JPH07224307A - 高炉の冷却に供せられる配管などの補修方法 - Google Patents

高炉の冷却に供せられる配管などの補修方法

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JPH07224307A
JPH07224307A JP6037951A JP3795194A JPH07224307A JP H07224307 A JPH07224307 A JP H07224307A JP 6037951 A JP6037951 A JP 6037951A JP 3795194 A JP3795194 A JP 3795194A JP H07224307 A JPH07224307 A JP H07224307A
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 高炉炉底部に埋められた冷却配管に溝蝕など
により冷却水漏れが生じたときに、冷却されたままで冷
却水漏れを補充でき、補修後には冷却能力新規な冷却配
管の冷却能力の程度まで回復し、炉底部の耐火物の侵食
を防止できると共に、高炉の寿命を大巾に長くすること
ができる高炉の冷却に供せられる配管などの補修方法を
提案する。 [構成] 高炉の冷却に供せられる配管2で冷却水の漏
れが知検されたとき、配管2の炉外側の入口部に先導子
6を挿入し、この先導子6に高圧流体12を当てて、配
管2内において先導子6に先導させてリ−ドワイヤ7を
通し、その後、このリ−ドワイヤ7を利用して冷却内管
8を敷設し、この冷却内管8と配管2の間に、不定形耐
火物9を圧入充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高炉の冷却に供せられる
配管などの補修方法に係り、詳しくは、例えば、高炉炉
底部に埋められた冷却配管に溝蝕などにより冷却水漏れ
が生じたときに、冷却されたままで冷却水漏れを補充で
き、補修後には冷却能力新規な冷却配管の冷却能力の程
度まで回復し、炉底部の耐火物の侵食を防止できると共
に、高炉の寿命を大巾に長くすることができる高炉の冷
却に供せられる配管などの補修方法に係る。
【0002】なお、以下において高炉の炉底部に冷却さ
れる冷却配管を中心に説明するが、本発明はこの例のほ
かに、高炉の他部で冷却用に供せられる配管はいずれに
も適用でき、例えば、側壁部の冷却に供せられるステ−
ブの鋳込み管などにも適用できる。
【0003】
【従来の技術】一般に、高炉の炉床部は耐溶銑性、耐溶
融スラグ性ならびに冷却効果の面からカ−ボン系耐火物
を主体とした構造がとられている。
【0004】炉床部では、側壁部は全てカ−ボンブロッ
クから構成され、炉底部の上部がカ−ボンブロック、下
部がシャモット質レンガから成る構造が多く採用されて
いたが、最近は、図9に示すように、全体がカ−ボンブ
ロック1で築炉された構造が多く採用されている。
【0005】この炉底部は高炉で最も高温にさらされる
ため、その熱により基礎コンクリ−トが破損されるた
め、炉底面は冷却され、基礎コンクリ−トを保護してい
る。
【0006】しかし、最近は、この炉底面の冷却は基礎
コンクリ−トの保護とともに、炉底部そのものを冷却す
る構造がとられ、冷却手段としては、炉底部の最下部に
レンガダクトを設け、これで炉底面を強制空冷するも
の、H形鋼や鋼板より構成されるダクトを設け、これを
炉底面を強制空冷または水冷するものなどが実施されて
いたが、最近では、図8に示すように、炉底部の最下部
に配管を冷却してこの冷却配管2を水冷するものが採用
されている。
【0007】この冷却配管2は、図9に示すように、炉
底面全体にわたって冷却され、高炉の直径が16m以上
にも達することから、炉内に冷却される冷却部分が相当
に長くなり、配管そのものも、図9に示すように、相当
屈曲し、この部分に水漏れなどが生じると、それを補修
することは事実上不可能であると云われている。
【0008】しかしながら、この冷却手段であると、配
管を冷却するところから、この冷却配管のところに溝蝕
などにより水漏れが発生して、冷却効果が失なわれる
と、高炉寿命が大巾に短かくなる。このため、水漏れが
発生する配管の冷却部分を補修することになるが、この
補修には炉底部のレンガ積み構造をこわし、冷却配管2
