JPH07218344A - カラー特性測定装置 - Google Patents

カラー特性測定装置

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JPH07218344A
JPH07218344A JP26316992A JP26316992A JPH07218344A JP H07218344 A JPH07218344 A JP H07218344A JP 26316992 A JP26316992 A JP 26316992A JP 26316992 A JP26316992 A JP 26316992A JP H07218344 A JPH07218344 A JP H07218344A
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reflected
colored surface
optical
spectral
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JP26316992A
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Bernard J Berg
バーナード、ジェイ、バーグ
Thomas J Boes
トーマス、ジェイ、ボース
Mark A Cargill
マーク、エイ、カーギル
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  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】特にメタリック又は真珠光沢粒子などのような
材料で着色した表面の光学的特性、スペクトル反射率を
測定するのに適したカラー特性測定装置を提供するこ
と。 【構成】光源228と反射光学系をもっている。反射光
学系には、多数の光ファイバー束254,256,25
8が目的物試料236から異なる角度で反射した単一光
源からの光を受けるため配置され、一時に1つの反射角
の光だけが受光されるように光学スイッチ装置268が
用いられる。受光された反射光線は単一列の一体的イン
ターフェアレンス−フィルタ・フォトダイオードに送ら
れて、スペクトル特性を決定される。 【効果】光ファイバー装置と、単一照明源と単一光学検
出機構とを使うから、本装置は最小体積で、ポータブル
性に優れ、しかも高い正確度と反復性をもっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、メタリック粒子や真珠光
沢粒子から成る目的物試料のカラー特性を測定するため
の装置に関するものである。
【0002】目的物試料の色特性を測定し、定量的に記
述するのに種々な装置が開発され、広く利用されてい
る。これら装置の多くは、試料のスペクトル特性に関連
づけた測定値をもたらす。本発明は分光光度計に使用す
ることに関連して説明するが、背景としてはその他の色
測定装置の使用を説明するのも価値がある。特に、多く
の色測定装置に使用する典型的タイプの背景的記述のた
めに反射濃度計に関連する概念を次に説明する。
【0003】従来の光学物理学によれば、目的物試料に
入射しそのような試料に吸収される光の割合は光の強さ
から独立であることが知られている。従って目的物試料
のスペクトル特性の定量的表示は試料の“透過率”又は
“反射率”として定義されうる。すなわち実質的に透明
な目的物の透過率は透過された光の目的物に入射した光
力(ライトパワー)に対する比と定義されうる。対応し
て、不透明物について反射率とは目的物から反射された
光の入射光力に対する比と定義されうる。
【0004】集光された光について、これらの比はパワ
ーでなく、強さで表わされうる。さらに、透過率/反射
率の性質及び人間の眼の光学的特性のゆえに、これらの
比を対数で表わすことが時に有利である。従ってカラー
テクノロジーの分野で定量的測定又は“フィギュア・オ
ブ・メリット”を得るため広く使用されている1つのパ
ラメータは典型的に光学“濃度”として特長づけられ
る。目的物試料の光学濃度は次の式1により典型的に定
義される。 光学的濃度D=−log10T 又は−log10R (式1) ここでTは透明目的物の透過率を表わし、Rは不透明物
の反射率を表わす。以上に従い目的物試料がその上に入
射した光の90%を吸収し、目的物が不透明だとすれ
ば、反射率は理想的に10%であろう。そこで、このよ
うな試料の濃度を1とする。対応して、もし99.9%
の光が吸収されたとしたら、反射率は0.1%で濃度は
3となろう。同様に、入射光の100%を反射する“理
想的”目的物の濃度は0となろう。
【0005】光学的濃度を測定する目的では、“濃度
計”(デンシトメータ)として典型的に特徴づけられる
装置を使うことが周知である。この濃度計はしばしば
“反射”濃度計(不透明物体の光学的濃度測定に使われ
る)として、又は“透過”濃度計として分類される。透
過濃度計は種々の不透明でない物体のスペクトル特性の
決定に使用される。
【0006】図1は公知の反射濃度計形状100の単純
化した略示構成図を示している。このタイプの形状は本
出願人の有する米国特許第5,015,098号(19
91年5月15日)に詳細に記載されている。図1に示
すタイプの濃度計装置は反射濃度計として特徴づけら
れ、前記のように不透明材料のカラー濃度測定を与える
ため利用される。
【0007】図1を参照すると濃度計装置100は光源
ランプ104をもつ光源ユニット102を有している。
着色表面の光学的濃度特性に関する種々の工業分野での
光学濃度測定に関し、光源照射体についての種々な標準
が開発されている。例えば従来濃度計光学標準は300
0°Kのプランク(Planckian)分布で動作す
るランプからの流入光をもたらすタングステンランプと
して記述されている。その他の示唆されている標準はア
メリカン・ナショナル・スタンダード・インスティチュ
ート(ANSI)、及びインターナショナル・オーガニ
ゼーション・フォア・スタンダーダイゼーション(IS
O)により開発されている。これら光源光標準は典型的
に照明体のスペクトルエネルギー分布として定義され
る。好適に光源ランプ104は適当な標準に合致するも
のとし、例えば2856K ANSIとして知られる標
準に合うフィラメント電球から成る。濃度計装置100
の光源ランプ104及びその他の要素のための電力は在
来の充電式バッテリーにより与えてもよく、さもなけれ
ばAC電源に接続してもよい。
【0008】ランプ104の投射する光は集光レンズ1
06により細い平行ビームに集束される。種々の在来公
知の集光レンズを使用し得る。集光レンズ106を通っ
た光線はアパーチャ108を通過する。アパーチャ10
8の寸法は供試目的物の照射面積の大きさを定める。
【0009】アパーチャ108を出た光線(図1で光線
110として示す)は目的物試料112上の照射面積に
投射される。試料112は種々のタイプの着色不透明材
料であり得る。例えば印刷工業においては試料112は
紙にインクを載せた試料で、カラー印刷用シートの縁に
カラーバーのついたものであり得る。以下に説明する本
発明に係る分光光度計の実施例に関しては、試料112
はメタリック又は真珠光沢粒子から成る塗装表面であり
得る。
【0010】光線110が目的物試料112に当たる
と、光線114として示す電磁輻射が試料112から反
射される。標準検出形態が開発されていて、それによる
と反射光は目的物試料112の平面に直角に投射された
照明光線110に対し特定角度で検出される。より詳し
くいうと、光線110の直角方向に対し45°の角度で
反射光の検出を行なうように標準が開発されている。こ
の45°の角度は反射率測定についての標準となってい
るもので、この形態は測定の濃度範囲を最大にする傾向
があることで望ましいとみられている。しかし、45°
の差度は観察者の比較的正常な視角を表しているともい
える(すなわち観察者の視線から45°で照明する)。
【0011】しかし、他方で、以下に説明する本発明の
原理を具体化した分光光度計の実施例に関し述べるよう
に、反射光の検出角度は光線の正常方向に対する45°
の標準角度から変動することがありうる。さらに、同じ
く後述のように、光は測定されるべき目的物試料に当る
光線に関し多数の角度で検出されうる。多数角度での測
定の概念に関する詳細は後に説明する。
【0012】光の検出を行なうためにスペクトルフィル
タ装置116が設けられる。フィルタ装置116は一連
のフィルタ118,120,122を含み得る。これら
フィルタはそれぞれシアン、マゼンタ及びイエロー・ス
ペクトルをふるい分けるため使用される。すなわち、こ
れらフィルタの各々はその特定色調を表わす周波数帯域
外の光エネルギーを吸収するものである。例えばシアン
フィルタ118は、赤色に対応するスペクトル幅内のも
の以外すべての光線を吸収する。特定の色調幅内だけの
反射光を検出し、それについて光学濃度測定値を得るこ
とによって、その特定色調に関連する目的物試料の着色
の品質に関する“フィギュア・オブ・メリット”を得る
ことができる。
【0013】以上から分かるように、色濃度又は色反射
率の現実の定量的測定は相当部分をフィルタのスペクト
ル透過特性に依存している。従って濃度計フィルタのス
ペクトル特性に関し種々の周知の標準が開発されてい
る。例えば、1つの標準はANSIステータスTカラー
レスポンスとして知られる。この標準に合うフィルタの
スペクトルレスポンス特性は、シアン、マゼンタ及びイ
エロー各色調について比較的広い幅(50〜60ナノメ
ータ帯域幅)である。その他のスペクトルレスポンス特
性標準には、例えばG−レスポンスとして知られるもの
があり、これはステータスTに少し似ているが、イエロ
ー色調により強く感じる。Eレスポンスというのはヨー
ロッパレスポンス標準のことである。
【0014】図1の例では3つのフィルタ118,12
0,122がシアン、マゼンタ、イエローという色合い
用として例示されているが、その他の色調を用いること
も明白に可能である。これら特定の色合いは、その相対
