JPH07220481A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH07220481A
JPH07220481A JP879594A JP879594A JPH07220481A JP H07220481 A JPH07220481 A JP H07220481A JP 879594 A JP879594 A JP 879594A JP 879594 A JP879594 A JP 879594A JP H07220481 A JPH07220481 A JP H07220481A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 不揮発性記憶のデータを呼び出す必要がある
場合にリコール要求信号RCバーを出力すると共に、リ
コール動作が完了するとこのリコール要求信号RCバー
を解除するリコール要求ラッチ回路14と、リフレッシ
ュ信号RFSHバーがアクティブとなり、かつ、リコー
ル要求信号RCバーが出力されている場合にセルフリコ
ール動作を行うと共に、リコール要求信号RCバーが出
力されていない場合にはセルフリフレッシュ動作を行う
回路が設けられた。 【効果】 リフレッシュ信号RFSHバーをアクティブ
にするだけで、リコール要求信号RCバーがアクティブ
な場合にセルフリコール動作により不揮発性記憶された
データを揮発性記憶に呼び出し、その後セルフリフレッ
シュ動作に移行することができるので、この揮発性記憶
のデータへのアクセス制御が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、揮発性と不揮発性の記
憶機能を有する不揮発性半導体記憶装置に関し、この不
揮発性半導体記憶装置におけるリコール動作やリフレッ
シュ動作の制御を容易にするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、不揮発性半導体記憶装置(NVD
RAM[Non-Volatile Dynamic RandomAccess Memory])
としては、強誘電体を用いたメモリセルを揮発性と不揮
発性の記憶素子として共用するものと、揮発性のDRA
M[Dynamic Random Access Memory]と不揮発性のEEP
ROM[Electrically Erasable Programmable Read-Onl
y Memory]とを組み合わせたものの2種類がある。
【0003】DRAMとEEPROMを組み合わせた不
揮発性半導体記憶装置の場合には、通常のアクセスはD
RAM(揮発性)に対して行い、電源OFFの直前(又
は任意のとき)にこのDRAM上のデータをEEPRO
M(不揮発性)に待避させるようになっている。従っ
て、通常時にはDRAMに対して高速アクセスが可能と
なり、しかも、不揮発性の記憶保持が必要なときにはこ
のデータを短時間にEEPROMに記憶させることがで
きる。また、このようにしてEEPROMに記憶された
データは、電源ON時に(又は任意のときに)リコール
動作によって再びDRAMに呼び出すことができる。こ
の不揮発性半導体記憶装置については、"A256k-bit Non
-Volatile PSRAM with Page Recall and Chip Store",
1991年度Sym. VLSI circuit Dig. Tech. papers, May,
第91-92項、および"Development of 256Kbit Non-Volat
ile DRAM (NV-DRAM) Operating as a Pseudo-SRAM",Sha
rpTechnical Journal,No.49,pp.45-49,June,1991に詳し
い説明があるので、以降では強誘電体を用いた不揮発性
半導体記憶装置の構造と動作について詳細に説明する。
【0004】強誘電体を用いた不揮発性半導体記憶装置
については、下記の文献に記載がある。
【0005】(1)."An Experimental 512-bit Non-No
nvlatile Memory with FerroelectricStorage Cell" IE
EE Journal of Solid State Circuits, vol.23, pp.117
1-1175, October,1988. (2)."A Ferroelectric DRAM Cell for High-Density
NVRAM's", IEEE Electron Device Lett.,vol.11, pp.4
54-456, October,1990. この強誘電体を用いた不揮発性半導体記憶装置は、Y1
(近年開発された強誘電体セラミックスの通称であり成
分は未公開),PZT(PbZrTiO3[leadzirconat
e titanate]),PLZT(PbLaZrTiO3)又は
PbTiO3等のペロブスカイト型(perovskite type)
の結晶構造を持った強誘電体薄膜を介在させた容量素子
をメモリセルに使用している。このような容量素子に交
流電圧を印加すると、強誘電体の分極状態が図7に示す
ようなヒステリシス特性を示す。即ち、最初分極してい
ないA点の状態の強誘電体に正の電界を加えると分極状
態はB点に移動する。しかし、この電界を取り去っても
分極状態はC点までしか戻らず正の残留分極を生じる。
そして、負の抗電界を加えたときにようやくこの残留分
極がなくなり、さらに負の電界を大きくすると分極状態
が反転してD点に移動するが、この負の電界を取り去る
と分極状態がE点までしか戻らず負の残留分極を生じ
る。従って、このように強誘電体を分極反転させて正又
は負の残留分極を生じさせることにより、データを不揮
発性記憶させることができる。また、この容量素子は、
正負いずれか一方の電界を加えるか取り去るかの操作だ
けを行うと強誘電体の分極状態がB点とC点又はD点と
E点の間だけで移動するので、分極反転が起こらず通常
のDRAMと同様にデータを揮発性記憶させることもで
きる。ただし、この揮発性記憶したデータの保持には、
DRAMと同様にリフレッシュ動作が必要となる。
【0006】このような強誘電体を用いた不揮発性半導
体記憶装置は、DRAMとEEPROMを組み合わせた
ものに比べメモリセルを構成する素子数を少なくするこ
とができるので、セル面積を小さくして高集積化が可能
になるという利点がある。もっとも、DRAMとEEP
ROMを組み合わせたものの場合には、逆にこれらDR
AMとEEPROMに別個のデータを記憶させることが
できるという利点がある。
【0007】上記強誘電体を用いた2トランジスタ/セ
ル方式による不揮発性半導体記憶装置の構成を図8に基
づいて具体的に説明する。この不揮発性半導体記憶装置
は、多数のワード線WLとこれに対応するプレート線P
Tを有し、それぞれワード線デコーダ31とプレート線
デコーダ32とに接続されている。また、多数のビット
線対bit,bitバーを有し、1対ごとにセンスアン
プ33に接続されている。ただし、図8では、このビッ
ト線対bit,bitバーとセンスアンプ33を1組の
み示している。
【0008】上記ワード線WLとこれに対応するプレー
ト線PTがビット線対bit,bitバーに交差する交
差部には、それぞれメモリセル34が配置されている。
ただし、図8では1個のメモリセル34のみを示してい
る。このメモリセル34は、2個の容量素子C1,C2と
2個の選択トランジスタQ1,Q2によって構成されてい
る。容量素子C1,C2は、一方の端子がそれぞれ選択ト
ランジスタQ1,Q2を介してビット線対bit,bit
バーに接続されると共に、他方の端子がプレート線PT
に接続されている。また、選択トランジスタQ1,Q2の
ゲートは、ワード線WLに接続されている。
【0009】上記構成の不揮発性半導体記憶装置は、ア
ドレスバッファ35に入力されたアドレスに基づいてワ
ード線デコーダ31とプレート線デコーダ32が1本の
ワード線WLとプレート線PTを選択し、制御信号入力
バッファ36に入力された制御信号に基づくモードでメ
モリセル34へのアクセスが行われる。即ち、揮発性記
