JPH0722169A - 高周波交番磁場発生装置 - Google Patents

高周波交番磁場発生装置

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JPH0722169A
JPH0722169A JP12565991A JP12565991A JPH0722169A JP H0722169 A JPH0722169 A JP H0722169A JP 12565991 A JP12565991 A JP 12565991A JP 12565991 A JP12565991 A JP 12565991A JP H0722169 A JPH0722169 A JP H0722169A
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JP
Japan
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frequency
inverter
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high frequency
electric wire
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JP12565991A
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Toshihiko Takakura
敏彦 高倉
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 誘導加熱方式を利用する磁場発生装置におい
て、高周波を利用し、かつ周波数インバータと電磁コイ
ル部を距離的に分離した高周波交番磁場発生装置。 【効果】 上記構成を可能とすることにより、該磁場発
生装置の多用途性を確保することができ、特に従来のシ
ステムキッチンや業務用調理場の変革が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波交番磁場発生装
置、特に電磁コイル部を距離的に分離し、あらゆる分野
への応用性を高めたコイル分離式高周波交番磁場発生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁場発生装置においては、図5に
示すように周波数インバータ58と電磁コイル部51
は、一体的装置として製造されていた。実際の実施に際
しては、同図中の天板50上に、例えば、ステーキ皿搭
載部を設けることなどして活用していた。即ち、鉄製ス
テーキ皿に磁束を通すことにより、ステーキ皿内部に渦
電流を発生させ、この渦電流とステーキ皿の固有抵抗に
よってジュール熱が発生し、これによりステーキ皿自身
が加熱するという手段である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような場合、図5における周波数インバータ58と電磁
コイル部51が一体的であるために、吹きこぼれがイン
バータに付着したり、あるいは、該インバータ58が運
転・停止及びリセット等の各ボタン52、53、54温
度表示デジタル55、電源ブレーカ56並びに温度制御
ダイヤル57等の装備を有するため、運搬の困難性や天
板50上の料理等と下部の機械的外観とのアンバランス
が問題となっていた。(なお、上記一体型磁場発生装置
ないし電磁調理器は、本出願に係る発明者の発明に係
る。)そこで、上記不利不便を是正するとともに、あら
ゆる分野への応用性を高めるべく該インバータと電磁コ
イル部の分離方式を採用することとした。しかしなが
ら、多用途性を考慮すれば、高周波による磁場発生が望
ましいが、高周波を利用すれば、該インバータとコイル
部間の送電手段である電線が電気抵抗により、過熱・破
損してしまう実験結果が出て30cm以上は不可能であ
った。そこで、本発明の最終的課題は、該インバータと
コイル部を分離型とした場合の電線抵抗を少なくするこ
とにあり、よって、本発明は、コイル分離型高周波交番
磁場発生装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、誘導加熱方式を利用する磁場発生装置において、高
周波を利用し、かつ周波数インバータと電磁コイル部を
距離的に分離しつつ、周波数インバータと電磁コイル部
間の送電手段たる電線を抵抗に少ない金属、例えば、銀
により構成されることを特徴とする高周波交番磁場発生
装置を提供した。
【0005】
【作用】いわゆるコイル分離方式を採用することから、
特定の狭い用途のみならず、あらゆる分野への汎用性を
確保できる。例えば、本発明を従来のいわゆるシステム
キッチンに応用すれば、種々の面において調理場の革命
となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1において、本発明に係るコイル分離式高周
波交番磁場発生装置8の概略図を示している。周波数イ
ンバータ10から分離された電磁コイル部12は、両者
間の送電手段である電線11を経て高周波電流が送られ
る。この際、インバータスイッチ9をオンとすることに
より、図4にある元電源たる電源ブレーカ22を経て送
られた電流を該コイル部12へ周波数を変え送電するこ
ととなる。即ち、このインバータ10は、高周波電源発
生装置としての機能をもつ。ここに高周波とは、数百へ
ルツから数メガヘルツ程度までのものをいう。高周波を
用いることとしたのは、低周波では、必要な発熱を生ず
るだけの起電力が誘起されないからである。即ち、周波
数を高くするのは、表皮効果により、電流密度を高め、
被加熱物への吸収電力を高めるためである。
【0007】次に、送電線11は、導電性の高い金属、
例えば、銀製のものとする。導電性の低いものは、抵抗
が大きく加熱し、破損するからである。また、該インバ
ータ10とコイル部12との分離距離は、約30cm〜
3m程度が最も望ましい。図2(A)は、芯体15を中
心に渦巻き状に一連に巻かれ、装着された電磁コイル1
2を示している。この渦巻き状コイルは、外側端部を電
線13と連結され、内側端部を電線14と連結されてお
り、一連のものとなっている。そして、該コイルは、支
持部16により固定されている。このコイルは、従来の
ものが直径が220mm程度のものであったが、いわゆ
る電磁調理器として使用する場合には、図2(B)に示
すように約330mm程度のものが最も望ましい。
【0008】次に、図3は、いわゆるシステムキッチン
に本発明を応用したものであり、電磁コイル部12を図
4に示す電磁調理台23の天板19下のボディ部18に
複数設置した一実施例を示している。なお、被加熱物と
渦電流の関係において発生しジュール熱が、当該天板1
9下のコイル12にも伝達されることもあるので、該コ
