JPH07215587A - 線条体の切り分け装置 - Google Patents

線条体の切り分け装置

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JPH07215587A
JPH07215587A JP2348494A JP2348494A JPH07215587A JP H07215587 A JPH07215587 A JP H07215587A JP 2348494 A JP2348494 A JP 2348494A JP 2348494 A JP2348494 A JP 2348494A JP H07215587 A JPH07215587 A JP H07215587A
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JP
Japan
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cutter
striatum
cut
filament
linear body
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Application number
JP2348494A
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English (en)
Inventor
Nobutake Fukuya
伸剛 福家
Katsuo Yamamoto
克夫 山本
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 螺旋状に連続する線条体を下向きに下降しな
がら流れる螺旋状に連続する線条体を所定量の通過毎に
切り分ける際に、この流れを一時的に静止し、切断すべ
き部分を探索して線条体を確実に切断することができ
る。 【構成】 螺旋状に連続し螺旋の軸線方向に沿って下向
きに流れる細線12Aの切断すべき部分12aの上流側
と下流側との細線部分12b、12cの間でストッパ8
6、88によって細線12Aの流れを静止し、これらの
細線部分12b、12c上の間でカッター100を細線
12Aの流れに沿って移動し線条体センサ110によっ
て確実に切断すべき細線部分12aを探索して切断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、伸線機によっ
て伸線された細線の如き線条体を螺旋状に連続する状態
で螺旋の軸線方向で下向きに流れるように下降しペール
パック等を有する堆積部内に堆積する場合等のように、
螺旋状に送られる線条体を所定長毎又は必要に応じてに
切り分けるのに用いられる線条体の切り分け装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の線条体の切り分け装置は、線条
体が螺旋状に連続した状態で下向きに下降し又は傾斜す
るガイド面に沿って堆積部に向けて下降するので、この
線条体を切断すべき位置の下方で線条体の流れを静止
し、この線条体の静止位置の上方で線条体の流れの通路
内にカッターを前進して線条体を切断しなければならな
い。従来技術の装置は、線条体を切断すべき位置の下方
で線条体の流れを静止するストッパと、線条体の流れの
通路内で線条体を切断すべき位置にカッターを前進した
りこの線条体を切断すべき位置から後退したりするカッ
ター進退手段とから成っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
の線条体の切り分け装置では、カッターは、線条体の流
れの通路内で線条体を切断すべき一定位置(一定の切断
位置)に対して進退するだけであるので、この一定の切
断位置に切断すべき線条体がない場合には、カッター
は、線条体を切断することができなかった。
【0004】このため、所定量の線条体が切断位置を通
過しようとすることを検知してカッターがこの切断位置
に前進しても、カッターが空切り動作することがあっ
て、線条体を確実に切り分けることができない欠点があ
った。
【0005】また、ストッパは、線条体を切断すべき位
置の下方で線条体の流れを静止するだけであるので、こ
の静止位置の上方に螺旋状の線条体の多ターンが束状に
溜ると、カッターが線条体の束に入り込んで、線条体を
複数箇所で切断することがあり、従って線条体を無駄切
りして余分の線条体を捨てなければならないことがあっ
た。
【0006】本発明の1つの課題は、螺旋状に連続する
線条体の切断すべき部分を探索して線条体を確実に切断
することができ、従って空切りを起こすことがない線条
体の切り分け装置を提供することにある。
【0007】本発明の他の課題は、線条体を切断すべき
位置に束状に線条体が溜ることがなく、従って線条体を
無駄切りすることがなく、切り分け作業を経済的に行な
うことができる線条体の切り分け装置を提供することに
ある。
【0008】本発明の更に他の課題は、線条体を空切り
したり無駄切りしたりすることがないようにしても構造
が複雑となることがない線条体の切り分け装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の課題解決
手段は、下向きに下降し又は傾斜するガイド面を有する
ガイド手段のガイド面に沿って案内されながら下向きに
流れる螺旋状に連続する線条体を切り分ける線条体の切
り分け装置であって、ガイド手段上の線条体を切断して
ガイド手段を通過した線条体部分を後続の線条体部分か
ら切り分ける切り分け装置本体と、線条体の切り分け信
号に基づいてこの切り分け装置本体を駆動制御する制御
手段とを備え、切り分け装置本体は、フレームと、この
フレームに取付けられ切断すべき線条体部分の上流側と
下流側とで螺旋状の線条体の流れ通路に対して進退し前
進状態で線条体の流れに干渉して線条体の流れを静止す
る線条体静止手段と、この線条体静止手段を線条体の流
れを静止するように線条体の流れに干渉する干渉位置と
線条体の流れから離反して線条体の流れに干渉しない非
干渉位置との間を進退する線条体静止手段進退機構と、
フレームに取付けられ線条体静止手段で静止された上流
側と下流側との線条体部分の間で線条体を切断するカッ
ターと、このカッターが線条体を切断することができる
ように線条体の切断すべき部分を探索しつつカッターを
移動する線条体探索機構と、線条体の切断すべき部分を
探索した後、カッターを駆動するカッター駆動手段とか
ら成り、制御手段は、切り分け信号に基づいて線条体静
止手段を干渉位置に前進した後、線条体の切断すべき部
分を探索するためにカッターを移動し、カッターが線条
体の切断すべき部分を探索したときこのカッターを駆動
するように、線条体静止手段進退機構、線条体探索機構
及びカッター駆動手段を制御することを特徴とする線条
体の切り分け装置を提供することにある。
【0010】本発明の第2の課題解決手段は、第1の課
題解決手段による線条体の切り分け装置であって、切り
分け装置本体は、カッターを線条体を挟む切断位置とこ
の切断位置から後退した後退位置との間を進退するカッ
ター進退手段を更に備え、制御手段は、線条体探索機構
によってカッターが線条体の切断すべき部分を探索した
ときカッターを切断位置に前進するようにカッター進退
手段を制御することを特徴とする線条体の切り分け装置
を提供することにある。
【0011】本発明の第3の課題解決手段は、第1又は
第2の課題解決手段による線条体の切り分け装置であっ
て、線条体静止手段は、線条体の流れを干渉する干渉位
置と線条体の流れから離反する非干渉位置との間を進退
する上流側と下流側との2つのストッパから成り、これ
らの2つのストッパの干渉位置で線条体の切断すべき部
