JPH07219780A - 端末装置の処理プログラムダウンロード方式 - Google Patents
端末装置の処理プログラムダウンロード方式Info
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- JPH07219780A JPH07219780A JP6033055A JP3305594A JPH07219780A JP H07219780 A JPH07219780 A JP H07219780A JP 6033055 A JP6033055 A JP 6033055A JP 3305594 A JP3305594 A JP 3305594A JP H07219780 A JPH07219780 A JP H07219780A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 センタと端末装置とから構成され、センタが
端末装置の処理プログラムを管理するシステムにおい
て、センタから端末装置への処理プログラムのダウンロ
ードの処理時間を短縮すると共に、センタにおける処理
プログラムの管理を簡単化することにある。 【構成】 センタ１が、端末装置用の最新世代の処理プ
ログラムの全実体１１と、最新世代と１世代前との間の
プログラム実体の差分情報１３とを保持しており、端末
装置３Ａ、３Ｂ、３Ｃが保持する処理プログラムが１世
代前の場合は、その端末装置に差分情報１３を送信し、
２世代以上前の場合は最新世代プログラムの全実体１１
を送信する。端末装置３Ａ、３Ｂ、３Ｃでは、受信した
差分情報または全実体を用いて、自装置内の旧世代の処
理プログラムを最新世代の処理プログラムに更新する。
端末装置の処理プログラムを管理するシステムにおい
て、センタから端末装置への処理プログラムのダウンロ
ードの処理時間を短縮すると共に、センタにおける処理
プログラムの管理を簡単化することにある。 【構成】 センタ１が、端末装置用の最新世代の処理プ
ログラムの全実体１１と、最新世代と１世代前との間の
プログラム実体の差分情報１３とを保持しており、端末
装置３Ａ、３Ｂ、３Ｃが保持する処理プログラムが１世
代前の場合は、その端末装置に差分情報１３を送信し、
２世代以上前の場合は最新世代プログラムの全実体１１
を送信する。端末装置３Ａ、３Ｂ、３Ｃでは、受信した
差分情報または全実体を用いて、自装置内の旧世代の処
理プログラムを最新世代の処理プログラムに更新する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、通信回線を介して結ば
れるセンタと複数の端末装置において、センタから端末
装置に対し処理プログラムをダウンロードする方式に関
する。
れるセンタと複数の端末装置において、センタから端末
装置に対し処理プログラムをダウンロードする方式に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来の端末装置の処理プログラムをダウ
ンロードする方式としては、処理プログラム全部をダウ
ンロードする方式と特開平５−４０７１２に開示される
ようにコンパイルユニット単位でダウンロードする方式
などがある。
ンロードする方式としては、処理プログラム全部をダウ
ンロードする方式と特開平５−４０７１２に開示される
ようにコンパイルユニット単位でダウンロードする方式
などがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】処理プログラム全部を
ダウンロードする方式では、転送に長時間を要するとい
う問題がある。一方、コンパイルユニット単位でダウン
ロードする方式では、全端末装置の処理プログラムの世
代が一般的に同一世代になることは希であるため、セン
タでは複数世代に亘り、どのコンパイルユニットが更新
されているかを管理する必要がある。このため、センタ
で端末装置にダウンロードするコンパイルユニットの管
理が非常に複雑になるという問題がある。
ダウンロードする方式では、転送に長時間を要するとい
う問題がある。一方、コンパイルユニット単位でダウン
ロードする方式では、全端末装置の処理プログラムの世
代が一般的に同一世代になることは希であるため、セン
タでは複数世代に亘り、どのコンパイルユニットが更新
