JPH07222752A - 骨固定用具 - Google Patents

骨固定用具

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JPH07222752A
JPH07222752A JP6015248A JP1524894A JPH07222752A JP H07222752 A JPH07222752 A JP H07222752A JP 6015248 A JP6015248 A JP 6015248A JP 1524894 A JP1524894 A JP 1524894A JP H07222752 A JPH07222752 A JP H07222752A
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bone
resin
fixing
fixing means
press fitted
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JP6015248A
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Atsushi Matsumoto
淳 松本
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Terumo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】開口部4より流路2から孔3を通じて骨固定用
の樹脂9を、軟組織部分7および骨欠損部等に注入す
る。 【効果】従来の骨ネジ等による内固定より、強固に固定
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、整形外科や口腔外科に
おいて、骨折した骨同士の内固定や、骨切り術での骨片
の内固定、人工物の骨への固定などに利用される骨固定
用具に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、整形外科や口腔外科において、骨折治療や、変形関
節の骨切り術の際の骨片固定、さらには人工球蓋や人工
関節などの用具を固定する際には、スクリューやプレー
ト、ワイヤー、髄内釘などの内固定用具が一般的に用い
られてきた。骨折の治療法はギプス固定でよく知られて
いる外固定と、骨折部を外科的に開放する内固定に分け
られるが、内固定の利点は、固定用具によって骨折面が
固定され、術後早期に運動が可能となる点と、骨折面を
圧迫固定することによって治癒が促進される点にある。
このような内固定用具の形状や使用方法はマニュアルオ
ブインターナルフィクセイション(エム.イー.ミューラ
ーら著、1991 第3版 シュプリンガー・フェアラ
ーク発行)や、小骨折の内固定(ユー.ハイム、ケー.エ
ム.プファイファー共著、1989、シュプリンガー・
フェアラーク東京(株)発行)やASTM(F564-
85、F543-82、F336-82、F453-76
など)に詳しく記載されており、過去の詳しい実証経験
から、骨の様々な部位、損傷状態に対して充分な固定性
を発揮しかつ治癒を阻害しない用具の形状と材質、使用
法が設定されている。
【0003】内固定用具の内骨ネジは、固定する一方の
骨に骨ネジに合うネジ山を切り、ネジ頭と固定する骨に
挿入されたネジ山との間の引張り応力によって、骨接合
面を均等に圧迫し固定する。その際骨ネジを通すための
穴やその穴にネジ止めのためのネジきりを正確に行う必
要があるが、接合面の把握が難しいため穴へのネジ切り
