JPH07220219A - 磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

磁気ヘッド及びその製造方法

Info

Publication number
JPH07220219A
JPH07220219A JP6032061A JP3206194A JPH07220219A JP H07220219 A JPH07220219 A JP H07220219A JP 6032061 A JP6032061 A JP 6032061A JP 3206194 A JP3206194 A JP 3206194A JP H07220219 A JPH07220219 A JP H07220219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
apex
magnetic head
magnetic
chamfered portion
chamfered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6032061A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Imazeki
伸雄 今関
Minoru Kanda
実 神田
Tatsuji Shimizu
達司 清水
Kazuhiro Saito
和宏 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Japan Energy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Energy Corp filed Critical Japan Energy Corp
Priority to JP6032061A priority Critical patent/JPH07220219A/ja
Priority to US08/252,497 priority patent/US5583728A/en
Publication of JPH07220219A publication Critical patent/JPH07220219A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/187Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
    • G11B5/23Gap features
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/1272Assembling or shaping of elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気特性のばらつきがなく、しかも記録減磁
及び再生効率の両特性において優れ、例えば、高周波用
で且つ高いS/N比が要求される高密度記録用ヘッド、
主としてビデオヘッド、コンピュータ用ヘッド等に好適
に使用されるFe−Si−Al合金磁性膜などの軟磁性
薄膜を用いた磁気ヘッド及びその製造方法を提供する。 【構成】 アペックス部8を形成するための、少なくと
も第1面取り部22の面粗さ(Rp-p )は0.6μm以
下である。この第1面取り部22は、#2500或いは
#1500の砥石による研削加工にて形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性薄膜を有する二つ
の磁気コア半体、即ち、Iコア及びCコア、又はCコア
及びCコアを所定ギャップ長にて突合せて接合すること
により構成される磁気ヘッド及びその製造方法に関する
ものであり、特に、本発明は、高周波用で且つ高いS/
N比が要求される高密度記録用ヘッド、主としてビデオ
ヘッド、コンピュータ用ヘッド等に好適に使用されるF
e−Si−Al合金磁性膜等の軟磁性薄膜を用いた磁気
ヘッドに好適に具現化され、又、本発明はこのような磁
気ヘッドを製造するのに有効に使用される。
【0002】
【従来の技術】本特許出願人は、記録減磁及び再生効率
の両特性において優れ、ビデオヘッド、コンピュータ用
ヘッド等に好適に使用されているFe−Si−Al合金
磁性膜を用いた薄膜積層型磁気ヘッドを提案した(特願
平5−516881号)。この磁気ヘッドの構成が図1
に示される。簡単にその構造を説明する。
【0003】図1に示すように、薄膜積層型磁気ヘッド
1は、例えばセラミックス基板上にFe−Si−Al合
金薄膜100を堆積して形成された薄膜積層構造体から
作製される一対の磁気コア半体、即ち、Iコア2とCコ
ア4とを有し、このIコア2とCコア4とは、その突合
せ面がギャップ部6を介して一体に接合される。このと
き、一般に、ギャップ部6において、磁束を集中させる
ために、ギャップ部6に隣接して機械加工により面取り
部、即ち、アペックス部8を形成し、さらに接合強度を
増大させるために、この部分にアペックスガラス10が
充填される。
【0004】上記磁気ヘッド1においては、特に、アペ
ックス部8は、Cコア4に第1面取り部22と第2面取