憶されたデータのアクセスを行うDRAMモードでは、
DRAMモードタイミング制御回路37により制御さ
れ、不揮発性記憶されたデータの読み出し(及び再書き
込み)を行うリコールモードでは、リコールモードタイ
ミング制御回路38に制御され、データを不揮発性記憶
するための書き込みを行うストアモードでは、ストアモ
ードタイミング制御回路39に制御されてアクセス動作
が行われる。また、アクセスされるデータは、データI
/Oインターフェイス40を介して外部とやりとりされ
る。
【0010】上記ストアモードタイミング制御回路39
でのストアモードによるデータの書き込み動作を図9及
び図10に基づいて詳細に説明する。例えばデータ
“0”の書き込みを行う場合には、図9に示すように、
ビット線bitに0V,ビット線bitバーに5V(電
源電圧VCC)の電圧を印加すると共にワード線WLをア
クティブにした状態で、プレート線PTに0V→5V→
0Vと変化する電圧パルスを印加する。すると、一方の
容量素子C1の強誘電体は、分極状態を図7のC点又は
E点からB点→C点というように変化させ、他方の容量
素子C2の強誘電体は、分極状態をD点→E点→D点と
いうように変化させる。従って、この後電圧を取り去っ
てもこれらの容量素子C1,C2の強誘電体には、それぞ
れC点とE点の残留分極が生じ、これによって“0”の
データが不揮発性記憶される。
【0011】また、“1”のデータの書き込みを行う場
合には、図10に示すように、ビット線対bit,bi
tバーに上記とは逆の5Vと0Vの電圧を印加する。そ
して、以降同様の手順でワード線WLをアクティブにし
プレート線PTに0V→5V→0Vと変化する電圧パル
スを印加すると、容量素子C1,C2の強誘電体にそれぞ
れ上記とは逆のE点とC点の残留分極が生じ、これによ
って“1”のデータが不揮発性記憶される。
【0012】次に、上記リコールモードタイミング制御
回路38でのリコールモードによるデータの読み出し動
作を図11に基づいて詳細に説明する。この場合には、
ビット線対bit,bitバーを0Vの電位にプリチャ
ージした後に開放状態にする。そして、ワード線WLを
アクティブにし、プレート線PTの電圧を0V→5Vに
変化させると、例えば“0”のデータが記憶されている
ときには、一方の容量素子C1の強誘電体の分極状態が
図7のC点→B点に変化し、他方の容量素子C2の強誘
電体の分極状態がE点→B点に変化する。すると、他方
の容量素子C2の強誘電体の場合には分極状態が反転さ
れるので、これに接続されるビット線bitバーの電位
がビット線bitの電位に比べ数百mV程度高くなる。
従って、これらビット線対bit,bitバーの電位差
をセンスアンプ33によってセンスすれば、不揮発性記
憶されたデータを読み出すことができる。ただし、この
場合、容量素子C1,C2の強誘電体の分極状態は共にB
点に移動し不揮発性記憶していたデータが失われるので
破壊読み出しとなる。そこで、この後に上記ストアモー
ドの場合と同様の手順でプレート線PTの電圧を0V→
5V→0Vと変化させることにより一旦読み出したデー
タを再度不揮発性記憶させる再書き込みを行う。
【0013】なお、このリコールモードでビット線対b
it,bitバーに生じる電位差は、残留分極に比例し
ビット線容量に反比例するので、残留分極が大きくビッ
ト線容量が小さいほど大きな電位差が得られセンスアン
プ33による検出が容易になることが分かる。
【0014】上記DRAMモードタイミング制御回路3
7でのDRAMモードによるアクセスは、プレート線P
Tに0V(又は5V[電源電圧VCC])を印加した状態
で通常のDRAMと同様の手順によって行われる。する
と、容量素子C1,C2における強誘電体の分極状態が図
7のD点とE点との間(又はB点とC点との間)だけで
分極反転を伴うことなく移動し、通常のDRAMと同様
に容量素子C1,C2の電極に蓄積された電荷により揮発
性のデータの読み出しと書き込み及びリフレッシュ動作
を行うことができる。
【0015】上記説明では、強誘電体膜厚のバラツキの
影響を受け難い2トランジスタ/セル方式による強誘電
体を用いた不揮発性半導体記憶装置を示したが、特願平
4−324506号に述べられているようなセル面積が
小さい1トランジスタ/セル方式のメモリセルアレイ構
成の不揮発性半導体記憶装置においてもほぼ同様であ
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
両方式の不揮発性半導体記憶装置は、不揮発性記憶のス
トアモードとリコールモードのみで動作させることも可
能である。しかしながら、DRAMとEEPROMを組
み合わせた不揮発性半導体記憶装置の場合には、EEP
ROMの書き換え回数が約10万回に制限される。ま
た、強誘電体を用いた不揮発性半導体記憶装置の場合に
も、メモリセル34の容量素子C1,C2に用いられる強
誘電体が分極反転の可能な回数に限度があり、リコール
/ストア動作が10の8乗回〜10の12乗回程度まで
に制限される。そして、このような制限のもとでは、約
10MHzのサイクル周期で連続アクセスを行うと、数日
で不揮発性半導体記憶装置の寿命が尽きることになる。
【0017】そこで、このような不揮発性半導体記憶装
置は、通常動作時にはDRAMモードによってDRAM
に対するアクセスや強誘電体の分極反転を伴わないアク
セスを行い、例えば電源OFFの直前にストア動作を行
うと共に電源ON時にリコール動作を行うというように
不揮発性記憶が必要なときにのみEEPROMへのアク
セスや強誘電体の分極反転を伴うアクセスを行うことに
より、EEPROMの書き換え回数や強誘電体の分極反
転回数をできるだけ少なくするようにしていた。
【0018】ところが、従来の不揮発性半導体記憶装置
は、複数の外部入力信号の組み合わせによって上記リコ
ール動作やリフレッシュ動作を行っている。即ち、従来
は、例えば不揮発性記憶イネーブル信号NEバー,チッ
プイネーブル信号CEバー及びアウトプットイネーブル
信号OEバーをアクティブ(Lレベル)とし、ライトイ
ネーブルWEバー及びリフレッシュ信号RFSHバーを
非アクティブ(Hレベル)とすることによりリコール動
作を行わせると共に、チップイネーブル信号CEバーの
みをアクティブにし外部からアドレスを供給することに
より揮発性記憶のリフレッシュ動作を行わせる。ただ
し、リフレッシュ信号RFSHバーのみをアクティブ
(Lレベル)とすることにより、擬似SRAM[Static
RAM]と同様に内部カウンタによるセルフリフレッシュを
行えば、外部入力信号を頻繁に変化させなくても揮発性
記憶を自動的にリフレッシュすることができる。しかし
ながら、このようなセルフリフレッシュを行う場合に
も、その前に一旦リコール動作によって不揮発性記憶さ
れたデータを呼び出し揮発性記憶させる操作が必要とな
る。
【0019】このため、従来の不揮発性半導体記憶装置
は、DRAMモードによるアクセスに移行する前に一旦
リコール動作を行う必要があり、このために外部入力信
号の組み合わせを制御しなければならないので、擬似S
RAM等の他のメモリデバイスに比べて制御が面倒にな
るという問題があった。
【0020】なお、この問題は、上記不揮発性半導体記
憶装置を単体のメモリデバイスとして構成した場合や1
チップマイクロコンピュータのメモリモジュールとして
構成した場合等のいずれにも共通するものである。
【0021】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、揮発性記憶のセルフリフレッシュを指示するだけで
必要な場合に自動的にリコール動作が行われるようにし
て制御を容易にする不揮発性半導体記憶装置を提供する
ことを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の不揮発性半導体
記憶装置は、記憶内容の維持にリフレッシュ動作を必要
とする揮発性の記憶機能と記憶内容の書き換えが可能な
不揮発性の記憶機能とを有するメモリセルを備えた不揮
発性半導体記憶装置において、リフレッシュ信号を入力
するリフレッシュ信号入力手段と、リコール要求信号を