的永続性から見て、また反射濃度計の目盛づけ(カリブ
レーション)に使用する好ましい色合いであることか
ら、好適なものとみなされている。しかし、他の色合い
例えば赤、青(ブルー)及び黄色も、また全く違う色も
濃度計装置100について利用することが可能である。
【0015】スペクトルフィルタ118,120,12
2は種々の色合いから成るだけでなく、多数の種々な特
定タイプのスペクトルレスポンスフィルタの1つでもあ
り得る。例えばこれらフィルタは一連の在来のラッテン
ゼラチンフィルタ及び赤外ガラスでもよい。しかし、種
々のその他のタイプのフィルタ構成も使用し得る。
【0016】スペクトルフィルタ118,120,12
2は好適に目的物試料112の面から直角方向に対し4
5°の角度に配置される。図1に示す特定例において、
これらフィルタの各々は静止に維持され、目的物試料1
12から反射された光線を同時に受けとるのに利用され
る。
【0017】さらに図1に示すように反射された光線1
14のフィルタ118,120,122を通った部分
(光線124,126,128として示す)は、光電池
センサーセル132,134,136の受光表面に当た
る。センサー132,134,136(図1でそれぞれ
スペクトルフィルタ124,126,128に組合わさ
れたものとして示してある)はそれぞれのスペクトルフ
ィルタから出てくる光を検出するに適した普通の光電池
素子から成る。これらセンサはさらに感知された光線の
強度に比例した大きさをもつ電流を生ずるようにされて
いる。図1に示すように、フィルタ118から出た光線
の検出に応答してシアンセンサ132により発生された
電流は線対138上に生じる。同様に、マゼンタセンサ
134から発生された電流は線対140に、そしてイエ
ローセンサ136からの電流は線対142上の出力電流
として印加される。センサ136,138,140とし
て使用するのに適する光電池素子は当業者に周知であ
り、種々の市販センサが使用できる。
【0018】それぞれの線対上の電流の大きさは対応す
るスペクトルフィルタを透過した反射光線の強度に比例
したものとなろう。これら光線は、目的物試料112の
スペクトル反射曲線と、対応するフィルタのスペクトル
レスポンス曲線の積に一部対応するスペクトル分布をも
つであろう。従って、フィルタのスペクトルレスポンス
曲線により表される特定の色合いについて、電流の大き
さがその色合いの周波数スペクトル内での目的物試料1
12の比例的反射率の定量的測定値を表わす。
【0019】さらに図1に示すように、各線対138,
140,142上のセンサ出力電流は、3個の在来の増
幅器144,146,148の1つずつに入力信号とし
て加えられる。増幅器144は、線対138上のシアン
センサ132の電流出力に応答し、増幅機146は線対
140上のマゼンタセンサ134の電流出力に応答す
る。対応して増幅器148は線対142上のイエローセ
ンサ136の電流出力に応答する。これら増幅器の各々
は、それぞれのセンサからの低水準の出力電流を導線1
50,152,154上の電圧水準信号に変換する手段
である。それぞれの導線上の信号の電圧水準は後続のア
ナログ・デジタル(A/D)変換機能に適した大きさの
ものである。かような増幅器も周知であって、適当な大
きさのボルト/アンペア変換比、帯域幅及び出力電圧範
囲のものが市販されている。導線150,152,15
4上の出力電圧の大きさはやはり、対応するスペクトル
フィルタを透過した反射光線の強度を表わしている。
【0020】増幅器からの電圧信号出力の各々は普通の
マルチプレクサ156に入力信号として加えられ。マル
チプレクサ156は増幅器144,146,148の各
々からの信号を導通路158上に時多重化(time
multiplexed)させるように動作する。マル
チプレクサ156の動作のタイミングはマスタクロック
160からの導通路162上のクロック信号により与え
られ得る。目的物試料の現実の濃度測定において、濃度
計100は増幅器144,146,148の各々からの
電圧出力信号を順次に表わす多重化信号のセグメントを
利用することになる。
【0021】導通路158上に発生された多重化信号は
普通のA/Dコンバータ164へ入力信号として加えら
れる。このコンバータ164は多重化アナログ信号をデ
ジタル信号に変換して、次の中央処理装置(CPU)1
66での処理に備える働きをする。A/Dコンバータ1
64はマスタクロック160から導線168上に加えら
れるクロックパルスにより制御されるのが好適である。
クロックパルスはA/D変換の実行の“スタート”パル
スとして動作する。A/Dコンバータ164は周知のア
ナログ−デジタル回路のいずれかでよく、例えば16二
進情報ビットから成り、入力信号当り65Kレベルの解
像度をもたらすものでよい。
【0022】A/Dコンバータ164からのデジタル出
力信号は導通路170上の二進情報ビットの平行セット
としてCPU166に加えられる。CPU166は濃度
計装置100の作用に関連する種々の機能を行ない得
る。図示の例において、CPU166は、これら機能を
デジタル処理とコンピュータプログラムによって行なう
ため利用され得る。また、CPU166はマスタークロ
ック160から導線172上に発生されるクロックパル
スの制御下にあり得る。しかしCPU166の多数の機
能的動作は個別のハードウェア要素によって与えること
もできる。
【0023】一部でCPU166は導通路170からの
デジタル信号に含まれる情報を処理するのに利用され得
る。処理されたこの信号の或るものは導通路176上に
出力信号として出て、普通のディスプレー回路178へ
入力信号として加えられる。ディスプレー回路178は
使用者に情報の可視的表示を与える手段で、種々の市販
のディスプレーユニットの形をとり得る。
【0024】デジタル情報信号を導通路170から受け
とるCPU166に加えて、情報信号はマニュアルキー
ボード回路180によって手でCPU166に打ち込む
こともできる。使用者はキーボード180を通じて情報
を入れることでカラーレスポンスに“調整”を加えるこ
とができる。キーボード180からのマニュアル入力を
表わす信号は、導通路182によってCPUへデジタル
情報信号として加えられる。
【0025】一般に、今日商用ベースで使用されている
カラー“測定”のための最も普通の機器は分光光度計、
カラリメータ(colorimeter)及び写真濃度
計である。3種の機器は反射光又は透過光の測定のため
使用されているが、典型的に分光光度計は可視スペクト
ル上の多数の点における光を測定して曲線を生成するも
のである。図1に関して、分光光度計は濃度計100と
同様な形態をとり得るが、3対のフィルタ及びダイオー
ドをもつのではなく、例えば16又はそれ以上の対のフ
ィルタ及びダイオードという形状になり得る。フィルタ
の各々は可視光スペクトルの実質的に別々の部分に関連
づけられ、種々の目的物試料の反射率特性(不透明物体
の場合)を表わす曲線を得るのに使われる。分光光度計
については典型的に、曲線により表わされる出力の変差
(波長の関数としての)が100分比反射率値を表わ
す。分光光度計は多くの物品の色の組合せに必須なもの
と見られている。かような物品とは、固体不透明物(例
えばセラミックス、金属)から透明液状物例えばワニス
や染料溶液までいろいろあり得る。
【0026】これに対してカラリメータは、分光光度計
と違って、人間の眼と同様なやり方で光を測定するため
典型的に使われ、すなわち赤、緑、青(又は同様な種々
の色)の受光体を使うものである。カラリメータは多く
の分野で利用されていて、包装体、ラベルその他の材料
などのような物品上の印刷された色の測定など、製品の
外観が購入者の受容性にギリギリ重要であるような場合
に使われている。このようなカラリメータは典型的に、
三重刺激値の形の、又は色の外観貢献性により具体的に
関係するその他の値の形での出力を生じる。例えば色度
座標がよく利用される。
【0027】分光光度計及びカラリメータ装置は塗装し
た表面のカラー特性を測定する目的に普通に使用され
る。着色した仕上げをもつ塗装表面を作るとき、塗装表
面についての標準とのカラー“マッチ”を容易に得るこ
とはややむずかしい。この点で分光光度計又はカラリメ
ータ装置は、着色仕上げとカラー標準との最適マッチを
得るため配合顔料組成を調整するのを助けるデータを用
意する目的に利用されうる。配合顔料組成物の扱いは典
型的に“シェーディング”といわれる。
【0028】在来のペイント又はその他のタイプの顔料
組成物について、十分な許容度をもつ“カラー品質”測
定は単一照明体から供試目的物試料を照射する単一光源
の使用により典型的に得られる。これに対応して、この
ようなペイント又はその他の顔料組成物については、着
色表面からの反射光線について単一の反射角又は“検出
角度”を利用することで典型的には十分であった。
【0029】しかし、今日多くの工業ではより複雑なペ
イント及びその他の顔料組成物が使用されつつある。例
えば、自動車工業などの業界では、光反射粒子又は“フ
レーク”を使うペイントが利用されつつある。このタイ
プのペイント又はその他の顔料組成物は典型的に“メタ
リック”ペイントといわれる。今日生産されている自動
車の大多数はこのようなメタリック塗装表面をもってい
る。このような自動車用ペイントでは、最初プライマー
が自動車の表面に適用される。ついでベースコートがプ
ライマーの上から適用される。ベースコートは金属粒子
をペイントに分散させた着色ペイントである。金属粒子
はアルミニウム、コーテッド・シリカ等々のような材料
から成る。金属粒子から成るベースコートを適用した
後、“クリア”コートが適用される。クリアコートは本
質的に紫外線を遮断し、塗装表面の光沢性外観を維持す
る。
【0030】今日自動車業界で使用されている他のタイ
プの着色材料は“真珠光沢”ペイントといわれるもので
ある。真珠光沢着色材料は、表面に適用されたプライマ
ーに加えて、典型的に3コートシステムから成る。ベー
スコートとクリアコートの間に第2のコートが適用され