されているかを管理する必要がある。このため、センタ
で端末装置にダウンロードするコンパイルユニットの管
理が非常に複雑になるという問題がある。
【０００４】従って、本発明の目的は、センタから端末
装置への処理プログラムのダウンロードの処理時間を短
縮すると共に、センタにおける処理プログラムの管理を
簡単化することにある。
装置への処理プログラムのダウンロードの処理時間を短
縮すると共に、センタにおける処理プログラムの管理を
簡単化することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のダウンロード方
式では、センタが、端末装置に使用させたい所定の希望
世代の処理プログラムの全実体と、この希望世代の処理
プログラムの実体の所定の別世代の実体からの差分情報
と、前記端末装置が保持する処理プログラムの世代を判
別する手段と、この判別結果に応じて、前記希望世代の
全実体及び差分情報の一方を選択して端末装置に伝送す
る手段とを有する。また、端末装置は、センタより受信
した情報が全実体か差分情報かを識別する手段と、全実
体を受信した場合、この全実体から希望世代の処理プロ
グラムファイルを生成する手段と、差分情報を受信した
場合、この差分情報と自装置内の処理プログラムとから
希望世代の処理プログラムファイルを生成する手段と、
生成した希望世代の処理プログラムファイルにより自装
置の処理プログラムを更新する手段とを有する。
式では、センタが、端末装置に使用させたい所定の希望
世代の処理プログラムの全実体と、この希望世代の処理
プログラムの実体の所定の別世代の実体からの差分情報
と、前記端末装置が保持する処理プログラムの世代を判
別する手段と、この判別結果に応じて、前記希望世代の
全実体及び差分情報の一方を選択して端末装置に伝送す
る手段とを有する。また、端末装置は、センタより受信
した情報が全実体か差分情報かを識別する手段と、全実
体を受信した場合、この全実体から希望世代の処理プロ
グラムファイルを生成する手段と、差分情報を受信した
場合、この差分情報と自装置内の処理プログラムとから
希望世代の処理プログラムファイルを生成する手段と、
生成した希望世代の処理プログラムファイルにより自装
置の処理プログラムを更新する手段とを有する。
【０００６】
【作用】本発明の方式によれば、センタが希望世代の処
理プログラムの実体と、希望世代と所定の別世代との間
のプログラム実体の差分情報とを保持して、端末装置が
保持する処理プログラムの世代に応じて、差分情報また
は希望世代プログラムの全実体を選択して、端末装置に
送信する。
理プログラムの実体と、希望世代と所定の別世代との間
のプログラム実体の差分情報とを保持して、端末装置が
保持する処理プログラムの世代に応じて、差分情報また
は希望世代プログラムの全実体を選択して、端末装置に
送信する。
【０００７】従って、幾つかの端末装置には差分情報だ
けを送信すればよいので、ダウンロードにかかる転送時
間が短縮できる。また、センタでは、全処理プログラム
と差分情報を有するだけでよいことからダウンロード用
のプログラムの管理も非常に簡単になる。
けを送信すればよいので、ダウンロードにかかる転送時
間が短縮できる。また、センタでは、全処理プログラム
と差分情報を有するだけでよいことからダウンロード用
のプログラムの管理も非常に簡単になる。
【０００８】ここで、上記希望世代は、利用可能な世代
の中で最も優秀な世代とし、上記所定の別世代は、最優
秀世代以外の世代の中で最も多くの端末装置が保持して
いる世代とすることが望ましい。一般には、最も優秀な
世代とは最新世代であり、最も多くの端末装置が保持し
ている世代とは最新より１世代前の世代であるのが通常
である。そうした通常のケースでは、希望世代として最
新世代を、所定の別世代として１世代前を採用してシス
テムを構築しておけば、システム内の大部分の端末装置
の処理プログラムは１世代前のものであるから、大部分
の端末装置に対しては、差分情報だけを送ればよいの
で、ダウンロード時間が大幅に短縮される。また、この
場合、２世代以上前のプログラムを持つ端末装置に対し
ては、希望世代のプログラムの全実体を伝送すればよ
い。
の中で最も優秀な世代とし、上記所定の別世代は、最優
秀世代以外の世代の中で最も多くの端末装置が保持して