分を挟んでその上流側と下流側との線条体部分を静止す
るようにしたことを特徴とする線条体の切り分け装置を
提供することにある。
【0012】本発明の第4の課題解決手段は、第3の課
題解決手段による線条体の切り分け装置であって、制御
手段は、線条体の切り分け後、切り分けられた線条体部
分が下降するが、この切り分けられた線条体部分が処理
されてその後続の線条体部分を下降する準備ができるま
でこの後続の線条体部分が静止されるように2つのスト
ッパを制御することを特徴とする線条体の切り分け装置
を提供することにある。
【0013】本発明の第5の課題解決手段は、第1乃至
第4の課題解決手段のいずれかによる線条体の切り分け
装置であって、線条体探索機構は、線条体静止手段によ
って静止された上流側と下流側との線条体部分の間で線
条体の流れ通路に沿ってカッターを往復移動するカッタ
ー移動手段と、カッターが線条体を探索したことを検知
する線条体センサとから成っていることを特徴とする線
条体の切り分け装置を提供することにある。
【0014】本発明の第6の課題解決手段は、第1乃至
第5の課題解決手段のいずれかによる線条体の切り分け
装置であって、切り分け装置本体によって線条体の静
止、探索及び切断を行う作業位置とこの作業位置から後
退した非作業位置との間で切り分け装置本体を進退する
装置本体進退機構を更に備えていることを特徴とする線
条体の切り分け装置を提供することにある。
【0015】
【作用】このように、螺旋状に連続し螺旋の軸線方向に
沿って下向きに流れる線条体の切断すべき部分の上流側
と下流側との間で線条体の流れを静止すると、これらの
上流側と下流側とで静止された線条体部分の間では線条
体が束状に溜ることがないので、カッターが線条体の束
を切断することがなく、従って線条体を無駄切りするこ
とがない。
【0016】また、切り分けられた線条体部分が処理さ
れて後続の線条体部分を下降する準備ができるまで、こ
の後続の線条体部分が静止されるように制御すると、切
り分けられた線条体部分が後続の線条体部分から確実に
分離されるので、切り分けられた線条体部分と後続の線
条体部分とが入り乱れることがなく、切り分け作業を効
率よく行なうことができる。
【0017】カッターは、線条体を切断すべき位置の上
流側と下流側とで静止された線条体部分の間で線条体を
探索しつつ移動して切断すべき線条体を探索してから線
条体を切断動作するので、線条体を空切りすることな
く、線条体を確実に1箇所で切断することができ、従っ
て線条体を精度よく切り分けることができる。
【0018】また、カッターが線条体を探索する際に、
カッターは、線条体の流れ通路に沿って移動するので、
螺旋状に連続する線条体を確実に探索することができ、
従ってカッターが空切り動作することがなく、線条体を
確実に切り分けることができる。
【0019】特に、カッターが線条体を探索するため
に、線条体静止手段によって静止された上流側と下流側
の線条体部分の間を両方向に往復移動すると、カッター
が一方向への移動で線条体を探索し損なっても、カッタ
ーは他方向へ移動するので、線条体を探索するまで確実
にカッターを移動することができる。また、この場合、
線条体の切断すべき部分は、一台の駆動源で探索するこ
とができるので、構造が複雑となることがない。
【0020】更に、切り分け装置本体が線条体の静止、
探索及び切断を行う作業位置とこの作業位置から後退し
た非作業位置との間で進退すると、装置の前後に線条体
を通す線通し作業、その他の作業を行う場合に、切り分
け装置本体が邪魔となることがない上にカッターが作業
者に当ることがなく、作業を安全に行うことができる。
【0021】尚、カッターが鋏の形態である場合には、
カッターは、通常では切断位置から後退しており、線条
体の探索後、切断位置に前進して駆動されるが、カッタ
ーの形態によっては、カッターは常に切断位置にあって
線条体を探索後、直ちに線条体を切断するように駆動す
ることができる。例えば、カッターが固定刃と可動刃と
から成っている場合、線条体の探索移動がカッターの進
退を兼ねており、線条体の探索後、直ちに可動刃を移動
して線条体を切断動作することができる。
【0022】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべ
ると、図1及び図2は本発明に係る線条体の切り分け装
置10を示し、この線条体の切り分け装置10は、線条
体12、例えば図示しない伸線機からキャプスタン14
を介して送給される細線12Aを螺旋状に処理するコイ
ラー16の前方に配置されている。
【0023】コイラー16は、観音開き扉の形態の安全
カバー18を有する筐体20と、この筐体20の出口付
近に配置されたほぼ円形のフレーム22と、このフレー
ム22の周りを公転してフレーム22の上に細線12A
を螺旋状に巻くローラ型フライヤ24とから成り、伸線
されて形成された細線12Aは、図1に示すように、キ
ャプスタン14からピンチロール51を経て筐体20内
を案内されてローラ型フライヤ24によってフレーム2
2上で螺旋状に成形される。尚、安全カバー18は、コ
イラー16が細線12Aを螺旋状に巻いている際に、細
線12Aが飛び出して作業者に接触するのを防止する働
きを有する。
【0024】ガイド手段26は、図示の実施例では、複
数本(4本)のサプライアーム28、30、32、34
から成り、このガイド手段26の詳細は、図3乃至図5
に示されている。4本のサプライアームのうち、サプラ
イアーム28は、螺旋状に連続する細線12Aを吊下げ
ながら案内するトップアーム(以下同様に符号28で示
す)であり、他の3本のサプライアーム30、32、3
4は、このトップアームを支持する支持アーム(以下同
様に符号30、32、34でそれぞれ示す)である。図
3に示すように、トップアーム28のコイラー16側の
一端は、取付け板36に止めねじ37によって固定さ
れ、トップアーム28の反対側の他端は、終端リング3
8に止めねじ39によって固定され、またトップアーム
28の中間部分は、中間アーム40に止めねじ41によ
って固定されている。また、支持アーム30、32、3
4の両端及び中間部分は、取付け板36、終端リング3
8及び中間アーム40にそれぞれ溶接によって固定され
ている。
【0025】トップアーム28は、図3から解るよう
に、取付け板36への取付け端が最も高くこの取付け端
から中間アーム40の取付け部分に向けて次第に下向き
に傾斜し、中間アーム40の取付け部分と終端リング3
8の取付け端との間では下向きに円弧状に湾曲してい
る。一方、左右の支持アーム30、32は、取付け板3
6への取付け端と中間アーム40への取付け部分との間
ではほぼ水平に延び、中間アーム40の取付け部分と終
端リング38の取付け端との間では下向きに円弧状に湾
曲している。また、下側の支持アーム34は、取付け板
36への取付け端と中間アーム40への取付け部分との
間ではほぼ水平に延び、中間アーム40と終端リング3
8との間では略逆L字形に湾曲している。
【0026】ガイド手段26は、細線12Aの螺旋の大
きさに応じて任意の数の種類用意され、各ガイド手段2
6は、それぞれ取付け板36をコイラー16のフレーム
22の先端面に複数の取付けねじ(図示せず)によって
着脱自在に取付けられる。これらの取付けねじは、図4
及び図5に示すように、取付け板36の3つの円弧状貫
通孔36aを貫通する。図19及び図20に示すよう
に、このガイド手段26の着脱作業は、筐体20の正面
の安全カバー18の開口18aを通して行なわれる。
尚、ガイド手段26をコイラー16のフレーム22に取
付ける取付けねじが貫通する貫通孔36aが円弧状とな
っているのは、トップアーム28の取付け位置の調整を
