JPH0721773Y2 - シリンダ錠及びこのシリンダ錠に用いるバネ - Google Patents

シリンダ錠及びこのシリンダ錠に用いるバネ

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JPH0721773Y2
JPH0721773Y2 JP2483291U JP2483291U JPH0721773Y2 JP H0721773 Y2 JPH0721773 Y2 JP H0721773Y2 JP 2483291 U JP2483291 U JP 2483291U JP 2483291 U JP2483291 U JP 2483291U JP H0721773 Y2 JPH0721773 Y2 JP H0721773Y2
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JP
Japan
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spring
cylinder
cylinder lock
shape
shaped
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JP2483291U
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JPH04113659U (ja
Inventor
和雄 大島
Original Assignee
株式会社ダイワロックス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は、シリンダ錠及びこのシリ
ンダ錠に用いるバネに関し、更に詳しくは組立の簡便化
や容易化を図ることができるように形成したシリンダ錠
及びこのシリンダ錠に用いるバネに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シリンダケースと、このケースに
挿嵌する鍵差込用の回転筒体とで形成されたシリンダ錠
では、タンブラーピンとドライバーピンとを弾発するバ
ネが、通常、コイル状に形成されていた(例えば実公昭
51ー15730号公報、同50ー40769号公報等
参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従って上記の従来品で
は、組立作業時に、コイル状のバネを、シリンダケース
に形成された透孔内に一個ずつ挿入しなければならず、
又バネや各ピンが透孔から抜け落ちないようにする為、
透孔を例えば蓋で閉塞する作業を伴うものであった。そ
の結果従来品の場合は、組立作業に手間暇がかかり、組
立作業の能率が上がらないという問題点があった。
【0004】又このような問題点を解消する為、本出願
人は、バネが櫛歯状の板バネに形成されたシリンダ錠を
提案済みである(実開平3ー9475号公報参照)。し
かしながらこの従来品の場合は、板バネを取り付ける為
の円筒体が、シリンダケース及び鍵差込用の回転筒体と
は別個に必要となり、シリンダケースにこの円筒体を挿
嵌し固定するものであったから、この円筒体が必要とな
る分、部品数が増加して加工上手間暇がかかるものであ
った。
【0005】本案は、このような従来品の問題点を解消
しようとするものである。従って本案の技術的課題は、
バネを透孔に一個ずつ入れる作業を一掃してこの作業に
伴う煩わしさを解消し、又上記の蓋を必要とすることな
くピンの抜け落ちを防止し、更にはバネを取り付ける為
の円筒体を特に必要とすることなく、シリンダケースに
直接取り付けることができるようにし、これによって組
立作業の簡便化や容易化、ひいては組立作業の能率の向
上を図ることができるように形成したシリンダ錠を提供
することにあり、更には材料の全体を有効に活用できる
ように形成したこのシリンダ錠に用いるバネを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本案は、上記の課題を解
決するために次のような技術的手段を採る。即ち本案の
シリンダ錠は、ドライバーピン2が軸方向に配列された
シリンダケース1と、このシリンダケース1に挿嵌され
ると共に、タンブラーピン4を軸方向に備えた鍵差込用
の回転筒体3とで形成され、上記のドライバーピン2を
介して上記のタンブラーピン4を弾発するバネ7が、上
記のシリンダケース1に設けられたシリンダ錠におい
て、上記のバネ7が、舌片状のバネ片8を長手方向に複
数備えて板バネ状に形成され、このバネ7の帯板状の本
体9が装着されるバネ取付溝10が上記のシリンダケー
ス1に形成され、上記のバネ片8が、上記帯板状の本体
9に打ち抜き状に形成されると共に、この本体9の幅方
向の一辺8aを介して打ち抜き方向に折り曲げられ、且
つ上記のドライバーピン2に当接する下端8bが上巻き
状に形成されたものである。
【0007】又上記のシリンダ錠に用いるバネ7として
は、舌片状のバネ片8を長手方向に複数備えて板バネ状
に形成され、上記のバネ片8が、帯板状の本体9に打ち
抜き状に形成されると共に、この本体9の幅方向の一辺
8aを介して打ち抜き方向に折り曲げられ、且つドライ
バーピン2に当接する下端8bが上巻き状に形成された
ものがある。
【0008】
【実施例】以下、本案の好適な一実施例を添付図面に従
って説明する。1は、ドライバーピン2が軸方向に配列
されたシリンダケースである。3は、このシリンダケー
ス1に挿嵌されると共に、タンブラーピン4を軸方向に
備えた鍵差込用の回転筒体である。尚5は、この回転筒
体3の鍵孔6に差し込まれた鍵である。
【0009】7は、上記のシリンダケース1に設けら
れ、上記のドライバーピン2を介して上記のタンブラー
ピン4を弾発するバネである。このバネ7は、舌片状の
バネ片8を長手方向に複数備えて板バネ状に形成されて
いる。尚バネ片8の個数は、ドライバーピン2の個数に
対応して同数選定されるものである。
【0010】上記のバネ片8は、図3に示される如く、
帯板状の本体9に打ち抜き状に形成されている。そして
