JPH07219597A - ピッチ変換装置 - Google Patents
ピッチ変換装置Info
- Publication number
- JPH07219597A JPH07219597A JP6009613A JP961394A JPH07219597A JP H07219597 A JPH07219597 A JP H07219597A JP 6009613 A JP6009613 A JP 6009613A JP 961394 A JP961394 A JP 961394A JP H07219597 A JPH07219597 A JP H07219597A
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- JP
- Japan
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- voice
- pitch
- linear prediction
- residual signal
- input
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピッチを変えても音質の劣化を少なくする。
【構成】 音声入力手段1と、ピッチ変換率入力手段2
と、入力された音声を線形予測分析して線形予測係数を
求める線形予測分析手段3と、得られた線形予測係数と
入力された音声信号から残差信号を計算する逆フィルタ
4と、この残差信号を補間多項式によって補間し、ピッ
チ変換率入力手段で入力したピッチの変換率によって、
サンプリング周波数を調整しながら再サンプリングを行
なう残差信号再サンプリング手段5と、再サンプリング
された残差信号と線形予測係数とを用いて音声を合成す
る合成フィルタ6と、合成した音声を入力時と同じサン
プリング周波数で出力する合成音声出力手段7とを備え
る。
と、入力された音声を線形予測分析して線形予測係数を
求める線形予測分析手段3と、得られた線形予測係数と
入力された音声信号から残差信号を計算する逆フィルタ
4と、この残差信号を補間多項式によって補間し、ピッ
チ変換率入力手段で入力したピッチの変換率によって、
サンプリング周波数を調整しながら再サンプリングを行
なう残差信号再サンプリング手段5と、再サンプリング
された残差信号と線形予測係数とを用いて音声を合成す
る合成フィルタ6と、合成した音声を入力時と同じサン
プリング周波数で出力する合成音声出力手段7とを備え
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声編集合成装置や、
音質変換装置など、音声の高さやアクセントを変更した
りするためのピッチ変換装置に関する。
音質変換装置など、音声の高さやアクセントを変更した
りするためのピッチ変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のピッチ変換装置は、テー
プレコーダーの回転数を変えたり、D/A変換する時の
サンプリング周波数を変えたりすることによって、声の
高さを調整している。
プレコーダーの回転数を変えたり、D/A変換する時の
サンプリング周波数を変えたりすることによって、声の
高さを調整している。
【0003】このように、上記従来の装置でも、再生ス
ピードを調整することにより所望の高さに音声を変換す
ることができる。
ピードを調整することにより所望の高さに音声を変換す
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のピッチ変換装置では、音声そのものの再生スピード
を変えるため、音声のスペクトル構造が崩れ、音声の個
人性はおろか、明瞭性までも低下してしまうという問題
があった。
来のピッチ変換装置では、音声そのものの再生スピード
を変えるため、音声のスペクトル構造が崩れ、音声の個
人性はおろか、明瞭性までも低下してしまうという問題
があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、声の高さを変えても音質の劣化の少ないピッチ変換
装置を提供することを目的とするものである。
で、声の高さを変えても音質の劣化の少ないピッチ変換
装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、音声入力手段と、ピッチ変換率入力手段
と、入力された音声を線形予測分析して線形予測係数を
求める線形予測分析手段と、得られた線形予測係数と入
力された音声信号から残差信号を計算する逆フィルタ
と、この残差信号を補間多項式によって補間し、ピッチ