容易にするためである。また、図4及び図5において符
号36bは、コイラー16の軸、取付けねじ等の部品が
取付け板36に干渉しないように取付け板36に設けら
れた星形の逃げ穴である。
【0027】ガイド手段26のサプライアーム28、3
0、32、34の下端側の終端リング38は、図1及び
図2並びに図19及び図20に示すように、ペールパッ
ク42を含む堆積部44の上方に位置するように整列し
ている。図示の実施例では、図2に示すように、複数の
堆積部44がターンテーブル46の上に周方向に間隔を
あけて設けられており、ガイド手段26に沿ってコイラ
ー16から細線12Aが1つの堆積部44のペールパッ
ク42に移されて堆積部44に定量の細線12Aが堆積
し、本発明の切り分け装置10によって後続の細線12
Aから切り分けられた後、ターンテーブル46は次の堆
積部44がガイド手段26に整列するまで回転されて、
この堆積部44に後続の細線12Aを堆積する準備をす
る。
【0028】本発明の線条体の切り分け装置10は、ガ
イド手段26に沿って流れる細線12Aの長さを計尺す
る計尺器50(図1参照)と、細線12Aの所定長がガ
イド手段26を通過したときこの細線12Aを切断して
ガイド手段26を通過した細線部分(線条体部分)を後
続の細線部分(線条体部分)から切り分ける切り分け装
置本体(図10乃至図12を参照して後に詳細にのべ
る)52と、計尺器50からの指令に基づいて切り分け
装置本体52を駆動制御するCPUの如き制御手段(図
17参照)54とを備えている。
【0029】計尺器50は、例えば、図1に示すよう
に、キャプスタン14からコイラー16に細線12Aを
案内するピンチロール51に接続されており、この計尺
器50は、ピンチロール51を通過する細線12Aの長
さを検出するが、その定尺指令信号Swは、図17に示
すように制御手段54に供給される。尚、最初の切り分
け作業は、ピンチロール51から実際に細線12Aを切
り分ける位置までの長さを定尺長さに加算した長さで定
尺指令信号(切り分け信号)を発生して行われるが、以
後は定尺長さ毎に定尺指令信号を制御手段54に供給し
て切り分け作業が行われる。
【0030】切り分け装置本体52は、図1及び図2並
びに図6乃至図8に示すように、スイングアーム56を
含む揺動式の装置本体進退機構58に支持され、このス
イングアーム56は、コイラー16の正面から外れた位
置に起立するスタンド60(図2参照)に固定されコイ
ラー16の正面の上方に水平に延びる支持杆62(図2
及び図7参照)にベアリング64によって回転自在に取
付けられている。
【0031】装置本体進退機構58は、図6に示すよう
に、支持杆62に固定された略三角形状のブラケット6
6の1つの頂点付近にピン69によって枢支されたステ
ー68と、このステー68とスイングアーム56とに跨
がって取付けられハンドル70を有するステー固定部材
72とを有し、エアダンパ74の一端はこのステー固定
部材72にピン73によって枢支され、エアダンパ74
の他端は略三角形状のブラケット66の他の頂点付近に
ピン77によって枢支されている。このエアダンパ74
は、スイングアーム56が図6の下方位置(作業位置)
から上方位置(非作業位置)へ揺動する際には、小さな
抵抗で伸びるが、スイングアーム56が図6の上方位置
から下方位置へ揺動する際には大きな抵抗で収縮するよ
うに構成されている。
【0032】ハンドル70は、図7に示すように、ステ
ー固定部材72の凹部72aを貫通する杆部71を有
し、この杆部71は、ステー68の長孔67(図6参
照)の端部の拡大孔部分67a、67bを貫通すること
ができるがこれらの拡大孔部分67a、67bの間の細
長孔部分67cを貫通することができない程度の大きさ
の外径を有する中径部分71aと、この中径部分71a
に一体であるがステー固定部材72の凹部72a内に位
置しステー68の細長孔部分67cを貫通することがで
きる程度の外径を有する小径部分71bと、中径部分7
1aに一体であるが小径部分71bとは反対側に設けら
れ拡大孔部分67a、67bを貫通することができない
程度の大きな外径を有する鍔状の大径部分71cとから
成っている。このハンドル70は、ステー固定部材72
の凹部72a内の小径部分71bに巻き付けられて小径
部分71bの端部に取付けられたばね受け部分71dと
ステー固定部材72の内面との間に設けられたばね76
によって通常では中径部分71aがステー68のいずれ
かの拡大孔部分67aまたは67bに係入するように付
勢されている。
【0033】このようにして、スイングアーム56及び
ステー68が図6の下方位置(作業位置)にあるときに
は、ハンドル70の杆部71の中径部分71a(図面が
複雑となるのを避けるため図6では示されていない)が
ステー固定部材72の長孔67の一方の拡大孔部分67
aに係入するので、ステー68はスイングアーム56と
共にこの下方位置に保持されている。また、スイングア
ーム56及びステー68が図6の上方位置(非作業位
置)にあるときには、ハンドル70の杆部71の中径部
分71aがステー固定部材72の長孔67の他方の拡大
孔部分67bに係入するので、ステー68は、スイング
アーム56と共にこの上方位置に保持されている。スイ
ングアーム56を図6の上方位置から下方位置へ又は図
6の下方位置から上方位置へ揺動する際には、ハンドル
70をばね76に抗して図7の右方に引っ張って杆部7
1の小径部分71bを拡大孔部分67b又は67aに位
置させ、その後この小径部分71bをステー68の長孔
67の細長孔部分67cに沿わせつつこのハンドル70
を図6の下方又は上方へ移動する。尚、装置本体進退機
構58は、後にのべるように、スイングアーム56の上
方位置で、切り分け装置本体52のカッターが装置の正
面を向いて危険となるのを避けるために、切り分け装置
本体52の向きを変える向き変更手段を含んでいるが、
これは、切り分け装置本体52の構成をのべた後に、詳
細に説明する。
【0034】切り分け装置本体52は、図10乃至図1
2に詳細に示されているが、この切り分け装置本体52
は、装置本体進退機構58のスイングアーム56に支持
杆78(図7及び図9参照)を介して取付けられたフレ
ーム80と、このフレーム80に取付けられ切断すべき
細線部分12a(図20参照)の上流側と下流側とで螺
旋状の細線12Aの流れ通路(ガイド手段26のトップ
アーム28の延びている方向)P(図20参照)に対し
て進退しその前進位置(図20に示す下降位置)で細線
12Aの流れを静止する線条体静止手段82と、この線
条体静止手段82を細線12Aの流れを静止するように
細線12Aの流れに干渉する干渉位置とこの細線12A
の流れから離反して細線12Aの流れに干渉しない非干
渉位置との間を進退する線条体静止手段進退機構84と
を備えている。尚、支持杆78は、スイングアーム56
に回転自在に取付けられているが、これも向き変更手段
と共に後に詳細にのべる。
【0035】図9及び図12に示すように、フレーム8
0は、このフレーム80の側壁に固定されロックねじ8
1を有する保持筒80aを有し、切り分け装置本体52
は、このスイングアーム56の支持杆78にフレーム8
0の保持筒80aが嵌合されるようにして支持杆78に
支持し、ロックねじ81を締め付けてスイングアーム5
6に保持される。尚、図9に示すように、スイングアー
ム56の支持杆78は、保持筒80aのロックねじ81
が係入する縦溝78aを有する。
【0036】図示の実施例では、線条体静止手段82
は、図10及び図11に示すように、細線12Aの流れ
を静止するように前進して細線12Aを干渉する干渉位
置と細線12Aの流れから後退して細線12Aの流れを