発生するリコール要求信号発生手段と、各メモリセルの
アドレスをクロック信号に基づいて順次自動生成するア
ドレス生成手段と、リフレッシュ信号入力手段にリフレ
ッシュ信号が入力され、かつ、リコール要求信号発生手
段がリコール要求信号を発生している場合に、該アドレ
ス生成手段が生成したアドレスに基づいて不揮発性記憶
された各メモリセルの記憶内容を順次同じメモリセルに
揮発性記憶させるリコール動作を行うリコール手段と、
該リコール手段が各メモリセルに対して所定回数のリコ
ール動作を実行すると、リコール要求信号発生手段によ
るリコール要求信号の発生を解除するリコール動作制御
手段と、リフレッシュ信号入力手段にリフレッシュ信号
が入力され、かつ、リコール要求信号発生手段がリコー
ル要求信号を発生していない場合に、アドレス生成手段
が生成したアドレスに基づいて各メモリセルに揮発性記
憶された記憶内容を順次再書き込みすることによりリフ
レッシュ動作を行うリフレッシュ手段とを備えたもので
あり、そのことにより上記目的が達成される。
【0023】また、好ましくは、本発明の不揮発性半導
体記憶装置におけるメモリセルが強誘電体を介在させた
容量素子によって構成されるものであり、そのことによ
り上記目的が達成される。
【0024】さらに、本発明の不揮発性半導体記憶装置
は、記憶内容の維持にリフレッシュ動作を必要とする揮
発性のメモリセルと記憶内容の書き換えが可能な不揮発
性のメモリセルとを備えた不揮発性半導体記憶装置にお
いて、リフレッシュ信号を入力するリフレッシュ信号入
力手段と、リコール要求信号を発生するリコール要求信
号発生手段と、各メモリセルのアドレスをクロック信号
に基づいて順次自動生成するアドレス生成手段と、リフ
レッシュ信号入力手段にリフレッシュ信号が入力され、
かつ、リコール要求信号発生手段がリコール要求信号を
発生している場合に、該アドレス生成手段が生成したア
ドレスに基づいて不揮発性のメモリセルの各記憶内容を
揮発性のメモリセルに順次呼び出すリコール動作を行う
リコール手段と、該リコール手段が各メモリセルに対し
て所定回数のリコール動作を実行すると、リコール要求
信号発生手段によるリコール要求信号の発生を解除する
リコール動作制御手段と、リフレッシュ信号入力手段に
リフレッシュ信号が入力され、かつ、リコール要求信号
発生手段がリコール要求信号を発生していない場合に、
アドレス生成手段が生成したアドレスに基づいて揮発性
のメモリセルの各記憶内容を順次再書き込みすることに
よりリフレッシュ動作を行うリフレッシュ手段とを備え
たものであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0025】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置は、記憶内容の維持にリフレッシュ動作を
必要とする揮発性のメモリセルがDRAMによって構成
されると共に、記憶内容の書き換えが可能な不揮発性の
メモリセルがEEPROMによって構成されるものであ
り、そのことにより上記目的が達成される。
【0026】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置は、CASバー信号がアクティブとなった
後にRASバー信号がアクティブとなってから、このC
ASバー信号が非アクティブに戻った後にRASバー信
号が非アクティブとなるまでの期間についてリフレッシ
ュ信号を生成するリフレッシュ信号発生手段が設けられ
たものであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0027】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置は、アドレスを自動生成するために周期の
異なる2種類のクロック信号を供給するクロック信号供
給手段と、リコール手段がリコール動作を行う場合に該
クロック信号供給手段から周期の短い方のクロック信号
を供給させ、リフレッシュ手段がリフレッシュ動作を行
う場合に該クロック信号供給手段から周期の長い方のク
ロック信号を供給させるクロック信号切替手段とが設け
られたものであり、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0028】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置におけるリフレッシュ手段が、アドレス生
成手段が生成したアドレスに基づいて各メモリセルに揮
発性記憶された記憶内容を順次再書き込みすることによ
りリフレッシュ動作を行うと共に、各メモリセルのリフ
レッシュの際に当該揮発性記憶された記憶内容を同じメ
モリセルに不揮発性記憶させるストア動作を行うもので
あり、そのことにより上記目的が達成される。
【0029】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置におけるリフレッシュ手段が、アドレス生
成手段が生成したアドレスに基づいて揮発性の各メモリ
セルに記憶された記憶内容を順次再書き込みすることに
よりリフレッシュ動作を行うと共に、各メモリセルのリ
フレッシュの際に当該揮発性のメモリセルに記憶された
記憶内容を不揮発性のメモリセルに記憶させるストア動
作を行うものであり、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0030】
【作用】上記構成により、リフレッシュ信号入力手段
は、LSI[Large Scale Integrated circuit]の外部端
子、チップ上のパッド又は同じチップ上の他の回路から
リフレッシュ信号を入力する。そして、本発明は、この
リフレッシュ信号を制御するだけで不揮発性半導体記憶
装置のリコール動作やリフレッシュ動作を制御しようと
するものである。
【0031】リコール要求信号発生手段は、例えば電源
ON時やストア動作の完了後等のように揮発性の記憶内
容がリフレッシュ動作によって維持されていないときに
リコール要求信号を発生する。そして、後に説明するリ
コール動作制御手段によってリコール動作の完了後にこ
のリコール要求信号の発生を解除される。アドレス生成
手段は、外部から入力されたクロック信号又は内部で生
成したクロック信号に基づいて各メモリセルのアドレス
を順次自動生成する。そして、リコール手段とリフレッ
シュ手段は、このアドレスに基づいて各メモリセルのリ
コール動作とリフレッシュ動作を行う。
【0032】電源ON時やストア動作の完了時等には、
リコール要求信号が発生されるので、この後最初にリフ
レッシュ信号が入力されると、リコール手段がリコール
動作を行い不揮発性の記憶内容を呼びだし揮発性記憶さ
せる。そして、このリコール動作が完了すると、前記の
ようにリコール動作制御手段がリコール要求信号の発生
を解除するので、以降はリフレッシュ手段がリフレッシ
ュ動作を行い揮発性の記憶内容を維持する。また、不揮
発性半導体記憶装置へのアクセス等のためにリフレッシ
ュ信号の入力が一旦停止された後に再開されると、この
場合はリコール要求信号が停止されたままなので引き続
いてリフレッシュ手段によるリフレッシュ動作が続行さ
れる。
【0033】従って、この不揮発性半導体記憶装置にア
クセスを行うデバイスや回路等は、リフレッシュ信号を
制御するだけで、不揮発性の記憶内容がまだ揮発性とし
て呼び出されていない場合には自動的にリコール動作を
実行した上で、揮発性の記憶内容のリフレッシュ動作を
行うことができるので、制御が複雑な不揮発性半導体記
憶装置を例えば擬似SRAMを取り扱うような要領で容
易に使用することができる。
【0034】請求項1の発明は、不揮発性半導体記憶装
置のメモリセルが揮発性の記憶機能と不揮発性の記憶機
能とを共有する場合を示すものであり、請求項2の発明
は、このメモリセルが強誘電体を介在させた容量素子に
よって構成される場合を示す。
【0035】請求項3の発明は、不揮発性半導体記憶装
置が揮発性のメモリセルと不揮発性のメモリセルとを別
個に有する場合を示すものであり、請求項4の発明は、
