JPH0722124Y2 - 座席用の腰もたれ具 - Google Patents

座席用の腰もたれ具

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JPH0722124Y2
JPH0722124Y2 JP9296092U JP9296092U JPH0722124Y2 JP H0722124 Y2 JPH0722124 Y2 JP H0722124Y2 JP 9296092 U JP9296092 U JP 9296092U JP 9296092 U JP9296092 U JP 9296092U JP H0722124 Y2 JPH0722124 Y2 JP H0722124Y2
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JP
Japan
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waist
adjusting screw
backrest
support pillar
adjusting
Prior art date
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JP9296092U
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JPH0652606U (ja
Inventor
正作 萩原
Original Assignee
正作 萩原
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車などの背もたれ
を有する座席に装着し、背もたれの前面から前に少し離
して着席者の腰を受け止めるようにした座席用の腰もた
れ具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】座席用の腰もたれ具としては、本願出願
人が開発したものが実公昭63−42854号公報によ
り公知である。この座席用腰もたれ具は、座席の背もた
れ前面に受け止めら、下端に前向きの突出部を有する受
止部材と、この受止部材の突出部の前端に下端を固定し
て立設した腰当て板とからなり、上着を着用して座る場
合には後身頃を腰当て板と受止部材との間の空間に上か
ら降ろしておくと皺の発生を防止でき、また、腰当て板
が着席者の腰を背もたれ前面よりも少し前に離して受け
止めるので、着席者の姿勢を矯正し、疲労を軽減するこ
とが可能である。そして、着席した際の姿勢を矯正した
り、或は疲労を軽減できるという作用効果が発揮される
ためには、腰当て板が着席者の腰に適正な位置に当るこ
とが不可欠である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
腰もたれ具は腰当て板の位置を調整することができな
い。このため、体格によっては却って不自然な姿勢にな
ったりすることもある。そこで、腰当て板の高さを調整
する機構を設ける必要がある。しかし、腰当て板を単に
上下動可能に構成しただけでは、例えば自動車の場合
に、一旦降りてからでないと調整できないような機構で
は調整操作が面倒であり、また危険でもある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記に鑑み開発
されたものであり、座席の背もたれ前面に受け止められ
るとともに、下部には前向きの突出部を有する受止部材
と、受止部材の突出部の前端から起立し、下から上に向
かって次第に幅が狭くなるテーパー部を有する支持柱部
材と、支持柱部材が貫通可能な空部内に向けて螺合した
調整ねじの締め込み量を加減することにより空部内の最
小有効幅を調整可能としたスライド部と、スライド部に
固定された腰当て部材と、からなり、調整ねじの先端が
テーパー部に当接可能な状態でスライド部の空部内に支
持柱部材を挿通したものである。
【0005】
【作用】支持柱部材をスライド部の空部内に挿通する
と、スライド部と腰当て板は自重により支持柱部材に沿
って下降し、テーパー部の幅が空部内の最小有効幅と同
じになった位置で停止する。そして、この状態で調整ね
じを少しずつ緩めて最小有効幅を拡大すると、この拡大
した分に応じて、換言すれば調整ねじを緩めた分に応じ
て腰当て板が自重により少しずつ下降する。したがっ
て、調整ねじを少しずつ緩めるだけで着席者の最適高さ
に腰当て板の位置を調整することができる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説
明する。腰もたれ具1は、座席Sの背もたれaの前面に
受け止められる板状の受止部材2と、受止部材2の下端
近くから前向きに突出した突出部3と、突出部3の前端
から受止部材2との間に空間を保って立設した支持柱部
材4と、支持柱部材4に沿って上下動可能に設けたスラ
イド部5と、スライド部5に固定した腰当て部材6など