いる世代とすることが望ましい。一般には、最も優秀な
世代とは最新世代であり、最も多くの端末装置が保持し
ている世代とは最新より１世代前の世代であるのが通常
である。そうした通常のケースでは、希望世代として最
新世代を、所定の別世代として１世代前を採用してシス
テムを構築しておけば、システム内の大部分の端末装置
の処理プログラムは１世代前のものであるから、大部分
の端末装置に対しては、差分情報だけを送ればよいの
で、ダウンロード時間が大幅に短縮される。また、この
場合、２世代以上前のプログラムを持つ端末装置に対し
ては、希望世代のプログラムの全実体を伝送すればよ
い。
【０００９】
【実施例】図１は本発明に係る処理プログラムダウンロ
ード方式の一実施例の全体的システム構成を示す。
ード方式の一実施例の全体的システム構成を示す。
【００１０】図１に示すように、このシステムは、セン
タ１と複数台の端末装置３Ａ、３Ｂ、３Ｃが通信回線５
を介して接続される。センタ１は、通信回線５を介して
端末装置３Ａ、３Ｂ、３Ｃと情報の送受信を行う機能
と、端末装置３Ａ、３Ｂ、３Ｃの処理プログラムとその
世代番号を記憶保持する機能と、端末装置３Ａ、３Ｂ、
３Ｃの処理プログラムの最新世代と１世代前との差分情
報を記憶保持する機能と、端末装置３Ａ、３Ｂ、３Ｃか
ら送信される処理プログラムの世代番号をチェックする
機能を有する。一方、端末装置３Ａ、３Ｂ、３Ｃの各々
は、通信回線５を介してセンタ１と情報の送受信を行う
機能と、センタ１より受信した情報により自装置の処理
プログラムを更新する機能を有する。
タ１と複数台の端末装置３Ａ、３Ｂ、３Ｃが通信回線５
を介して接続される。センタ１は、通信回線５を介して
端末装置３Ａ、３Ｂ、３Ｃと情報の送受信を行う機能
と、端末装置３Ａ、３Ｂ、３Ｃの処理プログラムとその
世代番号を記憶保持する機能と、端末装置３Ａ、３Ｂ、
３Ｃの処理プログラムの最新世代と１世代前との差分情
報を記憶保持する機能と、端末装置３Ａ、３Ｂ、３Ｃか
ら送信される処理プログラムの世代番号をチェックする
機能を有する。一方、端末装置３Ａ、３Ｂ、３Ｃの各々
は、通信回線５を介してセンタ１と情報の送受信を行う
機能と、センタ１より受信した情報により自装置の処理
プログラムを更新する機能を有する。
【００１１】ここで、センタ１に保持される端末装置３
Ａ、３Ｂ、３Ｃの処理プログラムに関する情報について
説明する。
Ａ、３Ｂ、３Ｃの処理プログラムに関する情報について
説明する。
【００１２】センタ１は、まず、端末装置用の処理プロ
グラムに関して、現在の最新世代の処理プログラムの世
代番号及びその実体全部を処理プログラムファイル１１
に保持している。
グラムに関して、現在の最新世代の処理プログラムの世
代番号及びその実体全部を処理プログラムファイル１１
に保持している。
【００１３】センタ１は次に、図２に示すように、その
最新世代の処理プログラムＰ(N)に対し先頭から一定の
大きさごとに論理的なブロック化を行い、それぞれの論
理ブロックＸ1、Ｘ2、ｙ3、…に先頭から論理ブロック
番号Ｂ1、Ｂ2、Ｂ3、…を割り振る。ブロックの大きさ
はセンタ１と端末装置３Ａ、３Ｂ、３Ｃ間で予め取り決
めておく。次に、最新世代の処理プログラムＰ(N)と１
世代前の世代（以下、前世代という）の処理プログラム
Ｐ(N-1)の同じ論理ブロック番号に対応するブロックの
実体間で比較を行い、一致しない論理ブロックの番号Ｂ
3、Ｂ5及びその最新世代での実体ｙ3、ｙ5を差分情報と
して差分ファイル１３に保持する。
最新世代の処理プログラムＰ(N)に対し先頭から一定の
大きさごとに論理的なブロック化を行い、それぞれの論
理ブロックＸ1、Ｘ2、ｙ3、…に先頭から論理ブロック
番号Ｂ1、Ｂ2、Ｂ3、…を割り振る。ブロックの大きさ
はセンタ１と端末装置３Ａ、３Ｂ、３Ｃ間で予め取り決
めておく。次に、最新世代の処理プログラムＰ(N)と１
世代前の世代（以下、前世代という）の処理プログラム
Ｐ(N-1)の同じ論理ブロック番号に対応するブロックの
実体間で比較を行い、一致しない論理ブロックの番号Ｂ
3、Ｂ5及びその最新世代での実体ｙ3、ｙ5を差分情報と
して差分ファイル１３に保持する。
【００１４】このようにして、端末装置３Ａ、３Ｂ、３
Ｃの処理プログラムに関して、センタ１は、最新世代の
処理プログラムＰ(N)の実体全部（処理プログラムファ