これらのメモリセルがDRAMとEEPROMによって
構成される場合を示す。
【0036】本発明の不揮発性半導体記憶装置は、リフ
レッシュ信号を制御することによって擬似SRAMと同
様に取り扱うことを可能にするが、請求項5に示すよう
にこのリフレッシュ信号を生成するためのリフレッシュ
信号発生手段を設けると、CAS[Column Address Stro
be]ビフォアRAS[Raw Address Strobe]リフレッシュ
方式のDRAMと同様に取り扱うことができるようにな
る。
【0037】リコール手段によるリコール動作はできる
だけ迅速に行うべきである。また、リフレッシュ手段に
よるリフレッシュ動作は、周期が長いほど消費電力が少
なくなるので、規定のリフレッシュ周期以内のできるだ
け長い周期でリフレッシュ動作を行うべきである。そこ
で、請求項6の発明では、クロック信号供給手段からの
クロック信号をクロック信号切替手段が切り替えて、リ
コール手段がリコール動作を行う場合には周期の短い方
のクロック信号をアドレス生成手段に供給すると共に、
リフレッシュ手段がリフレッシュ動作を行う場合には周
期の長い方のクロック信号をアドレス生成手段に供給す
るようにして、アドレスの生成速度を変えることにより
上記要請を実現している。
【0038】請求項7と請求項8の発明は、上記リフレ
ッシュ手段が揮発性の記憶内容のリフレッシュ動作を行
うと共に、ストア動作により不揮発性の記憶内容のリフ
レッシュも行う場合を示す。
【0039】なお、上記リコール手段によるリコール動
作が不揮発性の記憶内容を破壊読み出しするものである
場合には、必要に応じてこの読み出した記憶内容を再び
不揮発性としてストアさせる。
【0040】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0041】図1乃至図5は本発明の一実施例を示すも
のであって、図1は不揮発性半導体記憶装置の制御部の
構成を示すブロック図、図2はアドレスカウンタの具体
的構成を示すブロック図、図3はアドレス選択回路の具
体的構成を示す部分回路ブロック図、図4は第2制御信
号発生回路の具体的構成を示す回路ブロック図、図5は
不揮発性半導体記憶装置の動作を示すタイムチャートで
ある。
【0042】本実施例は、強誘電体を用いた不揮発性半
導体記憶装置について説明する。なお、この不揮発性半
導体記憶装置は、単体のメモリデバイスとして構成した
場合や1チップマイクロコンピュータのメモリモジュー
ルとして構成した場合等のいずれであってもよい。
【0043】この不揮発性半導体記憶装置の図1に示す
メモリ部1は、メモリセルアレイとセンスアンプとデー
タI/Oインターフェイス等からなる。メモリセルアレ
イは、例えば上記図8に示す2トランジスタ/セル方式
のメモリセル34を多数備えたものとする。ただし、こ
のメモリセルアレイは、上記1トランジスタ/セル方式
等によるものであってもよい。また、メモリ部1がDR
AMとEEPROMを組み合わせた不揮発性半導体記憶
装置等であっても、同様に本発明を実施することは可能
である。
【0044】外部から入力される外部アドレスAEX0〜
AEXnは、外部アドレス遷移検出回路2及びアドレス選
択回路3を介してドライバ/デコーダ回路4に送られる
ようになっている。また、この不揮発性半導体記憶装置
は、アドレスカウンタ5を有している。アドレスカウン
タ5は、図2に示すように、n個のD型フリップフロッ
プ5aからなり、外部から入力されるクロック信号を初
段のD型フリップフロップ5aのクロック入力CKに送
り込むと共に、各段のD型フリップフロップ5aの出力
Qを順に次段のクロック入力CKに送り込むようにした
ものである。また、外部から入力されるリセット信号
は、各段のD型フリップフロップ5aのリセット入力R
ESETバー(Lアクティブ)に送られるようになって
いる。なお、図示していないが、各段のD型フリップフ
ロップ5aの反転出力Qバーは、同じD型フリップフロ
ップ5aのデータ入力Dに接続されている。従って、こ
のアドレスカウンタ5は、外部からクロック信号を入力
すると各段のD型フリップフロップ5aによってこのク
ロック信号を順に2分周するので、このクロック信号と
各D型フリップフロップ5aの出力Qとで順次2進数値
がインクリメントされる内部アドレスA0〜Anを生成す
ることができる。このアドレスカウンタ5には、図1に
示すように、電源ON時に一時的にHレベルとなる初期
化信号PONがインバータ回路9を介してリセット信号
(Lアクティブ)として入力されるようになっていて、
これにより内部アドレスA0〜Anが初期値(全てのビッ
トがLレベル)にリセットされる。このアドレスカウン
タ5から出力される内部アドレスA0〜Anは、内部アド
レス遷移検出回路6を介して上記アドレス選択回路3に
入力されるようになっている。
【0045】外部アドレス遷移検出回路2は、外部アド
レス活性化信号φEXAがアクティブな場合に、外部アド
レスAEX0〜AEXnをアドレス選択回路3に送ると共に、
この外部アドレスAEX0〜AEXnが変化したことを検出し
ワード線制御回路7とプレート線制御回路8にその旨を
示すアドレス遷移信号を送る回路である。また、内部ア
ドレス遷移検出回路6は、内部アドレス活性化信号φIN
Aがアクティブな場合に、内部アドレスA0〜Anをアド
レス選択回路3に送ると共に、この内部アドレスA0〜
Anが変化したことを検出しワード線制御回路7とプレ
ート線制御回路8にその旨を示すアドレス遷移信号を送
る回路である。ワード線制御回路7は、外部アドレス遷
移検出回路2又は内部アドレス遷移検出回路6からアド
レス遷移信号を受け取ると、ドライバ/デコーダ回路4
を制御してメモリ部1のワード線WLを駆動させる回路
であり、プレート線制御回路8は、このアドレス遷移信
号を受け取ると、ドライバ/デコーダ回路4を制御して
メモリ部1のプレート線PTを駆動させる回路である。
【0046】上記アドレス選択回路3におけるアドレス
の1ビット分の入出力回路の具体的構成を図3に示す。
1ビットの外部アドレスAEXiは、外部アドレス選択回
路3aを介してバッファ回路3bに入力され、1ビット
の内部アドレスAiは、内部アドレス選択回路3cを介
して同じバッファ回路3bに入力される。外部アドレス
選択回路3aは、外部アドレス活性化信号φEXAがアク
ティブ(Hレベル)な場合に、PチャンネルとNチャン
ネルのFETがONとなり、外部アドレスAEXiをバッ
ファ回路3bに送る。また、内部アドレス選択回路3c
は、内部アドレス活性化信号φINAがアクティブな場合
に、PチャンネルとNチャンネルのFETがONとな
り、内部アドレスAiをバッファ回路3bに送る。従っ
て、アドレス選択回路3は、外部アドレス活性化信号φ
EXA又は内部アドレス活性化信号φINAのいずれがアクテ
ィブな場合に、外部アドレスAEX0〜AEXnと内部アドレ
スA0〜Anのいずれか一方を選択アドレスとしてドライ
バ/デコーダ回路4に送ることになる。
【0047】図1に示すドライバ/デコーダ回路4は、
アドレス選択回路3から送られて来た選択アドレスをデ
コードし、メモリ部1における対応するワード線WLと
プレート線PTを選択してワード線制御回路7とプレー
ト線制御回路8の制御に従い駆動する回路である。
【0048】ここで、上記内部アドレス活性化信号φIN
Aは、外部からのリフレッシュ信号RFSHバーを入力
する第1制御信号発生回路10によって生成される信号
である。第1制御信号発生回路10は、このリフレッシ
ュ信号RFSHバーがアクティブ(Lレベル)となった
場合に内部アドレス活性化信号φINAをアクティブとす
る。また、この制御信号発生回路10は、リフレッシュ
信号RFSHバーを反転させた内部リフレッシュ信号R
EFも生成する。なお、リフレッシュ信号RFSHバー
は、不揮発性半導体記憶装置が単体のメモリデバイスと
して構成される場合には外部端子から入力し、1チップ
マイクロコンピュータ等のメモリモジュールとして構成
する場合には、チップ上のパッドから入力することがで
きる。また、外部アドレス活性化信号φEXAは、外部か
らのアクセスがあった場合にアクティブとなる信号であ