許すように細線12Aの流れに干渉しない非干渉位置と
の間を進退する上流側と下流側とのストッパ86、88
から成っている。また、線条体静止手段進退機構84
は、図10乃至図12に示すように、これらのストッパ
86、88が接続された図示しないピストンを有するエ
アシリンダ90、92から成り、これらのエアシリンダ
90、92は、フレーム80に取付けられたブラケット
94、96にそれぞれ支持されている。
【0037】エアシリンダ90、92は、電磁切替弁9
1、93(図10、図12及び図17参照)を含む図示
しない配管を介して図示しないエア供給源に接続され、
電磁切替弁91、93を一方に切り替えてエアシリンダ
90、92の上方側エア室にエアを供給すると、ピスト
ンロッドが伸長して線条体静止手段82のストッパ8
6、88を干渉位置に前進し、電磁切替弁91、93を
他方に切り替えてエアシリンダ90、92の下方側エア
室にエアを供給すると、ピストンロッドが収縮して線条
体静止手段82のストッパ86、88を非干渉位置に後
退する。
【0038】従って、上下流の2つのストッパ86、8
8が細線12Aの流れを静止するように前進した干渉位
置では、図20に示すように、これらの2つのストッパ
86、88は、切断すべき細線部分12aを挟んでその
上流側と下流側との細線部分12b、12cを静止す
る。
【0039】切り分け装置本体52は、図10及び図1
1に示すように、フレーム80に取付けられ線条体静止
手段82で静止された上流側と下流側との細線部分12
b、12cの間で細線12Aに対して進退してその前進
位置で細線部分12aを切断するカッター(ニッパー)
100と、このカッター100が細線部分12aを切断
することができるように細線部分12aを探索しつつカ
ッター100を移動する線条体探索機構102と、カッ
ター100を切断すべき細線部分12aを挟むように前
進する切断位置とこの切断位置から後退する後退位置と
の間を進退するカッター進退手段104と、カッター1
00をその切断位置で駆動するカッター駆動手段106
とを更に備えている。
【0040】線条体探索機構102は、図10及び図1
1に示すように、線条体静止手段82によって静止され
た上流側と下流側との細線部分12b、12cの間で細
線12Aの流れ通路に沿ってカッター100を往復移動
するカッター移動手段108と、カッター100が切断
すべき細線部分12aを探索したことを検知する線条体
センサ110(図18のみに示されている)とから成っ
ているが、カッター移動手段108は後に詳細にのべ
る。
【0041】カッター進退手段104は、特に図10か
ら解るように、後にのべるカッター移動手段108に取
付けられたエアシリンダ取付け金具112に支持された
エアシリンダ114から成り、カッター100は、この
エアシリンダ114のピストンロッド114aに固定さ
れたカッター取付け金具116に取付けられている。
尚、線条体センサ110もカッター取付け金具116に
取付けられている。
【0042】電磁切替弁107(図10、図12及び図
17参照)は、図示しないエア供給源からエアシリンダ
114にエアを吸排する働きを有する。従って、電磁切
替弁107を一方に切り替えエアシリンダ114の上方
側エア室にエアを供給してエアシリンダ114のピスト
ンロッド114aを伸長すると、カッター100は、切
断すべき細線部分12aを挟む切断位置に前進し(図1
5及び図20参照)、また電磁切替弁107を他方に切
り替えエアシリンダ114の下方側エア室にエアを供給
してエアシリンダ114のピストンロッド114aを収
縮すると、カッター100は、この切断位置から後退す
る。
【0043】カッター移動手段108は、特に図11に
詳細に示すように、フレーム80に取付けられた1対の
レール118、118’に支持されて螺旋状に連続する
細線12Aの螺旋の軸線に平行な方向(線条体の流れ通
路P(図20参照)の長手方向に平行な方向)に走行す
るキャリッジ120と、このキャリッジ120に取付け
られた雌ねじ部材122に螺合するボールねじ124
と、このボールねじ124をカップリング126、クラ
ッチ128を介して回転駆動する正逆駆動源である可逆
モータ130(図17も参照のこと)とから成ってい
る。キャリッジ120は、図10に示すように、そのブ
ラケット120aに取付けられた支持杆121を含み、
エアシリンダ取付け金具112はこの支持杆121の下
端に固定されている。ボールねじ124は、図11に示
すように、フレーム80に取付けられベアリングを含む
支持ユニット132、132’によってフレーム80に
回転自在に支持されている。また、可逆モータ130
は、クラッチ126と共にフレーム80の端壁80bに
取付けボルト134によって固定されている。
【0044】カッター移動手段108は、図10及び図
11に示すように、フレーム80上でキャリッジ120
の移動範囲の両端位置に設置された近接センサ136、
136’を更に備え、これらの近接センサ136、13
6’は、キャリッジ120の接近を検知して可逆モータ
130の反転信号Sr1、Sr2を発生する(図17参
照)。
【0045】カッター100は、図13及び図14に示
すように、ピストン138を有するエアシリンダ140
と、このエアシリンダ140のピストン138の下方に
配置された鋏状のカッター本体142と、ピストン13
8をエアシリンダ140内でカッター本体142とは反
対側に付勢するようにエアシリンダ140の端壁140
aとピストン138の鍔138aとの間に配置されたコ
イルスプリング144とから成っている。
【0046】カッター駆動手段106は、エアシリンダ
140を図示しないエア供給源に接続する電磁切替弁1
46(図17参照)から成っている。尚、図13及び図
14において符号148は、エアシリンダ140内にエ
アを吸排するエア吸排通路、また符号150はピストン
138の鍔138aの環状溝内に嵌込まれたOリングで
ある。
【0047】カッター本体142は、図13乃至図16
に示すように、ピン152で枢支されたカッター半部1
42A、142Bから成り、その先端には刃154A、
154Bを有し、その反対側には操作部156A、15
6Bを有する。操作部156A、156Bの間にはばね
158(図14乃至図16参照)が設けられ、刃154
A、154Bは、図15に示すように、このばね158
によって通常では開くように付勢されている。
【0048】ピストン138は、図15及び図16に示
すように、カッター本体142の操作部156A、15
6Bを開閉するように開口部160aから奥に向かって
次第に内径が縮小するような傾斜面160bを有する窪
み160を含む。尚、本明細書では、この傾斜面160
bは、必ずしも厳密な意味での直線的な傾斜面のみでは
なく、図示の奥深いところのように湾曲面をも含む広い
意味で使用される。
【0049】再び、図7及び図8に戻って説明すると、
装置本体進退機構58は、先にのべたように、切り分け
装置本体52の向きを変える向き変更手段162を備
え、この向き変更手段162は、支持杆78がスイング
アーム56を貫通する部分の後方部分(切り分け装置本
体52が取付けられる部分と反対側の部分)78bに取
付けられたレバー164(図7では省略されている)か
ら成っている。支持杆78は、スイングアーム56を回
転自在に貫通し、この後方部分78bには支持杆78の
2つの回転角度位置に相応してスイングアーム56に設
けられたロックピン166が係入するピン係入溝17
0、170’が設けられている(図8参照)。ロックピ
ン166は、スイングアーム56に取付けられたピン受
け168内に配置されて図示しないばねによって通常で
はいずれかのピン係入溝170、170’に係入するよ
