JPH07219729A - プリントシステム - Google Patents

プリントシステム

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JPH07219729A
JPH07219729A JP6012406A JP1240694A JPH07219729A JP H07219729 A JPH07219729 A JP H07219729A JP 6012406 A JP6012406 A JP 6012406A JP 1240694 A JP1240694 A JP 1240694A JP H07219729 A JPH07219729 A JP H07219729A
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JP
Japan
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JP6012406A
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Inventor
Koichi Tanaka
浩一 田中
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のプリントサーバまたはプリンタの一部
が障害を発生させても、必要な印刷データを受信してプ
リントアウトを実行できるようにする。 【構成】 通信ケーブル11には、クライアントとして
のワークステーション121 〜12N と、プリンタサー
バ211 、212 と、プリンタ221 〜223 が接続さ
れている。プリンタ221 はプリントサーバ211 の管
轄下にあり、クライアントから送られてきた印刷データ
がプリントサーバ211 からプリンタ22 1 に送られる
が、プリンタ221 に障害が発生した場合には他の管轄
のプリンタ222 、223 のいずれかの管轄下になり、
これに印刷データの送出が行われる。第2のプリントサ
ーバ212 の管轄下についても同様である。プリントサ
ーバ21のいずれかが障害を発生させたときは、他のプ
リントサーバが代ってそのプリンタを管轄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はネットワーク上に配置さ
れた複数のプリンタからなるプリントシステムに係わ
り、特に通信ケーブルにサーバを介することなく直接接
続されたプリンタを備えたプリントシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】イーサネット等のローカルエリアネット
ワークを用いた通信システムでは、印刷データをプリン
ト用のサーバに送り、ここから該当のプリンタに送信し
てプリントを行うようになっていることが多い。
【0003】図21は、複数台のプリンタをネットワー
ク上に配置した従来のプリントシステムの一例を表わし
たものである。この例の通信システムでは、通信ケーブ
ル11に複数のワークステーション121 〜12N と、
第1および第2のプリントサーバ131 、132 が接続
されている。第1のプリントサーバ131 には第1−1
のプリンタ141-1 が接続されており、第2のプリント
サーバ132 には第2−1および第2−2のプリンタ1
2-1 、142-2 が接続されている。各プリントサーバ
131 、132 は、比較的大容量の記憶装置を備えてお
り、ここに印刷データを蓄積すると共に、順次これらを
例えばページごとの印刷データとして印刷先に出力する
ようになっている。
【0004】このようなプリントシステムで、例えば第
1のワークステーション121 が第1−1のプリンタ1
1-1 に印刷を行わせるものとすると、その印刷データ
は第1のワークステーション121 から第1のプリント
サーバ131 に送られる。そして、第1−1のプリンタ
141-1 がこの印刷データの印刷を行うことになる。同
様に、例えば第2−1のプリンタ142-1 を指定した印
刷データは、第2のプリントサーバ132 に送られて蓄
積され、この後、第2−1のプリンタ142-1がこの印
刷データの印刷を行う。
【0005】このようなプリントシステムでは、個々の
プリントサーバ131 、132 にそれぞれの管轄のプリ
ンタ141-1 、142-1 、142-2 を接続している。こ
のため、これらのプリンタ141-1 、142-1 、14
2-2 はそれぞれの親となるプリントサーバ131 、13
2 と物理的に近接している必要があった。また、それぞ
れのプリントサーバ131 、132 は、子としてのプリ
ンタ141-1 、142-1、142-2 の数が多くなるとそ
れだけ負荷が上昇するという問題があった。更に、この
従来のプリントシステムでは、プリントサーバ131
132 のいずれかに印刷上の障害が発生すると、管轄の
プリンタ141-1 あるいは142-1 、14 2-2 が印刷を
行うことができなくなるという問題があった。そこで特
開平4−18631号公報では、通信ケーブル11に直
接接続を行うプリンタを提案している。
【0006】図22は、この提案に沿ったプリントシス
テムの概要を表わしたものである。通信ケーブル11に
は、複数のワークステーション121 〜12N と、第1
および第2のプリントサーバ131 、132 の他に、第
1のプリントサーバ131 の管轄する第1−1のプリン
タ241-1 と、第2のプリントサーバ132 の管轄する
第2−1のプリンタ242-1 および第2−2のプリンタ
242-2 1 が接続されている。すなわち、各プリンタ2
1-1 、242-1 、242-2 は、図21に示した例と異
なって通信ケーブル11に直接接続されている。
【0007】これらのプリンタ241-1 、242-1 、2
2-2 は、いわゆるプロトコルサポートプリンタであ
り、全プリントサーバ131 、132 とプロトコルの通
信を行うことができるようになっている。したがって、
例えば第1−1のプリンタ24 1-1 に印刷データを送出
する第1のプリントサーバ131 に障害が発生しても、
第2のプリントサーバ132 が第1のプリントサーバ1
1 の代わりに第1−1のプリンタ241-1 とプロトコ
ルの通信を行うことができ、印刷データを受信すること
ができる。すなわち、プリントサーバ131 、132
いずれかに障害が発生しても、その管轄下にあるプリン
タ24は印刷データを受信することができ、プリントア
ウトが可能になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この提案の
プリントシステムでは、それぞれのプリンタ241-1
242-1 、242-2 が通信ケーブル11上の全プリント
サーバ131 、132 とプロトコルの通信を行う能力を
持っていなければならない。また、プリントサーバが増
加あるいは新設され、通信規約の異なったプリントサー
バ13X が配置されることになると、これらに対しても
印刷データの受信のためのプロトコル通信を行う能力が
要求されることになる。この結果、個々のプリンタ24
のコストアップによってシステムの構築に要する費用が
嵩むばかりでなく、プリントシステムの変化に対応する
ことが困難になるという問題があった。また、システム
を構成するプリンタ241-1 、242-1 、242-2 のい
ずれかに障害が発生したときには、それに出力を予定し
ていた印刷データはプリントアウトが不可能になるとい
う問題もあった。
【0009】そこで本発明の第1の目的は、複数のプリ
ントサーバのうちの一部が障害を発生させても、その管
轄下のプリンタが管轄外のプリントサーバ独自のプロト
コルを理解する必要なく、必要な印刷データを受信して
プリントアウトを実行することのできるプリントシステ
ムを提供することにある。
【0010】本発明の第2の目的は、一部のプリンタが
障害を発生させ、かつこれを管轄するプリントサーバが
他の適切なプリンタを所有していない場合であっても、
印刷データのプリントアウトが実現可能となるプリント
システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)通信ケーブルと、(ロ)それぞれ自己の管轄