り、外部から入力されるチップイネーブル信号CEバー
等に基づいて図示しない制御回路によって生成される。
【0049】上記構成により、外部アドレス活性化信号
φEXAがアクティブとなる場合には、外部アドレスAEX0
〜AEXnが外部アドレス遷移検出回路2及びアドレス選
択回路3を介してドライバ/デコーダ回路4に送られ、
この外部アドレスAEX0〜AEXnに対応するメモリ部1内
のメモリセルがアクセスされる。そして、この際、外部
アドレス遷移検出回路2が発したアドレス遷移信号に基
づいて、ワード線制御回路7とプレート線制御回路8が
図示しない制御信号に応じたモードでメモリ部1のワー
ド線WLとプレート線PTを駆動する。また、内部アド
レス活性化信号φINAがアクティブとなる場合には、内
部アドレスA0〜Anが内部アドレス遷移検出回路6及び
アドレス選択回路3を介してドライバ/デコーダ回路4
に送られ、この内部アドレスA0〜Anに対応するメモリ
部1内のメモリセルがアクセスされる。そして、この
際、内部アドレス遷移検出回路6が発したアドレス遷移
信号に基づいて、ワード線制御回路7とプレート線制御
回路8が図示しない制御信号に応じたモードでメモリ部
1のワード線WLとプレート線PTを駆動する。従っ
て、外部からの通常のアクセスの場合には、外部アドレ
ス活性化信号φEXAがアクティブとなり、外部から送ら
れて来た外部アドレスAEX0〜AEXnに基づいてメモリ部
1のメモリセルに対し各種モードでのアクセスが行われ
る。また、リフレッシュ信号RFSHバーがアクティブ
となった場合には、内部アドレス活性化信号φINAがア
クティブとなり、アドレスカウンタ5が順次生成する内
部アドレスA0〜Anに基づいてメモリ部1のメモリセル
に対して各種モードでのアクセスが行われる。
【0050】上記アドレスカウンタ5が生成する内部ア
ドレスA0〜Anのうちの最上位ビットの内部アドレスA
nは、リコールカウンタ11に入力されるようになって
いる。リコールカウンタ11は、内部アドレスAnの立
ち下がりをカウントし、所定回数のカウントが終了する
と出力をLレベルからHレベルに変化させるカウンタで
ある。従って、このリコールカウンタ11は、内部アド
レスA0〜Anが一巡して全てのアドレスが1回ずつ出力
されるたびに1回カウントが行われ、この内部アドレス
A0〜Anが所定回数巡回すると出力をHレベルに変化さ
せる。なお、この所定回数は1回だけでもよい。
【0051】上記リコールカウンタ11の出力は、イン
バータ回路12を介してラッチ回路13とリコール要求
ラッチ回路14のリセット端子(Lアクティブ)に送ら
れる。ラッチ回路13とリコール要求ラッチ回路14
は、実際にはRSフリップフロップ回路によって構成さ
れ、セット端子(Hアクティブ)がHレベルになるとセ
ットされてHレベルを出力し、リセット端子がLレベル
になるとリセットされてLレベルを出力する。従って、
このリコールカウンタ11の出力がHレベルになると、
ラッチ回路13とリコール要求ラッチ回路14の出力が
Lレベルにリセットされる。また、リコール要求ラッチ
回路14は、図示しない制御回路がストア動作の完了時
に生成するストア完了信号と上記初期化信号PONとを
OR回路15を介してセット端子に入力するようになっ
ている。従って、これらストア完了信号と初期化信号P
ONのいずれかがHレベルになると、リコール要求ラッ
チ回路14がセットされて出力がHレベルとなる。
【0052】上記リコール要求ラッチ回路14の出力
は、出力バッファ16に送られる。出力バッファ16
は、インバータ回路によって構成され、リコール要求ラ
ッチ回路14の出力がHレベルの場合にLレベルのリコ
ール要求信号RCバーを出力すると共に、リコール要求
ラッチ回路14の出力がLレベルの場合にHレベルのリ
フレッシュ要求信号RFを出力するようになっている。
これらリコール要求信号RCバーとリフレッシュ要求信
号RFは、実際には同じ信号であって、Lレベルの場合
にリコール要求信号RCバーとなり、Hレベルの場合に
リフレッシュ要求信号RFとなる。このリコール要求信
号RCバー/リフレッシュ要求信号RFは、不揮発性半
導体記憶装置の外部にも出力されるので、外部装置など
は、本発明の不揮発性半導体記憶装置がどの状態にある
かを容易に知ることができるようになる。なお、この出
力バッファ16の出力をオープンドレイン構成としてお
けば、外部装置等がアクセスしない限り電流をほとんど
消費しないようにできる。
【0053】上記出力バッファ16は、リコール要求ラ
ッチ回路14が出力する実質的なリコール要求信号を外
部に出力するためのバッファ回路にすぎない。また、ラ
ッチ回路13は、リコール要求ラッチ回路14と連動し
てこの実質的なリコール要求信号をラッチするものなの
で、リコール要求ラッチ回路14と一体化して省略する
ことも可能である。
【0054】リコール要求ラッチ回路14の出力は、上
記ラッチ回路13のセット端子にも送られるようになっ
ている。従って、リコール要求ラッチ回路14の出力が
Hレベルになると、ラッチ回路13の出力がHレベルに
セットされる。このラッチ回路13の出力は、AND回
路17を介して上記プレート線制御回路8に送られる。
このAND回路17の他方の入力には電源電圧VCCが入
力されている。従って、リコール要求ラッチ回路14の
出力は、そのまま上記プレート線制御回路8に送られる
ことになる。プレート線制御回路8は、ラッチ回路13
の出力がHレベルになるとイネーブル状態となり、ここ
ではプレート線PTの電圧を0V→5Vと変化させて不
揮発性記憶のデータを読み出すリコール動作を行わせ
る。なお、不揮発性記憶のリコール動作は破壊読み出し
となるので、ここではセンスアンプ動作後に再度プレー
ト線PTの電圧を0V→5V→0Vと変化させて不揮発
性記憶の再書き込みを行うようになっている。また、ラ
ッチ回路13の出力がLレベルになるとイネーブル状態
が解除され、プレート線PTを例えば0Vに固定して揮
発性記憶へのアクセスとする。従って、電源ON時やス
トア動作の完了時に初期化信号PONやストア完了信号
が一時Hレベルになると、リコール要求ラッチ回路14
とラッチ回路13がセットされ、プレート線制御回路8
がメモリ部1のメモリセルに対してリコール動作を行う
ことができるようになり、リコールカウンタ11がカウ
ントを終了しこれらリコール要求ラッチ回路14とラッ
チ回路13がリセットされると、このプレート線制御回
路8がメモリ部1のメモリセルに対して揮発性記憶のア
クセスを行うことができるようになる。
【0055】上記出力バッファ16が出力するリコール
要求信号RCバー/リフレッシュ要求信号RFは、直接
及びインバータ回路18と遅延回路19とを介してOR
回路20に送られ、さらに、このOR回路20の出力
は、上記リコールカウンタ11のリセット端子(Lアク
ティブ)に送られる。従って、このリコールカウンタ1
1は、出力バッファ16の出力がリフレッシュ要求信号
RF(Hレベル)からリコール要求信号RCバー(Lレ
ベル)に変化すると、遅延回路19の遅延時間が経過す
るまでの間に内部カウント数がリセットされて出力がL
レベルに戻される。
【0056】また、上記出力バッファ16が出力するリ
コール要求信号RCバー/リフレッシュ要求信号RF
は、第2制御信号発生回路21にも送られる。第2制御
信号発生回路21には、上記リフレッシュ信号RFSH
バーと初期化信号PONも入力される。この第2制御信
号発生回路21は、図4に示すように、フリップフロッ
プ回路21aとゲート回路21bとによってD型フリッ
プフロップ(ラッチ回路)を構成したものである。即
ち、フリップフロップ回路21aは、2個のインバータ
回路からなり、電源ON時に初期化信号PONが一時H
レベルになるとNチャンネルFET21cがONとなっ
て出力がHレベルに初期化される。ゲート回路21b
は、リフレッシュ信号RFSHバーがアクティブ(Lレ
ベル)な場合にPチャンネルとNチャンネルのFETが
ONとなり、リコール要求信号RCバー/リフレッシュ
要求信号RFをフリップフロップ回路21aに入力する
ようになっている。従って、リフレッシュ信号RFSH