うに付勢されている。また、このロックピン166は、
ピン受け168の縦溝168aを貫通して外部に露出す
る摘み172を有する。
【0050】向き変更手段162は、その摘み172を
もってピン受け168内のばねに抗してロックピン16
6を支持杆78の後方部分78bのピン係入溝170又
は170’から離脱することによって支持杆78をロッ
ク状態から解放した後、レバー164をもって支持杆7
8をいずれかの方向に回転することによって切り分け装
置本体52の向きを変更することができる。
【0051】この向き変更手段162は、切り分け装置
本体52が装置本体進退機構58によって図1の下方位
置から上方位置へ揺動したときに、切り分け装置本体5
2がスイングアーム56に対して下方位置にあるときと
同じ向きにあると、切り分け装置本体52のカッター1
00が装置の正面に向くため、作業者に危険となるの
で、図1の上方位置でもカッター100が下向きとなる
ように向きを変えるのに用いられる。図8は図1の状態
を裏側から見た状態であり、従ってロックピン166が
図8に示すようにピン係入溝170’に係入している状
態では、切り分け装置本体52は、カッター100が下
向きとなるようにレバー164を図8の時計方向(図1
の反時計方向)に回動した後の状態である。この状態の
まま、切り分け装置本体52を装置本体進退機構58に
よって作業位置に下方に揺動すると、カッター100は
コイラー16の方向に向くので、レバー164を図8の
状態から反時計方向(図1の時計方向)に回動してロッ
クピン166がピン係入溝170に係入するようにす
る。このようにして、切り分け装置本体52の作業位置
及び非作業位置でレバー164を図8の時計方向及び反
時計方向にそれぞれ回動してカッター100を含む切り
分け装置本体52の向きを変更する。
【0052】制御手段54は、図17に示すように、計
尺器50と線条体センサ110と近接センサ136、1
36’とから指令信号を受け、電磁切替弁91、93、
107、可逆モータ130及び電磁切替弁146を制御
する。即ち、制御手段54は、計尺器50からの指令に
基づいて線条体静止手段進退機構84によって線条体静
止手段82を干渉位置に前進した後、線条体探索機構1
02を起動し、近接センサ136、136’からの指令
を受けつつ細線12Aを探索するためにカッター100
を往復移動し、線条体センサ110によってカッター1
00が切断すべき細線部分12aを探索したとき、この
カッター100の移動を停止し、その後カッター進退手
段104及びカッター駆動手段106を起動してカッタ
ー100を切断位置に前進し駆動するが、その詳細は後
に装置の動作と共に説明する。
【0053】次に、本発明の装置の動作を特に図1、図
19及び図20を参照しつつ詳細にのべると、線条体1
2である細線12Aは、図1に示すように、図示しない
伸線機からキャプスタン14及び計尺器50が接続され
たピンチロール51を経てコイラー16に供給され、コ
イラー16は、ローラ型フライヤ24をフレーム22の
周りに回転して細線12Aを螺旋状に連続するコイルの
形態に巻き付ける。このようにして螺旋状に成形された
細線12Aは、ガイド手段26のサプライアーム(トッ
プアーム)28の傾斜に沿って下降しつつ下向きに流
れ、堆積部44内のペールパック42に堆積される。こ
の細線12Aは、ピンチロール51を通過する際に計尺
器50によって計尺される。
【0054】伸線機から繰り出される細線12Aは、最
初は作業者によってコイラー16にセットされるが、こ
の際、コイラー16の安全カバー18を図2の想像線で
示すように開くことによって作業者がコイラー16内に
手を入れて作業することができる。また、安全カバー1
8を開く際、切り分け装置本体52が安全カバー18の
前面にあると、安全カバー18を開くのに邪魔となるの
で、図1に示すように、作業者が装置本体進退機構58
のハンドル70を持ってスイングアーム56を図1の上
方位置(非作業位置)に揺動して切り分け装置本体52
を安全カバー18が開くのに邪魔とならないように退避
させる。この場合、切り分け装置本体52のカッター1
00が正面を向くのを避けるために、向き変更手段16
2のロックピン166を摘み172によって支持杆78
の後方部分78bのピン係入溝170から抜いてロック
を解放し、カッター100が下向きとなるようにレバー
164によって支持杆78を図8の時計方向に回転して
切り分け装置本体52の向きを変更する。支持杆78の
ピン係入溝170’がロックピン166に対向する位置
まで回転すると(図8参照)、ロックピン166はピン
受け168内のばねによってピン係入溝170’に係入
するので、切り分け装置本体52のカッター100が下
向きとなる回転角度位置で支持杆78がロックされる。
【0055】細線12Aをコイラー16にセットし、螺
旋状に連続するように成形されガイド手段26上に細線
12Aをセットした後、作業者は、安全カバー18を閉
じ、装置本体進退機構58のハンドル70をもってスイ
ングアーム56を図1の下方位置(作業位置)に揺動
し、また向き変更手段162によって切り分け装置本体
52の向きを元に戻して切り分け装置本体52を切り分
け動作する作業位置に待機する(図1の下方位置、図1
8及び図19参照)。尚、既にのべたように、装置本体
進退機構58は、スイングアーム56を上下に揺動する
際に、エアダンパ74によって上方位置への揺動は小さ
な抵抗で迅速に行なわれるが、下方位置への揺動は大き
な抵抗で緩慢に行なわれる。また、細線12Aの先端で
ガイド手段26上で螺旋状が崩れるのを防止するため、
この先端を絡める等の適宜の方法で円形に維持すること
が好ましい。
【0056】この状態で、伸線機及びコイラー16を運
転すると、伸線機によって伸線された細線12Aが繰り
出され、コイラー16によって順次螺旋状に成形されて
ガイド手段26に沿って下向きに下降するように流れて
堆積部44内のペールパック42に堆積される。図19
から解るように、螺旋状に連続する細線12Aはガイド
手段26のサプライアーム(トップアーム)28のコイ
ラー16に近くて傾斜の緩やかな部分上では螺旋のター
ンが高い密度で集まっているが、コイラー16から離れ
て傾斜が急となるにつれて螺旋のターンが粗となってば
らばらとなりながら下向きに流れる。
【0057】計尺器50がピンチロール51を通過する
所定量(定尺)の細線12Aを計尺して定尺指令信号
(切り分け信号)Swを発生すると、計尺器50はこの
定尺指令信号Swを制御手段54に送る。このため、制
御手段54は、この定尺指令信号Swに基づいて、先ず
線条体静止手段進退機構84のエアシリンダ90、92
を駆動する電磁切替弁91、93を一方に切り替えてエ
アシリンダ90、92のピストンロッドを伸長し、線条
体静止手段82のストッパ86、88を図20で示すよ
うに干渉位置に前進する。
【0058】従って、上流側のストッパ86は、コイラ
ー16に近い位置でガイド手段26上の細線12Aの流
れを静止し、また下流側のストッパ88は、後にのべる
ようにカッター100が細線部分12aを切断すべき位
置を挟んでこの上流側のストッパ86と反対側の下流側
で細線12Aの流れを静止する。このため、図20に示
すように、ストッパ86、88の間で切断すべき細線部
分12aとその前後の細線部分12b、12cとが停止
するが、下流側のストッパ88付近には細線12Aの自
重によって螺旋のターンが密集する。
【0059】その後、制御手段54は、線条体探索機構
102のカッター移動手段108を起動する(図10及
び図11参照)。即ち、先ず、制御手段54は、カッタ
ー移動手段108の可逆モータ130を一方向に回転駆
動する。従って、カッター移動手段108のボールねじ