を露出させる必要が生じるが、これが大変な作業となっ
て操業停止期間も長くなって生産性の上からもその改善
が望まれている。
【0009】ちなみに、図8は高炉炉底部の断面図であ
り、図9はそれの冷却に供せられる冷却配管の配置を平
面として示す配置図である。
【0010】図8ならびに図9からわかる通り、高炉の
炉外に給水ダクト4が配置され、この給水ダクト4には
多数、例えば54本もの配管2が接続されている。この
ため、給水ダクト4から供給される冷却水は配管2に入
り、図9の矢印方向に冷却配管2内を通って排水側に排
出され、この間に炉底面ならびに基礎コンクリ−トを冷
却する。排出された冷却水は炉外の排水樋5を経て排出
される。
【0011】以上の通り、冷却に供せられる冷却配管2
は、図9からわかる通り、冷却配管2は屈曲部分が多
く、炉底部に冷却される冷却される冷却部分でも、ほと
んどが屈曲されている。(なお、図9において符号61
は高炉鉄皮を示す。)また、このように途中で屈曲しか
つ非常に複雑な形状をなす冷却配管は一つの高炉で50
〜60本ぐらい必要とし、1本の長さも25mに及び、
炉内の冷却部分は16〜17mに達する。
【0012】このため、この配管に水漏れが発生したと
きに、水漏れ部分が炉外部分のときはその水漏れを容易
に補修できるが、水漏れが炉内の冷却部分で発生する
と、冷却部分の配管のみを修理することは不可能であ
る。とくに、配管は冷却部分でも溝蝕によっての水漏れ
が6〜10年程度で起こり、高炉寿命は大巾に短かくな
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点の解
決を目的とし、具体的には、高炉の炉底部に冷却される
冷却配管において、この炉内の冷却部分に溝蝕などによ
り水漏れ事故が発生しても、その冷却配管について高炉
の炉外側から炉内側の水漏れ部分を簡単に補修すること
ができ、しかも、この補修後においても、冷却時の抜熱
は新規の配管による冷却のときと同等のレベルを維持で
きる高炉冷却配管などの補修方法を提案する。
【0014】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明方法は
高炉の冷却に供せられる配管などで冷却水の漏れが知検
されたとき、この配管などの炉外側の入口部に先導子を
挿入し、この先導子に高圧流体を当てて、配管などの炉
外側の出口部まで通すと共に、先導子に先導させて先導
子につながれたリ−ドワイヤも配管などの炉外側の入口
部から炉外側の出口部まで通し、その後、このリ−ドワ
イヤを利用して配管など内に配管などに対して内管を成
す冷却内管を敷設し、この冷却内管と配管などの間に、
熱伝導性に優れる不定形耐火物を圧入充填することを特
徴とする。
【0015】また、この冷却内管としては表面に凹凸を
有し、配管などの屈曲部で可撓性を持つフレキシブル管
にすることができる。
【0016】また、冷却されたままの配管などを外側と
し、この配管とその内側に敷設される冷却内管との間に
充填される不定形耐火物は炭化珪素と二酸化珪素を含
み、高い熱伝導率を有する炭化珪素系のものとする。
【0017】更に、冷却内管を通すのに供せられる先導
子は、ラッパ状を成す少なくとも2つの円錐状体から成
って、これら円錐状体の間をリ−ド線で連結して成るも
のとする。
【0018】そこで、これら手段ならびにその作用につ
いて図面によって更に具体的に説明すると、次の通りで
ある。
【0019】なお、図1は本発明方法によっての補修態
様を補修すべき配管の一部を断面で示す説明図であり、
図2は図1で示す補修の際の先導子の使用態様の一例の
説明図であり、図3は先導子の一例の一部を断面で示す
正面図である。
【0020】まず、高炉の炉底部において、冷却された
一群の配管2のうちで、一部の配管について水漏れが発
見されたとき、その水漏れが炉外側のときは水漏れ部分
を常法で補修し、炉内側の冷却部分にあるときには次の
通り補修する。
【0021】すなわち、図2に示す通り、修理すべき配
管2の炉外側に露出している入口部21から先導子6を
差込む。この先導子6に高圧流体12をあてて配管の中
を通し、炉外側の出口まで通す。
【0022】この先導子6の後端にはリ−ドワイヤ7が
接続され、この先導子6によってリ−ドワイヤ7が先導
され、配管2内を入口部21から出口まで通る。
