JPH07223753A - メッシュ状シートの把持装置 - Google Patents
メッシュ状シートの把持装置Info
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- JPH07223753A JPH07223753A JP1687694A JP1687694A JPH07223753A JP H07223753 A JPH07223753 A JP H07223753A JP 1687694 A JP1687694 A JP 1687694A JP 1687694 A JP1687694 A JP 1687694A JP H07223753 A JPH07223753 A JP H07223753A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 メッシュ状シートを円滑にかつ確実に把持す
ることができるメッシュ状シートの把持装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 一対の把持板13がほぼ水平面内で互いに近
接・離間可能に設けられ、各把持板13の下縁にはメッ
シュ状シート11の目内に挿入される鋸状等の突起物1
3aが複数設けられ、これらの各突起物13aの先端部
が把持板13の離間する方向に向いており、把持板13
を近接・離間する駆動手段14が設けられた。
ることができるメッシュ状シートの把持装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 一対の把持板13がほぼ水平面内で互いに近
接・離間可能に設けられ、各把持板13の下縁にはメッ
シュ状シート11の目内に挿入される鋸状等の突起物1
3aが複数設けられ、これらの各突起物13aの先端部
が把持板13の離間する方向に向いており、把持板13
を近接・離間する駆動手段14が設けられた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メッシュ状シート(例
えば、ガラス繊維製や炭素繊維製であって建設工事用の
板状人工材として使用される補強パーティクルボード内
に埋設されるもの)を把持するためのメッシュ状シート
の把持装置に関する。
えば、ガラス繊維製や炭素繊維製であって建設工事用の
板状人工材として使用される補強パーティクルボード内
に埋設されるもの)を把持するためのメッシュ状シート
の把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ところで、通常のパーティクルボード
は、合板工場や製材工場等からでる残廃材や林地の倒
木、建物の解体材等を破砕して作製する木材の小片(以
下、木質チップという。)を原材料としている。これら
の木質チップにユリア樹脂やフェノール樹脂等の接着剤
を混合して、高温・高圧でプレス加工して板材に成形し
てパーティクルボードを製造している。
は、合板工場や製材工場等からでる残廃材や林地の倒
木、建物の解体材等を破砕して作製する木材の小片(以
下、木質チップという。)を原材料としている。これら
の木質チップにユリア樹脂やフェノール樹脂等の接着剤
を混合して、高温・高圧でプレス加工して板材に成形し
てパーティクルボードを製造している。
【0003】このパーティクルボードの製造工程を、図
6に基づいて、具体的に説明する。すなわち、スチール
製のパレットPを搬送手段(例えば、ベルトコンベア)
により一方向(図中左側)に搬送し、パーティクルボー
ドの表層を構成する細粒の木質チップをチップ散布手段
(撒出装置)1から吐き出してパレットP上に積層す
る。次に、パーティクルボードの中間層を構成する比較
的大粒の木質チップをチップ散布手段(撒出装置)2か
ら吐き出して表層を構成する木質チップ上に積層する。
さらに、パーティクルボードの表層を構成する細粒の木
質チップをチップ散布手段(撒出装置)3から吐き出し
て中間層を構成する木質チップ上に積層する。次に、パ
レットPの周辺部に位置する余分な木質チップをエアー
カッタ4により除去するように切断し、ホットプレス装
置等の成形手段9にて高温で圧縮成形する。
6に基づいて、具体的に説明する。すなわち、スチール
製のパレットPを搬送手段(例えば、ベルトコンベア)
により一方向(図中左側)に搬送し、パーティクルボー
ドの表層を構成する細粒の木質チップをチップ散布手段
