホルダーに前記サイドハウジ
ングに対して平行な平面内で回転自在に保持され表面に
弓状の板ばねが取り付けられた揺動ピースとで構成し、
前記揺動ピースの表面を前記ローターハウジングの周面
に面接触させたものである。 (3)本発明は、上記問題点を解決するため、前記揺動
ピースの表面にローラベアリングを回転自在に設け、前
記板ばねとともに前記ローラベアリングを前記ローター
ハウジングの内周面に接触させたものである。 (4)本発明は、上記問題点を解決するため、前記燃焼
室の容積を外部の駆動力によって変化させる可変圧縮機
構を設けたものである。 (5)本発明は、上記問題点を解決するため、前記可変
圧縮機構を、前記ロータの前記内歯歯車取付側とは反対
側の側面に回転自在に支承され、前記内歯歯車と同径同
歯数の第2の内歯歯車が形成されたリングと、前記一対
のサイドハウジングのうち前記外歯歯車固定側とは反対
側のサイドハウジングに回転可能に支承され、前記第2
の内歯歯車に噛み合う前記外歯歯車と同径同歯数の第2
の外歯歯車を有する管状体と、前記燃焼室の底部を構成
し前記燃焼室内の容積を可変する方向に移動可能に前記
燃焼室内に支持されたピストンと、前記リングの回転運
動を前記ピストンの直線方向の移動運動に変換する運動
変換機構とより構成し、前記管状体を前記ハウジングの
外部の駆動力によって回転し、この管状体の回転によっ
て前記ピストンを移動し前記燃焼室の容積を変化させる
ようにしたものである 。(6)本発明は、上記問題点を解決するため、前記吸
気ポートの下流側に位置させてコントロールバルブによ
って開閉制御されるウエストポートを前記ローターハウ
ジングの内周面に複数開口させ、前記各ウエストポート
を前記ハウジングに形成したチャンバーを介して前記吸
気ポートに連通したものである。
【0009】
【作用】
(1)圧縮上死点及び排気上死点、特に圧縮上死点にお
いて、ロータの周面が、ローターハウジングの内周面に
密着又は近接し、大きな圧縮比が得られ、未燃焼ガスが
少なくなり、又、低回転高負荷時において、ノッキング
が生じない。 (2)揺動ピース表面のローターハウジング内周面との
面接触により、ガスシールが良好となるとともに、揺動
ピースが点火プラグ又は噴射ノズル孔や、吸排気ポート
を跨ぐとき、ロータの頂部を境とする作動室間におい
て、ガスが吹き抜けることがない。 (3)揺動ピースがローターハウジングの内周面に沿っ
て高速で移動するときの、摺動抵抗がローラベアリング
によって減少し、揺動ピースはスムーズにローターハウ
ジングの周面に面接触しつつ高速で移動する。 (4)圧縮比を変えることで低回転から高回転、低負荷
から高負荷まで常に高い効率で運転できる。 (5)ロータ回転時、ロータとリングとの相対的位置関
係は変化しない。このリングを、第2の外歯歯車を外部
操作力によって回転させることにより、回転させると、
ピストンが移動して、ロータ周面に開口する燃焼室の容
積が変化する。 (6)ウエストポートのコントロールバルブを負荷に応
じ吸気ポートの手前から順番に開放してゆくと、シール
体が開放されたウエストポートを通過するまで、吸気は
作動室より排出され圧縮行程に実質的に利用される吸気
量が制御される。
【0010】
【実施例】以下に本発明の構成を添付図面に示す実施例
を参照して詳細に説明する。図6において、34はロー
タリーエンジンのハウジングであり、ローターハウジン
グ36とサイドハウジング38,40とから構成されて
いる。前記ローターハウジング36の内周壁面(ペリフ
ェラル面)は、その中央縦断面形状が、短軸上にくびれ
が存しない楕円形に形成されている。本発明において、
ペリフェラル面の楕円形は、その接線が楕円形の内側に
入り込まないように構成され、且つ、楕円形の短軸近傍
の曲率は、ロータ42の頂部がペリフェラル面の短軸上
に位置したとき、該頂部とペリフェラル面との間に形成
されるギャップが大きくなり過ぎないように、適宜な値
に設定されている。前記サイドハウジング38,40に
は管状体44,46が同軸上に支承されている。一方の
管状体44の鍔部はサイドハウジング38に固定され、
他方の管状体46の外周面は、前記サイドハウジング4
0の穴に軸方向にずれないように回転自在に嵌合してい
る。52は主軸であり、円柱部52aとこれに対して偏
