JPH0722385B2 - 狭帯域多重サブサンプル伝送装置と送・受信装置 - Google Patents

狭帯域多重サブサンプル伝送装置と送・受信装置

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JPH0722385B2
JPH0722385B2 JP21078888A JP21078888A JPH0722385B2 JP H0722385 B2 JPH0722385 B2 JP H0722385B2 JP 21078888 A JP21078888 A JP 21078888A JP 21078888 A JP21078888 A JP 21078888A JP H0722385 B2 JPH0722385 B2 JP H0722385B2
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band
encoder
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、テレビジョン信号をフィールド間ならびに
フレーム間オフセットサブサンプルし帯域圧縮して伝送
する多重サブサンプル伝送装置に係り、特にその伝送帯
域をさらに狭帯域化した伝送装置およびそのための送・
受信装置に関するものである。
(発明の概要) この発明は、狭帯域多重サブサンプル伝送装置に関する
もので、 送信側にあっては、走査線数変換器と水平垂直方向デー
タスタッフユニットとこの伝送装置よりも広帯域な伝送
帯域を有する多重サブサンプル伝送装置(具体的にはMU
SE方式)用に使用されるエンコーダと伝送レート変換器
とを備え、 受信側にあっては、伝送レート逆変換器と水平垂直方向
データスタッフユニットと前記エンコーダと対をなすデ
コーダと走査線数逆変換器と水平方向スタッフデータ削
除器とを備え、 高品位テレビジョン信号を前記広帯域な伝送帯域よりも
狭帯域な所定の伝送帯域(具体的にはNTSC標準方式の伝
送帯域)で伝送可能としている。
これにより既存のエンコーダ、デコーダを流用すること
により、簡単な付加的要素を加えた構成で高品位テレビ
ジョン信号を従来装置より帯域圧縮して伝送できるよう
になった。
(従来の技術) テレビジョン信号を帯域圧縮して伝送する装置の1つに
多重サブサンプル伝送装置、例えば、MUSE(Multiple S
ub−Nyquist Sampling Encoding)と呼ばれる現行の高
品位テレビジョン信号多重サブサンプル伝送装置があ
り、有効に帯域圧縮伝送が実現されている。
このMUSEと呼ばれる現行伝送装置の概要は、高品位テレ
ビジョン映像信号をA/D変換(サンプリング周波数48.6M
Hz)後まずフィールド間オフセットサブサンプリング
し、得られた信号を、当該フィールド間オフセットサブ
サンプリングに引続くフレーム間オフセットサブサンプ
リングに先立って、当該フレーム間オフセットサブサン
プリングのサンプリング周波数より低い遮断周波数を有
するローパスフィルタを用いてフィルタとして伝送信号
を用意している。そして好適には前記フィールド間オフ
セットサブサンプリングの周波数を24.3MHz、前記フレ
ーム間オフセットサブサンプリングの周波数を16.2MHz
のごとくその比を3:2としており、この時前記遮断周波
数を12.15MHzとするのが好適であり、本発明装置に適用
される後述のMUSEエンコーダ、MUSEデコーダは上述の好
適な例に相当する。
現行のMUSE方式に関する説明はこれ以上詳細にはここで
は述べず、本願人が先に出願した特開昭61−264889号公
報“多重サブサンプル伝送方式”(文献1)および二宮
“衛星を使うハイビジョン放送の伝送方法MUSE"NIKKEIE
LECTRONICS(日経エレクトロニクス),1987,11.2,(no.
433)(文献2)にその詳細参照をゆずる。
(発明が解決しようとする問題点) MUSE方式はもともと衛星放送に使用するハイビジョン放
送を対象に開発された技術であるためそのベースバンド
は8MHzであり、これに映像信号が帯域圧縮されて繰込ま
れ、音声信号は準瞬時圧伸型のDPCM(差分パルス符号化
変調)で垂直帰線期間に多重されている。従ってハイビ
ジョン信号を地上の放送波、例えばNTSC方式の6MHzの伝
送帯域では伝送できない。6MHzの伝送帯域で伝送するた
めにはハイビジョン信号をさらに帯域圧縮する必要があ
る。
帯域を圧縮すなわち伝送すべき情報量を削減するには、
水平方向の伝送すべき画素数を削減するか垂直方向の走
査線数を削減するかが考えられ、基本的な帯域圧縮のア
ルゴリズムを既に開発されてきたMUSE方式と類似にとる
ことの利点を考慮すれば、映像信号のサンプリング周波
数を従来の48.6MHzから43.74MHzに落し、垂直方向の走
査線数を1125本から750本程度に落すことにより、伝送
帯域を現行NTSC方式と互換性のある伝送帯域6MHz以下に
圧縮することが可能であると考えられる。43.7MHzのサ
ンプリング周波数と750本の走査線数の選択はこれに限
定されることは勿論ないが、各種条件なかんずく1125本
と750本とが簡単な整数比3:2を呈することから妥当な値
である。すなわちこの走査線数750本は入力映像信号が
ハイビジョン信号であり、その放送局用スタジオ規格が
走査線数1125本であることを考慮して考え出された数値
であり、1125本の750本への変換も単なる走査線数の間
引き操作ではなく、受信側で1125本が復元可能な信号処
理方法をとらねばならぬ。この信号処理方法については
すでに各種の方法が公知であるからここではその具体的
方法については触れない。
さてサンプリング周波数と走査線数が一応決定された段
階で、次にこの方法に係わる新しいエンコーダや新しい
デコーダを設計せねばならない。この時サンプリング周
波数43.7MHzと走査線数750本の数値にまともに取組む
と、そのフィールド間オフセットサブサンプリング周波
数もフレーム間オフセットサブサンプリング周波数もそ
れにともなう各種前置フイルタの特性もすでにあるMUSE
方式のエンコーダやデコーダのそれらと異なってくるの
で、走査線数変換器、逆変換器なども含めて全く新しい
設計と装置の製作が必要となり、前記文献2記載の図3
のMUSEエンコーダのブロック回路例、図12のMUSEデコー
ダのブロック回路例を参照しても明らかなように、その
複雑な構成の故に膨大な経費と労力を要することにな
る。特にこれらのハードが集積回路で製作されることを
考えれば設計製作にかなりの経費と労力が必要とされる
ことがわかる。
そこで本発明の目的は、上述の諸欠点が排除された、NT
SC標準方式とその伝送帯域が互換性のある、ハイビジョ
ン帯域圧縮用の狭帯域多重サブサンプル伝送装置および
そのための送信装置と受信装置とを提供せんとするもの
である。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するため、本発明狭帯域多重サブサンプ
ル伝送装置は、テレビジョン信号をフィールド間ならび
にフレーム間オフセットサブサンプルし帯域圧縮して伝
送する多重サブサンプル伝送装置において、送信側にあ
っては、入力テレビジョン信号の走査線数をその走査線
数と整数比関係にある削減された走査線数に変換する走
査線数変換器と、当該走査線数変換器の出力をこの伝送
装置よりも広帯域な伝送帯域を有する多重サブサンプル
伝送装置用に使用されるエンコーダに整合性を有して入
力させるため、前記走査線数変換器の出力にダミー信号
を付加する送信側水平垂直方向データスタッフユニット
と、前記のエンコーダと、伝送レートを削減するため前
記エンコーダの出力から前記ダミー信号を削除する伝送
レート変換器とを順次に具え、この伝送装置の伝送帯域
を前記広帯域な伝送帯域よりも狭帯域な所定の伝送帯域
で前記テレビジョン信号を送信するとともに、受信側に
あっては、前記削減された伝送レートを復元する伝送レ
ート逆変換器と、当該伝送レート逆変換器の出力を前記
エンコーダと対をなすデコーダに整合性を有して入力さ
せるため、前記伝送レート逆変換器の出力にダミー信号
を付加する受信側水平垂直方向データスタッフユニット
と、前記のデコーダと、前記削減された走査線数を復元
する走査線数逆変換器と、当該走査線数逆変換器ととも
に前記ダミー信号を削除する水平方向スタッフデータ削
除器とを順次に具え、この伝送装置で伝送されてきた信
号からもとのテレビジョン信号を復元することを特徴と
するものである。
さらに本発明狭帯域多重サブサンプル送信装置は、テレ
ビジョン信号をフィールド間ならびにフレーム間オフセ
ツトサブサンプルし帯域圧縮して送信する多重サブサン
プル送信装置において、当該送信装置が、入力テレビジ
ョン信号の走査線数をその走査線数と整数比関係にある
削減された走査線数に変換する走査線数変換器と、当該
走査線数変換器の出力をこの送信装置による送信信号よ
りも広帯域な伝送帯域を有する多重サブサンプル送信信
号用に使用されるエンコーダに整合性を有して入力させ
るため、前記走査線数変換器の出力にダミー信号を付加
する送信側水平垂直方向データスタッフユニットと、前
記のエンコーダと、伝送レートを削減するため前記エン
コーダの出力から前記ダミー信号を削除する伝送レート
変換器とを順次に具え、この送信装置の伝送帯域を前記
広帯域な伝送帯域よりも狭帯域な所定の伝送帯域で前記
テレビジョン信号を送信することを特徴とするものであ
る。
さらにまた本発明狭帯域多重サブサンプル受信装置は、
テレビジョン信号をフィールド間ならびにフレーム間オ
フセツトサブサンプルし帯域圧縮して伝送されてきた伝
送信号を受信し、送信側のもとのテレビジョン信号を復
元する受信装置において、当該受信装置が、送信側でな
された削減伝送レートを復元する伝送レート逆変換器
と、当該伝送レート逆変換器の出力を、送信側に置かれ
た前記伝送信号よりも広帯域な伝送帯域を有する多重サ
ブサンプル伝送用に使用されるエンコーダと対をなすデ
コーダに整合性を有して入力させるため、前記伝送レー
ト逆変換器の出力にダミー信号を付加する受信側水平垂
直方向データスタッフユニットと、前記のデコーダと、
送信側で削減された走査線数を復元する走査線数逆変換
器と、当該走査線数逆変換器とともに前記ダミー信号を
削減する水平方向スタッフデータ削除器とを順次に具え
たことを特徴とするものである。
(実施例) 以下添付図面を参照し実施例により本発明を詳細に説明
する。
本発明伝送装置に係る送信側エンコーダの略構成例およ
び受信側デコーダの略構成例をそれぞれ第1図と第2図
に示す。この構成例では音声については2チャンネル方
式(Bモード)であるため、後に詳述するように送信側
エンコーダ10にインタリーブ変換器16が、受信側デコー
ダ20にインタリーブ逆変換器27が必要となり、もし音声
が2チャンネル方式でなく4チャンネル方式(Aモー
ド)の場合にはこれら変換器16、逆変換器27が不必要と
なる。これらは本発明装置のエンコーダ10およびデコー
ダ20にMUSE方式(文献1および文献2に記載されている
方式)エンコーダ14、MUSE方式デコーダ23を使用するた
めに生じるものである。
次に第3図と第4図はそれぞれ本発明に係わる信号伝送
形式例(音声Bモード)とMUSE方式に係わる信号伝送形
式を示したものであり、両図の一番左側の縦の欄の数字
はテレビジョン画像の1フレームの水平走査線数のライ
ン番号を示し、一番上の横の欄の数字な伝送されるべき
テレビジョン画像のサンプリング画素またはそれに相当
する期間の順番を示している。
さて本発明装置に係るエンコーダ10およびデコーダ20
は、音声が2チャンネルの場合も4チャンネルの場合も
映像系については同一であるから、説明の順序としてま
ず映像系について上述の各図面を使用して説明する。
第4図を参照するに、従来公知のMUSE方式では、1水平
走査(1ライン)期間には画素480ペル(pel)相当が割
当てられて伝送され、1フレームで1125本となるが、本
発明伝送装置では伝送帯域を狭帯域化するため第3図に
示すように、1ライン当り432pel、垂直方向は750本程
度で伝送が行なわれる。この750本という数値は先にも
述べたごとく1125本との間に簡単な整数比3:2を有する
ことから選択された数値であり、本発明装置はこれに限
定されるものではない。なお映像に関してのみ考察すれ
ば第4図の従来のMUSE方式は1フレーム当り516本×2
=1032本であり、これに対応する本発明装置のそれは34
4本×2=688本とされるのが妥当である。ただし音声独
立データの情報量が多い場合はこの数(688本)を減少
させ例えば320本×2=640本程度として伝送することも
考えられる。
第1図示本発明装置エンコーダにおいては、入力映像信
号をまずA/D変換器11において43.74MHzでA/D変換すると
1フレームは1290pel×1125本となる。この状態は第5
図(a)にしめされる。このディジタルデータを走査線
数変換器(1125→750)12を使用して走査線数の変換を
行ない750本にする。この状態は第5図(b)に示され
る。その後に設置される第1図のMUSEエンコーダ14が入
力として受けいれられる1フレームの構成は、1440pel
×1125本であるから、これに合わせるため第5図(b)
の状態に一定値(例えば零)のダミー信号を付加して第
5図(c)の状態にする。この処理は水平垂直方向デー
タスタッフユニット13で行なわれ、1ラインは1290クロ
ックから1440クロックに走査線数は750本から1125本に
増加され、MUSEエンコーダ14との整合性がはかられる。
水平垂直方向データスタッフユニット13の出力をMUSEエ
ンコーダ14に入力すれば、その出力には伝送レート16.2
MHzの信号形態が得られる。所がこの信号形態には先に
述べたダミー信号もあり、これは伝送しなくてもよいの
で最終的には伝送レートは9.6552MHzに落すことができ
る。この伝送レートの変換は書込み読出し操作機能を有
するメモリ内蔵の伝送レート変換器17により実施され、
その出力がD/A変換器18によりアナログ信号に変換され
て送出信号とされる。ダミー信号を重畳したMUSEエンコ
ーダ14からの出力の信号伝送形式を第6図に示すが、こ
の図でハッチを施した部分は本発明装置では伝送しない
領域すなわちダミー信号が重畳された部分である。また
この図から明らかなように、入力音声信号もMUSE音声エ
ンコーダ15および2チャンネル音声方法の場合にはさら
にインタリーブ変換器16を介してMUSEエンコーダ14に入
力されているので、その映像信号の垂直帰線期間に相当
する部分にすでに多重されている。
第3図、第4図、第6図の信号伝送形式のなかでVITS#
1、VITS#2はフレームパルスラインであるが、このラ
インにはvertical interval testsignalを含んでおりデ
コーダ側では伝送路の歪を検出するための基準信号とし
て使用されている。またGはガードバンド信号である。
音声が4チャンネル方式の場合は、その信号伝送形式は
第3図示のそれとは異なり例えば走査線数は745本では
なく793本で、当然音声2チャンネルの第6図に相当す
るパターンもそれとは異なってくるが、ここではそれら
は省略する。
第2図示の受信側デコーダではエンコーダ側とほぼ逆の
処理をすればよい。受信されたアナログ信号は、まずA/
D変換器21で9.6552MHzのサンプリング周波数でディジタ
ル変換される。この変換されたデータはMUSEデコーダ23
が受入れることの可能な480pel×1125本の形態としなけ
ればならない。受信されたデータは第9図(a)の状態
であるから、エンコーダにおいてダミーのデータを加え
た時と同様に一定値例えば零のデータを加えて1フレー
ムを432pel×750本から480pel×1125本の状態に変換す
る。この変換は伝送レート逆変換器と水平垂直方向デー
タスタッフユニット22において実施される。この処理の
前後のデータ構成状態を第9図(a),(b)に示す。
第9図(a),(b)において伝送されてきた垂直方向
の走査線数は750本としてあるが、これは音声2チャン
ネル方式の745本と音声4チャンネル方式の793本を統合
したものでエンコーダ側と同じように取扱ったものであ
る。ブロックユニット22からの出力はMUSEデコーダ23に
おいてデコーダ処理が行なわれ、その出力は第9図
(c)に示す状態となっており、これをライン逆変換器
24において750本→1125本の逆変換を行なえば第9図
(d)となる。ここで有効なデータは1440pel中1290pel
であるから、水平方向スタッフデータ削除器で1ライン
の1440pelを1290pelにおとして不要のデータを削除し、
これを1ラインとして43.74MHzでD/A変換器でD/A変換す
れば、もとのハイビジョンの1フレーム分の映像を復元
することができる。第9図(b),(c),(d)でハ
ッチ部分は本発明でダミーまたは意味のないデータ部分
である。また音声信号は同時にMUSEデコーダ23より抽出
され、2チャンネル方式の時はインタリーブ逆変換器27
を介し、4チャンネル方式の時は直接MUSE音声デコーダ
に入力されて音声出力が得られる。
次に音声信号の処理に言及する。音声は送信側の第1図
示MUSE音声エンコーダの出力ではインタリーブがかかっ
ている。このため2チャンネル方式と4チャンネル方式
では単位とする1フレームのデータ数が異なるためそれ
ぞれ別の処理が必要となる。MUSEエンコーダ内では15フ
レームのインタリーブが行なわれ、2値3値変換がなさ
れ、映像の垂直帰線期間に音声が多重されるので、音声
のデータレートは15×3×60=2700の倍数でなくてはな
らない。MUSE方式の1350Kbit/sはこの条件を満足する
が、本発明装置で音声2チャンネルの場合には、例えば
702Kbit/sとすればこれが満足される。
音声4チャンネル方式では、現行のMUSE方式と同一形態
であるから、MUSE音声エンコーダ内の簡単な改修により
対応できるが、2チャンネル方式ではMUSE音声エンコー
ダのインタリーブを702Kbit/s用に変換する必要があ
る。このため第1図示のようにそのエンコーダ側にイン
タリーブ変換器16、そのデコーダ側にインタリーブ逆変
換器27が必要となる。
第7図、第8図に音声2チャンネル方式のベースバンド
多重形態と音声データの伝送形式とを示す。第8図は音
声2チャンネルと独立データの一部をMUSE音声データ伝
送形式(Aモード)削除したものであり、他の部分はMU
SE方式と同一である。よって既存のMUSE音声エンコー
ダ、MUSE音声デコーダを必要最小限の改修で使用でき、
MUSE方式および本発明方法両者に対応するエンコーダ、
デコーダも同時に構成できる。
最終的には伝送ベースバンドは2チャンネル方式では4.