124が一方向に回転し、カッター100を保持するキ
ャリッジ120が細線12Aの流れの方向に沿って一方
向、例えば下流側に向かう方向(図11の左側に向かう
方向)に移動する。この移動の過程で線条体センサ11
0が細線12Aを検出して線条体探索信号Sfを発生す
ると、制御手段54は、カッター移動手段108の可逆
モータ130の駆動を停止すると共にカッター進退手段
104及びカッター駆動手段106を駆動する。
【0060】カッター移動手段108がカッター100
を一方向に移動している過程で線条体センサ110が細
線12Aを検出しないでその移動範囲の端位置に達する
と、図11に示される一方の近接センサ136又は13
6’、例えば最初の移動方向が下流側に向かう方向であ
れば、近接センサ136’がキャリッジ120の接近を
検出し反転信号Sr2を発生し、制御手段54は、この
反転信号Sr2を受けて可逆モータ130を反転し、ボ
ールねじ124を反対方向に回転し、カッター100を
保持するキャリッジ120を反対方向、即ち細線12A
の流れの上流側に向かう方向(図11の右側に向かう方
向)に移動する。尚、キャリッジ120の最初の移動方
向が上流側に向かう方向であれば、キャリッジ120の
反対方向への反転は、近接センサ136(図11参照)
がキャリッジ120の接近を検出して反転信号Sr1を
発生して行なわれる。
【0061】このようにして、制御手段54が近接セン
サ136、136’からの反転信号Sr1又はSr2を
受けつつ線条体静止手段82のストッパ86、88の間
で切断すべき細線部分12aを探索するためにカッター
100を往復移動し、線条体センサ110がこの細線部
分12aを探索したとき、この線条体センサ110は、
既にのべたように、線条体探索信号Sfを発生し、この
線条体探索信号Sfは、制御手段54に供給される。制
御手段54は、この線条体探索信号Sfを受けると、カ
ッター移動手段108の駆動を停止してカッター100
の移動を停止し、その後カッター進退手段104を起動
する。
【0062】即ち、制御手段54は、カッター進退手段
104の電磁切替弁107を切り替えてエアシリンダ1
14の上方エア室にエアを供給してエアシリンダ114
のピストンロッド114aを伸長し、カッター100
は、図15に示すように、その刃154A、154Bの
間に切断すべき細線部分12aが位置するように前進す
る。
【0063】その後、制御手段54は、カッター駆動手
段106を起動する。即ち、制御手段54は、カッター
駆動手段106の電磁切替弁146を吸気側に切り替え
てエア吸排通路148にエアを供給し、ピストン138
をコイルスプリング144に抗してカッター本体142
に向けて移動する。従って、カッター100は、図15
に示すように、ばね158によってカッター本体142
を開いた状態から、図16に示すように、ピストン13
8の移動によってその窪み160の傾斜面160bに沿
って操作部156A、156Bがばね158に抗して相
互に接近し、刃154A、154Bを閉じるので、細線
部分12aが切断される。このようにして、線条体静止
手段82内に静止されている細線12Aは、コイラー1
6側の後続の細線12Aから切り離される。
【0064】細線部分12aが切断されると、線条体セ
ンサ110の可視範囲からこの細線部分12aが消える
ので、線条体センサ110からの線条体探索信号Sfが
なくなる。このため、制御手段54は、カッター駆動手
段106の電磁切替弁146を排気側に切り替えてエア
吸排通路148から排気する。従って、コイルスプリン
グ144は、ピストン138をカッター本体142から
後退させ、カッター本体142は、ばね158によって
開く。
【0065】その後、制御手段54は、カッター進退手
段104の電磁切替弁107を反対側に切り替えてエア
シリンダ114の下方エア室にエアを供給してエアシリ
ンダ114のピストンロッド114aを収縮し、カッタ
ー100は、細線12Aの流れ通路Pから図20の上方
に向けて後退する。
【0066】次に、制御手段54は、線条体静止手段進
退機構84が線条体静止手段82を反対方向に駆動する
ように制御するが、この場合、先ず、電磁切替弁93を
切り替え、下流側のストッパ88に相応するエアシリン
ダ92の下方エア室にエアを供給してストッパ88を後
退させる。上流側のストッパ86は干渉位置に維持され
たままである。従って、コイラー16側の後続の細線1
2Aから切り離されて線条体静止手段82内に静止され
ていた細線部分12a、12bは、ガイド手段26に沿
って堆積部44内のペールパック42に堆積される。そ
の後、制御手段54は、図示しないタイマーによって例
えば約3秒の経過後、エアシリンダ92を伸長して下流
側のストッパ88を再び干渉位置に前進し、エアシリン
ダ90を収縮して上流側のストッパ86を非干渉位置に
後退してこの上流側のストッパ86によって静止されて
いた後続の細線12Aを下流側のストッパ88まで下降
する。これは、コイラー16の出口と上流側のストッパ
86との間で多量の細線12Aを蓄積する余裕がないた
めである。
【0067】このようにして所定量の細線12Aが1つ
の堆積部44内に堆積された後、ターンテーブル46
は、図2のいずれかの方向、例えば、図2の時計方向に
回転し、隣の堆積部44がガイド手段26の下方位置に
達してその終端リング38に整列したとき、ターンテー
ブル46は、回転を停止する。この状態で、制御手段5
4は、電磁切替弁93を切り替え、下流側のストッパ8
8に相応するエアシリンダ92を収縮してこのストッパ
88を後退させる。
【0068】このようにして、線条体静止手段82の下
流側のストッパ88が後退すると、ガイド手段26は、
コイラー16からの細線12Aの流れを許すので、コイ
ラー16のフレーム22上の螺旋状に連続する細線12
Aは、ガイド手段26に沿って下向きに下降するように
流れて新しい堆積部44内のペールパック42に堆積し
始める。
【0069】このようにして、新しい堆積部44に細線
12Aが順次堆積されるが、計尺器50は、先に定尺指
令信号Swを制御手段54に送った後、その計尺値がク
リアされるので、伸線機から順次送られてピンチロール
51を通過する細い線12Aを計尺し始め、新たに上記
の動作が繰り返される。
【0070】尚、上記実施例では、ガイド手段26が、
図1及び図3に示すように、滑らかに湾曲して傾斜する
流れ通路Pを有するが、この流れ通路Pは、直線的に傾
斜していてもよいし、またガイド手段26の表面に摩擦
抵抗があって螺旋状に連続する細線12Aがこの摩擦抵
抗によって急速に下降することがなく、緩やかに下降す
る場合には、ガイド手段26の流れ通路Pが垂直であっ
ても本発明を適用することができる。
【0071】また、上記実施例では、線条体探索機構1
02のカッター移動手段108は、カッター100を保
持するキャリッジ120が細線12Aの流れ通路Pの長
手方向に平行な方向に沿って往復移動するように構成し
たので、カッター100が切断すべき細線部分12aを
探索し損ねることがなく好ましいが、このカッターの移
動は、キャリッジ120を細線12Aの流れ通路Pの長
手方向に平行な方向に沿って蛇行するように行うと、切
断すべき細線部分12aを一層迅速に探索することがで
きる。
【0072】上記実施例では、制御手段54は、カッタ
ー100が細線部分12aを切断した後、線条体静止手
段82の下流側のストッパ88を一旦非干渉位置に後退
させて切断済みの細線部分12aを堆積部44に下降
し、この下流側のストッパ88を干渉位置に再び前進
し、その後上流側のストッパ86を非干渉位置に後退し
て後続の細線12Aを下流側のストッパ88まで落下す