心した軸部52bとから構成されている。
【0011】前記管状体44,46の内径部には、主軸
52の軸部52bの外周面がメインベアリング48,5
0を介して回転自在に嵌合している。前記円柱部52a
の外周面は、ロータ42の中央の穴にメタルベアリング
を介して回転自在に嵌合している。前記管状体44の一
方側には、ロータ42の自転及び公転周期を規制するた
めの外歯歯車56が固設されている。59は、ロータ4
2の自転公転を規制するための内歯歯車であり、前記ロ
ータ42の側面の中央部に固設されている。前記内歯歯
車59に前記外歯歯車56が噛み合っている。前記ロー
タ42の弓形輪郭周面から成るピストンヘッド42a,
42b,42cは、短軸近傍のペリフェラル面の曲率と
同一に設定され、これにより、図1及び図3に示すよう
に、前記ロータ42の弓形輪郭周面は、排気、圧縮行程
完了時、前記ローターハウジング36の短軸近傍のペリ
フェラル面に密着する。前記ロータ42の3つの各頂部
には、放射方向即ち、ロータ42の中心と各頂部を結ぶ
線分に沿った方向にガイド面を有するガイド穴58が形
成され、該各ガイド穴58にピースホルダー60が前記
ガイド穴58にスライド自在に保持されている。
【0012】前記ピースホルダー60は、図5及び図1
0に示すように、箱状に形成され、前記ガイド穴58の
ガイド面58a,58bと接する前後と、前記サイドハ
ウジング38,40の内壁面に接する両側面と、底面と
ピース保持面60aとから構成されている。前記ピース
ホルダー60は、2個のパーツ60b,60cから構成
され、これらは、図5,図13に示すように、くし歯状
に噛み合って結合している。前記くし歯状の結合部の凸
部と凹部とのスライド作用によって、前記パーツ60
b,60cは、図5中、左右方向即ち、ロータ42の厚
み方向に伸縮自在に構成され、図示しないスプリング力
によって、前記パーツ60b,60cは、互いに、前記
くし歯の案内に沿って離反する方向に付勢されている。
この付勢力によって、ピースホルダー60の両側面は、
前記サイドハウジング38,40の内壁面に密着する。
このピースホルダー60の両側面は、ピストンリングの
役割を果たすことができる。前記ピース保持面60a
は、断面弓状の凹曲曲から成り、これに揺動ピース62
の底部の突出曲が前記サイドハウジング38,40の内
壁面に平行な平面内で回転自在に密着嵌合している。
【0013】前記揺動ピース62の表面は、断面弓状の
表面板62aと、片側部分Kが前記表面板62aに固着
された断面弓状の板ばね62bとから構成され、前記板
ばね62bのわん曲面は、前記表面板62aのわん曲面
より所定間隔浮き上がっている。前記表面板62aの両
側に開口部が形成され、該開口部が形成され、該開口部
に、前記揺動ピース62内に回転自在に軸支されたロー
ラベアリング68,70がそれぞれ一対づつ配置されて
いる。前記ローラベアリング68,70は、前記サイド
ハウジング38,40の内壁面に垂直な軸線を中心とし
て回転自在に支承され、それらの表面は、前記表面板6
2aの表面より若干突出して配置されている。前記揺動
ピース62の板ばね表面は、前記ピースホルダー60
を、ロ−タ42の中心とロ−タの頂点を結ぶ軸線の延長
線上即ちロ−タ42の放射方向に付勢するスプリング
(図示省略)の弾発力により、ローラベアリング68,
70とともに、ローターハウジング36のペリフェラル
面に面接触している。
【0014】前記表面板62aの前後には、図11に示
すようにガスシール72,74が突出方向に付勢されて
配設され、主に揺動ピース62とペリフェラル面間のガ
スシールを受け持っている。64,66は、揺動ピース
62の両側面と底面に配設されたガスシールであり、主
に、揺動ピース62とサイドハウジング38,40間の
ガスシール及び揺動ピース62とピースホルダー60間
のガスシールを受け持っている。 図8及び図9におい
て、コーナーシール76は、ガイド穴58のガイド面に
設けたホルダーラインシール78と、ロータ42の両側
面に設けた弓形ラインシール80との切れ目をなくすた
めのものであり、ばね82によって突出方向に付勢され
ている。前記ピースホルダー60と揺動ピース62は、
シール体を構成している。尚、本発明の実施に際し、シ