り部24を形成することによって画成される。Iコア2
には、アペックス部8を形成するための特別な機械加工
を必ずしも施す必要はない。
【0005】更に説明すると、アペックス部8の第1面
取り部22は、所定のギャップ深さ(D)位置(アペッ
クス)から、Cコア部4に、第1の面取り角度、即ち、
第1のアペックス角度(α)にて且つ所定のアペックス
長さ(T)にわたって面取り加工を行なうことによって
形成される。又、第2面取り部24は、第1面取り部2
2に連接して、第2の面取り角度、即ち、第2のアペッ
クス角度(β)にて面取りを行なうことによって形成さ
れる。ここで、第1及び第2のアペックス角度(α)、
(β)は、図示されるように、Iコア2とCコア4との
突合せ面に対して平行な面からの開き角度をいい、アペ
ックス長さ(T)は、ギャップ部6の面からこの面に対
し垂直方向に測った距離をいう。
【0006】例えば、第1のアペックス角度(α)を8
4°、アペックス長さ(T)を50μm、そして第2ア
ペックス角度(β)を45°とすることによって好結果
を得ることができる。
【0007】このようにして作製された磁気ヘッド1
は、その後、更に、コンピュータ用やビデオ用などの用
途に応じた加工が施される。
【0008】上記構成の磁気ヘッド1は、記録減磁及び
再生効率の両特性において優れており、ビデオヘッド、
コンピュータ用ヘッド等に好適に使用し得る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の磁気ヘッド
1にて再生効率を上げるためにギャップ深さ(D)を浅
くしていくと、磁気特性がばらつくと言う問題が発生
し、極端な場合には、アペックス部に擬似ギャップが出
現したり、アペックス角度が実質的に変わったものとな
り、所期の磁気ヘッド特性を得ることができないことが
あった。
【0010】尚、本明細書では、前記磁気特性のばらつ
きとしては、「ビット・シフト・ウィグル(Bit Shift
Wiggle) 」を採用した。ビット・シフト・ウィグルと
は、保持力(Hc)1600 Oeの記録媒体に、媒体
と磁気ヘッドの相対速度20m/秒、記録周波数17M
Hzで、ランダムパターンを記録再生し、ビット・エラ
ー・レート(BER)10-7の条件でビットシフト(B
S)を20回繰り返し測定し、得られたデータを基に次
式により算出された相対標準偏差(%)を言う。通常、
この値は、6%以下であることが望ましい。
【0011】
【数1】
【0012】従来の上記構成の磁気ヘッド1のビット・
シフト・ウィグルは、ギャップ深さ(D)を浅くしてい
くと、6%を超えるものであった。
【0013】本発明者らは、このような磁気特性のばら
つきを解決するべく、更に検討を行った結果、その原因
は、アペックス部8を画成しているCコア4の第1面取
り部22と第2面取り部24の加工方法に問題があるこ
とを見出した。即ち、従来は、第1面取り部22と第2
面取り部24は、#1000の砥石を用いて研削加工が
なされており、その面粗さ(Rp-p )は0.5〜1.0
μmの範囲でばらついていた。これに対して、少なくと
も第1面取り部22に関しては、#2500或いは#1
500の砥石を用いて研削加工を行なった場合には、そ
の面粗さ(Rp- p )を0.6μm以下とすることがで
き、磁気特性のばらつきをなくすることができた。
【0014】本発明は、斯る本発明者らの新規な知見に
基づきなされたものである。
【0015】従って、本発明の目的は、磁気特性のばら
つきがなく、しかも記録減磁及び再生効率の両特性にお
いて優れ、例えば、高周波用で且つ高いS/N比が要求
される高密度記録用ヘッド、主としてビデオヘッド、コ
ンピュータ用ヘッド等に好適に使用されるFe−Si−
Al合金磁性膜などの軟磁性薄膜を用いた磁気ヘッド及
びその製造方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
磁気ヘッド及びその製造方法にて達成される。要約すれ
ば、本発明は、一対の磁気コア半体を、その突合せ面に
てギャップ部を介して接合し、しかもこのギャップ部に
隣接してアペックス部が形成された磁気ヘッドにおい
て、前記アペックス部を形成するために磁気コア半体に
形成される面取り部は、その面取り部の面粗さ(R
p-p )が0.6μm以下であることを特徴とする磁気ヘ
ッドである。面取り部の面粗さ(Rp-p )は、0.6μ
m以下、好ましくは、0.2μm以下とされる。面取り
部の面粗さ(Rp-p )は、#1500の砥石を使用して
研削加工を行なうことにより、0.3〜0.6μmとさ
れ、又、#2500の砥石を使用して研削加工を行なう
ことにより、0.1〜0.2μmとされる。
【0017】本発明の他の態様によれば、一対の磁気コ
ア半体を、その突合せ面にてギャップ部を介して接合
し、しかもこのギャップ部に隣接してアペックス部が形
成され、そしてこのアペックス部は、前記磁気コア半体
の少なくとも一方に形成された第1面取り部と第2面取
り部とを有しており、前記第1面取り部は、所定のギャ
ップ深さ位置(D)から、65°以上90°以下の第1
のアペックス角度(α)にて且つ所定のアッペクス長さ
(T)にわたって面取りを行なうことによって形成し、
