JPH07217233A - 公衆トイレ - Google Patents
公衆トイレInfo
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- JPH07217233A JPH07217233A JP966094A JP966094A JPH07217233A JP H07217233 A JPH07217233 A JP H07217233A JP 966094 A JP966094 A JP 966094A JP 966094 A JP966094 A JP 966094A JP H07217233 A JPH07217233 A JP H07217233A
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- JP
- Japan
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- toilet
- box
- wall
- telephone
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電話ボックスとトイレボックスを併合して公
衆トイレとする。 【構成】 この公衆トイレは、電話ボックス1とトイレ
ボックス2を隣接させて一体化したものである。電話ボ
ックス1は、ガラス壁3、補強壁4、および遮音壁5に
よって四方を囲まれ、折り戸6を持つ。また、トイレボ
ックス2は、側壁7、および遮音壁5によって四方を囲
まれ、ドア8を持つ。補強壁4、遮音壁5、トイレボッ
クス2の側壁7は、GRC無機複合発泡コンクリート複
合板からなる。このGRC無機複合発泡コンクリート複
合板は、遮音性と保温性に優れるので、トイレ室の壁と
して、的確な材料と言える。特に、遮音壁5は、このG
RC無機複合発泡コンクリート複合板を適用するだけで
なく、二重壁にして、電話ボックス1とトイレボックス
2の相互間の遮音性を向上させている。
衆トイレとする。 【構成】 この公衆トイレは、電話ボックス1とトイレ
ボックス2を隣接させて一体化したものである。電話ボ
ックス1は、ガラス壁3、補強壁4、および遮音壁5に
よって四方を囲まれ、折り戸6を持つ。また、トイレボ
ックス2は、側壁7、および遮音壁5によって四方を囲
まれ、ドア8を持つ。補強壁4、遮音壁5、トイレボッ
クス2の側壁7は、GRC無機複合発泡コンクリート複
合板からなる。このGRC無機複合発泡コンクリート複
合板は、遮音性と保温性に優れるので、トイレ室の壁と
して、的確な材料と言える。特に、遮音壁5は、このG
RC無機複合発泡コンクリート複合板を適用するだけで
なく、二重壁にして、電話ボックス1とトイレボックス
2の相互間の遮音性を向上させている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、公衆トイレに関し、
特に電話ボックスとトイレボックスを併合した公衆トイ
レに関する。
特に電話ボックスとトイレボックスを併合した公衆トイ
レに関する。
【0002】
【従来の技術】公衆トイレは、街路、公園、駅等の様々
な場所に設置されているが、必要充分な数が提供されて
いるとは言えない。これは、公衆トイレの設置スペース
を確保できなかったり、設置スペースを確保しても、公
衆トイレの保守管理の難しさが原因となっている。
な場所に設置されているが、必要充分な数が提供されて
いるとは言えない。これは、公衆トイレの設置スペース
を確保できなかったり、設置スペースを確保しても、公
衆トイレの保守管理の難しさが原因となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、公衆電話機
の電話ボックスは、公衆トイレと同様に、多様な場所に
設置されているが、公衆トイレと違って、ほぼ充分に普
及している。多くの電話ボックスのうちには、敷地に余
裕を持つものも有り、そのような電話ボックスに公衆ト
イレを併合させれば、公衆トイレを飛躍的に普及させる
ことができ、多くの人々にとって喜ばしいことである。
の電話ボックスは、公衆トイレと同様に、多様な場所に
設置されているが、公衆トイレと違って、ほぼ充分に普
及している。多くの電話ボックスのうちには、敷地に余
裕を持つものも有り、そのような電話ボックスに公衆ト
イレを併合させれば、公衆トイレを飛躍的に普及させる