−ル体は、従来の線接触型のアペックスシ−ルを用い、
これを、ロ−タの放射方向にスライド自在且つ放射方向
に付勢した構成としても良い。
【0015】本発明において、ローターハウジング36
は、ペリフェラル面のくびれが除かれている。そのため
短軸上のペリフェラル面を揺動ピース62が通過すると
きロータ42の頂部とペリフェラル面との間のギャップ
の拡大を埋めるために、ピースホルダー60がガイド穴
58のガイド面に沿って放射方向にスライドする。前記
ホルダーラインシール78は、このときの、このスライ
ド面のガスシールを受け持っている。前記弓形ラインシ
ール80は、ロータ42とサイドハウジング38,40
の内壁面とのガスシールを受け持っている。
【0016】次に、図6及び図7を参照して、可変圧縮
機構について説明する。本発明において、可変圧縮は、
ロータ42の3つの頂部間の3つの弓状表面即ちピスト
ンヘッド42a,42b,42cにそれぞれ設けた燃焼
室84の容積を変えることによって行っている。各ピス
トンヘッド42a,42b,42cの可変圧縮機構は、
図6に示す歯車86の回転をピストン88の直線移動運
動に変換するものであり、この機構はいづれも同一であ
る。90は前記ピストンヘッド42a,42b,42c
ごとにロータ42に固設されたシリンダであり、ロータ
42の表面に開口している。92は、ロータ42に回転
自在且つ軸方向に移動自在に支承されたスクリューシャ
フトであり、これに前記シリンダ90にスライド自在に
且つ回転しないように配置されたピストン88が固設さ
れている。前記ピストン88の表面と前記シリンダ90
で囲まれた凹みが燃焼室84を構成している。96は前
記ロータ42に軸方向にずれないように回転自在に支承
されたナット型ウォームギアであり、内径部のナット部
分が前記スクリューシャフト92に螺合している。
【0017】94はロータ42に、その軸方向に移動し
ないように回転自在に支承された軸体であり、前記スク
リューシャフト92に対して直角に配置されている。前
記軸体94には、ウォーム98と歯車86が固定され、
該ウォーム98は、前記ウォームギア96と噛み合って
いる。100は、ロータ42の他方の面に、軸方向に移
動しないように回転自在に前記ロータ42の一方の面び
内歯歯車59と中心を一致させて支承されたリングであ
り、これに2つの内歯歯車102,104が設けられて
いる。一方の内歯歯車102には、前記軸体94に固着
された歯車86が噛み合っている。他方の内歯歯車10
4は、前記内歯歯車59と同径同歯数に構成されてい
る。前記管状体46には、前記外歯歯車56と中心、
径、及び歯数が同一な、外歯歯車106が形成され、該
外歯歯車106は、前記内歯歯車104と噛み合ってい
る。
【0018】108は適宜な固定部材(図示省略)に回
転自在に支承された軸体であり、コンピュータ(図示省
略)によって制御されるモータなどの駆動装置(図示省
略)に連結している。前記軸体108にウォーム110
が固着され、該ウォーム110は、前記管状体46に固
設されたウォームギア112に噛み合っている。以上が
可変圧縮機構を構成し、ロータ42側の3つの歯車86
は、120度の角度間隔を存して前記内歯歯車86にそ
れぞれ噛み合っている。図1において、114,11
6,118,120は、吸気ポート122の下流側にこ
れに隣接して形成されたウエストポートであり、ロータ
ーハウジング36に形成されたチャンバー124に連通
し、該チャンバー124は吸気ポート122に連通して
いる。前記ウエストポート114,116,118,1
20には、それぞれコントロールバルブV1,V2,V
3,V4の弁体126,128,130,132が配置
されている。前記コントロールバルブV1,V2,V
3,V4は、それぞれ、コンピュータにより制御される
駆動装置(図示省略)に連結している。134は排気ポ
ート、136はローターハウジング36に装置されたス
パークプラグである。ロータリーエンジンをディーゼル
エンジンとして使用する場合には、スパークプラグ13
6の替りに燃料噴射ノズルが取り付けられる。
【0019】次に本実施例の作用について説明する。ロ
ータ42の3つの頂部に配置された揺動ピース62の各
表面は、それぞれペリフェラル面に面接触しつつ、ロー
タリーエンジンの吸気・圧縮・燃焼、膨張・排気行程に
より、ペリフェラル面に沿って移動する。ロータ42の
回転に伴うロータ42各頂部の向きの変化に応じて、揺
動ピース62は、サイドハウジング38,40の内壁面
に対して平行な平面内において、ピースホルダー60に
対して相対的に回転し、これにより、揺動ピース62表
面のペリフェラル面に対する面接触状態が保持される。
ペリフェラル面の短軸上近傍と長軸上近傍における曲率
の偏差は、揺動ピース62表面の板ばね62bの弾力性
によって補償され、揺動ピース62表面とペリフェラル
面との間の良好な面接触が保持される。また、ペリフェ
ラル面から、くびれを除去したことに伴う、短軸上にお
ける揺動ピース62表面とペリフェラル面との間に形成
される理論上の隙間は、図1及び図3に示すように、ピ
ースホルダー60が付勢突出方向即ち放射方向にばね力
でロータ42のガイド穴58に沿って移動することによ
って除去され、揺動ピース62表面とペリフェラル面と
の間の面接触が保持される。
【0020】図1は、ロータ42の3つのピストンヘッ
ド42a,42b,42cのうち、ピストンヘッド42
aが排気上死点(排気完了点)に位置している状態を示
している。図2は、ピストンヘッド42aが吸気下死点
(吸気完了点)に位置している状態を示している。図3
は、ピストンヘッド42aが圧縮上死点(圧縮完了点)
に位置している状態を示している。図4は、ピストンヘ
ッド42aが燃焼、膨張下死点(膨張完了点)に位置し
ている状態を示している。ロータリーエンジン駆動時、
負荷に応じ、ウエストコントロールバルブV1,V2,
V3,V4が制御され、ウエストポートが114,11
6,118,120の順で開放される。これにより、揺
動ピース62が、開放されたウエストポート114,1
16,118,120を通過するまで、吸気はピストン
ヘッド上の作動室よりチャンバー124を経て排出さ
れ、圧縮行程に実質的に利用される吸気量が適正な値に
加減される。
【0021】ロータ42の回転中、ロータ42に対する
リング100の回転角は変化しない。これを以下に説明
する。ロータ42の自転及び公転は、内歯歯車59と外
歯歯車56との噛み合いによって規制される。従って、
ロータ42の他方の面に配置された内歯歯車104も、
内歯歯車59の中心の公転周期円と同一の軌跡で公転す
る。このとき、内歯歯車100は、その公転に伴い、外
歯歯車106との噛み合いによって自転するがこの自転
運動は、内歯歯車59の自転運動即ちロータ42の自転
運動と同期する。そのため、リング100は、ロータ4
2の回転中、ロータ42に対して相対的に静止状態を保
持し、その回転角は、ロータ42に対して変化しない。
【0022】次に可変圧縮動作について説明する。コン
ピュータの制御によって軸体108が回転すると、この
回転は、ウォーム110とウォームホイール112、外
歯歯車106、内歯歯車104、内歯歯車86、歯車8
6、ウォーム98を経てナット型ウォームギア96に伝
達され、ナット型ウォームギア96が回転する。この回
転によりスクリューシャフト92が軸方向に移動し、ピ
ストン88が移動して、燃焼室84の容積が変化する。
この変位量は軸体108の回転変位量のみに依存する。
【0023】
【効果】本発明は、上述の如く、ローターハウジングの
くびれを除去したので高圧縮比を実現することができ
る。また、ロータの各頂部をローターハウジングに対し
て面接触としたので従来の線接触に比し吸排気行程のオ
ーバーラップを少なくすることができる。また、機械的
な圧縮比を運転状況に応じて自由に変えることができる
ので低回転から高回転、低負荷から高負荷まで、常に高
い効率で運転することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロータリーエンジンの縦断面図である。
【図2】ロータリーエンジンの縦断面図である。
【図3】ロータリーエンジンの縦断面図である。
【図4】ロータリーエンジンの縦断面図である。
【図5】揺動ピースの概略外観図である。
【図6】ロータリーエンジンを他の方向から切った縦断
面図である。
【図7】ロータの断面図である。
【図8】ロータの一部外観図である。
【図9】図8のロータを矢方向Aから見たロータの断面
図である。
【図10】揺動ピースの断面図である。