イル１１）と、最新世代プログラムＰ(N)の前世代プロ
グラムＰ(N-1)からの論理ブロック単位の差分情報（差
分ファイル１３）とを保持している。
Ｃの処理プログラムに関して、センタ１は、最新世代の
処理プログラムＰ(N)の実体全部（処理プログラムファ
イル１１）と、最新世代プログラムＰ(N)の前世代プロ
グラムＰ(N-1)からの論理ブロック単位の差分情報（差
分ファイル１３）とを保持している。
【００１５】尚、適当な論理ブロック単位に差分情報を
持つことにより、差分情報の管理が容易になると共に、
後述する端末装置での更新処理も容易になる。
持つことにより、差分情報の管理が容易になると共に、
後述する端末装置での更新処理も容易になる。
【００１６】次に、センタ１から端末装置３Ａ、３Ｂ、
３Ｃへの処理プログラムのダウンロードの手順を説明す
る。最初に、図３を参照して処理全体のシーケンスを説
明する。
３Ｃへの処理プログラムのダウンロードの手順を説明す
る。最初に、図３を参照して処理全体のシーケンスを説
明する。
【００１７】まず、端末装置３Ａ、３Ｂ、３Ｃの各々は
センタ１へ処理依頼を行なう際に、自装置の処理プログ
ラムの世代番号をセンタ１に送信する（ステップＳ
１）。尚、以下の説明では、処理依頼した端末装置はこ
れに参照番号３を付して示す。
センタ１へ処理依頼を行なう際に、自装置の処理プログ
ラムの世代番号をセンタ１に送信する（ステップＳ
１）。尚、以下の説明では、処理依頼した端末装置はこ
れに参照番号３を付して示す。
【００１８】センタ１は、受信した世代番号と予めセン
タ１に保持されている最新の世代番号Ｎとの比較を行い
ダウンロードすべき情報を判定し、処理依頼元の端末装
置３へ情報のダウンロードを行う（ステップＳ２）。端
末装置３へのダウンロード情報の伝送が終了すると、セ
ンタ１での処理プログラムダウンロードの処理が終了す
る。
タ１に保持されている最新の世代番号Ｎとの比較を行い
ダウンロードすべき情報を判定し、処理依頼元の端末装
置３へ情報のダウンロードを行う（ステップＳ２）。端
末装置３へのダウンロード情報の伝送が終了すると、セ
ンタ１での処理プログラムダウンロードの処理が終了す
る。
【００１９】処理依頼元の端末装置３では、センタ１か
らの電文を受信すると、電文中の送信区分を調べ、更新
をファイル単位で行なうかブロック単位で行うかの判定
を行い（ステップＳ３）、次にその判定結果に応じた方
法で処理プログラムの更新を行う（ステップＳ４または
ステップＳ５）。更新が終了すると、端末装置３での処
理プログラムダウンロードの処理が終了する。
らの電文を受信すると、電文中の送信区分を調べ、更新
をファイル単位で行なうかブロック単位で行うかの判定
を行い（ステップＳ３）、次にその判定結果に応じた方
法で処理プログラムの更新を行う（ステップＳ４または
ステップＳ５）。更新が終了すると、端末装置３での処
理プログラムダウンロードの処理が終了する。
【００２０】図４は、センタ１でのダウンロード情報判
定処理（図３ステップＳ２）の詳細なフローを示す。
定処理（図３ステップＳ２）の詳細なフローを示す。
【００２１】まず、センタ１では、端末装置３より受信
した世代番号とセンタ１に予め登録されている最新世代
の世代番号Ｎとの比較を行う（ステップＳ１１）。この
結果が２世代以上の違いであれば、最新の処理プログラ
ムＰ(N)の全てをセンタ１から端末装置３へダウンロー
ドする（ステップＳ１２）。一方、１世代の違いであれ
ば、差分ファイル１３内の差分情報ｙ3、ｙ5をセンタ１
から端末装置３へダウンロードする（ステップＳ１
３）。また、世代番号が一致した場合は、処理プログラ
ムをダウンロードせずに処理を終了する。
した世代番号とセンタ１に予め登録されている最新世代
の世代番号Ｎとの比較を行う（ステップＳ１１）。この
結果が２世代以上の違いであれば、最新の処理プログラ
ムＰ(N)の全てをセンタ１から端末装置３へダウンロー
ドする（ステップＳ１２）。一方、１世代の違いであれ
ば、差分ファイル１３内の差分情報ｙ3、ｙ5をセンタ１
から端末装置３へダウンロードする（ステップＳ１
３）。また、世代番号が一致した場合は、処理プログラ
ムをダウンロードせずに処理を終了する。
【００２２】通常、この種のシステムでは、大半の端末
