JPH07219624A - プラント監視方法および装置 - Google Patents

プラント監視方法および装置

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JPH07219624A
JPH07219624A JP6012453A JP1245394A JPH07219624A JP H07219624 A JPH07219624 A JP H07219624A JP 6012453 A JP6012453 A JP 6012453A JP 1245394 A JP1245394 A JP 1245394A JP H07219624 A JPH07219624 A JP H07219624A
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JP
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plant
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database
condition
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JP6012453A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Seki
洋 関
Koji Oga
幸治 大賀
Hiroyuki Yuji
弘幸 湯地
Akira Kaji
明 鍛治
Buichi Maruyama
武一 丸山
Masayuki Fukai
雅之 深井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】情報選択用データベースの情報選択等に関する
条件を関連知識を用いて自動的に生成し、プラント状態
の変化に応じて提供情報を自動的に選択する。 【構成】情報選択条件等を生成するのに必要な知識50と
情報選択用データベース310を参照して、情報選択に
必要な条件の生成、修正を行なう。その結果を装置40
により情報選択用データベース310にプラント状態変
化に応じて情報を選択するための条件を自動設定し、情
報選択および情報選択条件修正装置30により、プラン
ト状態変化に応じた情報を自動選択し、運転員の要求に
応じた情報選択により、情報を選択するための条件を修
正する。 【効果】情報選択用データベースの効率的な作成が可能
となり、データベース作成時の負担を軽減することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロセスプラントの監視
方法および装置、特に、プラント運転情報を自動的に提
供するのに必要な情報選択用のデータベースの作成を容
易にしたプラントの監視方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報選択用のデータベースを利用して、
プラント状態変化に応じた情報を自動的に選択するもの
に、特開昭64-82205号「プラント監視装置」に述べられ
たものがある。これは、プラントの各機能の状態変化に
ついての判定条件、その判定条件が成立したときに、ど
のような情報を提供するかを決定するのに必要な情報選
択条件を予め記述しておき、それをもとに情報を選択す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術では、情
報選択用データベースにプラントの機能構成の関係、プ
ラント状態変化判定条件、情報選択条件をプラント監視
制御盤の設計者が予め記述しておく必要がある。
【0004】また、プラント機能が膨大になると情報選
択用データベースへの知識の記述量も膨大になるという
問題点がある。
【0005】さらに、実際にプラント監視制御盤の動作
試験を行い、プラント状態変化に応じて、適切な情報が
選択されることを確認し、記述したプラント状態変化判
定条件、情報選択条件が妥当なものであることを評価す
る必要がある。記述した条件の修正が必要になった場合
には、各条件を修正し、再度、動作試験を行って、適切
な情報が選択されることを確認する必要がある。
【0006】以上のように従来技術においては各条件の
記述、修正に手間がかかるという問題点がある。
【0007】本発明の目的は、プラントの各種機能の状
態変化に応じて提供する情報を選択するのに必要な情報
選択用データベースを自動的に作成するプラント監視方
法および装置を提供することである。
【0008】更に本発明の目的は、作成された情報選択
用データベースの妥当性を確認し、情報選択に必要な条
件を自動的に修正するプラント監視方法および装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のプラント監視方
法は、プラント機能に係る知識を機能ごとに整理して、
各機能をノードに対応づけ、各機能に関する状態変化判
定条件および情報選択条件を自動生成し、対応するノー
ドに割り付けることにより、情報選択用データベースを
生成し、このデータベースを用いて、提供情報を選択・
表示するものである。
【0010】更に本発明のプラント監視方法は、操作履
歴に応じて情報選択条件を修正するものである。
【0011】更に本発明のプラント監視方法は、情報選
択条件を修正できるモードと修正できないモードを切り
替えるものである。
【0012】更に本発明のプラント監視方法は、プラン
トの運転手順書、制御構成、系統構成、および機器構成
のデータベースに基づいて、プラントの機能構成を自動
的に階層的に整理するものである。
【0013】更に本発明のプラント監視方法は、プラン
トデータベースから得られるプロセス量名称を解析し、
各プロセス量に関するデータを情報選択用データベース
内の対応するノードに自動的に設定するものである。
【0014】更に本発明のプラント監視方法は、系統
図、トレンド図、ITV画像の構成情報を参照すること
により、情報選択用データベース内の対応するノードに
関連する系統図、トレンド図、ITV画像を自動的に設
定するものである。
【0015】更に本発明のプラント監視方法は、プラン
ト機能の追加に応じて、情報選択用データベース内に対
応するノードを追加するものである。
【0016】更に本発明のプラント監視方法は、プラン
ト機能の追加、およびプラント状態変化判定条件、情報
選択条件の生成・修正をオフライン入力により実施し、
操作履歴を用いて情報選択条件の修正をオンライン入力
により実施するものである。
