JPH0721852A - 電線受渡し機構及びこれを含んだ電線受渡し装置 - Google Patents

電線受渡し機構及びこれを含んだ電線受渡し装置

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JPH0721852A
JPH0721852A JP5157286A JP15728693A JPH0721852A JP H0721852 A JPH0721852 A JP H0721852A JP 5157286 A JP5157286 A JP 5157286A JP 15728693 A JP15728693 A JP 15728693A JP H0721852 A JPH0721852 A JP H0721852A
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wire
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wire guide
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智也 冨永
Masahiro Otaka
将裕 大鷹
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電線の端部をロボットハンドに位置決め精度良
く且つ確実に受け渡すことのできる受渡し機構を提供す
る。 【構成】電線案内溝31に保持した電線Pを、電線案内
溝31に沿って平行に抜脱する。電線案内溝31を両側
に拡げて導入孔32,33を設けた。ロボットハンドR
HAのクランプ機構90のクランプ爪C1,C2は、導
入孔32,33に侵入し、電線Pをクランプした後、導
入溝32,33から退避する。電線案内溝31の終端部
分に設けたゴム板34によって、電線Pの先端部の、抜
脱側への屈曲を阻止し、電線Pを略真直状態に保持でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワイヤーハーネス製
造装置に適用されるものであり、電線の端部をロボット
のハンドに受け渡すための電線受渡し機構に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車等に装着されるワイヤーハーネス
は、所定の寸法に切断された複数の電線を集束して構成
されており、柔軟性があって形態的には細長く、複雑に
枝別れした構造を有しているのが特徴である。そして、
上記ワイヤーハーネスの製造工程には、電線の長さを計
測し、電線を所定の長さに切断する調尺切断工程、所定
の長さに切断した電線の端部の皮を剥ぐ皮剥ぎ工程、皮
剥ぎにより露出した電線の端部に端子を圧着する端子圧
着工程、および端部に端子が圧着された電線を図板に布
線する布線工程等が含まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、上記ワイヤーハ
ーネスの各製造工程は自動化されつつある。しかしなが
ら、調尺切断、皮剥ぎ、端子圧着および布線までを自動
化するべく、従来提案されているワイヤーハーネス製造
装置は、2軸移動可能な、専用に開発されたロボットを
必要とするため、構造が複雑で設備コストが非常に高価
になるうえに大型となっていた。しかも、構造が複雑で
ある故に、ワイヤーハーネスの機種変更に伴う段取り換
え作業も、非常に煩雑なものとなり、手間や時間がかか
るという問題があった。
【0004】しかも、ワイヤーハーネスの完成に至るま
での、ある種の作業に関しては、作業の信頼性からして
も、現実問題として、人の手による組立作業に頼らざる
を得ないという一面があった。すなわち、現状では、ワ
イヤーハーネスの製造工程には、ロボットにより自動化
されている部分と、人による組立ラインに係る部分とが
含まれている。
【0005】ところで、ロボットにより自動化されてい
る部分では、上記の高額な設備コストを償却するため
に、高速で工程作業を行うことが要求される。しかも、
頻繁に段取り換えを行うことは、時間やコストをロスす
ることになるので、これを避けるため、1ロットで多数
製造することになる。そして、このようにして、ロボッ
トにより高速で製造された多種、多数のものを、それぞ
れ、人による組立ラインの所要の位置へ運搬して、配備
しておくことになる。
【0006】しかしながら、上記のように高価な自動化