る。一部で、第2のコートは真珠光沢粒子をも含有しう
る。
【0031】メタリックカラー材料については“明る
さ”又は色変化が見る角度によって発揮される。すなわ
ち、このようなカラー材料は、視角と相対的に外観を変
化させる。真珠光沢材料については、現実の色の変化は
見る角度の変化と共に生じる。このようなメタリック及
び真珠光沢材料は特に、自動車のような製品の仕上げと
して望まれるが、それは外観の変化が自動車の輪郭を強
調するからである。すなわち、明るさ又はカラーの変化
は塗装製品がより大きな曲率をもつように見せるのであ
る。曲率の強調は、美観上、製品の“グラマー”さを増
大させる。
【0032】メタリック及び真珠光沢材料については、
分光光度計又はカラリメータについて或る与えられた角
度での単一カラー測定読取り値ではペイントのカラー特
性を特徴化するのに十分正確なカラー“品質”測定を与
えられないであろう。メタリック又は真珠光沢材料のカ
ラー特性を十分に特徴化するためには、典型的に種々な
視角での測定値を得なければならない。メタリック又は
真珠光沢材料のカラー特性を決定する適切な測定技術の
決定につき相当量の開発努力がなされている。例えば、
視角の関数としてのスペクトル曲線の三次元プロットが
得られている。しかし、このようなスペクトル曲線のプ
ロットは工業的なカラーマッチ及び調整には実質的に実
行不可能である。これに代わり、測定角度の“最小”数
として本質的に特徴づけられうるものを決定する開発が
なされていて、視覚的レスポンスと両立する色の角度測
光特性について十分な、そして工業的カラーマッチ許容
度の範囲内で結論を引き出すのに十分な情報をもたらす
ようにしている。
【0033】メタリック又は真珠光沢材料について複数
視認角度をもたらす目的のため、種々のタイプの手続が
業界で知られている。例えば、照明の方向に対し視角を
固定し、分析すべき塗装試料を回転させるようにした検
出装置を利用することが知られている。このような装置
は普通当業者に“目的物変調”として知られている。し
かし容易にわかるように、このような目的物変調は体積
の大きい目的物については実質的に困難である。また目
的物試料の回転のための装置に認められる許容度はきわ
めて小さくなければならず、このような回転には大型で
高価な機器が必要である。
【0034】視角が光源からの照明の方向に対し異なる
点に本質的に“移動”される時、このような機構は典型
的に“検出器変調”として特徴づけられる。対応して、
第3の機構は普通に“光源変調”といわれる。光源変調
の場合は、目的物試料と視角は固定であり、照明の方向
が変化する。いずれにしても、従来の研究はメタリック
又は真珠光沢色材料の測定された色が一次的に鏡角度に
対する角度の関数であることを示しているようである。
【0035】メタリック又は真珠光沢材料の角度測光特
性の特徴化についてなされた従来の相当な開発から本質
的に結論づけられるのは、実際性の目的にとってこのよ
うな材料が3つの角度での測定により有効に特徴化され
得るということである。この決定は一部では実験によ
り、また種々の計算を通じてなされたものである。例え
ば、従来技術の中ではメタリック仕上げから反射された
光は、そのような光が散乱成分(フレーク及びその他の
成分での複数反射について)と、フレーク成分(フレー
クからの単一反射からの)とをもつことをベースにして
分析可能であると特徴づけられている。フレーク成分
は、全体的大きさに加えて、フレークの向きの単一統計
的特性により支配される角度分布をもつと特徴化され得
る。この単一統計的特性の場合は、それを定量化するの
に2つの測定だけを要する。メタリック又は真珠光沢色
材料を鏡角度から実質的に外れた方向から見た時、カラ
ー特性測定は散乱成分により支配される。対応してフレ
ーク成分は鏡面に比較的密接な方向から見た時支配的で
ある。従って、測定の1つの角度は鏡面から実質的に外
れたものであるべきで、他の角度はなるべく密接してい
るべきである(“第1表面”反射は除いて)ということ
になる。第3の角度は、フレーク成分が重要であると共
に他の測定におけるそれと著しく違っている位置で他の
2つの角度の中間にあるべきである。
【0036】他の研究は、種々のフレークタイプと着色
材を被覆している相当数のメタリックカラーの角度色測
定特性に関している。測定はこれらメタリックカラーの
明るさ、色調及び色度について正準化角度の関数として
得られた。これら研究において、明るさレスポンスは比
較的複雑な構造を示したから、多項モデル化のために選
択された。各モデルにつき観測された残留誤差はモデル
の“適合”(fit)からは得られない情報の測定値で
ある。線形モデルはレスポンスの曲率をモデル化するの
に比較的不適切であり、そのため比較的大きな残留誤差
を残すことが認められた。3つの適切な選択測定角度を
もつ正方形モデルが平方の平均残留和を劇的に減少させ
ると特徴化された。対応して、4つの角度の使用は比較
的わずかな、さらなる残留和の減少を与えたが、4測定
角度からのデータ取扱いに要する増加した複雑さを正当
化するのには十分でなかった。
【0037】要するに、種々な従来の研究は、2つだけ
の特定な角度でのメタリック又は真珠光沢材料の光学的
性質の測定は或る有用な特性を与えることを示してい
る。このような構成はアームストロングほかの米国特許
第3,690,771号(1972年9月12日)で議
論されている。しかし今日の業界ではメタリック又は真
珠光沢材料のカラー特性を決定する目的には3つの角度
の測定が実質的に最適であることが一般に認められてい
る。例えばアルマンの米国特許第4,479,718号
(1984年10月30日)は反射性フレークをもつペ
イントのカラー特性を決定するための機器に向けられて
いる。アルマンの特許にはペイント試料を単一光源によ
り照明して、試料により反射された光を種々な角度に置
かれた一連の3個の検出器により検出する機構が記載さ
れている。3個の検出器の反射率測定値の組合せを利用
することにより、異なるメタリック反射品質の“補正”
が得られる。
【0038】アルマンはさらに、反射率ファクターが色
と色の差を特定する目的でカラーデスクリプター値を計
算するのに利用され得ることを記載している。色の三刺
激値は、反射率ファクターデータを、人間の眼の感度及
び光源の照度(これらすべては可視スペクトル内の波長
の関数として)と組み合わせることにより計算され得
る。三刺激値は色と色の差の視覚に関係するカラーデス
クリプターを計算するのに利用され得る。例えば、利用
され得る1組のデスクリプターは、インターナショナル
・コミッション・オン・イルミネーションにより推奨さ
れるCIE L★a★b★知覚カラー尺度である。
【0039】三刺激値の変形はアルマン特許に述べられ
ている式に従って種々の知覚カラー値を計算するのに使
用され得る。アルマンはさらに測定の目的で最適数の角
度を決定することに関連する種々の理論を述べている。
アルマンは、3個の適切に選択した測定角度が比較的最
小測定努力のためのメタリックカラーについての最大の
情報を決定する目的で最適化した選択を与えることを結
論している。アルマンはまた、ペイントフィルムから成
る表面に対し45°の角度で位置づけた入射光源を設け
る概念を記述している。3個の検出器が3つの異なる角
度、すなわち15°、45°、110°(鏡面角度から
測って)で配置される。アルマンは単一光源を複数検出
器と共に使用する考えを述べているが、検出器の動作に
関連する装置は具体的には述べられていない。
【0040】その他の機構としてスティーンホークの米
国特許第4,917,495号にはカラリメータとメタ
リック又は真珠光沢粒子から成る着色表面の光学的性質
を特徴化する方法が記載されている。スティンーホーク
の機構は、表面の色定数を導くのに3つの多角度分光光
度計測定を利用する。
【0041】スティーンホークのカラリメータは具体的
に3個の別々のランプから成る3照明源を利用する。ラ
ンプの出力はランプフィラメントから相当する焦点距離
に取付けた収色光源レンズにより集光される。試料表面
から相当する焦点距離の2倍に取付けた収色集光レンズ
から成る集光光学系が含まれる。回折格子とシリコーン
ダイオード列検出器から成るモノクロメータがレンズの
試料側と反対に取付けられる。モノクロメータへの入口
スリットがレンズから1焦点距離のところに取付けられ
る。このような機構はほとんど集光された光だけを入口
スリットに通させ、試料標準から45°又は約45°で
の光散乱だけをモノクロメータに通す。
【0042】入口スリットを通った後、光は拡大して回
折格子に当る。この格子で光は分散させ、12の検出素
子をもつシリコーンダイオード列検出器上に再集束され
る。検出素子の各々はダイオード電流を電圧信号に変換
する増幅器をふくんでいる。12の信号はついで多重化
され、アナログ・デジタル変換器によりデジタル化され
る。カラリメータの機能のすべてはマイクロコンピュー
タで制御され、機器から導かれた測定データはLCDデ
ィスプレー上に表示される。カラリメータ内で測定され
るべき試料はマイナス30°、0°、及び65°(試料
標準から測って)から順次に照射される。試料から反射
された光は試料標準から測って45°で検出される。
【0043】以上に従えば、メタリック又は真珠光沢を
利用するカラー材料の多角度測定に関連する思想は比較
的周知である。しかし、これら公知のシステムは典型的
に相当数の光学的素子を要する。例えば、アルマン特許
には具体的に記載されてはいないが、そこに示された検
出器機構の各々は検出された光線を表わす電気信号をも
たらすため別々の検出回路を要するようである。これに
対応して、スティーンホーク特許については3個の照明
源が要求される。さらに、スティーンホークはポータブ
ル装置として記載されてはいるが、この装置が電源(一
次ユニットと別の電源を除き)を含んでいるか明らかで
ない。
【0044】
【発明の概要】本発明によれば、着色表面のカラー特性
の測定に適合した装置が設けられる。この装置は光を着
色表面の方へ少なくとも1つの照明角度で投射するため
の光源手段を含む。受光手段が着色表面からの多数の反