るように線条体静止手段進退機構84を制御したが、下
流側のストッパ88を非干渉位置に後退して細線部分1
2aを堆積部44に下降し、ターンテーブル46を回転
して新しい堆積部44をガイド手段26に整列させるま
でにコイラー16から送り込まれる後続の細線12Aを
コイラー16と上流側のストッパ86との間に蓄積する
のに充分な余裕があれば、下流側のストッパ88を再度
干渉位置に前進することなく、新しい堆積部44がガイ
ド手段26に整列するまで上流側のストッパ86を干渉
位置に維持し、新しい堆積部44が整列した後、上流側
のストッパ86を非干渉位置に後退してこの後続の細線
12Aを上流側のストッパ86から直接この新しい堆積
部44に堆積するように線条体静止手段進退機構84を
制御してもよい。
【0073】上記実施例では、切り分け信号は、計尺器
50によってピンチロール51を通過する細線12Aの
長さを計尺して発生したが、例えばペールパック42に
堆積される線条体の重量や高さ(容積)等を計量して発
生してもよいし、また線条体の走行速度が一定である場
合にはタイマー等で時間を測定して発生してもよい。更
に、切り分け前の処理設備、例えば、伸線機、押出機等
で線条体の加工不良を生じた場合に、不良線条体がペー
ルパック42内に入ることがないように切り分け信号を
発生してペールパック42に既に堆積されている線条体
とは切り離すようにしてもよい。
【0074】また、上記実施例では、カッターが鋏(ニ
ッパー)の形態であり、このカッターは、通常では切断
位置から後退しており、線条体の探索後、切断位置に前
進して駆動されるようにカッター進退手段104を備え
ているが、カッターの形態によっては、カッターは常に
切断位置にあって線条体を探索後、直ちに線条体を切断
するように駆動することができる。例えば、カッターが
固定刃と可動刃とから成っている場合、線条体の探索移
動がカッターの進退を兼ねており、線条体の探索後、直
ちに可動刃を移動して線条体を切断動作することができ
る。
【0075】更に、上記実施例では、切り分ける線条体
12は、伸線機によって伸線された細線12Aであった
が、他の加工が施された任意の線条体に本発明を適用す
ることができ、更に、切り分けられた線条体は、ペール
パック42に堆積する場合のみでなく、他の適宜の方法
で処理される場合にも同様に本発明を適用することがで
きる。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、螺旋状
に連続し螺旋の軸線方向に沿って下向きに流れる線条体
の切断すべき部分の上流側と下流側との間で線条体の流
れを静止した状態で線条体を切断して切り分けるので、
これらの上流側と下流側とで静止された線条体部分の間
では線条体が束状に溜ることがなく、従ってカッターが
線条体の束を切断することがないから線条体を無駄切り
することがない。
【0077】また、切り分けられた線条体部分が処理さ
れて後続する線条体部分を下降することができる準備が
整うまで、この後続の線条体部分が静止されるように制
御するので、切り分けられた線条体部分が後続の線条体
部分から確実に分離されるため、切り分けられた線条体
部分と後続の線条体部分とが入り乱れることがなく、切
り分け作業を効率よく行なうことができる。
【0078】カッターは、線条体を切断すべき位置の上
流側と下流側とで静止された線条体部分の間で線条体を
探索しつつ移動して切断すべき線条体を探索してから線
条体を切断動作するので、線条体を空切りすることな
く、線条体を確実に1箇所で切断することができ、従っ
て線条体を精度よく切り分けることができる。
【0079】また、カッターが線条体を探索する際に、
カッターは、線条体の流れ通路の長手方向に平行な方向
に移動するので、線条体静止手段によって線条体の流れ
の上流側と下流側とで間隔をあけて静止され螺旋状に連
続する線条体を確実に探索することができる。
【0080】更に、カッターが線条体を探索するため
に、線条体静止手段によって静止された上流側の線条体
部分と下流側の線条体部分との間でカッターを線条体の
流れ通路の長手方向に平行な方向に往復移動するので、
カッターが一方向への移動で線条体を探索し損なって
も、カッターの他方向へ移動によって線条体を探索する
までカッターを確実に移動することができ、この場合、
線条体の切断すべき部分は、一台の駆動源で探索するこ
とができるので、構造が複雑となることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る線条体の切り分け装置を用いた線
条体処理設備の一例の概略側面図である。
【図2】図1の線条体処理設備の上面図である。
【図3】本発明に用いられるガイド手段の拡大側面図で
ある。
【図4】図3のガイド手段のIV−IV線断面図であ
る。
【図5】図3のガイド手段のV−V線断面図である。
【図6】本発明に用いられる装置本体進退機構のスイン
グアームとその関連部品とを示す拡大側面図である。
【図7】本発明に用いられる装置本体進退機構の拡大上
面図である。
【図8】図7の装置本体進退機構のスイングアームの一
部の背面図である。
【図9】装置本体進退機構のスイングアームと切り分け
装置本体との取付け関係を示す要部分解上面図である。
【図10】本発明に用いられる切り分け装置本体の拡大
正面図である。
【図11】図10の切り分け装置本体の側面図である。
【図12】図10の切り分け装置本体の上面図である。
【図13】本発明に用いられるカッターの拡大側断面図
である。
【図14】図13のカッターの拡大正断面図である。
【図15】図13及び図14のカッターのカッター本体
とピストンとの関係を非動作状態で示すが、ピストンの
みを断面にした正断面図である。
【図16】図13及び図14のカッターのカッター本体
とピストンとの関係を動作状態で示すが、ピストンのみ
を断面にした正断面図である。
【図17】本発明に用いられる制御手段の概略系統図で
ある。
【図18】本発明の装置の概略斜視図である。
【図19】本発明の装置の非動作状態の概略斜視図であ
る。
【図20】本発明の装置の動作状態の概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 線条体の切り分け装置 12 線条体 12A 細線 12a 切断すべき細線部分 12b 細線部分12aの上流側で静止される細線部分 12c 細線部分12aの下流側で静止される細線部分 14 キャプスタン 16 コイラー 18 安全カバー 18a 開口 20 筐体 22 フレーム 24 ローラ型フライヤ 26 ガイド手段 28 サプライアーム(トップアーム) 30 サプライアーム(支持アーム) 32 サプライアーム(支持アーム) 34 サプライアーム(支持アーム) 36 取付け板 36a 円弧状貫通孔 36b 逃げ穴 37 止めねじ 38 終端リング 39 止めねじ 40 中間アーム 41 止めねじ 42 ペールパック 44 堆積部 46 ターンテーブル 50 計尺器 51 ピンチロール 52 切り分け装置本体 54 制御手段 56 スイングアーム 58 装置本体進退機構 60 スタンド 62 支持杆 64 ベアリング 66 ブラケット 67 長孔 67a 拡大孔部分 67b 拡大孔部分 67c 細長孔部分 68 ステー 69 ピン 70 ハンドル 71 杆部 71a 中径部分 71b 小径部分 71c 大径部分 71d ばね受け部分 72 ステー固定部材 72a 凹部 73 ピン 74 エアダンパ 76 ばね 77 ピン 78 支持杆 78a 縦溝 78b 後方部分 80 フレーム 80a 保持筒 80b 端壁 81 ロックねじ 82 線条体静止手段 84 線条体静止手段進退機構 86 ストッパ 