JP5797695B2 - 角度に対する色度測定(angularcolorimetry)のための装置及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、建築用ガラスパネルのような分野で用いられる角度に対する色度測定のための装置及びその方法に関する。
建築用及び自動車のガラス、その他の応用に、エネルギー効率の良いコーティングがますます用いられるようになっている。これらの使用は政府基準によって次第に義務付けられており、太陽光の伝達、赤外線の伝達及び熱の維持の制御を満たすべき詳細がますます増大するにつれて、コーティングは高度(sophisticated)になっている。
実際に、エネルギー効率を改善する要求を満たすため、少なくともいくらかのコーティングを多層干渉スタック(interference stacks)として配置することが必要であることが見い出されてきた(これは、非特許文献1で述べられていて、非特許文献1の全体の内容は本出願で参照することにより、本出願の一部をなす。)。略垂直(near-normal)入射で見る時、これらのスタックは特定の反射色(reflectance color)を有する。このようなコーティングされたガラスは常に、2つの光から構成される2重のガラスをはめた窓のユニットの一部として用いられる。光は、2つの光の間の空間を占める乾いた気体とともに窓枠に密封される。太陽光側から内側へ表面を数えた場合、建築用ガラスのコーティングされた表面は通常このような2重のガラスをはめたユニットの2番目の表面上にある。既に気付いているように、外からの光のガラスは色を帯び(tinted)、コーティング自身も通常いくつかの色を有する。
このような2重のガラスをはめた窓(商業界では断熱ガラスユニット又はIGUsとして知られている。)が大きな複数階の建物の外からの外装材(cladding)として用いられる時、建築家及び他者は反射色がすべての角度から均一に見えることを望む。不都合なことに、多層コーティングスタックのデザイナーに良く知られている理由により、このようなスタックの反射色が見る角度でかなり変化し得る。この態様に注意を払わない場合、色が劇的で、受け入れ難い程に変化する。見る角度と関係する色の変化は、ここでは角度に対する色の変化として述べられている。
建物の外から窓を見る時、角度に対する色の変化は曇った空模様からの光でより顕著となる。曇った空からの照明(illumination)はランダムに偏光した光であり、そのエネルギーは均等に可視スペクトルに分配される(白色光となる。)。これら2つの光の特性によって、窓割り製品において反射色(reflected color)の認知及び角度に対する反射色の変化が高まる。
観測者によって認知される窓から反射する光の色は、窓ユニット内に含まれるすべての反射表面からの反射全体である。
垂直入射とは別の角度から見た場合、窓ユニット内のこのようないかなる表面から鏡面状に(specular)反射する反射光は部分的に偏光している。光学分野において、ブルースター角度に到達するまで偏光効果は反射角とともに増加することが良く知られている。ブルースター角度を越えると、かすめ入射(grazing incidence)になるまで反射光の偏光は減少し、偏光効果はゼロに近づく。人間の目は典型的に偏光に対して感受性がなく、偏光誤差のない色を見ることができる。
多くの例において、限られた数のサンプルについての視覚検査によって角度に対する色の変化の制御が行われている。この方法の主な欠点として、観測者全体の人口のおよそ5%が赤/緑の色盲(color vision deficiency)を有している理由で、一部の観測者によってしばしば異なって認識される色の調和の主観的判断に頼っていることである。
R.Hill and S.Nadel, "Coated Glass Applications and Markets", BOC Coating Technology, Fairfield CA, 1999
本発明の1つの目的は、先行技術が有する(residing)問題を克服するスペクトル反射装置を提供することにある。
本発明のもう1つの目的は、コーティングされたガラス及び頑丈さ(rugged)、コスト効率の観点(form)でこれと同様の製品によって得られる角度に対する色の変化のデータを提供でき、かつ、コーティング又は建築用窓の発達のためだけでなく、特性制御手段(tool)としての使用にも適用できるスペクトル反射装置を提供することにある。
これら及びその他の様々な目的は、本発明の特定の実施形態において実現される。
本発明の1つの実施形態では、前面の反射面と背面の反射面とを有する対象物の反射特性を測定するための装置を提供する。この装置は、対象物を置くためのサンプルステージと、白色光を出射するように構成される光源と、対象物からの反射光を検出するように構成される検出器と、対象物への入射光は検出器へ向かって鏡面反射し、かつ、検出器が受ける反射光には対象物からの前面反射と、少なくとも1つの対象物からの背面反射と、が含まれるように、サンプルステージ上の対象物に対する複数の角度配置に光源及び検出器を配設する構成の位置決め装置と、を備える。
本発明の1つの実施では、前面の反射面と少なくとも1つの背面の反射面とを有する対象物の反射特性を測定するための方法を提供する。この方法は、様々な入射角度で対象物に出射する工程と、それぞれの鏡面反射角度で対象物の前面及び背面の反射表面からの反射光を集光する工程と、反射光をカラースペクトルへ波長解析する工程と、波長に対するカラースペクトルの強度を分析する工程と、を備える。
これは、前記の発明の一般的な記述とともに、続く詳細な説明に代表的に、この実施形態に限定されることなく述べられている。
本発明のより詳細な記述及び多くの利点は、続く詳細な説明とともに添付した図面によって、より理解することができる。
図1は、慣用装置のガラス板からの反射光を示す概略図。 図2は、前面及び背面の両方でのガラス板からの反射が測定される、本発明の1つの実施形態の概略図。 図3は、光源及びサンプルを本発発明の1つの実施形態による制御方法で移動させる状態を示す概略図。 図4Aは、図3に示す制御移動を実現する本発明の新しい角度配置を示す概略図。 図4Bは、低い放射率のコーティングがされたガラスでの単一光のガラス側での反射の角度に対する色の変化を示すグラフ。 図5は、広範囲光源及び複数の検出器を用いた本発明の角度色素計の別の実施形態を示す光学図。 図6は、複数の光源及び複数の検出器を用いた本発明の角度色素計の別の実施形態を示す光学図。 図7は、単一の光源から複数の位置へ光を導くため及び複数の集光光学系のセットから単一の検出器へ光を導くための複数のファイバー光学系を用いた本発明の角度色素計の別の実施形態を示す光学図。 図8は、サンプルの前面から鏡面反射した光及び続いてサンプルの背面から鏡面反射した光を選択的に検出するためのシャッターを使用した、本発明の別の実施形態の光学光線を示す図。 図9は、本発明の角度色素計によって測定した角度に対するサンプルから受けた検出光のプロットを色変数に従って示した図。 図10は、サンプルのコーティング側から受ける検出光を色変数としてプロットした図。 図11は、検出器の像平面に(厚い基板又はサンプルの)前面及び背面から鏡面反射した光をそれぞれ投影した像を示す、光学概略図。 図12は、単一の光源及びサンプルに光を投影するための半球状の拡散反射手段の一部を用いた、本発明の別の角度色素計を示す光学概略図。 図13は、サンプル平面から複数回の内部鏡面反射をする本発明の角度色素計の1つの実施形態に係る光学光線を示す図。 図14は、サンプル平板からの複数回の内部鏡面反射及びその検出器への経路を示す本発明の角度色素計の1つの実施形態に係る光学的光線を示す図。 図15は、第1と第2の鏡面反射光ビームの間の間隔距離のサンプルの厚さ及び反射光の入射角への依存性をプロットした図。 図16は、単一の光源及び検出器の同時の角度移動のために構成されるパンタグラフ式のアームを用いた本発明の角度色素計の別の実施形態の光学系の概略図。 図17は、本発明に係る方法を示すフローチャート。 図18は、本発明の角度色素計からの生のスペクトルを示す図。 図19は、本発明の角度色素計からの比率化したスペクトル(反射率を%で示す。)を示す図。 図20は、光源のスイッチを入れた後の時間に対するL*、a*、b*の測定の安定性をプロットした図。 図21は、本発明の1つの実施形態に係るオンライン式の制御システムの概略図。
角度に対する色の変化の問題を定量化し、角度に対して色がほとんど変化しないコーティングの発達を支援し、角度に対する色の変化基準が製品と合っていることを保証するために、コーティングしたガラスの全体の反射色を測定できることが必要である。本発明の1つの実施形態では、角度に対する色の変化の客観的な測定するための手段を提供する。
角度分光測光器、複数角度色度計及び角度色度計は例えば塗料産業で用いられる慣用装置であり、塗料産業ではこのような装置を発達させるかなりの努力が行われてきた。特に、自動車の塗料産業では、このような装置は金属粒子及び雲母の薄片(flakes)、及び、見る角度によって変化する金属の輝き及びパール効果の発生させる干渉膜積層体(interference layer stack)を有する粒子において塗料の色を分析するために用いられてきた。
しかし、これら及びその他の様々な装置の使用は、半透明な(translucent or semi-transparent)対象物(例えば、実質数ミリメートル程度の厚さを有する、コーティングされた建築用ガラス)の第1の表面及び第2の表面の両方からの反射光を集めるように設計されていない装置である点で、使用が制限される。
ここでは図、特に図1について説明する。図1は、慣用装置が直面する問題を示す図である。光源101からの光はレンズ102によって平行にされ、結果的に平行ビーム103は厚さ105のガラス対象物104への入射光となる。対象物は第1の表面106と第2の表面107とを有する。平行ビームは直径w(108)である。同一の直径の鏡面反射した光ビーム109、110は、検出器111に向かって移動する。検出器111は、通常、第1の表面での反射ビーム109全体よりも少し多くの光を集めるように大きさが設計される。第2の表面での反射ビーム110は、全く集められないか、又は、部分的にのみ集光するかのいずれかであり、装置は両方の表面での鏡面反射全体の測定を実現しない。実際に、明確に第2の表面での反射光は受け入れないように設計される装置もあれば、部分的に集められた第2の表面での反射光を障害(nuisance)とみなして、第2の表面を黒く塗ること、粗くすること、又は、その両方をすることによって第2の表面での反射光をなくす方策を採用した装置もある。ある装置では、前面と背面との間に少なくとも数度の角度を有するくさび形の(wedged)サンプルを特別に用いて、背面での反射光が検出器から逃げるようにして、第2の表面での反射光を除去している。
図2は本発明の1つの実施形態を示す概略図である。本実施形態では、図2で示される光学図で示すように、前面及び背面の両方でのガラス板からの反射光を測定する。図2で示す装置は、一体となった覆い(an integrating enclosure)202内にランプ201を有する。覆い202は、例えばバリウム硫酸塩又はLabsphere社によって販売されているSPECTRALONTMのような拡散反射を行う白色の材料で内側がコーティングされている。覆い202内で複数回反射した後、覆い202からの光は両面が拡散反射を行う白色の材料でコーティングされる表面203に入る(falls)。表面203から対象物207(例えば、建築用ガラスのサンプル)の前面205に入った光は、部分的に反射し、第2の反射が起こる対象物207の背面206へ部分的に透過する。図2に示すように、前面及び背面のそれぞれ同一の範囲(area)209、210からの鏡面反射した光線208は、穴211によって選択され、レンズシステム212によって検出器213へ透過される。検出器213は、波長分散機構214と、フォトダイオードアレイ(array)215と、スペクトルのデータをフォトダイオードアレイ215から計算装置218へ伝達する信号伝達装置216が内蔵されている。計算装置218は、測定したスペクトル及び色のデータを提供するためのスペクトルデータの操作を行う。
鏡面反射において、表面の法線217と入射ビーム204との間の角度(入射角)は、表面の法線と反射ビーム208との間の角度(反射角θ)に等しい。すべての角度の入射光について反射ビームが常に同じ経路を通って光受容体へ向かうことを保証するため、サンプル又は対象物207を、光源を保持しているアームに対して半分の角度で回転する。
これは、表面209及び表面210からの反射光が穴211及び検出器213で受け取るため同一の方向に向かうように、光源201を例えば検出器213に向かって回転させたことによる角度θの変化を、対象物207をθ/2回転することによって調整しているからである。図に示すように、表面209及び表面210からの前面反射光及び背面反射光はそれぞれ、通常は平行である。本発明の1つの実施形態の検出器は、狭い受け入れ角度(例えば1°〜5°)を有し、これにより、光を鏡面反射(拡散反射とは反対)したものに制限する。
図3は、光源及びサンプルを本発発明の1つの実施形態による制御方法で移動させる状態を示す概略図である。本実施形態では、回転関係は新しいゴニオメータ装置(goniometric arrangement)によって達成される。図3の右側において、光源301はアーム302上の第1の位置(実線)に示されている。拡散照射する白色の表面304からの光線303は第1の位置305に示されるサンプルに衝突する。前面と背面の両方から反射し、実線306で示される光線は、スペクトル選択検出器307へ向かう。検出器307は本実施例では、レンズシステム308と、光格子309と、線型ダイオードアレイ320(個々がフォトダイオードとして機能する。)と、デジタル出力315と、を有する。
光源とアームの第2の位置はそれぞれ、311、312で示す(点線)。この第2の位置にある拡散表面314からの光線313(太い破線)は、第1の位置からのアームの回転角度の半分だけ回転したサンプル(又は対象物)319に衝突する。これは、第2の位置においてサンプル319の前面と背面の両方からの反射光線318(太い破線)が検出器307に向かっていることを保証する。第1の位置、第2の位置でのサンプルの法線はそれぞれ、316、317で示されている。2つの法線の間の角度は、第1の位置から第2の位置へのアームの回転角の半分である。
図4Aは、図3に示す制御移動を実現する本発明の新しいゴニオメータ装置を示す概略図である。図4Aで、光源を保持するアーム401は第1の回転平板402に固定されている。回転平板402は、ベアリング403によって固定平板405に搭載される(mounted to)車軸404上を回転する。固定平板405と第1の回転平板402との間には、第2の回転平板406が設けられている。ボールベアリング407は第1の回転平板402と固定平板405の両方と接触している。第1の回転平板402が回転すると、ボールベアリング407は回転する。固定平板405との接触面でのボールベアリング407の回転動作は、第2の回転平板406を第1の回転平板402の動作と同一の方向に押し出す。この配置の効果は、光源アーム401が取り付けられる第1の回転平板402が、サンプルホルダーが固定されている回転平板406と同一の角度方向に2倍の角度で回転することにある。
この効果をより理解するため、レース(race)におけるボールベアリング407の質量中心を考える。ボールが1回転すると、質量中心は固定平板405との関係で円弧距離s=2πR移動する(ここで、Rはボールレースにおけるボールベアリングの半径409である。)。したがって、ボールレース407を含む第2の回転平板406はs/Lと同等角だけ移動する。ここでLは、車軸403の軸からのボールベアリングの接点の半径410である。
ボールベアリング407と第1の回転平板402との間の接点も、ボールレースの質量中心に対して距離s移動する。このように、ボールベアリング407の1回転について、第1の回転平板402は固定平板405との関係で2sの円弧長さを全体で移動する。つまり、第1の回転平板は第2の回転平板の角度の2倍移動する。
サンプルホルダー411は、それ自体がサンプルホルダー台408に取り付け機構(図示しない)によって取り付けられる。取り付け機構は、調整のためサンプルホルダーを3自由度で調整できるようになっている。
本発明の1つの実施形態では、検出器はスペクトルの選択的な光検出器として用いられるPhoto Research PR650 SPECTRA SCANTMである。この検出器は、焦点レンズと、接眼レンズのかなり大きな視野にわたって光検出器の受け入れ範囲を示す目視可能な円形の目盛用(graticule)の黒点と、を備える利点を有する。
SPECTRA SCANTM装置又はその他の検出器の起動手順には、ゴニオメータ(goniometer)の回転軸がサンプルの表面と交差すること及び検出器の焦点が図3の拡散照射表面304に合わせられていることを保証するための調整手順が含まれる。検出器を通して見た時、コーティングされたガラスサンプルの前面及び背面からの反射光は、接眼レンズの中に2つの像を形成する。2つの像はガラスの厚さに比例する距離だけ離れていて、入射光の角度に依存している。エネルギー効率の良いコーティングがされた建築用ガラスでは、2つ像は通常色が異なり、重複する範囲では一方の像のみの部分より明るい(図11で後に示す。)。
本発明の別の実施形態では、例えばステッピングモータのコンピュータ制御等のようにコンピュータ制御によって光源及びサンプルを移動することにより、測定を自動化する能力を備える。これにより、最初の起動及びサンプルの挿入の後、測定を完全に自動化することができる。
このような実施形態は、ガラスコーティングプラント又は例えば、既存の建物における損傷又は劣化が原因で置き換える必要がある窓ユニットを調和させる分野において、角度に対する色をオンラインで測定する能力を備える。オンライン式の装置は、例えばガラスコーティングプラントのコーティングされたガラスの、数箇所の断面における角度に対する色を測定できる光学システムを備えてもよい。
本発明の角度によって変化する色の色素計は、発色(development)及びプロセス制御を目的として、コーティングスタックの層の厚さについていくつかの同じ型の情報を提供する点で、本発明は価格が高い多入射角分光エリプソメータ(VASA)の経済的な代替機器として役立つ。例えば、角度測定からの情報によって、2層低放射率(low-e)建築用コーティングにおける中央の誘電性の層の厚さがおそらく厚すぎることを分析するために使用できる。例えば、中央の層に付着するカソードに対するスパッタリング(sputter)装置のパワーレベルを、厚さが公称値に戻るように、この場合は削減するように調整する。与えられた情報は、あいまい(fuzzy)論理システム、知識神経ネットワークシステム、単純なPIDループのような人工的知能システムを介してフィードバックを伴うオンライン式のプロセス制御システムと結び付けりことができる。
経験を積んだコーティングプラントのオペレータ及びコーティングデザインの科学者は、スペクトルの反射率及び透過率プロット(plot)の理想からの特定の逸脱に基づくコーティングプロセスを調整するための規則を発達させている。慣用的に、スペクトルの反射率及び透過率プロットは略垂直の入射の場合のみ取得されてきた。本発明の角度色素計では、様々な角度でのスペクトルの反射率プロットを示すことができ、したがって、角度に対する色のプロットにそって、経験を積んだオペレータ/科学者がプロセスを調整するために用いることができる慣用情報を提供する。
窓の反射色として好ましいのは中間よりやや青、緑の範囲であることは窓割り製品の製造者によって良く知られている。赤、黄、紫を反射色とした窓は、市場において人気がない。また、窓割り製品の色が見る角度で変化する場合は、反射が赤、黄、紫に見える角度がないことが好ましい。窓建築の大部分において、建物の外からの見る反射色はガラス側で反射したものであるとして知られている。断熱ガラスユニットを備えるほとんどの窓構成で、最も外側の光は放射率(emissivity)の低いコーティングへの光で、この外側の光の内側に薄いフィルムコーティングが施されている。したがって、この構成では、建物の外から見た窓の最も顕著な色はガラス側での反射色である。
建築用ガラスに適用される一般的なコーティングの1つの種類として、低い放出率又は熱を反射するコーティングが知られている。これらは典型的には、銀のように誘電性があり赤外線を反射する金属の交互(alternating)層からなる多層の薄いフィルムスタックである。銀の周りには保護層又は核形成(nucleation)層のような他の層が存在する。これらのガラスコーティングは一般的に1つから3つの銀の層を含んでいる。誘電性のある干渉層によって分離される2つ以上の銀の層をスタックが含んでいる時、角度に対する色の変化は大きすぎるため、市場において受け入れ難い製品を創作してしまう。薄いフィルムスタックの層材料が層の厚さ及び光学特性について正確に制御できるならば、角度に対する色の変化を含めた様々な光学的及び機械的特性が許容制限内に抑えられる。本発明の角度に対する色の測定装置は層の厚さ及び光学特性が正確であるかを決定するのに用いられる。配置(deposition)プロセスの調整は角度に対する色の測定装置からの度数(readings)に基づいて行われる。調整プロセスは手動で又は自動フィードバックプロセス制御によって行われる。
薄いフィルムスタックのコンピュータシミュレーションの使用及び実際のコーティング実験を通して、角度に対する色の測定と層の厚さ及び光学特性との間の相互関係が築かれる。
(例1)
低い放射率の2つのスタックデザインが、デザインAからデザインBまで層の厚さを変化させて次の表1に与えられる。
Figure 0005797695
単一の光の垂直入射の色度数をこれらのデザインで採用した時、両方とも同様の数字を示し、いずれもが市場で受け入れられる。
Figure 0005797695
様々な角度でガラス側反射の色度数をこれらのコーティングから測定したとき、大きい入射角ではデザインAは赤く見える。a*の色測定が1より大きい値となった時、一般的に所望よりもかなり赤く見える。デザインBで層の厚さを修正することで、大きい入射角で過度に赤くならない。75°の入射角で、デザインBでのa*の値は1より小さい。
図4Bは、低い放射率のコーティングがされたガラスでの単一光のガラス側での反射の角度に対する色の変化を示すグラフである。角度が0°から75°まで5°ごとに増加する場合の角度に対する色度数を示している。0.0°の開始点では、両方の反射色はほぼ同一で、両方とも好ましい青〜緑の範囲である。65°より大きい入射角では、デザインAは過度に赤くなる。薄い光学フィルムスタックモデルの結果と一体に、この知識はあいまい論理、神経ネットワークシステムのような人工的知能システムに取り込むことができる。その結果、角度色素計(及び他の測定装置)と、プロセス及び測定できる製品のパラメータを許容制限内に保つためパワー及びガスの流れのようなパラメータを調整できる配置手段と、の間に適切なソフトウェア/ハードウェアインターフェイスの使用することによって、プロセスを自動的に制御できる。
神経ネットワークシステムの場合、他の製品パラメータとともに角度に対する色のデータは、関連するプロセスパラメータに沿って神経ネットワークに与えられる。その結果、プロセスを制御するため、神経ネットワークはネットワークの入力と出力との間の最も良い接続を“知る”ことができる。図18及び図19はそれぞれ、PR650からの生のスペクトル、比率化した(ratioed)スペクトル(反射率を%で表す。)を示す。
図5は、広範囲光源及び複数の検出器を用いた本発明の角度色素計(angular colorimeter)の別の実施形態を示す光学図である。図5において、光源501は広範囲にわたり、それはゴニオメータの回転軸から測定して相当な範囲(例えば、30°から80°)に該当する(subtends)。光は経路502,503、504、505に沿ってサンプル506へ向かい、サンプル506(サンプル506の前面と背面の両方から)で光はそれぞれ、経路507、508、509510に沿って検出器511、512、513、514に向かって鏡面反射する。本実施形態では、それぞれの検出器はサンプル506で鏡面反射し、検出器の受け入れ穴にちょうど入る光を選択する。信号線515は、情報をそれぞれの検出器からのスペクトルを操作するために計算装置に送る。
図6は、複数の光源及び複数の検出器を用いた本発明の角度色素計の別の実施形態を示す光学図である。図6において、複数の光源601、602、603、604は固定されたサンプル609に選択された入射角で入射光を供給する。これらの光源からの光はそれぞれ、経路605、606、607、608に沿ってサンプル609へ向かい、サンプル609でそれぞれの光源からの光はサンプルの前面と背面の両方によって、それぞれ経路610、611、612、613に沿って検出器614、615、616、607に向かって鏡面反射する。信号線(signal)618は、情報をそれぞれの光検出器からのスペクトルを操作するための計算装置に送る。光源601から604は、201(図2)又は301(図3)で示すように一体に形成した拡散光源としてもよい。
図7は、単一の光源から複数の位置へ光を導くため及び複数の集光光学系のセットから単一の検出器へ光を導くための複数のファイバー光学系(optics)を用いた本発明の角度色素計の別の実施形態を示す光学図である。図7において、単一の光源701からの光は、複数の光学ファイバー(点線で示す。)(702から707)によってそれぞれの平行(collimating)装置又は集約(integrating)装置(708から713)に供給される。
光源708から713は、201(図2)又は301(図3)で示すように一体に形成した拡散光源としてもよい。拡散光源では、ランプ要素はファイバー光学出力装置に置き換えられる。
ファイバー光学系光源からの光は、サンプル714の前面と背面の両方によって実線で示す経路に沿って鏡面反射する。測定の間固定されているサンプル714の法線と反対方向に同一の角度を形成する位置に、それぞれのファイバー光学系光源は、相応のファイバー光学系の集光光学系セット(715から720の中の1つ)を有する。集光光学系は光学ファイバー(実線で示す。)(721から726)を介して検出器727に光を導く(forwards)。検出器は内部の光学多チャンネルアナライザによって特定のファイバー出力が分析される連続的選択手段を有する。
図8は、サンプルの前面から鏡面反射した光及び続いてサンプルの背面から鏡面反射した光を選択的に検出するためのシャッターを使用した、本発明の別の実施形態の光学光線を示す図である。図8において、平行ビーム803を形成するため、光源801は光学システム802によって平行にされる。ビーム803はサンプル806の前面804及び背面805から鏡面反射し、検出器809へ向かう鏡面反射した平行ビーム807、808をそれぞれ形成する。前面と背面の反射スペクトルを分離して取得できるようにするため、平行ビーム807、808は開いたシャッター810、811によって連続的に光検出器809に収容される。シャッター810と811の両方が開いている時、通常のように、サンプル806からの前面及び背面での反射スペクトルの組み合わせが検出器809によって測定される。本実施形態では、平行な入射ビームの広がりを定義するために穴812を用いてもよく、以下に述べるように入射ビームをランダムに偏光させるために偏光解消装置813を用いてもよい。
シャッターの使用は本発明の他の実施形態にも適用できる。シャッターは、図8に関連するアウトラインとして用いることができ、また、連続的にスペクトルを取得するため光源又は検出器又は両方の前に用いてもよい。
本発明の1つの実施形態では、スペクトル及び色変数(coordinate)の正確な取得を実現するため、光源及び検出器は測定期間を通して十分に安定している。本発明の(present)角度色素計の安定性は、スイッチを入れて数分後から数時間経つまで繰り返し測定を行うことによって測定される。この結果は、本発明の角度色素計が光源のスイッチを入れた後20分間は安定していることを示している。図20は、光源のスイッチを入れた後の時間に対するL*、a*、b*の測定の安定性を示す図である。
CIE基準に従って色変数の正確な測定を実現するため、本発明の光源は波長が380nmから780nmのすべての範囲でスペクトルの照度(irradiance)を有する。この目的のため、タングステン石英ランプが多くの例で適応される。最も適応される一般的な種類のランプとして石英ハロゲンランプが知られている。これらのランプは石英の囲いの内側にタングステンフィラメントを有する。石英の囲いには、タングステンの堆積によって石英の囲いが暗くならないようにハロゲン又はハロゲンの混合物が含まれる。本発明に適応できる1つの特殊なランプとして製品番号がW−FTDのものがあり、これは特別ブランドで、FTD MR-11ハロゲン30°フラッドランプで、GZ4ベースで20W、12Vであり、寿命が2000時間で、フィラメントの温度は2900Kである。
一定の目的のため、電磁気スペクトルの可視、赤外(IR),紫外(UV)範囲の選択された波長領域で、光源が実際にスペクトルの照度を有することが望ましい。これによって、おおよその色の測定及び/又はプロセス制御を目的として、これらの範囲でのスペクトルの反射率が測定される。このような光源には発光ダイオード(LEDs)、ガス排出ランプ、ダイオードレーザー、フラッシュランプ、赤外線ランプ、白熱バー(glowbars)、水銀ランプ、ナトリウムランプ等が含まれてもよい。これに対応して、光検出器(例えば、図2のアイテム215)がIR、可視、UVでのいかなる波長領域の組み合わせをも感知するようになっている。
本発明の特性の1つは、まず光源を直接測定することによってサンプルからの反射スペクトルを調整できることを保証することである。図3の実施形態では、光検出器の光軸上に光源を配置し、光学経路からサンプル及びサンプルホルダーを除去することで、光源を直接測定することによって、この調整が行われてもよい。図5、図6、図7、図8に示す実施形態で、単数又は複数の光源を調整するため、サンプルの位置において前面表面がスペクトル反射特性が知られている鏡を用いてもよい。
図4のゴニオメータ装置(goniometer arrangement)は、固定された止め具(stops)の補助を伴って手動で入射角を設定してもよく、又は、上述したステッピングモータのようなコンピュータ制御によって必要な入射角を自動的に設定して(stepped)もよい。
調整手順では、すべての入射角で、図11に示すようなサンプルの前面と背面の両方から同一の比重で反射データを集めることを保証する前述の重複範囲内に、円形の目盛り(graticule)が存在することを確認する。
本発明の1つの実施形態では、偏光効果の影響を考慮する。この発明では、光の偏光は2箇所で起こる。この偏光を考慮しない場合、測定誤差が生じる。
垂直入射又はかすめ入射とは別の角度で光が表面から鏡面反射する時はいつでも、光は部分的に、場合によっては全体が、偏光する。この発明で偏光の1つの原因(source)は、測定されるサンプルからの光の反射時に起こる。
偏光の第2の原因は、スペクトル又は色の測定のためにサンプルからの反射ビームをそれぞれの波長に分配する時に起こる。混合した波長のビームをスペクトルに広げることは、典型的に回折格子又はプリズムで行う。格子又はプリズムに到達したビームが既に部分的に偏光している場合、測定誤差が生じる。
本発明の1つの実施形態では、装置の2箇所で光がランダムに偏光することを保証することによって、偏光による誤差を減少させている。光源からの光は必ず偏光解消していて、サンプルと格子又はプリズムの間のビームも必ず偏光解消している。
光源ビームの偏光解消は、拡散反射光源を使用することによって、又は、図8でアイテム812として概略的に示すデポラライザーを用いることによって達成される。このようなデポラライザーは、出射(exit)ビームが効果的にランダムに偏光されるように偏光を行う(scramble)ために用いられる、様々な光学密度(consistency)の高速回転ディスクから構成されている。代わりに、適切な光学材料(例えば、石英、方解石、マグネシウムフッ化物)の2つのくさび形のものを用いてLyotデポラライザーを形成してもよい。Lyotデポラライザーは典型的に光軸と平行に切られた2つの水晶平面の平行平板を備える。Lyotデポラライザーでの平面の厚さの比は、正確に2:1である。典型的なLyotデポラライザーでは、2つの平面は光学的に接続され、それぞれの平面の光軸は45°+5°の角度を形成し、組み合わせの傾き誤差(wedge error)は2″より小さい。
サンプルから反射した後で、格子又はプリズムに到達する前の光ビームの偏光解消は、光源ビームにおいて用いられるのと同様の方法によって行われる。別の一般的な技術としてファイバー光学系のライトガイドにビームを通す方法を、いずれか一方の偏光解消に用いてもよい。ファイバーの内壁からの多数の光ビームの反射によって、ランダムにビームの偏光が行われる。
本発明の特定の実施形態では、反射スペクトルの連続的測定は、それぞれp及びs方向に偏光した入射光によって行われる。p偏光では、入射光の電磁気の電位ベクトルが、サンプル表面の法線及び入射光線を含む平面内にある。s偏光では、入射光の電磁気の電位ベクトルが、サンプル表面の法線及び入射光線を含む平面に垂直ある。
入射光の偏光は、例えば様々な型のプリズムポラライザー(例えば、Glan Taylorプリズム)及びフィルムポラライザーを伴うことによって行われる。これらのポラライザーは、ポリマーフィルムの中のように分子の連鎖を伴う様々な型の光学的に調整された光学微量要素(microelements)を有する。2つのこのようなポリマーポラライザーは、商品名POLAROID(登録商標)TMで利用されている。
図9は、本発明の角度色素計によって測定した角度に対するサンプルから受けた検出光のプロットを示す図であり、色変数に従って示したものである。特に、図9はコーティングされたガラス表面の測定結果の例を示し、LabパラメータL*が入射角の角度に対してプロットされている。本発明の角度色素計は積分(integrating)球でBYKTM Gardner装置によるものと8.5°での結果と比較され、“インスペクトル(in spec)”コーティングで示す色度の値の範囲にわたり理にかなって一致することを見い出した。
図10は、サンプルのコーティング側から受ける検出光を色変数としてプロットしたものである。特に、図10はコーティングされたガラス表面の測定結果の例を示し、入射角が8.5°から、15°、25°、35°、45°、55°、65°、75°と変化する時のLabパラメータa*、b*がそれぞれに対してプロットされている。パラメータa*、b*は、国際照明委員会(Commission Internationale de l’Eclairage:CIE)によって確立され、米国特許6985254号明細書で議論されている。この明細書の全体の内容は本出願で参照することにより本出願の一部をなす。このシステムにおいて、CIE L*a*b*空間は変数L*、a*、b*を伴う3刺激値色空間である。中央の垂直な軸(L*)は、0(黒)から100(白)までの値を伴った明るさを示す。2つの色の軸は、正から負まで延びている。a−a´軸(a*)では、正の値は赤色の量を示し、負の値は緑色の量を示す。b−b´軸(b*)では、正が黄色、負が青色を示す。a−a´軸、b−b´軸の両方において、ゼロは中間のグレイを示す。単一の特定の色が、それぞれの色の軸の値及び明るさ又はグレイスケールの軸の値によって比類なく認定できる。CIE L*a*b*空間は装置から独立している(device-independent)。実際に、システムでは次の数値計算が用いられる。
Figure 0005797695
CIELABの色度システムは次のように定義される。
Figure 0005797695
図11は、検出器の像平面にコーティングされた前面及び背面から鏡面反射した光をそれぞれ投影した像を示す、光学概略図である。特に、図11はPR650 SPECTRASCANTM光検出装置から見た視野を示し、黒く塗られた円1101はSPECTRASCANTMユニットの円形の目盛を示し、光検出器の光が集まる領域と一致する。実線及び点線の円はそれぞれ、コーティングされたガラスサンプルの前面及び背面からの2つの像1102、1103の重なり部分を示す。
図12は、単一の光源及びサンプルに光を投影するための半球状の鏡の一部又は拡散反射手段(reflector)とを用いた、本発明の別の角度色素計を示す光学的概略図である。
図12では、広範囲光源が図5のアイテム501と同様に示されている。図12では、広範囲光源1201は、曲がった鏡又は白色の曲がった拡散反射手段のいずれか一方である。この場合、光源1202からの光は経路1203、1204、1205、1206に沿って進み、経路1207、1208、1209、1210に沿って曲がった装置1201からサンプル1211に向かって跳ね返る。光源1202には、タングステンランプ、タングステンハロゲンランプ、ミニアーク(miniarc)ランプ、フラッシュランプを含む多くの異なる種類を用いることができる。光源1202及びサンプル1211は、図の平面の少し内側及び外側の平面内にあるように示していて、正確に機能するための光学的配置において、光源1202及びサンプル1211が同一の物理的空間を占める必要がないようになっている。図12は、物理的配置を少し斜めから見た図である。
図13は、サンプル平面から複数回の内部反射をする本発明の1つの実施形態の光学光線を示す図である。特に図13は、対象物1304の前面1303に角度θ(1302)で入射する強度“I”の単一の入射光線1301による複数回の内部反射を示す。対象物1304は背面1305を有し、厚さは“p”(1306)である。第1の透過光線1307は面の法線1309に対して角度φ(1308)で屈折する。主な反射光線は後でRと示す1313である。内部反射は、図13に示すように順次に強度が弱まるいくつかの2次的な反射光線1314、1315,1316等を発生させる。これらの反射は説明のため、ここではそれぞれR、R、Rと示す。さらに、外部の第1の表面での反射率をRと示し、外部又は内部の第1の表面での入射光の透過率をTと示し、前面の内部反射率をRと示し、背面の内部反射率をRと示し、基板(substrate)での透過率をTと示す。したがって、
Figure 0005797695
このように、第3の反射Rは最初の2つの反射R、Rのインコヒーレント(incoherent combination)の0.65%の強度を有する。典型的な建築用ガラス製品のエネルギー効率の良いコーティングでは、色変数における誤差はわずかに0.1であり、したがって、すべての実用的な目的において誤差は無視できる。
このように、第4の反射Rは最初の3つの反射R、R、Rのインコヒーレントの0.005%の強度を有し、第4の反射は実用的な目的において全体的に無視できる。