又、前記第2面取り部は、前記第1面取り部に連接し
て、第1のアペックス角度(α)より小さい第2のアペ
ックス角度(β)にて面取りを行なうことによって形成
される磁気ヘッドにおいて、少なくとも前記第1面取り
部は、その面取り部の面粗さ(Rp-p )が0.6μm以
下であることを特徴とする磁気ヘッドが提供される。第
1面取り部の面粗さ(Rp-p )は、0.6μm以下、好
ましくは、0.2μm以下とされる。第1面取り部の面
粗さ(Rp-p )は、#1500の砥石を使用して研削加
工を行なうことにより、0.3〜0.6μmとされ、
又、#2500の砥石を使用して研削加工を行なうこと
により、0.1〜0.2μmとされる。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る磁気ヘッド及びその製造
方法を図面に則して更に詳しく説明する。
【0019】本発明は、図1に例示した薄膜積層型磁気
ヘッド1に好適に具現化することができる。従って、本
実施例は、この薄膜積層型磁気ヘッド1に関連して説明
する。
【0020】つまり、本実施例にて、薄膜積層型磁気ヘ
ッド1は、例えばCoO35wt%−NiO65wt%
にAl23 を2wt%添加したCoO−NiO系のセ
ラミックス基板上にFe−Si−Al合金薄膜100を
堆積して形成された薄膜積層構造体から作製される一対
の磁気コア半体、即ち、Iコア2とCコア4とを有し、
このIコア2とCコア4とは、その突合せ面がギャップ
部6を介して一体に接合される。ギャップ部6に隣接し
て機械加工により面取り部、即ち、アペックス部8を形
成し、さらに接合強度を増大させるために、この部分に
アペックスガラス10が充填される。
【0021】本実施例の磁気ヘッド1は、Cコア4に第
1面取り部22と第2面取り部24を形成することによ
ってアペックス部8を画成する。Iコア2には、必要に
応じて面取り加工をすることができる。
【0022】更に説明すると、アペックス部8の第1面
取り部22は、所定のギャップ深さ(D)位置(アペッ
クス)から、第1の面取り角度、即ち、第1のアペック
ス角度(α)にて且つ所定のアペックス長さ(T)にわ
たって面取り加工を行なうことによって形成され、又、
第2面取り部24は、第1面取り部22に連接して、第
2の面取り角度、即ち、第2のアペックス角度(β)に
て面取りを行なうことによって形成される。第2のアペ
ックス角度(β)は、第1のアペックス角度(α)より
小さくされる。好ましくは、第1のアペックス角度
(α)は、70°未満となるとロールオフが顕著に発生
するために、70°以上(好ましくは75°以上)、9
0°以下とされる。第2のアペックス角度(β)は、4
5°前後において磁気ヘッド1の再生効率が最も良く、
従って、15°以上(好ましくは30°以上)、70°
以下(好ましくは60°以下)の範囲とされる。
【0023】上記第1面取り部22及び第2面取り部2
4を備えた形状のアペックス部8は、種々の方法にて加
工することができるが、例えば、図2に示すように、第
1及び第2アペックス角度と同じ角度(α)、(β)の
二つの角度を有する外形とされる切削ブレード(砥石)
50を使用することにより好適に加工することができ
る。
【0024】本発明者らは、上記構成の磁気ヘッド1を
作製するに際して、砥石50として、粗さ(番数)が#
1000、#1500及び#2500とされる3種類の
砥石を使用し、加工条件、即ち、砥石の回転数、加工速
度、圧力などを種々に変えて、多くの加工実験を行なっ
た。砥石の番数(#)と面粗さ(Rp-p )との関係は、
加工条件で異なり、一概に決めることはできないが、使
用する砥石ごとに最良の結果を得ることのできる加工条
件を選択しながら加工を行なった。また、その時用いた
セラミックス基板はCoO35wt%−NiO65wt
%にAl23を2wt%添加したCoO−NiO系の
基板を用い、ヘッドコアはFe−Si−Al合金薄膜で
構成した。その実験結果をまとめると、表1に示す通り
であった。
【0025】尚、本実験に使用した磁気ヘッド1におい
て、Cコア4のアペックス部8の第1のアペックス角度
(α)は84°、第2アペックス角度(β)は45°、
アペックス長さ(T)は50μm、そしてギャップ深さ
(D)は4μmとした。
【0026】又、本発明者らは、砥石50として、#1
000と#2500の砥石を使用し、最良となる加工条
件を選択しながら、ギャップ深さ(D)を種々に変えた
磁気ヘッド1を作製し、ビット・シフト・ウィグルとギ
ャップ深さ(D)の関係を調べた。その結果を図3に示
す。
【0027】
【表1】
【0028】表1から、アペックス部8の第1面取り部
22と第2面取り部24は、その面粗さ(Rp-p )が、
#2500の砥石を使用して研削加工を行なうことによ
り0.1〜0.2μmとなり、又、#1500の砥石を
使用して研削加工を行なうことにより0.3〜0.6μ
mとなることが分かる。又、#2500及び#1500
の砥石を使用してアペックス部8の面取り加工を行なっ
た場合には、つまり、アペックス部8の面取り部22、
24の面粗さ(Rp-p )が0.6μm以下(即ち、0.