射角度で反射された光線を受けるため設けられる。
【0045】検出手段も設けられ、これは受光手段に接
続される。検出手段は着色表面から反射された光線を検
出するため、及び可視光スペクトル全体にわたる一連の
スペクトル成分の各々について表面のスペクトル特性を
表わす電気信号を発生させるための手段を構成する。処
理手段が検出手段に接続され、電気信号に応答してスペ
クトル特性を表わすデータを発生させる。この装置はま
たスイッチ手段を有しており、これは受光手段に近接し
て配置され、着色表面から反射された光線が受光手段の
サブセットに受け取られるのを周期的に禁じる働きをす
る。
【0046】
【好適実施例】本発明の原理は光学特性の多角度測定に
関連した装置と方法に関するものであるが、図2及び図
3には例示として分光光度計装置200として記述す
る。この装置は反射分光光度計とし特徴づけられ、着色
材料のスペクトルレスポンス特性を与えるため利用され
る。
【0047】スペクトルレスポンス特性は、後に詳述す
るように、光源からの光を目的物試料に投射し、可視光
スペクトルを通じる一連のスペクトル成分の各々の中で
目的物試料から反射される光の割合を複数の角度で測定
することにより得られる。本発明によれば、分光光度計
装置200はメタリック又は真珠光沢ペイントなどのよ
うな色材料の光学特性を、高度に正確で信頼性をもって
得るための、手で持てるポータブルタイプの手段を構成
する。
【0048】装置200の例示的構造を図2と図3に簡
略に示してある。図2を参照すると分光光度計装置20
0は手で持って使うのに適したコンパクトな構造から成
り、完全にポータブル型である。装置200は上方カバ
ー202を有し、その下にトリム204が取り巻いてい
る。カバーの下にあるハウジング体206は種々の要素
を包含するのに適している。
【0049】分光光度計装置200の要素にはハウジン
グ内に収められた光学系があり、図2で208として一
部示してある。装置200の下表面(図示せず)は試験
されるべき目的物試料に近接して位置づけるに適したも
のとなっており、光学系208がペイント表面又はその
他の試験すべき目的物試料の特定の一部と同高に位置づ
けられる。
【0050】分光光度計装置200は、DC電流を与え
るため比較的ありふれた電池を包含することができる。
しかし外部AC電源で使用することも可能にするためA
Cアダプタ入口210も設けられる。
【0051】図2に示すようにディスプレー212が設
けられ、これは普通のLCDディスプレーでよい。キー
ボード214は一連のキースイッチ216を有する。キ
ースイッチ216は手で分光光度計200に入力するた
めの普通のスイッチである。ディスプレーカバー218
がディスプレー212を美的に覆うために利用され得
る。
【0052】分光光度計装置200の入り切りのためイ
ネーブルスイッチ220も設けられている。さらに、分
光光度計装置200は外部コンピュータ又はその他の装
置からデータを受けたり送ったりするようにされ得る。
このため外部接続ポート222も設けられる。好適にポ
ート222は通常のRS232インターフェースを用い
ればよい。カラー測定装置及び外部装置との通信にイン
ターフェースを使うことはピーターソンほか米国特許第
4,591,978号(1986年5月27日)に開示
されている。
【0053】本発明によれば、分光光度計装置200は
メタリック又は真珠光沢ペイントフィルムをもつ自動車
パネルなどのような目的物試料の多重角度測定の使用を
可能にするものである。しかし、さらに本発明によれば
多重角度測定は単光源と、目的物試料から反射された光
を光検出器の単一列に適用する多数の受光装置とだけを
使っても得ることができる。後述するように、電気−機
械的“シャッター”機構の使用により受光装置の作動を
順次切り替えることにより光検出器の単一列だけが要求
される。
【0054】以上の概念は図3に示す例示的光学/機械
的構造の説明に示される。この構造は光学/機械的構造
224として示され、ランプ228を有する光源ユニッ
ト226を含み、ランプはアパーチャ230を通じ且つ
集光レンズ232を通じて光を投射する。種々の標準が
分光光度計用にランプ228などの光源照射体について
種々の工業及び商業分野でのスペクトル反射率測定のた
め定められている。例えば、前に、3000°Kのプラ
ンク分布で動作するランプからの流入光をもたらすタン
グステンランプについて標準を説明した。その他示唆さ
れる標準がANSI及びインターナショナル・オーガニ
ゼーション・フォア・スタンダーダイゼーション(IO
S)により定められている。加えて、種々のCIE照明
体も種々な光条件の下での計算のため定義されている。
このような光源標準は典型的に照明体のスペクトルエネ
ルギー分布として定義される。ランプ228は好適に適
当な標準に適合すべきで、例えば業界で2856K A
NSIとして知られる標準に合致するフィラメントから
成るものがよい。光源226となるランプ228は後述
のランプ制御回路の制御下が動作され、ランプ制御回路
への電力は装置200に付設された電池から供給され得
る。
【0055】ランプ228は、光をアパーチャ230及
び集光レンズ232を通じて投射する。集光レンズ23
2はランプ228からの電磁放射を比較的細い集光ビー
ムに集束させる。種々の集光レンズが使用され得る。集
光レンズからの光は別のアパーチャ234を通り、この
アパーチャの寸法が目的物試料236の被照射面積の寸
法を決める。理想的にアパーチャは被照射面積全体でな
るべく均一な照度となるような寸法のものがよい。しか
し、どのような物理的に実現可能な分光光度計において
も、このような均一照射は実際にはできない。現在の標
準は、被照射面積の寸法はその面積内のどの点で測った
照度も最大値の少なくとも90%であるようなものとす
べきことを示唆している。さらに、アパーチャ寸法は典
型的に測定されるべき特定の面積の寸法に限定され、迷
走光を減少させるような寸法とされる。
【0056】アパーチャ234から出た光は図3で光線
238として示され、目的物試料236の被照射面積上
に投射される。光線238が目的物試料236に当る
と、光線240,242,244として示す電磁放射が
目的物試料から反射される。前述のように、スペクトル
の種々の成分から種々の目的物試料から反射された光の
相対割合を決定するためにはこの反射光の定量的測定を
得ることが必要である。同じく前述したように、目的物
試料236からの全反射光を測定することは不可能であ
る。従って、照射の角度に対し特定な角度でだけ反射光
は検出され受け取られる。説明の目的で、工業的標準に
従って、検出の角度は典型的に図3に角度線246によ
り示されるスペクトル角度から測定される。説明及び図
示のため、図3は反射した光波244の角度を角度24
8に相当するものとして示している。対応して光波24
2は角度250で反射されているとして示されている。
さらに反射光波240は角度252で反射されている。
【0057】本発明によれば反射光波240,242,
244は一連の光ファイバー束254,256,258
から成る受光装置により受け取られる。より詳しくは、
光ファイバー254は線246により示される鏡角度に
対し角度252に位置づけられ、反射光波240を受け
取る。光ファイバー256は鏡角度に対し角度250で
位置づけられ、反射光波242を受け取る。光ファイバ
ー258は鏡角度248で位置づけられ、反射光波24
4を受け取る。
【0058】本発明によれば、光ファイバー束254,
256,258によりそれぞれ受け取られた反射光波2
40,242,244は次に述べるように光検出器装置
の単一列に加えられ。さらに本発明によれば、所与の時
間において、反射光波は3個の光ファイバー束の2つに
よって受け取られることを電気−機械的な“シャッタ
ー”機構の使用により禁じられる。詳しくいうと、本発
明に係るシャッター機構は2つのモータ260,262
(図3)から成る。モータの各々は普通の設計のもの
で、分光光度計装置200に使われる通常の電池の使用
により動作できる十分な寸法と動力のものでよい。各モ
ータ26,262は少なくとも一部回転できる作動腕2
64を含む。作動腕264の各々は光シャッター装置2
68と一体の又はその他の方法で結合されたフォロワ2
66に摺動可能に連結されている。光シャッター装置の
各々は装置200の本体又はその他適当な部分に軸27
0を通じて回転可能に結合された円筒形部分を有してい
る。図3に示すように光シャッター装置268の各々は
互いに実質的に90°で位置づけられた一対の光シャッ
ター272を有している。図3に示すような位置で光シ
ャッター装置268がモータ260に結合されると、光
シャッター272の1つは反射光波240が光ファイバ
ー束254に受け取られるのを禁じるような位置にく
る。同様に、光シャッター装置268がモータ262に
結合され図3に示すような位置になると、光シャッター
272の1つは実質的に反射光波244が光ファイバー
束258により受け取られるのを禁じる。光シャッター
装置268の図3に示すような位置形状によれば、反射
光波242だけが光ファイバー束形状に受け取られ、光
波242は光ファイバー束256だけにより受け取られ
る。
【0059】光ファイバー束254が反射光波240を
受け取れるようにするため、モータ260が作動され作
動腕264を図3で時計回りに回転させる。図3に示す
ように作動腕264はチャネル274を通じフォロワ2
66に連結されている。この形だと、光シャッター装置
268に組み合わされているフォロワ266が反時計回
りに回転することになる。この回転により光シャッター
272は対応して回転して反射光波240が光ファイバ
ー束254に受け取られるようになり、他方光シャッタ
ー272の1つは反射光波242が光ファイバー束25
6に受け取られるのを禁じるように一部位置づけられ
る。こうして光ファイバー束254だけが目的物試料2
36から反射される光波を受け入れることになる。
【0060】以上の説明から明らかなように、モータ2