図13は、本発明の1つの態様も説明している。この態様では、光源が直径“w”の平行ビームならば、受ける光学系は、第1の反射光線1313及び背面で1回の内部反射した光線1307の結果である第2の反射光線1314の両方を取得するのに十分に大きな穴を、有していなければならない。
第1の反射1313と第2の反射1314の間の間隔“s”(1312)を計算するため、“a”を対象物の内部での光線1307の長さ、“n”を対象物の屈折率、“p”(1306)を対象物の厚さ、“θ”(1302)を入射角、“φ”を屈折角とする。
Figure 0005797695
例えば、n=1.53のソーダガラスでガラス対象物の厚さ“p”が15mmの場合、第1の反射と第2の反射との間の垂直間隔距離“s”は入射角50°で最大値11.15mmとなる。このように、検出器の収集穴は、入射光及び対象物の前面の法線を含む入射平面上に、少なくとも間隔距離“s”にビームの幅“w”(図1のアイテム108)を加えたのに等しい寸法(dimension)を有する。
ビームの最小幅は光検出器の収集効率、そのノイズ特性及び光源の照度によって決定される。本発明の1つの実施形態では20ワットのタングステンハロゲンランプ(上述したように。)を使用し、ビームの幅は7mmである。このように、この例では収集穴は、第1の反射光線1313と第2の反射光線1314の両方をそれぞれ収集するため少なくとも18mmより大きな寸法を有し、幅“w”のビームに対応している。実際に、穴及びサンプルホルダーにサンプルを載せる範囲での小さな調整誤差を考慮して、収集穴は18mmよりかなり大きく(例えば約25mm)している。
さらに、全体の反射率及び色変数のような光学特性の測定において受け入れ難い誤差が導入されるのを避けるため、収集光学系は穴全体にわたって効率が均一であることが好ましい。本発明の本角度色素計の均一性は筋の通った方法で点検され、出射光源が用いられる範囲において均一であることが示されている。
相対的に大きくなるのを避けるため、図2に示すような本発明の1つの実施形態として、図13の光学経路を逆にした高性能な光学系を考えてもよい。光学系における可逆性の原理を用いると、図13において、すべての経路で矢印が逆となり、1301が検出器への出力光と、光線1313、1314、1315等が大きな均一の検出器よりかなり簡単に製造される広範囲光源からの入力光となることが想像される。
図14は、サンプル平板からの複数回の内部鏡面反射及びその検出器への経路(直前で上述したように)を示す本発明の角度色素計の1つの実施形態に係る光学的光線の図である。この図で、広範囲光源1401は、経路1402、1403、1404に沿って、対象物1406の前面1405に対して同一の入射角で光を供給する。対象物1406は背面1407を有する。光線1402は前面1405で経路1408に沿って検出器(図示しない)に向かって反射する。
光線1403は背面で1回反射し、経路1409に沿って光検出器に向かう。光線1404は1410、1411、1412及び1413の経路に沿って検出器へ向かう際、背面で1回、前面で1回の内部反射をする。少なくとも“s”+“w”の寸法を備える光源は寸法“w”に入る。すべての寸法は入射及び反射平面で測定されるものである。
このように、受け入れ穴の寸法“w”=7mmの検出器において、本発明の1つの実施形態では、厚さ15mmのガラス対象物への50°の入射角で、s+w=18mmの寸法の均一光源を使用する。光源202は、図2の202に示すように、1401の視野範囲全体にわたって均一性を発生させる統一球として機能し、図2では1401は要素203に置き換えられる。およそ+/―3.5mmの調整誤差に対処するため、本発明の1つの実施形態では、寸法25mmの均一光源を使用する。これらの検討は特に図5、図6、図7で示した実施形態で特に効果的であり、これらの実施形態では複数の位置に固定された検出器が描かれている。
図15は、第1と第2の鏡面反射光ビームの間の間隔距離sのサンプルの厚さ(p)及び入射光、反射光の入射角への依存性をプロットした図である。特に、図15では、屈折率1.53のガラス対象物についての間隔距離“s”のプロットを入射角及びガラスの厚さに対して示す図である。プロットはガラスの屈折率に対して変化する。最大の間隔距離“s”は、いかなるサンプルの厚さについても、図15で示されるデータから決定できる。これにより、入射面での均一な寸法が、事前に議論したように“s”+“w”より大きくなる要求に応じるように、光源が設計される。
図16は、単一の光源及び検出器の同時の角度移動のために構成されるパンタグラフ式のアームを用いた本発明の角度色素計の別の実施形態の光学系の概略図である。特に、図16は単一の光源及び検出器の同時の角度移動の要求を達成する別の手段を示し、光のサンプルへの入射角が変化する際に、検出器が常にサンプルからの鏡面反射光を収集するようになっている。
図16に示すように、パンタグラフは固定アーム1601及び可動アーム1602を備える。固定アームは長い台(bench)で固定され、一端で光源1603を支持している。
光源は、複数回反射する球状の空洞によって作り出されるような、均一なスポットライト(spot)である。固定アームの他端は垂直ベアリングロッド1604を支持している。可動アームは垂直ベアリングロッドについて回転自在である。可動アーム1602の他端は、サンプル1606の表面の方向に向けられる検出器1605を支持している。サンプルホルダー1607が垂直ベアリングロッド上に載せられ、サンプルホルダー1607は回転自在である。
2つのパンタグラフ式のアーム1608及び1609がアーム上でベアリングに連結され、また、ピボットブロック1610に連結されるベアリングでパンタグラフ式のアーム1608及び1609が互いに連結されている。角度ガイドロッド1611がピボットブロックを貫通していて、サンプルホルダーサポート1612の内部で固定されている。このロッドはサンプルホルダーの向きを制御している。可動アーム1602が垂直ベアリング1604について回転する時、パンタグラフ式の配置によって、サンプルホルダー1607が可動アームのちょうど半分の角度だけ移動する。反射角が変化しても、光源の反射像は常に検出望遠鏡1605を通して見ることができる。
パンタグラフ式の装置の操作において、アームは180°離れていて、サンプルは検出器と光源の間の経路から取り除かれている。この構成で手段が光学的に調整される。検出器は垂直ベアリングロッドを有する線上で水平な高さに調整される。光源は検出器の視野範囲の中央に調整される。光源は100%の反射率の値が設定されるように調整される(measured)。
サンプルが配置される場所と可動アームとが160°と15°の間の値の状態で、前面の反射面が垂直ベアリングロッドの回転中心となるように調整され、光源の反射像(view)を光検出器の視野範囲の中心に見ることができるように、サンプルが調整される。これにより、サンプルでは、約160°と約15°の間のいかなる角度(挟角)において、反射率を測定することができる。入射角は挟角のすべての値について挟角の半分である。
建築用ガラスの評価に加え、本発明の角度色素計は、例えば色交換色素、模様ガラス(シャワードア、プライバシーガラス等)、非反射コーティング、ざらざらした表面、拡散(鏡面の反対)表面、活性化フィルム(電気クロム、光クロムまたはSPD(浮遊粒子装置)のような。)、塗料、エナメル、光滑剤(glazes)、テープ、フィルム、印刷記事、金属、セラミック、液体、布、髪、建物材料、皮膚、食料等の分析のような他の分野に適応される。
いくつかの前述した例はかなりの量の拡散反射を伴うが(これにより、測定した反射率は鏡面及び拡散反射の混合となる。)、それにもかかわらず、本発明の角度色素計は反射率が既知又は一定であるいずれか一方の場合で役立つ。