からなる。
【0007】図面に示す受止部材2は、金属板を成形し
てなり、背もたれaの前面に当てる平板部分の下端を後
方に屈曲して背もたれaと座面b後部との間に差し込む
差込部7を一体的に成形し、全体を布で被覆してある。
なお、差込部7の後端には抜け防止のためにパイプ7′
を止着する。前記受止部材2はプラスチックの成型品で
も、木板の加工品でもよい。また、パイプ7´は座面b
と背もたれaの下端の間隔に応じ最適な直径のものを選
択して使用する。
【0008】この受止部材2から突出する突出部3は、
本実施例では金属板からなる支持柱部材4と一体成形し
てある。即ち、受止部材2の前面に突出部3の基端を溶
接等により固定し、この固定部分から前方に延在する部
分を突出部3とし、突出部3の先端を上方に屈曲して起
立した部分を支持柱部材4としてある。そして、突出部
3には支持柱部材4の角度を調整する機構を設ける。な
お、支持柱部材4もプラスチックの成形品でも、木板の
加工品でもよい。
【0009】この角度調整機構は、図4に示すように、
突出部3の基端より下方の受止部材2の前面下部に回動
板部材8の基端を軸着し、突出部3に開設した雌ねじ孔
9内にボルト10を下方から螺合し、該ボルト10の頭
部10′に回動板部材8の上面が当接するように構成す
る。したがって、ボルト10の締め込み量を調整するこ
とにより突出部3から下方に突出したボルト10の長さ
を調整すると、突出部3と回動板部材8との角度が変化
し、これにより支持柱部材4の角度を所望する角度に調
整することができる。
【0010】支持柱部材4は、ある程度の厚さを有する
板材を成形してなり、図3に示すように、一方の側縁は
垂直のままであるが、他方の側縁は上端部分を残して途
中を斜めに切り欠くことにより下から上に向かって次第
に幅が狭くなるテーパー部11を形成し、該テーパー部
11上方の残余部分をストッパ12としている。なお、
この支持柱部材4および前記突出部3は、板材により構
成するものに限らずパイプ材などにより構成してもよ
い。
【0011】支持柱部材4に上下動可能に設けるスライ
ド部5は、板状の支持柱部材4が貫通する空部13を有
する断面略長方形の比較的薄い角筒体であり、側面には
ナット14を溶接で固定し、該ナット14に外側から調
整ねじ15を螺合し、該調整ねじ15の先端が空部13
内に突出するように構成してある。したがって、調整ね
じ15を締め込む方向に回転すると空部13内に突出す
るねじ15の先端部分の長さが増大し、これによりねじ
15の先端と対向する空部13内面との間隔、即ち空部
13の最小有効幅が減少する。また、調整ねじ15を緩
める方向に回転すると、空部13内に突出するねじ15
の長さが短くなり、これにより空部13の最小有効幅が
増大する。
【0012】なお、調整ねじ15は、先端を平らな面に
成形するよりも曲率の大きな曲面、即ち小さなRに成形
すると、抵抗が小さくなって頭部のハンドル15′が小
さくても容易に回すことができる。また、スライド部5
は、角筒体に限定されるものではなく、支持柱部材4を
挿通する空部を備えていればよい。
【0013】上記した構成からなる腰もたれ具1を使用
する場合には、図2に示すように、差込部7を座席Sの
背もたれaと座面b後部との間に差し込んで受止部材2
を背もたれaの前面に押し当て、着席者の身長、体型、
好みに合わせて腰当て部材6の高さを調整する。
【0014】腰当て部材6の高さを調整するには、腰当
て部材6を手で持ち上げるとそのまま上昇するので、適
当な高さまで持ち上げて調整ねじ15を締め込む。調整
ねじ15を締め込むと、ねじ15の先端が支持柱部材4
のテーパー部11に当接するので、腰当て部材6はその
位置で停止する。なお、腰当て部材6を持ち上げすぎて
も調整ねじ15の先端がストッパ12に当接するので、
外れる虞れはない。
【0015】そして、この状態で調整ねじ15を少し緩
めると、ねじ15の回動量に応じてスライド部5の空部
13内に突出する長さが短くなって最小有効幅が増大す
る。したがって、スライド部5が腰当て部材6と共に自
重により下降し、その時点における最小有効幅と同じ幅
のテーパー部11で停止する。このため、調整ねじ15
を少しずつ緩めると、腰当て部材6が徐々に下降し、着
席者の所望する高さまで下降したならばその時点で調整
ねじ15の回動操作を停止する。
【0016】この様に、本考案に係る腰もたれ具1は調
整ねじ15を緩める操作を行なうだけで腰当て部材6が
自重により徐々に下降するので、調整する場合には座席
Sに座って背中と腰を少し前に倒した状態で調整ねじ1
5を少しずつ緩め、下降してくる腰当て部材6の位置を
確認しながら調整すると、所望する高さに合わせ易い。
しかも、腰当て部材6は、高さを無段階に調整すること
ができるので、体型や好みに個人差があっても、その人
に最適な高さに設定することができる。また、簡単な操
作で腰当て部材6の高さを調整することができるので、