機で、いくら高速で製造したとしても、ワイヤーハーネ
スの製造速度としては、結局、人による組立ラインの送
り速度に制約されてしまう。また、製造工程内に、自動
化機により製造された多種多数の在庫を持つことにもな
り、これが、ワイヤーハーネスの製造コストを押し上げ
る要因ともなる。すなわち、人による組立作業を避ける
ことが困難であるという現状においては、上記のよう
な、高価で複雑な自動化機を使用することは、非効率的
である。
【0007】また、上記のような自動化機においては、
調尺切断、皮剥ぎ、端子圧着および布線が複数のステー
ションで行われるため、ステーション移動時に電線の端
部の掴み換えが必要となる場合があり、この掴み換え時
のクランプ位置のずれに起因して、例えば皮剥ぎ量や端
子圧着位置等に誤差を生じる虞があった。ところで、1
軸移動可能な架台上に、上記1軸と直交する軸を中心と
して回転自在な回転上腕部を設け、この回転上腕部に上
記1軸と直交する軸を中心として回転自在な回転前腕部
を設けた、1軸制御可能な、汎用ロボットは、近年、安
価になり、広く普及してきている。
【0008】そこで、本願発明者は、上記の1軸制御可
能な汎用ロボットを用い、これらによって、電線の先端
と後端をクランプしたままで、調尺切断、皮剥ぎ、端子
圧着及び布線を単一のステーションで行い、このように
してロボットによりワイヤーハーネス1本ずつの布線が
完了した組立用図板を、人による組立ラインにそのまま
送り、残りのワイヤーハーネスの布線を行うようにすれ
ば、上記従来の自動化機において問題となっていた、高
価な設備コストや不要な在庫を削減でき、しかも、多品
種少量生産への適応性にも優れた設備ができるのではな
いかと考えた。
【0009】そして、これを実現するためには、上記の
ような汎用ロボットのハンドが掴み取りやすい状態で、
電線を保持しておく受渡し機構であって、汎用ロボット
のハンドに対して、電線の端部を反りや曲がりのない状
態で受け渡すことのできる受渡し機構が必要となる。特
に、切断された電線の端部(いわゆる自由側端部)は.
反り等を起こしやすいが、上記の受渡し機構には、この
自由側端部をも真直な状態で受け渡すことが要求される
ことになる。
【0010】そこで、この発明は、このような技術背景
のもとになされたもので、電線の端部をロボットのハン
ドに位置決め精度良く確実に受け渡すことのできる電線
受渡し機構及び電線受渡し装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る電線受渡し機構は、間欠的に送給さ
れて切断された電線の端部を保持し、これをロボットハ
ンドのクランプ機構に受け渡す、電線受渡し機構におい
て、上記電線を送給時に案内する電線案内溝であって、
送給停止時に電線を平行に抜脱することのできる状態で
保持する電線案内溝、この電線案内溝の電線送給方向中
間部の一部を両側に拡げて形成された導入凹部であっ
て、上記クランプ機構の一対のクランプ爪を電線を挟ん
だ両側位置に導入する導入凹部、及び上記電線案内溝
の、上記導入凹部よりも電線送給方向下流側の部分に設
けられ、電線の先端部の、抜脱側への屈曲を矯正する先
端部屈曲阻止手段が備えられたことを特徴とする。
【0012】また、請求項2に係る電線受渡し装置は、
請求項1記載の電線受渡し機構、及びこの電線受渡し機
構から電線を受け渡される、上記クランプ機構が備えら
れた電線受渡し装置において、上記クランプ機構には、
上記導入凹部に導入されたクランプ爪によって電線をク
ランプする際に、上記電線のクランプされる部分の、抜
脱側への屈曲を阻止する被クランプ部屈曲阻止手段が備
えられたことを特徴とする。
【0013】また、請求項3に係る電線受渡し機構は、
間欠的に送給されて切断された電線の端部を保持し、こ
れをロボットハンドのクランプ機構に受け渡す、電線受
渡し機構において、上記電線を送給時に案内する電線案
内路であって、送給停止時に電線を当該電線案内路に沿
う方向に抜脱することのできる状態で保持する電線案内
路、及びこの電線案内路の終端部分に設けられた、電線
案内用のコイルばねであって、中心軸線を上記電線案内
路に沿わせており且つ電線の先端側へいくほど巻き径の
小さくなるコイルばねが備えられたことを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1に係る電線受渡し機構によれば、電線