(撒出装置)1から吐き出してパレットP上に積層す
る。次に、パーティクルボードの中間層を構成する比較
的大粒の木質チップをチップ散布手段(撒出装置)2か
ら吐き出して表層を構成する木質チップ上に積層する。
さらに、パーティクルボードの表層を構成する細粒の木
質チップをチップ散布手段(撒出装置)3から吐き出し
て中間層を構成する木質チップ上に積層する。次に、パ
レットPの周辺部に位置する余分な木質チップをエアー
カッタ4により除去するように切断し、ホットプレス装
置等の成形手段9にて高温で圧縮成形する。
【0004】ここで、従来のパーティクルボードは、一
般に、原材料となる天然資源の原木の品質の影響を受け
ず、合板や天然の板材より優れた品質の安定性を示す
が、強度の点で劣り、家庭用の収納整理箱、スピーカー
ボックス、床材、屋根材等のような比較的に強度を必要
としない用途に使用され、コンクリート用型枠のように
大きな強度を必要とする用途には使用することができな
い。
般に、原材料となる天然資源の原木の品質の影響を受け
ず、合板や天然の板材より優れた品質の安定性を示す
が、強度の点で劣り、家庭用の収納整理箱、スピーカー
ボックス、床材、屋根材等のような比較的に強度を必要
としない用途に使用され、コンクリート用型枠のように
大きな強度を必要とする用途には使用することができな
い。
【0005】一方、パーティクルボードの強度を向上さ
せるために、メッシュ状シート(例えばガラス繊維製や
炭素繊維製のもの)をパーティクルボードの表層近くに
埋設した、いわゆる補強パーティクルボードがある。こ
のように製造された補強パーティクルボードの中には、
曲げ強度が450Kgf/cm2程度、曲げヤング係数が4.
5×104Kgf/cm2程度であり、コンクリート用型枠に使
用される合板と同等の強度が得られるものがある。
せるために、メッシュ状シート(例えばガラス繊維製や
炭素繊維製のもの)をパーティクルボードの表層近くに
埋設した、いわゆる補強パーティクルボードがある。こ
のように製造された補強パーティクルボードの中には、
曲げ強度が450Kgf/cm2程度、曲げヤング係数が4.
5×104Kgf/cm2程度であり、コンクリート用型枠に使
用される合板と同等の強度が得られるものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、補強パーテ
ィクルボードの生産には、従来のパーティクルボード
(メッシュ状シートを埋設しないもの)の製造設備のほ
とんどの部分を共用できるが、面積の大きな(例えば、
6尺×16尺)メッシュ状シートの挿入・配置は複数の
作業者が人手で行わなければならず、生産性が著しく悪
く、したがって、製造コストが高く実用性があまりない
といった問題があった。
ィクルボードの生産には、従来のパーティクルボード
(メッシュ状シートを埋設しないもの)の製造設備のほ
とんどの部分を共用できるが、面積の大きな(例えば、
6尺×16尺)メッシュ状シートの挿入・配置は複数の
作業者が人手で行わなければならず、生産性が著しく悪
く、したがって、製造コストが高く実用性があまりない
といった問題があった。
【0007】すなわち、例えばコンクリート用型枠に使
用される合板と同等の曲げ性能を有する補強パーティク
ルボードを安価で大量に市場へ供給するためには、従来
のパーティクルボードの製造設備を利用しつつ、面積の
大きなメッシュ状シートを円滑に保持して製造設備に効
率的に供給するハンドリング装置の開発が不可欠であ
る。
用される合板と同等の曲げ性能を有する補強パーティク
ルボードを安価で大量に市場へ供給するためには、従来
のパーティクルボードの製造設備を利用しつつ、面積の
大きなメッシュ状シートを円滑に保持して製造設備に効
率的に供給するハンドリング装置の開発が不可欠であ
る。
【0008】一方、従来、シート状の物品をハンドリン
グするためには、バキュームを使用した、いわゆる吸着
盤方式が一般的である。しかし、前記したように、補強
パーティクルボードに使用するシートはパーティクルボ
ードの中間部と表層部の木質チップの連続性を確保する
ためにメッシュ状シートを用いる必要があり、従来の吸
着盤方式では、メッシュの目からバキュームが漏れるの
で、メッシュ状シートを吸着することができない。
グするためには、バキュームを使用した、いわゆる吸着
盤方式が一般的である。しかし、前記したように、補強
パーティクルボードに使用するシートはパーティクルボ