【0017】更に本発明のプラント監視方法は、シミュ
レータを用いて、プラント状態変化に応じて選択された
情報が妥当な情報であることを確認する手段と、このプ
ラント状態変化に応じて選択された情報が妥当な情報で
はないと、使用者により判断された場合には、プラント
状態判定条件、または、情報選択条件を修正するもので
ある。
【0018】更に本発明は、運転員に提供する情報の基
となる情報と、プラントの運転手順、設計上の知識、運
転計画上の知識からなる知識と、運転員によって入力さ
れる情報とからなるプラントの機能、構成上の知識、前
記知識を機能ごとに整理して、複数の階層化されたノー
ドを備えたデータベースを作成し、前記プラントの各機
能、構成を前記ノードに対応づけ、各機能に関する状態
変化判定条件、かつ/または情報選択条件を生成し、そ
れらを対応するノードに割り付けることにより、情報選
択用データベースを生成する情報選択条件生成、割付け
装置、このデータベースを用いて、プラントからの情報
を選択・表示する情報選択装置からなる。
【0019】更に本発明は、操作履歴に応じて前記情報
選択条件を修正する装置よりなる。
【0020】
【作用】本発明によれば、プラント機能に係る知識を機
能ごとに整理して、各機能をノードに対応づけ、各機能
に係る状態変化判定条件、および情報選択条件を自動生
成し、対応するノードに割り付けることにより、情報選
択用データベースを生成し、このデータベースを用い
て、提供情報を選択・表示することにより、データベー
スの効率的な作成を計ることができ、データベース作成
時の負担の軽減が可能である。
【0021】更に本発明によれば、プラントの運転手順
書、制御構成、系統構成、および機器構成のデータベー
スを基に、プラントの機能構成を自動的に階層的に整理
することにより、情報選択用データベースで使用するノ
ード構成の効率的な作成ができる。
【0022】更に本発明によれば、プラントデータベー
スから得られるプロセス量名称を解析し、各プロセス量
に関するデータを情報選択用データベース内の対応する
ノードに自動的に設定することにより、ノードに対応す
るプロセス量を設定する手間の省略がはかれる。
【0023】更に本発明によれば、系統図、トレンド
図、ITV画像の構成情報を参照することにより、情報
選択用データベース内の対応するノードに関連する系統
図、トレンド図、ITV画像を自動的に設定することに
より、ノード関連情報を対応するノードに設定する手間
が省略できる。
【0024】更に本発明によれば、操作履歴に応じて情
報選択条件を修正することにより、表示装置に表示され
ている情報を使用者の欲する情報への切り替えができ
る。
【0025】更に本発明によれば、情報選択条件を修正
できるモードと修正できないモードを切り替えることに
より、使用者が情報選択条件を更新したくないときに、
その条件を保持し、装置の動作の信頼性の向上をはかる
ことができる。
【0026】更に本発明によれば、プラント機能の追加
に応じて、情報選択用データベース内にも対応するノー
ドを追加することにより、プラント構成の変化に容易に
対応し、拡張性のある方法を提供できる。
【0027】更に本発明によれば、プラント機能の追
加、およびプラント状態変化判定条件、情報選択条件の
生成・修正をオフライン入力により実施することと、操
作履歴を用いて情報選択条件の修正をオンライン入力に
より実施することにより、使用者が自由に条件の生成・
修正を実施することができる。
【0028】更に本発明によれば、シミュレータを用い
て、プラント状態変化に応じて選択された情報が妥当な
情報であることを確認するとともに、このプラント状態
変化に応じて選択された情報が妥当な情報ではないと、
使用者により判断された場合には、プラント状態判定条
件、または、情報選択条件を修正することにより、本方
法を実際のプラントに実装する前に、安全に、かつ、効
率的に、その方法の検証評価を実施することができる。
【0029】更に本発明によれば、プラントの運転員、
設計者が持つプラント機能に係る知識を機能ごとに整理
して、各機能をノードに対応づけ、各機能に係る状態変
化判定条件、および情報選択条件を自動生成し、対応す
るノードに割り付けることにより、情報選択用データベ
ースを生成し、このデータベースを用いて、提供情報を
選択・表示することにより、データベースの効率的な作
成が可能であり、データベース作成時の負担の軽減をは
かれる。
【0030】更に本発明によれば、操作履歴に応じて情
報選択条件を修正することにより、表示装置に表示され
ている情報を使用者の欲する情報へ切り替えることがで
きる。
【0031】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すプラント監視
装置のブロック図である。プラント監視装置の監視対象
となるプラント10、およびプラント監視装置で使用す
る情報選択用データベースの妥当性を確認するためのプ
ラントシミュレータ20は、情報選択および情報選択条
件修正装置30へそれぞれ自己の情報を提供する。
【0032】この情報選択および情報選択条件修正装置
30は後述するようにプラント10の運転状態の変化に
応じた情報を運転員に提供し、必要があれば情報選択条
件を修正する。情報選択および情報選択条件修正装置3
0は、情報選択用データベース310、情報選択装置3
20、選択履歴データベース330、情報選択条件修正
装置340を備えている。
【0033】情報選択装置320は、情報選択に必要な
知識を格納した情報選択用データベース310およびプ
ラント10の実際の状態、又はプラントシミュレータ2
0により模擬したプラント状態を参照して情報を選択す
るか、あるいは運転員の要求に応じて情報を選択して運
転員に情報を提供し、かつ、選択した情報の履歴を選択
履歴データベース330に出力する。
【0034】情報選択条件修正装置340は、運転員の
要求により選択履歴データベース330に基づいて情報
選択用データベース310内の情報選択条件を修正す
る。情報選択条件割り付け装置40は、情報選択に必要
な条件の生成、修正を自動又は手動で行なうとともに、
その条件を情報選択用データベース310に割り付ける
装置で、機能−ノード割り付け装置410、関連情報割
り付け装置420、プラント状態変化判定条件生成・割
り付け装置430、情報選択条件生成・割り付け装置4
40から構成されている。
【0035】機能−ノード割り付け装置410は、プラ
ントの設計知識および運転手順書からプラントを構成す
るのに必要な機能を抽出したり、あるいは運転員がプラ