62はそれと組み合わされている作動腕264を反時計
回りに回転させるよう作動され得る。図3には具体的に
示してないが、モータ262と組み合わされた作動腕2
64は光シャッター装置268(これはモータ260と
組み合わされていない)に接続されている。モータ26
2の作動腕264反時計回り回転で、光シャッター装置
268と組み合わされたシャッター272の1つは反射
光波242が光ファイバー束256に受け取られるのを
禁じるように回転されることになる。しかし、位置の回
転で光ファイバー束258は反射光波244を受け取る
ように作動される。
【0061】要するに、モータ260,262,264
は光ファイバー束254,256,258の各々が順次
に働かせられて相当する反射光波240,242,24
4を受け取るように作動されるのである。後に一部説明
するようにモータ260,262は分光光度計装置20
0の電気−機械的回路に組み合わされたプロセッサの制
御下で作動され得る。このモータ260,262の形と
作用で、反射光波は順次に各光ファイバー束254,2
56,258を通じて受け取られ、こうして光波は他の
2つの光ファイバー束のいずれによっても光波が受け取
られないような時点でのみ各光ファイバー束を通じて受
け取られる。図3は光ファイバー束を通じて反射光波の
順次的受け取りのための特定の電気−機械シャッター又
はスイッチ機構を示しているが、種々のその他のスイッ
チ機構をこのような光スイッチのため使用することは本
発明の範囲内である。本発明は鏡角度に対する反射角度
に相当する角度248,250,252の特定のものに
限定されるものではない。例示として、角度248は2
5°、角度250は45°、角度252は110°であ
り得る。
【0062】本発明に従い利用し得る分光光度計装置2
00の回路の例示的実施例を構成する回路形状280は
主として図4に示す。回路形状280の多数の成分は前
に図1に関し説明した濃度計装置100の成分と構造及
び機能とも同様である。回路形状280の主たる成分は
比較的周知である。
【0063】前述のように、装置200は試験される目
的物試料236のスペクトル特性の形の出力データを与
える目的の分光光度計装置から成る。図4に示すよう
に、分光光度計装置200及び回路形状280は目的物
試料236のスペクトルレスポンス特性を測定するため
に利用される光源ユニット226を含んでいる。図2を
参照すると試験される目的物試料236の測定のため、
試料236は光学系208の下に位置づけられる。図4
に示す特定形状において、分光光度計装置200はスペ
クトル反射特性を測定するように適合されている。しか
し、本発明の或る局面は分光光度計装置200とは機能
が変わるカラー測定装置に使用することもできるもので
ある。
【0064】図3に関し前述したように、種々の標準が
種々の工業的及び商業的分野でのスペクトル反射測定の
ため分光光度計の光源照明体につき定められている。同
じく図3に関し説明したように、光源ユニット226は
ランプ228と集光レンズ232を含み、光源ユニット
226は光線238を目的物試料236の表面に投射す
る。光線238が目的物試料236に当ると、光線24
0,242,244として示す電磁放射が目的物試料2
36から反射される。これら光線とそれに付随する反射
の角度とは図3に関し前述した通りである。反射光線2
40,242,244は光ファイバー束254,25
6,258それぞれにより受け取られる。光ファイバー
束254,256,258は相当する反射光線をそれぞ
れ角度252,250,248で受け取る。反射光線2
40,242,244は時間的に順次に光ファイバー束
254,256,258により受け取られ、或る時点で
は光ファイバー束の1つだけが反射光線を受け取れるよ
うにされる。光ファイバー束による反射光線の順次的受
け取りを実現する例示的手段は図3に関し前述した電気
的−機械的シャッター機構である。
【0065】さらに図4を参照すると、光ファイバー束
254,256,258により受け取られた光は通路2
82からフィルタ付き光電池284の単一列へ加えられ
る。光電池列284は所定数の“セグメント化”フィル
タ/光電池検出回路をもつ比較的ありふれた回路網から
成り、各回路は対応する光電池に組合せられた特定のフ
ィルタのスペクトル特性に従って可視光スペクトルの異
なる部分に相当している。すなわち各セグメントごとに
別々のフィルタと光電池が設けられる。
【0066】各光ファイバー束からフィルタ付き光電池
284へ加えられた光線は全体としてフィルタ付き光電
池284の列全体に加えられるのである。また前述した
スイッチ機構により、或る時点では通路282の1つだ
けからの光線がフィルタ付き光電池284へ加えられる
のである。或る時点では、分光光度計装置200に組合
せられた回路網は3つの通路282のうち2つからの光
線の適用を禁じるための特定回路網を含む必要はないけ
れども、3つの通路282のうちの2つは或る時点で、
2つの相当する光ファイバー束からのその時点での光の
受け取り禁止から見て、そこに光線がない。
【0067】分光光度計の設計において周知のようにフ
ィルタ付き光電池284のフィルタは異なるスペクトル
周波数レスポンスをもつから、フィルタ列全体が可視光
スペクトルの全体を通じる反射光のスペクトル特性の表
示を与える。例えば、フィルタの各々(組合わされたス
ペクトル“セグメント”に相当する)は実質的に20ナ
ノメートルの範囲の帯域幅をもつことができ、フィルタ
の各々は近い周波数レスポンスをもつフィルタから約2
0ナノメートル離れた中心周波数をもつ。すなわちフィ
ルタの各々は、フィルタの特定スペクトル部分を表わす
帯域幅の外側の周波数で光エネルギーを吸収しようとす
る。こうして、フィルタの各々が異なる“セグメント”
と可視光スペクトルの異なる部分を表わすと、目的物試
料から反射された各フィルタを通過する光の定量的測定
がフィルタの特定周波数帯域幅内の目的物試料から反射
された光の部分の表示を与えることになる。従って、或
る所定数のフィルタ又はセグメントについて、相当数の
“ポイント”が目的物試料のためスペクトルレスポンス
特性曲線について得られる。例えば16対のフィルタ/
光電池を構成する一連の16セグメントを用いることが
でき、フィルタの各々は約20ナノメートルの帯域幅を
もっている。しかし、他の種々な数のフィルタ及び種々
な帯域幅を用いることも本発明の範囲内である。
【0068】以上から明らかなことは、特定のセグメン
トについて反射率の現実の定量的測定はフィルタのスペ
クトル透過特性に相当部分依存している。従って種々な
周知の標準がカラー測定装置フィルタのスペクトル特性
に関し定められている。例えば、濃度計装置に関し、標
準は前に図1の従来装置について述べた。また、相当す
る種々な帯域幅をもついろいろな数のフィルタ及びセグ
メントを本発明に係る光度計装置200について用いる
ことができる。しかし、本発明によれば、複数光ファイ
バー束254,256,258の使用にかかわらず、フ
ィルタ付き光電池284の単一列だけを用いることによ
り具体的な利点が得られる。特に、ポータブル性を実現
し、複数フィルタ付き光電池列間の補正の必要を回避す
るため単一列のフィルタ付き光電池284は著しい利点
をもたらす。
【0069】フィルタ付き光電池284につき説明を続
けると、この形状284は光起電力センサセル(形状2
84の外側に特に示してはないが)などのような一連の
電池から成り得る。センサセルは本質的に各フィルタの
背後に位置づけられるであろうから、フィルタを通過し
た光線はセンサセルの受光表面に当る。従って形状28
4は別々のセンサセルから成るであろう。このようなセ
ンサセルは相当するスペクトルフィルタから出てくる光
線を検出するのに適した普通の光電素子から成り得る。
このセンサはカラー測定装置設計の分野で周知であり、
好適に感知された光線の強さに比例する大きさの電流を
発するようにされている。種々のタイプの市販センサが
フィルタ付き光電池形状284と共に使用され得る。
【0070】フィルタ付き光電池列284に組み合わさ
れた光電池の各々についての出力信号を構成する電流の
大きさは、相当するスペクトルフィルタを透過する反射
光線の強さに比例する。これら光線は、供試目的物試料
236のスペクトル反射率曲線と相当するフィルタのス
ペクトルレスポンス曲線との積に一部相当するスペクト
ル分布をもつ。従ってフィルタのスペクトルレスポンス
曲線により表わされる可視光スペクトルの特定セグメン
トについて、電気信号の大きさは、そのフィルタが容易
に可視光を通す周波数スペクトル内で目的物試料236
の反射率の割合の定量的測定を表わす。
【0071】図4について続けると、フィルタ付き光電
池形状284のフィルタを通る光の割合を表わす電流は
線グループ286の回路線上に加えられる。単純化と理
解容易のため、線グループ286は1本の方向線として
図4に示してある。しかし物理的に実現される回路形状
280において、線グループ286は周波数セグメント
の各々ごとに、従って形状284のフィルタと光電池の
各々ごとに、別々の線対から成る。すなわち1つの線対
が形状284の光電池の各々に相互接続されるであろ
う。
【0072】図4にさらに示すように、線グループ28
6の対上に現われる電流信号は一連の線形増幅器288
に加えられる。再び、単純化と理解のため、線形増幅器
288は図4で1個の抽象的素子として示してあるが、
好適には分光光度計装置200のセグメントの各々ごと
に別々の線形増幅器として、線グループ286の各線対
を線形増幅器288の1つずつに接続する。線形増幅器
288は構造機能とも在来のものでよく、それぞれのセ
ンサと対応する入力線対とからの低レベル出力電流を各
線形増幅器ごとの出力信号として発生される電圧レベル
信号に変換するための手段を与えるように組み合わされ
ている光電池センサの電流出力信号に応答するものであ
る。各線形増幅器の出力信号の電圧レベルは好適に後続
のアナログ・デジタル(A/D)変換機能に適した大き
さとする。このような増幅器は回路設計技術において周
知であり、適当なボルト/アンペア変換比、帯域幅及び