の印刷データをこの通信ケーブルから取り込む複数のプ
リントサーバと、(ハ)通信ケーブルにそれぞれ接続さ
れプリントサーバのうちの同一管轄のものがこの通信ケ
ーブルに送り出した印刷データを取り込んで印刷を行う
複数のプリンタと、(ニ)プリントサーバの障害を検出
する障害検出手段と、(ホ)この障害検出手段が障害を
検出したプリントサーバの管轄していたプリンタを他の
プリントサーバの管轄に組み換える管轄変更手段とをプ
リントシステムに具備させる。
【0012】すなわち請求項1記載の発明では、通信ケ
ーブルに接続されたいずれかのプリントサーバに障害が
発生したら、障害検出手段がこれを検出し、障害の発生
したプリントサーバの管轄していたプリンタを管轄変更
手段が他のプリントサーバの管轄に組み換えるようにし
ている。すなわち、障害の発生したプリントサーバの管
轄していたプリンタが他のプリントサーバの管轄に組み
換えられるので、組み換え後のプリントサーバがそのプ
リンタに適合したプロトコルで通信を行うことで、プリ
ンタに負担をかけることなく印刷データのプリントアウ
トを行わせることができる。
【0013】請求項2記載の発明では、(イ)通信ケー
ブルと、(ロ)それぞれ自己の管轄の印刷データをこの
通信ケーブルから取り込む複数のプリントサーバと、
(ハ)通信ケーブルにそれぞれ接続されプリントサーバ
のうちの同一管轄のものがこの通信ケーブルに送り出し
た印刷データを取り込んで印刷を行う複数のプリンタ
と、(ニ)これらプリンタの障害を検出する障害検出手
段と、(ホ)この障害検出手段が障害を検出したとき、
これに代わるプリンタが同一管轄内に存在するか否かの
判別を行う代替プリンタ判別手段と、(ヘ)この代替プ
リンタ判別手段が代替プリンタが存在しないと判別した
とき他のプリントサーバの管轄するプリンタのうち所定
のものを障害に係わったプリントサーバのプリンタに組
み替えする管轄変更手段とをプリントシステムに具備さ
せる。
【0014】すなわち請求項2記載の発明では、通信ケ
ーブルに接続されたいずれかのプリンタに障害が発生し
たら、障害検出手段がこれを検出し、代替プリンタ判別
手段がこれに代わるプリンタが同一管轄内に存在するか
否かの判別を行うようにしている。そして、同一管轄で
代替プリンタが存在しないと判別したときには、管轄変
更手段が他のプリントサーバの管轄するプリンタのうち
所定のものを障害に係わったプリントサーバのプリンタ
に組み替えることにして、組み換え後のプリントサーバ
がそのプリンタに適合したプロトコルで通信を行うこと
で、プリンタに負担をかけることなく印刷データのプリ
ントアウトを行わせることができる。
【0015】請求項3記載の発明では、(イ)通信ケー
ブルと、(ロ)自己の管轄の印刷データとこれに関する
印刷先の候補として優先順位を付した複数のプリンタ名
とを示したデータをこの通信ケーブルから取り込む複数
のプリントサーバと、(ハ)通信ケーブルにそれぞれ接
続されプリントサーバのうちの同一管轄のものがこの通
信ケーブルに送り出した印刷データを取り込んで印刷を
行う複数のプリンタと、(ニ)これらプリンタの障害を
検出する障害検出手段と、(ホ)プリントサーバに取り
込まれた印刷先の候補のうち障害検出手段によって障害
が検出されたプリンタを除いた最も優先順位の高いもの
が自己の管轄外のプリントサーバに属するか否かを判別
する管轄外プリンタ判別手段と、(ヘ)この管轄外プリ
ンタ判別手段がそのプリンタが管轄外のプリンタである
と判別したとき、これを自己の管轄のプリンタとして組
み込む管轄変更手段と、(ト)管轄変更されたこのプリ
ンタに印刷データを送出する印刷データ送出手段とをプ
リントシステムに具備させる。
【0016】すなわち請求項3記載の発明では、ワーク
ステーション等のクライアント側が複数のプリンタをそ
れらの優先順位と共に印刷先の候補として指定して印刷
データをプリントサーバに送出し、プリントサーバ側で
は、これらの候補のうち障害検出手段によって障害が検
出されたプリンタを除いた最も優先順位の高いものが自
己の管轄外のプリントサーバに属するか否かを判別する
ことにしている。そして、そのプリンタが自己の管轄外
であった場合には、管轄変更手段を用いて、これを自己
の管轄のプリンタとして組み込むことにしている。これ
により、印刷データを再度他のプリントサーバに送出し
なおすことなく、同一管轄となったプリンタに送出しプ
リントアウトさせることができる。すなわち、管轄組み
換え後のプリントサーバがそのプリンタに適合したプロ
トコルで通信を行うことで、プリンタに負担をかけるこ
となく印刷データのプリントアウトを行わせることがで
きる。
【0017】請求項4記載の発明では(イ)通信ケーブ
ルと、(ロ)それぞれ自己の管轄の印刷データをこの通
信ケーブルから取り込む複数のプリントサーバと、
(ハ)通信ケーブルにそれぞれ接続されプリントサーバ
のうちの同一管轄のものがこの通信ケーブルに送り出し
た印刷データを取り込んで印刷を行う複数のプリンタ
と、(ニ)プリントサーバに同一管轄のプリンタとして
複数のプリンタが優先順位を異にして指定されたとき、
これらのうちで印刷の実行に障害の生じていない最も高
い優先順位のプリンタを印刷データの送出先として選択
する第1のプリンタ選択手段と、(ホ)第1の選択手段
によってプリンタの選択が行われなかったとき、プリン
トサーバ以外のプリントサーバの管轄のプリンタを予め
定めた優先順位に従って選択する第2のプリンタ選択手
段と、(ヘ)第2のプリンタ選択手段によってプリンタ
が選択されたとき、そのプリンタを自己のプリントサー
バの管轄のプリンタとして再構成する管轄再構成手段
と、(ト)第2のプリンタ選択手段によって選択された
プリンタに印刷データを送出する印刷データ送出手段と
をプリントシステムに具備させる。
【0018】すなわち請求項4記載の発明では、ワーク
ステーション等のクライアント側が同一のプリントサー
バの管轄する複数のプリンタをそれらの優先順位と共に
印刷先の候補として指定して印刷データをそのプリント
サーバに送出し、プリントサーバ側では、第1のプリン
タ選択手段によってこれらのプリンタのうちで印刷の実
行に障害の生じていない最も高い優先順位のプリンタを
印刷データの送出先として選択する。この選択が成功し
なかった場合には、第2のプリンタ選択手段を用いて他
のプリントサーバの管轄のプリンタを自己の管轄に編成
替えしてこれに印刷データの送出を行う。この際には、
予め定めた優先順位に従って他のプリントサーバの管轄
のプリンタから1つのプリンタを選択するようになって
いる。したがって、管轄組み換え後のプリントサーバが
そのプリンタに適合したプロトコルで通信を行うこと
で、プリンタに負担をかけることなく印刷データのプリ
ントアウトを行わせることができる。
【0019】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0020】図1は本実施例のプリントシステムの初期
的な管轄状態を表わしたものである。図21および図2
2と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説
明を適宜省略する。本実施例で通信ケーブル11には、
クライアントとしての複数のワークステーション121
〜12N と、第1および第2のプリントサーバ211
212 と、第1〜第3のプリンタ221 〜223 がそれ
ぞれ接続されている。
【0021】このうち、第1のプリンタ221 は、第1
のプリントサーバ211 によって管轄されている。すな
わち、例えば第1のワークステーション121 から第1
のプリンタ221 を指定して印刷データが送られてくる
ときには、その印刷データは第1のプリントサーバ21
1 に送られ、ここから通信ケーブル11を介して第1の
プリンタ221 に送られる。第2および第3のプリンタ
222 、223 は、第2のプリントサーバ212 によっ
て管轄されている。すなわち、これらの場合にはワーク
ステーション121 〜12N のいずれかから送られてく
る印刷データを第2のプリントサーバ212 が一度蓄え
て、目的のプリンタ222 または223にページ単位等
の印刷データを供給することになる。
【0022】図2は、本実施例でクライアントとしての
