JPH07218445A - 金型内高温ガラスの判別装置 - Google Patents

金型内高温ガラスの判別装置

Info

Publication number
JPH07218445A
JPH07218445A JP6014460A JP1446094A JPH07218445A JP H07218445 A JPH07218445 A JP H07218445A JP 6014460 A JP6014460 A JP 6014460A JP 1446094 A JP1446094 A JP 1446094A JP H07218445 A JPH07218445 A JP H07218445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
camera
mold
output
ccd camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6014460A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3305849B2 (ja
Inventor
Yasunari Saito
康成 斉藤
Koji Habu
幸二 土生
Atsushi Asayama
篤 浅山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP01446094A priority Critical patent/JP3305849B2/ja
Publication of JPH07218445A publication Critical patent/JPH07218445A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3305849B2 publication Critical patent/JP3305849B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】金型およびプレス後のガラスの黒体放射特性の
違いを利用してガラスの黒体放射に感度をよくし、ガラ
スの輝度差パターンを強調して得る。 【構成】金型2真上5mにCCDカメラ1を設置し、C
CDカメラ1の出力は画像処理装置3に接続する。CC
Dカメラ1は金型2内のガラスにピントが合うようにレ
ンズコントローラ4で調整する。画像処理装置3は画素
出力の2値化、輝度面積の面積測定処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TVブラウン管用パネ
ルあるいはファンネル等のガラス製品を金型内でプレス
成型する際に、高温の金型内における高温ガラスを画像
処理して金型内の高温ガラスの割れ、欠けの有無等の状
態を判別するための金型内高温ガラスの判別装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス成型後の冷却されたガラス
については、輝度差をつけるため対象物に蛍光灯などの
光源から光をあてて、その反射光を用いて画像処理を行
っていた。このような方法においては、安定した光量の
光源を用い、安定した照明環境を提供する必要があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法を、プ
レス成型工程に展開しようとすると場合、以下のような
問題点が生じていた。
【0004】(1)高温度条件、ガラスのプレス成型の
作業条件および各種装置の配置条件等から、光源と対象
物(金型およびガラス)との距離を5m程度以上に離す
必要があるために、蛍光灯等の光源を使用すると均一で
照度の高い光量が得にくい。
【0005】(2)金型およびプレス後のガラスとも反
射光による輝度差が小さく、金型とガラスの判別が難し
い。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題点
を解決すべくなされたものであり、プレス成型によりガ
ラス製品を製造するための金型と、プレス成型後の高温
ガラスを内蔵した金型上に配置されたCCDカメラと、
CCDカメラからの出力を画像化するための画像処理処
理装置とを備えたことを特徴とする金型内高温ガラスの
判別装置を提供するものである。
【0007】金型はSUS(ステンレス)材等で作成さ
れたものであり、その内面にフロスト処理がされており
Crメッキを施してある。プレス成型によるガラス製品
の生産時には、金型温度は500℃程度となっている。
また、この金型によって成型されるガラスは、金型から
取り出される際の温度が600℃程度になる。
【0008】図1に示すように、製造ライン上のガラス
を取り出す位置で、金型の真上5mにCCD(電荷結合
素子)カメラを設置する。CCDカメラの出力は画像処
理装置に接続され、たとえば画素毎の輝度出力の2値
化、輝度分布、輝度面積の抽出出力を行う。画像処理装
置からの出力は、コンピュータのCRTディスプレイ等
により画像表示され、観察者が目視でも判別できるよう
にする。レンズコントローラはCCDカメラの焦点距離
を調整する。
【0009】本発明の装置は、TVブラウン管用のパネ
ル、ファンネル等の電子製品用ガラス、皿、コップ等の
食器、ねがねレンズ、光学レンズ等の光学製品用ガラス
などの、プレス成型により製造されるガラス製品の製造
に適用できるものである。特に、高温環境でプレス装置
等の大型装置を使用するために、ガラス製品からかなり
隔てた位置から画像収集、画像分析を行う必要のあるT
Vブラウン管用のパネル、ファンネル等の大型のガラス
製品の製造に好適なものである。
【0010】
【作用】図2に示すように、CCDカメラの受光特性は
500〜1000nm(赤外波長)にピークを有し、上
記の金型温度(500℃程度)で金型から放出される赤
外波長は、プランクの放射法則(黒体放射の法則)から
して2000nm程度である。また、600℃程度の高
温ガラスから放射される赤外波長で800〜1000n
mのものはガラス内部から放出されるものである。ここ
で、図1に示されるようなCCD素子の配置をとると、
ガラスの断面方向が強調された視野となる。したがっ
て、CCDカメラを用いると金型よりもガラスに感度が
良いという効果を生ずるものと考えられる。
【0011】500〜600℃程度の温度範囲でガラス
に感度の良いCCDカメラを用いると、ガラスの断面方
