JPH07224020A - スレオ−1−アジド−1−置換フェニル−2−アミノプロパンの製造方法 - Google Patents
スレオ−1−アジド−1−置換フェニル−2−アミノプロパンの製造方法Info
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- JPH07224020A JPH07224020A JP3544994A JP3544994A JPH07224020A JP H07224020 A JPH07224020 A JP H07224020A JP 3544994 A JP3544994 A JP 3544994A JP 3544994 A JP3544994 A JP 3544994A JP H07224020 A JPH07224020 A JP H07224020A
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- Japan
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- aminopropane
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- threo
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 一般式〔I〕
【化1】
(式中、Arは置換されていてもよいフェニル基を示
す。)で表わされるアジリジン誘導体とアジ化ソーダと
を反応させることを特徴とする一般式〔II〕 【化2】 (式中、Arは前記と同じ意味を示す。)で表わされる
化合物の製造方法。 【効果】 殺虫剤等の農薬の中間体として有用な一般式
〔II〕で表わされる化合物が好収率で立体選択的に製造
できる。
す。)で表わされるアジリジン誘導体とアジ化ソーダと
を反応させることを特徴とする一般式〔II〕 【化2】 (式中、Arは前記と同じ意味を示す。)で表わされる
化合物の製造方法。 【効果】 殺虫剤等の農薬の中間体として有用な一般式
〔II〕で表わされる化合物が好収率で立体選択的に製造
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は農医薬、特に殺虫剤等の
農薬の中間体として有用なスレオ型の2−アミノプロパ
ン誘導体の製造方法に関する。
農薬の中間体として有用なスレオ型の2−アミノプロパ
ン誘導体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アジリジンとアジ化ソーダとの反応は
【0003】
【化3】
【0004】が知られているが置換基を有する立体選択
的な合成法は全く知られていなかった。
的な合成法は全く知られていなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は立体選択的
合成の原料として使用できる1−置換フェニル−2−ア
ミノプロパン誘導体の製造方法を鋭意研究した結果、本
発明を完成した。即ち、本発明は一般式〔I〕
合成の原料として使用できる1−置換フェニル−2−ア
ミノプロパン誘導体の製造方法を鋭意研究した結果、本
発明を完成した。即ち、本発明は一般式〔I〕
【0006】
【化4】
【0007】(式中、Arは置換されていてもよいフェ
ニル基を示す。)で表わされるアジリジン誘導体とアジ
化ソーダとを反応させることを特徴とする一般式〔II〕
ニル基を示す。)で表わされるアジリジン誘導体とアジ
化ソーダとを反応させることを特徴とする一般式〔II〕
【0008】
【化5】
【0009】(式中、Arは前記と同じ意味を示す。)
で表わされる化合物の製造方法である。Arで表わされ
る置換フェニル基の置換基としてはメチル、エチル、プ
ロピル、i−プロピル、ブチル、t−ブチル等の直鎖又
は分枝のあるアルキル基、フッ素、塩素、臭素等のハロ
ゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メトキシ基、エトキシ
基等のC1-6 のアルコキシ基、トリフルオロメチル基等
のC1-6 のハロアルキル基、トリフルオロメトキシ基等
のC1-6 ハロアルコキシ基等が例示できる。
で表わされる化合物の製造方法である。Arで表わされ
る置換フェニル基の置換基としてはメチル、エチル、プ
ロピル、i−プロピル、ブチル、t−ブチル等の直鎖又
は分枝のあるアルキル基、フッ素、塩素、臭素等のハロ
ゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メトキシ基、エトキシ
基等のC1-6 のアルコキシ基、トリフルオロメチル基等
のC1-6 のハロアルキル基、トリフルオロメトキシ基等
のC1-6 ハロアルコキシ基等が例示できる。
【0010】反応はジメチルスルホキシド(DMS
O)、ジメチルホルムアミド(DMF)、アルコール類
等の極性溶媒中、50℃から用いる溶媒の沸点、好まし
くは80℃以上の温度で、30分から数10時間、好ま
しくは3時間以上行なわれる。反応終了後は通常の後処
理を行なうことにより、目的物を好収率で得ることがで
きる。