機能を有するワークステーションの構成の概要を機能的
に表わしたものである。ワークステーション12は、印
刷の要求等を入力する入力部31を備えている。入力部
31から入力された各種要求あるいはデータは要求解析
部32に入力されて解析される。このうち印刷要求は、
印刷要求制御部33に送られ、これに対応する制御が行
われる。印刷要求制御部33とデータ転送制御部34と
は、ネットワーク制御部35に接続されている。
【0023】印刷要求制御部33は、ワークステーショ
ン12の印刷要求処理を制御する主制御部としての機能
を有する部分であり、印刷データ格納部36に印刷デー
タを格納したユーザの印刷要求に従って、特定のプリン
トサーバ21X に印刷データを送信するようになってい
る。ここでユーザの印刷要求とは、印刷データの名称と
しての印刷データ名、送信先のプリントサーバ21X
名称としてのプリントサーバ名、そのプリントサーバ2
X におけるプリントアウトの対象となるプリンタ22
X を特定するデータおよびそのプリンタ22X のユーザ
側から見た優先順位からなるデータである。ただし、入
力部31から印刷要求と同時に印刷データが送信されて
くる場合もあり、この場合には印刷データ格納部36に
印刷データを格納しておく必要はない。
【0024】データ転送制御部34は、印刷要求制御部
33から印刷データ名とプリントサーバ名、プリントサ
ーバ21X の管理対象のプリンタ名および優先順位とか
らなる印刷データ出力要求を受け、該当のプリントサー
バ21X へ印刷データを送出するようになっている。ネ
ットワーク制御部35は、ワークステーション121
12N 、プリントサーバ211 、212 および各種プリ
ンタ221 〜223 を接続した通信ケーブル11からな
るネットワークついての、ネットワーク・プロトコルを
サポートするようになっている。そして、通信ケーブル
11を介して印刷データおよびネットワーク制御データ
の送受信を制御するようになっている。
【0025】図3は、このような基本構成のワークステ
ーションの回路構成の概要を表わしたものである。CP
U(中央処理装置)41は、システムバス等のバス42
を介して各種の回路装置と接続されている。このうち、
作業用メモリ43はCPU41が所定の制御を行う上で
必要とする各種データを一時的に格納するメモリであ
り、通常はランダム・アクセス・メモリ(RAM)によ
って構成されている。不揮発性メモリ44は、電池によ
ってバックアップされたランダム・アクセス・メモリで
構成されている。本実施例では、後に説明するように各
プリントサーバ211 、212 の管轄に関する情報等を
記憶するようになっている。
【0026】ディスク制御装置45は、磁気ディスク4
6に対する入出力制御を行うための装置である。入力回
路47は、キーボード48およびこれに接続されたポイ
ンティング・デバイスとしてのマウス49からデータを
入力するための回路である。表示制御装置51は、キー
ボード48から入力されたデータ等をCRT52に表示
するための装置である。
【0027】図4は、本実施例のプリントサーバの構成
の概要を機能的に表わしたものである。プリントサーバ
21は、プリンタ22の構成に関する各種要求を入力す
るための入力部61を備えている。入力部61から入力
されたこれらの要求はプリンタ構成登録部62に入力さ
れ、プリンタ構成に関する登録や削除の要求にしたがっ
て管理テーブル部63内の後に説明するプリンタ接続管
理テーブルに対する登録や削除が行われるようになって
いる。
【0028】印刷実行制御部64は、このプリントサー
バ21の主たる制御部である。印刷実行制御部64は、
管理テーブル部63内のプリンタ接続管理テーブルの登
録内容に基づいて、このプリントサーバ21の管轄する
各プリンタ22を管理すると共に、ファイル記憶部65
に格納された印刷データを印刷データアクセス部66を
制御してファイル制御部67によって読み出させ、これ
を出力制御部68を介してネットワーク制御部69から
通信ケーブル11に送出させるようになっている。通信
ケーブル11に送出された印刷データは、その管轄下の
所定のプリンタ22X に取り込まれ、プリントアウトが
行われることになる。
【0029】印刷実行制御部64は、このような印刷デ
ータの出力中等にいずれかのプリンタ22Y に障害が発
生して印刷を実行することができない状態になったとき
には、管理テーブル部63内の後に説明する動的再構成
テーブルを参照してプリンタ接続管理テーブルの登録内
容を変更し、プリンタ構成からそのプリンタY を除外す
るようになっている。なお、図2に示したワークステー
ション12から送られてきた印刷データは、ネットワー
ク制御部69から取り込まれ、ファイル制御部67の制
御によってファイル記憶部65に格納されるようになっ
ている。またネットワーク制御部69は、ネットワーク
・プロトコルをサポートし、通信ケーブル11を介して
印刷データの送受信制御を行うようになっている。
【0030】図5は、このような基本構成のプリントサ
ーバの回路構成の概要を表わしたものである。CPU7
1は、システムバス等のバス72を介して各種の回路装
置と接続されている。このうち、作業用メモリ73はC
PU71が所定の制御を行う上で必要とする各種データ
を一時的に格納するメモリであり、通常はランダム・ア
クセス・メモリによって構成されている。不揮発性メモ
リ74は、電池によってバックアップされたランダム・
アクセス・メモリで構成されている。本実施例では、管
理テーブル部63が不揮発性メモリ74によって構成さ
れている。
【0031】ディスク制御装置75は、磁気ディスク7
6に対する入出力制御を行うための装置であり、図4に
おける印刷データアクセス部66、ファイル制御部67
および出力制御部68によって構成されている。入力回
路77は、キーボード78およびこれに接続されたポイ
ンティング・デバイスとしてのマウス79からデータを
入力するための回路である。表示制御装置81は、キー
ボード78から入力されたデータ等をCRT82に表示
するための装置である。プリントサーバ21が簡易な構
成の場合には、CRT82に代えて液晶ディスプレイ等
の簡易な表示装置を使用することもできるし、キーボー
ド78やマウス79からなる入力部61も簡易な構成と
することができる。
【0032】図6は、本実施例のプリンタの構成の概要
を機能的に表わしたものである。プリンタ22は、通信
ケーブル11と接続されたネットワーク制御部91と、
これを介して得られた印刷データを用いてプリントアウ
トを行う印刷部92と、印刷部92の障害を検出する印
刷障害検出部93とによって構成されている。印刷部9
2は、例えばレーザプリンタによって構成することがで
きる。印刷部92の障害が検出されると、ネットワーク
制御部91はこれを保持しておき、プロトコル制御のと
きに管轄のプリントサーバ21にこれを通知するように
なっている。
【0033】図7は、このような基本構成のプリンタの
回路構成の概要を表わしたものである。CPU101
は、システムバス等のバス102を介して各種の回路装
置と接続されている。このうち、ROM103は、この
プリンタ22の各種制御を行うためのプログラムを格納
したリード・オンリ・メモリである。RAM104は、
プリントアウトに必要な印刷データ等を一時的に格納す
るためのランダム・アクセス・メモリである。入力回路
105は、印刷部92の障害を検出するための各種セン
サ群106と接続されている。ネットワーク制御部91
についてはすでに説明した。
【0034】図8は、以上のような構成のプリントシス
テムで、第1のプリントサーバの管理テーブル部に備え
られた第1のプリンタ接続管理テーブルの内容を表わし
たものである。第1のプリンタ接続管理テーブル63M
1 には、その管轄する第1のプリンタ221 (図1参
照)が登録されている。すなわち、プリンタ(論理)名
の欄には、第1のプリンタが、ネットワークアドレスの
欄にはネットワーク上でのそのアドレス“aaaaaa
aa”がそれぞれ登録されている。プリンタ状態の欄に
は、第1のプリンタ221 の現在までの状態が示されて
いる。ここで「良好」とは、プリントアウトが可能であ
ることを示している。第1のプリンタ接続管理テーブル
