JPH07215729A - ガラス繊維製造用のブッシング - Google Patents

ガラス繊維製造用のブッシング

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JPH07215729A
JPH07215729A JP970694A JP970694A JPH07215729A JP H07215729 A JPH07215729 A JP H07215729A JP 970694 A JP970694 A JP 970694A JP 970694 A JP970694 A JP 970694A JP H07215729 A JPH07215729 A JP H07215729A
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JP
Japan
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nozzle
bushing
nozzles
glass
glass fiber
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JP970694A
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English (en)
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Shinichi Araya
眞一 荒谷
Kazuhiko Nozaki
一彦 野崎
Michitoshi Kitagawa
理才 北川
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Central Glass Co Ltd
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Central Glass Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/08Bushings, e.g. construction, bushing reinforcement means; Spinnerettes; Nozzles; Nozzle plates
    • C03B37/083Nozzles; Bushing nozzle plates

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 品質が従来並以上で生産量と生産性をアップ
し、自体の寿命を延ばし省資源と省エネに繋がる繊維径
が4〜6μmに最適なガラス繊維用ブッシングを得る。 【構成】 ベースプレートに突出した多数のノズルを配
置したガラス繊維製造用ブッシングであって、該ブッシ
ングのノズル部の形状を、ノズル内径が0.9 mm以上1.3m
m 以下のものであって、ノズル内径に対するノズル外径
の比が1.15以上1.40以下で、かつノズル外径からノズル
内径をマイナスした値に対するノズル外面の屈曲点から
ノズル先端までの長さとの比が6以上10以下であり、し
かもベースプレートの厚みに対するベースプレート外面
からノズル先端までの長さとの比が2.5 以上4.5 以下で
少なくとも成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば約4〜8μm程
度の繊維径を有するガラス繊維を紡糸するガラス繊維製
造用ブッシングに関し、特に漏斗状テーパ部と直管部を
備えるブッシングノズルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来からガラス繊維製造用
または紡糸用ブッシングについて種々の出願提案がなさ
れている。
【0003】例えば、特開平2ー275729号公報には、ガ
ラス繊維紡糸用ノズルプレートが記載されており、平板
部から突出した多数のノズルを有するガラス繊維紡糸用
ノズルプレートにおいて、ノズルを平板部側の大径部と
先端側の小径部で構成し、小径部の内径を0.3 〜1.0mm
、その長さを0.5 〜2.0mm とし、大径部の内径を1.1〜
2.5mm とし、平板部から突出したノズルの長さを4.0 〜
6.0mm としたものが開示され、少なくともノズル出口周
囲及びそれに続くノズル外周部を、溶融ガラスとの接触
角が1100〜1500℃において58度以上である金属材料で被
覆されたものであることが記載されている。
【0004】また例えば、特開昭57ー34038 号公報に
は、硝子繊維製造用のブツシングが記載されており、溶
融硝子を収容するブツシングの底に、溶融硝子を流出せ
しめる多数の小孔を穿設し、かつ底の下面に小孔を囲繞
するように、突出先端面を水平にし、突出先端面に対し
て直角に形成した突出部を突出させ、この突出高さを0.