変換率入力手段で入力したピッチの変換率によって、サ
ンプリング周波数を調整しながら再サンプリングを行な
う残差信号再サンプリング手段と、再サンプリングされ
た残差信号と線形予測係数とを用いて音声を合成する合
成フィルタと、合成した音声を入力時と同じサンプリン
グ周波数で出力する合成音声出力手段とを備えたもので
ある。
成するために、音声入力手段と、ピッチ変換率入力手段
と、入力された音声を線形予測分析して線形予測係数を
求める線形予測分析手段と、得られた線形予測係数と入
力された音声信号から残差信号を計算する逆フィルタ
と、この残差信号を補間多項式によって補間し、ピッチ
変換率入力手段で入力したピッチの変換率によって、サ
ンプリング周波数を調整しながら再サンプリングを行な
う残差信号再サンプリング手段と、再サンプリングされ
た残差信号と線形予測係数とを用いて音声を合成する合
成フィルタと、合成した音声を入力時と同じサンプリン
グ周波数で出力する合成音声出力手段とを備えたもので
ある。
【0007】本発明はまた、上記構成に加え、音声の時
間長を調整する手段を備えたものである。
間長を調整する手段を備えたものである。
【0008】
【作用】本発明は、上記のような構成により次の様な作
用を有する。すなわち、一般に音声を線形予測分析を行
なうと、音声のスペクトル情報を有する線形予測係数
と、音声の高さを決めるピッチ情報を含む残差信号に分
離される。そのため、音声入力手段で入力した音声信号
を線形予測分析手段で線形予測分析を行ない、線形予測
係数を計算し、さらに逆フィルタで入力音声信号と計算
された線形予測係数とを用いて残差信号を求め、この残
差信号を、ピッチ変換率入力手段で入力されたピッチ変
換率をもとに、残差再サンプリング手段でピッチを低く
する場合には、サンプリング周波数を実際のサンプリン
グ周波数よりも大きくし、ピッチを高くする場合には実
際のサンプリング周波数よりも小さいサンプリング周波
数で再サンプリングし、残差信号の形状を変えずにサン
プル数を増加させ、それを合成フィルタで、線形予測分
析手段で計算された線形予測係数を用いて音声に合成
し、入力音声のサンプリング周波数と同じサンプリング
周波数で出力することにより、ピッチが変換された音声
が出力される。
用を有する。すなわち、一般に音声を線形予測分析を行
なうと、音声のスペクトル情報を有する線形予測係数
と、音声の高さを決めるピッチ情報を含む残差信号に分
離される。そのため、音声入力手段で入力した音声信号
を線形予測分析手段で線形予測分析を行ない、線形予測
係数を計算し、さらに逆フィルタで入力音声信号と計算
された線形予測係数とを用いて残差信号を求め、この残
差信号を、ピッチ変換率入力手段で入力されたピッチ変
換率をもとに、残差再サンプリング手段でピッチを低く
する場合には、サンプリング周波数を実際のサンプリン
グ周波数よりも大きくし、ピッチを高くする場合には実
際のサンプリング周波数よりも小さいサンプリング周波
数で再サンプリングし、残差信号の形状を変えずにサン
プル数を増加させ、それを合成フィルタで、線形予測分
析手段で計算された線形予測係数を用いて音声に合成
し、入力音声のサンプリング周波数と同じサンプリング
周波数で出力することにより、ピッチが変換された音声
が出力される。
【0009】つまり、ピッチ情報を有する残差信号を再
サンプリングしてサンプル数を変えることにより、もと
のサンプリング周波数でみると、あたかもピッチ間隔が
広くなったり、狭くなったりする。したがって、再サン
プリングされた残差信号と、入力音声から計算された線
形予測係数を用いて合成フィルタで合成することによ
り、ピッチが変換された音声を合成することができる。
サンプリングしてサンプル数を変えることにより、もと
のサンプリング周波数でみると、あたかもピッチ間隔が
広くなったり、狭くなったりする。したがって、再サン
プリングされた残差信号と、入力音声から計算された線
形予測係数を用いて合成フィルタで合成することによ
り、ピッチが変換された音声を合成することができる。
【0010】また、合成された音声信号は、ピッチを高
くしたときは時間長が短く、ピッチを低くしたときは時
間長が長くなってしまうため、TDHS方式やPICO
LA方式など、ピッチを変えずに音声を時間軸上で圧
縮、伸長する手段を組み合わせて入力信号と出力信号の
時間長を合わせると、音声の時間長を変更させずにピッ
チを変更することができる。
くしたときは時間長が短く、ピッチを低くしたときは時
間長が長くなってしまうため、TDHS方式やPICO
LA方式など、ピッチを変えずに音声を時間軸上で圧