バーがアクティブになると、フリップフロップ回路21
aは、リコール要求信号RCバー/リフレッシュ要求信
号RFを反転した信号を出力し、リフレッシュ信号RF
SHバーが非アクティブに戻ると、直前のリコール要求
信号RCバー/リフレッシュ要求信号RFを反転した信
号の出力を以降も維持する。そして、このフリップフロ
ップ回路21aの出力は、第2制御信号発生回路21か
らそのままセルフリコール信号SRとして出力されると
共に、インバータ回路21dで反転されてセルフストア
信号SSとして出力される。従って、セルフリコール信
号SRは、電源ON時にHレベルに初期化され、リフレ
ッシュ信号RFSHバーがアクティブ(Lレベル)であ
りリフレッシュ要求信号RF(Hレベル)が出力された
場合にのみLレベルに切り替わる。また、セルフリコー
ル信号SRは、このセルフストア信号SSを反転した信
号となる。
【0057】上記第1制御信号発生回路10が出力する
内部リフレッシュ信号REFは、タイマ回路23に送ら
れる。タイマ回路23は、内部リフレッシュ信号REF
がHレベルの場合にのみ発振を行い、周期の長い第1ク
ロック信号T1(例えば16μ秒周期)と周期の短い第
2クロック信号T2(例えば500n秒周期)とを出力
する。
【0058】タイマ回路23が発生するクロック信号T
1,T2は、選択回路24を介して上記アドレスカウンタ
5に送られる。選択回路24は、クロック信号T1,T2
のいずれかを選択してアドレスカウンタ5に供給するマ
ルチプレクサであり、上記ラッチ回路13の出力が制御
入力に接続されている。そして、このラッチ回路13の
出力がLレベルの場合には周期の長いクロック信号T1
を送り出し、Hレベルになると周期の短いクロック信号
T2を送り出すようになっている。
【0059】上記構成の不揮発性半導体記憶装置の制御
部の具体的な動作を図5のタイムチャートに基づいて説
明する。
【0060】上記図1で説明したように、電源ON時に
は、初期化信号PONが一時Hレベルとなるので、アド
レスカウンタ5の生成する内部アドレスA0〜Anが初期
値にリセットされると共に、リコール要求ラッチ回路1
4がセットされて出力バッファ16を介しLレベルのリ
コール要求信号RCバーを出力し、ラッチ回路13もセ
ットされる。また、このリコール要求信号RCバーが出
力されると、遅延回路19の遅延時間が経過するまでの
間にリコールカウンタ11もリセットされる。電源ON
の直後にはリフレッシュ信号RFSHバーが非アクティ
ブであるため、制御信号発生回路10が生成する内部リ
フレッシュ信号REFも非アクティブ(Lレベル)とな
り、タイマ回路23はクロック信号T1,T2を発生しな
い。なお、第2制御信号発生回路21が出力するセルフ
リコール信号SRは初期化によりHレベルとなる。
【0061】ここで、図5に示す時刻t0にリフレッシ
ュ信号RFSHバーがアクティブ(Lレベル)になった
とすると、内部リフレッシュ信号REFがアクティブ
(Hレベル)になると共に、内部アドレス活性化信号φ
INAもアクティブ(Hレベル)となる。
【0062】上記のように内部リフレッシュ信号REF
がアクティブ(Hレベル)になると、タイマ回路23が
周期の長いクロック信号T1と周期の短いクロック信号
T2の発生を開始する。なお、図5では、クロック信号
T2の周期が不明確であるが、実際には上記例の場合
(16μ秒周期と500n秒周期)にクロック信号T1
の32分の1の周期となる。ここではラッチ回路13が
Hレベルを出力するので、選択回路24は周期の短い方
のクロック信号T2をアドレスカウンタ5に供給する。
従って、このアドレスカウンタ5が生成する内部アドレ
スA0〜Anのうちの最下位ビットの内部アドレスA0
は、クロック信号T2と同じ周期で変化する。そして、
この内部アドレスA0〜Anは、内部アドレス遷移検出回
路6及びアドレス選択回路3を介してドライバ/デコー
ダ回路4に送られる。また、この際クロック信号T2の
変化に伴うこの内部アドレスA0〜Anのアドレス遷移が
内部アドレス遷移検出回路6で検出されてワード線制御
回路7及びプレート線制御回路8が駆動され、しかもプ
レート線制御回路8はラッチ回路13のHレベルの出力
によりイネーブル状態となるので、このクロック信号T
2の周期でメモリ部1の各メモリセルについて順次リコ
ール動作が行われる。なお、以降ではこのリコール動作
をセルフリコール動作と称する。
【0063】内部アドレスA0〜Anのうちの最上位ビッ
トの内部アドレスAnは、最下位ビットの内部アドレス
A0をn回2分周したものであり、クロック信号T2の周
期よりも極めて長い周期で変化する。なお、ここでは、
タイムスケールを等しく図示する都合上内部アドレスA
nの周期を現実のものよりも短く示している。この内部
アドレスAnは、パルスが立ち下がるごとに内部アドレ
スA0〜Anが一巡するので、これによって全てのメモリ
セルについての一連のセルフリコール動作が行われるこ
とになる。そして、リコールカウンタ11は、この内部
アドレスAnの立ち下がりごとにカウントを行うことに
より、この一連のセルフリコール動作の回数をカウント
する。
【0064】上記のようにして時刻t2にリコールカウ
ンタ11が所定回数のカウントを終了すると、ラッチ回
路13とリコール要求ラッチ回路14がリセットされ、
リコール要求信号RCバーはHレベルのリフレッシュ要
求信号RFに変化する。すると、選択回路24がクロッ
ク信号T2に代えて周期の長いクロック信号T1をアドレ
スカウンタ5に供給するようになり、最下位ビットの内
部アドレスA0も、このクロック信号T1と同じ周期で変
化し始める。また、プレート線制御回路8もイネーブル
状態が解除されるので、セルフリコール動作を停止して
揮発性記憶のリフレッシュ動作に移行する。ここでのリ
フレッシュ動作は、擬似SRAMにおけるオートリフレ
ッシュやセルフリフレッシュと同様のものであるため、
以降ではセルフリフレッシュ動作と称する。なお、第2
制御信号発生回路21が出力するセルフリコール信号S
RはLレベルに変化し、セルフストア信号SSがHレベ
ルとなる。
【0065】セルフリフレッシュ動作が開始された後の
時刻t3にリフレッシュ信号RFSHバーを非アクティ
ブに戻すと、内部リフレッシュ信号REFも非アクティ
ブとなってタイマ回路23が発振を停止しセルフリフレ
ッシュ動作が中止される。また、内部アドレス活性化信
号φINAが非アクティブとなるので、チップイネーブル
信号CEバーやアウトプットイネーブル信号OEバー又
はライトイネーブルWEバー等をアクティブとすること
により外部アドレス活性化信号φEXAをアクティブにす
ると、外部アドレス遷移検出回路2が動作する。そし
て、アドレス選択回路3もこの外部アドレス遷移検出回
路2が出力するアドレスを選択してドライバ/デコーダ
回路4に送るようになる。従って、この間に外部から揮
発性記憶されたデータに対してアクセスを行うことがで
きる。また、時刻t2にセルフリコール動作が完了して
揮発性記憶へのアクセスが可能になったことを外部から
知るには、出力バッファ16の出力がリコール要求信号
RCバーからリフレッシュ要求信号RFに変化したこと
を検出すればよい。
【0066】外部からのアクセスを終えて時刻t4にリ
フレッシュ信号RFSHバーを再びアクティブにする
と、内部リフレッシュ信号REFもアクティブとなって
タイマ回路23が発振を再開すると共に内部アドレス活
性化信号φINAがアクティブに戻る。そして、このとき
にはラッチ回路13とリコール要求ラッチ回路14がリ
セットされてLレベルを出力し、出力バッファ16の出
力もリフレッシュ要求信号RFのままなので、セルフリ
コール動作が行われることなく直ちにセルフリフレッシ
ュ動作が再開される。
【0067】なお、上記時刻t0と時刻t2との間のセル
フリコール動作中に(例えば時刻t1に)リフレッシュ
信号RFSHバーが非アクティブに戻ったとすると、タ
イマ回路23が発振を停止してこのセルフリコール動作
が一時中断される。しかしながら、ラッチ回路13とリ
コール要求ラッチ回路14はまだリセットされずHレベ
ルを出力し出力バッファ16の出力もリコール要求信号