63M1 には、現状で第1のプリンタ221 のみが登録
されているので、一番左の番号欄には、“1”番のみが
記されている。
【0035】図9は、これに対して第2のプリントサー
バに備えられた第2のプリンタ接続管理テーブルの内容
を表わしたものである。第2のプリンタ接続管理テーブ
ル63M2 には、その管轄する第2のプリンタ222
よび第3のプリンタ223 (図1参照)が登録されてい
る。これらのネットワーク上でのアドレスは、それぞれ
“bbbbbbbb”、“cccccccc”となって
いる。
【0036】なお、本実施例では通信ケーブル11に接
続されている3つのプリンタ221〜223 がそれぞれ
管轄を重複させないように2つの管轄に区分けされてい
る。しかしながら、プリントシステムによっては1つの
プリンタ22を複数のプリントサーバ21の共通の管轄
とすることも可能である。
【0037】図10は、第2のプリンタが第1および第
2のプリントサーバの共通した管轄となっている場合の
第1のプリンタ接続管理テーブルの内容を参考的に表わ
したものである。第1のプリンタ接続管理テーブル63
1 ′には、第2のプリンタ222 に関するデータも登
録されている。なお、この場合の第2のプリンタ接続管
理テーブル63M2 の内容は、図9に示したものと同一
なのでその図示を省略する。このように複数のプリント
サーバ211 、212 が1つのプリンタ221を共有す
る場合、ワークステーション12はプリントサーバ21
1 、212 のいずれを介しても該当のプリンタ221
対してプリントアウトを行わせることができる。このこ
とは、プリントサーバ211 、212 のいずれかに障害
が発生しても、他方がプリンタ221 に対してプリント
アウトを実行させることが可能になる。
【0038】図11は、動的再構成テーブルの一例とし
て、第1のプリントサーバの管理テーブル部に用意され
た第1の動的再構成テーブルを示したものである。ここ
には、本実施例のプリントシステムで第1のプリントサ
ーバ211 を構成するプリンタ22に障害が発生した場
合の代替プリンタのグループが、複数通り優先順位に従
って予め登録されている。例えば第1の動的再構成テー
ブル63D1 の第1の優先順位としては、第2のプリン
タ222 がそのネットワークアドレスと共に登録されて
いる。第2の優先順位には、第3および第4のプリンタ
223 、224がそれらのネットワークアドレスと共に
登録されている。第4のプリンタ224は、本実施例の
プリントシステムには存在していないが、これは将来の
増設を予想したものである。1つの優先順位に属するプ
リンタ22の数は、幾つであってもよい。
【0039】第1の動的再構成テーブル63D1 におけ
る優先順位の設定は、同一の優先順位に属するプリンタ
22が、図8に示した第1のプリンタ接続管理テーブル
63M1 に登録されている第1のプリンタ221 とその
機能面でこれと同等あるいはこれ以上であるかとか、場
所的に第1のプリンタ221 に近い位置に配置されてい
るか等の各種状況を基にして決定されている。例えば、
第1のプリンタ221がカラープリンタの場合には、第
1の動的再構成テーブル63D1 に登録される優先順位
の高いプリンタは同じくカラープリンタである必要があ
る。カラーで印刷されることが条件で印刷データが送ら
れてくる場合を考慮する必要があるからである。また、
第1のプリンタ221 に対して第2のプリンタ222
第3のプリンタ223 よりも近い位置に配置されていれ
ば、他の条件が同一と仮定すると第2のプリンタ222
の方が第3のプリンタ223 よりも優先順位が高くな
る。なぜなら、ユーザは一般に自分の席に近いプリンタ
22を選択する傾向があり、同一の機能を有するプリン
タ22であれば、予め登録しておいた第1のプリンタ2
1 に近いものが遠いものよりも使い勝手が良くなるか
らである。
【0040】何らかの事情によって、第1の優先順位の
第2のプリンタ222 を代替プリンタとして第1のプリ
ントサーバ211 の管轄に組み込むことができないよう
な場合には、第2の優先順位が選択され、その構成プリ
ンタ223 、224 が代替プリンタの候補となる。第2
の優先順位が選択されたものとすると、現状では前記し
たように第4のプリンタ224 はネットワーク上に存在
していない。このような場合には、存在しているプリン
タとして第3のプリンタ223 のみが選択されるように
なっていてもよいし、この第2の優先順位のグループを
失効としてこれ以降の優先順位に繰り下がるようにして
もよい。第1の動的再構成テーブル63D1 は、プリン
トシステムの内容の変更に伴ってワークステーション1
1 〜12N のいずれかによってその内容の変更を行う
ようにしてもよい。もちろん、図4に示した入力部61
から、このような変更内容を入力するようにすることも
可能である。
【0041】第2のプリントサーバ212 にも、図示し
ないが同様に第2の動的再構成テーブル63D2 が配置
されている。ただし、その内容は第2のプリントサーバ
21 2 の初期的に管轄しているプリンタ22の種類や、
これら配置箇所等の各種状況に基づいて独自に設定され
ている。内容の変更についても第1の動的再構成テーブ
ル63D1 と同様に可能である。第1の動的再構成テー
ブル63D1 等の動的再構成テーブル63Dによって、
図8あるいは図9に示したプリンタ接続管理テーブル6
3Mの内容が変更されると、その変更情報はネットワー
ク制御部69からそれぞれのワークステーション121
〜12N に通知される。
【0042】ただし、ネットワーク制御部69がこのよ
うな能動的な機能を有していないプリントシステムの場
合には、印刷データを送信しようとするワークステーシ
ョン12がその送信開始直前の時点で、送信先と思われ
るプリントサーバ21の動的再構成テーブル63Dの内
容を読みに行くか、印刷データの通信の開始時点で、該
当のプリントサーバ21が指定先のプリンタ22の存在
の有無をプリンタ接続管理テーブル63Mの内容と比較
して調べ、一致するプリンタ22が存在しない場合には
印刷データの受信を拒否するようにすればよい。
【0043】図12は、以上のような構成のプリントシ
ステムでクライアント側のワークステーションが印刷デ
ータを送出する際の制御の流れを表わしたものである。
第1のワークステーション121 から第1のプリンタ2
1 に印刷データを送信する場合を例にとって説明す
る。第1のワークステーション121 では、ユーザから
印刷要求があると(ステップS101;Y)、要求のあ
った印刷データを印刷の対象となる第1のプリンタ22
1 の印刷データ形式に変換し、これをメモリ上に展開す
る(ステップS102)。そして、印刷データ名、第1
のプリンタ221および印刷データからなる印刷要求を
第1のプリントサーバ211 に送出する(ステップS1
03)。このとき、同一のプリントサーバ(この場合に
は第1のプリントサーバ211 )に属するプリンタ22
を必要に応じて優先順位を付して複数指定することがで
きる。
【0044】この後、第1のワークステーション121
は第1のプリントサーバ211 から印刷が終了したこと
を表わした印刷終了通知が到来するのを監視する(ステ
ップS104)。印刷が正常に終了したことが通知され
たときには(ステップS105;Y)、印刷要求を行っ
たユーザに対して、印刷が正常に終了したことが通知さ
れる(ステップS106)。これ以外の場合には(ステ
ップS105;N)、印刷結果が異常であったことがユ
ーザに対して通知される(ステップS107)。これ以
外の場合とは、印刷ができなかったことの通知の他に、
該当のプリントサーバ21自体に障害が発生し、印刷要
求を受信できずその応答を通知できなったような場合を
含んでいる。
【0045】図13は、印刷データが送られてきた場合
の第1のプリントサーバ側の制御の様子を表わしたもの
である。第1のプリントサーバ211 は、通信ケーブル
11を介してワークステーション121 〜12N のいず
れかから印刷要求が送られてきたら(ステップS20
1;Y)、その印刷要求中で指定されたプリンタ22の
いずれもが使用不可能な状態となっていないかどうかを
チェックする(ステップS202)。いずれか1つでも