2 〜1m/m に形成したものが開示されている。
【0005】さらに例えば、実開平4ー84337 号公報に
は、ガラス繊維紡糸用ノズルプレートが記載されてお
り、ノズルチップの流入側小口径ノズル部の内径に対す
る流出側大口径ノズル部の内径の比が1.1 以上2.0 以下
であるガラス繊維紡糸用ノズルプレートにおいて、ノズ
ル部全長に対する大口径ノズル部の長さの比が0.75以下
0.25以上で、ノズルの壁の厚さが0.4mm 以下0.15mm以上
のノズルチップを有するものが開示され、隣接するノズ
ルチップの外周壁間隔を0.6mm 以上1.2mm 未満として多
数のノズルチップを配列したことが記載されている。
【0006】さらにまた例えば、特公平3ー14791 号公
報には、ガラス繊維製造用ブツシングプレートが記載さ
れており、ブツシングプレート材料に一定間隔に多数配
列突設されたノズルが、直管部の無い2段のテーパ型に
なされているものが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】前述したような従来
のガラス繊維製造用ブッシングでは、例えば特開平2ー
275729号公報に記載のガラス繊維紡糸用ノズルプレート
では、9〜13μm程度の繊維径を有するガラス繊維の製
造を生産効率よく行うのには適用することはできないも
のであり、また例えば特開昭57ー34038 号公報に記載の
硝子繊維製造用のブツシングでは、チップレスブツシン
グに属するものであって、まき上り現象やブツシングの
変形等に対しては若干の効果があるものの、ガラス流の
合体をし難くし、合体の分離を簡単にして生産していく
というには必ずしも充分とは言い難いものである。
【0008】また例えば実開平4ー84337 号公報に記載
のガラス繊維紡糸用ノズルプレートでは、ノズルの形状
をノズル中での溶融ガラスの滞留時間を増大し、ノズル
が太くガラスコーンの表面積が増大し、溶融ガラスは単
位重量当たりの放熱量が増大し、高温で低粘度の溶融ガ
ラスによるガラス繊維の紡糸が可能となり、紡糸炉およ
びブッシングブロック内での溶融ガラスの失透現象がな
くなったとしても、例えばノズル面でのノズル切断回数
が従来のストレートノズルのときの50%以下程度しか減
少できず、必ずしも充分とは言い難いものである。さら
にノズル製作が難しいこともあるためか、ある条件下で
は逆に連続的な糸切れが発生することがあるものでもあ
る。
【0009】さらに特公平3ー14791 号公報に記載のガ
ラス繊維製造用ブツシングプレートでは、紡糸時の途中
切断や糸の太さのばらつきがなくなるというものの、テ
ーパの肉厚が0.7mm となる等で必ずしも経済的とは言い
難いものである。
【0010】
【問題点を解決するための手段】本発明は、従来のかか
る問題点に鑑みてなしたものであって、ガラス繊維の繊
維径のバラツキ(例えば、標準偏差/平均値)を従来な
み乃至それ以内と少なくなるようにし、安定した紡糸が
できて歩留りアップに繋がり、しかも引出量を増加する
ことができ、さらにより省資源と省エネとなるように少
なくともなし得るガラス繊維製造用ブッシングであっ
て、ことに漏斗状テーパ部と直管部を備えるブッシング
のノズル部を薄肉化等して低粘度のガラスをブッシング
内に導入するようにすることならびにそのためのノズル
の最適条件を設計することなどによる改良によりなし得
るようにするものであり、繊維径が約4〜8μm程度の
ガラス繊維を得るのに有用なガラス繊維製造用ブッシン
グを提供するものである。
【0011】すなわち、本発明は、ベースプレートに突
出した多数のノズルを配置したガラス繊維製造用ブッシ
ングにおいて、該ブッシングのノズル部の形状を、ノズ
ル内径が0.9 mm以上1.3mm 以下のものであって、ノズル
内径に対するノズル外径の比が1.15以上1.40以下で、か
つノズル外径からノズル内径をマイナスした値に対する
ノズル外面の屈曲点からノズル先端までの長さとの比が
6以上10以下であり、しかもベースプレートの厚みに対
するベースプレート外面からノズル先端までの長さとの
比が2.5 以上4.5 以下で少なくとも成るものとしたこと
を特徴とするガラス繊維製造用ブッシングを提供するも
のである。
【0012】ここで、前記ノズル内径が0.9 mm以上1.3m
m 以下のもので成るとしたのは、該範囲内であれば、繊
維径が約4〜8μm程度のガラス繊維を紡糸する際に、
基本的に溶融ガラスの温度変動に対してもガラスの流出
量を充分安定して供給でき、紡糸に対しても安定した所
謂コーンとすることができるためであり、好ましくは0.
95mm以上1.25mm以下程度であり上述したことがより効果
的にできる。
【0013】また、前記ノズル内径に対するノズル外径
の比が1.15以上1.40以下で成るものとしたのは、該比の
値がガラスの冷却能による生産量、コーンの安定性によ
る繊維径のバラツキ等の品質、ならびにノズルの機械的
強度やノズルの摩耗性に係わるためであって、1.40を超
えるとノズル孔の構造的強度としてはよくとも冷却能が
不充分となって流出量が多くなりすぎる結果紡糸条件と
整合する範囲が狭くなってコーンが不安定となるので、
コーンの安定を得るためには溶融ガラスの温度を下げざ
るをえなくなり、結果として生産量のアップには繋がり
にくいものであり、1.15未満であれば逆にノズル孔の構
造的強度が不充分となって変形し易くしかも冷却能が大
きくなるのはよいが、ノズル孔内のガラスの温度分布が
乱れ易くなるとともに繊維径のバラツキが大きくなり品
質がよいものとは言い難く紡糸自体へも不安定性を与え
ることとなり兼ねないし、さらにノズル孔の摩耗が大き
くなってブッシング自体の寿命を低下せしめることにも
なり兼ねないものである。好ましくは約1.2 以上1.35以
下程度であり上述したことがより効果的にできることと
なる。
【0014】さらに、前記ノズル外径からノズル内径を
マイナスした値に対するノズル外面の屈曲点からノズル
先端までの長さとの比が 6以上10以下で成るものとした
のは、該比の値が上述したと同様にガラスの冷却能によ
る生産量、コーンの安定性による繊維径のバラツキ等の
品質、ならびにノズルの機械的強度やノズルの摩耗性に
係わり、ノズルの肉厚とともにコーンの形成に最も係わ
る一つであるノズル外面の屈曲点からノズル先端までの
長さが重要であって、10を超えると冷却能が大きすぎて
ノズル孔内のガラスの温度を下げないようにブッシング
上部のガラスの温度を昇温せざるを得ないこととなるた
めノズル孔内のガラスの温度分布が乱れ易くなるととも
に繊維径のバラツキが多少大きくなり品質が充分よいも
のとは言い難くなり、6未満であれば結果的に冷却能が
不足することとなって流出量が多くなりすぎ、紡糸条件
と整合する範囲がすくなくなってコーンが不安定となる
ので、コーンの安定を得るためには溶融ガラスの温度を
下げざるをえなくなり、結果として生産量のアップには
繋がりにくいものである。好ましくは約6.5 以上9.5 以
下程度であって上述したことがより効果的にできること
となる。
【0015】さらにまた、前記ベースプレートの厚みに
対するベースプレート外面からノズル先端までの長さと
の比が2.5 以上4.5 以下で成るものとしたのは、該ベー
スプレートの厚みならびにノズル自体の長さとはブッシ
ング上部内とノズル内のガラスの温度設定に影響を与
え、それによって特にコーンの安定性すなわち紡糸作業
の安定性および繊維径のバラツキ等の品質を左右するこ
ととなり、4.5 を超えると冷却能の過大方向となって結
果的にガラスの温度を昇温することとなり、ノズル孔内
の温度分布を乱し、繊維径のバラツキが大きくなり品質
が充分よいものではなくなり、2.5 未満であれば結果的
に冷却能が不足することとなって流出量が多くなりす
ぎ、紡糸条件と整合する範囲がすくなくなってコーンが
不安定となるので、コーンの安定を得るためには溶融ガ
ラスの温度を下げざるをえなくなり、紡糸作業が不安定
となって効率的でなくなり、生産性がアップするような
こととはなり難いものとなるからである。好ましくは約
2.7 以上 4以下程度であって上述したことがより効果的
にできることとなる。
【0016】なお、コーンについてはその紡糸条件、ブ
ッシングの状態、ガラスとの濡れその他の多くのファク
ターにより、その形状や大きさが異なり、その安定条件
も変化することもある。
【0017】前述したことをまとめると主に表1のよう
になる。
【0018】
【表1】
【0019】〔判定基準:アップ率で示す:本発明では
該基準を評価判定に採用する〕 1) 生産量 :15%≦--○、15%>〜 5%≧--