8276MHz,4チャンネル方式では5.125MHzである。本発明
方法の音声4チャンネル方式では、音声伝送のための垂
直帰線期間(46ライン+4ライン)がMUSE方式のそれ
(40ライン+4ライン)に比し大きくなる。このための
データレート変換、水平同期信号のすげ替えはそれらの
使用するMUSEエンコーダの内部、MUSEエンコーダの内部
において行なう必要があるが、このための改修はわずか
である。
また本発明装置音声チャンネル方式の伝送帯域5.125MHz
を5MHz以下にするには、映像のライン数を削減して伝送
すればよい。例えば1フィールド344ラインを330ライン
にすると伝送帯域は4.94MHzとなる。ただしこの場合は
受信画像の上下に4%程度の黒が出るが実用上の問題は
ない。
(発明の効果) 以上詳細に述べてきたように、本発明装置の狭帯域多重
サブサンプル伝送装置のエンコーダ、デコーダはすでに
あるMUSE方式のエンコーダ、デコーダを共に組込んで、
それ以外の付加的構成要素は簡単なもので構成すること
ができ、MUSE方式、本発明装置の両者に対応可能なエン
コーダ、デコーダを容易に構成でき互換性を高からしめ
ることができる。かくて高品位テレビジョン信号をNTSC
標準方式と互換性のある伝送帯域で容易に伝送できるよ
うになった。
特にデコーダははじめから両方式に対応できるように設
計製作すれば、IC製造メーカの工場などでは同一製造ラ
インで対応が可能であり、デコーダの量産性を考えると
大きな利点のあることが考えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明伝送装置に係るエンコーダ、デ
コーダそれぞれの略構成例を示し、 第3図、第4図は本発明伝送装置およびMUSE方式それぞ
れの信号伝送形式を示し、 第5図は本発明伝送装置エンコーダの映像1フレームの
データ変換の様子を示し、 第6図はMUSE方式と本発明装置の信号伝送形式の比較を
示し、 第7図、第8図は本発明伝送装置音声2チャンネル方式
のベースバンド多重形態および音声データの伝送形式そ
れぞれを示し、 第9図は本発明伝送装置デコーダの映像1フレームのデ
ータ変換の様子を示す。 10……本発明伝送装置のエンコーダ、11……A/D変換器 12……走査線数変換器 13……水平垂直方向データスタッフユニット 14……MUSEエンコーダ、15……MUSE音声エンコーダ 16……インタリーブ変換器、17……伝送レート変換器 18……D/A変換器、20……本発明伝送装置のデコーダ 21……A/D変換器 22……伝送レート逆変換器と水平垂直方向データスタッ
フユニット 23……MUSEデコーダ、24……走査線数逆変換器 25……水平方向スタッフデータ削除器、26……D/A変換
器 27……インタリーブ逆変換器、28……MUSE音声デコーダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョン信号をフィールド間ならびに
    フレーム間オフセットサブサンプルし帯域圧縮して伝送
    する多重サブサンプル伝送装置において、 送信側にあっては、入力テレビジョン信号の走査線数を
    その走査線数と整数比関係にある削減された走査線数に
    変換する走査線数変換器と、当該走査線数変換器の出力
    をこの伝送装置よりも広帯域な伝送帯域を有する多重サ
    ブサンプル伝送装置用に使用されるエンコーダに整合性
    を有して入力させるため、前記走査線数変換器の出力に
    ダミー信号を付加する送信側水平垂直方向データスタッ
    フユニットと、前記のエンコーダと、伝送レートを削減
    するため前記エンコーダの出力から前記ダミー信号を削
    除する伝送レート変換器とを順次に具え、この伝送装置
    の伝送帯域を前記広帯域な伝送帯域よりも狭帯域な所定
    の伝送帯域で前記テレビジョン信号を送信するととも
    に、 受信側にあっては、前記削減された伝送レートを復元す
    る伝送レート逆変換器と、当該伝送レート逆変換器の出