使用可能な状態であれば(Y)、印刷データ名、プリン
タ名および印刷データからなる印刷要求を受け取る(ス
テップS203)。そして、印刷データをその磁気ディ
スク76(図5参照)に格納する(ステップS20
4)。
【0046】これに対して、印刷要求を行ったワークス
テーション12の指定したすべてのプリンタ22が使用
不可能な状態となっていた場合には(ステップS20
2;N)、プリントシステムの各プリントサーバ2
1 、212 の管轄するプリンタを変更して、プリント
アウトが極力可能になるような処理としての動的再構成
処理が行われる(ステップS205)。動的再構成処理
では、次の図14で詳しく説明する。
【0047】プリンタ22の使用ができる状態のときに
は、ステップS204で磁気ディスク76にその印刷デ
ータを格納した後、指定されたプリンタ22のうち最も
優先順位の高いものが選択され、ネットワーク制御部6
9から通信ケーブル11を介して印刷データがそのプリ
ンタ22を宛先として送信される(ステップS20
6)。この例では、第1のプリンタ211 のみが指定さ
れているので、これを宛先として印刷データが通信ケー
ブル11上に送出されることになる。
【0048】この後、第1のプリントサーバ211 は印
刷データを逐次出力していき、この印刷データを送出し
たプリンタ22から最終的に印刷が完了した旨の通知が
来るのを待機する(ステップS207)。印刷完了通知
が来ず、代わりに印刷ができない旨の通知が来た場合
(N)、第1のプリントサーバ211 は印刷要求を行っ
たワークステーション12が次の優先順位のプリンタ2
2を指定しているかどうかをチェックする(ステップS
208)。次の優先順位が指定されている場合には
(Y)、そのプリンタ22が代って選択され、これに対
して印刷データの送出が行われる(ステップS20
6)。このようにして印刷に何らかの障害が存在する場
合には、優先順位に従ってプリンタ22の選択が行われ
る。プリンタ22が1つしか指定されていなかったよう
な場合でこれを選択できない場合、および複数指定され
ていても何れも選択することができないような場合には
(ステップS208;N)、ステップS205に進んで
動的再構成処理が実行されることになる(ステップS2
05)。
【0049】一方、ステップS207でプリンタ22に
よる印刷が無事終了したことが確認された場合には
(Y)、そのプリンタ22用に磁気ディスク76に格納
された印刷データが不要となるので、削除される(ステ
ップS209)。そして、印刷データ名と出力先のプリ
ンタ22の名称からなる印刷完了通知がクライアント側
のワークステーション12に送信されることになる(ス
テップS210)。
【0050】図14は、図13のステップS205に示
した動的再構成処理を具体的に表わしたものである。図
13のステップS208でワークステーション12側か
ら指定されたすべてのプリンタ22についてプリントア
ウトが不可能と判別されたとき、プリントサーバ21側
では動的再構成テーブル63Dが備わっているかどうか
の判別を行う(ステップS301)。動的再構成テーブ
ル63Dが備わっていれば(Y)、そのテーブル内の第
1の優先順位のプリンタ22の読み出しが行われる(ス
テップS302)。
【0051】一例として図11に示した第1の動的再構
成テーブル63D1 に基づいて説明すると、この第1の
優先順位は第2のプリンタ222 であるが、優先順位に
よっては複数のプリンタ22が同一順位で登録されてい
る。プリントサーバ21は読み出した優先順位のプリン
タ22の中に同一管轄のものが存在するかどうかのチェ
ックを行う(ステップS303)。そして、同一管轄の
プリンタ22が存在する場合には(Y)、そのプリンタ
22を印刷データの送出先として選択して印刷データの
出力を行う(ステップS304)。これは、同一優先順
位の場合には同一管轄のプリンタ22を優先して、他の
プリントサーバ21にも影響を与えるおそれのある管轄
の再編成をなるべく避けようとするためである。選択さ
れたプリンタ22について印刷が無事終了すれば(ステ
ップS305;Y)、図13のステップS209および
ステップS210に進んで、磁気ディスク76から印刷
データを削除すると共に、印刷完了の通知が該当のワー
クステーション12に対して行われることになる。
【0052】これに対して、何らかの障害によって印刷
が完了しなかった場合には(ステップS305;N)、
再びステップS303に戻って同一の管轄の他のプリン
タ22が同一優先順位に存在するかどうかのチェックが
行われる。存在すれば(Y)、今説明したと同様の制御
が行われる。存在しなければ(N)、他のプリントサー
バ21が管轄しているプリンタ22が同一優先順位に存
在しているかどうかの判別が行われる(ステップS30
6)。本実施例の第2のプリンタ222 がこれに相当す
る。このように該当するプリンタ22が存在する場合に
は(Y)、そのプリンタ22の属するプリントサーバ2
1に、そのプリンタ22を自己のプリントサーバ21側
に編入することを要求する信号を送出する(ステップS
307)。本実施例の例では第2のプリントサーバ21
2 に第2のプリンタ222 を第1のプリントサーバ21
1 側に編入させることの許可を要求することになる。な
お、プリントシステムによってはこのように再編成の許
可を要求することなく、一方的に再編成を行うようにし
てもよい。
【0053】ステップS307で再編成を要求したら、
相手方のプリントサーバ212 から再編成を許可する信
号が送られてきた場合に(ステップS308;Y)、そ
のプリンタ22を自己の管轄に組み入れる。そして、そ
のプリンタ22を選択して印刷データの送出を行うこと
になる(ステップS304)。
【0054】他の管轄のプリンタ22の再編成が許可さ
れなかった場合には(ステップS308;N)、動的再
構成テーブル63D1 に次の優先順位のプリンタ22が
登録されているかどうかの判別が行われる(ステップS
309)。存在すれば、その優先順位のプリンタ22の
読み出しが行われる(ステップS310)。そして、ス
テップS303に進んで前記したと同様の処理が行われ
ることになる(ステップS303〜S309)。以下同
様にして、動的再構成テーブル63D1 のその順位のプ
リンタ22に適格のものが存在しない場合には、次々と
優先順位を落としてそれぞれのプリンタ22がプリント
アウト可能であるか、あるいは編入可能であるかについ
てのチェックが行われる。
【0055】動的再構成テーブル63D1 の最後の優先
順位についても第1のプリントサーバ211 側で印刷デ
ータの送出ができない状況となっている場合には(ステ
ップS309;N)、ワークステーション12側から送
られてきた印刷データ名と、プリントアウトが不可能と
判別されたプリンタ22の名称からなる印刷異常通知が
そのワークステーション12側に送信される(ステップ
S311)。ステップS301で動的再構成テーブル6
3D1 が存在しないと判別された場合にも、同様であ
る。
【0056】図15は、プリントサーバから印刷データ
が送信された場合のプリンタ側の制御の流れを表わした
ものである。例えば第1のプリンタ221 では、第1の
プリントサーバ211 から印刷データの送出に先駆けて
送出される印刷データ送信通知を受信したら(ステップ
S401)、印刷が可能であるかどうかのチェックを行
う(ステップS402)。印刷部92(図6、図7参
照)に印刷を行うことのできない障害が発生している場
合には(N)、その旨が第1のプリントサーバ211
返送される(ステップS403)。この場合、第1のプ
リントサーバ21 1 は代替プリンタ22が存在するかど
うかの判断を行うことになる。
【0057】ステップS402で印刷が可能であると判
別された場合、第1のプリンタ22 1 は第1のプリント
サーバ211 に対して印刷データの送出要求を送信する
(ステップS404)。これを基に、第1のプリントサ
ーバ211 は印刷データの送信を開始する。第1のプリ
ンタ221 は印刷データを受信したら(ステップS40
5;Y)、その印刷部92で印刷を実行する(ステップ
S406)。印刷が支障なく進行する場合には、その印
刷が完了するまで(ステップS407、S408;