したがって、上述のいくつかの例で示すように、本発明は前面の反射表面と少なくとも1つの背面の反射表面を有する対象物の反射特性を測定する方法を提供する。図17は、本発明に係る一般的な方法を示すフローチャートである。1702では、対象物が様々な入射角で照射される。1704では、それぞれの鏡面反射角での対象物の前面及び背面反射面からの反射光を収集する(例えば、反射光に焦点を合わせた検出光学系によって。)。1706では、反射光はカラースペクトルへ波長解析される。1708では、波長に対するカラースペクトルの強度が分析される。
1702では、例えば図2の光源202又は図16の光源1603のような拡散反射表面の光源で対象物を照射してもよい。上述のように、本発明の1つの実施形態では、バリウム硫酸塩の拡散手段(diffuser)を伴ったタングステンハロゲンランプを用いてもよい。1702では、入射角の範囲(例えば、少なくとも対象物の法線から45°、又は、好ましくは少なくとも75°以上)にわたって対象物上に光を放射する広範囲角度光源で対象物を照射してもよい。
さらに、光源からの照明光は、光源からの光を拡散(及びランダムに偏光)する拡散装置、又は、光源からの光をランダムに偏光する偏光解消装置、又は、その両方を通過してもよい。
さらに、光源と検出器の間の光学経路にポラライザーを配置して、入射平面上の偏光平面と入射平面に垂直な偏光平面との両方において、対象物の前面及び背面での鏡面反射全体の分離測定を行えるようにしてもよい。さらに、照明光は、広範囲にわたる曲がった光学的拡散光源、又は、単一ランプからの光の鏡面反射装置又は拡散反射装置を有するように構成される広範囲光源から照射されてもよい。
1704では、検出器又は光源に対する対象物の角度位置が変化する時、対象物からの鏡面反射が、固定位置にある検出器に向かうようにしてもよい。例えば、図4に示すゴニオメータをアーム401及び406上で回転するサンプルステージ及び光源とともに用いてもよく、また、アーム1602が静止したままの状態で図16に示すパンタグラフ式の装置を用いてもよい。1704では、光源が対象物の2倍の角度で移動している間、検出器は固定されたままでもよい。代わりに、検出器が対象物の2倍の角度で移動している間、光源が固定されたままでもよい。例えば、図4に示すゴニオメータをアーム401及び406上で回転するサンプルステージ及び検出器とともに用いてもよく、また、アーム1601が静止したままの状態で図16に示すパンタグラフ式の装置を用いてもよい。1704では、対象物の前面の反射表面及び背面の反射表面からの収集される光が、少なくとも1mmの距離で離れていてもよい。
さらに、1704では、対象物の背面及び前面の鏡面反射を分離計測できるようにするため、シャッターを用いてもよい。さらに、収集される光は断熱ガラスユニット(IGU)、それらのモックアップ、又は上述の物品(例えば、色交換色素、模様ガラス、非反射コーティング、ざらざらした表面、拡散表面、活性化フィルム、塗料、エナメル、光滑剤、テープ、フィルム、印刷記事、金属、セラミック、液体、布、髪、建物材料、皮膚、食料等)からのものでもよい。
1706では、波長解析がスペクトル光検出器を用いて行われてもよい。さらに、1708の分析では、対象物からの反射光のスペクトル測定を実現してもよい。
1708では、分析は対象物に対して複数の角度に配置される複数の検出器からの信号に基づくものであってもよい。例えば、光源が対象物に対して複数の角度に配置される複数の光源であってもよい(図6及び図7に示す。)。さらに本発明の1つの実施形態では、1708で、例えば検出器の出力装置からの信号によって反射光の色強度の兆候(indicative)が提供される。
色強度は、例えばCIE色度図を用いて反射光を分類するのに用いられてもよい。CIEシステムでは発光パラメータY及び色度図に点で示される2つの色変数x及びy(又はa*及びb*)によって色が特徴付けられる。CIEシステムでは、光のスペクトルパワー分布(SPD)に基づき、人間の目によって測定される感度曲線を要素とするパラメータが用いられる。CIE基準に従い、そして、人間の目は3つの異なる種類の色の感覚組織を有するという事実に基づくと、目の反応は3つの“三刺激値”によって最も良く述べられる。しかし、いったんこれが成し遂げられる(accomplished)と、いかなる色も2つの色変数x及びyによって表現できることに気付く。与えられた一連の3原色(青、緑、赤)を組み合わせることで調和させた色は、色度図で3色についての変数をつないだ三角形によって示される。
このように、図10に示すような定量化が、対象物の可視色の主観的な測定を取り除くため、本発明の1つの実施形態で行われる。さらに、上記で詳細したように、集められた角度に対する色のデータは、リアルタイムでコーティングプロセスを制御するように構成されるプロセス制御によって用いられてもよい。したがって、ガラス(又はその他の対象物の製造プロセス)のプロセス制御は、角度に対する色のデータに基づき操作を行う人工知能を備えてもよい。図21は、本発明の1つの実施形態に係るオンライン式の制御システムの概略図である。図21に示すように、本発明の2つ(それ以上使用できるが。)の角度色素計はガラスを製造する能力の様々な段階(例えば、コーティング領域1及び2)で使用される。本発明の1つの実施形態では、1つのみの角度色素計がいつのコーティング状態においてフィードバックループによるプロセス制御のために用いられ、現在のコーティングの結果に基づき将来のコーティングを調整するようになっている。計算装置は、コーティング状態を調整する(上述したように)ため、段階を制御し、角度色素計からデータを受け入れる。このようなプロセスは、制御を実現するだけでなく、いずれのコーティング状態が標準であるかについて主観的な決定を取り除く。
さらに、本発明の1つの態様(例えば、調整のために用いられる。)では、対象物を検出器から光源までの光学経路から取り除き、白色光の干渉スペクトルを測定してもよい。
したがって、1708では、対象物の放射分析での全体の鏡面反射率を提供するため、計算装置は、光源からの直接光に対応する基準(reference)信号に対する対象物からの反射信号に対応する信号を比率化してもよい。さらに、1708では、角度に対する色のデータをつくり出すため(角度解析及び反射光の波長解析から)、検出器からのデータが計算装置によって用いられてもよい。本発明の1つの実施形態では、計算装置が、例えばガラスの製造又はガラスのコーティングプロセスを制御するためのプロセス制御装置に角度に対する色のデータを提供してもよい。上述したように、プロセス制御装置は、ガラスの製造又はガラスのコーティングプロセスに指示を与えるために、角度に対する色のデータに基づき操作を行う人工知能アルゴリズムを備えてもよい。
上記の記述を考慮すると、本発明では多くの実施例及び変形例が可能である。したがって、請求項の範囲において、ここで述べた実施形態に限定されることなく本発明は実施できる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
前面の反射表面と、背面の反射表面と、を有する対象物の反射特性を測定するための装置であって、
前記対象物を配置するためのサンプルステージと、
光源と、
前記対象物からの反射光を検出するように構成される検出器と、
前記対象物への入射光を前記検出器へ向かって鏡面反射させ、かつ、前記検出器が受ける反射光には前記対象物からの前面での反射と、少なくとも1つの前記対象物からの背面での反射と、が含まれるように、前記サンプルステージ上の前記対象物に対する複数の角度配置に、前記光源及び前記検出器を配設する構成の位置決め装置と、
を備える装置。
[2]
さらに、前記検出器からの前記反射光のスペクトル強度の表示から信号を供給するように構成される出力装置を備える[1]の装置。
[3]
前記位置決め装置は、