1〜0.6μm)となるように加工することによって、
より好ましくは、0.2μm以下(即ち、0.1〜0.
2μm)となるように加工することによって、磁気特性
のばらつきを、即ち、ビット・シフト・ウィグルを小さ
くすることができた。
【0029】更に、図3から、本発明に従った磁気ヘッ
ドは、ギャップ深さ(D)が浅くなっても、ビット・シ
フト・ウィグルを6%以下とし得ることが理解される。
【0030】これに対して、#1000の砥石を使用し
て研削加工を行なった場合には、加工条件をどのように
変えても、面粗さ(Rp-p )は、まれに0.5μmとな
ることがあったとしても、通常、0.6μmを超えるも
のであった。又、磁気特性、即ち、ビット・シフト・ウ
ィグルは、ギャップ深さ(D)が3μm以上の場合には
6%以下とすることができるものの、ギャップ深さ
(D)が3μmより浅くなると12%程度にまで増大
し、磁気特性が大きくばらつくことが分かった。
【0031】従って、本発明はギャップ深さが5μm以
下、より好ましくは3μm以下の場合に効果があること
が分かる。
【0032】本発明者らの更なる実験研究の結果による
と、アペックス部8の第2面取り部24の仕上り具合
は、磁気特性のばらつきに影響を与えるものではなく、
従って、その面粗さ(Rp-p )が0.6μm以下となる
ように加工することは必須とはされない。
【0033】従って、図2に示すような形状の砥石50
を用いた1回の加工ではなく、例えば、図4に示すよう
に、先ず、#1500或は#2500の砥石50Aを使
用してざぐり加工を行い、それによって第1面取り部2
2を形成し、次いで、図5に示すように、より粗い番数
の、例えば#1000などとされる砥石50Bを用いて
第2面取り部24を加工することも可能である。このよ
うな加工法を採用すると、加工工程は増えるが、第2面
取り部24及びこれに連接した巻線窓溝などまでをも、
#1500或は#2500の砥石を使用して高精度に仕
上げることがないので、結果的には加工効率を上げるこ
とができる。又、この加工法によれば、図6に示すよう
に、第1面取り部22と第2面取り部24との間に、加
工精度上△d=0〜50μm程度の段差26ができる
が、本発明者らの実験結果によると、この程度の段差2
6は磁気特性に悪影響を及ぼすことはないことが判明し
た。
【0034】上記実施例にては、本発明は、図1に示す
ような、アペックス部8が第1面取り部22と第2面取
り部24とにて形成された2段面取り形状の磁気ヘッド
1に適用するものとして説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、図7に示すように、所定のギャ
ップ深さ(D)とされる位置からアペックス角度(α)
が実質的に90°とされ、アペックス長さ(T)にて面
取り部22、24がCコアに形成された磁気ヘッド、図
8に示すように、アペックス角度(α)が90°以外の
所定の角度、例えば84°などとされ、アペックス長さ
(T)にて面取り部22、24がCコアに形成された磁
気ヘッド、更には、図9に示すように、一対の磁気コア
半体がCコア同士を接合するものであって、少なくとも
一方のCコアのアペックス角度(α1 又はα2 )が65
°以上、β<αとされた磁気ヘッド、などのアペックス
が薄く形成される磁気ヘッドにも同様に適用することが
でき、同様の作用効果を奏し得る。
【0035】上記各実施例にて、本発明の磁気ヘッド1
の磁性膜は、Fe−Si−Al合金磁性体であるとして
説明したが、アモルファス磁性体或いは窒化鉄磁性体な
ども同様に使用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る磁気
ヘッドによれば、アペックス部を形成する磁気コア半体
の面取り部の面粗さ(Rp-p )が0.6μm以下とされ
るので、磁気特性のばらつきをなくすることができ、記
録減磁及び再生効率の両特性において優れ、例えば、高
周波用で且つ高いS/N比が要求される高密度記録用ヘ
ッド、主としてビデオヘッド、コンピュータ用ヘッド等
に好適に使用されるFe−Si−Al合金磁性膜などの
軟磁性薄膜を用いた磁気ヘッドなどを好適に実現でき
る。又、本発明の製造方法によれば、#2500或いは
#1500の砥石を使用して磁気コア半体の面取り部の
面粗さ(Rp-p )を0.6μm以下に加工する構成とさ
れるので、極めて効率よく磁気ヘッドを製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る磁気ヘッドの構成図で
ある。
【図2】本発明の製造方法の一実施例を説明する図であ
る。
【図3】本発明の磁気ヘッドと比較例とにおけるビット
・シフト・ウィグルとギャップ深さの関係を示す図であ
る。
【図4】本発明の製造方法の他の実施例を説明する図で
ある。
【図5】本発明の製造方法の他の実施例を説明する図で
ある。
【図6】本発明の磁気ヘッドの他の実施例を示す図であ
る。
【図7】本発明の磁気ヘッドの他の実施例を示す図であ
る。
【図8】本発明の磁気ヘッドの他の実施例を示す図であ
る。
【図9】本発明の磁気ヘッドの他の実施例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド 6 ギャップ部 8 アペックス部 22 第1面取り部 24 第2面取り部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】尚、本明細書では、前記磁気特性のばらつ