出力電圧範囲のものが市場で入手できる。線形増幅器2
88の各々からの電圧出力信号は出力信号として線グル
ープ290の別々のものに加えられる。
【0073】分光光度計装置200はまた光源ユニット
226のランプ強度の変動を補正するのに利用されるサ
イドセンサ292を含み得る。サイドセンサ292は光
源ユニット226から出てくる光線294に応答する適
当な光起電力センサセル又は同様なセンサから成るもの
でよい。ランプ補正のためサイドセンサを使う公知の構
成において、サイドセンサのスペクトルレスポンス特性
は補正される特定の検出チャネル又はセグメントのスペ
クトルレスポンス特性に“マッチ”される。例えばシア
ン、マゼンタ及びイエローカラーチャネルが使用され得
る種々の濃度計において、サイドセンサのスペクトルレ
スポンス特性を補正される特定のチャネルとマッチさせ
ることが知られている。このようなマッチ構成は、濃度
計のチャネルの1つとマッチするスペクトルレスポンス
特性をもつフィルタを各々もった複数サイドセンサを使
用することにより実現され得るが、さもなければ1個の
サイドセンサを、個々に順次に適切な位置へ“移動”さ
れて言に評価されるカラーチャネルとマッチするレスポ
ンス特性を与えるようにした一連のフィルタと共に使っ
てもよい。
【0074】その他の構成も知られていて、それは分光
光度計装置にサイドセンサを使用することにスペクトル
レスポンス特性の何らの“変化”も含まず、またサイド
センサのスペクトルレスポンス特性を評価されようとし
ているセグメントのスペクトルレスポンス特性と必ずマ
ッチさせるための要素をも含まないものである。このよ
うなサイドセンサ構成は本発明の同時係属米国特許出願
第679,995号(1991年3月29日出願)に開
示されている。この出願にはスペクトル装置200の目
盛づけに関する思想も記載されている。
【0075】線対296上に発生されたサイドセンサ2
92からの電流出力信号は線形増幅器298へ入力信号
として加えられる。線形増幅器298は好適に線形増幅
器288と同様な構造と機能の増幅器から成る。すなわ
ち、線形増幅器298は線296上の電流入力信号に比
例する適当な電圧レベル出力信号を線300上に発生し
得る。図4に示すように、適切な供給電圧が線形増幅器
288,298に供給電圧回路302から線304によ
って加えられ得る。
【0076】図4の説明を続けると、線形増幅器288
からの電圧信号出力は線290上の入力信号としてマル
チプレクサ回路306へ加えられる。この回路306は
通常の設計のものでよく、1個又はそれ以上の普通のマ
ルチプレクサを直列にして成る。マルチプレクサ回路3
06は線形増幅器回路からの出力信号を導通路308上
に時多重化するように働く。さらに図4に示すように、
マルチプレクサ306は線310上に線形増幅器312
からの入力信号をもつであろう。線形増幅器312は電
池パック314からマルチプレクサ回路306へ適切な
電圧レベル信号を与えるのに利用される。電池パック3
14は適切な信号を線形増幅器312への入力信号とし
て線316上に生じる。
【0077】マルチプレクサ回路306の動作のタイミ
ングはプロセッサ318から導通路320を経てクロッ
ク信号及び同様な信号により与えられ得る。プロセッサ
318の動作は後に詳しく説明する。再び、マルチプレ
クサ回路306の構造と機能は比較的ありふれた設計の
ものである。目的物試料236からの反射率の現実の測
定中に分光光度計装置200は通路308上の多重化信
号をスペクトルセグメントの各々及び線形増幅器288
の各々からの順次に代表する反射率信号として利用す
る。さらに、多重化信号は光ファイバー束25,25
6,258の各々から順次に受け取られる、角度25
2,250,248での反射信号を表わしている信号を
も代表する。
【0078】その結果のマルチプレクサ回路306から
の多重化信号は導通路308上に出力信号として加えら
れる。これら信号はさらに線形増幅器322への入力新
個として加えられる。その結果の線形増幅器322から
の出力信号は通路324上で比較的ありふれたA/D変
換回路326へ入力信号として加えられる。A/D変換
器326は導通路324上のアナログ多重化信号を後の
プロセッサ318による処理のためのデジタル信号に変
換する手段である。A/D変換器326は普通の設計の
ものでよく、プロセッサ318からの導通路317上の
入力信号及び線形増幅器供給電圧回路302と線形増幅
器298からの導通路328,300上の信号として加
えられるタイミング信号又は同様な信号により制御され
得る。供給電圧回路302から線328上への信号はA
/D変換器326の動作のための適切な電圧を与える。
【0079】さらに図4に示すように、A/D変換器3
26からのデジタル出力信号は通路330でプロセッサ
318へ入力信号として加えられる。プロセッサ318
は分光光度計装置200に関連した種々の機能、例えば
モータ260,262の動作及び本発明に係るファイバ
ー束254,256,258を働かせるための対応する
スイッチ動作などを制御するのに利用され得る。多くの
市販プロセッサがプロセッサ318として使用できる。
例えば代表的なプロセッサはインテル・コーポレイショ
ンから入手し得る。
【0080】次に全体的背景として図5、図6には標準
化部品をもつコンピュータ形状の構成略図を示す。図示
の構成は図4に示したプロセッサ及び関連部品と必ずし
も具体的に対応していない。図5、図6はプログラム可
能な装置の一般的形態を説明するためのものである。図
5を参照すると、一般化したプロセスユニット400が
示されている。このユニット400は比較的ありふれた
マイクロプロセッサ402から成り得る。このプロセッ
サ402の典型的な内部形状は図6に示されているので
簡単に説明する。
【0081】図6で、プロセッサ402は内部バス40
4を有し、これはプロセッサ402の普通の回路要素間
の二方向通信のための手段を構成する。例えば、信号は
プログラムカウンタ406へ送られ、またそこから受け
取られ、これはコンピュータメモリ内で実行されるべき
“ネクスト”指示を表わす信号である。通信は内部バス
404と、スタックポイント408、汎用レジスタ41
0及び算数ユニット420などの要素との間でもなされ
得る。これら諸要素の各々は当業者に周知である。
【0082】プロセスユニット400のメモリ及びその
他の要素のデータの送信及び受信は内部バス404にデ
ータバッファ424で接続されたデータバス422によ
り行なわれ、マルチデジット並列二進信号の形で二方向
通信が行なわれる。内部バス404はまたアドレスバス
426へアドレスバッファ428により接続される。プ
ロセッサ402は例えば、プロセッサ402と種々のメ
モリ及びその他のデータパス422を通じる信号通信路
をもつデバイス間の方向性通信のため、バス426上に
マルチデジット並列二進アドレス信号を生じ得る。
【0083】普通のシステム制御が、制御バス430を
タイミング及び制御回路432に接続することにより行
なわれる。普通のタイミング及び制御回路432からの
通信信号はプロセッサ402の種々な要素へ内部バス4
04を通じて適用される。
【0084】プロセッサ402はまた、その他の回路要
素、例えば指示レジスタ434をも有する。このレジス
タは実行をデコードするため“ネクスト”の指示を蓄積
するレジスタである。レジスタ434内のデータは指示
デコーダ436(メモリ内の次のプログラムから受け取
る指示をデコードする回路から成る)へ加えられる。プ
ロセッサ402はまた、プロセッサ402内で種々のプ
ログラミング制御のため利用されるフラグレジスタ43
8などの要素を有し得る。
【0085】制御バス430は一連の個々の指令信号リ
ードから成るものと特徴づけられ得る。この信号リード
は“送信ずみ”指令、例えば“読取り”“書込み”“記
憶”及び“I/O”指令などを含み得る。その上、制御
バス430は“受信ずみ”指令をタイミング制御回路4
32へ適用するようにもされ得る。このような指令は
“待て”“リセット”及び“中断”指令などを含み得
る。これら指令の使用はコンピュータシステム設計の分
野において周知である。例えばプロセスユニット400
メモリ内の或るアドレス位置からデータを読取るべき時
は、“イネーブル”信号がタイミング制御回路342か
ら“読取り”及び“記憶”指令リードへ適用され得る。
同様に、読取るべき特定メモリ位置のアドレスがアドレ
スバス426上で送信され、他方特定メモリ位置から読
取るべきデータはデータバス422でプロセッサ402
へ加えられる。同様にして、データがプロセスユニット
400に組合せた特定のI/Oデバイスへ加えられるべ
き時は、“イネーブル”信号がタイミング制御回路43
2から“書き込み”及び“I/O”信号指令リードに加
えられる。対応してI/Oデバイスのアドレス指定がア
ドレスバス426に加えられ、他方I/Oデバイスに送
信されるべき特定のデータはデータバス422に加えら
れる。再び、プロセッサ402に関連する回路及びプロ
セッサ402そのものは業界で周知である。
【0086】図5に戻って、プロセスユニット400に
はRAM440などのような記憶蓄積素子が含まれる。
RAM440は普通の設計のもので、データを蓄積し、
プログラムシーケンスの実行中に修正することのできる
メモリ位置をもっている。同様に、“永久”データ又は
指示の蓄積をし、修正は例外的にしかできないようにす
るため、消去可能−プログラム可能リードオンリーメモ
リ(EPROM)422も使われる。RAM440及び
EPROM422とも制御バス430及びアドレスバス
426それぞれに制御信号、アドレス位置信号を加えら
れるようにプロセッサ402と接続されている。さら
に、データをメモリからプロセッサ402へ読込むた
め、及びメモリへデータを書き込むため、二方向通信が
RAM440とEPROM422とプロセッサ402間
にデータパス422を通じて設定される。
【0087】外部装置との通話のためプロセスユニット
440は並列I/Oインターフェースモジュール444
