JPH07220219A - 磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

磁気ヘッド及びその製造方法

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JPH07220219A
JPH07220219A JP6032061A JP3206194A JPH07220219A JP H07220219 A JPH07220219 A JP H07220219A JP 6032061 A JP6032061 A JP 6032061A JP 3206194 A JP3206194 A JP 3206194A JP H07220219 A JPH07220219 A JP H07220219A
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JP
Japan
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apex
magnetic head
magnetic
chamfered portion
chamfered
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JP6032061A
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Nobuo Imazeki
伸雄 今関
Minoru Kanda
実 神田
Tatsuji Shimizu
達司 清水
Kazuhiro Saito
和宏 斎藤
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Eneos Corp
Original Assignee
Japan Energy Corp
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Publication date
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/187Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
    • G11B5/23Gap features
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/1272Assembling or shaping of elements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気特性のばらつきがなく、しかも記録減磁
及び再生効率の両特性において優れ、例えば、高周波用
で且つ高いS/N比が要求される高密度記録用ヘッド、
主としてビデオヘッド、コンピュータ用ヘッド等に好適
に使用されるFe−Si−Al合金磁性膜などの軟磁性
薄膜を用いた磁気ヘッド及びその製造方法を提供する。 【構成】 アペックス部8を形成するための、少なくと
も第1面取り部22の面粗さ(Rp-p )は0.6μm以
下である。この第1面取り部22は、#2500或いは
#1500の砥石による研削加工にて形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性薄膜を有する二つ
の磁気コア半体、即ち、Iコア及びCコア、又はCコア
及びCコアを所定ギャップ長にて突合せて接合すること
により構成される磁気ヘッド及びその製造方法に関する
ものであり、特に、本発明は、高周波用で且つ高いS/
N比が要求される高密度記録用ヘッド、主としてビデオ
ヘッド、コンピュータ用ヘッド等に好適に使用されるF
e−Si−Al合金磁性膜等の軟磁性薄膜を用いた磁気
ヘッドに好適に具現化され、又、本発明はこのような磁
気ヘッドを製造するのに有効に使用される。
【0002】
【従来の技術】本特許出願人は、記録減磁及び再生効率
の両特性において優れ、ビデオヘッド、コンピュータ用
ヘッド等に好適に使用されているFe−Si−Al合金
磁性膜を用いた薄膜積層型磁気ヘッドを提案した(特願
平5−516881号)。この磁気ヘッドの構成が図1
に示される。簡単にその構造を説明する。
【0003】図1に示すように、薄膜積層型磁気ヘッド
1は、例えばセラミックス基板上にFe−Si−Al合
金薄膜100を堆積して形成された薄膜積層構造体から
作製される一対の磁気コア半体、即ち、Iコア2とCコ
ア4とを有し、このIコア2とCコア4とは、その突合
せ面がギャップ部6を介して一体に接合される。このと
き、一般に、ギャップ部6において、磁束を集中させる
ために、ギャップ部6に隣接して機械加工により面取り
部、即ち、アペックス部8を形成し、さらに接合強度を
増大させるために、この部分にアペックスガラス10が
充填される。
【0004】上記磁気ヘッド1においては、特に、アペ
ックス部8は、Cコア4に第1面取り部22と第2面取
り部24を形成することによって画成される。Iコア2
には、アペックス部8を形成するための特別な機械加工