縮、伸長する手段を組み合わせて入力信号と出力信号の
時間長を合わせると、音声の時間長を変更させずにピッ
チを変更することができる。
【0011】
(実施例1)図1は本発明の第1の実施例の構成を示す
ブロック図である。図1において、1はA/D変換器な
どを含む音声入力手段、2はピッチ変換率入力手段、3
は入力された音声を線形予測分析し、線形予測係数を求
める線形予測分析手段、4は線形予測係数と入力された
音声信号とから残差信号を計算する逆フィルタ、5はピ
ッチ変換率入力手段2で入力されたピッチ変換率を参照
しながらサンプリング周波数を調整して、残差信号を再
サンプリングする残差信号再サンプリング手段、6はサ
ンプリングされた残差信号と線形予測係数とを用いて音
声信号に合成する合成フィルタ、7は合成した音声を入
力時と同じサンプリング周波数で出力するA/D変換器
等を含む合成音声入力手段である。
ブロック図である。図1において、1はA/D変換器な
どを含む音声入力手段、2はピッチ変換率入力手段、3
は入力された音声を線形予測分析し、線形予測係数を求
める線形予測分析手段、4は線形予測係数と入力された
音声信号とから残差信号を計算する逆フィルタ、5はピ
ッチ変換率入力手段2で入力されたピッチ変換率を参照
しながらサンプリング周波数を調整して、残差信号を再
サンプリングする残差信号再サンプリング手段、6はサ
ンプリングされた残差信号と線形予測係数とを用いて音
声信号に合成する合成フィルタ、7は合成した音声を入
力時と同じサンプリング周波数で出力するA/D変換器
等を含む合成音声入力手段である。
【0012】次に、上記実施例の動作について、図6の
波形図を参照しながら説明する。上記実施例において、
音声入力手段1で音声信号(図6(1))を入力して、
音声をディジタル信号に変換し、また、ピッチ変換率入
力手段2で、入力音声信号の音声に対して、どの程度音
の高さを変更するかを表すピッチ変更率を入力する。
波形図を参照しながら説明する。上記実施例において、
音声入力手段1で音声信号(図6(1))を入力して、
音声をディジタル信号に変換し、また、ピッチ変換率入
力手段2で、入力音声信号の音声に対して、どの程度音
の高さを変更するかを表すピッチ変更率を入力する。
【0013】音声入力手段1で入力した音声信号は、一
定区間(以下フレームという)の信号毎に線形予測分析
手段3で線形予測分析し、線形予測係数を求める。そし
て、逆フィルタ4で、求められた線形予測係数と音声入
力手段1で入力された音声信号を用いて残差信号(図6
(2))を算出する。算出された残差信号は、残差再サ
ンプリング手段5で再サンプリングを行なう(図6
(3))。再サンプリングする際の再サンプリング周波
数は、ピッチ変換率入力手段2で入力されたピッチ変換
率をもとに、ピッチを高くする時は音声入力手段1で入
力した音声のサンプリング周波数よりも低く、ピッチを
低くするとき音声のサンプリング周波数よりも高く設定
し、ピッチ変換率によってその値を調整しながら決定す
る。
定区間(以下フレームという)の信号毎に線形予測分析
手段3で線形予測分析し、線形予測係数を求める。そし
て、逆フィルタ4で、求められた線形予測係数と音声入
力手段1で入力された音声信号を用いて残差信号(図6
(2))を算出する。算出された残差信号は、残差再サ
ンプリング手段5で再サンプリングを行なう(図6
(3))。再サンプリングする際の再サンプリング周波
数は、ピッチ変換率入力手段2で入力されたピッチ変換
率をもとに、ピッチを高くする時は音声入力手段1で入
力した音声のサンプリング周波数よりも低く、ピッチを
低くするとき音声のサンプリング周波数よりも高く設定
し、ピッチ変換率によってその値を調整しながら決定す
る。
【0014】再サンプリングを行なうと当然、残差信号
のフレームのサンプル数は増減するが、増減された残差
信号のサンプル数を新しいフレーム長として、合成フィ
ルタ6で再サンプリングされた残差信号と、線形予測分
析手段3で計算された線形予測係数を用いて音声信号に
合成する(図6(4))。合成された音声信号は、合成
音声出力手段7で音声入力手段1で入力した音声のサン
プリング周波数と同じサンプリング周波数で出力するこ
とによって、ピッチが変換された音声が出力される。
のフレームのサンプル数は増減するが、増減された残差
信号のサンプル数を新しいフレーム長として、合成フィ
ルタ6で再サンプリングされた残差信号と、線形予測分
析手段3で計算された線形予測係数を用いて音声信号に
合成する(図6(4))。合成された音声信号は、合成
音声出力手段7で音声入力手段1で入力した音声のサン
