JPH07216094A - プレセラミツクのポリボロシラザン類、それらの製造方法およびそれらから誘導されるセラミツク材料 - Google Patents

プレセラミツクのポリボロシラザン類、それらの製造方法およびそれらから誘導されるセラミツク材料

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JPH07216094A
JPH07216094A JP6334628A JP33462894A JPH07216094A JP H07216094 A JPH07216094 A JP H07216094A JP 6334628 A JP6334628 A JP 6334628A JP 33462894 A JP33462894 A JP 33462894A JP H07216094 A JPH07216094 A JP H07216094A
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ceramic
polyborosilazane
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Hans-Peter Baldus
ハンス−ペーター・バルドウス
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    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレセラミックのポリボロシラザン類、それ
らの製造方法およびそれらから誘導されるセラミック材
料。 【構成】 本発明は、構造的特徴Si−N−Bを有する
新規なプレセラミックであるオリゴ−もしくはポリボロ
シラザン化合物、およびSiNとBNを基とするセラミ
ック材料、これらの製造方法、並びにこれらのポリボロ
シラザン類およびセラミック材料の使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、構造的特徴Si−N−Bを有す
る新規なプレセラミック(preceramic)であ
るオリゴ−もしくはポリボロシラザン(polybor
osilazane)化合物、およびSiNとBNを基
とするセラミック材料、これらの製造方法、並びにこれ
らのポリボロシラザン類およびセラミック材料の使用に
関する。
【0002】窒化ケイ素および炭化ケイ素材料は強くて
耐食性を示すことから、これらは基本的にセラミック製
ターボチャージャー、ジェットエンジンタービンによく
適合していると共に、ロケットノズルおよび燃焼チャン
バのためのライニングとしてよく適合している。近年、
これらの材料を製造する目的でケイ素を基とするポリマ
ー状プレセラミック類が益々用いられてきている。
【0003】上記ポリマー類はとりわけセラミック成形
品、コーティング物および繊維の製造で用いられてい
る。ここでは、この成形をそのポリマー状態で進行させ
た後、その得られる成形品の熱分解を生じさせることに
よって、これをセラミック材料に変化させる。更に、こ
れらのポリマー類は、粉末からセラミック構成要素を製
造する時の結合剤および焼結助剤として、複合体構成要
素のためのマトリックス材料として、並びに多孔質セラ
ミック、例えば反応結合(reaction−bond
ed)SiCなどの浸潤を行う目的で用いられる。
【0004】米国特許第4,310,751号、米国特
許第4,312,970号、米国特許第4,650,8
37号、米国特許第4,639,501号、米国特許第
4,482,669号、米国特許第4,780,337
号、米国特許第4,820,738号および米国特許第
4,720,532号の中に、窒化ケイ素、炭窒化ケイ
素および炭化ケイ素を製造するためのポリマー状前駆体
が記述されている。
【0005】しかしながら、高温暴露および特に腐食性
雰囲気で純粋な窒化ケイ素または炭化ケイ素が示す熱衝
撃抵抗力、酸化抵抗力および高温抵抗力はまだ不適当で