N)、印刷データが逐次受信される。印刷が無事終了す
れば(ステップS407;Y)、第1のプリンタ221
は印刷が正常に終了したことを第1のプリントサーバ2
1 に通知する(ステップS409)。印刷に異常が発
生した場合には(ステップS408;Y)、その異常内
容が第1のプリントサーバ211 に通知される(ステッ
プS403)。
【0058】このように、本実施例のプリントシステム
ではワークステーション12側で同一のプリントサーバ
21に属するプリンタを1つまたは複数指定し、これら
によって印刷データのプリントアウトが行われるときに
は、プリンタ22の管轄について再編成を行うことなく
印刷を実行している。そして、これらの措置によっては
プリンタ22の障害発生等によってプリントアウトがで
きなくなった場合には、動的再構成テーブル63Dを使
用して他のプリントサーバ21の管轄するプリンタ21
について管轄の変更を試み、これが可能である場合には
編成替えによってそのプリンタ22でのプリントアウト
を可能にしている。このときには、プリントサーバ21
側でそのプリンタ22に適するプロトコルで印刷データ
を通信するので、管轄を変更されたプリンタ22に特別
の負荷を負わせることはない。
【0059】第1の変形例
【0060】しかしながら、以上説明した実施例のプリ
ントシステムでは、プリントサーバ21側に何らかの障
害がある場合、ワークステーション12側が送出した印
刷要求を受け取ることができず、その配下のプリンタ2
2はユーザがプリントアウトを最も希望したプリント手
段であるにもかかわらず、印刷を実行することができな
い。図1に基づいて説明すれば、例えば第1のワークス
テーション121 が第1のプリンタ221 にプリントア
ウトを行わせるために第1のプリントサーバ211 に印
刷データを送ろうとしても、これが障害によって印刷デ
ータの受け入れを行うことができなければ、第1のプリ
ンタ221 を使用することができない。先の実施例で
は、この場合に第1のワークステーション121 が第2
のプリントサーバ212 に印刷要求を変更すれば、印刷
自体は可能になる。ところが、この場合には第2のプリ
ントサーバ212 の管轄は第2および第3のプリンタ2
2、223 なので、これらが優先的に選択されてしま
い、第1のプリンタ221 が最優先で選択されることは
できない。
【0061】図16は、このような問題点をも解消する
ためのプリントシステムの要部を示したものである。こ
のプリントシステムで図1と同一部分には同一の符号を
付しており、これらの説明を適宜省略する。この第1の
変形例のプリントシステムでは、通信ケーブル11に新
たにプリント管理ステーション111が接続されてい
る。プリント管理ステーション111は、各プリンタ2
1 〜223 が第1および第2のプリントサーバ2
1 、212 のいずれによって管轄されるかの管理を行
うようになっている。プリント管理ステーション111
は、図3に示したワークステーション12と同一の構成
のものでよく、本実施例では第1〜第Nのワークステー
ション121 〜12N と別個に設けられているが、これ
らの1つを代用させるものであってもよい。
【0062】図17は、クライアントが印刷要求を行う
際のプリント管理ステーションの制御の様子を表わした
ものである。第1〜第Nのワークステーション121
12 N は、印刷要求を行うに際して、プリント管理ステ
ーション111に対して所望のプリンタ22を管轄する
プリントサーバ21の問い合わせを行う。この問い合わ
せがあると(ステップS501;Y)、プリント管理ス
テーション111はその動的管理テーブルを検索し(ス
テップS502)、管轄先のプリントサーバ21を見つ
け出す。ここで、動的管理テーブルは図3における不揮
発性メモリ44に対応するメモリに格納されており、こ
こには各プリントサーバ21とそれらの現時点で管轄す
る各プリンタ22とが対応付けられている。
【0063】管轄するプリントサーバ21が検索された
ら、プリント管理ステーション111はそれが正常に動
作するかどうかの判別を行う(ステップS503)。具
体的にはそのプリントサーバ21に対してパケット信号
を送出し、これに対する応答が返ってきたら正常な受信
動作ができるものと判別する。そのプリントサーバ21
が正常であったならば(Y)、そのプリントサーバ21
の名称をクライアントとしての該当するワークステーシ
ョン12に送出する(ステップS504)。もし、その
ワークステーション12からの返答がなかった場合には
(ステップS503;N)、これに何らかの障害が発生
したものとして、動的管理テーブルの変更を行う(ステ
ップS505)。
【0064】例えば本実施例で第1のワークステーショ
ン121 が第1のプリンタ221 の管轄を問い合わせた
ものとすると、第1のプリントサーバ211 が正常であ
ればこれを第1のワークステーション121 に通知し、
異常と判別された場合には管轄先を第1のプリントサー
バ211 から第2のプリントサーバ212 に変更するこ
とになる。そして、ステップS503でその第2のプリ
ントサーバ212 が正常であるかどうかのチェックを行
い、正常であれば管轄先として第2のプリントサーバ2
2 を第1のワークステーション121 に通知すること
になる(ステップS504)。こようにして、プリント
サーバ21の障害発生による印刷データの送出が不可能
になる事態が回避されている。
【0065】図18は、通信ケーブルに接続された各プ
リンタに何らかの障害が発生した場合の動的管理テーブ
ルの変更制御の様子を表わしたものである。図17では
プリントサーバ21に関するテーブルの変更を扱った
が、各プリンタ221 〜223に何らかの障害が発生し
た場合にも動的管理テーブルの内容を変更する必要があ
る。そこで各プリントサーバ21は、それぞれの管轄す
るプリンタ21の障害の検出(ステップS601)と、
障害の復旧の検出(ステップS602)を行うようにな
っている。管轄下のプリンタ22の障害が検出されたら
(ステップS601;Y)、そのプリンタ22に障害が
発生した旨のプリンタ障害情報をプリント管理ステーシ
ョン111に送出する(ステップS603)。
【0066】これに対して、一度障害を発生させ動的管
理テーブルから排除されていたプリンタ22でもその復
旧が確認されたら(ステップS602;Y)、直前に管
轄していたプリントサーバ21は正常になった旨のプリ
ンタ復旧情報をプリント管理ステーション111に送出
する(ステップS604)。
【0067】図19は、プリントサーバからプリンタ障
害情報あるいはプリンタ復旧情報が送られてきた場合の
プリント管理ステーションの制御の流れを表わしたもの
である。プリンタ障害情報が到来したら(ステップS7
01;Y)、プリント管理ステーション111は動的管
理テーブル内の障害を発生させたプリンタ22の登録を
削除して、テーブルの内容を新たなものに変更する(ス
テップS702)。この際に、例えば第1のプリンタ2
1 が削除されたとすると、第1のプリントサーバ21
1 は管轄するプリンタ22がなくなる。そこで、このよ
うな場合には必要に応じて他のプリントサーバ212
管轄していた第2または第3のプリンタ222 、223
のいずれかを第1のプリントサーバ211 の管轄に変更
することも可能である。
【0068】いずれかのプリントサーバ21からプリン
タ復旧情報が送られてきた場合には(ステップS70
3;Y)、障害が復旧したそのプリンタ22をいずれか
のプリンタ22の管轄に加え、動的管理テーブルの内容
を更新する(ステップS704)。最も単純には、その
プリンタ22が障害を発生したときに管轄していたプリ
ントサーバ21が新たな管轄となることが考えられる。
【0069】この第1の変形例のプリントシステムで
は、例えば第1のワークステーション121 が第1のプ
リンタ221 のプリントアウトを希望してプリント管理
ステーション111に管轄の問い合わせを行うと、第1
のプリントサーバ211 が管轄先であるとの判別が行わ
れる。そして、第1のプリントサーバ211 が正常であ
ればこれを指定してプリント要求を行うことがプリント
管理ステーション111から指示される。第1のプリン
トサーバ211 が異常の場合には、プリント管理ステー
ション111は第1のプリンタ221 を第2のプリント
サーバ212 の管轄に変更するように動的管理テーブル
の内容を変更する。そして、第2のプリントサーバ21
2 が正常であることをチェックした後、第1のワークス
テーション121 にこれを知らせる。したがって、第1
のワークステーション121 は第2のプリントサーバ2
2 に印刷要求を行い、希望した第1のプリンタ221
が印刷データの供給を受けてプリントアウトを行うこと
になる。
【0070】第2の変形例
【0071】図20は本発明の第2の変形例における印
刷要求を受けたプリントサーバの制御の要部を表わした
ものである。この変形例では、図1に示した各ワークス
テーション121 〜12N がそれぞれ第1の優先順位の
プリンタ22が属するプリントサーバ21に印刷要求を
送信しているが、同時に複数のプリンタ22を指定する
ことができ、これらは必ずしも最優先のプリンタ22と
同一の管轄のプリンタ22であることを要しないことに
なっている。
【0072】印刷要求を受けたプリントサーバ21は、
ワークステーション12が複数のプリンタ22を指定し
ているかどうかの判別を行う(ステップS801)。複
数のプリンタ22を指定している場合には(Y)、最優
先のプリンタ22にプリントアウトを行うことのできな
い障害が発生しているかどうかのチェックを行う(ステ
ップS802)。障害を発生させていない場合には
(N)、そのプリンタ22を選択して通信ケーブル11
に印刷データを送出し(ステップS803)、この後は
図13のステップS209以降の制御となる。単一のプ
リンタ22が指定されていて(ステップS801;
N)、そのプリンタ22に障害が発生していない場合も
(ステップS804;N)、同様である。
【0073】複数のプリンタ22が指定されていて、そ
のうちの最優先のプリンタ22に障害が発生していた場
合には(ステップS802;Y)、次の優先順位のプリ
ンタ22に障害が発生しているかどうかのチェックが行
われる(ステップS805)。障害が発生している場合
には(Y)、更に次の優先順位のプリンタ22が存在す
るかどうかのチェックが行われ(ステップS806)、
存在すれば、以下同様にして優先順位が1つずつ繰り下
がる。この結果として、ワークステーション12の指定
した全プリンタに障害が発生していたような場合には
(ステップS806;N)、図13におけるステップS
205の制御として、図14に示した動的再構成処理が
実行される。
【0074】一方、ある優先順位のプリンタ22が正常
であることが確認された場合には(ステップS805;
N)、そのプリンタ22が最優先のプリンタ22と同一
の管轄に属するかどうかがチェックされる(ステップS
807)。同一の管轄であれば(Y)、そのプリンタ2
2ついて管轄の再編成を行う必要がない。そこで、その
プリンタ22に対してそのまま印刷データを出力するこ
とになる(ステップS803)。
【0075】これに対して、最終的に正常であると判別
されたプリンタ22が現在のプリントサーバ21の管轄
に属していない場合には(ステップS807;N)、そ
のプリンタ22を管轄するように再編成を行う(ステッ
プS808)。このような再編成は一方的に行って、相
手方のプリントサーバ21や各ワークステーション12
1 〜12N にその結果を通知するようにしてもよいし、
相手方のプリントサーバ21に同意を得てプリンタの管
轄についての再編成を行うようにしてもよい。
【0076】なお、以上説明した実施例および各変形例
では、プリントシステムに属する各プリンタ221 〜2
3 が複数のプリントサーバ211 、212 に重複しな
いように割り振られたが、これらの一部または全部が重
複して割り振られてもよい。例えば第2のプリンタ22
2 が第1のプリントサーバ211 と第2のプリントサー
バ212 の共通した管轄となるのがその一例である。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
では、通信ケーブルに接続されたいずれかのプリントサ
ーバに障害が発生したら、障害検出手段がこれを検出
し、障害の発生したプリントサーバの管轄していたプリ
ンタを管轄変更手段が他のプリントサーバの管轄に組み
換えるようにした。したがって、それぞれのプリンタは
自己を管轄しているプリントサーバに障害が発生して
も、障害が発生していないプリントサーバの管轄に組み
換えられるので、印刷データのプリントアウトを行うこ
とができ、ユーザの希望する印刷機能を満足することが
できる他、希望する位置で印刷物を得ることができる。
また、組み換え後のプリントサーバがそのプリンタに適
合したプロトコルで通信を行うことで、プリンタに負担
をかけることなく印刷データのプリントアウトを行わせ
ることができるという効果もある。
【0078】また、請求項2記載の発明によれば、通信
ケーブルに接続されたいずれかのプリンタに障害が発生
したら、障害検出手段がこれを検出し、代替プリンタ判
別手段がこれに代わるプリンタが同一管轄内に存在する
か否かの判別を行うようにした。そして、同一管轄で代
替プリンタが存在しないと判別したときには、管轄変更
手段が他のプリントサーバの管轄するプリンタのうち所
定のものを障害に係わったプリントサーバのプリンタに
組み替えるようにした。このため、それぞれのプリント
サーバが受信した印刷要求あるいは印刷データを無駄に
することなく、管轄のプリンタにプリントアウトを行わ
せることができる。また、プリンタに障害が発生した
ら、各プリントサーバの管轄するプリンタについて管轄
の変更が行われるので、プリントサーバ間の負荷が不均
衡となるのを防止することができ、プリントシステム全
体の効率的な活用を図ることができる。更に、組み換え
後のプリントサーバがそのプリンタに適合したプロトコ
ルで通信を行うことで、プリンタに負担をかけることな
く印刷データのプリントアウトを行わせることができる
という効果もある。
【0079】また、請求項3記載の発明によれば、クラ
イアント側が複数のプリンタをそれらの優先順位と共に
印刷先の候補として指定して印刷データをプリントサー
バに送出し、プリントサーバ側では、これらの候補のう
ち障害検出手段によって障害が検出されたプリンタを除
いた最も優先順位の高いものが自己の管轄外のプリント
サーバに属するか否かを判別することにした。そして、
そのプリンタが自己の管轄外であった場合には、管轄変
更手段を用いて、これを自己の管轄のプリンタとして組
み込むことにした。これにより、印刷データを再度他の
プリントサーバに送出しなおすことなく、同一管轄とな
ったプリンタに送出しプリントアウトさせることができ
る。このため、プリンタの障害発生時にも通信ケーブル
上でのトラヒックを最小に抑えて、かつ短時間で所望の
印刷物を得ることができる。しかも、管轄組み換え後の
プリントサーバがそのプリンタに適合したプロトコルで
通信を行うことで、プリンタに負担をかけることなく印
刷が可能である。
【0080】更に請求項4記載の発明によれば、ワーク
ステーション等のクライアント側が同一のプリントサー
バの管轄する複数のプリンタをそれらの優先順位と共に
印刷先の候補として指定して印刷データをそのプリント
サーバに送出することにした。このため、プリントサー
バ側では、第1のプリンタ選択手段によってこれらのプ
リンタのうちで印刷の実行に障害の生じていない最も高
い優先順位のプリンタを印刷データの送出先として選択
することができる。これにより、プリントシステムにお
ける各プリンタの管轄替えを行うことなく印刷データの
出力が可能になるという効果がある。また、同一管轄の
代替プリンタを得ることができなかった場合には、第2
のプリンタ選択手段を用いて他のプリントサーバの管轄
のプリンタを自己の管轄に編成替えしてこれに印刷デー
タの送出を行うようにした。このため、印刷データを再
度他のプリントサーバに送出することなくプリントアウ
トが可能になり、通信ケーブルのトラヒックを最小限に
して、印刷物を得ることができるという効果がある。
【0081】更に、請求項4記載の発明では、第2のプ
リンタ選択手段によるプリンタの選択に際しては、予め
定めた優先順位に従って他のプリントサーバの管轄のプ
リンタから1つのプリンタを選択するようにしている。