が少なくなったり、特に硬い皮質骨の部分でドリルのゆ
がみによって穴がゆがんだためネジ穴が正確にきれなか
ったりする場合があり、その際には固定が充分ではな
く、ネジが折れたり、接合面ががたつくため偽関節を生
じたりする場合があった。
【0004】さらに、骨へのネジ穴の作製の際、固定性
に関わる皮質骨の厚さや海綿骨の密度を事前に知ること
は重要であり、X線が一般的に用いられるが、ネジ穴を
骨に開ける際の感覚も重要な要素である。強度の低い老
人骨や海綿骨部分での固定のためには、固定強度を増す
ために山の高いキャンセラススクリューと呼ばれるスク
リューが一般的に用いられているが、骨の強度を正確に
知ることは簡単ではなく、山の高いキャンセラススクリ
ューでも、骨密度の低下した老人の海綿骨固定などは充
分な固定性を出すことは困難な場合があった。
【0005】このような場合、骨組織に注入したり固定
用具と骨組織の間隙をうめることで固定性を上げること
ができると考えられる。例えばアクリル系のボーンセメ
ントは、実績もありこのような固定の補強に利用可能で
あるが、この樹脂は骨に注入する前に硬化剤と混合する
手間がかかり、安全性についても、急性血圧低下につづ
く心停止の危険性や硬化時の発熱による正常骨組織障害
などの問題がある。また、熱可塑性樹脂を溶融し、強度
の低い骨内に注入固化して強度を上げたのち、スクリュ
ー等で固定する方法も考えられるが、加熱によって流動
化した樹脂を高温のまま骨内に圧入すると、樹脂の熱で
周囲骨組織が障害を受け、治癒を妨げることは明かであ
る。
【0006】またこれら内固定用具は一般に、ステンレ
ス合金やチタン合金などの金属製のものが利用されてお
り、骨折が治癒したのちは、できうるかぎり体外に除去
されねばならない。これは金属性の内固定用具が骨組織
より硬いことから、骨に伝わる応力が内固定用具に吸収
され、内固定用具周辺の骨組織が脆弱化するという問題
があるためである。さらに場合によっては、金属アレル
ギーによる炎症形成や、長期的に骨から離脱し周囲の軟
組織を障害したりする可能性がある。このような問題
は、ボーンセメントを固定用具周辺組織に注入した場合
も同じく生ずる問題である。
【0007】内固定用具を体外に取り出す手術手技は抜
釘術とよばれるが、手術部位を再度開けるため組織が複
雑化しており、手術部位によっては神経束や血管系を障
害する恐れがある。従って、抜釘術を行うか行わないか
の判断は、内固定用具による治癒障害や患者の違和感の
状況と抜釘術の困難さのかねあいにより、状況によって
判断されるのが常である。前記の抜釘術を不要にし、か
つ、治癒後の骨組織の脆弱化を低減させる方法として、
内固定用具を吸収性の樹脂で作製することが提案されて
いる(特開平3-29663号)。しかしながら、内固
定用具に要求される特性は、単なる骨の接続だけではな
く、骨折面に均等な圧迫力をかけることにある。従っ
て、最低2週から12週は必要な骨治癒の間、基本的に
クリープ特性をもつプラスチックのみで持続的な骨折面
での圧迫力を維持する為には、より詳しい検討が必要で
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記の
問題点を鑑み、周辺骨組織への障害を起こさず従来の金
属製内固定用具よりも強い内固定のできる内固定用具、
およびそれを用いた新規な骨固定方法を提供することに
ある。さらに本発明の目的は、周辺骨組織への障害を起
こさず従来の金属製内固定用具よりも強い内固定ので
き、しかも分解吸収性樹脂を用い抜釘術を不要にした新
しい内固定用具、およびそれを用いた新規な骨固定方法