案内溝の終端部分に設けられた先端部屈曲阻止手段によ
って、電線の先端部の抜脱側への屈曲を阻止して略真直
な状態で保持しておくことができる。そして、ロボット
のクランプ爪は、導入凹部内の電線を挟んだ両側位置へ
導入され、電線の端部をクランプした後、導入凹部から
退避されることにより、電線を略真直状態のまま電線案
内溝から抜脱することができ、受渡しが完了する。
【0015】請求項2に係る電線受渡し装置によれば、
クランプされる際に、上記電線受渡し機構の先端部屈曲
阻止手段によって、電線の先端部の、抜脱側への屈曲が
阻止され、且つクランプ機構の被クランプ部屈曲阻止手
段によって、電線の被クランプ部の、抜脱側への屈曲が
阻止されることになる。すなわち、電線の送給方向に沿
う2位置において、電線の抜脱側への屈曲が阻止される
ので、クランプされる際の電線は、確実に略真直な状態
にされる。
【0016】また、請求項3に係る電線受渡し機構によ
れば、電線は、先端側へいくほど巻き径の小さくなるコ
イルばねによって案内されて、略真直な状態に保持され
ている。そして、ロボットのクランプ機構は、コイルば
ねを収縮させながらコイルばねの中心軸線に沿って移動
することにより、上記略真直な状態で保持されていた電
線の端部をクランプすることができる。
【0017】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。全体概略構成 図2はこの発明の一実施例としての電線受渡し機構が適
用された、ワイヤーハーネス製造ラインの概略構成を示
す平面図であり、このワイヤーハーネス製造ラインにお
いては、調尺切断、皮剥ぎ、端子圧着及び布線を行う単
一のステーションSが設定されており、このステーショ
ンSにおいて一部のワイヤーハーネスがロボットハンド
RHA,RHBにより自動的に組立用図板D上に布線さ
れ、この組立用図板Dが、そのまま、人Mの手作業によ
る組立ラインに送られるようになっている。
【0018】上記ステーションSの概略平面図である図
3を参照して、ステーションSには、複数の供給装置1
0から繰り出された複数種の電線Pのそれぞれの巻き癖
等を除去する複数の癖取り機構20、及び各電線Pを平
行状態に保持し上記ロボットハンドRHA,RHBのク
ランプ機構に受け渡す電線受渡し機構30を含んだ電線
選択テーブル40と、この電線選択テーブル40を電線
の送給方向Yと直交する方向X1,X2に移動させる移
動機構50(電線選択テーブル40の部分断面側面図で
ある図1を参照)と、上記電線選択テーブル40から選
択した所望の電線Pに、調尺切断、皮剥ぎ、端子圧着及
び布線の各工程作業を施すために、所望の電線Pをクラ
ンプして、所要位置に移動させる上記一対のロボットハ
ンドRHA,RHBと、左右から挟み込む一対のカット
刃を有する切断装置60と、皮剥ぎ装置70と、プレス
ラム81及び複数のアプリケータ82を有する端子圧着
装置80とが備えられている。
【0019】また、この製造ラインには、上記の組立用
図板Dを、図4に示すように、上記ステーションS及び
人による組立ラインに循環させる、ベルトコンベア等の
図板搬送機構(図示せず)が備えられている。この図板
搬送機構では、組立用図板Dを順方向L1に沿って送っ
た後、その下方において、逆方向L2方向へ送って戻す
ようになっており、これにより、省スペースが図られて
いる。さらに、上記のロボットハンドRHA,RHB
は、電線Pをクランプするために常に一定のクランプ位
置へ移動し、電線選択テーブル40側がスライドして電
線を選択するようになっている。ロボットハンドRHA
は、電線の切断された前端部(いわゆるA端)をクラン
プし、ロボットハンドRHBは、電線の後端となる部分
(いわゆるB端)をクランプするものである。上記の電
線選択テーブル40に備えられた、電線受渡し機構30
と、上記ロボットハンドRHのクランプ爪C1,C2を
含み上記電線受渡し機構30から電線を受け渡されるク
ランプ機構90とによって、電線受渡し装置Wが構成さ
れている。
【0020】また、図3を参照して、上記各アプリケー
タ81は、架台84上に設けられたガイドレール85に
よってプレスラム81側へ進退自在となっており、ま
た、架台84は、進出させるべきアプリケータ81を所
定位置へ移動させるために、ガイドレール83によって
スライド自在に支持されている。また、各アプリケータ
81には、所要の端子帯Tが供給されるようになってい
る。
