JPH07218523A - センサロータユニット - Google Patents

センサロータユニット

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JPH07218523A
JPH07218523A JP29850594A JP29850594A JPH07218523A JP H07218523 A JPH07218523 A JP H07218523A JP 29850594 A JP29850594 A JP 29850594A JP 29850594 A JP29850594 A JP 29850594A JP H07218523 A JPH07218523 A JP H07218523A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor rotor
sensor
rotor
outer ring
sleeve member
Prior art date
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Pending
Application number
JP29850594A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Hayashi
善貴 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
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Publication of JPH07218523A publication Critical patent/JPH07218523A/ja
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 製作が容易かつ安価であり、強度も十分であ
るとともに、軸受の種類が変わっても同一種類のセンサ
ロータを使用でき、外輪等回転部の錆の影響を受けるこ
ともないように改良されたセンサロータを提供する。 【構成】 本発明のセンサロータは、板状の磁性体から
なって環形状を有し、円周方向の幅が一定とされた矩形
状の打抜き孔32が複数個円周方向に等間隔で配置され
てなるセンサロータ30と、センサロータ30の内側に
嵌合される円筒部を少なくとも有する環状のスリーブ部
材とからなるセンサロータユニットであって、スリーブ
部材において車両の走行に伴って回転する回転部に取り
付けられ、センサロータ30に近接してセンサ40を配
置することにより、回転部の回転数を検出するために使
用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセンサロータユニット、
特に自動車の走行にともなって回転する回転部に取り付
けられ、該回転部の回転数を検出するために使用される
センサロータユニットに関する。
【0002】
【従来技術及びその欠点】自動車において、車輪の回転
数を検出することが必要となることがある。例えば車輪
のアンチスキッドブレーキシステムがそれである。これ
は、車輪の回転数を検出して車輪がロックしそうになる
とブレーキを一瞬解除して、車輪のロックを防ぐための
装置である。回転数の検出には回転部(例えば軸受の外
輪)に固定されたセンサロータと、電磁ピックアップ方
式のセンサとが好適に使用される。
【0003】従来においては、センサロータとしては外
周面に凹凸状のギヤー部が形成された磁性材料製の環状
部材が採用され、この環状部材を軸受の外輪に嵌合する
ことが行われている。この場合、ギヤー部を形成するた
めには環状の素材をブローチ加工したり、歯切り盤を用
いて機械加工するが、これらの方法では加工コストが高
くなったり、また焼結成形したものにあってはセンサロ
ータが強度不足であるとともに、防錆処理もし難いとい
う問題点があった。
【0004】また、軸受の種類が変わって外輪の外径寸
法が変わると、同一種類のセンサロータを使用すること
ができず、軸受の種類分だけセンサロータを用意せねば
ならず、コスト高になる。更には、軸受には原則として
防錆処理を施さないので(防錆処理自体が難しく、また
強いて行うとコストが上昇する)、センサロータに防錆
処理を施しても自動車が雨水にさらされる条件下を走行
すると、軸受に錆が発生してセンサロータがその錆の影
響を受けることがあった。錆が発生すれば、センサによ
る回転数の検出精度が低下するおそれがある。
【0005】本発明は、上記従来例における問題点を解
決すること、即ち製作が容易かつ安価であり、強度も十
分であるとともに、軸受の種類が変わっても同一種類の
センサロータを使用でき、外輪等回転部の錆の影響を受
けることもないように改良されたセンサロータを提供す
ることを目的としてなされたものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段及び作用】上記問題点を
解決するために、本発明においては、板状の磁性体から
なって環形状を有し、円周方向の幅が一定とされた矩形
状の打抜き孔が複数個円周方向に等間隔で配置されてな
るセンサロータと、該センサロータの内側に嵌合される
円筒部を少なくとも有する環状のスリーブ部材とでセン
サロータユニットを構成したのである。センサロータユ
ニットはスリーブ部材において回転部(例えば軸受の外
輪)に嵌合され、センサロータにセンサを近接すること
により、回転部材の回転数が検出されるのである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面をもとに説明す
る。この実施例は、本発明が車両のアンチスキッドブレ
ーキシステムに使用されたものである。図1に示すよう
に、軸方向に併設された一対の内輪10と、保持器12
に保持された二列のボール14を介して内輪10の外側