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するため鋭意研究を行った結果、下記の本発明を見い
だした。 (1) 少なくとも一部分を骨内に埋没することにより
骨の接合を行う骨固定用具において、内部に骨外に露出
する部分から骨内に埋没される部分へ通じる流路を有
し、さらに前記骨内に埋没される部分に前記流路より骨
内に埋没される部分の表面に通じる一つ以上の孔を有す
ることを特徴とする骨固定用具。 (2) 上記(1)記載の骨固定用具において、体内で
分解吸収される材質から形成される骨固定用具。
【0010】(3) 上記(1)あるいは(2)に記載
の骨固定用具を用いて、骨固定を行う樹脂を前記流路か
ら前記孔を通じて当該骨固定用具と骨組織内との間に生
じた隙間に圧入することを特徴とする骨の接合方法。 (4) 前記骨固定を行う樹脂がヒト体温付近における
結晶化速度が遅い熱可塑性樹脂である上記(3)に記載
の骨の接合方法。
【0011】(5) 前記骨固定を行う樹脂が体内で分
解吸収される樹脂からなる上記(3)ないし(4)に記
載の骨の接合方法。 (6) 前記骨固定を行う樹脂がポリヒドロキシ酪酸を
含む、あるいはヒドロキシ酪酸単位を含む共重合体を含
む樹脂からなる上記(3)(4)ないし(5)に記載の
骨の接合方法。
【0012】本発明の骨固定用具の外観的形状は特に限
定されず、例えばネジ、棒状体、管状編織物、管状メッ
シュ、不織布チューブ等が挙げられ、内部に骨外に露出
する部分から骨内に埋没される部分へ通じる流路を有
し、さらに前記骨内に埋没される部分に前記流路より骨
内に埋没される部分の表面に通じる一つ以上の孔を有す
るものであればよい。
【0013】本発明の骨固定用具の材質は、市販されて
いるネジ類に用いられているステンレス(SUS316
L)、チタン、モリブテン合金等の金属やアルミナセラ
ミックス等のセラミックスも使用できるが、金属やセラ
ミックスでは骨組織に比べて固すぎることや抜釘をしな
ければならないことから、体内で分解吸収される材質を
使用することが好ましい。
【0014】本発明の骨固定用具に用いられる体内で分
解吸収さらる材質とは、硬質の材料であれば既存の様々
な樹脂が利用可能であり、最低限骨の離断面が癒合する
まで、骨片間の圧迫強度を保持し、分解吸収によって骨
固定用具と骨組織の間にがたつきを生じないものであれ
ばよく、例えば、ポリ乳酸やポリジオキサノン、ポリヒ
ドロキシ酪酸のような分解吸収性ポリエステルやキチ
ン、キトサン等の多糖類、さらにはそれら樹脂にヒドロ
キシアパタイトのような骨置換の可能な燐酸塩類等を含
有させたものが利用できる。
【0015】実際にどのような材質を利用するかは、応
力を必要とする期間によって選択することができる。例
えば、ポリ乳酸やポリヒドロキシ酪酸は、移植前の各ポ
リマーの形状や分子量などにもよるが、体内での応力保
持は6カ月から1年の間可能であると予想される。ま
た、ポリジオキサノンは1から3カ月、吸収性縫合糸に
利用されているポリグリコール酸やポリグリコール酸ポ
リ乳酸共重合体は1週間前後であると予想される。これ
らは、骨固定用具の応力保持の必要な期間から適当に設
定である。
【0016】本発明は前記骨固定用具は、該骨固定用具
の骨外に露出した部分から、骨内に埋没される部分に通
じる流路および前記流路より骨内に埋没される部分の表
面に通じる一つ以上の孔を通じて、骨を固定させる樹脂
を、該骨固定用具と骨との隙間ないし骨組織内に圧入さ
せることができ、従来の骨内固定の方法より強固な固定
が行える。
【0017】本発明において、骨を固定させる樹脂に
は、市販されている骨セメント等が使用できるが、ヒト