ードの中間部と表層部の木質チップの連続性を確保する
ためにメッシュ状シートを用いる必要があり、従来の吸
着盤方式では、メッシュの目からバキュームが漏れるの
で、メッシュ状シートを吸着することができない。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、メッシュ状シートを円滑にかつ確実に把持すること
ができるメッシュ状シートの把持装置、特にパーティク
ルボードの製造設備に付加することにより、パーティク
ルボードを生産性良く製造することができるようになる
メッシュ状シートの把持装置を提供することを目的とす
る。
で、メッシュ状シートを円滑にかつ確実に把持すること
ができるメッシュ状シートの把持装置、特にパーティク
ルボードの製造設備に付加することにより、パーティク
ルボードを生産性良く製造することができるようになる
メッシュ状シートの把持装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のメッシュ状シー
トの把持装置は、メッシュ状シートを把持する装置であ
って、一対の把持板がほぼ水平面内で互いに近接・離間
可能に設けられ、各把持板の下縁には前記メッシュ状シ
ートの目内に挿入される鋸状等の突起物が複数設けら
れ、これらの各突起物の先端部が前記把持板の離間する
方向に向いており、前記把持板を近接・離間する駆動手
段が設けられたことを特徴とする。
トの把持装置は、メッシュ状シートを把持する装置であ
って、一対の把持板がほぼ水平面内で互いに近接・離間
可能に設けられ、各把持板の下縁には前記メッシュ状シ
ートの目内に挿入される鋸状等の突起物が複数設けら
れ、これらの各突起物の先端部が前記把持板の離間する
方向に向いており、前記把持板を近接・離間する駆動手
段が設けられたことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明のメッシュ状シートの把持装置によれ
ば、把持板の下縁に形成された鋸状等の突起物をメッシ
ュ状シートに軽く接触させて、鋸状等の突起物をメッシ
ュ状シートの目内に挿入し、次いで、駆動手段により一
対の把持板を離間させ、これにより突起物間のメッシュ
状シートに若干の張力を付与しつつ把持する。この後、
例えば把持板を適宜の移動手段により所定の位置に移動
させ、前記したのとは逆に、駆動手段により一対の把持
板を近接する方向に移動させて、把持板の鋸状等の突起
物とメッシュ状シートとの係合を解除してメッシュ状シ
ートを所定の位置に設置する。
ば、把持板の下縁に形成された鋸状等の突起物をメッシ
ュ状シートに軽く接触させて、鋸状等の突起物をメッシ
ュ状シートの目内に挿入し、次いで、駆動手段により一
対の把持板を離間させ、これにより突起物間のメッシュ
状シートに若干の張力を付与しつつ把持する。この後、
例えば把持板を適宜の移動手段により所定の位置に移動
させ、前記したのとは逆に、駆動手段により一対の把持
板を近接する方向に移動させて、把持板の鋸状等の突起
物とメッシュ状シートとの係合を解除してメッシュ状シ
ートを所定の位置に設置する。
【0012】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明の一実施例
のメッシュ状シートの把持装置(以下、特別の場合を除
いて単に把持装置という。)を備えた補強パーティクル
ボードの製造装置について説明する。なお、図6と同様
な構成要素には同一符号を付して説明する。
のメッシュ状シートの把持装置(以下、特別の場合を除
いて単に把持装置という。)を備えた補強パーティクル
ボードの製造装置について説明する。なお、図6と同様
な構成要素には同一符号を付して説明する。
【0013】すなわち、図1〜図4に示すように、平板
状のパレットPを一方向に搬送する搬送手段(例えば、
ベルトコンベア)10と、前記パレットPの搬送路に設
けられ、接着剤が混合された木質チップを前記パレット
P上に散布する3個のチップ散布手段1〜3と、これら
のチップ散布手段2,3の間に設けられ、チップ散布手
段2により散布された木質チップ上にメッシュ状シート
11を把持した後、搬送して設置する本発明の一実施例
の把持装置12と、チップ散布手段3の下流側に設けら
れ、積層された木質チップ及びメッシュ状シートを高温
・高圧で成形する例えばホットプレスからなる成形手段
9とを備える。
状のパレットPを一方向に搬送する搬送手段(例えば、