を必ずしも施す必要はない。
【0005】更に説明すると、アペックス部8の第1面
取り部22は、所定のギャップ深さ(D)位置(アペッ
クス)から、Cコア部4に、第1の面取り角度、即ち、
第1のアペックス角度(α)にて且つ所定のアペックス
長さ(T)にわたって面取り加工を行なうことによって
形成される。又、第2面取り部24は、第1面取り部2
2に連接して、第2の面取り角度、即ち、第2のアペッ
クス角度(β)にて面取りを行なうことによって形成さ
れる。ここで、第1及び第2のアペックス角度(α)、
(β)は、図示されるように、Iコア2とCコア4との
突合せ面に対して平行な面からの開き角度をいい、アペ
ックス長さ(T)は、ギャップ部6の面からこの面に対
し垂直方向に測った距離をいう。
【0006】例えば、第1のアペックス角度(α)を8
4°、アペックス長さ(T)を50μm、そして第2ア
ペックス角度(β)を45°とすることによって好結果
を得ることができる。
【0007】このようにして作製された磁気ヘッド1
は、その後、更に、コンピュータ用やビデオ用などの用
途に応じた加工が施される。
【0008】上記構成の磁気ヘッド1は、記録減磁及び
再生効率の両特性において優れており、ビデオヘッド、
コンピュータ用ヘッド等に好適に使用し得る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の磁気ヘッド
1にて再生効率を上げるためにギャップ深さ(D)を浅
くしていくと、磁気特性がばらつくと言う問題が発生
し、極端な場合には、アペックス部に擬似ギャップが出
現したり、アペックス角度が実質的に変わったものとな
り、所期の磁気ヘッド特性を得ることができないことが
あった。
【0010】尚、本明細書では、前記磁気特性のばらつ
きとしては、「ビット・シフト・ウィグル(Bit Shift
Wiggle) 」を採用した。ビット・シフト・ウィグルと
は、保持力(Hc)1600 Oeの記録媒体に、媒体
と磁気ヘッドの相対速度20m/秒、記録周波数17M
Hzで、ランダムパターンを記録再生し、ビット・エラ
ー・レート(BER)10-7の条件でビットシフト(B
S)を20回繰り返し測定し、得られたデータを基に次
式により算出された相対標準偏差(%)を言う。通常、
この値は、6%以下であることが望ましい。
【0011】
【数1】
【0012】従来の上記構成の磁気ヘッド1のビット・
シフト・ウィグルは、ギャップ深さ(D)を浅くしてい
くと、6%を超えるものであった。
【0013】本発明者らは、このような磁気特性のばら
つきを解決するべく、更に検討を行った結果、その原因
は、アペックス部8を画成しているCコア4の第1面取
り部22と第2面取り部24の加工方法に問題があるこ
とを見出した。即ち、従来は、第1面取り部22と第2
面取り部24は、#1000の砥石を用いて研削加工が
なされており、その面粗さ(Rp-p )は0.5〜1.0
μmの範囲でばらついていた。これに対して、少なくと
も第1面取り部22に関しては、#2500或いは#1
500の砥石を用いて研削加工を行なった場合には、そ
の面粗さ(Rp- p )を0.6μm以下とすることがで
き、磁気特性のばらつきをなくすることができた。
【0014】本発明は、斯る本発明者らの新規な知見に
基づきなされたものである。
【0015】従って、本発明の目的は、磁気特性のばら
つきがなく、しかも記録減磁及び再生効率の両特性にお
いて優れ、例えば、高周波用で且つ高いS/N比が要求
される高密度記録用ヘッド、主としてビデオヘッド、コ
ンピュータ用ヘッド等に好適に使用されるFe−Si−
Al合金磁性膜などの軟磁性薄膜を用いた磁気ヘッド及
びその製造方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
磁気ヘッド及びその製造方法にて達成される。要約すれ
ば、本発明は、一対の磁気コア半体を、その突合せ面に
てギャップ部を介して接合し、しかもこのギャップ部に
隣接してアペックス部が形成された磁気ヘッドにおい
て、前記アペックス部を形成するために磁気コア半体に
形成される面取り部は、その面取り部の面粗さ(R
p-p )が0.6μm以下であることを特徴とする磁気ヘ
ッドである。面取り部の面粗さ(Rp-p )は、0.6μ
m以下、好ましくは、0.2μm以下とされる。面取り
部の面粗さ(Rp-p )は、#1500の砥石を使用して
研削加工を行なうことにより、0.3〜0.6μmとさ
れ、又、#2500の砥石を使用して研削加工を行なう
ことにより、0.1〜0.2μmとされる。
【0017】本発明の他の態様によれば、一対の磁気コ
ア半体を、その突合せ面にてギャップ部を介して接合
し、しかもこのギャップ部に隣接してアペックス部が形
成され、そしてこのアペックス部は、前記磁気コア半体
の少なくとも一方に形成された第1面取り部と第2面取
り部とを有しており、前記第1面取り部は、所定のギャ
ップ深さ位置(D)から、65°以上90°以下の第1
のアペックス角度(α)にて且つ所定のアッペクス長さ
(T)にわたって面取りを行なうことによって形成し、