88 ストッパ 90 エアシリンダ 91 電磁切替弁 92 エアシリンダ 93 電磁切替弁 94 ブラケット 96 ブラケット 100 カッター 102 線条体探索機構 104 カッター進退手段 106 カッター駆動手段 107 電磁切替弁 108 カッター移動手段 110 線条体センサ 112 エアシリンダ取付け金具 114 エシリンダ 114a ピストンロッド 116 カッター取付け金具 118 レール 118’ レール 120 キャリッジ 120a ブラケット 121 支持杆 122 雌ねじ部材 124 ボールねじ 126 カップリング 128 クラッチ 130 可逆モータ 132 支持ユニット 132’ 支持ユニット 134 取付けボルト 136 近接センサ 136’ 近接センサ 138 ピストン 138a 鍔 140 エアシリンダ 140a 端壁 142 カッター本体 142A カッター半部 142B カッター半部 144 コイルスプリング 146 電磁切替弁 148 エア吸排通路 150 Oリング 152 ピン 154A 刃 154B 刃 156A 操作部 156B 操作部 158 ばね 160 窪み 160a 開口部 160b 傾斜面 162 向き変更手段 164 レバー 166 ロックピン 168 ピン受け 168a 縦溝 170 ピン係入溝 170’ ピン係入溝 172 摘み

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下向きに下降し又は傾斜するガイド面を
    有するガイド手段のガイド面に沿って案内されながら下
    向きに流れる螺旋状に連続する線条体を切り分ける線条
    体の切り分け装置であって、前記ガイド手段上の線条体
    を切断して前記ガイド手段を通過した線条体部分を後続
    の線条体部分から切り分ける切り分け装置本体と、前記
    線条体の切り分け信号に基づいて前記切り分け装置本体
    を駆動制御する制御手段とを備え、前記切り分け装置本
    体は、フレームと、前記フレームに取付けられ切断すべ
    き線条体部分の上流側と下流側とで前記螺旋状の線条体
    の流れ通路に対して進退し前進状態で前記線条体の流れ
    に干渉して前記線条体の流れを静止する線条体静止手段
    と、前記線条体静止手段を前記線条体の流れを静止する
    ように前記線条体の流れに干渉する干渉位置と前記線条
    体の流れから離反して前記線条体の流れに干渉しない非
    干渉位置との間を進退する線条体静止手段進退機構と、
    前記フレームに取付けられ前記線条体静止手段で静止さ
    れた上流側と下流側との線条体部分の間で前記線条体を
    切断するカッターと、前記カッターが前記線条体を切断
    することができるように前記線条体の切断すべき部分を
    探索しつつ前記カッターを移動する線条体探索機構と、
    前記線条体の切断すべき部分を探索した後、前記カッタ
    ーを駆動するカッター駆動手段とから成り、前記制御手
    段は、前記切り分け信号に基づいて前記線条体静止手段
    を干渉位置に前進した後、前記線条体の切断すべき部分
    を探索するために前記カッターを移動し、前記カッター
    が前記線条体の切断すべき部分を探索したとき前記カッ
    ターを駆動するように、前記線条体静止手段進退機構、
    前記線条体探索機構及び前記カッター駆動手段を制御す
    ることを特徴とする線条体の切り分け装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の線条体の切り分け装置
    であって、前記切り分け装置本体は、前記カッターを前
    記線条体を挟む切断位置と前記切断位置から後退した後
    退位置との間を進退するカッター進退手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記線条体探索機構によって前記カッ
    ターが前記線条体の切断すべき部分を探索したとき前記
    カッターを前記切断位置に前進するように前記カッター
    進退手段を制御することを特徴とする線条体の切り分け
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の線条体の
    切り分け装置であって、前記線条体静止手段は、前記線
    条体の流れを干渉する干渉位置と前記線条体の流れから
    離反する非干渉位置との間を進退する上流側と下流側と
    の2つのストッパから成り、前記2つのストッパの干渉
    位置で前記線条体の切断すべき部分を挟んでその上流側
    と下流側との線条体部分を静止するようにしたことを特
    徴とする線条体の切り分け装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の線条体の切り分け装置
    であって、前記制御手段は、前記線条体の切り分け後、
    切り分けられた線条体部分が下降するが、前記切り分け
    られた線条体部分が処理されてその後続の線条体部分を
    下降する準備ができるまで前記後続の線条体部分が静止
    されるように前記2つのストッパを制御することを特徴
    とする線条体の切り分け装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の線条体の切り分け装置であって、前記線条体探索機構
    は、前記線条体静止手段によって静止された前記上流側
    と下流側との線条体部分の間で前記線条体の流れ通路に
    沿って前記カッターを往復移動するカッター移動手段
    と、前記カッターが前記線条体を探索したことを検知す
    る線条体センサとから成っていることを特徴とする線条
    体の切り分け装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の線条体の切り分け装置であって、前記切り分け装置本
    体によって前記線条体の静止、探索及び切断を行う作業
    位置と前記作業位置から後退した非作業位置との間で前
    記切り分け装置本体を進退する装置本体進退機構を更に
    備えていることを特徴とする線条体の切り分け装置。
JP2348494A 1994-01-26 1994-01-26 線条体の切り分け装置 Pending JPH07215587A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8028736B2 (en) 2006-08-25 2011-10-04 Ocv Intellectual Capital, Llc System for forming reinforcement layers having cross-directionally oriented fibers
US20180311714A1 (en) * 2017-04-28 2018-11-01 Actuant Corporation Tendon processing system and method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8028736B2 (en) 2006-08-25 2011-10-04 Ocv Intellectual Capital, Llc System for forming reinforcement layers having cross-directionally oriented fibers
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