ある。
【0006】2成分系粉末を混合および熱プレス加工す
ることによって製造したSi34もしくはSiCとBN
とから成る複合体は、低下した弾性モジュラスを示すこ
とから、純粋な2成分系化合物から製造された構成要素
よりもかなり良好な熱衝撃抵抗力を示すことは実際知ら
れている。しかしながら、このような記述されている製
造方法を用いたのでは、部分的にはこれらの複合体が低
い強度を示すことが一因となって、不規則さがもたらさ
れる。更に、繊維およびコーティング物をこのような様
式で製造するのは不可能である。
【0007】ホウ素およびケイ素を含有している上記材
料が示す均一さを改良することでそれらの用途範囲を広
げる1つの可能な方法は、ホウ素を含有しているプレセ
ラミックポリマー類、いわゆるポリボロシラザン類を用
いる方法である。ホウ素を含有しているポリマー類を用
いることで、上に記述した全ての用途の解決法が得られ
る可能性がある。
【0008】ポリボロシラザン類の製造はヨーロッパ特
許出願公開第389 084 A2号、ヨーロッパ特許
出願公開第549 225 A1号、ヨーロッパ特許出
願公開第536 698 A1号、ヨーロッパ特許出願
公開第404 503 A1号、ヨーロッパ特許出願公
開第424 082 A2号およびChem. Mat
er.1993、5、547−556の中に開示されて
いる。
【0009】そこに記述されている製造方法は全てポリ
ヒドリドシラザン類から進行しており、ここでは、これ
を可溶有機ホウ素化合物と一緒に共重合をさせることに
よってポリボロシラザン類に変化させる。しかしなが
ら、これらの方法では、そのホウ素化合物と反応してい
る間ブロックとして保持されるポリマーが出発材料とし
て用いられていることから、当然、このホウ素はそのポ
リシラザンマトリックス内に完全に均一には分布しな
い。その結果として、熱分解を行っている間、そのSi
N(C)官能またはBN官能は主に同じ種と一緒に架橋
を生じ、その結果として、その熱分解を生じさせたセラ
ミック材料の中には、六方のターボストラティック(t
urbostratic)BN(C)のそばにより大き
なSiN(C)単位が存在することになる。このような
不規則さにより、今度は、熱特性および機械特性の不足
がもたらされる。更に、その用いられている有機ホウ素
化合物は産業規模では入手不可能であり、ひどく高価で
ある。
【0010】これらのポリマー類が示すさらなる欠点
は、次第に架橋を生じることが原因で、室温で比較的長
期間貯蔵する時の安定性が不足している点である。これ
らのヒドリドシラザン含有ブロック共重合体は短期間に
不融性もしくは不溶性を示すようになる。
【0011】ドイツ特許出願公開第41 07 108
号には、分子である単成分系前駆体Cl3Si−NH−
BC1.2(TADB)または(Cl3Si−NH)2−B
Cl(TACB)の加安分解に続く熱分解を行うことに
よって製造されるポリボロシラザン類または分子分散し
たセラミック材料が記述されている。この場合、固有の
(Si−N−B)結合を有する前駆体分子を用い、この
結合を次の加安分解および熱分解を通して保持ことによ
って、原子レベルの均一さが保証される。更に、この加
安分解段階後のSiおよびB原子両方の第一配位圏が窒
素単独から成ることによって、このポリマー状プレセラ
ミックおよびセラミック材料の構造的均一性が保証され
る。これは、各分子内のSiもしくはB原子をNまたは
Cl単独と結合させることによって達成される。次に、
アンモニアまたはアミン類を用いた加安分解を行うと、
これらの塩素原子各々が窒素に置き換えられる。メチル
アミンを用いた加安分解を行うと、溶解性および可融性
を示す安定なポリボロシラザン類が得られる。これらの
ポリマー類の熱分解を生じさせる時もたらされるセラミ
ック収率は約70%である。この値は比較的低く、米国
特許第4,397,828号に従うパーヒドロポリシラ
ザン類を用いた時の方が10−15%高い。このように