ントを構成するのに必要な機能を入力することにより、
情報選択用データベース310の情報の格納単位である
ノードを生成し、機能とノードを1対1に対応させる。
【0036】関連情報割り付け装置420は、機能−ノ
ード割り付け装置410によって情報選択用データベー
ス310に割り付けられた対応するノード内に関連する
情報を割り付ける。プラント状態変化判定条件生成・割
り付け装置430は、関連情報510、運転手順書52
0、運転計画540などの知識50に基づきプラント状
態変化判定条件を生成し、情報選択用データベース31
0に割り付けられた対応するノード内に関連する情報を
割り付ける。
【0037】情報選択条件生成・割り付け装置440
は、情報選択用データベース310に割り付けられたノ
ード内の関連する情報、プラント状態変化判定条件、外
部の関連する情報を参照し、プラント状態の変化判定条
件に対応して関連情報を選択、決定することにより、情
報選択条件を生成し、対応するノードに割り付ける。
【0038】知識50は、関連情報510、運転手順書
520、設計知識530、運転計画540等プラントの
構成および機能に関する情報から構成され、情報選択に
必要な条件の生成、修正を行なう情報選択条件割り付け
装置40を介して情報選択用データベース310に選択
条件等を割り付ける。
【0039】関連情報510は、プラントデータ、図形
データ、音響データ等を運転員に提供する情報のもとと
なる情報である。運転手順書520は、設計知識530
とともに情報選択用データベース310のノード構成を
生成するための知識である。運転計画540は、運転手
順書520、設計知識530とともに情報選択用データ
ベース310の対応するノードにプラント状態の変化判
定条件を生成し、割り付けるのに必要な知識である。
【0040】表示装置610は、情報選択条件などの生
成、割り付けの過程を監視、表示するのに使用される出
力装置である。入力装置710は、情報選択条件などの
生成、割り付けの制御、必要な情報を入力するのに使用
される入力装置である。
【0041】表示装置620は、情報選択装置320に
接続されプラント状態の変化に応じて自動選択される情
報、あるいは運転員の要求に応じて選択される情報を表
示する。入力装置720も、情報選択装置320に接続
され運転員の情報選択に関する要求を入力する。
【0042】表示装置630は、情報選択条件修正装置
340に接続され情報選択用データベース310内の情
報選択条件をオンラインまたはオフラインで修正する過
程を監視するための情報を表示する。入力装置730
は、運転員が情報選択条件を修正するか否かの情報を情
報選択条件修正装置340に対して手動で入力するため
の装置である。
【0043】図2は本発明のプラント監視装置の情報選
択用データベース310へプラント機能および構成を示
す情報から情報選択用データベースの情報の格納単位で
あるノードを生成し、割り付けるのに必要なデータの一
例である。情報選択条件等を生成するのに必要な知識5
0として以下に述べるような運転手順書520に関する
データを用意する。
【0044】運転手順書520:設計知識530ととも
に情報選択用データベース310のノード構成を生成す
るのに必要な知識で、例えば下記するような運転モー
ド、制御機能、手順等からなる。
【0045】運転モード520-a:プラントの計画停
止、定格運転等の運転の目標を示すものである。
【0046】制御機能520-b:各運転モードにおいて
プラントの制御上必要とされる機能で、例えば出力制御
である。
【0047】手順520-c:各制御機能において必要と
されるプラントの機器、設備等の操作手順である。
【0048】その他、必要に応じて補助的な知識を付加
する。
【0049】設計知識530:運転手順書520ととも
に情報選択用データベース310のノード構成を生成す
るのに必要な知識で、例えば下記するような制御機能、
系統構成、機器構成等からなる。
【0050】制御機能530-a:制御機能520-bと同
じものである。
【0051】系統構成530-b:制御機能530-aを達
成するのに使用される系統についての知識で、例えば、
給水系、主蒸気系に関する知識である。
【0052】機器構成530-c:系統構成530-bに示
される各系統を構成する機器についての知識で、例え
ば、タービン駆動ポンプ、モータ駆動ポンプ、主蒸気隔
離弁に関する知識である。
【0053】その他、必要に応じて補助的な知識を付加
する。
【0054】図3は図2に示す知識50を用いて情報選
択用データベース310の骨格構造を形成する機能−ノ
ード割り付け装置410と関連するデータの構成を示す
ブロック図である。
【0055】情報選択条件割り付け装置40は、情報選
択に必要な条件の生成、修正を自動又は手動で行ない、
情報選択用データベース310に割り付ける。機能−ノ
ード割り付け装置410は、プラントの設計知識530
および運転手順書520からプラント10を構成するの
に必要な機能を抽出するか、または運転員がプラントを
構成するのに必要な機能を入力装置710を用いて入力す
ることにより、情報選択用データベース310の情報の
格納単位であるノードを生成し、機能とノードを1対1
に対応させる。
【0056】情報選択用データベース310は、情報選
択に必要な知識を格納したデータベースで、複数階層の
ノード、例えば運転モード、制御機能、機器から構成さ
れている。以下に具体的なノードを列記する。
【0057】計画停止3110:情報選択用データベー
ス310に運転モードの階層のノードとして割り付けら
れるノードの例である。
【0058】出力制御3120:情報選択用データベー
ス310に制御機能の階層のノードとして割り付けられ
るノードの例である。
【0059】給水制御3130:情報選択用データベース3
10に制御機能の階層のノードとして割り付けられるノ
ードの例である。
【0060】給水系3140:情報選択用データベース
310に系統の階層のノードとして割り付けられるノー
ドの例である。
【0061】タービン駆動給水ポンプ3150:情報選
択用データベース310に機器の階層のノードとして割
り付けられるノードの例である。
【0062】弁3160:情報選択用データベース31
0に機器の階層のノードとして割り付けられるノードの
例である。
【0063】その他、必要に応じて、それぞれの階層に
ノードを割り付ける。
【0064】情報選択条件などの生成、割り付けの過程
を監視は、表示装置610で行なわれ、情報選択条件な
どの生成、割り付けの制御、必要な情報の入力は、入力
装置710を利用して手動で行なわれる。