前記検出器及び前記光源の少なくともいずれか一方に対する前記対象物の角度位置が変化する際に、前記対象物から前記検出器に向かう前記反射光の前記検出器に対する角度が一定となるように、前記サンプルステージ、前記検出器及び前記光源を互いに対して配置するように構成されるゴニオメータを備える[1]の装置。
[4]
前記光源は、拡散反射表面光源、白色光源、発光ダイオード、ガス排出ランプ、ガスレーザー、ダイオードレーザー、フラッシュランプ、赤外線ランプ、白熱バー、水銀ランプ及びナトリウムランプの少なくとも1つを備える[1]の装置。
[5]
前記位置決め装置は、前記光源のスペクトル測定を行えるようにするために、前記検出器と前記光源との間の光学経路から前記サンプルステージを移動するように構成される[1]の装置。
[6]
前記検出器は、前記対象物からの前記反射光の波長解析を行うように構成されるスペクトル光検出器を備える[1]の装置。
[7]
前記検出器は、前記反射光が前記対象物から鏡面反射した光であるとして受け取る受け入れ角度を有するように構成される[1]の装置。
[8]
前記対象物の前記前面の反射表面と前記背面の反射表面とは、少なくとも1ミリメートル離れていて、
前記光源は、前記対象物から前記検出器へ複数の表面反射を収集できるようにするために、直径にわたって略均一な照度を有する[1]の装置。
[9]
前記光源は、入射角の広範囲にわたって前記対象物上に光を放射するように構成される広範囲角度光源を備える[1]の装置。
[10]
前記広範囲は、少なくとも前記対象物の法線から45度である[9]の装置。
[11]
前記検出器は、前記対象物に対して複数の角度に配置される複数の検出器を備える[1]の装置。
[12]
前記光源は、前記対象物に対して複数の角度に配置される複数の光源を備える[1]の装置。
[13]
さらに、前記光源及び前記サンプルステージの間に配置されるとともに、前記光源からの光を拡散及びランダムに偏光するように構成される拡散装置を備える[1]の装置。
[14]
さらに、前記光源及び前記サンプルステージの間に配置されるとともに、前記光源からの光をランダムに偏光するように構成される偏光解消装置を備える[1]の装置。
[15]
さらに、2つの偏光解消装置を備え、
前記偏光解消装置の一方は、前記光源と前記サンプルステージの間に配置され、前記光源からの光をランダムに偏光するように構成されるとともに、
前記偏光解消装置のもう一方は、前記サンプルと前記反射光が個々の波長スペクトルに広げられる位置の間に配置される[1]の装置。
[16]
さらに、前記検出器と前記サンプルステージとの間に配置されるとともに、前記対象物の前記背面及び前記前面からのそれぞれの鏡面反射率を分離測定できるように構成される少なくとも1つのシャッターを備える[1]の装置。
[17]
さらに、前記光源と前記検出器の間の光学経路に配置される少なくとも1つのポラライザーを備え、
前記ポラライザーは、入射平面における偏光平面及び前記入射平面に垂直な偏光平面の両方で、前記前面の反射表面及び前記背面反射平面の全体の鏡面反射率を分離測定できるように構成される[1]の装置。
[18]
前記光源は、単一の光源からの光を拡散又は鏡面反射する広範囲の湾曲した装置を有するように構成される広範囲光源を備える[1]の装置。
[19]
前記位置決め装置は、ゴニオメータを備え、
前記ゴニオメータは、前記光源の第1の光軸と前記検出器の第2の光軸との間の角度が変化する際、前記サンプル対象物から鏡面反射する前記光源からの光が常に前記検出器へ向かうように、前記ゴニオメータに取り付けられる前記光源、前記サンプル対象物及び前記検出器が移動するように構成されるボールレースを有する[1]の装置。
[20]
前記検出器は、断熱ガラス又はそのモックアップからのすべての前記反射光を収集するように構成される[1]の装置。
[21]
さらに、放射分析上前記対象物の全体の鏡面反射率を提供するために、前記光源から前記検出器へ向かう直接光に対応する基準信号に対する前記対象物からの反射光に対応する信号の比を、計算するように構成される計算装置を備える[1]の装置。
[22]
さらに、放射分析上前記対象物の全体の鏡面反射率を提供するために、スペクトル反射率が既知の干渉表面からの反射光対応する基準信号に対する前記対象物からの反射光に対応する信号の比を、計算するように構成される計算装置を備える[1]の装置。
[23]
さらに、前記検出器からデータを受け取り、角度位置及び前記反射光の波長解析からスペクトル反射率又は角度に対する色のデータの少なくとも一方への角度の依存性を計算するように構成される計算装置を備える[1]の装置。
[24]
前記計算装置は、スペクトル反射率又は角度に対する色のデータの少なくとも一方への角度の依存性を、ガラス製造プロセスを制御するプロセス制御装置に提供するように構成される[23]の装置。
[25]
前記プロセス制御装置は、ガラス製造プロセスに指示を提供するために、スペクトル反射率又は角度に対する色のデータの少なくとも一方への角度の依存性に基づいて操作を行う人工知能アルゴリズムを備える[24]の装置。
[26]
対象物の反射特性を測定するための装置であって、
前記対象物を配置するためのサンプルステージと、
光源と、
前記対象物からの反射光を検出するように構成される検出器と、
前記光源が前記サンプルステージの2倍の角度で回転する一方で、前記検出器は静止したままであるか、又は、前記検出器が前記サンプルステージの2倍の角度で回転する一方で、前記光源は静止したままであるか、の少なくともいずれか一方に構成される位置決め装置と、
を備える装置。
[27]
対象物の反射特性を測定するための装置であって、
前記対象物を配置するためのサンプルステージと、
光源と、
前記対象物からの反射光を検出するように構成される検出器と、
前記光源から前記対象物上への光の入射角が変化し、前記入射角が変化しても前記対象物からの鏡面反射光が常に前記検出器に向かうことを保証するように構成される位置決め装置と、
を備える装置。
[28]
前面の反射表面と、少なくとも1つの背面の反射表面と、を有する対象物の反射特性を測定する方法であって、
前記対象物を様々な入射角で照射する工程と、
前記対象物の前記前面の反射表面及び前記背面の反射表面からのそれぞれの鏡面反射角度での反射光を収集する工程と、
前記反射光をカラースペクトルへ波長解析する工程と、
波長に対するカラースペクトルの強度を分析する工程と、
を備える方法。

Claims (2)

  1. 対象物の角度に対する色度を測定するための装置であって、
    前記対象物を配置するための回転可能なサンプルステージと、
    可視光で対象物を照射する回転可能な光源と、
    前記対象物の前面と背面とからの反射可視光を検出し、反射可視光を色スペクトルに波長解析するように構成された検出器と、
    前記光源が前記サンプルステージの2倍の角度で回転する一方で、前記検出器は静止したままであるか、又は、前記検出器が前記サンプルステージの2倍の角度で回転する一方で、前記光源は静止したままであるか、の少なくともいずれか一方に構成される位置決め装置と、
    を備える装置。
  2. 前面の反射表面と、少なくとも1つの背面の反射表面と、を有する対象物の角度に対する色度を測定するための装置であって、
    前記対象物を配置するためのサンプルステージと、
    対象物を照射するための光源と、
    前記対象物の前面と少なくとも1つの背面とからの反射可視光を検出し、反射可視光を色スペクトルに波長解析するように構成された検出器と、
    前記光源から前記対象物上への光の入射角が変化し、前記入射角が変化しても前記対象物の前記前面と少なくとも1つの背面とからの反射光が常に前記検出器に向かうことを保証するように構成される位置決め装置と、
    を備える装置。
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