きとしては、「ビット・シフト・ウィグル(Bit S
hift Wiggle)」を採用した。ビット・シフ
ト・ウィグルとは、数1に示されるようにビット・シフ
トの相対標準偏差(%)を言う。通常、この値は、6%
以下であることが望ましい。本発明者らは、保持力(H
c)1600Oeの記録媒体に、媒体と磁気ヘッドの相
対速度20m/秒、記録周波数17MHzで、ランダム
パターンを記録再生し、ビット・エラー・レート(BE
R)10−7の条件でビットシフト(BS)を20回繰
り返し測定し、得られたデータを基に算出した。
フロントページの続き (72)発明者 斎藤 和宏 埼玉県戸田市新曽南3丁目17番35号 株式 会社ジャパンエナジー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の磁気コア半体を、その突合せ面に
    てギャップ部を介して接合し、しかもこのギャップ部に
    隣接してアペックス部が形成された磁気ヘッドにおい
    て、前記アペックス部を形成するために磁気コア半体に
    形成される面取り部は、その面取り部の面粗さ(R
    p-p )が0.6μm以下であることを特徴とする磁気ヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】 面取り部の面粗さ(Rp-p )は、0.2
    μm以下である請求項1の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 一対の磁気コア半体を、その突合せ面に
    てギャップ部を介して接合し、しかもこのギャップ部に
    隣接してアペックス部が形成され、そしてこのアペック
    ス部は、前記磁気コア半体の少なくとも一方に形成され
    た第1面取り部と第2面取り部とを有しており、前記第
    1面取り部は、所定のギャップ深さ位置(D)から、6
    5°以上90°以下の第1のアペックス角度(α)にて
    且つ所定のアッペクス長さ(T)にわたって面取りを行
    なうことによって形成し、又、前記第2面取り部は、前
    記第1面取り部に連接して、第1のアペックス角度
    (α)より小さい第2のアペックス角度(β)にて面取
    りを行なうことによって形成される磁気ヘッドにおい
    て、少なくとも前記第1面取り部は、その面取り部の面
    粗さ(Rp-p )が0.6μm以下であることを特徴とす
    る磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 第1面取り部の面粗さ(Rp-p )は、
    0.2μm以下である請求項3の磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の磁気ヘッドの製造方法
    において、前記アペックス部を形成するための、磁気コ
    ア半体に形成される面取り部の研削加工は、#2500
    の砥石を使用して研削加工を行ない、その面取り部の面
    粗さ(Rp-p)は、0.1〜0.2μmとされることを
    特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の磁気ヘッドの製造方法
    において、前記アペックス部を形成するための、磁気コ
    ア半体に形成される面取り部の研削加工は、#1500
    の砥石を使用して研削加工を行ない、その面取り部の面
    粗さ(Rp-p)は、0.3〜0.6μmとされることを
    特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の磁気ヘッドの製造方法
    において、前記アペックス部を形成するための、少なく
    とも前記第1面取り部の研削加工は、#2500の砥石
    を使用して研削加工を行ない、その面取り部の面粗さ
    (Rp-p )は、0.1〜0.2μmとされることを特徴
    とする磁気ヘッドの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載の磁気ヘッドの製造方法
    において、前記アペックス部を形成するための、少なく
    とも前記第1面取り部の研削加工は、#1500の砥石
    を使用して研削加工を行ない、その面取り部の面粗さ
    (Rp-p )は、0.3〜0.6μmとされることを特徴
    とする磁気ヘッドの製造方法。
JP6032061A 1994-02-04 1994-02-04 磁気ヘッド及びその製造方法 Pending JPH07220219A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6032061A JPH07220219A (ja) 1994-02-04 1994-02-04 磁気ヘッド及びその製造方法
US08/252,497 US5583728A (en) 1994-02-04 1994-06-01 Improved magnetic head having smoothed chamfered surface for reducing magnetic scattering