【0065】図4は図3に示した実施例の機能−ノード
割り付け装置410による情報選択用データベース31
0の骨格構造を作る処理のフローチャートである。
【0066】まず、運転手順書520のデータから運転
モードを抽出して、運転モードの階層のノードを設定す
る(4100-a)。
【0067】次に、運転手順書520のデータから各運
転モードで必要な制御機能を抽出し、制御機能の階層の
ノードを設定する(4100-b)。
【0068】さらに、設計知識530から各制御機能に
必要な系統を抽出、系統の階層のノードを設定する(4
100-c)。
【0069】そして、設計知識530から各系統に必要
な機器を抽出し、機器の階層のノードを設定する(41
00-d)。
【0070】以上の処理により、運転手順書、設計知識
等に基づいて自動的に情報選択用データベース310の
情報の格納単位であるノードを生成し、このデータベー
スにノードを割り付け、データベースの骨格構造を形成
する。また、上記処理とは別に、表示装置610と入力
装置710を利用して手動で情報選択用データベース3
10の骨格構造を形成することができる。
【0071】図5は情報選択用データベース310の各
ノードに格納する関連情報510のデータの構成を示す
図である。先に説明したように関連情報510は、プラ
ントデータ、図形データ、音響データ等、運転員に提供
する情報のもととなる情報であり、それぞれの情報は下
記のように構成されている。
【0072】プラントデータ5110は、プラント設計
時に作成したプラントのプロセス量の入力点(5110-
a)、名称(5110-b)、単位(5110-c)、アナログ量
かディジタル量かの区分(5110-d)、アナログ量の場
合、その上限値(5110-e)、下限値(5110-f)、そ
れらのアナログ量、ディジタル量の標準値(5110-g)
などを含む。
【0073】図形データ5120は、運転員に提供する
表示画面用に作成した図形データとして、系統図、トレ
ンド図やITV画像についてのデータである。これは、
系統図、トレンド図、ITV画像などの種別(5120-
a)、その画面データに固有の番号(5120-b)、画面の
名称(5120-c)、表示される画面中の設備、機器など
の構成要素(5120-d)などを含む。
【0074】音響データ5130は、運転員に提供する
現場音などのデータである。これは、提供する現場音に
関する番号(5130-a)、名称(5130-b)などを含
む。
【0075】以上のデータの他、関連する情報として運
転員に提供すべき情報を含むデータを必要に応じて用意
する。
【0076】図6は図3に示した機能−ノード割り付け
装置410を用いて作成した情報選択用データベース3
10の骨格構造と、図5に示した関連情報510とを用
いて、情報選択用データベース310内の各ノードに対
応する関連情報を割り付ける関連情報割り付け装置42
0と、関連するデータの構成を示すブロック図である。
【0077】関連情報510は、情報選択条件等を生成
するのに必要な知識50のうち図5で説明した関連情報
割り付け装置420で使用される。関連情報割り付け装
置420は、機能−ノード割り付け装置410によって
情報選択用データベース310に割り付けられた対応す
るノード内に関連情報を割り付ける。
【0078】データ名称解釈部4210は、関連情報5
10と情報選択用データベース310を参照して、デー
タ名称を解釈し、情報選択用データベース310内で個
々の関連情報に対応するノード名称を算出する。データ
割り付け部4220は、個々の関連情報を情報選択用デ
ータベース310内の対応するノードに格納する。例え
ば、給水系に関する系統図SYS002と給水流量に関
するトレンド図TRN003および給水流量のアナログ
値などを給水系のノード3140に格納する。
【0079】図7は情報選択用データベース310の各
ノードに関連情報を割り付ける関連情報割り付け装置4
20の処理のフローチャートで、次のステップを実行す
る。
【0080】ステップ(4200-a):プラントのデータ
ベースにあるプロセス量名称を解析する。
【0081】ステップ(4200-b):解析した内容をも
とに情報選択用データベース310のノード名称の一部
分が一致するものがあれば、そのプロセス量に関するデ
ータを対応するノードに割り付ける。
【0082】ステップ(4200-c):図形データベース
にある図形データ名称および図形構成情報を解析する。
【0083】ステップ(4200-d):解析した内容をも
とに情報選択用データベース310の各ノードに割り付
けられたプロセス量に関わる図形データを対応するノー
ドに割り付ける。
【0084】ステップ(4200-e):音響データベース
にある音響データ名称を解析する。
【0085】ステップ(4200-f):処理ステップ42
00-dと同じように情報選択用データベース310の各
ノードに割り付けられたプロセス量に関する音響データ
を対応するノードに割り付ける。
【0086】この他の関連情報のデータも上記処理に従
って、情報選択用データベース310内の対応するノー
ドに割り付けられる。また、上記処理とは別に表示装置
610と入力装置710を利用して手動で情報選択用デ
ータベース310に関連情報のデータを割り付けること
も可能である。
【0087】図8はプラント状態の変化判定条件の生成
に必要なデータの構成を示すもので、下記のようなプラ
ントデータ510、運転手順書520、運転手順書52
0、運転計画540等から構成される。
【0088】プラントデータ510:図5に示すものと
同一のデータである。
【0089】運転手順書520:図2に示すものと同一
のデータである。
【0090】運転計画540:計画停止、定格運転など
の運転モードに応じた、プロセス量の大きさの時間に対
する変化(540-a〜540-cに示す曲線)や各種設備や
機器の起動・停止の時刻に関するデータである。
【0091】その他、必要に応じて、プラント状態変化
判定条件の生成に必要なデータを用意する。
【0092】図9は情報選択用データベース310の各
ノードに対応するプラント状態変化判定条件を割り付け
るプラント状態変化判定条件生成・割り付け装置430
と関連データの構成を示すブロック図である。
【0093】プラント状態変化判定条件生成・割り付け
装置430は、プロセス量名称読み込み部4310、手
順書データ読み込み部4320、計画曲線読み込み部4
330、状態変化判定条件生成・割り付け部4340か
ら構成され、関連情報、運転手順書、運転計画などの知