セラミック収率が劣っていることは、主に、射出成形材
料としての用途或は複合体構成要素のためのマトリック
スとして用いる時欠点になる。
【0012】本発明の目的は、熱分解を生じさせるとケ
イ素およびホウ素が原子レベルで均一に分布しているセ
ラミック材料を>80%のセラミック収率でもたらすポ
リボロシラザン類を提供することにある。
【0013】驚くべきことに、HNZ2型[ここで、Z
は、H、C1−C6アルキル、ビニルまたはフェニルを意
味している]のオルガニルアミノ化合物を用いて、式S
iCl(R1,R2,R3)[式中、R1、R2およびR3
互いに独立してCl、H、C1−C6アルキル、フェニ
ル、ビニル、アルキルアミノまたはアルキルシリルを意
味している]で表される塩素含有分子シラン化合物を含
んでいる混合物の加安分解を生じさせると、原子レベル
で均一な新規ポリボロシラザン類がもたらされることを
ここに見い出した。この用いるシラン化合物に応じて、
本発明に従うボロシラザン類は、(Si−N−B)結合
に加えてまた(Si−C)および(Si−H)結合を有
していてもよい。これらのプレセラミックポリマー類の
熱分解を生じさせると>80%のセラミック収率が得ら
れる。
【0014】従って、本発明は、構造的特徴Si−N−
Bを有するオリゴ−もしくはポリボロシラザン化合物を
提供するものであり、ここで、各ホウ素原子の第一配位
圏は窒素からのみ成っており、ケイ素原子の第一配位圏
は少なくとも2個の窒素原子から成っており、そして残
りの配位部位は水素および/または炭素から成ってい
る。
【0015】好適な態様において、この原子比は下記の
とおりである: N/Si:0.2−4 B/Si:0.05−1.5 O/Si:最大で0.2 C/Si:最大で1.5そして H/Si:最大で20。
【0016】本発明はまた、本発明に従うオリゴ−もし
くはポリボロシラザン化合物の製造方法も提供し、ここ
では、式ClSi(R1,R2,R3)[式中、R1、R2
およびR3は互いに独立してCl、H、C1−C6アルキ
ル、フェニル、ビニル、アルキルアミノまたはアルキル
シリルを意味している]で表される塩素含有分子シラン
化合物とCl3Si−NH−BCl2との混合物に加安分
解を受けさせる。
【0017】同様もしくは同じ率の加安分解を示す化合
物、例えばTADBおよびTACBなどが好適である。
これは、均一なポリマーおよび最終の均一セラミックを
得るに必要である。
【0018】Siのみを含んでいる指定成分の1種以上
と、上記ホウ素含有成分(TADBまたはTACB)と
を、その得られるセラミック内で望まれているB対Si
比およびC対N比に応じて如何なる所望比で混合しても
よい。Si対Bのモル比が10:1から1:1であり、
(C:N)比が10:1から1:10であるのが好適で
ある。
【0019】このようにして製造した混合物の加安分解
を行うことによってモノマー状、オリゴマー状またはポ
リマー状ボロシラザン化合物を生じさせる加安分解は、
アンモニア、第一もしくは第二アルキルアミン類または
芳香族アミン類か或はこの指定した加安分解試薬の混合
物を用いて実施され得る。
【0020】好適には、アンモニア、第一もしくは第二
アルキルアミン類または芳香族アミン類HNZ2[ここ
で、Zは、H、C1−C6アルキル、フェニルまたはビニ
ルを意味している]またはこの指定した化合物の混合物
を用いて加安分解を実施する。
【0021】この反応では全ての公知加安分解方法が使
用可能であり、これには、低温における固体状もしくは
液状アンモニアもしくはオルガニルアミンを用いた反
応、並びに有機溶媒の中に入れた気体状アンモニアまた
はアミン類か或は純粋な気体状アンモニアまたはアミン
類を用いた反応が含まれる。使用可能な溶媒は、例えば
ヘキサン、トルエン、塩化メチレン、ピリジンまたはT
HFである。これらの反応で生じる、とりわけ有機溶媒
に不溶な塩酸塩を、濾過または昇華段階で、その所望生
成物から分離させてもよい。
【0022】本発明に従うさらなる加安分解方法は、該