【0021】そして、図1を参照して、この実施例の特
徴とするところは、電線受渡し機構30に先端部屈曲阻
止手段としてのゴム板34を設けるとともに、ロボット
ハンドRHAのクランプ機構90に被クランプ部屈曲阻
止手段としてのストッパ片C3を設け、これにより、間
欠的に送給されて切断された電線Pの端部を、ロボット
ハンドRHAのクランプ機構90に略真直な状態で受け
渡すようにしたことにある。
【0022】供給装置 図5を参照して、供給装置10は、円形の台座11と、
この台座11の中心部に固着した支柱12と、この支柱
12の上端面に固着された係止環13と、支柱12の下
部と台座11の外縁部とを連結した状態で放射状に配列
され、輪状の電線束を載置する複数対の棒材14a,1
4bと、各対の棒材14a,14b間に形成された溝条
15と、上端部が係止環13に係止され下端部が各溝条
15に係合されて放射方向に進退自在な複数の弾性案内
棒16とを備えた、公知の構成のものである。各供給装
置10は、案内棒16の上端から輪状の電線束の中心孔
を、案内棒16に沿って挿入し、案内棒16の外周面で
電線束PRの崩れを防止しつつ、電線束PRの中心孔側
から電線束PRをほどいて電線Pを繰り出すようにして
いる。繰り出された電線Pは、コーン状のガイド17及
びローラ18を介して上記の電線選択テーブル40側へ
導かれるようになっている。
【0023】電線選択テーブル 図1及び図3を参照して、電線選択テーブル40は、図
3においてX1,X方向にスライド自在に支持されたテ
ーブル本体41と、このテーブル本体41の上面に装備
された、各電線Pの反りを除去する第1及び第2の反り
矯正機構21,22からなる上記癖取り機構20と、各
電線Pが送給方向Yの反対方向に戻ることを防止する逆
走防止機構42と、癖取りされた電線Pをロボットハン
ドRHAのクランプ機構90に受渡し可能な状態で保持
しロボットハンドRHAに受け渡す上記電線受渡し機構
30とを備えている。
【0024】図1を参照して、テーブル本体41の下面
には、ベース43が固着され、このベース43が公知の
直線運動軸受44を介して架台45にスライド自在に取
り付けられている。上記の移動機構50は、上記のベー
ス43を介してテーブル本体41をX1方向及びX2方
向(図3参照)に進退させるエアシリンダからなる。図
1を参照して、上記供給装置10から繰り出された各電
線Pは、上下に所定間隔を隔てた平行な一対のガイドバ
ー46a,46b間に挿通され、案内孔47に挿通され
た後、上記の癖取り機構20に導入され、逆走防止機構
42を経て案内孔48に挿通され、その後、電線受渡し
機構30に導かれるようになっている。
【0025】図1及び図7を参照して、上記逆走防止機
構42は、テーブル本体41の上面に固定された板状の
支持体42aと、この支持体42aの上部に軸42eを
中心として回動自在に支持され、下端面に形成された円
弧状押圧面42cよって電線の逆走にブレーキをかける
ことのできる板状の制動部材42bと、この制動部材4
2bの所定部と上記支持体42aの所定部との間に介在
し、制動部材42bが電線に軽く接触する程度に回転付
勢しておく、付勢手段としての圧縮コイルばね43dと
を備えている。
【0026】この逆走防止機構42においては、通常
は、図1に示すように制動部材42bの円弧状押圧面4
2cの角部が軽く電線に接触されており、この状態で
は、電線の円滑な送給が許容されている。一方、癖取り
機構20の、固定側ローラ群23aと弾性付勢された可
動側ローラ群23bとの間を蛇行状に挟持されている電
線には、弾性付勢力による張力が作用しており、この張
力は、電線受渡し機構30に到達している電線を後方へ
引き戻す力として働いている。しかしながら、上記の張
力により電線が後方へ引き戻されようとすると、これに
伴って、制動部材42bが図において反時計回りに回動
され、円弧状押圧面42cが電線を強く押圧することに
なる結果、電線の引き戻しを阻止することができる。し
たがって、電線受渡し機構30側に既に到達している電
線が後方へ引き戻されて、位置ずれを起こすようなこと
を確実に回避することができる。
【0027】癖取り機構 図6を参照して、各癖取り機構20には、第1の反り矯
正機構21と第2の反り矯正機構22が含まれている。
第1の反り矯正機構21は、テーブル本体41の所定の
面としての上面41aと直交する方向に沿う軸線を有