ベルトコンベア)10と、前記パレットPの搬送路に設
けられ、接着剤が混合された木質チップを前記パレット
P上に散布する3個のチップ散布手段1〜3と、これら
のチップ散布手段2,3の間に設けられ、チップ散布手
段2により散布された木質チップ上にメッシュ状シート
11を把持した後、搬送して設置する本発明の一実施例
の把持装置12と、チップ散布手段3の下流側に設けら
れ、積層された木質チップ及びメッシュ状シートを高温
・高圧で成形する例えばホットプレスからなる成形手段
9とを備える。
【0014】前記把持装置12は、図4に示すように、
ほぼ水平面内で互いに近接・離間可能に設けられた一対
の把持板13と、この把持板13を近接・離間させる駆
動手段(例えば、エアーシリンダー)14と、前記把持
板13を前記パレットPの搬送路の上方に移動させる移
動手段15(図2、図3参照)とを備える。また、前記
各把持板13の下縁には前記メッシュ状シート11の目
内に挿入される鋸状等の突起物13aが複数設けられ、
これらの各突起物13aの先端部が前記把持板13の離
間する方向に向いている。
ほぼ水平面内で互いに近接・離間可能に設けられた一対
の把持板13と、この把持板13を近接・離間させる駆
動手段(例えば、エアーシリンダー)14と、前記把持
板13を前記パレットPの搬送路の上方に移動させる移
動手段15(図2、図3参照)とを備える。また、前記
各把持板13の下縁には前記メッシュ状シート11の目
内に挿入される鋸状等の突起物13aが複数設けられ、
これらの各突起物13aの先端部が前記把持板13の離
間する方向に向いている。
【0015】図2に示すように、前記搬送手段10を跨
ぐように門型のフレーム16が設けられており、このフ
レーム16の上辺部分の上部には、前記移動手段15が
載置されている。この移動手段15は、方形状の枠体1
8と、この枠体18の四隅に取り付けられ、フレーム1
6の上辺部分の上面に接触する4個の車輪17と、これ
らの車輪17のうち対向する位置に配置された車輪を回
転自在に支持する連結ロッド20と、この連結ロッド2
0に回転力を付与するモータ19とを備える。また、枠
体18の側面には下方に延びる懸架ロッド27が固定さ
れており、この懸架ロッド27の下端には懸架板28が
固定されている。
ぐように門型のフレーム16が設けられており、このフ
レーム16の上辺部分の上部には、前記移動手段15が
載置されている。この移動手段15は、方形状の枠体1
8と、この枠体18の四隅に取り付けられ、フレーム1
6の上辺部分の上面に接触する4個の車輪17と、これ
らの車輪17のうち対向する位置に配置された車輪を回
転自在に支持する連結ロッド20と、この連結ロッド2
0に回転力を付与するモータ19とを備える。また、枠
体18の側面には下方に延びる懸架ロッド27が固定さ
れており、この懸架ロッド27の下端には懸架板28が
固定されている。
【0016】図4に示すように、前記懸架板28の下面
には前記駆動手段14が固定されており、駆動手段14
のピストンロッド14aの先端には移動板22がピン2
3を介して連結されている。この移動板22は、懸架板
28に固定されたスライドベアリング24に摺動自在に
案内されている。この移動板22の下面には、上下方向
に多少上下動できるクッション用のシリンダ25が固定
されており、このシリンダ25の可動部分には、前記把
持板13を保持する保持板26が固定されている。
には前記駆動手段14が固定されており、駆動手段14
のピストンロッド14aの先端には移動板22がピン2
3を介して連結されている。この移動板22は、懸架板
28に固定されたスライドベアリング24に摺動自在に
案内されている。この移動板22の下面には、上下方向
に多少上下動できるクッション用のシリンダ25が固定
されており、このシリンダ25の可動部分には、前記把
持板13を保持する保持板26が固定されている。
【0017】また、図2に示すように、前記搬送手段1
0の側方には、把持装置12により搬送されるべきメッ
シュ状シート11を供給するメッシュ状シート供給装置
30が設けられている。このメッシュ状シート供給装置
30は、図示しない昇降手段により昇降されるパレット
受け台31と、このパレット受け台31上に設けられた
ローラ33と、このローラ33上に載置されるメッシュ
状シート用のパレット32とを備えている。このパレッ
ト32上には、所定の大きさに裁断されて方形形状とさ