【図11】図10の揺動ピースを矢方向Bから見た揺動
ピースの一部平面図である。
【図12】図11の揺動ピースを矢方向Cから見た揺動
ピースの側面断面図である。
【図13】ピースホルダーの底面図である。
【図14】従来技術の断面図である。
【図15】他の方向から切った従来技術の断面図であ
る。
【符号の説明】
2 ローターハウジング 4 サイドハウジング 6 ロータ 8 外歯歯車 10 内歯歯車 2b くびれ 2c くびれ 12 シール体 14 吸気ポート 16 排気ポート 18 スパークプラグ 20 スパークプラグ 22 ロータベアリング 26 主軸 28 メインベアリング 30 メインベアリング 32 凹み 34 ハウジング 36 ローターハウジング 38 サイドハウジング 40 サイドハウジング 42 ロータ 44 管状体 46 管状体 48 メインベアリング 50 メインベアリング 52 主軸 56 外歯歯車 58 ガイド穴 59 内歯歯車 60 ピースホルダー 62 揺動ピース 64 ガスシール 66 ガスシール 68 ローラベアリング 70 ローラベアリング 72 ガスシール 74 ガスシール 76 コーナーシール 78 ホルダーラインシール 80 弓形ラインシール 82 ばね 84 燃焼室 86 歯車 88 ピストン 90 シリンダ 92 スクリューシャフト 94 軸体 96 ナット型ウォームギア 98 ウォーム 100 リング 102 内歯歯車 104 内歯歯車 106 外歯歯車 108 軸体 110 ウォーム 112 ウォームギア 114 ウエストポート 116 ウエストポート 118 ウエストポート 120 ウエストポート 122 吸気ポート 124 チャンバー 126 弁体 128 弁体 130 弁体 132 弁体 134 排気ポート 136 スパークプラグ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気ポート排気ポート及びスパークプラ
    グ用などの開口部を有するローターハウジングとこれの
    両側に配設されたサイドハウジングとから成るハウジン
    グと、前記サイドハウジングに固設された外歯歯車と、
    3つの頂部と該頂部間に形成された3つの弓状の周面と
    該周面に開口する燃焼室とを有する前記ハウジング内に
    配置されたロータと、該ロータの側面の中央部に前記外
    歯歯車と噛み合うように固設された内歯歯車と、前記ロ
    ータの中心に回転自在に嵌合する円柱部と該円柱部に対
    し偏心した軸部とを有し該軸部が前記サイドハウジング
    に前記外歯歯車の中心に位置して回転自在に支承された
    主軸とを備え、前記ローターハウジングの内周面と前記
    サイドハウジングの内壁面と前記ロータの各周面で囲ま
    れた作動室で行われる吸入、圧縮、燃焼膨張、排気行程
    により、前記外歯歯車と内歯歯車に規制されて前記ロー
    タが前記ハウジング内で公転しつつ自転するようにした
    ロータリーエンジンにおいて、前記ローターハウジング
    の周面の断面形状を短軸上にくびれのない楕円形とし、
    前記ロータの各周面の曲率を前記ローターハウジングの
    短軸上のくびれのない周面の曲率に略一致させるととも
    に、前記ロータの各頂部に放射方向にスライド自在に且
    つ放射方向に付勢してシール体を配設し、前記ロータの
    頂部が前記ローターハウジングの短軸上の周面部分に移
    動したとき前記シール体が放射方向にスライドして前記
    ロータの各頂部の前記シール体を介した前記ローターハ
    ウジングの周面に対する当接状態が保持されるようにし
    たことを特徴とするロータリーエンジン。
  2. 【請求項2】 前記シール体を、前記ロータ頂部に形成
    されたガイド穴に放射方向にスライド自在に嵌合し且つ
    放射方向に付勢されたピースホルダーと、該ピースホル
    ダーに前記サイドハウジングに対して平行な平面内で回
    転自在に保持され表面に弓状の板ばねが取り付けられた
    揺動ピースとで構成し、前記揺動ピースの表面を前記ロ
    ーターハウジングの周面に面接触させたことを特徴とす
    る請求項1に記載のロータリーエンジン。