△、 5%>--×。 2) 生産性(歩留): 2%≦--○、 5%>〜 5%≧--
△、 1%>--×。
【0020】3) ノズルの耐摩耗性(対従来寿命): 3
%≦--○、 3%>〜従来並--△、従来並>--×。 4) 品質(繊維径のバラツキ): 5%≧--○、 5%<〜
≦ 8%--△、 8%<--×。
【0021】
【作用】前述したとおり、本発明のガラス繊維製造用ブ
ッシングによれば、漏斗状テーパ部と直管部を備えるブ
ッシングのノズル部の形状を、ノズル内径が0.9 mm以上
1.3mm 以下、ノズル内径に対するノズル外径の比が1.15
以上1.40以下、かつノズル外径からノズル内径をマイナ
スした値に対するノズル外面の屈曲点からノズル先端ま
での長さとの比が 6以上10以下、しかもベースプレート
の厚みに対するベースプレート外面からノズル先端まで
の長さとの比が2.5 以上4.5 以下で少なくとも成るもの
とし、薄肉化等して低粘度のガラスをブッシング内に導
入するようにすることならびにそのためのノズルの最適
条件に設計することとなることにより、ガラス繊維の繊
維径のバラツキを従来なみ乃至それ以内と少なくなるよ
うにでき、安定した紡糸で歩留りアップに繋がり、しか
も引出量を増加することができ、さらにブッシング自体
の材料使用量が例えば約15%の低減あるいは稼働中の電
気使用量が例えば約10%程度の低減できる等、より省資
源と省エネとなるように少なくともなし得ることができ
るようになり、ことに繊維径が約4〜8μm程度のガラ
ス繊維を、生産量を格段に高めまた生産性も高め、かつ
ノズルの寿命と品質を従来並かそれ以上にでき、作業の
安全性の向上や省力化にも繋がる製造となし得る有用な
ガラス繊維製造用ブッシングである。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。ただし本発明は係る実施例に限定されるものではな
い。
【0023】図1は本発明のガラス繊維製造用ブッシン
グのノズル部を部分拡大した縦断面図、ならびに該ノズ
ルでの溶融ガラスの繊維化を示す説明図である。該図1
におけるブッシングは、ベースプレート6と該ベース
プレートから突出した、例えば1600ホール等の多数のノ
ズルを配置したその一部を示すガラス繊維製造用ブッ
シングであって、該ノズルはテーパ部4と直管部5を
有するノズル孔3を成し、該ノズルの外面はベースプ
レート6の外面とノズルの先端7の間には屈曲点8を
備えている。
【0024】ここで、場合によって一概には言えるもの
でもないが例えばブッシング上部では約1200〜1270℃程
度にある溶融ガラス11は、ノズル孔3のテーパ部4、直
管部5を通って先端7から流出してコーン9を形成しつ
つガラス繊維10となる。
【0025】そこで、該ブッシングのノズル部の形
状を、ノズル内径d1 が0.9 mm以上1.3mm 以下のもので
あって、ノズル内径d1 に対するノズル外径d2 の比d
2 /d1 が1.15以上1.40以下で、かつノズル外径d2
らノズル内径d1 をマイナスした値に対するノズル外面
の屈曲点8からノズル先端7までの長さl1 との比l 1
/(d2 −d1 )が 6以上10以下であり、しかもベース
プレート6の厚みl3に対するベースプレート6外面か
らノズル先端7までの長さl2 との比l2 /l 3 が2.5
以上4.5 以下で少なくとも成るものとすることで目的を
達成できるものである。
【0026】また、ガラスとしては、Eガラスをはじ
め、C、S、A等ガラスに適用でき、特にEガラスにお
いて最適である。さらにEガラスの組成も市場を満足す
る程度の変化をさせたがその結果は同様であった。また
ブッシングの材質としては、Pt-Rh(10%Rh) 、Pt-Rh(20
%Rh) 、Pt-Rh(40%Rh) 、ZGS(PtまたはPt-Rh(10%Rh)
が共存) 等が用いられる。
【0027】実施例1 図1に示すブッシングのうち、d1 が約1.2 mm程度、
2 /d1 が約1.2 程度、l1 /(d2 −d1 )が約6.