又、前記第2面取り部は、前記第1面取り部に連接し
て、第1のアペックス角度(α)より小さい第2のアペ
ックス角度(β)にて面取りを行なうことによって形成
される磁気ヘッドにおいて、少なくとも前記第1面取り
部は、その面取り部の面粗さ(Rp-p )が0.6μm以
下であることを特徴とする磁気ヘッドが提供される。第
1面取り部の面粗さ(Rp-p )は、0.6μm以下、好
ましくは、0.2μm以下とされる。第1面取り部の面
粗さ(Rp-p )は、#1500の砥石を使用して研削加
工を行なうことにより、0.3〜0.6μmとされ、
又、#2500の砥石を使用して研削加工を行なうこと
により、0.1〜0.2μmとされる。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る磁気ヘッド及びその製造
方法を図面に則して更に詳しく説明する。
【0019】本発明は、図1に例示した薄膜積層型磁気
ヘッド1に好適に具現化することができる。従って、本
実施例は、この薄膜積層型磁気ヘッド1に関連して説明
する。
【0020】つまり、本実施例にて、薄膜積層型磁気ヘ
ッド1は、例えばCoO35wt%−NiO65wt%
にAl23 を2wt%添加したCoO−NiO系のセ
ラミックス基板上にFe−Si−Al合金薄膜100を
堆積して形成された薄膜積層構造体から作製される一対
の磁気コア半体、即ち、Iコア2とCコア4とを有し、
このIコア2とCコア4とは、その突合せ面がギャップ
部6を介して一体に接合される。ギャップ部6に隣接し
て機械加工により面取り部、即ち、アペックス部8を形
成し、さらに接合強度を増大させるために、この部分に
アペックスガラス10が充填される。
【0021】本実施例の磁気ヘッド1は、Cコア4に第
1面取り部22と第2面取り部24を形成することによ
ってアペックス部8を画成する。Iコア2には、必要に
応じて面取り加工をすることができる。
【0022】更に説明すると、アペックス部8の第1面
取り部22は、所定のギャップ深さ(D)位置(アペッ
クス)から、第1の面取り角度、即ち、第1のアペック
ス角度(α)にて且つ所定のアペックス長さ(T)にわ
たって面取り加工を行なうことによって形成され、又、
第2面取り部24は、第1面取り部22に連接して、第
2の面取り角度、即ち、第2のアペックス角度(β)に
て面取りを行なうことによって形成される。第2のアペ
ックス角度(β)は、第1のアペックス角度(α)より
小さくされる。好ましくは、第1のアペックス角度
(α)は、70°未満となるとロールオフが顕著に発生
するために、70°以上(好ましくは75°以上)、9
0°以下とされる。第2のアペックス角度(β)は、4
5°前後において磁気ヘッド1の再生効率が最も良く、
従って、15°以上(好ましくは30°以上)、70°
以下(好ましくは60°以下)の範囲とされる。
【0023】上記第1面取り部22及び第2面取り部2
4を備えた形状のアペックス部8は、種々の方法にて加
工することができるが、例えば、図2に示すように、第
1及び第2アペックス角度と同じ角度(α)、(β)の
二つの角度を有する外形とされる切削ブレード(砥石)
50を使用することにより好適に加工することができ
る。
【0024】本発明者らは、上記構成の磁気ヘッド1を
作製するに際して、砥石50として、粗さ(番数)が#
1000、#1500及び#2500とされる3種類の
砥石を使用し、加工条件、即ち、砥石の回転数、加工速
度、圧力などを種々に変えて、多くの加工実験を行なっ
た。砥石の番数(#)と面粗さ(Rp-p )との関係は、
加工条件で異なり、一概に決めることはできないが、使
用する砥石ごとに最良の結果を得ることのできる加工条
件を選択しながら加工を行なった。また、その時用いた
セラミックス基板はCoO35wt%−NiO65wt
%にAl23を2wt%添加したCoO−NiO系の
基板を用い、ヘッドコアはFe−Si−Al合金薄膜で
構成した。その実験結果をまとめると、表1に示す通り
であった。
【0025】尚、本実験に使用した磁気ヘッド1におい
て、Cコア4のアペックス部8の第1のアペックス角度
(α)は84°、第2アペックス角度(β)は45°、
アペックス長さ(T)は50μm、そしてギャップ深さ
(D)は4μmとした。
【0026】又、本発明者らは、砥石50として、#1
000と#2500の砥石を使用し、最良となる加工条
件を選択しながら、ギャップ深さ(D)を種々に変えた
磁気ヘッド1を作製し、ビット・シフト・ウィグルとギ
ャップ深さ(D)の関係を調べた。その結果を図3に示
す。
【0027】
【表1】
【0028】表1から、アペックス部8の第1面取り部
22と第2面取り部24は、その面粗さ(Rp-p )が、
#2500の砥石を使用して研削加工を行なうことによ
り0.1〜0.2μmとなり、又、#1500の砥石を
使用して研削加工を行なうことにより0.3〜0.6μ
mとなることが分かる。又、#2500及び#1500
の砥石を使用してアペックス部8の面取り加工を行なっ
た場合には、つまり、アペックス部8の面取り部22、
24の面粗さ(Rp-p )が0.6μm以下(即ち、0.