装置の処理プログラムは１世代前の状態であることが多
いため、上記のダウンロード手順によれば、ほとんどの
端末装置に対しては差分情報のみダウンロードするだけ
でよく通信時間の短縮が可能となる。
装置の処理プログラムは１世代前の状態であることが多
いため、上記のダウンロード手順によれば、ほとんどの
端末装置に対しては差分情報のみダウンロードするだけ
でよく通信時間の短縮が可能となる。
【００２３】また、センタでの端末装置の処理プログラ
ムの管理も、最新世代の処理プログラムファイルと差分
ファイルを保持し、端末装置から通知されてきた処理プ
ログラムの世代に対して１世代前か２世代以上前かの判
断をすることでよいため、管理の処理は比較的簡単で済
む。
ムの管理も、最新世代の処理プログラムファイルと差分
ファイルを保持し、端末装置から通知されてきた処理プ
ログラムの世代に対して１世代前か２世代以上前かの判
断をすることでよいため、管理の処理は比較的簡単で済
む。
【００２４】なお、センタ１から端末装置３へダウンロ
ードされる電文の形式は、例えば図５に示すような形式
である。即ち、全処理プログラムをダウンロードする場
合（図４ステップＳ１２）には、その電文には、制御情
報として、電文区分「ＤＬＬ」、送信区分「全部」及び
世代番号「Ｎ」が含まれ、且つダウンロードデータとし
て、最新世代プログラムの全実体Ｘ1、Ｘ2、ｙ3…が含
まれる。
ードされる電文の形式は、例えば図５に示すような形式
である。即ち、全処理プログラムをダウンロードする場
合（図４ステップＳ１２）には、その電文には、制御情
報として、電文区分「ＤＬＬ」、送信区分「全部」及び
世代番号「Ｎ」が含まれ、且つダウンロードデータとし
て、最新世代プログラムの全実体Ｘ1、Ｘ2、ｙ3…が含
まれる。
【００２５】また、差分ファイルをダウンロードする場
合（図４ステップＳ１３）には、その電文には、制御情
報として、電文区分「ＤＬＬ」、送信区分「差分」及び
世代番号「Ｎ」が含まれ、且つダウンロードデータとし
て、差分情報のブロック番号Ｂ3、Ｂ5及びプログラム実
体ｙ3、ｙ5が含まれる。
合（図４ステップＳ１３）には、その電文には、制御情
報として、電文区分「ＤＬＬ」、送信区分「差分」及び
世代番号「Ｎ」が含まれ、且つダウンロードデータとし
て、差分情報のブロック番号Ｂ3、Ｂ5及びプログラム実
体ｙ3、ｙ5が含まれる。
【００２６】次に、ダウンロード電文を受信した端末装
置３での処理プログラムの更新の処理を図６から図８を
参照して説明する。
置３での処理プログラムの更新の処理を図６から図８を
参照して説明する。
【００２７】端末装置３は、図３に示したように、まず
更新単位判定処理（ステップＳ３）を行なうが、この処
理では図６に示すように、受信電文の送信区分（図５フ
ィールド１０１）により全処理プログラムの送信なの
か、差分情報の送信なのかを判断する（ステップＳ２
１）。
更新単位判定処理（ステップＳ３）を行なうが、この処
理では図６に示すように、受信電文の送信区分（図５フ
ィールド１０１）により全処理プログラムの送信なの
か、差分情報の送信なのかを判断する（ステップＳ２
１）。
【００２８】この判定処理の結果、送信区分が「差分」
である場合は、図７に示すブロック更新処理に進み、送
信区分が「全体」である場合は、図８に示すファイル更
新処理に進む。
である場合は、図７に示すブロック更新処理に進み、送
信区分が「全体」である場合は、図８に示すファイル更
新処理に進む。
【００２９】図７のブロック更新処理に進んだ場合は、
まず、電文の中から世代番号（図５フィールド１０２）
と差分情報の論理ブロック番号（フィールド１０４−
１、１０５−１）と差分情報のプログラム実体（フィー
ルド１０４−２、１０５−２）を取り出し、これらから
差分ファイル３１０を生成する（ステップＳ３１）。ま
た、自装置が持つ前世代（Ｎ−１）の処理プログラムフ
ァイル３２０の複製３２１を作成する（ステップＳ３
２）。
まず、電文の中から世代番号（図５フィールド１０２）
と差分情報の論理ブロック番号（フィールド１０４−
１、１０５−１）と差分情報のプログラム実体（フィー
ルド１０４−２、１０５−２）を取り出し、これらから
差分ファイル３１０を生成する（ステップＳ３１）。ま
た、自装置が持つ前世代（Ｎ−１）の処理プログラムフ
ァイル３２０の複製３２１を作成する（ステップＳ３