と直列I/Oインターフェースモジュール446とを有
し得る。並列モジュール444はプロセッサ402と、
並列形で信号を送受する外部装置との間のデータ信号の
送受信をさせる手段である。直列モジュール446は外
部装置を直列形で接続するインターフェースである。
【0088】RAM440及びEPROM442と同様
に、インターフェースモジュール444及び446は制
御バス430とアドレスバス426でプロセッサ402
と接続され、制御及びアドレス情報データ信号をそれぞ
れのモジュールに適用する。さらに、インターフェース
モジュール444,446はデータバス422でプロセ
ッサ402と接続されているから、データ信号はモジュ
ール444,446とプロセッサ402の間に二方向に
移送可能である。プロセスユニット400の一般的回路
とその機能はコンピュータシステム設計の分野で周知で
ある。
【0089】図5及び図6に示したプロセッサ形状は単
に例示のためである。図4に示す具体的実施例において
プロセッサもメモリ及び類似の要素から独立した別個の
プロセッサユニット318として示してある。図4にさ
らに示してあるように、プロセッサ318は供給電圧回
路302とランプ制御回路332とへそれぞれ送信通路
334,336を介して制御信号を送る。制御信号はま
たプロセッサ318から電力供給回路338へ通路34
0を通じて加えられる。さらに種々の制御信号が図4に
示すようにプロセッサ318及び電力供給回路338か
ら通常のリセット回路342へ加えられる。図4はさら
に電力供給回路338とリセット回342などの要素間
の相互接続を示しているが、これら接続の構造と機能は
図4に示す所から明らかであろう。
【0090】分光光度計装置200はまたプロセッサ3
18のためのバス形状346のアドレスバスに接続され
た普通のアドレスデコーダ344を有し得る。アドレス
デコーダ344はバス形状346に組み合わされた種々
の要素のアドレス範囲をデコードするのに利用される。
このようなデコーダもありふれた設計のものである。
【0091】装置200は、例えばCMOS 512K
EPROMであり得る普通のEPROM348を有し
得る。一連のEPROM319も設けられ得る。さら
に、分光光度計装置200はランダムアクセスメモリR
AM350をも有することができ、これは例えば819
2バイト・スタティックランダムアクセスメモリであれ
ばよい。
【0092】前述したように分光光度計装置200は一
連のキー216を有し得る。キー216はオペレータの
手によるデータ入力手段である。装置200はさらにオ
ペレータにデータを表示するディスプレー212を有し
ている。直接又は間接にプロセッサ318のバス形状3
46に接続された以上の諸要素と関連して、普通のラッ
チ回路352がバス形状346との間でデータをラッチ
するため用いられる。
【0093】さらに図4に示すように、プロセッサ31
8はRS232 I/Oインターフェース回路354と
接続されている。この回路354は外部コンピュータ又
はプリンタ356とのインターフェースである。プロセ
ッサ318からインターフェース354への制御信号は
通路358を介して加えられる。対応してプロセッサ3
18からのデータはインターフェース354を通じて送
信通路360を介し入力データとして加えられる。対応
してコンピュータ又はプリンタ356からのデータはイ
ンターフェース354を通じ送信通路362によってプ
ロセッサ318へ加えられる。
【0094】回路形状280はまた送信通路366によ
ってプロセッサ318への入力信号として加えられる信
号をもつリードスイッチ群364を有する。回路形状2
80はまた電力スイッチ220とA/Cアダプタ210
をもつ。図4には具体的に示してないが、プロセッサ3
18はモータ260,262(図3)への入力信号とし
て加えられ得る制御信号を含む。モータ260,262
の制御は光ファイバー束254,256,258を通じ
る受光の可否を制御する目的で行なわれる。
【0095】以上本発明の分光光度計装置200の回路
形状280の諸要素について簡単に述べた。これら要素
の多くはその他のタイプのカラー測定装置にも利用され
る。例えば、本出願人の米国特許出願第480,331
号(1990年2月13日出願)に同様な要素の濃度計
における使用が記載されている。カラー測定装置の使用
及び外部装置との通信のためのインターフェースの概念
は本出願人の米国特許第4,591,978号(ピータ
ーソン)に開示されている。
【0096】要説すれば、装置200は目的物試料のス
ペクトル反射率分析を行なう自動機器として動作するよ
うに構成されている。目的物試料236が分光光度計装
置200に対し適切に位置づけられた時、光源ユニット
238からの光は目的物試料236の表面上に投射さ
れ、反射光線240,242,244は光ファイバー束
254,25,258によってそれぞれ受け取られる。
角度248,250,252ごとに別個の光ファイバー
束が設けられるのである。光ファイバー束254,25
6,258を通った光線は単一フィルタ列及び対応する
光電池284に加えられる。フィルタの各々は特定のセ
グメントに対応する帯域幅内だけの反射光を実質的に通
過させるであろう。回路形状284の光電池から発生さ
れる電流信号は線形増幅器288に加えられ、電圧出力
信号がそこから発生される。
【0097】線形増幅器288からの電圧出力信号はマ
ルチプレクサ306へ入力信号として加えられる。マル
チプレクサ306は時多重化された信号で、これはA/
D変換器326へ線形増幅器322を通じて入力信号と
して加えられる。変換器326はアナログ信号を適切な
デジタル信号に変換し、これをプロセッサ318に加え
られる。プロセッサ318は通路330からのデジタル
信号の適切な計算と測定を行なうのに利用され、各スペ
クトルセグメントごとに、及び各角度248,250,
25ごとに目的物試料236のスペクトル反射率特性を
表わすデータを発生させる。所望により、このデータは
ディスプレー212上にオペレータのため表示され得
る。対応して、かようなデータはインターフェース35
4を通じ外部装置356へ加えてもよい。プロセッサ3
18の制御は少なくとも一部はキー216からオペレー
タの入力によりなされる。分光光度計の一般的作用、一
連のセグメントからの与えられるスペクトルデータは業
界で周知である。
【0098】プロセッサ318に与えられる一次データ
は可視光スペクトルを通じる種々のセグメントにおける
スペクトル反射率データを表わすものであるが、プロセ
ッサ318はデータを他の形に変換する通常の方法で利
用することができる。例えばスペクトル反射率データは
CIE L★a★b及びL★C★h°カラー値を生じさ
せるのに利用され得る。プロセッサ318はまたデータ
をメモリ350内に蓄積するのにも利用され得る。蓄積
されたデータはカラー測定だけでなく種々の標準との比
較のための差異測定をも含み得る。
【0099】しかし、最も重要なことは本発明により回
路形状280と分光光度計装置200の電気的機械的形
状とが、照明角度と異なる3つの固定角度で受光するこ
とで目的物試料236のスペクトル反射率の測定を特定
の固定角度での照射によりなし得ることである。図3に
関し説明したスイッチ構成により、反射率は角度24
8,250,252の各々において、角度の2つを“デ
ィスエーブル”状態にして残りの角度に相当する光ファ
イバー束を通じて反射光線を受けることにより、順次ス
イッチの組合せによって測定されるのである。かような
光学スイッチは電気機械的シャッター機構により実現さ
れる。図4に関し説明したように光ファイバー束25
4,256,258を通じて投射された反射光線はフィ
ルタ光電池284に相当する一体なインターフェアレン
ス−フィルタ/光電池装置の単一列に送られる。フィル
タ光電池284は反射光線をスペクトル特性の決定のた
め変調するものと特徴づけることができる。
【0100】動作の効率のため、分光光度計装置200
に付随する種々の機能はプロセッサ318内で動作する
コンピュータプログラムの使用により実行され得る。光
の受け取りと光学スイッチに関連する機能のシーケンス
図を図7に示す。プロセッサ318内でのコンピュータ
プログラムの動作は機能位置600で開始される。つい
で、リードスイッチ364が閉じていることの証明がな
される。レセプターナンバー1,2,3は光ファイバー
束248,250,252のシャッターに相当する。す
なわち開状態のレセプターは光を受け入れ得る相当する
光ファイバー束に対しての位置関係にあるシャッターに
相当する。
【0101】ついで電気−機械シャッターが適切に動作
しているか、目的物試料236が過剰な“光洩れ”を起
こさないよう適切に位置づけられているか、を確認する
ようまず決定がなされる。問題がないと確認されると、
レセプターナンバー2に相当する光ファイバー束が開か
れて反射光線を受け入れる。光源ユニット226は“オ
フ”状態に維持され、レセプターナンバー1と3に相当
する光ファイバー束は電気−機械シャッター機構により
閉位置にされている。ついで光の読み(図7で“オフセ
ット”に相当)がなされ、受け取られる反射光線の強さ
について決定がさなれる。さらに、このようなオフセッ
トが所定のしきい値を越えているかどうか決定がなされ
る。もしイエスなら警告メッセージがプロセッサ318
により発せられ、オペレータに見えるようにディスプレ
ー212に表示される。
【0102】オフセットが所定しきい値を越えていない
なら、レセプターナンバー2が電気機械的にシャッター
されていることの試験がさらになされ、レセプターナン
バー3に相当する光ファイバー束が開かれて光線を受け
取る。ついで光学的測定が再びなされ、さらに“オフセ
ット”測定が所定のしきい値を越えているかどうか決定
がなされる。もしイエスなら、警告メッセージがディス
プレー212に表示される。
【0103】オフセットが所定しきい値を越えていなけ
れば、“光洩れ”が問題を起こしていないと想定され、
ついで“フラットさ”に関し何か問題がないかの決定が
なされる。すなわち、角度2及び3に相当するオフセッ