RCバーが維持されているので、その後リフレッシュ信
号RFSHバーがアクティブになったときにセルフリコ
ール動作が再開され、リコールカウンタ11も前回の続
きからカウントを継続する。なお、従来の擬似SRAM
においてリフレッシュ信号に同期したリフレッシュ動作
をオートリフレッシュ、リフレッシュ信号に同期しない
リフレッシュ動作をセルフリフレッシュと称するよう
に、本実施例では、リフレッシュ信号に同期したリコー
ル動作をオートリコール、リフレッシュ信号に同期しな
いリコール動作をセルフリコールと称する。ただし、こ
こでいうセルフリコール動作にはこれらオートリコール
とセルフリコールの双方の動作を含む。
【0068】この結果、本実施例の不揮発性半導体記憶
装置によれば、電源ON時やストア完了時にリコール要
求信号RCバーが発せられるので、その後最初にリフレ
ッシュ信号RFSHバーがアクティブに変わると、まず
自動的にセルフリコール動作を行い、不揮発性記憶した
データを呼び出して揮発性記憶とした後にセルフリフレ
ッシュ動作に移行することができる。従って、この不揮
発性半導体記憶装置にアクセスを行うデバイスや回路等
は、リフレッシュ信号RFSHバーを制御するだけで、
不揮発性記憶されたデータを揮発性記憶に呼び出しリフ
レッシュすることができ、この揮発性記憶のデータへの
アクセス制御が容易になる。また、セルフリコール動作
時には、周期の短いクロック信号T2に基づいて高速で
内部アドレスA0〜Anを生成し迅速にリコール動作を完
了できるようにすると共に、セルフリフレッシュ動作時
には、周期の長いクロック信号T1に基づいて低速度で
内部アドレスA0〜Anを生成し過剰なリフレッシュ動作
による消費電力の無駄を省くことができる。ただし、事
情によってはクロック信号T1をクロック信号T2と同じ
周期又はこれよりも周期の短いものとすることも可能で
ある。
【0069】特願平5−262648には、内部カウン
タによるセルフリフレッシュ動作が所定時間以上継続し
た場合にセルフストア動作を実行しデータを不揮発性記
憶として待避させることにより、長時間アクセスを行わ
れないデータのセルフリフレッシュ動作による電力消費
を抑制する発明が記載されている。そして、本実施例に
おいても、セルフリコール動作からセルフリフレッシュ
動作に移行した場合に図示しないカウンタ等によって所
定時間の経過をカウントし自動的にセルフストア動作を
実行させることによりこの発明を実施することが可能で
ある。上記第2制御信号発生回路21が出力するセルフ
リコール信号SRとセルフストア信号SSは、このよう
なセルフリコール動作とセルフストア動作の制御を行う
ために用いる。即ち、セルフリコール信号SRがアクテ
ィブな場合にはイネーブル状態のプレート線制御回路8
にリコール動作の駆動を行わせ、セルフストア信号SS
がアクティブな場合にはイネーブル状態のプレート線制
御回路8にストア動作の駆動を行わせるように制御すれ
ばよい。また、セルフストア動作のための回路は本実施
例のセルフリコール動作のための回路と共用できるもの
が多いので、これら共用する回路の制御にも用いること
ができる。
【0070】上記セルフストア動作を加えた本実施例の
不揮発性半導体記憶装置では、電源ON後にリフレッシ
ュ信号RFSHバーがアクティブになると、まずセルフ
リコール信号SRがアクティブとなるので、セルフリコ
ール動作が実行されてからセルフリフレッシュ動作に移
行し、次にセルフストア信号SSがアクティブとなるの
で、このセルフリフレッシュ動作が所定時間以上継続さ
れるとセルフストア動作が実行される。セルフストア動
作が実行されると、以降は消費電力の少ないスタンバイ
状態とすることができる。
【0071】ただし、第2制御信号発生回路21を上記
のようなD型フリップフロップで構成せずにリフレッシ
ュ信号RFSHバーの立ち下がりのタイミングでのみリ
コール要求信号RCバー/リフレッシュ要求信号RFを
ラッチするように構成すれば、最初にリフレッシュ信号
RFSHバーがアクティブとなったときにはセルフリコ
ール信号SRが継続してアクティブとなるので、セルフ
リコール動作からセルフリフレッシュ動作への移行のみ
が行われる。しかし、リフレッシュ信号RFSHバーが
一旦非アクティブに戻った後に再びアクティブになる
と、今度はセルフストア信号SSがアクティブになるの
で、再開されたセルフリフレッシュ動作が所定時間以上
継続したときにセルフストア動作が実行されるようにな
る。
【0072】なお、上記メモリ部1のデータI/Oイン
ターフェイスを3ステータスバッファによって構成し、
セルフリコール動作やセルフリフレッシュ動作時にハイ
インピーダンス状態となるように制御すれば、多数の不
揮発性半導体記憶装置のデータI/O端子を直接接続す
ることができるようになる。
【0073】図6は本発明の他の実施例を示すものであ
って、不揮発性半導体記憶装置の制御部の構成を示すブ
ロック図である。なお、図1に示した第1実施例と同様
の機能を有する構成部材には同じ番号を付記して説明を
省略する。
【0074】図1に示した第1実施例では、ラッチ回路
13の出力をAND回路17を介してプレート線制御回
路8に送るが、本実施例の不揮発性半導体記憶装置は、
内部リフレッシュ信号REFを直接プレート線制御回路
8に送るようになっていて、この内部リフレッシュ信号
REFがアクティブな場合に常にプレート線制御回路8
がイネーブル状態となる。また、プレート線制御回路8
は、第2制御信号発生回路21が出力するセルフリコー
ル信号SRとセルフストア信号SSによってモードを変
更し、セルフリコール信号SRがアクティブな場合には
セルフリコール動作の駆動を行い、セルフストア信号S
Sがアクティブな場合には揮発性記憶のセルフリフレッ
シュ動作を行うと共に、同じサイクル内でプレート線P
Tの電圧を0V→5V→0Vと変化させてセルフストア
動作も行うようにしている。
【0075】上記構成により、リフレッシュ信号RFS
Hバーがアクティブになると、まずセルフリコール動作
を行った後に揮発性記憶のセルフリフレッシュ動作に移
行するが、このセルフリフレッシュ動作では不揮発性記
憶のセルフストア動作も同時に実行されることになる。
従って、本実施例の場合には、揮発性記憶のリフレッシ
ュと不揮発性記憶のリフレッシュとを同時に行うことが
できるという利点がある。ただし、このように不揮発性
記憶のリフレッシュを行うと強誘電体の分極反転回数の
制限が問題となる。しかしながら、この分極反転回数が
10の10乗回以上あれば、各メモリセルが約10m秒
以上の周期で選択されるようにリフレッシュ周期を設定
することにより10年間以上の動作を保証することがで
きる。例えばワード線WLの本数が1000本の場合に
クロック信号T1の周期を16μ秒に設定すれば、各メ
モリセルのリフレッシュ周期は16m秒となり、この条
件を満たすことができる。
【0076】なお、上記実施例では、セルフリフレッシ
ュ動作の制御にリフレッシュ信号RFSHバーを用いて
擬似SRAMに似せた制御を行う場合について示した
が、DRAMにおけるCASビフォアRASリフレッシ
ュ方式におけるCASバー信号とRASバー信号のよう
に複数の制御信号の組み合わせによってセルフリフレッ
シュ動作を制御することも可能である。この場合、アド
レスをマルチプレクスして入力するので、パッケージが
小型化できて実装密度を上げることができる。
【0077】また、上記実施例の不揮発性半導体記憶装
置は、1チップマイクロコンピュータ等に内蔵されるR
AMとPROMに代えて共通に使用することができるの
で、これらRAMとPROMのそれぞれに必要となるデ
コーダ回路やセンスアンプ回路を共用することができ、
チップ面積を縮小したり基板上の回路面積を縮小するこ
とができるようになる。
【0078】
【発明の効果】以上のように本発明の不揮発性半導体記
憶装置によれば、リフレッシュ信号を制御するだけで不
揮発性の記憶内容を自動的に揮発性記憶に呼び出しリフ
レッシュすることができるので、この揮発性の記憶内容
へのアクセス制御を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の不揮発性半導体記憶装置の