体温付近における結晶化速度が遅い熱可塑性樹脂、さら
には体内で分解吸収される樹脂が好ましい。具体的に
は、ポリヒドロキシ酪酸を含む、あるいはヒドロキシ酪
酸単位を含む共重合体を含む樹脂が挙げられる。
【0018】次に図面を参照しながら本発明を説明す
る。図1は本発明の骨ネジに成形された骨固定用具1を
利用し、海綿骨骨片を圧迫固定した断面図を示し、図2
はその後に骨固定を行う生体内で分解吸収されヒト体温
付近における結晶化速度が遅い熱可塑性樹脂(樹脂9)
を圧入した断面図を示す。
【0019】骨固定用具1は通常の市販骨ネジと同様に
して骨5と骨片6間を圧迫固定した後、骨固定用具1の
骨外部に露出したネジ頭に開口する開口部4から流路2
を通して、樹脂9を圧入する。樹脂9は、骨内部で開口
した孔3から、穴あけやネジ切りの際生じた骨固定用具
1と骨組織との隙間8に圧入される。その際、樹脂9は
海綿骨組織の軟組織部分7に部分的に圧入され得る。適
当な時間の後、樹脂9は硬化するが、骨組織内に若干な
りとも圧入された樹脂9が、骨固定用具1の周辺の本質
的に固定強度に関与しない軟組織部分7の一部に入り込
むことで、骨固定用具1の周辺の骨組織強度が増し、さ
らに、骨固定用具1と骨組織の不要な隙間8を樹脂9が
埋めることで、骨固定用具1のネジ山が骨に与える応力
をより広い骨組織に分散することができるため、骨固定
用具1による固定強度が増すことは明かである。さら
に、骨組織と骨固定用具1の間の滑り抵抗が増し、骨固
定用具の緩みを押さえる効果も明かである。
【0020】図3は、ネジ程固定力を要求しない末梢骨
の整復に使用するためピン状に成形した本発明の骨固定
用具11,21を利用し、海綿骨骨片を圧迫固定し、骨
固定を行う生体内で分解吸収されヒト体温付近における
結晶化速度が遅い熱可塑性樹脂(樹脂13)を圧入した
断面図を示す。骨固定用具11,21は運動時応力のか
かり難い末梢骨部位での骨折に使用され、穴開けと固定
を同時に行うことを目的とした骨を破壊しながら骨内に
挿入できる刃先14のついたもの(骨固定用具11)
や、一旦ドリルなどで穴開けしたのち挿入する刃先の無
いもの(骨固定用具21)がある。
【0021】図1及び図2の骨ネジタイプの骨固定用具
と同様に骨外部に露出した部分に開口する開口部12,
22から、流路15,25及び孔16,26を通じて、
骨片17、骨18と骨固定用具11,21の界面に樹脂
13を圧入し硬化することで、骨固定用具11,21と
骨組織の摩擦力を上昇させ固定性強化ができる。
【0022】また、骨固定用具11,21は、キルシュ
ナー鋼線のように通常骨内に挿入される部分より長く造
られており、骨に挿入後あるいは挿入直前に必要な長さ
に切断される。また、骨に挿入後に切断する場合、骨固
定用具11,21の端部が骨外に若干突出することが考
えられるが、このような場合端部突出部を樹脂13で覆
うことで、周辺軟組織への障害を減弱させる効果も期待
できる。
【0023】さらに、本発明においては、図4に示すよ
うにピン状の骨固定用具を単なるパイプ形状ではなく、
中空の編み物や織物の様な、繊維を素材として用いた多
孔質構造体とすることが可能である。骨固定用具31
は、骨固定用具11,21と同様に使用できるが、この
場合はピン側面の骨組織への樹脂の圧入は、繊維構造体
の隙間を通して達成されることもできる。また、骨に内
固定用具を挿入するための穴が作業上若干曲がったとし
ても、挿入時には骨固定用具31が曲げ方向に柔軟であ
るため穴に追随することができ、樹脂を圧入し硬化した
後は、骨組織と骨固定用具31の間の摩擦抵抗を上昇さ