ことができ、多くの人々にとって喜ばしいことである。
【0004】そこで、この発明の課題は、電話ボックス
とトイレボックスを併合した公衆トイレを提供すること
にある。
とトイレボックスを併合した公衆トイレを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明においては、電話ボックスとトイレボック
スを隣接させて一体化している。
に、この発明においては、電話ボックスとトイレボック
スを隣接させて一体化している。
【0006】また、電話ボックスとトイレボックス間の
隔壁を遮音壁にしている。
隔壁を遮音壁にしている。
【0007】さらに、トイレボックスについての管理情
報を電話網を通じて通信する。
報を電話網を通じて通信する。
【0008】
【作用】この発明によれば、電話ボックスとトイレボッ
クスを隣接させて一体化しているので、占有面積を最小
限に抑えることができ、かつ堅牢なものとなる。
クスを隣接させて一体化しているので、占有面積を最小
限に抑えることができ、かつ堅牢なものとなる。
【0009】また、電話ボックスとトイレボックス間の
隔壁を遮音壁にして、相互間で音が漏れないようにして
いる。
隔壁を遮音壁にして、相互間で音が漏れないようにして
いる。
【0010】さらに、トイレボックスについての管理情
報を電話網を通じて通信している。これにより、公衆ト
イレの保守管理が行い易くなる。電話網は、公衆電話機
のものを利用する。
報を電話網を通じて通信している。これにより、公衆ト
イレの保守管理が行い易くなる。電話網は、公衆電話機
のものを利用する。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0012】図1および図2は、この発明の一実施例の
公衆トイレを示している。これらの図に示すように、こ
の公衆トイレは、電話ボックス1とトイレボックス2を
隣接させて一体化したものである。
公衆トイレを示している。これらの図に示すように、こ
の公衆トイレは、電話ボックス1とトイレボックス2を
隣接させて一体化したものである。
【0013】電話ボックス1は、透明な堅板ガラスから
なるガラス壁3、補強壁4、および遮音壁5によって四
方を囲まれ、折り戸6を持つ。また、トイレボックス2
は、側壁7、および遮音壁5によって四方を囲まれ、ド
ア8を持つ。
なるガラス壁3、補強壁4、および遮音壁5によって四
方を囲まれ、折り戸6を持つ。また、トイレボックス2
は、側壁7、および遮音壁5によって四方を囲まれ、ド
ア8を持つ。
【0014】補強壁4、遮音壁5、トイレボックス2の
側壁7は、GRC無機複合発泡コンクリート複合板から
なる。このGRC無機複合発泡コンクリート複合板は、
遮音性と保温性に優れるので、トイレ室の壁として、的
確な材料と言える。特に、遮音壁5は、このGRC無機
複合発泡コンクリート複合板を適用するだけでなく、二
重壁にして、電話ボックス1とトイレボックス2の相互
間の遮音性を向上させている。
側壁7は、GRC無機複合発泡コンクリート複合板から
なる。このGRC無機複合発泡コンクリート複合板は、
遮音性と保温性に優れるので、トイレ室の壁として、的
確な材料と言える。特に、遮音壁5は、このGRC無機
複合発泡コンクリート複合板を適用するだけでなく、二
重壁にして、電話ボックス1とトイレボックス2の相互
間の遮音性を向上させている。
【0015】電話ボックス1とトイレボックス2の屋根
11は、半透明の合成樹脂板であり、昼間には、日光が
室内に差し込んで、明かるくなるようにしている。
11は、半透明の合成樹脂板であり、昼間には、日光が
室内に差し込んで、明かるくなるようにしている。
【0016】電話ボックス1には、公衆電話機12、室
内照明灯13が設置されている。また、トイレボックス
2には、水洗便器14、トイレットペーパー保持筐体1
5、緊急ボタン16、照明灯17が配設されている。さ
らに、トイレボックス2の外側には、警告灯18、カー
ド及びコイン検出部19、トイレ使用表示部20が設け
られている。
内照明灯13が設置されている。また、トイレボックス
2には、水洗便器14、トイレットペーパー保持筐体1
5、緊急ボタン16、照明灯17が配設されている。さ
らに、トイレボックス2の外側には、警告灯18、カー
ド及びコイン検出部19、トイレ使用表示部20が設け
られている。
【0017】トイレボックス2の床は、図3に示すよう