混合物を最初にメチルアミンと反応させ、そして次にそ
の生成した塩酸塩を除去した後、そのオリゴマー状反応
生成物を再びTADBまたは式ClSi(R1,R2,R
3)[式中、R1、R2およびR3は互いに独立してCl、
H、C1−C6アルキル、フェニル、ビニル、アルキルア
ミノまたはアルキルシリルを意味している]で表される
塩素含有分子シラン化合物と、−80から+100℃の
温度で反応させることによって、これのさらなる架橋を
生じさせることを特徴としている。加安分解をまだ受け
ていない何らかの塩素官能を除去する目的で、この反応
溶液に気体状または液状アンモニアをもう一度−80℃
から+60℃の温度で導入する。生じ得る如何なる塩化
アンモニウムも分離除去し、そして必要ならば、その濾
液から溶媒を除去する。
【0023】圧力なしか或は加圧下、熱的にそして/ま
たは架橋剤を用いて、モノマーまたはオリゴマーとして
存在しているボロシラザン類の架橋を生じさせてもよ
い。好適には、熱重合を行うか或は標準圧力または加圧
下の開放もしくは密封系で架橋剤、例えばアンモニア、
KH、塩化チオニルまたはアルキルアンモニウム塩など
と反応させることによって上記ボロシラザン化合物の重
合を生じさせることにより、これらのポリボロシラザン
化合物を入手する。
【0024】高エネルギー電磁波を用いた照射または元
素状粒子を用いることでも架橋を進行させることができ
る。
【0025】使用する前駆体混合物、加安分解(アンモ
ニア、第一アミンまたは第二アミン)および架橋剤に応
じて、本発明に従って得られるポリボロシラザン類が示
す粘ちょう度は、液状から樹脂状もしくはワックス状そ
して高度に架橋した固体状態に至る範囲である。
【0026】この重合温度は−20℃から+300℃で
あり、その重合時間は5分から10日間である。
【0027】アミン残基および/または水素を除去して
新規な(Si−N−B)、(Si−N−Si)または
(B−N−B)結合を生じさせることによって重合を進
行させる。
【0028】この生成物が示す平均分子量は、架橋度お
よび使用する前駆体混合物に応じて200から200,
000g/モルである。例えば、1部のTADBと4−
6部のSiH2Cl2とから成る混合物を有機溶媒中でア
ンモニアと反応させることによって、ケイ素、ホウ素、
窒素および水素からのみ成る溶解性を示す安定なプレセ
ラミックであるポリボロシラザン類を得ることができ
る。
【0029】本発明はまたセラミック材料の製造方法も
提供し、ここでは、不活性であるか或はNH3を含んで
いる雰囲気中600から2000℃の温度、好適には1
200から1600℃の温度で該オリゴマー状もしくは
ポリマー状ボロシラザン化合物の熱分解を生じさせる。
【0030】この熱分解によるセラミック収率は81%
から95%である。本発明に従う熱分解生成物は、98
%以上がSi、B、NおよびCから成っているセラミッ
ク材料であり、そして(Si−N−B)結合を有してい
る。この材料はまた、下記の原子比: N/Si:0.2−4 B/Si:0.01−1.5 O/Si:0.2以下 C/Si:1.5以下 H/Si:0.05以下 を有することによって特徴づけられる。
【0031】このセラミックである熱分解生成物は一般
に非晶質であるが、結晶性を示す可能性もある。この結
晶相の種類および量は、用いる前駆体混合物の組成、並
びに熱分解ガスおよび温度に依存している。下記の結晶
相が存在し得る:Si34、SiC、BNおよびB
4C。非晶質状態の場合、このセラミック材料内におけ
る元素の分布は分子規模で均一である。とりわけ160
0℃以上の温度で起こる結晶化を生じさせた後の個々の
相は、分離しているナノ結晶として存在する。この場
合、少なくとも0.5μmの横寸法に至るところまで元
素が均一に分布している。
【0032】Si:Bのモル比を4:1から1:1にし
て熱分解を生じさせた時の生成物では、少なくとも18
00℃に及んでその非晶質状態が保持される。(Si:
B)比をより高くすると、漸次より低い温度で結晶化が
始まる。(Si:B)比を>50:1にすると、このホ
ウ素部分がその結晶化温度にさらなる影響を与える度合
は検知できなくなる程になる。
【0033】本発明に従うポリボロシラザン類から製造
されるセラミック材料が示す熱安定性は、その炭素含有
量とホウ素含有量に依存している。炭素とホウ素の含有
量を低くすると、窒化ケイ素が示す熱安定性におおよそ
匹敵する熱安定性がもたらされ、そして炭素とホウ素の
含有量を高くすると、炭化ケイ素、窒化ホウ素および炭
化ホウ素が示す熱安定性に匹敵する熱安定性がもたらさ
れる。(Si:B)比を≦10:1にして無炭素ポリボ
ロシラザン類から製造したセラミック材料は、純粋な窒
化ケイ素よりも高い熱安定性を示す。
【0034】本発明に従うポリボロシラザン類のいくつ
かは可融性を示すと共に数多くの有機溶媒に溶解性を示
すことから、これらを溶融物または溶液として加工して
適切な半製品または成形物、例えば繊維、コーティング
物、フィルムおよび不定形セラミック構成要素などを生
じさせることができる。高い粘性を示すポリボロシラザ
ン類もまた、射出成形または押し出しを行うことで直接
成形を行って成形品を生じさせることができる。
【0035】本発明はまた、これらのオリゴマー状もし
くはポリマー状ボロシラザン化合物を、セラミック繊
維、セラミックコーティング物およびセラミック成形物
を製造する目的で、そして焼結性圧粉体を製造するため
の結合剤として、並びにセラミックが含まれている複合
体材料を製造するためのマトリックスまたは充填材料と
して用いることと共に、本発明に従うセラミック材料を
セラミック成形物およびセラミックコーティング物を製
造する目的で用いることも提供する。
【0036】以下の実施例を用いて本発明の説明を行う
が、これは本発明を制限するものとして見なされるべき
ではない。
【0037】
【実施例】実施例1 1リットルの3つ口フラスコの中に約400mLの塩化
メチレンを入れる。このフラスコの中で約45gのジク
ロロシランを−30℃で凝縮させた後、Cl3Si−N
H−BCl2を15g注入する。次に、アンモニアを3
00cm3/分の割合で導入し、その結果として温度が
−5℃にまで上昇する。
【0038】3時間かけてアンモニアを導入した後、こ
の反応が終了したが、これは、この温度が降下して−3
0℃に戻ることによって確認され得る。次に、この混合
物の温度を室温にまで上昇させた後、このポリボロシラ
ザンとNH4Clと塩化メチレンとが入っている懸濁液
を更に約1時間撹拌する。その残渣を濾過で取り出した
後、これを更に塩化メチレンで3−4回洗浄することに
より、そのNH4Clに粘着している全ての生成物をそ
の液相に移す。
【0039】その溶媒を除去した後、固体状の無炭素ポ
リボロシラザンが28g得られたが、これは、室温で6
週間熟成させた後でもまだ炭化水素に溶解性を示す。窒
素中1400℃以下で熱分解を生じさせることにより、
約92%のセラミック収率が得られる。この熱分解物が
示すホウ素含有量は約3.2重量%であり、その炭素含
有量は0.1重量%である。
【0040】この方法で得られた窒化ホウ素ケイ素に関
して真空中で行った温度依存X線測定により、約175
0℃にα−窒化ケイ素に関するX線シグナルが示され
た。他の相に関する回折パターンは観察されなかった。
【0041】実施例2 1リットルの3つ口フラスコの中に約400mLの塩化
メチレンを入れる。このフラスコの中で約55gのトリ
クロロシランを−30℃で凝縮させた後、Cl3Si−
NH−BCl2を47g注入する。次に、アンモニアと
メチルアミンの1:2混合物を300cm3/分の割合
で導入し、その結果として温度が−10℃にまで上昇す
る。
【0042】3時間かけてアンモニアとメチルアミンの
混合物を導入した後、この反応が終了したが、これは、
この温度が降下して−30℃に戻ることによって確認さ
れ得る。次に、この混合物の温度を室温にまで上昇させ
た後、このポリボロシラザンとNH4ClとCH3NH3