にかつこれと同心的に配置された一体形の外輪20とで
所謂アンギュラコンタクト形式の軸受が構成される。内
輪10の外側縁と外輪20のこれに対向する外側縁との
間にはシール18が介装されている。
【0008】外輪20は本体22と、これから半径方向
外方に延びるフランジ部24を有し、ここを貫通するボ
ルト26によってブレーキ及び車輪(図示せず)に固定
される。また、外輪20の外周面には筒状のセンサロー
タ30が取り付けられている。センサロータは板状の磁
性材料から成り、図2及び図3に示すように全体が一定
幅に形成され、軸方向に細長い矩形の打抜き孔32が多
数円周方向に隔設されている。各打抜き孔32の円周方
向の幅は軸方向全体にわたって一定とされ、その結果柱
部分36の円周方向の幅も軸方向全体にわたって一定と
されている。センサロータ30は外輪20の本体22に
圧入嵌合されており、従って本体22の外周面が孔32
の底面を形成し、これによって外輪本体22の外周面に
凹凸が交互に形成されている。
【0009】上記センサロータ30は、帯状の素材に予
め多数の孔を打抜き加工で形成し、その後素材を環状に
湾曲させて端部同士を結合しても良いし、筒状の素材に
孔を打抜き加工しても良い。なお、軸受組立体は内輪1
0を固定軸(図示せず)に嵌合することによりセットさ
れる。また、車輪の回転数を検知するときは、図1中二
点鎖線で示すように、ピックアップ方式のセンサ40を
センサロータ30に近接させて配置する。
【0010】使用にあたり車輪が回転すると、外輪20
及びこれに取り付けられたセンサロータ30が一体的に
回転し、センサロータ30の凹部即ち孔32と、凸部即
ち孔以外の柱部分36とが交互にセンサ40の前方を通
過することになる。従って、センサロータ30によって
磁力線が周期的に変化し、この変化の状態を調べること
により、車輪の回転数が検知される。
【0011】本実施例では、凹所を形成する打抜き孔3
2が正しい矩形に形成され、特に円周方向の幅及び柱部
分36の円周方向の幅が軸方向全体にわたって一定であ
る。加えて、孔32の形状、大きさはセンサロータの板
厚方向において一定であり、しかも凸部を形成する柱部
分36の板厚は一定されている。従って、磁力線の通過
が凹所又は凸部によって正しく変化し、車輪の回転数の
検知が正確なものとなる。また、センサロータ30は板
厚のうすい円筒状の部材から成るので、製作が容易かつ
低コストで済む。さらに、センサロータ30の重量が小
さいことから、これを取付けたために外輪20の回転に
悪影響を及ぼすことがなく、また半径方向外方への突出
量が小さいことから、周辺の機器と干渉する心配もな
い。
【0012】図4乃至図6には本発明の別の実施例が示
されている。本実施例が上記実施例と異なる点は、セン
サロータを形成する部材の断面形状にある。即ち、環状
センサロータ50は図5及び図6に示すように円筒部5
2と、これら半径方向内方に延びるフランジ部54とか
ら成って断面L字形を有し、フランジ部54は半径方向
に細長い矩形の孔56が円周方向に隔設されている(一
部のみ図示)。センサロータ50は円筒部52において
外輪本体22の外周面に嵌合され、フランジ部54が外
輪本体の端面に当接して孔56の底面を形成している。
なお、センサ40は図4中二点鎖線で示すように、フラ
ンジ部に近接して軸方向に配置されることとなる。
【0013】このセンサロータ50は絞り加工によって
容器状の素材を形成した後、フランジ部54に孔56を
打抜き加工であけることにより形成されたものであり、
基本的には上記実施例と同様の効果が得られる。また、
センサ40の配置に融通性が生ずる。
【0014】図7には更に別の実施例が示されており、
その特徴は、外輪本体22にセンサロータユニット60
を取り付けたことにある。センサロータユニット60は
打抜き孔62及び柱部分が所定の寸法(幅、厚さ)に形
成された前記センサロータ30と同様のセンサロータ6
2と、合成樹脂等から成ってセンサロータ62の内側に
嵌合された筒状のスリーブ部材66とからなる。
【0015】このようにすれば、軸受の種類が変わり外
輪の寸法が変わっても、スリーブ部材66の種類を変え
るのみで、同一のセンサロータ62で対処できる。これ
は軸受装置全体のコストダウンにつながるものである。
また図8に示すようにセンサロータ70を円筒部72と
フランジ部74とから成る断面L字形状とし、フランジ
部74に打抜き孔76を形成しても良い。この場合、セ
ンサロータ70に対応して、スリーブ部材80も円筒部
82とフランジ部84とからなる断面L字形状とする。
センサロータ70とスリーブ部材80とは円筒部同士7
2及び82で互いに一対化されてセンサロータユニット
90となり、このユニット90が外輪22に嵌合され
る。
【0016】なお、本発明はこの他にも、その趣旨を損
ねない範囲内で適宜変更、改良ができることは勿論であ
る。
【0017】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明によれ
ば、センサロータユニットを形成するセンサロータに板
材の磁性体を利用するので、その製作が容易かつ安価に
て行える。また多数の孔は形状、寸法を正確に加工する
ことができるので、センサから発生せられる磁力線が正
しく変化することになり、その結果、車輪の回転数の検
知が正確なものとなる。
【0018】またセンサロータをスリーブ部材を介して
回転部に取り付けるようにしたので、スリーブ部材を複
数用意し必要に応じてその種類を変更することにより、
センサロータの種類を変更することなくして、種々の大
きさの回転部にセンサロータを取り付けることが可能と
なる。更に、スリーブ部材を防錆作用のある材料で構成
すれば、例え車両が雨水条件下を走行して回転部に錆が
発生しても、センサロータがその錆の影響を受けること
はなくなり、回転部の回転数の検出が長期間にわたって