せるだけではなく骨固定用具31の曲げ強度上昇の効果
も加わって、より良好な固定を得ることができる。この
骨固定用具31の強度上昇は、繊維間隙に樹脂が詰まり
繊維同士を接着することで達成されることは明かであ
る。
【0024】本発明の骨固定用具及びそれ使用した骨の
接合方法に利用される、生体内で分解吸収されヒト体温
付近における結晶化速度が遅い熱可塑性樹脂の硬化後の
物性は、硬化後再流動化しないものであれば基本的な問
題はない。
【0025】例えば、硬化後ゴムの様に柔軟な樹脂であ
ったり、あるいは硬化後比較的脆いためクラックを生じ
易い樹脂であっても、骨固定用具と骨組織の間隙を充分
密に満たしていれば、骨固定用具による応力が周辺骨組
織に伝わりにくくなる状況は考え難い。従って抜釘術を
行わないことが明かな場合は、既存のボーンセメントを
用いることも可能である。すなわち、通常の人工股関節
のステムの固定に使用する場合と同様に、ボーンセメン
トの主剤と硬化剤を混合したのち、注射筒をもちいて骨
固定用具と骨組織の間隙に圧入し使用することができ
る。
【0026】しかしながら内固定が、骨の治癒を目的と
し、基本的に抜釘術を行うことを原則としていることか
ら、特に骨折の内固定の場合には、体内で分解吸収され
得る樹脂を、ヒト体温付近における結晶化速度が遅く骨
内に圧入されるまで流動性を失わない樹脂として使用す
ることがより好ましいことは明かである。
【0027】鋭意検討した結果、このような樹脂とし
て、結晶化速度が充分遅く、かつ、溶融したのちヒト体
温付近まで冷却しても骨内に圧入するに充分な時間流動
性があり、結晶化が進むにつれ硬化するポリヒドロキシ
酪酸あるいはヒドロキシ酪酸を含む共重合体(例えば、
ポリ(ヒドロキシ酪酸/ヒドロキシ吉草酸)コポリマ
ー)が好適であることを見いだした。さらに、これらの
樹脂は、そのもの単体でも良好に使用できるが、様々な
添加物によって結晶化速度を調整できる。
【0028】ポリヒドロキシ酪酸あるいはその共重合体
は、一般にヒドロキシアルカノエート重合体と呼ばれ、
その単量体は以下のような構造式(1)で現される。
【0029】
【化1】
【0030】(Rは水素あるいはアルキル基を示し、n
は1から8の整数を示す)
【0031】ちなみにポリヒドロキシ酪酸ホモポリマー
は、Rがメチル基,n=1の単位の重合体であり、ポリ
(ヒドロキシ酪酸/ヒドロキシ吉草酸)コポリマーは、
Rがエチル基,n=1の単位と、Rがメチル基,n=1
の単位の共重合体である。ポリヒドロキシ酪酸ホモポリ
マー及びポリ(ヒドロキシ酪酸/ヒドロキシ吉草酸)コ
ポリマーは、微生物細菌のエネルギー源として菌体内部
に形成され、土中の常在菌によって分解吸収される熱可
塑性ポリエステルであり、生体内においても異物反応を
刺激することなく崩壊することが知られている。
【0032】例えば、ミラー(N.D.Miller)とウイルア
ム(D.F.Willams)は、生体内でのポリヒドロキシ酪酸
ホモポリマー及びポリ(ヒドロキシ酪酸/ヒドロキシ吉
草酸)コポリマーが、生体内では加水分解と酵素分解の
両方の方法で分解されることを示した(バイオマテリア
ルス[Biomaterials] 1987,vol.8,p.p.129)。さらに
同様の結果が斎藤らによっても報告されている(バイオ
マテリアルス[Biomaterials] 1991,vol.12,p.p.30
9)。また人工心膜にポリヒドロキシ酪酸ホモポリマー
を利用し、良好な組織反応を得たという報告もある(ジ
ャーナル オブ ソラシック アンド カージオバスキ
ュラー サージェリー[J.Thorac.Cardiovasc.Surg.]