信号待ちなどの短い時間でも調整することができる。
【0017】そして、上着を着用して座る場合には後身
頃の下部を腰当て部材6と背もたれaとの間に上から降
ろして着席すると、身体の腰によって背もたれaの下部
前面に上着を押し付けることがないので、後身頃の下部
に皺が発生することもない。
【0018】なお、上記した実施例では支持柱部材4の
一側を斜めに切り欠くことによりテーパー部11を形成
したが、本考案におけるテーパー部11は下から上に向
かって次第に幅が狭くなればどのような構成でもよく、
支持柱部材4の前面に隆設した傾斜面をテーパー部11
としてもよい。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、調
整ねじを僅かに回すだけの簡単な操作により腰当て部材
の高さを無段階に調整することができる。したがって、
着席者の身長、体型、好みなどが異なっても、常に最適
な部位に腰当て部材を当てることができる。このため、
身体の大きななどに拘らずどのような人が使用しても、
確実に姿勢を矯正することができ、また、疲労を軽減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】腰もたれ具の斜視図である。
【図2】使用状態を示す腰もたれ具の側面図である。
【図3】支持柱部材の正面図である。
【図4】支持柱部材の角度調整機構の側面図である。
【符号の説明】
1 腰もたれ具 2 受止部材 3 突出部 4 支持柱部材 5 スライド部 6 腰当て部材 11 テーパー部 15 調整ねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席の背もたれ前面に受け止められると
    ともに、下部には前向きの突出部を有する受止部材と、 受止部材の突出部の前端から起立し、下から上に向かっ
    て次第に幅が狭くなるテーパー部を有する支持柱部材
    と、 支持柱部材が貫通可能な空部内に向けて螺合した調整ね
    じの締め込み量を加減することにより空部内の最小有効
    幅を調整可能としたスライド部と、 スライド部に固定された腰当て部材と、 からなり、調整ねじの先端がテーパー部に当接可能な状
    態でスライド部の空部内に支持柱部材を挿通し、調整ね
    じにより空部内の最小有効幅を調整してスライド部及び
    腰当て部材の下降停止位置を設定するようにしたことを
    特徴とする座席用の腰もたれ具。
JP9296092U 1992-12-28 1992-12-28 座席用の腰もたれ具 Expired - Lifetime JPH0722124Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9296092U JPH0722124Y2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 座席用の腰もたれ具

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JP9296092U JPH0722124Y2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 座席用の腰もたれ具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0652606U JPH0652606U (ja) 1994-07-19
JPH0722124Y2 true JPH0722124Y2 (ja) 1995-05-24

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ID=14069012

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JP9296092U Expired - Lifetime JPH0722124Y2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 座席用の腰もたれ具

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JP2006314646A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Katsunobu Ito 着座装置
JP2007082944A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Combi Wellness Corp トレーニング装置

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JPH0652606U (ja) 1994-07-19

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