し、電線Pを蛇行状に走行させる、互い違いの2列の第
1のローラ群23によって、電線Pの、テーブル本体4
1の上面41aと平行な方向(以下横方向という)への
反りを矯正する。第2の反り矯正機構22は、テーブル
本体41の面に平行な軸線を有する、互い違いの2列の
第2のローラ群24によって、電線Pの、テーブル本体
41の上面41aと直交する方向(以下縦方向)への反
りを矯正する。すなわち、電線Pの走行方向に直交する
面内で互いに直交する2方向の反りがそれぞれ除去され
るようになっている。
【0028】上記の第1の反り矯正機構21は、上述し
たようにテーブル本体41の上面41aに直交する軸線
を有する第1のローラ群23を有しており、横方向に幅
が広いが、この第1の反り矯正機構21は、電線Pの送
給方向Yの前後に互い違いに位置をずらして配置されて
いる結果、電線選択テーブル40の、電線Pの並ぶ方向
の幅スペースが削減されている。一方、横方向の幅の狭
い第2の反り矯正機構22は、電線Pの並ぶ方向に沿っ
て並べられており、これにより、電線選択テーブル40
の、電線Pの送給方向Yに沿う方向の幅スペースが削減
されている。
【0029】また、図1及び図3を参照して、各ローラ
群23,24には、テーブル本体41にX1方向及びX
2方向にスライド自在に支持されたスライド板25によ
って回転自在に支持された、一方の列のローラ群として
の可動側ローラ群23b,24bと、テーブル本体41
に回転自在に支持されるとともにテーブル本体41に対
して位置固定された、他方の列のローラ群としての固定
側ローラ群23a,24aとが含まれている。
【0030】また、図7及び図8を参照して、横方向に
並ぶ各第1の反り矯正機構21の、各可動側ローラ群2
3bを支持したスライド板25は、一括して連結部材2
6に固定されており、この連結部材26には、操作レバ
ー27a及びカム機構27bを含む操作機構27が連結
されている。この操作機構27は、回動レバー27aを
回動操作して連結部材26を進退させることにより、固
定側ローラ群23aに近接する電線保持位置〔図8
(a)参照〕と、固定側ローラ群23aとの間を拡開し
て電線取り出しを可能とする保持解除位置〔図8(b)
参照〕とに、上記の各可動側ローラ群23bを一括して
変位させる。このように、可動側ローラ群23bを一括
して保持解除位置に変位させることができるので、電線
の種類を変更する等の段取り換え作業を、非常に効率良
く行うことができる。
【0031】また、上記の連結部材26の、各スライド
板25に対応して複数位置に設けられたフランジ部26
aと、各スライド板25との間には、各可動側ローラ群
23bが、図8(a)に示す電線保持位置にある状態で
各可動側ローラ群23bを固定側ローラ群23a側へ弾
性的に付勢する圧縮コイルばね28が介在している。こ
のコイルばね28によって、固定側及び可動側ローラ群
23a,23b間を縫うように電線Pが蛇行状に走行さ
れる際に生ずる、電線Pの張力変動を吸収することがで
きるようになっている。なお、第2の反り矯正機構22
の可動側ローラ群24bも、図示しないコイルばねによ
って、固定側ローラ群24a側へ弾性的に付勢されてい
る。
【0032】この癖取り機構20は、電線受渡し機構3
0を装備した電線選択テーブル40に配置しており、受
渡しの直前で癖取りを行うので、受渡しへの電線送給経
路の、受渡しから離れた位置で癖取りを行う場合と比較
して、より癖のない電線を受け渡すことが可能となる。
また、癖取り機構20及び電線受渡し機構30のメンテ
ナンスを、ともに電線選択テーブル40において行うこ
とができ、メンテナンスが行い易い。
【0033】電線受渡し機構 図1及び図7を参照して、電線受渡し機構30には、上
記癖取り機構20及び逆走防止機構42を経た各電線が
案内孔48を通して導入されている。この電線受渡し機
構30は、電線選択テーブル40のテーブル本体41の
上面41aに穿設され且つ上記各電線Pを案内保持する
電線案内溝31と、電線案内溝31を両側に拡げて形成
され、ロボットの2対のクランプ爪をそれぞれ導入する
ための導入凹部としての導入孔32,33と、テーブル
本体31の最前部に設けられ、電線Pの先端部の反りを
阻止する、先端部屈曲阻止手段としてのゴム板34とを
備えている。
【0034】図11を参照して、上記の電線案内溝31
は、導入孔32,33によって、3つの部分31a,3
1b,31cに分断されている。各導入孔32,33