向も含めた温度分布、それに起因する黒体放射特性の違
いによる輝度差のパターンを得ることができる。そこ
で、ガラス内部あるいは表面に割れ、欠け等の物理的な
不連続部分あるいは形状的な欠陥が存在すると、黒体放
射の不連続的あるいは局所的な反射、散乱を引き起こ
し、結果として輝度差のパターンの不連続部分、急激な
変化、局所的な輝度低下等を引き起こす。この輝度差の
パターンを観測、分析することによりガラス表面および
内部の状態を観測および分析することができる。
【0012】ガラスの断面方向については、CCDカメ
ラの焦点距離を調整することにより断面方向による輝度
差のパターンの変化を得ることができ、したがってガラ
ス内部も探索することができる。
【0013】また、ガラス表面および内部に割れ、欠け
等のほとんどないガラス製品の輝度差のパターンのデー
タAを前記画像処理装置に記憶させておき、随時プレス
されてくるガラス製品の輝度差のパターンを前記データ
Aと比較して判別することもできる。また、ガラス製品
毎に輝度差のパターンを解析してもよい。
【0014】もし、ガラス内部あるいは表面に規定以上
の大きな欠陥があることが判明した場合は、そのガラス
製品を不良品として画像処理装置あるいはそれに接続さ
れたコンピュータ等に記憶(マーキング)しておき、後
の工程で取り除くようにしてもよい。
【0015】CCDカメラは、別に光源を設けておいた
方が大きな照度が得られるため好ましいが、光源を設け
なくても使用できる。また、CCDカメラ以外にもサー
モビュアー(温度分布測定装置)等を使用してもよい。
【0016】ここで、図2に蛍光灯とあるのは光源とし
て蛍光灯を用いその反射光を従来の撮像管カメラにより
受光した場合の特性を示し、ハロゲン電球とあるのは光
源としてハロゲン電球を用いその反射光を従来の撮像管
カメラにより受光した場合の特性を示す。BTM黒体放
射とは金型(ボトムモールド)から放射される黒体放射
の特性を示したものである。
【0017】
【実施例】TVブラウン管用のパネルあるいはファンネ
ル等のガラス製品を、金型内でプレス成型する工程にお
いて実施した例を以下に示す。図1に示すように金型真
上5mの位置にCCDカメラを設置し、CCDカメラか
らの出力は画像処理装置に接続する。CCDカメラは金
型内のガラスにピントが合うようにレンズコントローラ
で調整する。画像処理装置は画素出力の2値化、輝度面
積の面積測定処理を行う。
【0018】具体的には、2値化処理は、CCDカメラ
から送られてくる映像信号を、明暗が連続的に変化する
アナログ信号からデジタル信号に変換するものである。
すなわち、アナログ信号に対してある閾値(2値化レベ
ル)を設けておき、前記閾値よりアナログ信号が大きけ
れば(明るければ)白(信号レベル1)、小さければ
(暗ければ)黒(信号レベル0)としてデジタル信号に
変換する。この2値化レベルを高く設定すると、非常に
明るい部分のみが白(1)になり、特に明るい部分を抽
出することができる。また、2値化レベルを低く設定す
ると、非常に暗い部分のみが黒(0)になり、特に暗い
部分を抽出することができる。
【0019】前記2値化レベルを可変とすることによ
り、1個のガラス製品に対して輝度の段階的な濃淡を得
るようにしてもよい。また、前記白(1)および黒
(0)のドットをカウントして輝度面積の測定処理を行
い、ガラス製品の複数エリアの各々で、輝度面積が大き
く変動していないかチェックすることもできる。あるガ
ラス製品のあるエリアにおいて、輝度面積が他の製品あ
るいはモデルデータと比較して大きく変動していれば、
前記エリアに欠け、割れ、ガラス屑の存在等の異常が発
生している可能性が高く、目視により確認するか、ある
いはコンピュータによりマーキングしておき、後工程で
再検査することもできる。
【0020】さらに本実施例において、金型からガラス
製品を取り出した際に、欠けたガラスが金型内に残って
いないかという判定も行った。つまり、ガラス製品取り
出し後に金型内の画像処理を行い、ガラス屑による異常
な白(1)の輝度面積の増加が特定のエリアに存在すれ
ば、金型内にガラス屑が残っていることになる。
【0021】本発明によって、高温金型内の高温ガラス
の判別が可能となり、ガラスの金型内割れの識別装置と
して使用することができた。
【0022】
【発明の効果】本発明は、金型内高温ガラスの割れ、欠
けの有無等の状態を判別するために、従来蛍光灯等の光
量の不十分な光源と撮像管カメラを用いていたものを、
受光感度の優れたCCDカメラを使用したため、高温ガ
ラスの内部をも画像処理して観察できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、CCDカメラを用いた
金型内高温ガラスの判別装置のブロック図である。
【図2】本発明の実施例を示し、CCDカメラの受光感
度特性のグラフである。
【符号の説明】
1:CCDカメラ 2:金型 3:画像処理装置 4:レンズコントローラ 5:コンピュータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレス成型によりガラス製品を製造するた
    めの金型と、プレス成型後の高温ガラスを内蔵した金型
    上に配置されたCCDカメラと、CCDカメラからの出
    力を画像化するための画像処理処理装置とを備えたこと
    を特徴とする金型内高温ガラスの判別装置。
JP01446094A 1994-02-08 1994-02-08 金型内高温ガラスの判別装置 Expired - Fee Related JP3305849B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01446094A JP3305849B2 (ja) 1994-02-08 1994-02-08 金型内高温ガラスの判別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01446094A JP3305849B2 (ja) 1994-02-08 1994-02-08 金型内高温ガラスの判別装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07218445A true JPH07218445A (ja) 1995-08-18
JP3305849B2 JP3305849B2 (ja) 2002-07-24