プリング周波数と同じサンプリング周波数で出力するこ
とによって、ピッチが変換された音声が出力される。
【0015】このように、上記第1の実施例によれば、
ピッチ情報を有する残差信号を再サンプリングしてサン
プル数を変えることにより、もとのサンプリング周波数
でみると、ピッチ間隔がひろくなったり、狭くなったり
しているため、再サンプリングされた残差信号と、入力
音声か計算された線形予測係数を用いて合成フィルタで
合成することによって、声の高さが変換された音声を合
成することができるという効果を有する。
ピッチ情報を有する残差信号を再サンプリングしてサン
プル数を変えることにより、もとのサンプリング周波数
でみると、ピッチ間隔がひろくなったり、狭くなったり
しているため、再サンプリングされた残差信号と、入力
音声か計算された線形予測係数を用いて合成フィルタで
合成することによって、声の高さが変換された音声を合
成することができるという効果を有する。
【0016】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について説明する。上記実施例では、出力される音声信
号は、再サンプリングした後のフレーム長で合成される
ため、声を高くすると出力される音声の時間長は短く、
低くすると出力される音声の時間長は長くなってしまう
(図6(4))。そのため、本実施例では、上記第1の
実施例の構成に音声の時間長を調整する手段を付加した
ものである。
について説明する。上記実施例では、出力される音声信
号は、再サンプリングした後のフレーム長で合成される
ため、声を高くすると出力される音声の時間長は短く、
低くすると出力される音声の時間長は長くなってしまう
(図6(4))。そのため、本実施例では、上記第1の
実施例の構成に音声の時間長を調整する手段を付加した
ものである。
【0017】図2および図3に示す構成では、TDHS
やPICOLA方式など、音声のピッチ(高さ)を変え
ないで音声の時間長(速さ)を変換する音声時間軸伸長
手段8を設け、入力信号と出力信号の時間長を合わせる
ようにしている(図6(5))。また、図4および図5
に示す構成では、同じ様な方法で残差信号を時間軸で圧
縮、伸張する残差時間軸圧縮手段9を設け、残差信号を
時間軸上で圧縮、伸張して残差信号のフレーム長を入力
信号のフレーム長と合わせてから音声を合成することに
よって、出力音声の時間長が、入力音声の時間長と同じ
になるようにしたものである。
やPICOLA方式など、音声のピッチ(高さ)を変え
ないで音声の時間長(速さ)を変換する音声時間軸伸長
手段8を設け、入力信号と出力信号の時間長を合わせる
ようにしている(図6(5))。また、図4および図5
に示す構成では、同じ様な方法で残差信号を時間軸で圧
縮、伸張する残差時間軸圧縮手段9を設け、残差信号を
時間軸上で圧縮、伸張して残差信号のフレーム長を入力
信号のフレーム長と合わせてから音声を合成することに
よって、出力音声の時間長が、入力音声の時間長と同じ
になるようにしたものである。
【0018】すなわち、図2に示すピッチ変換装置は、
ピッチ変換され、時間長が変わった合成音声を時間軸上
で圧縮、伸張し、入力音声の時間長に合わせてから出力
するようにしたものである。図3に示すピッチ変換装置
は、ピッチ変換率をもとに、入力された音声信号をピッ
チ変換の処理を行なう前に時間軸上で圧縮、伸張するも
ので、ピッチが変換された後の合成音声の時間長が、入
力された音声信号と同じになるようにしたものである。
さらに図4に示すピッチ変換装置は、再サンプリングし
た残差信号を時間軸上で圧縮、伸張し、残差信号のフレ
ーム長を入力音声信号のフレーム長と合わせてから、合
成フィルタで合成することによって、合成音声の時間長
が入力音声の時間長と変わらないようにしたものであ
る。そして図5に示すピッチ変換装置は、ピッチ変換率
をもとに、再サンプリングする前の残差信号を、ピッチ
変換率をもとに圧縮、伸張し、再サンプリングされた残
差信号が入力音声信号のフレーム長と同じ長さになるよ
うにして、合成音声の時間長が入力音声の時間長と同じ
長さになるようにしたものである。
ピッチ変換され、時間長が変わった合成音声を時間軸上
で圧縮、伸張し、入力音声の時間長に合わせてから出力
するようにしたものである。図3に示すピッチ変換装置
は、ピッチ変換率をもとに、入力された音声信号をピッ
チ変換の処理を行なう前に時間軸上で圧縮、伸張するも
ので、ピッチが変換された後の合成音声の時間長が、入
力された音声信号と同じになるようにしたものである。
さらに図4に示すピッチ変換装置は、再サンプリングし
た残差信号を時間軸上で圧縮、伸張し、残差信号のフレ
ーム長を入力音声信号のフレーム長と合わせてから、合
成フィルタで合成することによって、合成音声の時間長
が入力音声の時間長と変わらないようにしたものであ
る。そして図5に示すピッチ変換装置は、ピッチ変換率
をもとに、再サンプリングする前の残差信号を、ピッチ
変換率をもとに圧縮、伸張し、再サンプリングされた残
差信号が入力音声信号のフレーム長と同じ長さになるよ
うにして、合成音声の時間長が入力音声の時間長と同じ
長さになるようにしたものである。
【0019】このように、上記第2の実施例では、音声
の時間長(速さ)を変えずに、音声のピッチ(高さ)を
変換できるという効果を有する。
の時間長(速さ)を変えずに、音声のピッチ(高さ)を
変換できるという効果を有する。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、ピッチ情報を有する残差信号をピッチを高くする時
は音声入力のサンプリング周波数よりも低く設定し、ピ
ッチを低くするときは高く設定し、ピッチの変換率によ
って、その値を調整して再サンプリングを行ないサンプ
ル数を変えることにより、もとのサンプリング周波数で
みると、あたかも残差信号が時間的に伸縮していること
になるため、ピッチ間隔を広くしたり、狭くしたりする
ことができ、再サンプリングされた残差信号と、入力音
声から計算された線形予測係数を用いて合成フィルタで
合成すると、声の高さが変換された音声を合成すること
ができるという利点を有する。
に、ピッチ情報を有する残差信号をピッチを高くする時
は音声入力のサンプリング周波数よりも低く設定し、ピ
ッチを低くするときは高く設定し、ピッチの変換率によ
って、その値を調整して再サンプリングを行ないサンプ
ル数を変えることにより、もとのサンプリング周波数で
みると、あたかも残差信号が時間的に伸縮していること
になるため、ピッチ間隔を広くしたり、狭くしたりする
ことができ、再サンプリングされた残差信号と、入力音
声から計算された線形予測係数を用いて合成フィルタで
合成すると、声の高さが変換された音声を合成すること
ができるという利点を有する。
【0021】また本発明は、上記第2の実施例から明ら
かなように、合成された音声信号は、ピッチを高くした
ときは時間長が短く、ピッチを低くしたときは時間長が
長くなってしなうため、合成された音声信号、ピッチ変
換する前の入力音声、再サンプリングした後の残差信号
または再サンプリングした前の残差信号をピッチ変換す
る割合によって、時間軸上で圧縮、伸張し、入力信号と
出力信号の時間長を合わせることによって、音声の時間
長を変更せずにピッチを変更できるという効果を有す
る。
かなように、合成された音声信号は、ピッチを高くした
ときは時間長が短く、ピッチを低くしたときは時間長が
長くなってしなうため、合成された音声信号、ピッチ変
換する前の入力音声、再サンプリングした後の残差信号
または再サンプリングした前の残差信号をピッチ変換す
る割合によって、時間軸上で圧縮、伸張し、入力信号と
出力信号の時間長を合わせることによって、音声の時間
長を変更せずにピッチを変更できるという効果を有す
る。
【図1】本発明の第1の実施例におけるピッチ変換装置
の構成を示す概略ブロック図
の構成を示す概略ブロック図
【図2】本発明の第2の実施例におけるピッチ変換装置
の構成を示す概略ブロック図
の構成を示す概略ブロック図
【図3】本発明の第2の実施例における変形例を示す概
略ブロック図
略ブロック図
【図4】本発明の第2の実施例における変形例を示す概
略ブロック図
略ブロック図
【図5】本発明の第2の実施例における変形例を示す概
略ブロック図
略ブロック図
【図6】本発明の実施例の動作を説明するための波形図
1 音声入力手段 2 ピッチ変換率入力手段 3 線形予測分析手段 4 逆フィルタ 5 残差信号再サンプリング手段 6 合成フィルタ 7 合成音声出力手段 8 音声時間軸伸縮手段 9 残差時間軸伸縮手段
Claims (2)
- 【請求項1】 音声入力手段と、ピッチ変換率入力手段
と、入力された音声を線形予測分析して線形予測係数を
求める線形予測分析手段と、得られた線形予測係数と入
力された音声信号から残差信号を計算する逆フィルタ
と、前記残差信号を補間多項式によって補間し、ピッチ
変換率入力手段で入力したピッチの変換率によって、サ
ンプリング周波数を調整しながら再サンプリングを行な
う残差信号再サンプリング手段と、前記再サンプリング
された残差信号と線形予測係数とを用いて音声を合成す
る合成フィルタと、合成した音声を入力時と同じサンプ