識からプラント状態変化判定条件を生成し、情報選択用
データベース310に割り付けられた対応するノード内
に関連情報を割り付ける。判定条件生成・割り付け装置
430の動作は下記の通りである。
【0094】プロセス量名称読み込み部4310:情報
選択用データベース310内にある各ノードのプロセス
量の名称を読み込み、プラントデータベース5110に
格納されている同じプロセス量の名称の制限値等と比較
する。
【0095】手順書データ読み込み部4320:手順書
データを読み込み、機器起動時刻などを参照する。
【0096】計画曲線読み込み部4330:運転計画曲
線を読み込み、時刻に対応したプロセス量の関数を読み
込む。
【0097】状態変化判定条件生成・割り付け部434
0:プロセス量変化に対応するプラント状態変化判定条
件を生成し、対応するノードに割り付ける。
【0098】以上の装置により、例えば、プラント状態
変化判定条件として、記号p1には出力に関する条件を
出力>120%、記号r1には弁Aに関する条件を時刻t1±
Δtに弁Aが開いていなかった場合に、Not(弁A開 at t
1±Δt)、記号s1には給水流量が500t(t/h)から500t+1
0(t/h)の範囲内にない場合に、Not(500t<給水流量<500t
+10)、などを対応する給水系のノード3140に設定す
る。
【0099】図10は図9に示す情報選択用データベー
ス310の各ノードにプラント状態変化判定条件を割り
付けるプラント状態変化判定条件生成・割り付け装置4
30の処理のフローチャートで、次のステップから構成
される。
【0100】ステップ(4300-a):情報選択用データ
ベース内にある各ノードのプロセス量の名称を読み込
み、プラントデータベースに格納されている制限値など
と比較する。
【0101】ステップ(4300-b):格納されているプ
ロセス量に係わるプラント状態変化判定条件を生成し、
対応するノードに割り付ける。
【0102】ステップ(4300-c):手順書データを読
み込み、機器起動時刻などを参照する。
【0103】ステップ(4300-d):手順に応じたプラ
ント状態変化判定条件を生成し、対応するノードに割り
付ける。
【0104】ステップ(4300-e):計画曲線を読み込
み、時刻に対応したプロセス量の関数を読み込む。
【0105】ステップ(4300-f):プロセス量変化に
係わるプラント状態変化判定条件を生成し、対応するノ
ードに割り付ける。
【0106】この他のプラント状態変化判定条件も上記
処理に従って、情報選択用データベース310内の対応
するノードに割り付ける。また、上記処理とは別に、表
示装置610と入力装置710を利用して手動で情報選
択用データベース310にプラント状態変化判定条件を
割り付けることも可能である。
【0107】図11は情報選択条件の生成に必要なデー
タの例である。
【0108】機能−ノード割り付け装置410、関連情
報割り付け装置420およびプラント状態変化判定条件
割り付け装置430によって情報選択用データベース3
10に情報選択条件の生成に必要なデータを割り付け
る。例えば、給水系のノード3140には、関連する情
報として、給水系に関する系統図SYS002と給水流
量に関するトレンド図TRN003および給水流量のア
ナログ値A004を与える。
【0109】さらに、プラント状態変化判定条件とし
て、記号p1には出力に関する条件を出力>120%、記号
r1には弁Aに関する条件を時間t1±Δtに弁が開いて
いなかった場合に、Not(弁A開 at t1±Δt)、記号s1
には給水流量が500t(t/h)から500t+10(t/h)の間にない
場合に、Not(500t<給水流量<500t+10)などと設定する。
【0110】図12は情報選択用データベース310の
各ノードに情報選択条件を割り付ける情報選択条件生成
・割り付け装置と関連データのブロック図である。
【0111】情報選択条件生成・割り付け装置440
は、下記するように判定条件読み込み部4410、関連
情報参照部4420、情報選択条件生成・割り付け部4
430から構成され、情報選択用データベース310に
割り付けられたノード内の関連情報、プラント状態変化
判定条件、外部の関連情報を参照して、プラント状態変
化判定条件に対応して選択する関連情報を決定すること
により、情報選択条件を生成し、対応するノードに割り
付ける。
【0112】判定条件読み込み部4410:情報選択用
データベース310のノードを参照し、該ノードに格納
されているプラント状態変化判定条件を読み込む部分で
ある。
【0113】関連情報参照部4420:情報選択用デー
タベース310のノードを参照し、該ノードに格納され
ている関連情報を読み込む。
【0114】情報選択条件生成・割り付け部4430:
個々のプラント状態変化判定条件に対応する関連情報を
関連情報510に格納されている図形構成情報などを参
照して情報選択条件を生成して、対応するノードに情報
選択条件を割り付ける。
【0115】以上の装置により例えば、情報選択用デー
タベース310の給水系のノード3140に情報選択条
件として、r1が成立したら、系統図SYS002を選
択するという条件を「if r1成立 then SYS002選
択」のように記述する。
【0116】図13は情報選択条件生成・割り付け装置
440の情報選択条件生成・割り付け処理のフローチャ
ートで、次のステップを実行する。
【0117】ステップ(4400-a):情報選択条件生成
・割り付け装置440において、情報選択用データベース
310内のノードを一つ選択する。
【0118】ステップ(4400-b):選択したノードに
格納されているプラント状態変化判定条件を読み込む。
【0119】ステップ(4400-c):このノードに格納
されている関連情報を読み込む。
【0120】ステップ(4400-d):個々のプラント状
態変化判定条件に対応する関連情報を関連情報510に
格納されている図形構成情報などを参照して、情報選択
条件を生成する。
【0121】ステップ(4400-e):対応するノードに
情報選択条件を割り付ける。
【0122】ステップ(4400-f):以上の処理を全ノ
ードについて繰り返す。
【0123】以上説明した実施例の装置、方法により、
プラント状態変化に応じた運転員への情報の提供に必要
な情報選択条件を自動的に生成し、情報選択用データベ
ースに設定する。また、上記処理とは別に、表示装置6
10と入力装置710を利用して手動で情報選択用デー
タベース310にプラント状態変化判定条件を割り付け
ることも可能である。
【0124】図14は情報選択装置、周辺装置、および
関連データの構成を示すブロック図である。この情報選
択装置320は、プラント状態監視・情報選択部321
0と運転員要求対応情報選択部3220からなってい
る。プラント状態監視情報選択部3210は、実プラン
ト10あるいはプラントシミュレータ20によるプラン
ト状態の変化を情報選択用データベース310のノード
に格納されているプラント状態変化判定条件を判定する
ことにより、条件が成立するかどうか判定する。もし、
条件が成立するならば、情報選択条件を参照して選択し
た情報を表示装置620及び選択履歴データベース33
0に出力する。条件が成立しなければ、次のノードのプ
ラント状態変化判定条件を監視する。以上の監視を全ノ
ードにつき周期的に実施する。
【0125】運転員要求対応情報選択部3220は、入
力装置720からの運転員の要求である入力命令を受信
し、入力命令に対応する情報をプラント情報と情報選択
用データベース310を参照することにより選択し、表
示装置620、選択履歴データベース330に出力す
る。
【0126】図15は図14のプラント状態監視情報選
択部3210のプラント状態変化に応じた情報自動選択
の処理のフローチャートで、次のステップから構成され
る。
【0127】ステップ(3210-a):一つのノードに格
納されているプラント状態変化判定条件を判定する。
【0128】ステップ(3210-b-Yes):前ステップで
の条件が成立するか否かをみて、成立するならば、情報
選択条件を参照して情報を選択し、その情報を表示装置
620および選択履歴データベース330に出力する。
【0129】ステップ(3210-b-No):上記条件が成
立しなければ、次のノードについて上記と同一の処理を
実施し、その処理を情報選択用データベース310に格
納される全ノードについて実施する(3210-d)。
【0130】以上の処理を周期的に実施することによ
り、プラント状態変化に応じた情報選択を実現する。
【0131】図16は図14の運転員要求対応情報選択
部3220からの運転員要求に対応した情報自動選択の
処理のフローチャートで、次のステップから構成され
る。
【0132】ステップ(3220-a):まず、入力装置72
0からの運転員の要求である入力命令を受信する。
【0133】ステップ(3220-b):命令文字列よりノ
ード名関連部分を抽出する。
【0134】ステップ(3220-c):情報選択用データ
ベース内のノードを特定する。
【0135】ステップ(3220-d):特定したノード内
の情報選択条件を参照して運転員の要求する情報を選択
する。
【0136】ステップ(3220-e):選択した情報を表
示装置620、選択履歴データベース330に出力する。
【0137】図17は命令文字列の一例を示す。この例
では命令文字列は、運転モードまたは制御機能あるいは
系統の名称と制御機能または系統あるいは機器の名称の
組合せと、必要な情報の種類と、引数の名称の組合せか
らなり、系統名として給水系(7200-a)、機器名とし
てタービン駆動給水ポンプ(7200-b)、必要な情報の
種類としてプロセス量の値を示すprocess(7200-
c)、引数名として流量(7200-d)を示している。
【0138】図18には情報選択用データベース310
から選択した情報の選択履歴に関する選択履歴データベ
ース330の構成の一例を示す。選択履歴データには、
成立したプラント状態変化の判定条件の記号(例えば、
s1,3300-a)、自動選択した情報(例えば、給水
系系統図,3300-b)、s1の成立した時点で運転員
要求により選択した情報(例えば、給水流量トレンド
図,3300-c)などを記述する。
【0139】図19は情報選択条件修正装置340と関
連データの構成のブロック図を示すものである。情報選
択装置340は、オンライン/オフライン修正受け付け
部3410と情報選択用データ修正部3420とから構
成される。オンライン/オフライン修正受け付け部34
10は、プラント監視装置の使用者から入力装置730
を介して、情報選択用データベース310内の情報選択
条件をオンラインまたはオフラインで修正することが可
能にする。
【0140】情報選択用データ修正部3420は、選択
履歴データベース330および情報選択用データベース
310を参照することにより情報選択条件を修正する。
【0141】図20は情報選択条件修正装置340の処
理のフローチャートを示し、下記のステップからなる。
【0142】ステップ(3400-a):選択履歴データベ
ースより、選択履歴データを読み込む。
【0143】ステップ(3400-b):自動選択した情報
と運転員の要求により選択した情報を比較する。
【0144】前記ステップでの比較の結果、一致してい
ればステップ(3400-c-No)へ行き、次の選択履歴デ
ータを読み込み上記と同一の処理を繰り返す。
【0145】比較の結果、一致していなければステップ
(3400-c-Yes)へ行き、情報選択用データベース31
0内の対応ノードに格納されている情報選択条件を修正
する(ステップ3400-d)。
【0146】次の、選択履歴データがあればステップ
(3400-e-No)へ行き、上記処理を繰り返す。
【0147】次の選択履歴データがなければステップ
(3400-e-Yes)へ行き、処理を終了する。なお、上記
処理はオンライン/オフライン修正受付部3410から
情報選択用データベース310内の情報選択条件をオン
ラインまたはオフラインで修正することを許可すること
により実施される。
【0148】以上述べた本発明の実施例によれば、以下
の如き効果がある。
【0149】(イ)本実施例によれば、プラント機能に
係る知識を機能ごとに整理して、各機能をノードに対応
づけ、各機能に係る状態変化判定条件、及び情報選択条
件を自動生成し、対応するノードに割り付けることによ
り、情報選択用データベースを生成し、このデータベー
スを用いて、提供情報を選択・表示することにより、デ
ータベースを効率的に作成することができ、データベー
ス作成時の負担を軽減できる。
【0150】(ロ)手順書、制御構成、系統構成、並び
に機器構成のデータベースを基に、プラントの機能構成
を自動的に階層的に整理することにより、情報選択用デ
ータベースで使用するノード構成の効率的な作成をする
ことができる。
【0151】(ハ)プラントデータベースから得られる
プロセス量名称を解析し、各プロセス量に関するデータ
を情報選択用データベース内の対応するノードに自動的
に設定することにより、ノードに対応するプロセス量を
設定する手間を省略することができる。