Family

ID=11861667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01446094A Expired - Fee Related JP3305849B2 (ja) 1994-02-08 1994-02-08 金型内高温ガラスの判別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3305849B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018179814A (ja) * 2017-04-14 2018-11-15 株式会社Uacj 情報処理装置、温度測定システム、情報処理装置の制御方法、および制御プログラム
WO2020129907A1 (ja) * 2018-12-21 2020-06-25 日本電気硝子株式会社 ガラス板製造方法及びその製造装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018179814A (ja) * 2017-04-14 2018-11-15 株式会社Uacj 情報処理装置、温度測定システム、情報処理装置の制御方法、および制御プログラム
WO2020129907A1 (ja) * 2018-12-21 2020-06-25 日本電気硝子株式会社 ガラス板製造方法及びその製造装置
JPWO2020129907A1 (ja) * 2018-12-21 2021-11-04 日本電気硝子株式会社 ガラス板製造方法及びその製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3305849B2 (ja) 2002-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI465711B (zh) 板玻璃缺陷檢測裝置、板玻璃製造方法、板玻璃物品、板玻璃良否判斷裝置以及板玻璃檢查方法
US6011620A (en) Method and apparatus for the automatic inspection of optically transmissive planar objects
TW555969B (en) Method for non-destructive inspection, apparatus thereof and digital camera system
JPH0599861A (ja) 透明容器の検査方法及び装置
KR20070013512A (ko) 화상처리 장치 및 방법
US10241057B2 (en) Optical inspecting apparatus with an optical screening device
CN109827974B (zh) 一种树脂滤光片膜裂检测设备及检测方法
CN101443649A (zh) 表面检查装置
KR20150140035A (ko) 피검체 표면 불량 검사 장치 및 피검체 표면 불량 검사 방법
KR20170011791A (ko) 터치스크린 패널에서 강화유리의 광학적 불량과 ito패턴의 불량을 검출하기 위한 장치 및 그 방법
JPH07218445A (ja) 金型内高温ガラスの判別装置
JP4184511B2 (ja) 金属試料表面の欠陥検査方法及び装置
JP3222727B2 (ja) 光学部材検査装置
CN114663341A (zh) 一种光学镜头眩光缺陷定量检测方法
JPH06281588A (ja) 曲面を有する透明物体の微小欠点検査方法
JPH05126761A (ja) 空びん分別装置
JP3149336B2 (ja) 光学部材検査装置
KR20100059550A (ko) 평판 검사 장치 및 그 방법
JP2004108902A (ja) カラー表示画面の欠陥分類方法およびその装置
KR100249597B1 (ko) 광학적 불균일 검사장치 및 광학적 불균일 검사방법
US20220042876A1 (en) System and method for detecting optical power of dry ophthalmic lenses
JP3506170B2 (ja) 半導体部品の検査装置および検査方法
JP4655404B2 (ja) 物品検査方法
Chrzanowski Computerized station for semi-automated testing image intensifier tubes
KR102051969B1 (ko) 고속 검사가 가능하고 조명 교체 및 사이즈 변경이 가능한 라인스캔 검사장치 및 그의 자동 캘리브레이션 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees