JPH07215407A - すくい具付き貯蔵容器蓋 - Google Patents
すくい具付き貯蔵容器蓋Info
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- JPH07215407A JPH07215407A JP7017422A JP1742295A JPH07215407A JP H07215407 A JPH07215407 A JP H07215407A JP 7017422 A JP7017422 A JP 7017422A JP 1742295 A JP1742295 A JP 1742295A JP H07215407 A JPH07215407 A JP H07215407A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container
- lid body
- grip
- upper edge
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L—DOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L13/00—Implements for cleaning floors, carpets, furniture, walls, or wall coverings
- A47L13/10—Scrubbing; Scouring; Cleaning; Polishing
- A47L13/50—Auxiliary implements
- A47L13/52—Dust pans; Crumb trays
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65F—GATHERING OR REMOVAL OF DOMESTIC OR LIKE REFUSE
- B65F1/00—Refuse receptacles; Accessories therefor
- B65F1/14—Other constructional features; Accessories
- B65F1/16—Lids or covers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65F—GATHERING OR REMOVAL OF DOMESTIC OR LIKE REFUSE
- B65F2210/00—Equipment of refuse receptacles
- B65F2210/136—Dustpan
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S220/00—Receptacles
- Y10S220/908—Trash container
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Refuse Receptacles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 すくい具として使うときには容器から取り外
して容器の上部開口を全面露出させ、容器に戻したとき
には枢動蓋として機能する片手操作の貯蔵容器蓋を提供
する。 【構成】 容器(13)の上部開口を覆う枢動蓋であ
り、ごみ屑や小物を集めるために前部に形成されたすく
い具スコップ凹部(26)と後部に形成された把手握り
棒(32)とを一体に備えている。握り棒の下部にはグ
リップ用の開口(34)が設けられ、握り棒は蓋の長手
方向中心軸上に位置している。蓋は枢支ピン(42)に
よって水平軸回りに枢動し、容器の上部開口(50)を
選択的に開閉する。蓋は握り棒を掴んで容器上縁から取
り外しでき、塵を集めるためのスコップとして利用でき
る。
して容器の上部開口を全面露出させ、容器に戻したとき
には枢動蓋として機能する片手操作の貯蔵容器蓋を提供
する。 【構成】 容器(13)の上部開口を覆う枢動蓋であ
り、ごみ屑や小物を集めるために前部に形成されたすく
い具スコップ凹部(26)と後部に形成された把手握り
棒(32)とを一体に備えている。握り棒の下部にはグ
リップ用の開口(34)が設けられ、握り棒は蓋の長手
方向中心軸上に位置している。蓋は枢支ピン(42)に
よって水平軸回りに枢動し、容器の上部開口(50)を
選択的に開閉する。蓋は握り棒を掴んで容器上縁から取
り外しでき、塵を集めるためのスコップとして利用でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全般的には蓋付き貯蔵
容器に関し、特に収集用スコップとしての二重の用途も
兼ね備えた貯蔵容器用の枢動蓋に関する。
容器に関し、特に収集用スコップとしての二重の用途も
兼ね備えた貯蔵容器用の枢動蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】枢動蓋を有するごみ容器は周知の消費者
向け商品である。典型的には、蓋部材はプラスチック成
形体からなり、容器の枢着ソケット内に落し込まれて嵌
り込む成形枢支軸を両側面に有していする。この蓋は水
平軸回りに枢動し、蓋の前方部分が容器内に入ることで
容器の上部開口が露出され、それによってごみ屑を中に
入れることができるようになっている。
向け商品である。典型的には、蓋部材はプラスチック成
形体からなり、容器の枢着ソケット内に落し込まれて嵌
り込む成形枢支軸を両側面に有していする。この蓋は水
平軸回りに枢動し、蓋の前方部分が容器内に入ることで
容器の上部開口が露出され、それによってごみ屑を中に
入れることができるようになっている。
【0003】この種の容器はごみ屑の収蔵用途に利用さ
れているが、他方では玩具または家庭用品のような物品
の貯蔵にも利用可能である。ごみ屑の収蔵用に使用され
る場合、通常は箒と塵取りを使用してごみ屑を集め、次
いで蓋を下方に枢動させて塵取りの内容物を容器内に投
棄する。
れているが、他方では玩具または家庭用品のような物品
の貯蔵にも利用可能である。ごみ屑の収蔵用に使用され
る場合、通常は箒と塵取りを使用してごみ屑を集め、次
いで蓋を下方に枢動させて塵取りの内容物を容器内に投
棄する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、消費者
が使用する塵取りは、蓋を内側に枢動させた時にごみ容
器に形成される開口よりもしばしば大きな幅を有し、塵
取りを空にするのに問題が生じている。また、一方の手
で蓋を下方に回転して反対の手で塵取りを空にしなけれ
ばならないので、両手を使用する作業となり、通常はご
み屑をこぼすことも発生し得る。最後に、塵取りをごみ
集めのために配備しておくことはしばしば不都合であ
り、と言うのは、塵取りの置き場所がごみ容器から離れ
た位置になる可能性があるからである。
が使用する塵取りは、蓋を内側に枢動させた時にごみ容
器に形成される開口よりもしばしば大きな幅を有し、塵
取りを空にするのに問題が生じている。また、一方の手
で蓋を下方に回転して反対の手で塵取りを空にしなけれ
ばならないので、両手を使用する作業となり、通常はご
み屑をこぼすことも発生し得る。最後に、塵取りをごみ
集めのために配備しておくことはしばしば不都合であ
り、と言うのは、塵取りの置き場所がごみ容器から離れ
た位置になる可能性があるからである。
【0005】従って本発明の主目的は、貯蔵容器のため
の二重機能をもつ枢動蓋を提供することである。
の二重機能をもつ枢動蓋を提供することである。
【0006】本発明の別の目的は、貯蔵容器蓋として二
重に機能するすくい具を提供することである。
重に機能するすくい具を提供することである。
【0007】本発明の更に別の目的は、片手操作によっ
て容器から取り外し、或いは容器に戻し得る貯蔵容器蓋
を提供することである。
て容器から取り外し、或いは容器に戻し得る貯蔵容器蓋
を提供することである。
【0008】本発明の更に別の目的は、片手操作で貯蔵
容器内にごみ屑を空けることのできる貯蔵容器蓋を提供
することである。
容器内にごみ屑を空けることのできる貯蔵容器蓋を提供
することである。
【0009】本発明の更に別の目的は、容器から取り外
し可能で、ごみを入れるために容器の上部開口を全面露
出させることのできる貯蔵容器蓋を提供することであ
る。
し可能で、ごみを入れるために容器の上部開口を全面露
出させることのできる貯蔵容器蓋を提供することであ
る。
【0010】本発明の更に別の目的は、経済的に容易に
製造・使用できる二重機能を有する貯蔵容器蓋を提供す
ることである。
製造・使用できる二重機能を有する貯蔵容器蓋を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、容器上縁に装着して内部貯蔵室の上部開口を覆うた
めの貯蔵容器蓋は、塵芥を集めるためのすくい具手段を
前端部に有すると共に把手手段を後端部に有する蓋本体
を備え、蓋本体は把手手段によって容器上縁から取り外
すことができ、それによってすくい具手段で塵芥を収集
して容器貯蔵室内へ投入できるようにしてある。
ば、容器上縁に装着して内部貯蔵室の上部開口を覆うた
めの貯蔵容器蓋は、塵芥を集めるためのすくい具手段を
前端部に有すると共に把手手段を後端部に有する蓋本体
を備え、蓋本体は把手手段によって容器上縁から取り外
すことができ、それによってすくい具手段で塵芥を収集
して容器貯蔵室内へ投入できるようにしてある。
【0012】請求項2の発明によれば、請求項1に記載
の蓋において、蓋本体は蓋本体を容器上縁に枢着するた
めの枢着手段を有し、容器貯蔵室を選択的に露出させる
ために蓋本体が水平軸回りに枢動可能にされている。
の蓋において、蓋本体は蓋本体を容器上縁に枢着するた
めの枢着手段を有し、容器貯蔵室を選択的に露出させる
ために蓋本体が水平軸回りに枢動可能にされている。
【0013】請求項3の発明によれば、請求項2に記載
の蓋において、枢着手段が水平に延在する第1と第2の
枢支ピンを有し、各ピンが蓋本体の両側部から外方に突
き出して容器上縁内側の第1と第2のソケット内に納め
られている。
の蓋において、枢着手段が水平に延在する第1と第2の
枢支ピンを有し、各ピンが蓋本体の両側部から外方に突
き出して容器上縁内側の第1と第2のソケット内に納め
られている。
【0014】請求項4の発明によれば、請求項3に記載
の蓋において、蓋本体がすくい具手段側を容器貯蔵室内
へ下降させるように枢動可能にされている。
の蓋において、蓋本体がすくい具手段側を容器貯蔵室内