に下側床板21と上側床板22を重ねてなる。下側床板
21には、多数の溝23が形成され、1本の洗浄用パイ
プ24が配設されている。同様に、上側床板22には、
多数の溝25が形成され、2本の洗浄用パイプ26が配
設されている。下側床板21の各溝23は、傾斜してお
り、洗浄用パイプ24から離れる程に低くなっている。
同様に、上側床板22の各溝25は、各洗浄用パイプ2
6から離れる程に低くなっている。
に下側床板21と上側床板22を重ねてなる。下側床板
21には、多数の溝23が形成され、1本の洗浄用パイ
プ24が配設されている。同様に、上側床板22には、
多数の溝25が形成され、2本の洗浄用パイプ26が配
設されている。下側床板21の各溝23は、傾斜してお
り、洗浄用パイプ24から離れる程に低くなっている。
同様に、上側床板22の各溝25は、各洗浄用パイプ2
6から離れる程に低くなっている。
【0018】各洗浄用パイプ24,26は、図示されな
い洗浄水ポンプおよび温風機のうちのいずれかに切替え
接続され、後でも述べるように洗浄水や温風を噴出す
る。これらの洗浄用パイプ24,26から洗浄水が噴出
されると、この洗浄水は、下側床板21の各溝23や上
側床板22の各溝25を流れて、下側床板21の排水孔
27に至り、この排水孔27から排水される。引き続い
て、これらの洗浄用パイプ24,26から温風が噴出さ
れると、この温風によって、下側床板21と上側床板2
2が乾燥される。
い洗浄水ポンプおよび温風機のうちのいずれかに切替え
接続され、後でも述べるように洗浄水や温風を噴出す
る。これらの洗浄用パイプ24,26から洗浄水が噴出
されると、この洗浄水は、下側床板21の各溝23や上
側床板22の各溝25を流れて、下側床板21の排水孔
27に至り、この排水孔27から排水される。引き続い
て、これらの洗浄用パイプ24,26から温風が噴出さ
れると、この温風によって、下側床板21と上側床板2
2が乾燥される。
【0019】上側床板22には、水洗便器14が配設さ
れている。この公衆トイレには、水洗式トイレが適用さ
れているので、この水洗式トイレの汚水を流さねばなら
ず、このための図示されない下水管がトイレボックス2
の下方に配置され、この下水管と水洗便器14間の配管
が下側床板21の孔21aを通じてなされる。この下水
管を通じて、下側床板21と上側床板22を洗浄した汚
水も流される。
れている。この公衆トイレには、水洗式トイレが適用さ
れているので、この水洗式トイレの汚水を流さねばなら
ず、このための図示されない下水管がトイレボックス2
の下方に配置され、この下水管と水洗便器14間の配管
が下側床板21の孔21aを通じてなされる。この下水
管を通じて、下側床板21と上側床板22を洗浄した汚
水も流される。
【0020】なお、洗浄用パイプを床にだけに配設して
いるが、壁面にも配設すれば、壁面の洗浄、あるいは室
内全体の洗浄が可能になる。
いるが、壁面にも配設すれば、壁面の洗浄、あるいは室
内全体の洗浄が可能になる。
【0021】図4には、この公衆トイレの制御系の構成
が示されている。この図4において、カード及びコイン
検出部19(図1にも示す)は、所謂テレホンカードお
よび硬貨を検出するものであって、テレホンカードが挿
入されると、このテレホンカードから予め定められた額
に相当する度数を差し引いて、この額が支払われたこと
を制御部31に通知する。また、カード及びコイン検出
部19は、硬貨が投入されると、この硬貨が先の一定額
であるか否かを判定し、この硬貨が一定額であれば、こ
の額が支払われたことを制御部31に通知する。
が示されている。この図4において、カード及びコイン
検出部19(図1にも示す)は、所謂テレホンカードお
よび硬貨を検出するものであって、テレホンカードが挿
入されると、このテレホンカードから予め定められた額
に相当する度数を差し引いて、この額が支払われたこと
を制御部31に通知する。また、カード及びコイン検出
部19は、硬貨が投入されると、この硬貨が先の一定額
であるか否かを判定し、この硬貨が一定額であれば、こ
の額が支払われたことを制御部31に通知する。
【0022】緊急ボタン16(図1にも示す)は、利用
者によって押下され、何等かの緊急事態が発生したこと
を制御部31に通知する。
者によって押下され、何等かの緊急事態が発生したこと
を制御部31に通知する。
【0023】ペーパー検出部34は、図1に示すトイレ