トが同じであるかどうかについて決定がなされる。もし
同じでないなら周囲光に関する警告メッセージが出てデ
ィスプレー212に表示される。
【0104】オフセットが実質的に同じとして、光源ユ
ニット212はイネーブル化され、ランプから光を目的
物試料236へ投射する。角度3に関する反射光線がつ
いで測定される。以上のテスト動作中レセプターナンバ
ー3は開状態に位置され、電気機械シャッターはレセプ
ター1及び2を閉状態に維持していたことを記憶される
べきである。角度3に関する反射光線の測定に続いてレ
セプター3に相当する光ファイバー束は閉じられ、レセ
プターナンバー2の光ファイバー束が開放される。角度
2がついで反射光線に関し測定される。
【0105】角度2の測定に続き、レセプター2に相当
する光ファイバー束が閉じられ、他方レセプター1に相
当する光ファイバー束は開かれる。角度1に関連するレ
セプター1で受光された反射光線がついで測定される。
以上で光学測定装置の全3個の角度を通じる完全な測定
順序が果たされる。この測定に続き、光源ユニット22
6はデイスイネーブル、すなわちランプは“オフ”位置
にセットされる。角度の各々に関連するスペクトル反射
率測定値は適当な方法で組み合わされ、目的物試料23
6に関し“色の品質”測定値を与えるようにされる。多
くの組合せが3つの角度の各々で受け取られた反射光線
に関しなされ得る。例えば反射光線の組合せは前述のア
ルマン及びスティーンホークの特許に詳しく記述されて
いる。
【0106】要するに、本発明に係る分光光度計装置2
00は、3つの別々の光ファイバー束を利用すること
で、反射光線を“ピックアップ”する3つの角度を与え
るものである。光ファイバー束は電気機械的に順次にシ
ャッターされるから、反射光線は或る時点でどれか1つ
だけの光ファイバー束に受け取られるのである。さらに
本発明によれば、単一光源だけが利用され、単一列の感
光式検出器(光電値284の単一列に相当)だけが要求
される。さらに全電池源を含めて装置全体は1個のユニ
ット式構造に収められ、手で持てる完全なポータブル式
装置となる。
【0107】同様に重要なことは、単一光源と単一フィ
ルタ付き光電池の使用がコストの減少に大きな利点をも
たらすことである。さらに、単一フィルタ付き光電池で
は、複数検出器間の補正が必要ない。また、単一列の光
電池と単一光源の使用は寸法と重量の減少に、特に3個
の検出器を使う従来のシステムに比し、大きな利点をも
たらすものである。さらに本発明に係る分光光度計装置
200は目的物試料236に反射率測定ができるように
する。最後に本発明に係る装置は“光洩れ”と平坦さの
測定を可能ならしめる。
【0108】多重角度測定から成る本発明の分光光度計
装置の原理は以上に記載した特定用途に限定されるもの
ではない。事実、多重角度測定に関連する手法は分光光
度計以外の装置にも用い得るものである。さらに、本発
明に係る多角度分光光度計の特長は、特定の角度測定、
特定数のスペクトルセグメント等に必ずしも限定される
ものではない。種々の帯域幅をもつセグメント及びフィ
ルタの異なる数を本発明の範囲内で用いることが可能
で、反射率測定の目的には種々の角度が使用可能であ
る。さらに当業者に明らかなように、以上に図示し説明
した実施例に対しその他の変形修正も本発明の範囲内で
なし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は濃度計を構成する従来のカラー測定装置
の例を示す略示斜視図である。
【図2】図2は本発明に係る多重角度分光光度計装置の
機械的構造の全体を示す斜視図である。
【図3】図3は本発明に係る図2の分光光度計装置の光
学的機械的構造の一部を示す断面図で、特に反射光受光
構造のための光学スイッチ形状を示す断面図である。
【図4】図4は本発明に係る分光光度計装置の電気−光
学的構造を示すブロック図である。
【図5】図5は本発明で使用し得る従来のデジタルプロ
セッサの例示的説明図である。
【図6】図6は例示的プロセッサ形状の説明図である。
【図7】図7は本発明に係る分光光度計装置の或る手順
の実行のための機能シーケンス図である。
【符号の説明】
200…分光光度計装置 206…ハウジング 208…光学系 224…光学的機械的構造 228…ランプ 232…集光レンズ 236…目的物試料 246…鏡角度 242,244,246…種々な受光角度 254,256,258…光ファイバー束 260,262…モータ 264…作動腕 266…フォロワ 268…光学シャッター機構 272…光学シャッター 284…フィルタ付き光電池 318…マイクロプロセッサ
フロントページの続き (72)発明者 マーク、エイ、カーギル アメリカ合衆国ミシガン48809、ベルディ ング、ラヴィーン・ロード7398

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色表面のカラー特性を測定するのに適
    した装置であって、 前記着色表面に対し少なくとも1つの照射角度で前記着
    色表面に向け光を投射するための光源手段と、 前記着色表面に対し複数の反射角度で前記着色表面から
    反射された光線を受けるための受光手段と、 前記受光手段に接続されて前記着色表面から反射された
    光線を検出するため、及び前記表面のスペクトル特性を
    表わす電気信号を可視光スペクトル帯を通じる一連のス
    ペクトル成分の各々につき発生するための検出手段と、 前記検出手段に接続されて、前記スペクトル特性を表わ
    すデータを発生するため前記電気信号に応答する処理手
    段と、 前記受光手段に近接して配置され、前記着色表面からの
    反射光が前記受光手段のサブセットに受け取られるのを
    周期的に禁じるためのスイッチ手段とから成るカラー特
    性測定装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段がフィルタ付き光検出器の
    一列だけから成り、フィルタ付き光検出器の各々はフィ
    ルタと光検出器とから成り、対応する光検出器に組合わ
    されたフィルタの各々は前記列の他のすべての光検出器
    に組合わされたフィルタと異なるスペクトル応答特性を
    もっている請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記受光手段が多数の光ファイバー束か
    ら成る請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 或る与えられた時間において前記スイッ
    チ手段は前記着色表面から反射された前記光線が前記光
    ファイバー束の1つを除く他のすべてに受け取られるの
    を禁じる請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記光源手段が前記着色表面に対し1つ
    の照射角度だけで着色表面に光を投射する請求項1に記
    載の装置。
  6. 【請求項6】 前記受光手段が前記着色表面からの反射
    光線を該表面に対し3つの反射角度で受け取る請求項1
    に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記スイッチ手段が、 前記受光手段に近接して配置されて前記着色表面からの
    反射光線が前記受光手段のサブセットにより受け取られ
    るのを周期的に機械的に禁じるためのシャッター手段
    と、 前記シャッター手段に接続されて前記処理手段に応答し
    前記シャッター手段を開放位置と閉鎖位置との間で動か
    すための原動手段とから成る請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記受光手段が多数の光ファイバー束か
    ら成り、 前記シャッター手段が一対ずつの光学シャッターから成
    る一対の光学シャッター機構から成り、 前記光学シャッター対の第1の対の1番目のものは、前
    記着色表面からの反射光線が前記多数の光ファイバー束
    の第1のものに受け取られるのを周期的に禁じるため前
    記原動手段に応答し、 前記光学シャッター対の第1の対の2番目のものは、前
    記着色表面からの反射光線が前記多数の光ファイバー束
    の第2のものに受け取られるのを周期的に禁じるため前
    記原動手段に応答し、 前記光学シャッター対の第2の対の1番目のものは、前
    記着色表面からの反射光線が前記多数の光ファイバー束
    の第2のものに受け取られるのを周期的に禁じるため前
    記原動手段に応答し、 前記光学シャッター対の第2の対の2番目のものは、前
    記着色表面からの反射光線が前記多数の光ファイバー束
    の第3のものに受け取られるのを周期的に禁じるため前
    記原動手段に応答する請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 装置全体が手で持てるポータブル構造の
    中に包まれている請求項1に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記装置が、前記光源による照射がな
    い時、そして前記受光手段のサブセットが前記光線を受
    け取るのを禁じられている間に、前記着色表面からの反
    射光線を検出することにより光漏れを試験する手段を構
    成する請求項1に記載の装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002057755A1 (de) * 2001-01-19 2002-07-25 Steag Eta-Optik Gmbh Messeinrichtung
JP2008241572A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置

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