このバネ片8は、帯板状の本体9の幅方向の一辺8aを
介して、打ち抜き方向、即ち同図Bにおいて下方に折り
曲げられ、且つ上記のドライバーピン2に当接する下端
8bが上巻き状に形成されている。尚シリンダケース1
に装着される前の上記本体9の長手方向の両端9a・9
aは、同図Cに示される如く、下方に折り曲げられてい
る。尚帯板状の本体9の幅aは、後記するバネ取付溝1
0の開口面の幅bよりも短くなるよう形成されている。
【0011】10は、バネ7の帯板状の本体9が装着さ
れるバネ取付溝である。このバネ取付溝10は、この実
施例では図2に示される如く、上記のシリンダケース1
に蟻溝状に形成されている。ドライバーピン2が収納さ
れる透孔11は、このバネ取付溝10の底面に開口され
るものである。
【0012】次に、シリンダケース1にバネ7を装着す
る場合の取り付け例を説明する。先ず作業者は、バネ片
8が透孔11に没入するよう、バネ7をバネ取付溝10
の長手方向の開口面から、このバネ取付溝10内に嵌入
させる。次に作業者は、バネ7の帯板状の本体9の上面
を叩打し、本体9の両端9a・9aを外側方に水平状に
押し広げる。すると本体9の両端9a・9aが、バネ取
付溝10の長手方向に延びる両隅を当圧し、この両隅に
係合する。従ってこれによりバネ7が、シリンダケース
1に取り付けられるものである。
【0013】以上の処において、本案の場合、上記のバ
ネ取付溝10は、蟻溝状に限られるものではなく、要は
帯板状の本体9が装着可能に形成されていれば良い。
【0014】又上記のバネ7は、帯板状の本体9の長手
方向の両端9a・9aが当初から折り曲げられている場
合には限定されない。即ちバネ7は、帯板状の本体9が
例えば平板状に形成され、この本体9の長手方向又は幅
方向の可撓性を利用してバネ取付溝10に装着されるの
でも良い。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように本案のシリンダ錠で
は、上記のバネが板バネ状に形成されているから、従来
品の如く、バネをシリンダケースの透孔に一個ずつ入れ
る必要がなく、その結果この種の作業に伴う煩わしさを
解消できる。又本案では、上記のバネ取付溝にバネの帯
板状の本体を装着することで、バネをシリンダケースに
取り付けることができ、このバネによってピンの抜け落
ちを防止できるものである。従って本案によれば、従来
品の如く、ピンの抜け落ちを防止するため、バネの挿入
後に例えば蓋をシリンダケースに取り付ける作業を省略
できるから、その分、加工上の手間暇を軽減できる。更
に本案のシリンダ錠では、板バネ状に形成されたバネ
を、このバネを取り付けるための特別な部品を必要とす
ることなく、シリンダケースに直接取り付けることがで
きるものである。従って本案を使用すれば、組立作業の
簡便化や容易化、ひいては組立作業の能率の向上を図る
ことができるという実用上優れた効果を奏する。
【0016】又請求項2記載の如く、上記のシリンダ錠
に用いるバネが、舌片状のバネ片を長手方向に複数備え
て板バネ状に形成され、上記のバネ片が、帯板状の本体
に打ち抜き状に形成されると共に、この本体の幅方向の
一辺を介して打ち抜き方向に折り曲げられ、且つドライ
バーピンに当接する下端が上巻き状に形成される場合
は、バネが例えば櫛歯状の板バネで形成される場合に比
べ、加工上、材料である板金に切り欠き片(屑)が発生
しないから、材料の全体を有効に活用できるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案の好適な一例を示す使用状態の一部を切欠
した縦断面図である。
【図2】図1のIIーII線における断面図である。
【図3】本案のシリンダ錠に用いるバネの好適な一例を
示し、Aは平面図、BはAのBーB線断面図、CはAの
CーC線断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダケース 2 ドライバーピン 3 鍵差込用の回転筒体 4 タンブラーピン 7 バネ 8 舌片状のバネ片 8a 幅方向の一辺 8b 下端 9 帯板状の本体 10 バネ取付溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバーピンが軸方向に配列されたシ
    リンダケースと、このシリンダケースに挿嵌されると共
    に、タンブラーピンを軸方向に備えた鍵差込用の回転筒
    体とで形成され、上記のドライバーピンを介して上記の
    タンブラーピンを弾発するバネが、上記のシリンダケー
    スに設けられたシリンダ錠において、上記のバネが、舌
    片状のバネ片を長手方向に複数備えて板バネ状に形成さ
    れ、このバネの帯板状の本体が装着されるバネ取付溝が
    上記のシリンダケースに形成され、上記のバネ片が、上
    記帯板状の本体に打ち抜き状に形成されると共に、この
    本体の幅方向の一辺を介して打ち抜き方向に折り曲げら
    れ、且つ上記のドライバーピンに当接する下端が上巻き
    状に形成されたシリンダ錠。
  2. 【請求項2】 舌片状のバネ片を長手方向に複数備えて
    板バネ状に形成され、上記のバネ片が、帯板状の本体に
    打ち抜き状に形成されると共に、この本体の幅方向の一
    辺を介して打ち抜き方向に折り曲げられ、且つドライバ
    ーピンに当接する下端が上巻き状に形成された請求項1
    記載のシリンダ錠に用いるバネ。
JP2483291U 1991-03-20 1991-03-20 シリンダ錠及びこのシリンダ錠に用いるバネ Expired - Lifetime JPH0721773Y2 (ja)

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JPH04113659U JPH04113659U (ja) 1992-10-05
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