２）。
【００３０】次に、受信電文より生成した差分ファイル
３１０に含まれる論理ブロック番号Ｂ3、Ｂ5に基づき、
複製された処理プログラムファイル３２１の変更位置
（変更すべき論理ブロック）Ｘ3、Ｘ5を求める。そし
て、この変更位置Ｘ3、Ｘ5に差分ファイル内のプログラ
ム実体ｙ3、ｙ5を上書きすることにより、複製された処
理プログラムファイル３２１を最新世代と同一の実体へ
と更新する（ステップＳ３３）。更に、複製された処理
プログラムファイル３２１の世代番号Ｎ−１も差分ファ
イル３１０の世代番号Ｎにより更新する（ステップＳ３
４）。
３１０に含まれる論理ブロック番号Ｂ3、Ｂ5に基づき、
複製された処理プログラムファイル３２１の変更位置
（変更すべき論理ブロック）Ｘ3、Ｘ5を求める。そし
て、この変更位置Ｘ3、Ｘ5に差分ファイル内のプログラ
ム実体ｙ3、ｙ5を上書きすることにより、複製された処
理プログラムファイル３２１を最新世代と同一の実体へ
と更新する（ステップＳ３３）。更に、複製された処理
プログラムファイル３２１の世代番号Ｎ−１も差分ファ
イル３１０の世代番号Ｎにより更新する（ステップＳ３
４）。
【００３１】こうして、最新世代の処理プログラムファ
イルと全く同一の処理プログラムファイル３５０を生成
した後、この最新世代の処理プログラムファイル３５０
を自装置の処理プログラムとして保持すると共に、前世
代の処理プログラムファイル３２０を消去し（ステップ
Ｓ３５）、ブロック更新処理を終了する。
イルと全く同一の処理プログラムファイル３５０を生成
した後、この最新世代の処理プログラムファイル３５０
を自装置の処理プログラムとして保持すると共に、前世
代の処理プログラムファイル３２０を消去し（ステップ
Ｓ３５）、ブロック更新処理を終了する。
【００３２】ところで、上記更新処理において、一旦複
製したファイルに対して更新を行うのは、電源の切断等
で更新が不完全であった場合でも、前世代のファイルを
完全な形で温存させて、そちらを利用して再立上げを行
い、再度ダウンロードを行うことで最新世代の処理プロ
グラムに置き換えることを可能とするためである。
製したファイルに対して更新を行うのは、電源の切断等
で更新が不完全であった場合でも、前世代のファイルを
完全な形で温存させて、そちらを利用して再立上げを行
い、再度ダウンロードを行うことで最新世代の処理プロ
グラムに置き換えることを可能とするためである。
【００３３】一方、図６の更新単位判定処理から図８の
ファイル更新処理に進んだ場合には、端末装置３は以下
の手順を行う。
ファイル更新処理に進んだ場合には、端末装置３は以下
の手順を行う。
【００３４】まず、受信電文の中から世代番号Ｎとプロ
グラム実体Ｘ1、Ｘ2、ｙ3…を取り出し、最新世代の処
理プログラムファイル４１０を生成する（ステップＳ４
１）。そして、この最新世代の処理プログラムファイル
４１０を自装置の処理プログラムとして保持すると共
に、自装置内の前世代の処理プログラムファイル４２０
を消去し処理を終了する。
グラム実体Ｘ1、Ｘ2、ｙ3…を取り出し、最新世代の処
理プログラムファイル４１０を生成する（ステップＳ４
１）。そして、この最新世代の処理プログラムファイル
４１０を自装置の処理プログラムとして保持すると共
に、自装置内の前世代の処理プログラムファイル４２０
を消去し処理を終了する。
【００３５】このときも、最新世代の処理プログラムフ
ァイル４１０を生成中に電源切断等で更新が不完全であ
った場合には、温存してある前世代の処理プログラムフ
ァイル３５０で再立上げを行い、再度ダウンロードを行
うことで最新世代の処理プログラムに置き換えることが
できる。
ァイル４１０を生成中に電源切断等で更新が不完全であ
った場合には、温存してある前世代の処理プログラムフ
ァイル３５０で再立上げを行い、再度ダウンロードを行
うことで最新世代の処理プログラムに置き換えることが
できる。
【００３６】以上、本発明の一実施例を説明したが、本
発明はこれ以外の種々の態様でも実施することができ
る。例えば、処理プログラムの最新世代が旧世代よりも
利用価値が低く、所定の旧世代が最も利用価値の高い場
合には、その所定の旧世代を上記実施例での最新世代の
代りに用いることになるであろう。また、大部分の端末
装置が保持している世代が１世代前でない特定の旧世代