【0023】次に、このようにリ−ドワイヤ7が配管2
内を通ると、リ−ドワイヤ7を案内として用いると、後
述の如く、冷却内管8が配管2内に敷設される。
【0024】このように冷却内管8が敷設されると、図
1に示すように、補修すべき配管2では外側の配管2に
対し内側に冷却内管8が存在する2重管構造となり、冷
却効果を付与するために、冷却内管8と配管との間に不
定形耐火物9を圧入し、その間の間隙をうめる。
【0025】すなわち、図2ならびに図3に示す通り、
先導子6は2つの円錐状体10が間隔をおいて連結ワイ
ヤ又は連結棒などの連結部材11で回転自在に連結さ
れ、連結部材11の後端に係止部が設けられ、この係止
部によってリ−ドワイヤ7が接続される。各円錐状体1
0は所謂ラッパ状を成すもので、これに高圧流体12を
あてると、各円錐状体10は高圧水により付勢され、配
管内を円滑に通過する。円錐状体10はこのような目的
が達成できればいかなる形状に構成できるが、この構成
であると、先導子6は、あたかも、高圧流体12によっ
て飛ばされる羽根のように挙動し、リ−ドワイヤ7は配
管2内を円滑に案内される。
【0026】また、円錐状体10は必ずしも2つを連結
して構成しなくとも、その目的が達成できるが、図9で
示すように、冷却配管2は炉内側において相当屈曲して
おり、その屈曲部においても先導子6を途中で停止させ
ることなく円滑に導くためには、円錐状体10を2つ以
上連結して構成するのが好ましい。
【0027】また、円錐状体10はその底面の最大径は
通過させるべき配管2の内径に一致させるか、あるいは
やや大きくし、高圧流体12をもらすことなくエネルギ
−をことごとく利用するのが好ましい。
【0028】図4は1つの円錐状体から先導子6を構成
した例である。この先導子6では1つの円錐状体10に
直接リ−ドワイヤ7をつないだ先導子6を冷却配管2の
中に挿入して先導させた場合の説明図である。このよう
に1つの円錐状体10を配管2内を通過させると、屈曲
部22のところでは通過すべき断面がだ円状になるとと
もに円錐状体10そのものも傾斜し、仮りに、円錐状体
10の底面の最大径を配管2の内径に比べて大きく構成
しておいても、円錐状体10と配管2との間に閉塞され
ない空所が発生し、その部分から高圧流体12が矢印の
ように漏れて円錐状体10がそれ以上進行しない状態が
起きる。
【0029】これに対し、図2に示すように、円錐状体
10が少なくとも2つから構成され、これら円錐状体1
0の間をワイヤまたは連接棒の連結部材11で回転自在
に連結されていると、図4と同じように、屈曲部22に
達しても、仮りに後部の円錐状体10が図4に示す停止
状態に達しても、すでに前部の円錐状体10が直管部2
3に達している。このため、後部の円錐状体10は前部
の円錐状体10によって引張られ、先導子6としては、
支障なく配管2の中を移動し、先導子6によってリ−ド
ワイヤ7は配管2内を先導できる。
【0030】なお、上記のところと反対に、前部の円錐
状体10が屈曲部22において停止状態に達しても、後
部の円錐状体10が直管部23にあり、前部の円錐状体
10は押上げられるため、同様に配管2内を通過でき
る。
【0031】また、上記のところでは、円錐状体10を
2つ具える例を示したが、それ以上であっても良い。
【0032】以上のように、先導子6ならびに高圧流体
12によってリ−ドワイヤ7を配管2内で先導して通し
たのちに、リ−ドワイヤ7の後端に冷却内管8を接続す
る。この状態において、リ−ドワイヤ7の先端を引張る
と、これにともなって冷却内管8は配管2内を円滑に通
過し、冷却内管8が配管2の中を通って、冷却内管8が
敷設できる。このときには、図6に示すように、外側の
配管2に対して内側に冷却内管8が存在する2重管構造
であって、この構造の冷却効果を高めるために以下の通
り不定形耐火物を圧入する。
【0033】なお、冷却内管8は熱伝導性にすぐれるも
のであれば、冷却効果が十分に見込めるため、どのよう
に構成することもできる。
【0034】しかし、冷却性能を一層向上させる上から
は、表面に凹凸のあるフレキシブル管から構成するのは
好ましい。
【0035】また、以上のように、冷却内管8を敷設し
た後、冷却内管8の一端に、図1に示す如く、フランジ
13などを介して吸水管や吸水源(図示せず)を接続す