は、ロボットハンドRHA,RHBのクランプ爪C1,
C2の形状にそれぞれ対応した形状をしており、電線送
給方向Yの前方側の導入孔32は、電線送給方向Yに沿
って延びる長孔からなり、電線送給方向Yの後方側の導
入孔33は、円孔からなる。
【0035】上記先端部屈曲阻止手段としてのゴム板3
4は、テーブル本体41の上面41aの電線案内溝31
を挟んだ両側位置から、電線案内溝31の上方を覆うよ
うにせりだしており、電線Pが上方へ反ろうとするのを
弾性反発力により阻止することができるとともに、ロボ
ットハンドのクランプ爪C1,C2によりクランプされ
た電線Pが上方へ抜脱される際には、変形によりこれを
許容することができる。なお、ゴム板34に代えて、所
定の弾性を有する樹脂板を使用することもできる。
【0036】ロボットハンド 図9を参照して、ロボットハンドRHA,RHBは、ス
ライドレール57上をスライド自在な架台56上に固定
された本体部91と、この本体部91に基端部が鉛直軸
を中心として回転自在に設けられた回転上腕部92と、
この回転上腕部92に基端部が鉛直軸を中心として回転
自在なに設けられた回転前腕部93と、この回転前腕部
部93の先端部に、エアシリンダ94のロッド94aの
伸縮に伴って上下動自在に支持されたクランプ機構90
とを備えている。
【0037】図10及び図11を参照して、各クランプ
機構90には、導入孔32に導入される一対の主クラン
プ爪C1と、導入孔33に導入される一対の副クランプ
爪C2とを有するクランプ機構Cと、ロッドAC1a,
AC2aを進退させることによりクランプ機構Cの各ク
ランプ爪C1,C2をそれぞれ拡縮させるエアシリンダ
AC1,AC2とが含まれている。
【0038】各ロボットハンドRHA,RHBのクラン
プ機構90に備えられた、主クランプ爪C1は、電線を
30〜50mm程度の幅でクランプするものであり、副
クランプ爪C2は、電線を5〜10mm程度の幅でクラ
ンプするものである。また、ロボットハンドRHAのク
ランプ機構90は、電線Pの切断された前端部(A端)
をクランプするためのものであるので、このロボットハ
ンドRHAのクランプ機構90の、一対の主クランプ爪
C1の一方の前端面には、被クランプ部屈曲阻止手段と
してのストッパ板C3が固着されており、このストッパ
板C3は、電線Pがクランプされる際に、電線Pのクラ
ンプされる部分が上方へ屈曲されることを防止する働き
をする。したがって、電線Pがクランプされる際に、電
線Pの先端部は、電線受渡し機構30によって上方への
屈曲を阻止され、電線Pの先端部よりやや後方の被クラ
ンプ部分は、ストッパ板C3によって上方への屈曲を阻
止されることになる。すなわち、最も反りや曲がりを生
じやすい電線Pの先端部を、電線Pの長手方向に所定距
離隔てた2位置において、矯正するので、反り等を確実
に除去した真直な状態で電線Pの端部をクランプするこ
とができる。
【0039】概略動作 上記ステーションSにおける概略動作について主に図1
2,図13に基づいて説明する。 1)まず、電線選択テーブル40が移動機構50によっ
てX1方向又はX2方向にスライドされ、この電線選択
テーブル40の電線受渡し機構30によって保持された
複数の電線Pの中から所望の電線Pが、ロボットハンド
RHA又はRHBによるクランプ位置に移動される。 2)図12(a)に示すように上記クランプ位置へ移動
してきた一方のロボットハンドRHAが、図12(b)
及び図12(c)に示すように電線Pの前端部(いわゆ
るA端)をクランプしてこれを電線受渡し機構30から
受け取った後、 3)電線選択テーブル30から電線Pを引出しながら電
線Pの送給方向Yに沿って所定距離だけ移動して調尺を
行い〔図13(a)参照〕、 4)この状態で移動してきた他方のロボットハンドRH
B〔図13(b)参照〕が、電線Pの後端部(いわゆる
B端)となる部分をクランプした後〔図13(c)参
照〕、 5)切断装置60によって切断する。これにより、切断
された電線PのA端とB端とをそれぞれロボットハンド
RHA,RHBによってクランプした状態となる。 6)図3を参照して、その後、ロボットハンドRHA
が、A端を皮剥ぎ装置70に移動させて皮剥ぎが行われ
た後、端子圧着装置80に移動させてA端に端子を圧着
させる。 7)次に、ロボットハンドRHBがB端を皮剥ぎ装置7
0に移動させて皮剥ぎが行われた後、端子圧着装置80