の場合には、この特定の旧世代を上記実施例の１世代前
の世代の代りに用いることになるであろう。
発明はこれ以外の種々の態様でも実施することができ
る。例えば、処理プログラムの最新世代が旧世代よりも
利用価値が低く、所定の旧世代が最も利用価値の高い場
合には、その所定の旧世代を上記実施例での最新世代の
代りに用いることになるであろう。また、大部分の端末
装置が保持している世代が１世代前でない特定の旧世代
の場合には、この特定の旧世代を上記実施例の１世代前
の世代の代りに用いることになるであろう。
【００３７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
センタから端末装置への処理プログラムダウンロードに
おいて、システム内の大部分の端末装置に対しては差分
情報のみをダウンロードすればよいため、ダウンロード
に必要な時間の短縮を図れると共に、センタにおいては
ダウンロード用の処理プログラムについて希望世代の全
ファイルとその所定別世代からの差分情報のみを管理す
ればよく、従来のコンパイル単位毎の世代管理などに比
較して簡単な管理で済むようになる。
センタから端末装置への処理プログラムダウンロードに
おいて、システム内の大部分の端末装置に対しては差分
情報のみをダウンロードすればよいため、ダウンロード
に必要な時間の短縮を図れると共に、センタにおいては
ダウンロード用の処理プログラムについて希望世代の全
ファイルとその所定別世代からの差分情報のみを管理す
ればよく、従来のコンパイル単位毎の世代管理などに比
較して簡単な管理で済むようになる。
【図１】本発明の一実施例のシステム全体を示すブロッ
ク構成図。
ク構成図。
【図２】同実施例のセンタが保持するダウンロード用の
端末装置の処理プログラムに関する情報を示した図。
端末装置の処理プログラムに関する情報を示した図。
【図３】同実施例のセンタと端末装置間での処理プログ
ラムダウンロードの全体流れを示すシーケンス図。
ラムダウンロードの全体流れを示すシーケンス図。
【図４】同実施例のセンタで行うダウンロード情報判定
処理を示すフローチャート。
処理を示すフローチャート。
【図５】同実施例のセンタから端末装置へダウンロード
される電文形式を示す図。
される電文形式を示す図。
【図６】同実施例の端末装置で行う更新単位判定処理を
示すフローチャート。
示すフローチャート。
【図７】同実施例の端末装置で行うブロック更新処理を
示すフローチャート。
示すフローチャート。
【図８】同実施例の端末装置で行うファイル更新処理を
示すフローチャート。
示すフローチャート。
１ センタ ３ 端末装置 ５ 通信回線
Claims (6)
- 【請求項１】 センタで端末装置の処理プログラムを管
理し、有線または無線の通信回線を通してセンタから端
末装置に処理プログラムを伝送し、端末装置がセンタか
らの処理プログラムを用いて自装置が保持する処理プロ
グラムを更新する方式において、 前記センタが、 前記端末装置に使用させるべき所定の希望世代の処理プ
ログラムの全実体と、 前記希望世代の処理プログラムの実体の所定の別世代の
実体からの差分情報と、 前記端末装置が保持する処理プログラムの世代を判別す
る手段と、 前記判別結果に応じて、前記全実体及び前記差分情報の
一方を選択して前記端末装置に伝送する手段と、を有
し、 前記端末装置が、 前記センタより受信した情報が前記希望世代の全実体か
前記差分情報かを識別する手段と、 前記全実体を受信した場合、この全実体から前記希望世
代の処理プログラムファイルを生成する手段と、 前記差分情報を受信した場合、この差分情報と前記保持
する処理プログラムとから前記希望世代の処理プログラ
ムファイルを生成する手段と、 前記生成した処理プログラムファイルにより前記保持す
る処理プログラムを更新する手段と、を有することを特
徴とする端末装置の処理プログラムダウンロード方式。 - 【請求項２】 請求項１記載の方式において、 前記センタの差分情報が、前記希望世代の処理プログラ
ムを分割してなる複数の論理ブロックの内の、前記所定
の別世代の処理プログラムから相違する論理ブロックの
みの実体を含んでいることを特徴とする端末装置の処理
プログラムダウンロード方式。 - 【請求項３】 請求項１記載の方式において、 前記希望世代が利用可能な世代中の最新世代であり、前