ると、外側の配管2では水漏れのところを補修しなくて
も、冷却水を通すことができ、炉底部の水漏れは防止で
きる。
【0036】しかし、この状態では、上記の通り、外側
の配管2に対し内側に冷却内管8が存在するという2重
構造であって、冷却内管8に冷却水を送っても、炉底面
ならびに基礎コンクリ−トにその冷却効果を与えること
ができない。
【0037】そこで、配管2と冷却内管8との間には不
定形耐火物9を充填圧入する。
【0038】この圧入は、どのような方法によっても実
施できるが、図1に示すように、高炉の炉外側におい
て、なかでも、冷却水の給水側ならびに排水側におい
て、配管2に対し、不定形耐火物9を圧入するための圧
入管14ならびに15を接続し、この圧入管14ならび
に15を利用して不定形耐火物9を圧入充填する。
【0039】すなわち、各圧入管14ならびに15には
それぞれ排気弁141ならびに151を設け、圧入に先
立って、これら排気弁を開いて、配管2と冷却内管8と
の間に存在する介在物その他を排出する。その後、炉外
側において圧入管14ならびに15から不定形耐火物9
を矢視の通り圧力をかけて圧入し充填する。
【0040】このようにすると、水漏れの発見された配
管2は、図6に示す通り、その内側の冷却内管8との間
に不定形耐火物9が充填される。
【0041】この構造において、不定形耐火物9と冷却
内管8との間にはほとんど間隙が存在しないことが必要
であって、仮りに、厚さ1mm程度の間隙が存在する
と、抜熱量が20〜30%程度低下し、間隙を残しても
これ以下にするのが好ましい。
【0042】また、不定形耐火物9としては、補修前と
同様な冷却効果を維持するために、少なくとも熱伝導率
は相当高いものが必要となる。抜熱量として4000K
cal/m2h以上が確保でき、その上で炉底温度が1
06℃以下が保持できるようにするのが好ましい。
【0043】この面から、不定形耐火物9としては、炭
化珪素系の不定形耐火物が好ましく、とくに好ましいの
は、SiC60〜70%、SiO210〜20%を含む
ものである。
【0044】
【実施例】まず、炉底部の径16.88mの高炉を略々
6年使用したところ、炉底部の冷却効果が減少し、そこ
で、水漏れを検討したところ、54本の冷却配管のう
ち、炉内部の冷却部分で内部漏れが生じたものが5本あ
り、炉外の露出部分で外部漏れが発見されたものが18
本あった。
【0045】そこで、外部漏れは外側から補修材をあて
て補修した。
【0046】次に、内部漏れのあるもの5本の配管につ
いて、それぞれ、図1に示すように、2つの円錐状体1
0を具える先導子6を用い、冷却内管8として、フレキ
シブル管(材質ステンレス鋼)を用いてこれを敷設し、
その間にSiC65%、SiO215%を含むSiC系
不定形耐火物9を圧入し、図6に示すような2重の構造
にした。
【0047】この補修した冷却配管において、速度1m
/sの割合で、冷却水を通し冷却したところ、抜熱量は
4466Kcal/m2hであった。この値は水漏れが
発見される前の定常状態のときの抜熱量が4695Kc
al/m2hであって、5本の配管を2重管として補修
したにも拘らず、全く定常状態のときと変わらない効果
が維持できた。
【0048】更に、配管2の内壁に、図7に示すよう
に、スケ−ル16などが付着し、この冷却効果の低下を
調べたところ、図5で点線で示す通り、横軸の測定日が
経過するのにともなって、抜熱量が低下した。
【0049】そこで、このスケ−ル付きの配管2につい
ても、本発明によって、冷却内管を敷設し、同様な不定
形耐火物を充填にして、2重管として構成したところ、
図5で実線に示す通り、抜熱量は大巾に向上し、冷却効
果が一層高められた。
【0050】以上のところから、本発明によって炉底部
の冷却配管を補修すると、冷却効果が大巾に向上し、一
般に高炉炉底部の寿命が6〜10年程度といわれていた
が、これが一層向上し、他の部分が充分な寿命を持つと
ころからして、20年にも使用でき、補修の間において
も炉外の作業においてほとんど実施できるため、高炉操
業をほとんど止める必要もなく、わずかな場合には操炉
中でも実施できることがわかった。
【0051】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、本発明方法