ットペーパー保持筐体15のトイレットペーパーが残り
少なくなったことを検出し、トイレットペーパーの不足
を制御部31に通知する。このトイレットペーパー保持
筐体15には、複数のトイレットペーパーを収納するこ
とができ、ペーパー検出部34は、トイレットペーパー
が1つ乃至2つまで減少したことを検出する。例えば、
トイレットペーパー保持筐体15の内側に光センサ(図
示せず)を設けておき、この光センサによってトイレッ
トペーパーの残存数を検出する。
ットペーパー保持筐体15のトイレットペーパーが残り
少なくなったことを検出し、トイレットペーパーの不足
を制御部31に通知する。このトイレットペーパー保持
筐体15には、複数のトイレットペーパーを収納するこ
とができ、ペーパー検出部34は、トイレットペーパー
が1つ乃至2つまで減少したことを検出する。例えば、
トイレットペーパー保持筐体15の内側に光センサ(図
示せず)を設けておき、この光センサによってトイレッ
トペーパーの残存数を検出する。
【0024】ドアロック部35は、トイレボックス2の
ドア8の錠に該当し、施錠および解錠を行うものであ
る。このドアロック部35は、トイレボックス2のドア
8の開閉を検出して、このドア8が2回開閉される度
に、このドア8の錠を自動的に施錠する。したがって、
ドア8の錠は、このドア8が2回開閉される度に、必ず
施錠される。
ドア8の錠に該当し、施錠および解錠を行うものであ
る。このドアロック部35は、トイレボックス2のドア
8の開閉を検出して、このドア8が2回開閉される度
に、このドア8の錠を自動的に施錠する。したがって、
ドア8の錠は、このドア8が2回開閉される度に、必ず
施錠される。
【0025】また、ドア8の錠は、手動によって、トイ
レボックス2の内側から施錠および解錠を行うことがで
きる。
レボックス2の内側から施錠および解錠を行うことがで
きる。
【0026】トイレ使用表示部20(図1にも示す)
は、トイレが使用中である旨を表示する。
は、トイレが使用中である旨を表示する。
【0027】洗浄装置36は、先に述べた下側床板21
の洗浄用パイプ24、上側床板22の各洗浄用パイプ2
6、これらの洗浄用パイプに切替え接続される洗浄水ポ
ンプおよび温風機等からなり、下側床板21と上側床板
22を洗浄する。
の洗浄用パイプ24、上側床板22の各洗浄用パイプ2
6、これらの洗浄用パイプに切替え接続される洗浄水ポ
ンプおよび温風機等からなり、下側床板21と上側床板
22を洗浄する。
【0028】警告灯18(図1にも示す)は、例えば光
ビームを回転照射し、これにより緊急事態が発生したこ
とを報知する。
ビームを回転照射し、これにより緊急事態が発生したこ
とを報知する。
【0029】通信部37は、公衆電話回線に接続されて
おり、公衆電話網を通じて他の端末との間でデータ通信
を行う。この公衆電話回線は、公衆電話機に接続される
ものであって、通信部37と公衆電話機によって共用さ
れる。したがって、この公衆電話回線を公衆トイレのた
めに格別に配線する必要がない。
おり、公衆電話網を通じて他の端末との間でデータ通信
を行う。この公衆電話回線は、公衆電話機に接続される
ものであって、通信部37と公衆電話機によって共用さ
れる。したがって、この公衆電話回線を公衆トイレのた
めに格別に配線する必要がない。
【0030】タイマ38は、予め定められた時間を計時
する。
する。
【0031】さて、このような構成において、制御部3
1は、次の様な制御を行う。
1は、次の様な制御を行う。
【0032】まず、利用者によって、テレホンカードが
カード及びコイン検出部19に挿入され、このテレホン
カードから一定額に相当する度数が差し引かれたり、硬
貨がカード及びコイン検出部19に投入され、この硬貨
が一定額であれば、これに応答して制御部31は、ドア
ロック部35を制御して、ドア8の錠を解錠し、ドア8
を開閉できるようにする。
カード及びコイン検出部19に挿入され、このテレホン
カードから一定額に相当する度数が差し引かれたり、硬
貨がカード及びコイン検出部19に投入され、この硬貨
が一定額であれば、これに応答して制御部31は、ドア
ロック部35を制御して、ドア8の錠を解錠し、ドア8
を開閉できるようにする。
【0033】これにより、利用者は、ドア8を開いて、
トイレボックス2に入ることができる。この利用者がド
ア8の錠を施錠すると、トイレ使用表示部20は、トイ