Clと塩化メチレンとが入っている懸濁液を更に約1時
間撹拌する。その残渣を濾過で取り出した後、これを更
に塩化メチレンで3−4回洗浄することにより、その塩
に粘着している全ての生成物をその液相に移す。
【0043】その溶媒を除去した後、固体状のポリボロ
シラザンが56g得られたが、これは、炭化水素に溶解
性を示すと共に可融性を示し(135℃)、そして窒素
中1400℃以下で熱分解を生じさせると、約84%の
セラミック収率が得られる。この熱分解物が示すホウ素
含有量は約5.1重量%であり、その炭素含有量は約8
重量%である。この方法で得られた炭窒化ホウ素ケイ素
に関して真空中で行った温度依存X線測定により、α−
窒化ケイ素のX線シグナルが約1820℃から生じるこ
とが示された。他の相に関する回折パターンは観察され
なかった。
【0044】実施例3 圧力補正管なしの500mL滴下漏斗が備わっている5
00mLの3つ口フラスコの脱気を行い、この中に10
0mLのメチルアミンを−78℃で入れて凝縮させる。
250mLの石油エーテルの中にCl3Si−NH−B
Cl2とジクロロシランとトリクロロシランの2:1:
1混合物が10g入っている混合物を、その内部温度が
−20℃以上にならないようにこの混合物を激しく撹拌
しながら加える。本質的に塩酸メチルアミンから成る固
体を逆焼結フィルターで濾別する。この透明な石油エー
テル溶液から溶媒を除去する。粘性を示す無色油状物が
残存する(7g)。
【0045】実施例4 保護ガス下の50mLフラスコの中で、実施例3で得ら
れた油状物の5gを約50℃にまで加熱する。次に、こ
の液体に気体状アンモニアを4mL/分の割合で通す。
2時間以内に、溶解性を示す、融点が180℃の透明な
ガラス状ポリマーが生じる。次に、1400℃の窒素下
でこのポリマーの熱分解を生じさせる。ホウ素含有量が
7重量%でありそして炭素含有量が9.4重量%である
黒色粉末が生じる。このセラミック材料の収率は約85
%である。
【0046】この方法で得られた炭窒化ホウ素ケイ素に
関して行った温度依存X線測定により、α−窒化ケイ素
のX線シグナルが約1900℃から生じることが示され
た。追加的にナノ結晶性β−SiCが約2000℃から
存在している。他の相に関する回折パターンは観察され
なかった。
【0047】実施例5 実施例3で得られるボロシラザン溶液の100mLを2
gのジクロロメチルシランと20℃で反応させ、そして
この反応溶液をこの温度で2時間撹拌する。次に、アン
モニアを導入して飽和させる。その得られる塩化アンモ
ニウムを除去した後、その溶媒を除去する。その残渣と
して固体状のポリボロシラザンが3g得られ、これは炭
化水素に溶解性を示し、そして85℃で溶融する。窒素
中で熱分解を生じさせると、81%のセラミック収率が
得られる(元素分析:Si;39.1%、B;4.3
%、N;43.4%、C;12.3%)。
【0048】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
【0049】1. 構造的特徴Si−N−Bを有するオ
リゴ−もしくはポリボロシラザン化合物において、各ホ
ウ素原子の第一配位圏が窒素からのみ成り、ケイ素原子
の第一配位圏が少なくとも2個の窒素原子から成り、そ
して残りの配位部位が水素および/または炭素から成る
ことを特徴とするオリゴ−もしくはポリボロシラザン化
合物。
【0050】2. 原子比が下記: N/Si:0.2−4 B/Si:0.05−1.5 O/Si:最大で0.2 C/Si:最大で1.5そして H/Si:最大で20 であることを特徴とする第1項記載のオリゴ−もしくは
ポリボロシラザン化合物。
【0051】3. 式ClSi(R1,R2,R3)[式
中、R1、R2およびR3は互いに独立してCl、H、C1
−C6アルキル、フェニル、ビニル、アルキルアミノま
たはアルキルシリルを意味している]で表される塩素含
有分子シラン化合物とCl3Si−NH−BCl2との混