  3. 【請求項3】 前記揺動ピースの表面にローラベアリン
    グを回転自在に設け、前記板ばねとともに前記ローラベ
    アリングを前記ローターハウジングの内周面に接触させ
    たことを特徴とする請求項2に記載のロータリーエンジ
    ン。
  4. 【請求項4】 前記燃焼室の容積を外部の駆動力によっ
    て変化させる可変圧縮機構を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載のロータリーエンジン。
  5. 【請求項5】 前記可変圧縮機構を、前記ロータの前記
    内歯歯車取付側とは反対側の側面に回転自在に支承さ
    れ、前記内歯歯車と同径同歯数の第2の内歯歯車が形成
    されたリングと、前記一対のサイドハウジングのうち前
    記外歯歯車固定側とは反対側のサイドハウジングに回転
    可能に支承され、前記第2の内歯歯車に噛み合う前記外
    歯歯車と同径同歯数の第2の外歯歯車を有する管状体
    と、前記燃焼室の底部を構成し前記燃焼室内の容積を可
    変する方向に移動可能に前記燃焼室内に支持されたピス
    トンと、前記リングの回転運動を前記ピストンの直線方
    向の移動運動に変換する運動変換機構とより構成し、前
    記管状体を前記ハウジングの外部の駆動力によって回転
    し、この管状体の回転によって前記ピストンを移動し前
    記燃焼室の容積を変化させるようにしたことを特徴とす
    る請求項4に記載のロータリーエンジン。
  6. 【請求項6】 前記吸気ポートの下流側に位置させてコ
    ントロールバルブによって開閉制御されるウエストポー
    トを前記ローターハウジングの内周面に複数開口させ、
    前記各ウエストポートを前記ハウジングに形成したチャ
    ンバーを介して前記吸気ポートに連通したことを特徴と
    する請求項1に記載のロータリーエンジン。
  7. 【請求項7】 吸気ポート排気ポート及びスパークプラ
    グ用などの開口部を有するローターハウジングとこれの
    両側に配設されたサイドハウジングとから成るハウジン
    グと、前記サイドハウジングに固設された外歯歯車と、
    3つの頂部と該頂部間に形成された3つの弓状の周面と
    該周面に開口する燃焼室とを有する前記ハウジング内に
    配置されたロータと、該ロータの側面の中央部に前記外
    歯歯車と噛み合うように固設された内歯歯車と、前記ロ
    ータの中心に回転自在に嵌合する円柱部と該円柱部に対
    し偏心した軸部とを有し該軸部が前記サイドハウジング
    に前記外歯歯車の中心に位置して回転自在に支承された
    主軸とを備え、前記ローターハウジングの内周面と前記
    サイドハウジングの内壁面と前記ロータの各周面で囲ま
    れた作動室で行われる吸入、圧縮、燃焼膨張、排気行程
    により、前記外歯歯車と内歯歯車に規制されて前記ロー
    タが前記ハウジング内で公転しつつ自転するようにした
    ロータリーエンジンにおいて、前記燃焼室の容積を外部
    の駆動力によって変化させる可変圧縮機構を設け、該可
    変圧縮機構を、前記ロータの前記内歯歯車取付側とは反
    対側の側面に回転自在に支承され、前記内歯歯車と同径
    同歯数の第2の内歯歯車が形成されたリングと、前記一
    対のサイドハウジングのうち前記外歯歯車固定側とは反
    対側のサイドハウジングに回転可能に支承され、前記第
    2の内歯歯車に噛み合う前記外歯歯車と同径同歯数の第
    2の外歯歯車を有する管状体と、前記燃焼室の底部を構
    成し前記燃焼室内の容積を可変する方向に移動可能に前
    記燃焼室内に支持されたピストンと、前記リングの回転
    運動を前記ピストンの直線方向の移動運動に変換する運
    動変換機構とより構成し、前記管状体を前記ハウジング
    の外部の駆動力によって回転し、この管状体の回転によ
    って前記ピストンを移動し前記燃焼室の容積を変化させ
    るようにしたことを特徴とするロータリーエンジン。
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