レの使用中である旨を表示する。
トイレボックス2に入ることができる。この利用者がド
ア8の錠を施錠すると、トイレ使用表示部20は、トイ
レの使用中である旨を表示する。
【0034】また同時に、制御部31は、カード及びコ
イン検出部19によるテレホンカードや硬貨の受付を中
断させる。さらに、タイマ38を起動して、予め定めら
れた時間の計時を開始させる。
イン検出部19によるテレホンカードや硬貨の受付を中
断させる。さらに、タイマ38を起動して、予め定めら
れた時間の計時を開始させる。
【0035】利用者がトイレボックス2から外に出る際
には、利用者によって、ドア8の錠が解錠され、ドア8
が開かれる。これに伴い、トイレ使用表示部20による
使用中の表示が止められる。また、ドア8の開閉が2回
目であるため、ドアロック部35は、ドア8の錠を自動
的に施錠する。さらに、制御部31は、ドアロック部3
5による自動的な施錠に応答して、タイマ38をリセッ
トして、計時を終了する。
には、利用者によって、ドア8の錠が解錠され、ドア8
が開かれる。これに伴い、トイレ使用表示部20による
使用中の表示が止められる。また、ドア8の開閉が2回
目であるため、ドアロック部35は、ドア8の錠を自動
的に施錠する。さらに、制御部31は、ドアロック部3
5による自動的な施錠に応答して、タイマ38をリセッ
トして、計時を終了する。
【0036】このときには、カード及びコイン検出部1
9によるテレホンカードや硬貨の受付が未だに中断され
たままなので、トイレボックス2に入ることはできな
い。ここで、制御部31は、洗浄装置36を起動する。
これにより、各洗浄用パイプ24,26が洗浄水ポンプ
に接続されて、これらの洗浄用パイプ24,26から洗
浄水が噴出され、下側床板21と上側床板22が洗浄さ
れる。引き続いて、各洗浄用パイプ24,26が図示さ
れない温風機に切替え接続されて、これらの洗浄用パイ
プ24,26から温風が噴出され、下側床板21と上側
床板22が乾燥される。
9によるテレホンカードや硬貨の受付が未だに中断され
たままなので、トイレボックス2に入ることはできな
い。ここで、制御部31は、洗浄装置36を起動する。
これにより、各洗浄用パイプ24,26が洗浄水ポンプ
に接続されて、これらの洗浄用パイプ24,26から洗
浄水が噴出され、下側床板21と上側床板22が洗浄さ
れる。引き続いて、各洗浄用パイプ24,26が図示さ
れない温風機に切替え接続されて、これらの洗浄用パイ
プ24,26から温風が噴出され、下側床板21と上側
床板22が乾燥される。
【0037】この洗浄を終了すると、制御部31は、カ
ード及びコイン検出部19によるテレホンカードや硬貨
の受付を再開させて、次の利用者を待機する。
ード及びコイン検出部19によるテレホンカードや硬貨
の受付を再開させて、次の利用者を待機する。
【0038】したがって、利用者は、テレホンカードま
たは硬貨によって一定額を支払うことにより、トイレボ
ックス2に入って、用を足すことができる。この後、ト
イレボックス2の床の洗浄が行われる。また、この洗浄
を終了するまでの間、テレホンカードや硬貨の受付が一
時的に中断される。
たは硬貨によって一定額を支払うことにより、トイレボ
ックス2に入って、用を足すことができる。この後、ト
イレボックス2の床の洗浄が行われる。また、この洗浄
を終了するまでの間、テレホンカードや硬貨の受付が一
時的に中断される。
【0039】ところで、トイレボックス2内で、何等か
の緊急事態が発生したときには、緊急ボタン16を押下
することにより、緊急事態の発生を報知できる。例え
ば、トイレボックス2内で、身体に支障を来したとき
に、その利用者によって緊急ボタン16が押下される
と、これに応答して制御部31は、警告灯18を作動し
て、緊急事態が発生したことを周囲に報知する。このと
き、公衆トイレの周囲に人が居れば、公衆電話機によっ
て救助を求めれば良い。
の緊急事態が発生したときには、緊急ボタン16を押下
することにより、緊急事態の発生を報知できる。例え
ば、トイレボックス2内で、身体に支障を来したとき
に、その利用者によって緊急ボタン16が押下される
と、これに応答して制御部31は、警告灯18を作動し
て、緊急事態が発生したことを周囲に報知する。このと
き、公衆トイレの周囲に人が居れば、公衆電話機によっ
て救助を求めれば良い。