【0152】(ニ)系統図、トレンド図、ITV画像の
構成情報を参照することにより、情報選択用データベー
ス内の対応するノードに関連する系統図、トレンド図、
ITV画像を自動的に設定することにより、ノード関連
情報を対応するノードに設定する手間を省略することが
できる。
【0153】(ホ)操作履歴に応じて情報選択条件を修
正することにより、表示装置に表示されている情報を使
用者の欲する情報への切り替えをすることができる。
【0154】(ヘ)情報選択条件を修正できるモードと
修正できないモードを切り替えることにより、使用者が
情報選択条件を更新したくないときに、その条件を保持
し、装置の動作の信頼性を向上することができる。
【0155】(ト)プラント機能の追加に応じて、情報
選択用データベース内にも対応するノードを追加するこ
とにより、プラント構成の変化に容易に対応し、拡張性
のある装置の提供をすることができる。
【0156】(チ)プラント機能の追加、及びプラント
状態変化判定条件、情報選択条件の生成・修正をオフラ
イン入力により実施することと、操作履歴を用いて情報
選択条件の修正をオンライン入力により実施することに
より、使用者が自由に条件の生成・修正を実施すること
ができる。
【0157】(リ)シミュレータを用いて、プラント状
態変化に応じて選択された情報が妥当な情報であること
を確認することと、このプラント状態変化に応じて選択
された情報が妥当な情報ではないと、使用者により判断
された場合には、プラント状態判定条件、または、情報
選択条件を修正することにより、本方式あるいは本方式
による装置を実際のプラントに実装する前に、安全に、
かつ、効率的に、その方法あるいは装置を検証評価する
ことができる。
【0158】
【発明の効果】本発明によれば、プラント機能に係る知
識を機能ごとに整理して、各機能をノードに対応づけ、
各機能に係る状態変化判定条件、および情報選択条件を
自動生成し、対応するノードに割り付けることにより、
情報選択用データベースを生成し、このデータベースを
用いて、提供情報を選択・表示することにより、情報選
択用データベースの効率的な作成をはかれ、データベー
ス作成時の負担を軽減することができる。
【0159】更に本発明によれば、手順書、及び制御構
成、並びに系統構成、並びに機器構成のデータベースを
基に、プラントの機能構成を自動的に階層的に整理する
ことにより、情報選択用データベースで使用するノード
構成を効率的に作成することができる。
【0160】更に本発明によれば、プラントデータベー
スから得られるプロセス量名称を解析し、各プロセス量
に関するデータを情報選択用データベース内の対応する
ノードに自動的に設定することにより、ノードに対応す
るプロセス量を設定する手間を省略することができる。
【0161】更に本発明によれば、系統図、トレンド
図、ITV画像の構成情報を参照することにより、情報
選択用データベース内の対応するノードに関連する系統
図、トレンド図、ITV画像を自動的に設定することに
より、ノード関連情報を対応するノードに設定する手間
を省略することができる。
【0162】更に本発明によれば、操作履歴に応じて情
報選択条件を修正することにより、表示装置に表示され
ている情報を使用者の欲する情報への切り替えをするこ
とができる。
【0163】更に本発明によれば、情報選択条件を修正
できるモードと修正できないモードを切り替えることに
より、使用者が情報選択条件を更新したくないときに、
その条件を保持し、装置の動作の信頼性を向上すること
ができる。
【0164】更に本発明によれば、プラント機能の追加
に応じて、情報選択用データベース内にも対応するノー
ドを追加することにより、プラント構成の変化に容易に
対応し、拡張性のある装置の提供をすることができる。
【0165】更に本発明によれば、プラント機能の追
加、及びプラント状態変化判定条件、情報選択条件の生
成・修正をオフライン入力により実施することと、操作
履歴を用いて情報選択条件の修正をオンライン入力によ
り実施することにより、使用者が自由に条件の生成・修
正を実施する装置を提供することができる。
【0166】更に本発明によれば、シミュレータを用い
て、プラント状態変化に応じて選択された情報が妥当な
情報であることを確認することと、そのプラント状態変
化に応じて選択された情報が妥当な情報ではないと、使
用者により判断された場合には、プラント状態判定条
件、または、情報選択条件を修正することにより、本方
式あるいは本方式による装置を実際のプラントに実装す
る前に、安全、かつ、効率的にその方法あるいは装置の
検証評価をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一実施例を示すプラント監視装置
のブロック図である。
【図2】図1に示した機能-ノードの割り付けに必要な
データの一例である。
【図3】図1に示した情報選択用データベースの骨格構
造を形成する機能-ノード割り付け装置と関連データの
構成のブロック図である。
【図4】図1に示した情報選択用データベースの骨格構
造を形成する処理のフローチャートである。
【図5】図1に示した関連情報データの詳細な構成図で
ある。
【図6】図1に示した各ノードに関連情報を割り付ける
関連情報割り付け装置と関連データの構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】図6に示した各ノードに関連情報を割り付ける
関連情報割り付け装置の処理のフローチャートである。
【図8】図1におけるプラント状態変化判定条件の生成
に必要なデータの構成を示す図である。
【図9】図1における各ノードにプラント状態変化判定
判定条件を割り付けるプラント状態変化判定条件生成・
割り付け装置と関連データの構成のブロック図である。
【図10】図9の各ノードにプラント状態変化判定条件
を割り付けるプラント状態変化判定条件生成・割り付け
装置の処理のフローチャートである。
【図11】図1に示した情報選択条件の生成に必要なデ
ータの例である。
【図12】図1に示した各ノードに情報選択条件を割り
付ける情報選択条件生成・割り付け装置と関連データの
ブロック図である。
【図13】図12の情報選択条件生成・割り付け装置の
情報選択条件生成・割り付けの処理のフローチャートで
ある。
【図14】図1の情報選択装置及び周辺装置、並びに関
連データの構成のブロック図である。
【図15】図1のプラント状態変化に応じた情報自動選
択の処理のフローチャートである。
【図16】図1の運転員要求に対応した情報自動選択の
処理のフローチャートである。