は、高炉の冷却に供せられる配管などで冷却水の漏れが
知検されたときの冷却配管の補修方法であって、このと
きに、配管などの炉外側の入口部に先導子を挿入し、こ
の先導子に高圧流体を当てて、配管などの炉外側の出口
部まで通すと共に、先導子に先導させてリ−ドワイヤも
配管などを通し、その後、このリ−ドワイヤを利用して
配管など内に配管などに対して内管を成す冷却内管を敷
設し、この冷却内管と配管などの間に、熱伝導性に優れ
る不定形耐火物を圧入充填することを特徴とするもので
ある。
【0052】したがって、今まで解体しなければ補修が
不可能と云われている高炉炉底部を迅速かつ容易に補修
でき、高炉寿命を大巾に延長できる。
【0053】なお、上記のところは炉底部の冷却配管に
適用する例を中心に示したが、本発明方法は、これ以外
に、例えば、ステ−ブの鋳込み管や、そのほか、高炉の
冷却部分に広く適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法によっての補修態様を補修すべき配
管の一部を断面で示す説明図である。
【図2】図1で示す補修の際の先導子の使用態様の一例
の説明図である。
【図3】先導子の一例の一部を断面で示す正面図であ
る。
【図4】1つの円錐状体から成る先導子を冷却配管内に
吹込んだときの状態を示す説明図である。
【図5】冷却配管内にスケ−ルが生成したときとそれを
本発明方法で補修したときの冷却能力を比較して示すグ
ラフである。
【図6】本発明方法で補修した冷却配管の断面図であ
る。
【図7】スケ−ルの付着した冷却配管の断面図である。
【図8】高炉の炉底部の一例の縦断面図である。
【図9】高炉の炉底部で冷却配管の冷却態様を示す平面
図である。
【符号の説明】
2 冷却配管 6 先導子 7 リ−ドワイヤ 8 冷却内管 9 不定形耐火物 10 円錐状体 12 高圧流体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉の冷却に供せられる配管などで冷却
    水の漏れが検知されたとき、この配管などの炉外側の入
    口部に先導子を挿入し、この先導子に高圧流体を当て
    て、前記配管などの炉外側の出口部まで通すと共に、前
    記先導子に先導させて前記先導子につながれたリ−ドワ
    イヤも前記配管などの炉外側の入口部から炉外側の出口
    部まで通し、その後、このリ−ドワイヤを利用して前記
    配管など内に前記配管などに対して内管を成す冷却内管
    を敷設し、この冷却内管と前記配管などの間に、熱伝導
    性に優れる不定形耐火物を圧入充填することを特徴とす
    る高炉の冷却に供せられる配管などの補修方法。
  2. 【請求項2】 前記配管などを高炉の炉底部に冷却され
    る冷却配管とすることを特徴とする請求項1記載の高炉
    の冷却に供せられる配管などの補修方法。
  3. 【請求項3】 前記配管などを高炉側壁部に冷却される
    ステ−ブ鋳込み管とすることを特徴とする請求項1記載
    の高炉の冷却に供せられる配管などの補修方法。
  4. 【請求項4】 前記高圧流体を高圧水とすることを特徴
    とする請求項1または2記載の高炉の冷却に供せられる
    配管などの補修方法。
  5. 【請求項5】 前記冷却内管をフレキシブル管とするこ
    とを特徴とする請求項1、2、3または4記載の高炉の
    冷却に供せられる配管などの補修方法。
  6. 【請求項6】 前記不定形耐火物を炭化珪素ならびに二
    酸化珪素を含む炭化珪素不定形耐火物とすることを特徴
    とする請求項1、2、3、4または5記載の高炉の冷却
    に供せられる配管などの補修方法。
  7. 【請求項7】 前記先導子を、少なくとも2つの円錐状
    体が間隔をおいて互いに連結され、しかも後端に前記リ
    −ドワイヤの繋止部を具える先導子とすることを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5または6記載の高炉の冷
    却に供せられる配管などの補修方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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