1〜0.6μm)となるように加工することによって、
より好ましくは、0.2μm以下(即ち、0.1〜0.
2μm)となるように加工することによって、磁気特性
のばらつきを、即ち、ビット・シフト・ウィグルを小さ
くすることができた。
【0029】更に、図3から、本発明に従った磁気ヘッ
ドは、ギャップ深さ(D)が浅くなっても、ビット・シ
フト・ウィグルを6%以下とし得ることが理解される。
【0030】これに対して、#1000の砥石を使用し
て研削加工を行なった場合には、加工条件をどのように
変えても、面粗さ(Rp-p )は、まれに0.5μmとな
ることがあったとしても、通常、0.6μmを超えるも
のであった。又、磁気特性、即ち、ビット・シフト・ウ
ィグルは、ギャップ深さ(D)が3μm以上の場合には
6%以下とすることができるものの、ギャップ深さ
(D)が3μmより浅くなると12%程度にまで増大
し、磁気特性が大きくばらつくことが分かった。
【0031】従って、本発明はギャップ深さが5μm以
下、より好ましくは3μm以下の場合に効果があること
が分かる。
【0032】本発明者らの更なる実験研究の結果による
と、アペックス部8の第2面取り部24の仕上り具合
は、磁気特性のばらつきに影響を与えるものではなく、
従って、その面粗さ(Rp-p )が0.6μm以下となる
ように加工することは必須とはされない。
【0033】従って、図2に示すような形状の砥石50
を用いた1回の加工ではなく、例えば、図4に示すよう
に、先ず、#1500或は#2500の砥石50Aを使
用してざぐり加工を行い、それによって第1面取り部2
2を形成し、次いで、図5に示すように、より粗い番数
の、例えば#1000などとされる砥石50Bを用いて
第2面取り部24を加工することも可能である。このよ
うな加工法を採用すると、加工工程は増えるが、第2面
取り部24及びこれに連接した巻線窓溝などまでをも、
#1500或は#2500の砥石を使用して高精度に仕
上げることがないので、結果的には加工効率を上げるこ
とができる。又、この加工法によれば、図6に示すよう
に、第1面取り部22と第2面取り部24との間に、加
工精度上△d=0〜50μm程度の段差26ができる
が、本発明者らの実験結果によると、この程度の段差2
6は磁気特性に悪影響を及ぼすことはないことが判明し
た。
【0034】上記実施例にては、本発明は、図1に示す
ような、アペックス部8が第1面取り部22と第2面取
り部24とにて形成された2段面取り形状の磁気ヘッド
1に適用するものとして説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、図7に示すように、所定のギャ
ップ深さ(D)とされる位置からアペックス角度(α)
が実質的に90°とされ、アペックス長さ(T)にて面
取り部22、24がCコアに形成された磁気ヘッド、図
8に示すように、アペックス角度(α)が90°以外の
所定の角度、例えば84°などとされ、アペックス長さ
(T)にて面取り部22、24がCコアに形成された磁
気ヘッド、更には、図9に示すように、一対の磁気コア
半体がCコア同士を接合するものであって、少なくとも
一方のCコアのアペックス角度(α1 又はα2 )が65
°以上、β<αとされた磁気ヘッド、などのアペックス
が薄く形成される磁気ヘッドにも同様に適用することが
でき、同様の作用効果を奏し得る。
【0035】上記各実施例にて、本発明の磁気ヘッド1
の磁性膜は、Fe−Si−Al合金磁性体であるとして
説明したが、アモルファス磁性体或いは窒化鉄磁性体な
ども同様に使用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る磁気
ヘッドによれば、アペックス部を形成する磁気コア半体
の面取り部の面粗さ(Rp-p )が0.6μm以下とされ
るので、磁気特性のばらつきをなくすることができ、記
録減磁及び再生効率の両特性において優れ、例えば、高
周波用で且つ高いS/N比が要求される高密度記録用ヘ
ッド、主としてビデオヘッド、コンピュータ用ヘッド等
に好適に使用されるFe−Si−Al合金磁性膜などの
軟磁性薄膜を用いた磁気ヘッドなどを好適に実現でき
る。又、本発明の製造方法によれば、#2500或いは
#1500の砥石を使用して磁気コア半体の面取り部の
面粗さ(Rp-p )を0.6μm以下に加工する構成とさ
れるので、極めて効率よく磁気ヘッドを製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る磁気ヘッドの構成図で
ある。
【図2】本発明の製造方法の一実施例を説明する図であ
る。
【図3】本発明の磁気ヘッドと比較例とにおけるビット
・シフト・ウィグルとギャップ深さの関係を示す図であ
る。
【図4】本発明の製造方法の他の実施例を説明する図で
ある。
【図5】本発明の製造方法の他の実施例を説明する図で
ある。
【図6】本発明の磁気ヘッドの他の実施例を示す図であ
る。
【図7】本発明の磁気ヘッドの他の実施例を示す図であ
る。
【図8】本発明の磁気ヘッドの他の実施例を示す図であ