に移動させてB端に端子を圧着させる。これにより、電
線Pの両端に端子が圧着されたことになる。 8)この状態で、ロボットハンドRHAがA端を組立用
図板Dの対応する所要の治具D1にクランプさせた後、
クランプを解除し、次に、ロボットハンドRHBが、B
端を対応する所要の治具D1にクランプさせた後、クラ
ンプを解除する。 9)両ロボットハンドRHA,RHBがホームポジショ
ンに戻り、1サイクルの工程が完了する。
【0040】なお、比較的長い電線の場合には、A端の
皮剥ぎ、端子圧着が完了してから、調尺、切断を行い、
B端の皮剥ぎ、端子圧着を行うようにされる。すなわ
ち、上記の3),6),4),5),7)の順で動作を
行うようにされている。これは、ロボットハンドRHA
の移動距離を少なくするためである。そして、このステ
ーションSにおいては、上記の1)〜9)の動作を繰り
返すことにより、次々にワイヤーハーネスが1本ずつ布
線されていき、ロボットによる布線を終えた組立用図板
Dは、上記図板搬送機構によって、人による組立ライン
に搬送されていくことになる。
【0041】この実施例によれば、電線案内溝31の終
端部分に設けられたゴム板34によって、電線Pの先端
部の抜脱側への屈曲を阻止して略真直な状態で保持して
おくことができ、この状態でロボットハンドRHAのク
ランプ爪C1,C2によって電線Pの端部を略真直状態
のまま電線案内溝31から抜脱させて、受渡すことがで
きる。
【0042】しかも、ロボットハンドRHAのストッパ
板C3によって、電線Pの被クランプ部分の上方への反
りを阻止している。したがって、上記のゴム板34とス
トッパ板C3により電線Pの送給方向Yに沿う2位置に
おいて、電線Pの抜脱側への屈曲が阻止される結果、ク
ランプされる際の電線Pは、確実に、略真直な状態にさ
れる。したがって、電線Pの端部を確実に真直状態のま
ま受け渡すことができ、ひいては、皮剥ぎ工程や端子圧
着工程において、電線のクランプ位置のずれに起因し
た、皮剥ぎ不良や端子圧着不良の発生を防止することが
できる。
【0043】図14はこの発明の電線受渡し機構の他の
実施例の要部を示している。同図を参照して、この実施
例においては、テーブル本体410に、電線案内溝に代
えて筒状の電線案内路310を設け、また、テーブル本
体410の端面410aに、電線案内用のコイルばねC
Sを設けることにより、電線受渡し機構300を構成し
たことにある。このコイルばねCSは、その中心軸線C
S1を上記電線案内路310に沿わせており且つ電線P
の先端側へいくほど巻き径が小さくされている。これに
より、コイルばねCSは、電線の端部を略真直な状態で
保持しておくことができる。そして、ロボットのクラン
プ機構は、コイルばねCSを収縮させながら軸線CS1
に沿って410a側に近接するように移動する〔図14
(a)の状態から図14(b)の状態に移行する〕こと
により、コイルばねCSによって保持されていた電線P
の端部をクランプすることができる。この実施例におい
ても、電線Pの端部を略真直な状態でロボットハンドの
クランプ機構900にクランプさせて受け渡すことがで
きる。
【0044】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、この発明の要旨を変更しない範囲で種々の
設計変更を施すことができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る電線受渡し
機構によれば、電線案内溝の終端部分に設けられた先端
部屈曲阻止手段によって、電線の先端部の抜脱側への屈
曲を阻止して略真直な状態で保持しておくことができ、
この状態でロボットハンドのクランプ爪によって電線の
端部を略真直状態のまま電線案内溝から抜脱させて、位
置決め精度良く且つ確実に受渡すことができる。
【0046】また、請求項2に係る電線受渡し装置によ
れば、電線受渡し機構の先端部屈曲阻止手段と、被電線
受渡し機構の被クランプ部屈曲阻止手段とによって、電
線の送給方向に沿う2位置において、電線の抜脱側への
屈曲が阻止されるので、クランプされる際の電線は、確
実に略真直な状態にされる。したがって、電線の端部を
一層確実に真直状態のまま受け渡すことができる。
【0047】また、請求項3に係る電線受渡し機構によ
れば、先端側へいくほど巻き径の小さくなるコイルばね
によって、電線の端部を略真直な状態に保持しておくこ
とができ、この略真直な状態で、電線の端部を、ロボッ