【0040】これと同時に、制御部31は、通信部37
を起動し、この通信部37から公衆電話網を通じて予め
定められた端末を呼出し、この端末が応答すると、緊急
事態の発生を端末に通知する。つまり、公衆電話網を通
じてのデータ通信によって、緊急事態の発生を端末に通
知する。この端末では、この公衆トイレの緊急事態の発
生をディスプレイに表示したり、記録用紙に記録して、
この旨を管理者に報知する。これにより、管理者は、公
衆トイレの緊急事態の発生を知って、この公衆トイレへ
と速やかに出動し、この緊急事態に対処できる。
を起動し、この通信部37から公衆電話網を通じて予め
定められた端末を呼出し、この端末が応答すると、緊急
事態の発生を端末に通知する。つまり、公衆電話網を通
じてのデータ通信によって、緊急事態の発生を端末に通
知する。この端末では、この公衆トイレの緊急事態の発
生をディスプレイに表示したり、記録用紙に記録して、
この旨を管理者に報知する。これにより、管理者は、公
衆トイレの緊急事態の発生を知って、この公衆トイレへ
と速やかに出動し、この緊急事態に対処できる。
【0041】また、利用者がトイレボックス2に入った
ときには、制御部31は、タイマ38を起動して、一定
時間の計時を開始させるが、利用者が外に出なければ、
この一定時間の計時を終了してしまう。この場合、トイ
レボックス2内で、何等かの緊急事態が発生したとみな
し、緊急ボタン16が押下されたときと同様に、制御部
31は、警告灯18を作動させるとともに、通信部37
を起動して、緊急事態の発生を端末に通知する。
ときには、制御部31は、タイマ38を起動して、一定
時間の計時を開始させるが、利用者が外に出なければ、
この一定時間の計時を終了してしまう。この場合、トイ
レボックス2内で、何等かの緊急事態が発生したとみな
し、緊急ボタン16が押下されたときと同様に、制御部
31は、警告灯18を作動させるとともに、通信部37
を起動して、緊急事態の発生を端末に通知する。
【0042】したがって、緊急ボタン16が押下される
か、あるいは利用者がトイレボックス2に入ってから一
定時間を経過すると、警告灯18が作動するとともに、
通信部37が起動されて、緊急事態の発生が端末に通知
される。
か、あるいは利用者がトイレボックス2に入ってから一
定時間を経過すると、警告灯18が作動するとともに、
通信部37が起動されて、緊急事態の発生が端末に通知
される。
【0043】なお、タイマ38による一定時間の計時の
終了を一回だけ延長するために、この延長を指示する所
定のボタンをトイレボックス2に設けておいても良い。
終了を一回だけ延長するために、この延長を指示する所
定のボタンをトイレボックス2に設けておいても良い。
【0044】一方、トイレットペーパー保持筐体15内
のトイレットペーパーが1つ乃至2つまで減少し、トイ
レットペーパーの不足がペーパー検出部34によって検
出されると、制御部31は、通信部37を起動し、公衆
電話網を通じて先の端末を呼出し、この端末が応答する
と、トイレットペーパーの不足を端末に通知する。この
端末では、トイレットペーパーの不足を表示したり、記
録して、この旨を管理者に報知する。これにより、管理
者は、トイレットペーパーの補給を適時に行うことがで
きる。
のトイレットペーパーが1つ乃至2つまで減少し、トイ
レットペーパーの不足がペーパー検出部34によって検
出されると、制御部31は、通信部37を起動し、公衆
電話網を通じて先の端末を呼出し、この端末が応答する
と、トイレットペーパーの不足を端末に通知する。この
端末では、トイレットペーパーの不足を表示したり、記
録して、この旨を管理者に報知する。これにより、管理
者は、トイレットペーパーの補給を適時に行うことがで
きる。
【0045】以上のように、この実施例の公衆トイレ
は、電話ボックス1とトイレボックス2を隣接させて一
体化したものであり、その占有面積が小さいので、既存
の電話ボックスの敷地に余裕が有れば、ここに設置でき
る。このため、公衆トイレの飛躍的な普及が可能にな
る。
は、電話ボックス1とトイレボックス2を隣接させて一
体化したものであり、その占有面積が小さいので、既存
の電話ボックスの敷地に余裕が有れば、ここに設置でき
る。このため、公衆トイレの飛躍的な普及が可能にな
る。
【0046】また、電話ボックス1とトイレボックス2
を仕切る遮音壁5として、GRC無機複合発泡コンクリ