O)、ジメチルホルムアミド(DMF)、アルコール類
等の極性溶媒中、50℃から用いる溶媒の沸点、好まし
くは80℃以上の温度で、30分から数10時間、好ま
しくは3時間以上行なわれる。反応終了後は通常の後処
理を行なうことにより、目的物を好収率で得ることがで
きる。
【0011】
【実施例】次に実施例を挙げ、本発明を更に詳細に説明
する。 実施例1 スレオ−1−アジド−1−(4−メチルフェ
ニル)−2−アミノプロパンの製造方法:
する。 実施例1 スレオ−1−アジド−1−(4−メチルフェ
ニル)−2−アミノプロパンの製造方法:
【0012】
【化6】
【0013】200ml 90%メチルセルソルブ溶液
中にシス−2−メチル−3−(4−メチルフェニル)−
アジリジン5.0g、アジ化ソーダ6.6gを仕込み、
12時間、還流下反応させた。反応終了後、溶媒を減圧
留去し、酢酸エチルで抽出、水洗、硫酸マグネシウム乾
燥後、溶媒を留去し、目的物6.0gを得た。
中にシス−2−メチル−3−(4−メチルフェニル)−
アジリジン5.0g、アジ化ソーダ6.6gを仕込み、
12時間、還流下反応させた。反応終了後、溶媒を減圧
留去し、酢酸エチルで抽出、水洗、硫酸マグネシウム乾
燥後、溶媒を留去し、目的物6.0gを得た。
【0014】1HNMRデータ(CDCl3 )δ(pp
m) 0.98(d,3H,J=7Hz)、2.33(s,3
H)、3.2(m,1H)、3.5(brs,2H)、
4.30(d,1H,J=8Hz)、7.1−7.3
(m,4H) 実施例2 スレオ−1−アジド−1−フェニル−2−ア
ミノプロパンの製造方法
m) 0.98(d,3H,J=7Hz)、2.33(s,3
H)、3.2(m,1H)、3.5(brs,2H)、
4.30(d,1H,J=8Hz)、7.1−7.3
(m,4H) 実施例2 スレオ−1−アジド−1−フェニル−2−ア
ミノプロパンの製造方法
【0012】
【化7】
【0013】シス−2−メチル−3−フェニルアジリジ
ンを用い、実施例1と同様の方法で目的物を得た。
ンを用い、実施例1と同様の方法で目的物を得た。
【0014】1HNMRデータ(CDCl3 )δ(pp
m) 1.22(d,3H,J=6.5Hz)、3.5(m,
1H)、4.62(d,1H,J=9.5Hz)、7.
1−7.4(m,7H)
m) 1.22(d,3H,J=6.5Hz)、3.5(m,
1H)、4.62(d,1H,J=9.5Hz)、7.
1−7.4(m,7H)
【0015】
【発明の効果】本発明の製造方法は好収率で立体選択的
にスレオ−1−アジド−1−(4−メチルフェニル)−
2−アミノプロパンが得られ、本発明により製造される
アミノプロパン誘導体は例えば以下に示すように殺虫剤
の中間体と成る。
にスレオ−1−アジド−1−(4−メチルフェニル)−
2−アミノプロパンが得られ、本発明により製造される
アミノプロパン誘導体は例えば以下に示すように殺虫剤
の中間体と成る。
【0016】
【化8】
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 (式中、Arは置換されてもよいフェニル基を示す。)
で表わされるアジリジン誘導体とアジ化ソーダとを反応
させることを特徴とする一般式〔II〕 【化2】 (式中、Arは前記と同じ意味を示す。)で表わされる
化合物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3544994A JPH07224020A (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | スレオ−1−アジド−1−置換フェニル−2−アミノプロパンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3544994A JPH07224020A (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | スレオ−1−アジド−1−置換フェニル−2−アミノプロパンの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07224020A true JPH07224020A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=12442133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3544994A Pending JPH07224020A (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | スレオ−1−アジド−1−置換フェニル−2−アミノプロパンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07224020A (ja) |
-
1994
- 1994-02-08 JP JP3544994A patent/JPH07224020A/ja active Pending
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