トのクランプ機構にクランプさせて受け渡すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電線受渡し機構の部分
断面側面図である。
【図2】ロボットと人との混入ラインとしての、ワイヤ
ーハーネス製造ラインの概略平面図である。
【図3】ワイヤーハーネス製造ラインの、ロボットによ
る組立ステーションを示す概略平面図である。
【図4】組立用図板の送り方向を示す、ワイヤーハーネ
ス製造ラインの概略側面図である。
【図5】電線の供給装置の概略斜視図である。
【図6】電線選択テーブルの癖取り機構の概略平面図で
ある。
【図7】電線選択テーブルの癖取り機構及び電線受渡し
機構の概略平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図であり、
(a)は、ローラ群が電線を保持した状態を示し、
(b)はローラ群が電線保持を解除した状態を示してい
る。
【図9】被電線受渡し機構としてのロボットハンドの概
略斜視図である。
【図10】ロボットハンドのクランプ機構の概略斜視図
である。
【図11】クランプ爪が、電線受渡し機構の導入孔に導
入される状態を示す模式的斜視鈴である。
【図12】ロボットハンドのクランプ機構への受渡し動
作を順次に示す概略断面図である。
【図13】ロボットハンドのクランプ機構への受渡し動
作を順次に示す概略断面図である。
【図14】この発明の他の実施例に係る電線受渡し機構
の概略断面図である。
【符号の説明】
P 電線 Y 電線送給方向 RHA,RHB ロボットハンド 20 癖取り機構 21 第1の反り矯正機構 22 第2の反り矯正機構 23 第1のローラ群 24 第2のローラ群 23a 固定側ローラ群(他方の列のローラ群) 23b 可動側ローラ群(一方の列のローラ群) 27 操作手段 30,300 電線受渡し機構 31 電線案内溝 32,33 導入孔(導入凹部) 34 ゴム板(先端部屈曲阻止手段) 40 電線選択テーブル 41 テーブル本体 90,900 クランプ機構 C1 主クランプ爪 C2 副クランプ爪 C3 ストッパ板(被クランプ部屈曲阻止手段) 310 電線案内路 CS コイルばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】間欠的に送給されて切断された電線の端部
    を保持し、これをロボットハンドのクランプ機構に受け
    渡す、電線受渡し機構において、 上記電線を送給時に案内する電線案内溝であって、送給
    停止時に電線を平行に抜脱することのできる状態で保持
    する電線案内溝、 この電線案内溝の電線送給方向中間部の一部を両側に拡
    げて形成された導入凹部であって、上記クランプ機構の
    一対のクランプ爪を電線を挟んだ両側位置に導入する導
    入凹部、及び上記電線案内溝の、上記導入凹部よりも電
    線送給方向下流側の部分に設けられ、電線の先端部の、
    抜脱側への屈曲を矯正する先端部屈曲阻止手段が備えら
    れたことを特徴とする電線受渡し機構。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電線受渡し機構、及びこの
    電線受渡し機構から電線を受け渡される、上記クランプ
    機構が備えられた電線受渡し装置において、 上記クランプ機構には、 上記導入凹部に導入されたクランプ爪によって電線をク
    ランプする際に、上記電線のクランプされる部分の、抜
    脱側への屈曲を阻止する被クランプ部屈曲阻止手段が備
    えられたことを特徴とする電線受渡し装置。
  3. 【請求項3】間欠的に送給されて切断された電線の端部
    を保持し、これをロボットハンドのクランプ機構に受け
    渡す、電線受渡し機構において、 上記電線を送給時に案内する電線案内路であって、送給
    停止時に電線を当該電線案内路に沿う方向に抜脱するこ
    とのできる状態で保持する電線案内路、及びこの電線案
    内路の終端部分に設けられた、電線案内用のコイルばね
    であって、中心軸線を上記電線案内路に沿わせており且
    つ電線の先端側へいくほど巻き径の小さくなるコイルば
    ねが備えられたことを特徴とする電線受渡し機構。
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