れたメッシュ状シート11が数百枚積層して載置される
(図中の34が積層された部分を示す)。
0の側方には、把持装置12により搬送されるべきメッ
シュ状シート11を供給するメッシュ状シート供給装置
30が設けられている。このメッシュ状シート供給装置
30は、図示しない昇降手段により昇降されるパレット
受け台31と、このパレット受け台31上に設けられた
ローラ33と、このローラ33上に載置されるメッシュ
状シート用のパレット32とを備えている。このパレッ
ト32上には、所定の大きさに裁断されて方形形状とさ
れたメッシュ状シート11が数百枚積層して載置される
(図中の34が積層された部分を示す)。
【0018】次に、本実施例の補強パーティクルボード
の製造装置の作用について説明する。
の製造装置の作用について説明する。
【0019】まず、パレットPを搬送手段10により一
方向に搬送し、この搬送途中で、チップ散布手段1によ
り細粒の木質チップを散布し、次いで、チップ散布手段
2により比較的大径の木質チップを散布して、これらの
木質チップを積層した状態とする。
方向に搬送し、この搬送途中で、チップ散布手段1によ
り細粒の木質チップを散布し、次いで、チップ散布手段
2により比較的大径の木質チップを散布して、これらの
木質チップを積層した状態とする。
【0020】次に、把持装置12によりメッシュ状シー
ト11を把持・搬送して木質チップ上に設置する。すな
わち、図4に示すように、把持板13の下縁に形成され
た鋸状等の突起物13aをメッシュ状シート11に軽く
接触させて、鋸状等の突起物13aをメッシュ状シート
11の目内に挿入し、次いで、駆動手段14により一対
の把持板13を離間する方向(図4において外側方向)
に移動させ、これにより突起物13a間のメッシュ状シ
ート11に若干の張力を付与しつつ把持する。次いで、
移動手段15により、すなわち、モータ19を回転させ
ることにより回転力を車輪17に伝えることにより枠体
18を移動させて、把持板13をパレットPの搬送路の
上方に移動させる。ここで、搬送手段10により搬送さ
れるパレットとタイミングをとるために一時待機し、下
方にパレットPが搬送されたときに、駆動手段14によ
り一対の把持板13を近接する方向(図4において内側
方向)に移動させて、把持板13の鋸状等の突起物13
aとメッシュ状シート11との係合を解除してメッシュ
状シート11をパレット上の木質チップ上に落下させて
設置する。
ト11を把持・搬送して木質チップ上に設置する。すな
わち、図4に示すように、把持板13の下縁に形成され
た鋸状等の突起物13aをメッシュ状シート11に軽く
接触させて、鋸状等の突起物13aをメッシュ状シート
11の目内に挿入し、次いで、駆動手段14により一対
の把持板13を離間する方向(図4において外側方向)
に移動させ、これにより突起物13a間のメッシュ状シ
ート11に若干の張力を付与しつつ把持する。次いで、
移動手段15により、すなわち、モータ19を回転させ
ることにより回転力を車輪17に伝えることにより枠体
18を移動させて、把持板13をパレットPの搬送路の
上方に移動させる。ここで、搬送手段10により搬送さ
れるパレットとタイミングをとるために一時待機し、下
方にパレットPが搬送されたときに、駆動手段14によ
り一対の把持板13を近接する方向(図4において内側
方向)に移動させて、把持板13の鋸状等の突起物13
aとメッシュ状シート11との係合を解除してメッシュ
状シート11をパレット上の木質チップ上に落下させて
設置する。
【0021】次いで、チップ散布手段3により細粒の木
質チップを散布し、ホットプレス等の成形手段9により
積層された木質チップ及びメッシュ状シート11を高温
・高圧で成形して板状のパーティクルボードを得る。
質チップを散布し、ホットプレス等の成形手段9により
積層された木質チップ及びメッシュ状シート11を高温
・高圧で成形して板状のパーティクルボードを得る。
【0022】このようにして得られたパーティクルボー
ドは、木質チップ間にメッシュ状シート11が積層され
て配置されているので、パーティクルボードに所定の強
度を持たせることができ、建設工事においてコンクリー
ト用型枠等として使用することができる。
ドは、木質チップ間にメッシュ状シート11が積層され
て配置されているので、パーティクルボードに所定の強
度を持たせることができ、建設工事においてコンクリー