る。
【図9】本発明の磁気ヘッドの他の実施例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド 6 ギャップ部 8 アペックス部 22 第1面取り部 24 第2面取り部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】尚、本明細書では、前記磁気特性のばらつ
きとしては、「ビット・シフト・ウィグル(Bit S
hift Wiggle)」を採用した。ビット・シフ
ト・ウィグルとは、数1に示されるようにビット・シフ
トの相対標準偏差(%)を言う。通常、この値は、6%
以下であることが望ましい。本発明者らは、保持力(H
c)1600Oeの記録媒体に、媒体と磁気ヘッドの相
対速度20m/秒、記録周波数17MHzで、ランダム
パターンを記録再生し、ビット・エラー・レート(BE
R)10−7の条件でビットシフト(BS)を20回繰
り返し測定し、得られたデータを基に算出した。
フロントページの続き (72)発明者 斎藤 和宏 埼玉県戸田市新曽南3丁目17番35号 株式 会社ジャパンエナジー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の磁気コア半体を、その突合せ面に
    てギャップ部を介して接合し、しかもこのギャップ部に
    隣接してアペックス部が形成された磁気ヘッドにおい
    て、前記アペックス部を形成するために磁気コア半体に
    形成される面取り部は、その面取り部の面粗さ(R
    p-p )が0.6μm以下であることを特徴とする磁気ヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】 面取り部の面粗さ(Rp-p )は、0.2
    μm以下である請求項1の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 一対の磁気コア半体を、その突合せ面に
    てギャップ部を介して接合し、しかもこのギャップ部に
    隣接してアペックス部が形成され、そしてこのアペック
    ス部は、前記磁気コア半体の少なくとも一方に形成され
    た第1面取り部と第2面取り部とを有しており、前記第
    1面取り部は、所定のギャップ深さ位置(D)から、6
    5°以上90°以下の第1のアペックス角度(α)にて
    且つ所定のアッペクス長さ(T)にわたって面取りを行
    なうことによって形成し、又、前記第2面取り部は、前
    記第1面取り部に連接して、第1のアペックス角度
    (α)より小さい第2のアペックス角度(β)にて面取
    りを行なうことによって形成される磁気ヘッドにおい
    て、少なくとも前記第1面取り部は、その面取り部の面
    粗さ(Rp-p )が0.6μm以下であることを特徴とす
    る磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 第1面取り部の面粗さ(Rp-p )は、
    0.2μm以下である請求項3の磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の磁気ヘッドの製造方法
    において、前記アペックス部を形成するための、磁気コ
    ア半体に形成される面取り部の研削加工は、#2500
    の砥石を使用して研削加工を行ない、その面取り部の面
    粗さ(Rp-p)は、0.1〜0.2μmとされることを
    特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の磁気ヘッドの製造方法
    において、前記アペックス部を形成するための、磁気コ
    ア半体に形成される面取り部の研削加工は、#1500
    の砥石を使用して研削加工を行ない、その面取り部の面
    粗さ(Rp-p)は、0.3〜0.6μmとされることを
    特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の磁気ヘッドの製造方法
    において、前記アペックス部を形成するための、少なく
    とも前記第1面取り部の研削加工は、#2500の砥石
    を使用して研削加工を行ない、その面取り部の面粗さ
    (Rp-p )は、0.1〜0.2μmとされることを特徴
    とする磁気ヘッドの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載の磁気ヘッドの製造方法
    において、前記アペックス部を形成するための、少なく
    とも前記第1面取り部の研削加工は、#1500の砥石
    を使用して研削加工を行ない、その面取り部の面粗さ
    (Rp-p )は、0.3〜0.6μmとされることを特徴
    とする磁気ヘッドの製造方法。
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