5 程度、l2 /l3 が約2.7 程度で少なくとも成す 800
ホールのブッシングでもってEガラスでなる 6μmのガ
ラス繊維を使用可能な期間内で紡糸した。
【0028】その結果、同じホール数でかつ同じ材質の
従来の例えば同系状からなるブッシングを用いた場合に
比して、例えば生産量のアップ率は15%以上、生産性
(歩留)のアップ率は 2%以上、ならびにノズルの耐摩
耗性(対従来寿命)のアップ率は 3%以上となり、しか
も品質(繊維径のバラツキ)においても従来に比して同
等以上と向上傾向を示し、使用電力が約10%程度節約で
きた等、安定して確実に所期の目的を達成できるもので
あった。
【0029】実施例2 図1に示すブッシングのうち、d1 が約1.1 mm程度、
2 /d1 が約1.27程度、l1 /(d2 −d1 )が約6.
7 程度、l2 /l3 が約2.7 程度で少なくとも成す 800
ホールのブッシングでもってEガラスでなる 6μmのガ
ラス繊維を使用可能な期間内で紡糸した。
【0030】その結果、実施例1と同等以上の成果を得
て、同等以上の安定度と確実性をもって所期の目的を達
成できるものであった。実施例3 図1に示すブッシングのうち、d1 が約1.0 mm程度、
2 /d1 が約1.35程度、l1 /(d2 −d1 )が約7.
5 程度、l2 /l3 が約3.5 程度で少なくとも成す 800
ホールのブッシングでもってEガラスでなる 6μmのガ
ラス繊維を使用可能な期間内で紡糸した。
【0031】その結果、実施例1と同様な成果を得て、
同様な安定度と確実性をもって所期の目的を達成できる
ものであった。さらにまた繊維径4μm あるいは8μm
等のガラス繊維の製造においても上述した各実施例と同
様の結果を得ることができた。
【0032】
【発明の効果】以上前述したように、本発明によれば、
ブッシングのノズル部の形状寸法を特定することによっ
て、ノズルを薄肉化する等で低粘度のガラスをブッシン
グ内に導入するようにし、しかもノズルのその最適条件
にバランスよく設計することとできることにより、繊維
径が約4〜8μm程度のガラス繊維を、生産量を格段に
高めまた生産性も高め、かつノズルの寿命と品質を従来
並かそれ以上にでき、より省資源と省エネとなり、作業
の安全性の向上や省力化にも繋がる製造となし得る有用
なガラス繊維製造用ブッシングを提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガラス繊維製造用ブッシングのノズル
部を部分拡大した縦断面図、ならびに該ノズルでの溶融
ガラスの繊維化を示す説明図である。
【符号の説明】 ブッシング ノズル 3 ノズル孔 4 テーパ部 5 直管部 6 ベースプレート 7 先端 8 屈曲点 9 コーン 10 ガラス繊維 11 溶融ガラス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレートに突出した多数のノズル
    を配置したガラス繊維製造用ブッシングにおいて、該ブ
    ッシングのノズル部の形状を、ノズル内径が0.9 mm以上
    1.3mm 以下のものであって、ノズル内径に対するノズル
    外径の比が1.15以上1.40以下で、かつノズル外径からノ
    ズル内径をマイナスした値に対するノズル外面の屈曲点
    からノズル先端までの長さとの比が 6以上10以下であ
    り、しかもベースプレートの厚みに対するベースプレー
    ト外面からノズル先端までの長さとの比が2.5 以上4.5
    以下で少なくとも成るものとしたことを特徴とするガラ
    ス繊維製造用ブッシング。
JP970694A 1994-01-31 1994-01-31 ガラス繊維製造用のブッシング Pending JPH07215729A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019172549A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 ユニチカグラスファイバー株式会社 ガラス繊維紡糸用ノズルプレート、当該ガラス繊維紡糸用ノズルプレートを有するガラス溶融炉、及び当該ガラス溶融炉を用いたガラス繊維紡糸方法

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