ト用型枠等として使用することができる。
【0023】また、本実施例では、メッシュ状シート1
1は把持装置12により搬送手段10の側方から搬入さ
れるので、通常の木質チップの積層工程を中断すること
なく、連続的にメッシュ状シート11を設置することが
でき、高い生産効率を得ることができる。
1は把持装置12により搬送手段10の側方から搬入さ
れるので、通常の木質チップの積層工程を中断すること
なく、連続的にメッシュ状シート11を設置することが
でき、高い生産効率を得ることができる。
【0024】しかも、本実施例では、既存の製造装置
(チップ散布手段1,2,3や搬送手段10等)の大部
分を使用することができ、したがって、本実施例のよう
な把持装置12を設けても、設備コストが大幅に増大す
ることがない。
(チップ散布手段1,2,3や搬送手段10等)の大部
分を使用することができ、したがって、本実施例のよう
な把持装置12を設けても、設備コストが大幅に増大す
ることがない。
【0025】なお、本実施例では、鋸状等の突起物13
aに係止されたメッシュ状シート11を鋸状等の突起物
13aから外すために、単に駆動手段14を駆動して把
持板13を近接する方向に移動させるだけであったが、
鋸状等の突起物13aからの離脱を確実に行わせるため
に、メッシュ状シート11を下方に押すプッシャ装置を
設けたり、把持板13を振動させる振動装置を設けたり
するようにしてもよい。
aに係止されたメッシュ状シート11を鋸状等の突起物
13aから外すために、単に駆動手段14を駆動して把
持板13を近接する方向に移動させるだけであったが、
鋸状等の突起物13aからの離脱を確実に行わせるため
に、メッシュ状シート11を下方に押すプッシャ装置を
設けたり、把持板13を振動させる振動装置を設けたり
するようにしてもよい。
【0026】また、本実施例では、ハンドリング上の利
便性と設備の簡素化とを考慮して、方形状に裁断された
メッシュ状シート11を用いるようにしているが、ロー
ル状に巻かれたメッシュ状シートをラインサイドで自動
的に適宜の長さに裁断するようにしてもよい。
便性と設備の簡素化とを考慮して、方形状に裁断された
メッシュ状シート11を用いるようにしているが、ロー
ル状に巻かれたメッシュ状シートをラインサイドで自動
的に適宜の長さに裁断するようにしてもよい。
【0027】また、本実施例の把持板13の代わりに図
5に示すような複数の突起物30aを備えた把持板30
を用いてもよい。なお、突起物の形状・寸法は適宜選択
することができる。
5に示すような複数の突起物30aを備えた把持板30
を用いてもよい。なお、突起物の形状・寸法は適宜選択
することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のメッシュ
状シートの把持装置は、一対の把持板がほぼ水平面内で
互いに近接・離間可能に設けられ、各把持板の下縁には
前記メッシュ状シートの目内に挿入される鋸状等の突起
物が複数設けられ、これらの各突起物の先端部が前記把
持板の離間する方向に向いており、前記把持板を近接・
離間する駆動手段が設けられたので、メッシュ状シート
を円滑にかつ確実に把持することができ、例えばパーテ
ィクルボードの製造設備に付加すればパーティクルボー
ドを生産性良く製造することができる。
状シートの把持装置は、一対の把持板がほぼ水平面内で
互いに近接・離間可能に設けられ、各把持板の下縁には
前記メッシュ状シートの目内に挿入される鋸状等の突起
物が複数設けられ、これらの各突起物の先端部が前記把
持板の離間する方向に向いており、前記把持板を近接・
離間する駆動手段が設けられたので、メッシュ状シート
を円滑にかつ確実に把持することができ、例えばパーテ
ィクルボードの製造設備に付加すればパーティクルボー
ドを生産性良く製造することができる。
【図1】本発明の一実施例の把持装置を備えた補強パー
ティクルボードの製造装置の概略を示す平面図である。
ティクルボードの製造装置の概略を示す平面図である。
【図2】図1の補強パーティクルボードの製造装置の具
体的な構成を示す正面図である。
体的な構成を示す正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図1及び図2に示した補強パーティクルボード
の製造装置中に使用されている把持装置の側面図であ
る。