正確に行えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す正面図である。
【図2】本発明の第1実施例のセンサロータを示す正面
図である。
【図3】図2におけるIII−III断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す正面図である。
【図5】本発明の第2実施例のセンサロータを示す正面
図である。
【図6】図5におけるVI−VI断面図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す正面断面図である。
【図8】本発明の第4実施例を示す正面断面図である。
【符号の説明】
10・・・・・・内輪 14・・・・・・ボール 20・・・・・・外輪 30、60・・・・・・センサロータ 32・・・・・・孔 40・・・・・・センサ 70・・・・・・スリーブ部材
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】また、軸受の種類が変わって外輪の外径寸
法が変わると、同一種類のセンサロータを使用すること
ができず、軸受の種類分だけセンサロータを用意せねば
ならず、コスト高になる。更には、軸受には原則として
防錆処理を施さないので(防錆処理自体が難しく、また
強いて行うとコストが上昇する)、センサロータに防錆
処理を施しても自動車が雨水にさらされる条件下を走行
すると、軸受に錆が発生してセンサロータがその錆の影
響を受けることがあった。錆が発生すれば、センサによ
る回転数の検出精度が低下するおそれがある。更に、本
願に関する先行技術として特公昭55−13311号が
ある。同特許は車軸に対して回転する車輪3と一体化さ
れたロータ内周部に梯子状物を備える。しかしながら、
この梯子状物はスリーブ等の中間部材を介することがな
く、直接ロータに取り付けられている点で本願とは異な
る。また、本願ではセンサロータが回転部外周に取り付
けられているため加工が容易でロータ取り付けのための
特別な部品を必要とすることもなく、コストダウンが図
れるとともに大幅なスペースの削減が期待できる。ま
た、内周面に取りつけられているが内周加工は一般に難
しく、精度も出しにくい。また、本出願人は先願として
実願昭59−137931(実開昭61−54272)
を出願している。同出願はベアリング外輪外径にパルス
ギアを装着した点で本願と類似しているが、パルスギア
の嵌合部が弾性部材となっているため、組立性には優れ
るものの、回転精度の維持が困難であるという問題点を
有する。更に、センサロータの柱の先端が連続していな
いため、強度が弱く、精度維持が困難である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の磁性体からなって環形状を有し、
    円周方向の幅が一定とされた矩形状の打抜き孔が複数個
    円周方向に等間隔で配置されてなるセンサロータと、該
    センサロータの内側に嵌合される円筒部を少なくとも有
    する環状のスリーブ部材とからなるセンサロータユニッ
    トであって、該スリーブ部材において車両の走行に伴っ
    て回転する回転部に取り付けられ、前記センサロータに
    近接してセンサを配置することにより、前記回転部の回
    転数を検出するために使用されることを特徴とするセン
    サロータユニット。
JP29850594A 1994-12-01 1994-12-01 センサロータユニット Pending JPH07218523A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29850594A JPH07218523A (ja) 1994-12-01 1994-12-01 センサロータユニット

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JP29850594A JPH07218523A (ja) 1994-12-01 1994-12-01 センサロータユニット

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7238820A Division JP2650634B2 (ja) 1995-09-18 1995-09-18 センサロータユニット

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JPH07218523A true JPH07218523A (ja) 1995-08-18

Family

ID=17860587

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29850594A Pending JPH07218523A (ja) 1994-12-01 1994-12-01 センサロータユニット

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5513311A (en) * 1978-07-11 1980-01-30 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Operating lever device for construction machinery
JPS5717405B2 (ja) * 1978-02-15 1982-04-10
JPS6154272B2 (ja) * 1979-05-11 1986-11-21 Hitachi Ltd

Patent Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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