リング周波数で出力する合成音声出力手段とを備えたピ
ッチ変換装置。 - 【請求項2】 音声の時間長を調整する手段を備えた請
求項1記載のピッチ変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6009613A JPH07219597A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | ピッチ変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6009613A JPH07219597A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | ピッチ変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07219597A true JPH07219597A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=11725151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6009613A Pending JPH07219597A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | ピッチ変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07219597A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003500708A (ja) * | 1999-05-26 | 2003-01-07 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 音声信号送信システム |
EP1881483A1 (en) | 2006-07-20 | 2008-01-23 | Fujitsu Ltd. | Pitch conversion method and device |
JP2013520698A (ja) * | 2010-02-26 | 2013-06-06 | フラウンホーファー−ゲゼルシャフト・ツール・フェルデルング・デル・アンゲヴァンテン・フォルシュング・アインゲトラーゲネル・フェライン | エンベロープ形状を使用してオーディオ信号を変更する装置及び方法 |
CN114822580A (zh) * | 2022-04-28 | 2022-07-29 | 北京奇音妙想科技有限公司 | 基于重采样加速计算的修正音频的音高及音色的方法及装置 |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP6009613A patent/JPH07219597A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003500708A (ja) * | 1999-05-26 | 2003-01-07 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 音声信号送信システム |
EP1881483A1 (en) | 2006-07-20 | 2008-01-23 | Fujitsu Ltd. | Pitch conversion method and device |
JP2008026565A (ja) * | 2006-07-20 | 2008-02-07 | Fujitsu Ltd | ピッチ変換方法及び装置 |
US7925500B2 (en) | 2006-07-20 | 2011-04-12 | Fujitsu Limited | Pitch conversion method and device for converting a pitch of an input signal into a desired pitch |
JP4757130B2 (ja) * | 2006-07-20 | 2011-08-24 | 富士通株式会社 | ピッチ変換方法及び装置 |
JP2013520698A (ja) * | 2010-02-26 | 2013-06-06 | フラウンホーファー−ゲゼルシャフト・ツール・フェルデルング・デル・アンゲヴァンテン・フォルシュング・アインゲトラーゲネル・フェライン | エンベロープ形状を使用してオーディオ信号を変更する装置及び方法 |
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