の製造装置中に使用されている把持装置の側面図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例の把持板を示す図である。
【図6】従来のパーティクルボードの製造工程を示す側
面図である。
面図である。
11 メッシュ状シート 12 把持装置 13 把持板 13a 鋸状等の突起物 14 駆動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶岡 保夫 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 武川 芳広 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 小日山 和隆 福島県いわき市泉町下川字田宿一番地の一 小名浜合板株式会社内 (72)発明者 望月 源治郎 福島県いわき市泉町下川字田宿一番地の一 小名浜合板株式会社内 (72)発明者 安部 雅信 福島県いわき市泉町下川字田宿一番地の一 小名浜合板株式会社内 (72)発明者 野口 一樹 東京都中央区日本橋三丁目3番9号 与志 本林業株式会社内 (72)発明者 飯島 和夫 福島県福島市郷野目字東1番地 日東紡績 株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 メッシュ状シートを把持するメッシュ状
シートの把持装置であって、一対の把持板がほぼ水平面
内で互いに近接・離間可能に設けられ、各把持板の下縁
には前記メッシュ状シートの目内に挿入される鋸状等の
突起物が複数設けられ、これらの各突起物の先端部が前
記把持板の離間する方向に向いており、前記把持板を近
接・離間する駆動手段が設けられたことを特徴とするメ
ッシュ状シートの把持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1687694A JPH07223753A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | メッシュ状シートの把持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1687694A JPH07223753A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | メッシュ状シートの把持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07223753A true JPH07223753A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11928394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1687694A Pending JPH07223753A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | メッシュ状シートの把持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07223753A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109179028A (zh) * | 2018-10-26 | 2019-01-11 | 常州市新创智能科技有限公司 | 一种可变门幅针刺吸盘取布框及控制方法 |
KR102155892B1 (ko) * | 2019-06-05 | 2020-09-15 | (주)에이치에스엠 | 통기성 시트소재의 분리 및 이송용 그리퍼 |
-
1994
- 1994-02-10 JP JP1687694A patent/JPH07223753A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109179028A (zh) * | 2018-10-26 | 2019-01-11 | 常州市新创智能科技有限公司 | 一种可变门幅针刺吸盘取布框及控制方法 |
KR102155892B1 (ko) * | 2019-06-05 | 2020-09-15 | (주)에이치에스엠 | 통기성 시트소재의 분리 및 이송용 그리퍼 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020723 |