したがって、管轄組み換え後のプリントサーバがそのプ
リンタに適合したプロトコルで通信を行うことで、プリ
ンタに負担をかけることなく印刷データのプリントアウ
トを行わせることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例のプリントシステムの初期的な管轄
状態を表わしたシステム構成図である。
【図2】 本実施例でクライアントとしての機能を有す
るワークステーションの構成の概要を機能的に表わした
ブロック図である。
【図3】 本実施例でワークステーションの回路構成の
概要を表わしたブロック図である。
【図4】 本実施例のプリントサーバの構成の概要を機
能的に表わしたブロック図である。
【図5】 本実施例でプリントサーバの回路構成の概要
を表わしたブロック図である。
【図6】 本実施例のプリンタの構成の概要を機能的に
表わしたブロック図である。
【図7】 本実施例でプリンタの回路構成の概要を表わ
したブロック図である。
【図8】 本実施例で第1のプリンタ接続管理テーブル
の内容を表わした説明図である。
【図9】 本実施例で第2のプリンタ接続管理テーブル
の内容を表わした説明図である。
【図10】 第2のプリンタが第1および第2のプリン
トサーバの共通した管轄となっている場合の第1のプリ
ンタ接続管理テーブルの内容を参考的に表わした説明図
である。
【図11】 本実施例で第1のプリントサーバの管理テ
ーブル部に用意された第1の動的再構成テーブルを示し
た説明図である。
【図12】 本実施例でクライアント側のワークステー
ションが印刷データを送出する際の制御の流れを表わし
た流れ図である。
【図13】 本実施例で印刷データが送られてきた場合
の第1のプリントサーバ側の制御の様子を表わした流れ
図である。
【図14】 図13のステップS205に示した動的再
構成処理を具体的に表わした流れ図である。
【図15】 本実施例でプリントサーバから印刷データ
が送信された場合のプリンタ側の制御の流れを表わした
流れ図である。
【図16】 本発明の第1の変形例におけるプリントシ
ステムの要部を示したシステム構成図である。
【図17】 本発明の第1の変形例におけるクライアン
トが印刷要求を行う際のプリント管理ステーションの制
御の様子を表わした流れ図である。
【図18】 本発明の第1の変形例における通信ケーブ
ルに接続された各プリンタに障害が発生した場合の動的
管理テーブルの変更制御の様子を表わした流れ図であ
る。
【図19】 本発明の第1の変形例におけるプリントサ
ーバからプリンタ障害情報あるいはプリンタ復旧情報が
送られてきた場合のプリント管理ステーションの制御の
流れを表わした流れ図である。
【図20】 本発明の第2の変形例における印刷要求を
受けたプリントサーバの制御の要部を表わした流れ図で
ある。
【図21】 複数台のプリンタをネットワーク上に配置
した従来のプリントシステムの一例を表わしたシステム
構成図である。
【図22】 通信ケーブルにプリンタを直接接続する提
案に沿ったプリントシステムの概要を表わしたシステム
構成図である。
【符号の説明】
11…通信ケーブル、121 〜12N …第1〜第Nのワ
ークステーション(クライアント)、211 …第1のプ
リントサーバ、212 …第2のプリントサーバ、221
…第1のプリンタ、222 …第2のプリンタ、223
第3のプリンタ、31、61…入力部、32…要求解析
部、33…印刷要求制御部、34…データ転送部、3
5、69、91…ネットワーク制御部、36…印刷デー
タ格納部、41、71、101…CPU、43、73…
作業用メモリ、44、74…不揮発性メモリ、46、7
6…磁気ディスク、48、78…キーボード、49、7
9…マウス、52、82…CRT、62…プリンタ構成
登録部、63…管理テーブル部、63D…動的再構成テ
ーブル、63M…プリンタ接続管理テーブル、64…印
刷実行制御部、65…ファイル記憶部、92…印刷部、
93…印刷障害検出部、103…ROM、104…RA
M、106…センサ群、111…プリント管理ステーシ
ョン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ケーブルと、 それぞれ自己の管轄の印刷データをこの通信ケーブルか
    ら取り込む複数のプリントサーバと、 前記通信ケーブルにそれぞれ接続され前記プリントサー
    バのうちの同一管轄のものがこの通信ケーブルに送り出
    した印刷データを取り込んで印刷を行う複数のプリンタ
    と、 前記プリントサーバの障害を検出する障害検出手段と、 この障害検出手段が障害を検出したプリントサーバの管
    轄していたプリンタを他のプリントサーバの管轄に組み
    換える管轄変更手段とを具備することを特徴とするプリ
    ントシステム。
  2. 【請求項2】 通信ケーブルと、 それぞれ自己の管轄の印刷データをこの通信ケーブルか
    ら取り込む複数のプリントサーバと、 前記通信ケーブルにそれぞれ接続され前記プリントサー
    バのうちの同一管轄のものがこの通信ケーブルに送り出
    した印刷データを取り込んで印刷を行う複数のプリンタ
    と、 これらプリンタの障害を検出する障害検出手段と、 この障害検出手段が障害を検出したとき、これに代わる
    プリンタが同一管轄内に存在するか否かの判別を行う代
    替プリンタ判別手段と、 この代替プリンタ判別手段が代替プリンタが存在しない
    と判別したとき他のプリントサーバの管轄するプリンタ
    のうち所定のものを障害に係わったプリントサーバのプ
    リンタに組み替えする管轄変更手段とを具備することを
    特徴とするプリントシステム。
  3. 【請求項3】 通信ケーブルと、 自己の管轄の印刷データとこれに関する印刷先の候補と
    して優先順位を付した複数のプリンタ名とを示したデー
    タをこの通信ケーブルから取り込む複数のプリントサー
    バと、 前記通信ケーブルにそれぞれ接続され前記プリントサー
    バのうちの同一管轄のものがこの通信ケーブルに送り出
    した印刷データを取り込んで印刷を行う複数のプリンタ
    と、 これらプリンタの障害を検出する障害検出手段と、 前記プリントサーバに取り込まれた印刷先の候補のうち
    障害検出手段によって障害が検出されたプリンタを除い
    た最も優先順位の高いものが自己の管轄外のプリントサ
    ーバに属するか否かを判別する管轄外プリンタ判別手段
    と、 この管轄外プリンタ判別手段がそのプリンタが管轄外の
    プリンタであると判別したとき、これを自己の管轄のプ
    リンタとして組み込む管轄変更手段と、 管轄変更されたこのプリンタに印刷データを送出する印
    刷データ送出手段とを具備することを特徴とするプリン
    トシステム。
  4. 【請求項4】 通信ケーブルと、 それぞれ自己の管轄の印刷データをこの通信ケーブルか
    ら取り込む複数のプリントサーバと、 前記通信ケーブルにそれぞれ接続され前記プリントサー
    バのうちの同一管轄のものがこの通信ケーブルに送り出
    した印刷データを取り込んで印刷を行う複数のプリンタ
    と、 前記プリントサーバに同一管轄のプリンタとして複数の
    プリンタが優先順位を異にして指定されたとき、これら
    のうちで印刷の実行に障害の生じていない最も高い優先
    順位のプリンタを印刷データの送出先として選択する第
    1のプリンタ選択手段と、 第1の選択手段によってプリンタの選択が行われなかっ
    たとき、前記プリントサーバ以外のプリントサーバの管
    轄のプリンタを予め定めた優先順位に従って選択する第
    2のプリンタ選択手段と、 第2のプリンタ選択手段によってプリンタが選択された
    とき、そのプリンタを自己のプリントサーバの管轄のプ
    リンタとして再構成する管轄再構成手段と、 前記第2のプリンタ選択手段によって選択されたプリン
    タに印刷データを送出する印刷データ送出手段とを具備
    することを特徴とするプリントシステム。
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