ート複合板を適用し、かつ遮音壁5を二重壁にしている
ので、2つのボックス1,2の相互間で音が漏れること
はない。
を仕切る遮音壁5として、GRC無機複合発泡コンクリ
ート複合板を適用し、かつ遮音壁5を二重壁にしている
ので、2つのボックス1,2の相互間で音が漏れること
はない。
【0047】さらに、緊急事態の発生やトイレットペー
パーの不足をトイレボックス2から公衆電話網を通じて
端末に通知しているので、この公衆トイレの保守管理が
行い易くなる。また、トイレボックス2の使用後には、
トイレボックス2の床を自動的に洗浄しているので、こ
の点でも保守管理が行い易くなっている。
パーの不足をトイレボックス2から公衆電話網を通じて
端末に通知しているので、この公衆トイレの保守管理が
行い易くなる。また、トイレボックス2の使用後には、
トイレボックス2の床を自動的に洗浄しているので、こ
の点でも保守管理が行い易くなっている。
【0048】また、データ通信のための公衆電話回線
は、公衆電話機のものを利用できるので、コストの高騰
を招かずに済む。
は、公衆電話機のものを利用できるので、コストの高騰
を招かずに済む。
【0049】このデータ通信は、緊急事態の発生やトイ
レットペーパーの不足だけでなく、他の消耗品の不足、
あるいは、この公衆トイレの制御系の故障や他の異常を
通信したり、利用者と管理者間のメッセージの通信に利
用しても構わない。
レットペーパーの不足だけでなく、他の消耗品の不足、
あるいは、この公衆トイレの制御系の故障や他の異常を
通信したり、利用者と管理者間のメッセージの通信に利
用しても構わない。
【0050】また、利用者がトイレボックス2に入る度
に、この旨をトイレボックス2から端末に通知して、こ
の端末側で、トイレが使用中である旨を表示し、トイレ
の使用状況を常時監視できるようにしても構わない。
に、この旨をトイレボックス2から端末に通知して、こ
の端末側で、トイレが使用中である旨を表示し、トイレ
の使用状況を常時監視できるようにしても構わない。
【0051】なお、この実施例では、水洗式トイレを例
示しているが、これに限定されるものでなく、軽水式ト
イレや焼却式トイレであっても構わない。また、この発
明の出願人が別の発明として既に出願している吸引排水
水洗トイレ(実願平5−56386号)、循環式トイレ
(特願平5−210579号)、密封式トイレ(実願平
5−66279号)、便槽交換式トイレ(実願平5−6
6277号)等のいずれであっても、この発明のトイレ
として適用できる。
示しているが、これに限定されるものでなく、軽水式ト
イレや焼却式トイレであっても構わない。また、この発
明の出願人が別の発明として既に出願している吸引排水
水洗トイレ(実願平5−56386号)、循環式トイレ
(特願平5−210579号)、密封式トイレ(実願平
5−66279号)、便槽交換式トイレ(実願平5−6
6277号)等のいずれであっても、この発明のトイレ
として適用できる。
【0052】
【効果】この発明の公衆トイレは、電話ボックスとトイ
レボックスを隣接させて一体化したものであり、占有面
積を最小限に抑えているので既存の電話ボックスの敷地
に余裕があれば、ここに設置できる。このことは、公衆
トイレの飛躍的な普及を可能にする。
レボックスを隣接させて一体化したものであり、占有面
積を最小限に抑えているので既存の電話ボックスの敷地
に余裕があれば、ここに設置できる。このことは、公衆
トイレの飛躍的な普及を可能にする。
【0053】また、電話ボックスとトイレボックス間の
隔壁を遮音壁にして、相互間で音が漏れないようにして
いる。
隔壁を遮音壁にして、相互間で音が漏れないようにして
いる。
【0054】さらに、トイレボックスについての管理情
報を電話網を通じて通信しているので、公衆トイレの保
守管理が行い易くなる。このことも、公衆トイレの飛躍
的な普及を可能にする。この電話網は、公衆電話機と同
一のものを利用するので、この通信のために、コストの
高騰を招くことはない。
報を電話網を通じて通信しているので、公衆トイレの保
守管理が行い易くなる。このことも、公衆トイレの飛躍
的な普及を可能にする。この電話網は、公衆電話機と同
一のものを利用するので、この通信のために、コストの
高騰を招くことはない。
【0055】すなわち、この発明による電話ボックスと
トイレボックスの組み合わせは、これまでに例を見ない
というばかりか、公衆トイレの設置スペースの確保や、