合物に加安分解を受けさせることを特徴とする第1項記
載オリゴ−もしくはポリボロシラザン化合物の製造方
法。
【0052】4. 式ClSi(R1,R2,R3)で表
される塩素含有分子シラン化合物が少なくとも2個の塩
素原子を含んでいることを特徴とする第3項記載の方
法。
【0053】5. アンモニア、第一もしくは第二アル
キルアミン類または芳香族アミン類HNZ2[ここで、
Zは、H、C1−C6アルキル、フェニルまたはビニルを
意味している]またはそれらの混合物を用いて加安分解
を実施することを特徴とする第3項記載の方法。
【0054】6. 式ClSi(R1,R2,R3)[式
中、R1、R2およびR3は互いに独立してCl、H、C1
−C6アルキル、フェニル、ビニル、アルキルアミノま
たはアルキルシリルを意味している]で表される塩素含
有分子シラン化合物とCl3Si−NH−BCl2との混
合物に 1)一般式RNH2[式中、Rは炭素を含んでいる]で
表されるアミンを用いた加安分解を受けさせ、 2)1)で得られる反応生成物を、再び、Cl3Si−
NH−BCl2とか、式ClSi(R1,R2,R3)で表
される塩素含有分子シラン化合物とか、或は両方の成分
の混合物と反応させ、 3)2)で得られる反応生成物を不活性雰囲気下でアン
モニアと反応させた後、その生成した塩化アンモニウム
の分離を行う、ことを特徴とする第1項記載オリゴ−も
しくはポリボロシラザン化合物の製造方法。
【0055】7. アンモニア、第一もしくは第二アル
キルアミン類または芳香族アミン類HNZ2[ここで、
Zは、H、C1−C6アルキル、フェニルまたはビニルを
意味している]またはそれらの混合物を用いて加安分解
を実施することを特徴とする第4項記載の方法。
【0056】8. 不活性であるか或はNH3を含んで
いる雰囲気中600から2000℃の温度で第1項記載
のオリゴマー状もしくはポリマー状ボロシラザン化合物
の熱分解を行うことを特徴とするセラミック材料の製造
方法。
【0057】9. 第3項に従って入手した混合物に6
00℃から1600℃で加安分解を受けさせることを特
徴とするセラミック粉末の製造方法。
【0058】10. 該セラミック材料が(Si−N−
B)単位を有しており、そしてこのセラミック材料また
は粉末の98%以上が元素Si、N、BおよびCから成
ることを特徴とする第8項記載のセラミック材料または
粉末。
【0059】11. 第1項記載のオリゴマー状もしく
はポリマー状ボロシラザン化合物の使用方法において、
これらの化合物の成形を行ってセラミック繊維、セラミ
ックコーティング物またはセラミック成形物を生じさせ
る使用方法。
【0060】12. 第1項記載のオリゴマー状もしく
はポリマー状ボロシラザン化合物の使用方法において、
これらの化合物を結合剤として焼結性圧粉体に添加する
か或はこれらの化合物をセラミック含有複合体材料に添
加する使用方法。
【0061】13. 第9項記載セラミック材料の使用
方法において、これらの材料の成形を行ってセラミック
成形物またはセラミックコーティング物を生じさせる使
用方法。
【0062】14. 不活性であるか或はNH3を含ん
でいる雰囲気中600から2000℃の温度で第2項記
載のオリゴマー状もしくはポリマー状ボロシラザン化合
物の熱分解を行うことを特徴とするセラミック材料の製
造方法。
【0063】15. 第4項に従って入手した混合物に
600℃から1600℃で加安分解を受けさせることを
特徴とするセラミック粉末の製造方法。
【0064】16. 該セラミック材料が(Si−N−
B)単位を有しており、そしてこのセラミック材料また
は粉末の98%以上が元素Si、N、BおよびCから成
ることを特徴とする第9項記載のセラミック材料または
粉末。
【0065】17. 式ClSi(R1,R2,R3
[式中、R1、R2およびR3は互いに独立してCl、
H、C1−C6アルキル、フェニル、ビニル、アルキルア
ミノまたはアルキルシリルを意味している]で表される