記所定の別世代が、前記最新世代から１世代前の世代で
あることを特徴とする端末装置の処理プログラムダウン
ロード方式。 - 【請求項４】 請求項３記載の方式において、 前記センタの伝送手段が、前記世代判別手段の判別結果
が前記最新世代より２世代以上前の世代を示すときは前
記全実体を伝送し、前記判別結果が前記１世代前の世代
を示すときは前記差分情報を伝送することを特徴とする
端末装置の処理プログラムダウンロード方式。 - 【請求項５】 請求項１記載の方式において、 前記端末装置の更新手段が、前記希望世代の処理プログ
ラムファイルが完成されるまで、前記保持している処理
プログラムを温存することを特徴とする端末装置の処理
プログラムダウンロード方式。 - 【請求項６】 センタで端末装置の処理プログラムを管
理し、有線または無線の通信回線を通してセンタから端
末装置に処理プログラムを伝送し、端末装置がセンタか
らの処理プログラムを用いて自装置が保持する処理プロ
グラムを更新する方法において、 前記センタにおいて、所定の希望世代の処理プログラム
の全実体と、前記希望世代の処理プログラムの実体の所
定の別世代の実体からの差分情報とを保持する過程と、 前記センタにおいて、前記端末装置が保持する処理プロ
グラムの世代に応じて、前記全実体及び前記差分情報の
一方を選択して前記端末装置に伝送する手段と、 前記端末装置において、前記センタより受信した前記全
実体を用いて、または受信した前記差分情報と前記自装
置が保持する処理プログラムとを用いて、前記希望世代
の処理プログラムファイルを生成する過程と、 前記端末装置において、前記生成した処理プログラムフ
ァイルにより前記自装置が保持する処理プログラムを更
新する過程と、を有することを特徴とする端末装置の処
理プログラムダウンロード方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6033055A JPH07219780A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 端末装置の処理プログラムダウンロード方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6033055A JPH07219780A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 端末装置の処理プログラムダウンロード方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07219780A true JPH07219780A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=12376082
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6033055A Pending JPH07219780A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 端末装置の処理プログラムダウンロード方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07219780A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0997221A (ja) * | 1995-10-02 | 1997-04-08 | Canon Inc | 情報処理装置及びその制御方法 |
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| US9081638B2 (en) | 2006-07-27 | 2015-07-14 | Qualcomm Incorporated | User experience and dependency management in a mobile device |
-
1994
- 1994-02-04 JP JP6033055A patent/JPH07219780A/ja active Pending
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