公衆トイレの保守管理の難しさを一挙に解決し、公衆ト
イレを低いコストで提供して、公衆トイレの飛躍的な普
及を可能にする。
トイレボックスの組み合わせは、これまでに例を見ない
というばかりか、公衆トイレの設置スペースの確保や、
公衆トイレの保守管理の難しさを一挙に解決し、公衆ト
イレを低いコストで提供して、公衆トイレの飛躍的な普
及を可能にする。
【図1】この発明の一実施例の公衆トイレを示す斜視図
【図2】図1の実施例の公衆トイレを上方から見て示す
断面図
断面図
【図3】図1の実施例の公衆トイレの床の構造を示す図
【図4】図1の実施例の公衆トイレの制御系を示すブロ
ック図
ック図
1 電話ボックス 2 トイレボックス 5 遮音壁 8 ドア 14 水洗便器 15 トイレットペーパー保持筐体 16 緊急ボタン 18 警告灯 19 カード及びコイン検出部 31 制御部 34 ペーパー検出部 35 ドアロック部 36 洗浄装置 37 通信部
Claims (3)
- 【請求項1】 電話ボックスとトイレボックスを隣接さ
せて一体化してなる公衆トイレ。 - 【請求項2】 電話ボックスとトイレボックス間の隔壁
を遮音壁にした請求項1に記載の公衆トイレ。 - 【請求項3】 トイレボックスについての管理情報を電
話網を通じて通信する請求項1に記載の公衆トイレ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP966094A JPH07217233A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 公衆トイレ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP966094A JPH07217233A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 公衆トイレ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07217233A true JPH07217233A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11726372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP966094A Pending JPH07217233A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 公衆トイレ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07217233A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101288332B1 (ko) * | 2013-02-19 | 2013-07-22 | 허재철 | 멀티부스 |
JP2013169536A (ja) * | 2012-02-22 | 2013-09-02 | Haitekkusu:Kk | 水洗式の簡易トイレシステム |
JP2016204833A (ja) * | 2015-04-15 | 2016-12-08 | Simplex Quantum株式会社 | トイレ情報システム、トイレ情報処理方法、及びトイレ情報処理プログラム |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP966094A patent/JPH07217233A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013169536A (ja) * | 2012-02-22 | 2013-09-02 | Haitekkusu:Kk | 水洗式の簡易トイレシステム |
KR101288332B1 (ko) * | 2013-02-19 | 2013-07-22 | 허재철 | 멀티부스 |
JP2016204833A (ja) * | 2015-04-15 | 2016-12-08 | Simplex Quantum株式会社 | トイレ情報システム、トイレ情報処理方法、及びトイレ情報処理プログラム |
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