塩素含有分子シラン化合物とCl3Si−NH−BCl2
との混合物に加安分解を受けさせることでボロシラザン
化合物を生じさせた後、熱重合を行うか或は標準圧力ま
たは加圧下の開放もしくは密封系で架橋剤、例えばアン
モニア、KH、塩化チオニルまたはアルキルアンモニウ
ム塩などと反応させることによって該ボロシラザン化合
物の重合を生じさせることを特徴とする第1項記載ポリ
ボロシラザン化合物の製造方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08G 77/56 79/08 C09D 1/00 183/16 PMM D01F 9/10 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造的特徴Si−N−Bを有するオリゴ
    −もしくはポリボロシラザン化合物において、各ホウ素
    原子の第一配位圏が窒素からのみ成り、ケイ素原子の第
    一配位圏が少なくとも2個の窒素原子から成り、そして
    残りの配位部位が水素および/または炭素から成ること
    を特徴とするオリゴ−もしくはポリボロシラザン化合
    物。
  2. 【請求項2】 式ClSi(R1,R2,R3)[式中、
    1、R2およびR3は互いに独立してCl、H、C1−C
    6アルキル、フェニル、ビニル、アルキルアミノまたは
    アルキルシリルを意味している]で表される塩素含有分
    子シラン化合物とCl3Si−NH−BCl2との混合物
    に加安分解を受けさせることを特徴とする請求項1記載
    オリゴ−もしくはポリボロシラザン化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 該セラミック材料が(Si−N−B)単
    位を有しており、そしてこのセラミック材料または粉末
    の98%以上が元素Si、N、BおよびCから成ること
    を特徴とする請求項1記載のセラミック材料または粉
    末。
  4. 【請求項4】 不活性であるか或はNH3を含んでいる
    雰囲気中600から2000℃の温度で請求項1記載の
    オリゴマー状もしくはポリマー状ボロシラザン化合物の
    熱分解を行うことを特徴とするセラミック材料の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 該セラミック材料が(Si−N−B)単
    位を有しており、そしてこのセラミック材料または粉末
    の98%以上が元素Si、N、BおよびCから成ること
    を特徴とする請求項2記載のセラミック材料または粉
    末。
  6. 【請求項6】 式ClSi(R1,R2,R3)[式中、
    1、R2およびR3は互いに独立してCl、H、C1−C
    6アルキル、フェニル、ビニル、アルキルアミノまたは
    アルキルシリルを意味している]で表される塩素含有分
    子シラン化合物とCl3Si−NH−BCl2との混合物
    に加安分解を受けさせることでボロシラザン化合物を生
    じさせた後、熱重合を行うか或は標準圧力または加圧下
    の開放もしくは密封系で架橋剤、例えばアンモニア、K
    H、塩化チオニルまたはアルキルアンモニウム塩などと
    反応させることによって該ボロシラザン化合物の重合を
    生じさせることを特徴とする請求項1記載ポリボロシラ
    ザン化合物の製造方法。
JP6334628A 1993-12-23 1994-12-20 プレセラミツクのポリボロシラザン類、それらの製造方法およびそれらから誘導されるセラミツク材料 Pending JPH07216094A (ja)

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DE4344161 1993-12-23
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