制御部の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の不揮発性半導体記憶装置に
おけるアドレスカウンタの具体的構成を示すブロック図
である。
【図3】本発明の一実施例の不揮発性半導体記憶装置に
おけるアドレス選択回路の具体的構成を示す部分回路ブ
ロック図である。
【図4】本発明の一実施例の不揮発性半導体記憶装置に
おける第2制御信号発生回路の具体的構成を示す回路ブ
ロック図である。
【図5】本発明の一実施例の不揮発性半導体記憶装置の
動作を示すタイムチャートである。
【図6】本発明の他の実施例の不揮発性半導体記憶装置
におけるアドレスカウンタの具体的構成を示すブロック
図である。
【図7】強誘電体のヒステリシス特性を示す図である。
【図8】強誘電体を用いた不揮発性半導体記憶装置の構
成を示すブロック図である。
【図9】強誘電体を用いたメモリセルにストアモードに
よりデータ“0”を書き込む場合の動作を説明する図で
ある。
【図10】強誘電体を用いたメモリセルにストアモード
によりデータ“1”を書き込む場合の動作を説明する図
である。
【図11】強誘電体を用いたメモリセルからリコールモ
ードによりデータを読み出す場合の動作を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 メモリ部 5 アドレスカウンタ 8 プレート線制御回路 10 第1制御信号発生回路 11 リコールカウンタ 13 ラッチ回路 14 リコール要求ラッチ回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶内容の維持にリフレッシュ動作を必
    要とする揮発性の記憶機能と記憶内容の書き換えが可能
    な不揮発性の記憶機能とを有するメモリセルを備えた不
    揮発性半導体記憶装置において、 リフレッシュ信号を入力するリフレッシュ信号入力手段
    と、 リコール要求信号を発生するリコール要求信号発生手段
    と、 各メモリセルのアドレスをクロック信号に基づいて順次
    自動生成するアドレス生成手段と、 前記リフレッシュ信号入力手段にリフレッシュ信号が入
    力され、かつ、前記リコール要求信号発生手段がリコー
    ル要求信号を発生している場合に、該アドレス生成手段
    が生成したアドレスに基づいて不揮発性記憶された各メ
    モリセルの記憶内容を順次同じメモリセルに揮発性記憶
    させるリコール動作を行うリコール手段と、 該リコール手段が各メモリセルに対して所定回数のリコ
    ール動作を実行すると、前記リコール要求信号発生手段
    によるリコール要求信号の発生を解除するリコール動作
    制御手段と、 前記リフレッシュ信号入力手段にリフレッシュ信号が入
    力され、かつ、前記リコール要求信号発生手段がリコー
    ル要求信号を発生していない場合に、前記アドレス生成
    手段が生成したアドレスに基づいて各メモリセルに揮発
    性記憶された記憶内容を順次再書き込みすることにより
    リフレッシュ動作を行うリフレッシュ手段とを備えた不
    揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリセルが強誘電体を介在させた
    容量素子によって構成される請求項1記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 記憶内容の維持にリフレッシュ動作を必
    要とする揮発性のメモリセルと記憶内容の書き換えが可
    能な不揮発性のメモリセルとを備えた不揮発性半導体記
    憶装置において、 リフレッシュ信号を入力するリフレッシュ信号入力手段
    と、 リコール要求信号を発生するリコール要求信号発生手段
    と、 各メモリセルのアドレスをクロック信号に基づいて順次
    自動生成するアドレス生成手段と、 前記リフレッシュ信号入力手段にリフレッシュ信号が入
    力され、かつ、前記リコール要求信号発生手段がリコー
    ル要求信号を発生している場合に、該アドレス生成手段
    が生成したアドレスに基づいて不揮発性のメモリセルの
    各記憶内容を揮発性のメモリセルに順次呼び出すリコー
    ル動作を行うリコール手段と、 該リコール手段が各メモリセルに対して所定回数のリコ
    ール動作を実行すると、前記リコール要求信号発生手段
    によるリコール要求信号の発生を解除するリコール動作
    制御手段と、 前記リフレッシュ信号入力手段にリフレッシュ信号が入
    力され、かつ、前記リコール要求信号発生手段がリコー
    ル要求信号を発生していない場合に、前記アドレス生成
    手段が生成したアドレスに基づいて揮発性のメモリセル
    の各記憶内容を順次再書き込みすることによりリフレッ
    シュ動作を行うリフレッシュ手段とを備えた不揮発性半
    導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶内容の維持にリフレッシュ動作
    を必要とする揮発性のメモリセルがDRAMによって構
    成されると共に、記憶内容の書き換えが可能な不揮発性
    のメモリセルがEEPROMによって構成される請求項
    3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 CASバー信号がアクティブとなった後
    にRASバー信号がアクティブとなってから、このCA
    Sバー信号が非アクティブに戻った後にRASバー信号
    が非アクティブとなるまでの期間について前記リフレッ
    シュ信号を生成するリフレッシュ信号発生手段が設けら
    れた請求項1から4のいずれかに記載の不揮発性半導体
    記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記アドレスを自動生成するために周期
    の異なる2種類のクロック信号を供給するクロック信号
    供給手段と、 前記リコール手段がリコール動作を行う場合に該クロッ
    ク信号供給手段から周期の短い方のクロック信号を供給
    させ、前記リフレッシュ手段がリフレッシュ動作を行う
    場合に該クロック信号供給手段から周期の長い方のクロ
    ック信号を供給させるクロック信号切替手段とが設けら
    れた請求項1から5のいずれかに記載の不揮発性半導体
    記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記リフレッシュ手段が、 前記アドレス生成手段が生成したアドレスに基づいて各
    メモリセルに揮発性記憶された記憶内容を順次再書き込
    みすることによりリフレッシュ動作を行うと共に、各メ
    モリセルのリフレッシュの際に当該揮発性記憶された記
    憶内容を同じメモリセルに不揮発性記憶させるストア動
    作を行う請求項1,2,5または6記載の不揮発性半導
    体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記リフレッシュ手段が、 前記アドレス生成手段が生成したアドレスに基づいて揮
    発性の各メモリセルに記憶された記憶内容を順次再書き
    込みすることによりリフレッシュ動作を行うと共に、各
    メモリセルのリフレッシュの際に当該揮発性のメモリセ
    ルに記憶された記憶内容を不揮発性のメモリセルに記憶
    させるストア動作を行う請求項3から6のいずれかに記
    載の不揮発性半導体記憶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09219093A (ja) * 1995-12-21 1997-08-19 Lg Semicon Co Ltd メモリのカラムスイッチングイネーブル信号発生回路

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