イル12を保護すべくファン17が設けられている。こ
のように、複数の電磁コイル12をボディ部18に設置
することにより、図4にて示す如く、台上を単純平面化
した大型調理台とすることができる。従来の低周波利用
の小型調理器(例えば、市場にてホットプレートと呼ば
れているもの)は無論のこと、本願発明者の発明に係る
前記のコイル一体型高周波電磁調理器も、テーブルや調
理台上に乗せ利用していたため少なくともその大きさ分
のスペースを支配されていたが、本発明に係る磁場発生
装置をテーブルや調理台等に応用した場合は、図4に示
すように全くスペースを取ることがない。
【0009】一実施例である図4の大型調理台への応用
について説明すると、電磁コイル12を、ボディ部18
中に、天板19を置いた場合、天板が水平となるように
収納設置する。その設置数は、図3及び図4にて示した
ようにいかようにも複数個設置することができる。他
方、電源ブレーカ22から流れた電気は、インバータ1
0により周波数を変えられ高周波となって、電線11を
界し、例えば電磁調理台23へ達する。しかし、安全性
と諸利便性等の見地から電磁コイルに通ずるコイルスイ
ッチ21を別途設置する。このコイルスイッチ21をオ
ンにすることによって初めてコイル12へ高周波電流が
流れることとなる。また、上記電磁調理台23の場合、
温度設定、タイマー、リターン、リセット加算・減算等
の諸機能を有するタッチパネル20も具備する。このタ
ッチパネル20とコイルスイッチ21は、各々電磁コイ
ル部ごとに設置するのが望ましい。調理台として理解す
れば各電磁コイル部によって調理対象が相違し、従って
温度や調理時間等に差異が生ずるからである。なお、調
理対象を特定し、プログラム化する等コンピュータ制御
システムを駆使することにより本発明の有用性をより高
めることができる。
【0010】
【発明の効果】本発明により、従来存在しなかった周波
数インバータと電磁コイル部の分離式高周波交番磁場発
生装置を提供することができた。まず、高周波であるこ
とにより、直接加熱故、ガスや低周波のものに比し、極
めて熱効率が大である。ガスの熱効率が約45〜50%
で、低周波のものが約73%程度であるのに対し、高周
波によれば、約97%の熱効率である。この効果を上記
いわゆる分離式により生かすことにより高周波の磁場発
生装置の有用性を高めることができる。本装置を上記一
実施例として説明したように、特にシステムキッチンに
応用した場台、従来のガス台や電磁調理器等の如く該装
置のためのスペースを要せず、調理台の利便性の高揚に
寄与することとなり、従来のシステムキッチンを大きく
変革するものである。また、本装置によれば、ガス調理
器具の如く火を用い、周辺をも熱することによる危険性
も全くなく、更に通常大理石やみかげ石等を用いる天板
19上は、平板で電磁コイル12による凹凸形状がない
ため整理が容易で、清潔状態を維持できる等の付随的効
果がある。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る分離式高周波交番磁場発生装置
の概略図である。
【図2(A)】 本発明に係る電磁コイル部の設置状態
を示す概略図である。
【図2(B)】 本発明に係る電磁コイルの平均的大き
さを示す図である。
【図3】
【図4】 共に、本発明に係る磁場発生装置を大型調理
台に応用した一実施例を示す概略図である。
【図5】 従来の高周波電磁調理器を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
8 コイル分離式高周波交番磁場発生装置 9 インバータスイッチ 10 周波数インバータ 11 電線 12 電磁コイル(部) 13 電線 14 電線 15 芯体 16 支持部 17 コイル保護ファン 18 ボディ部 19 天板 20 タッチパネル 21 コイルスイッチ 22 電源ブレーカ 23 電磁調理台 50 天板 51 電磁コイル(部) 52 停止ボタン 53 運転ボタン 54 リセットボタン 55 温度表示デジタル 56 電源ブレーカ 57 温度制御ダイヤル 58 周波数インバータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月17日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図5】
【図3】
【図4】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導加熱方式を利用する磁場発生装置に
    おいて、高周波を利用し、かつ周波数インバータと電磁
    コイル部を距離的に分離したことを特徴とする高周波交
    番磁場発生装置。
  2. 【請求項2】 周波数インバータと電磁コイル部間の送
    電手段たる電線を、導電性の高い金属、例えば、銀によ
    り構成されることを特徴とする請求項1記載の高周波交
    番磁場発生装置。
JP12565991A 1991-03-11 1991-03-11 高周波交番磁場発生装置 Pending JPH0722169A (ja)

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JP12565991A JPH0722169A (ja) 1991-03-11 1991-03-11 高周波交番磁場発生装置

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JP12565991A JPH0722169A (ja) 1991-03-11 1991-03-11 高周波交番磁場発生装置

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JPH0722169A true JPH0722169A (ja) 1995-01-24

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JP12565991A Pending JPH0722169A (ja) 1991-03-11 1991-03-11 高周波交番磁場発生装置

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JP (1) JPH0722169A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100338698B1 (ko) * 1999-08-17 2002-05-30 신현준 주파수 가변 자기장 발생장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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