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6032061A JPH07220219A (ja) 1994-02-04 1994-02-04 磁気ヘッド及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07220219A true JPH07220219A (ja) 1995-08-18

Family

ID=12348371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6032061A Pending JPH07220219A (ja) 1994-02-04 1994-02-04 磁気ヘッド及びその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5583728A (ja)
JP (1) JPH07220219A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6282056B1 (en) 1999-04-08 2001-08-28 Read-Rite Corporation Tapered stitch pole writer for high density magnetic recording
US8449752B2 (en) * 2009-09-30 2013-05-28 HGST Netherlands B.V. Trailing plated step
US8724258B2 (en) * 2009-09-30 2014-05-13 HGST Netherlands B.V. Slanted bump design for magnetic shields in perpendicular write heads and method of making same
US20110075299A1 (en) * 2009-09-30 2011-03-31 Olson Trevor W Magnetic write heads for hard disk drives and method of forming same

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4188649A (en) * 1977-12-05 1980-02-12 Ibm Corporation Magnetic head having a jagged-edged gap, and method for producing such head
JPS55117723A (en) * 1979-02-28 1980-09-10 Sony Corp Magnetic head
JPS63213106A (ja) * 1987-02-28 1988-09-06 Sony Corp 磁気ヘツド
JPH0727613B2 (ja) * 1989-01-10 1995-03-29 松下電器産業株式会社 磁気ヘッド及びその製造方法
JPH0827907B2 (ja) * 1989-01-10 1996-03-21 松下電器産業株式会社 磁器ヘッド及びその製造方法
JPH02254607A (ja) * 1989-03-28 1990-10-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気ヘッド
JPH02304705A (ja) * 1989-05-19 1990-12-18 Sony Corp 磁気ヘッド

Also Published As

Publication number Publication date
US5583728A (en) 1996-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS59142716A (ja) 磁気ヘツドおよびその製造方法
JPH07220219A (ja) 磁気ヘッド及びその製造方法
JPS6174110A (ja) 磁気ヘツド
JPH01173306A (ja) 磁気ヘッド及びその製造方法
JP2882299B2 (ja) コア薄膜磁気ヘッド
JPS63808A (ja) 複合磁気ヘツドの製造方法
KR920000214B1 (ko) 자기헤드
JPH0536011A (ja) 磁気ヘツドの製造方法
JPS6371908A (ja) 複合型録画再生用磁気ヘツド
JPS61280009A (ja) 磁気ヘツド
JPH0223923B2 (ja)
JPH05282619A (ja) 磁気ヘッド
JPH0580724B2 (ja)
JPS62223807A (ja) 複合型磁気ヘツド
JPH04182905A (ja) 磁気ヘッドの製造方法
JPH07105506A (ja) 磁気ヘッドの製造方法
JPH0152809B2 (ja)
JPH0540910A (ja) 狭トラツク磁気ヘツドの製造方法
JPS6313109A (ja) 複合磁気ヘツド及びその製法
JPS6325805A (ja) 複合型磁気ヘツド
JPH04370508A (ja) 磁気ヘッドの製造方法
JPH08273116A (ja) 磁気ヘッドおよびその製造方法
JPS62143219A (ja) 磁気ヘツドの製造方法
JPH06111230A (ja) 磁気ヘッド
JPS62277607A (ja) 磁気ヘツド