1992,vol.104,p.p.600)。
【0033】このようなポリヒドロキシ酪酸を含む、あ
るいはヒドロキシ酪酸単位を含む共重合体を含むヒト体
温付近における結晶化速度が遅い熱可塑性樹脂を、ヒト
体温付近においても骨内に圧入されるまで流動性を失わ
ない樹脂として利用する方法は、単純に溶融材料を水浴
で急冷し注射筒で圧入してもよいが、作業を簡便に行う
ためには図5に示すような基本構造をもつ装置50によ
ってより可能となる。この装置の基本的な構成は加熱機
構54、冷却機構55、前記樹脂57と、樹脂の通路で
あるノズル52からなる。加熱機構54によって樹脂溶
融部53で溶融流動化された樹脂57は、ノズル52を
通る際、冷却機構55によりひと体温以下に冷却され、
低温状態で流動性を保った樹脂57がノズル口51から
吐出される。
【0034】その際、樹脂のノズル口51方向への流れ
を調整するための加圧機構56があることが望ましい。
さらに、ヒト体温付近においても骨内に圧入されるまで
流動性を失わない樹脂57を効率良く圧入するために、
本装置のノズル口51と本発明の骨固定用具の前記樹脂
を注入する開口部を、テーパー勘合等の方法で一時的に
液密に連結できる機構を加えると効果的である。冷却機
構の温度や構造については、ノズル素材や冷媒の熱電導
率、熱効率、樹脂の組成や分子量による低温流動樹脂の
粘度の温度依存性など幅広く考え任意に選択でき、少な
くとも樹脂をできるだけ急速にヒト体温以下の温度に下
げる構造であれば何ら限定されない。
【0035】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明
する。本発明の骨固定用具は、現在通常に行われている
切削加工技術や、射出成形技術、糸の編み織り加工技術
などを使用すれば、容易に成形作製できる。
【0036】(実施例1)市販の金属製骨ネジ63(S
US316L製4mm小海綿骨スクリュー、全長20mm、
ジンマー社製)に、ボール盤を用いて軸にそって直径1
mmの貫通穴61を貫通し、さらに骨ネジの軸に垂直な方
向から開けた直径1mmの穴62を貫通穴61に連絡さ
せ、本発明に係わる金属製骨ネジ形状の骨固定用具60
を作製した(図5)。
【0037】(実施例2)金型に加熱炉の中で溶融した
ポリヒドロキシ酪酸(ポリサイエンス社製、分子量50
万)を流し込み棒状体を作製したのち、切削加工にて実
施例1の金属製骨ネジと同じ形状の生体内で分解吸収さ
れるネジを作成した。以後、実施例1と同様に穴を成形
して本発明に係わる生体内で分解吸収される骨ネジ形状
の骨固定用具を作製した。
【0038】(実施例3)図7に示されるような、骨固
定用具と骨組織の間隙に樹脂を圧入する装置70を作製
した。樹脂71には、ポリヒドロキシ酪酸ポリヒドロキ
シ吉草酸コポリマー(ヒドロキシ吉草酸含量17%,M
W.150,000 アルドリッチ社製)を用い、冷却は
冷却コイル72内への水循環にておこなった。ヒーター
73に電源コード77より通電し、樹脂71を加熱しな
がらプッシュロッド74を指で押しつけることにより吐
出された樹脂75は、指でさわっても何等熱くなく、ま
た、水飴の様な粘着性をもち、数分後には硬化した。
尚、本装置のノズル76の内径は1.1mmのステンレス
製パイプを使用した。
【0039】実施例1及び2にて作製した4mm骨固定用
具の挿入可能なネジ穴を羊骨盤にあけ、同キャンセラス
スクリューをねじこんだ後、本装置71により同樹脂を
圧入し、骨固定用具の良好な固着性を確認した。
【0040】(実施例4)高分子の結晶化速度は、比容
変化、赤外結晶性バンド、X線回折強度、広幅NMRス
ペクトル、結晶化の際に放出される熱量、脱偏光強度変
化などを測定することによって得られる。本明細書に記
載の結晶化速度は、脱偏光強度変化の測定によって得ら
れたものであり、高分子化学(Vol.29,pp.139-143,197
2)に詳しく記載されている。この方法の原理は、加熱
溶融した樹脂組成物を一定温度に急冷し、恒温下で、樹
脂の結晶化に比例した複屈折の変化を指標として、経時
的に結晶化度の変化を測定するものである。。
【0041】ポリ(ヒドロキシ酪酸/ヒドロキシ吉草