    力を前記エンコーダと対をなすデコーダに整合性を有し
    て入力させるため、前記伝送レート逆変換器の出力にダ
    ミー信号を付加する受信側水平垂直方向データスタッフ
    ユニットと、前記のデコーダと、前記削減された走査線
    数を復元する走査線数逆変換器と、当該走査線数逆変換
    器と共同して前記ダミー信号を削除する水平方向スタッ
    フデータ削除器とを順次に具え、この伝送装置で伝送さ
    れてきた信号からもとのテレビジョン信号を復元するこ
    とを特徴とする狭帯域多重サブサンプル伝送装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の伝送装置において、送信側
    にさらに、テレビジョン信号中の音声信号を前記エンコ
    ーダに整合性を有して入力させるための音声エンコーダ
    および音声用インタリーブ変換器を具え、前記テレビジ
    ョン信号中の音声信号を音声エンコーダおよび音声用イ
    ンタリーブ変換器を介して前記エンコーダに入力し、受
    信側にさらに、前記音声エンコーダおよび前記音声用イ
    ンタリーブ変換器とそれぞれ対をなす音声デコーダおよ
    び音声用インタリーブ逆変換器を具え、前記デコーダの
    出力より音声用インタリーブ逆変換器および音声デコー
    ダを介してもとの音声信号を復元することを特徴とする
    狭帯域多重サブサンプル伝送装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の伝送装置におい
    て、前記エンコーダと前記デコーダがそれぞれMUSEエン
    コーダとMUSEデコーダであり、前記所定の伝送帯域がNT
    SC標準方式のそれであることを特徴とする狭帯域多重サ
    ブサンプル伝送装置。
  4. 【請求項4】テレビジョン信号をフィールド間ならびに
    フレーム間オフセツトサブサンプルし帯域圧縮して送信
    する多重サブサンプル送信装置において、当該送信装置
    が、入力テレビジョン信号の走査線数をその走査線数と
    整数比関係にある削減された走査線数に変換する走査線
    数変換器と、当該走査線数変換器の出力をこの送信装置
    による送信信号よりも広帯域な伝送帯域を有する多重サ
    ブサンプル送信信号用に使用されるエンコーダに整合性
    を有して入力させるため、前記走査線数変換器の出力に
    ダミー信号を付加する送信側水平垂直方向データスタッ
    フユニットと、前記のエンコーダと、伝送レートを削減
    するため前記エンコーダの出力から前記ダミー信号を削
    除する伝送レート変換器とを順次に具え、この送信装置
    の伝送帯域を前記広帯域な伝送帯域よりも狭帯域な所定
    の伝送帯域で前記テレビジョン信号を送信することを特
    徴とする狭帯域多重サブサンプル送信装置。
  5. 【請求項5】テレビジョン信号をフィールド間ならびに
    フレーム間オフセツトサブサンプルし帯域圧縮して伝送
    されてきた伝送信号を受信し、送信側のもとのテレビジ
    ョン信号を復元する受信装置において、当該受信装置
    が、送信側でなされた削減伝送レートを復元する伝送レ
    ート逆変換器と、当該伝送レート逆変換器の出力を、送
    信側に置かれた前記伝送信号よりも広帯域な伝送帯域を
    有する多重サブサンプル伝送用に使用されるエンコーダ
    と対をなすデコーダに整合性を有して入力させるため、
    前記伝送レート逆変換器の出力にダミー信号を付加する
    受信側水平垂直方向データスタッフユニットと、前記の
    デコーダと、送信側で削減された走査線数を復元する走
    査線数逆変換器と、当該走査線数逆変換器と共同して前
    記ダミー信号を削除する水平方向スタッフデータ削除器
    とを順次に具えたことを特徴とする狭帯域多重サブサン
    プル受信装置。
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