【図17】図1の命令文字列の例である。
【図18】図1に示した選択履歴データベースの一構成
例である。
【図19】図1に示した情報選択条件修正装置と関連デ
ータの構成のブロック図である。
【図20】図19の情報選択条件修正装置の処理のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10…プラント、20…プラントシミュレータ、30…情報選
択及び情報選択条件修正装置、310…情報選択用データ
ベース、320…情報選択装置、330…選択履歴データベー
ス、340…情報選択条件修正装置、40…情報選択条件生
成・修正・割り付け装置、410…機能-ノード割り付け装
置、420…関連情報割り付け装置、430…プラント状態変
化判定条件生成・割り付け装置、440…情報選択条件生
成・割り付け装置、50…情報選択条件等を生成するのに
必要な知識、510…関連情報、520…運転手順書、530…
設計知識、540…運転計画、610…表示装置、710…入力
装置、620…表示装置、720…入力装置、630…表示装
置、730…入力装置。
フロントページの続き (72)発明者 鍛治 明 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 丸山 武一 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作大みか工場内 (72)発明者 深井 雅之 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転員およびプラント設計者が持つプラ
    ントの機能、構成に関する知識を機能ごとに整理して、
    複数の階層化されたノードを備えたデータベースを作成
    し、前記各機能、構成を前記ノードに対応づけ、各機能
    に関する状態変化判定条件、かつ/または情報選択条件
    を生成し、それらを対応するノードに割り付けることに
    より、情報選択用データベースを生成し、このデータベ
    ースを用いて、プラントからの情報を選択・表示するこ
    とを特徴とするプラント監視方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプラント監視方法におい
    て、操作履歴に応じて情報選択条件を修正することを特
    徴とするプラント監視方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のプラント監視方法におい
    て、情報選択条件を修正できるモードと修正できないモ
    ードを備えるプラント監視方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のプラント監視方法におい
    て、プラントの操作手順書、制御構成、系統構成、およ
    び機器構成のデータベースに基づき、プラントの機能構
    成を自動的に階層的に整理することを特徴とするプラン
    ト監視方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のプラント監視方法におい
    て、プラントデータベースから得られるプロセス量名称
    を解析し、各プロセス量に関するデータを情報選択用デ
    ータベース内の対応するノードに自動的に設定すること
    を特徴とするプラント監視方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のプラント監視方法におい
    て、系統図、トレンド図、ITV画像の構成情報を参照
    することにより、情報選択用データベース内の対応する
    ノードに関連する系統図、トレンド図、ITV画像を自
    動的に設定することを特徴とするプラント監視方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のプラント監視方法におい
    て、プラント機能の追加に応じて、情報選択用データベ
    ース内にも対応するノードを追加することを特徴とする
    プラント監視方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のプラント監視方法におい
    て、プラント機能の追加、及びプラント状態変化判定条
    件、情報選択条件の生成・修正をオフライン入力により
    実施するとともに、操作履歴を用いて情報選択条件の修
    正をオンライン入力により実施することを特徴とするプ
    ラント監視方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のプラント監視方法におい
    て、シミュレータを用いてプラント状態変化に応じて選
    択された情報が妥当な情報であることを確認するととも
    に、このプラント状態変化に応じて選択された情報が妥
    当な情報ではないと、使用者により判断された場合に
    は、プラント状態判定条件、または、情報選択条件を修
    正することを特徴とするプラント監視方法。
  10. 【請求項10】 運転員に提供する情報の基となる情
    報、たとえばプラントデータ、図形データ、音響データ
    と、プラントの運転手順、設計上の知識、運転計画上の
    知識からなる知識と、運転員によって入力される情報と
    からなるプラントの機能、構成上の知識;前記知識を機
    能ごとに整理して、複数の階層化されたノードを備えた
    データベースを作成し、前記プラントの各機能、構成を
    前記ノードに対応づけ、各機能に関する状態変化判定条
    件、かつ/または情報選択条件を生成し、それらを対応
    するノードに割り付けることにより、情報選択用データ
    ベースを生成する情報選択条件生成、割付け装置;この
    データベースを用いて、プラントからの情報を選択・表
    示する情報選択装置を備えたことを特徴とするプラント
    監視装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のプラント監視装置に
    おいて、操作履歴に応じて情報選択条件を修正する情報
    選択条件修正装置を備えたことを特徴とするプラント監
    視装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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