酸)コポリマー(ヒドロキシ吉草酸含量17% MW8
0万、アルドリッチ社製)のクロロホルム溶液(ポリマ
ー含量5% w/w)に各種添加物をポリマー重量に対して
各種濃度で添加溶解し、ガラス上にキャストし、試験片
を作製した。この試験片の結晶化速度を脱偏光強度法を
用いて測定した結果を表1に示した。尚、測定は60℃
あるいは40℃のシリコーンオイル中で行い、結晶化速
度は、結晶化が充分進んだ状態の脱偏光強度の2分の1
の脱偏光強度を示すに必要な時間(1/2結晶化時間)
をもって示した。
【0042】ポリヒドロキシ酪酸系樹脂は、結晶化速度
が遅く、本発明に利用する場合好適であるが、さらにこ
の樹脂に糖脂質を添加することでさらに結晶化速度を遅
くさせることができた。実施例3で使用した吐出装置を
用いて、同樹脂を吐出させたところ、良好な吐出性と、
硬化時間の延長を確認できた。なお、ポリヒドロキシ酪
酸ホモポリマー(ポリサイエンス社製)の1/2結晶化
時間は50秒であったが、吐出作業を手早く行えば充分
利用できる。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】本発明の骨固定用具によって、骨折や骨
切り術での骨片や人工物の骨への固定の際、特に海綿骨
や老人骨のような強度の低い骨部分での固定や、固定の
ために骨に開けた穴が若干曲がってしまった場合におい
ても、固定強度を上昇させることができる。
【0045】さらに本発明によって、強度の低い吸収性
樹脂で造られた内固定用具を使用しても初期固定性が良
好で、かつ抜釘術を不要にすることができる。さらに本
発明によって、体温付近で結晶化速度の遅い吸収性樹脂
を使用することで、周辺骨組織への影響を低減させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の骨ネジ形状の骨固定用具を用いて、
海綿骨骨片を圧迫固定した場合の断面図を示す。
【図2】 本発明の骨ネジ形状の骨固定用具を用いて、
海綿骨骨片を圧迫固定し、当該骨固定用具に骨固定を行
う樹脂を流し込んだ場合の断面図を示す。
【図3】 本発明のピン形状の骨固定用具を用いて、海
綿骨骨片を圧迫固定し、当該骨固定用具に骨固定を行う
樹脂を流し込んだ場合の断面図を示す。
【図4】 中空の編み物や織物の様な、繊維を素材とし
て用いた多孔質構造体を使用した本発明の実施形態の一
例を示す。
【図5】 本発明の熱可塑性樹脂の圧入する装置の概略
図を示す。
【図6】 実施例の本発明の骨固定用具を小海綿骨スク
リューに利用した場合の外観図を示す。
【図7】 本実施例に使用した骨固定用具と骨組織の間
隙に樹脂を圧入する装置の断面図を示す。
【符号の簡単な説明】
1・・・骨固定用具、2・・・流路、3・・・孔、4・・・開口部、
5・・・骨、6・・・骨片、7・・・軟組織部分、8・・・隙間、9
・・・骨固定用樹脂、11,21・・・骨固定用具、12,2
2・・・開口部、13・・・骨固定用樹脂、14・・・刃先、1
5,25・・・流路、16,26・・・孔、17・・・骨片、1
8・・・骨、31・・・骨固定用具、50・・・熱可塑性樹脂圧
装置、51・・・ノズル口、52・・・ノズル、53・・・樹脂
溶融部、54・・・加熱機構、55・・・冷却機構、56・・・
加圧機構、57・・・樹脂、61・・・貫通穴、62・・・穴、
63・・・金属製骨ネジ、70・・・熱可塑性樹脂圧装置、7
1・・・熱可塑性樹脂、72・・・冷却コイル、73・・・ヒー
ター、74・・・プッシュロッド、75・・・吐出された樹
脂、76・・・ノズル、77・・・電源コード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一部分を骨内に埋没することに
    より骨の接合を行う骨固定用具において、当該骨固定用
    具の内部に骨外に露出する部分から骨内に埋没される部
    分へ通じる流路を有し、さらに前記骨内に埋没される部
    分には前記流路より骨内に埋没される部分の表面に通じ
    る一つ以上の孔を有することを特徴とする骨固定用具。
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