へ下降させるように枢動可能にされている。
【0015】請求項5の発明によれば、請求項4に記載
の蓋において、容器のソケットが上方に開放されてお
り、蓋本体の枢支ピンは上方に開放された前記ソケット
内に落し込むことのできる寸法及び位置に形成されてい
る。
の蓋において、容器のソケットが上方に開放されてお
り、蓋本体の枢支ピンは上方に開放された前記ソケット
内に落し込むことのできる寸法及び位置に形成されてい
る。
【0016】請求項6の発明によれば、請求項1に記載
の蓋において、蓋本体は頂面と底面と前面と後面、およ
び前面と後面との間に延在する2つの側壁を有し、すく
い具手段は蓋本体の頂面内に形成された収集スコップ凹
部を備え、スコップ凹部が蓋本体の前面に向かって延在
している。
の蓋において、蓋本体は頂面と底面と前面と後面、およ
び前面と後面との間に延在する2つの側壁を有し、すく
い具手段は蓋本体の頂面内に形成された収集スコップ凹
部を備え、スコップ凹部が蓋本体の前面に向かって延在
している。
【0017】請求項7の発明によれば、請求項6に記載
の蓋において、蓋本体の前面の高さが比較的低く形成さ
れている。
の蓋において、蓋本体の前面の高さが比較的低く形成さ
れている。
【0018】請求項8の発明によれば、請求項7に記載
の蓋において、把手手段が蓋本体の後面に向かって後方
に延在する握り手部材と、握り手部材の下部に位置して
指による握り手部材の握りを容易ならしめる開口部とを
備えている。
の蓋において、把手手段が蓋本体の後面に向かって後方
に延在する握り手部材と、握り手部材の下部に位置して
指による握り手部材の握りを容易ならしめる開口部とを
備えている。
【0019】請求項9の発明によれば、請求項8に記載
の蓋において、握り手部材が蓋本体の長手中心軸に沿っ
て延在している。
の蓋において、握り手部材が蓋本体の長手中心軸に沿っ
て延在している。
【0020】請求項10の発明によれば、容器上縁に装
着して内部貯蔵室の上部開口を覆うためのごみ容器蓋
は、塵芥を集めるために前端部に形成されたスコップ凹
部と後端部の握り手部分とを有する蓋本体を備え、蓋本
体は握り手部分で容器上縁から取り外すことができ、そ
れによりスコップ凹部で塵芥を収集して容器貯蔵室内に
投入し、そして蓋本体を容器上縁へ装着された初期位置
に戻すことができるようにしてある。
着して内部貯蔵室の上部開口を覆うためのごみ容器蓋
は、塵芥を集めるために前端部に形成されたスコップ凹
部と後端部の握り手部分とを有する蓋本体を備え、蓋本
体は握り手部分で容器上縁から取り外すことができ、そ
れによりスコップ凹部で塵芥を収集して容器貯蔵室内に
投入し、そして蓋本体を容器上縁へ装着された初期位置
に戻すことができるようにしてある。
【0021】請求項11の発明によれば、請求項10に
記載の蓋において、蓋本体は蓋本体を容器上縁に枢着す
るための枢着手段を有し、蓋本体が容器貯蔵室の一部を
選択的に解放するために水平軸回りに枢動可能にされて
いる。
記載の蓋において、蓋本体は蓋本体を容器上縁に枢着す
るための枢着手段を有し、蓋本体が容器貯蔵室の一部を
選択的に解放するために水平軸回りに枢動可能にされて
いる。
【0022】請求項12の発明によれば、請求項11に
記載の蓋において、枢着手段が水平に延在する第1と第
2の枢支ピンを有し、各ピンが蓋本体の両側部から外方
に突き出して容器上縁内側の第1と第2のソケット内に
納められている。
記載の蓋において、枢着手段が水平に延在する第1と第
2の枢支ピンを有し、各ピンが蓋本体の両側部から外方
に突き出して容器上縁内側の第1と第2のソケット内に
納められている。
【0023】請求項13の発明によれば、請求項12に
記載の蓋において、蓋本体がスコップ凹部側を容器貯蔵
室内へ下降させるように枢動可能にされ、それによりス
コップ凹部の内容物を貯蔵室内に投入できるようにして
ある。
記載の蓋において、蓋本体がスコップ凹部側を容器貯蔵
室内へ下降させるように枢動可能にされ、それによりス
コップ凹部の内容物を貯蔵室内に投入できるようにして
ある。
【0024】請求項14の発明によれば、請求項13に
記載の蓋において、容器のソケットが上方に開放されて
おり、蓋本体の枢支ピンは上方に開放された前記ソケッ
ト内に落し込むことのできる寸法及び位置に形成されて
いる。
記載の蓋において、容器のソケットが上方に開放されて
おり、蓋本体の枢支ピンは上方に開放された前記ソケッ
ト内に落し込むことのできる寸法及び位置に形成されて
いる。
【0025】請求項15の発明によれば、請求項10に
記載の蓋において、スコップ凹部が蓋本体の前部壁につ
ながり、前部壁が比較的低い高さに形成されている。
記載の蓋において、スコップ凹部が蓋本体の前部壁につ
ながり、前部壁が比較的低い高さに形成されている。
【0026】請求項16の発明によれば、請求項15に
記載の蓋において、握り手部分は、細長い握り棒と、握
り棒の下部に位置して手による握り棒の握りを容易にな
らしめる開口部とからなっている。
記載の蓋において、握り手部分は、細長い握り棒と、握
り棒の下部に位置して手による握り棒の握りを容易にな
らしめる開口部とからなっている。
【0027】請求項17の発明によれば、請求項16に
記載の蓋において、握り棒が蓋本体の長手中心軸に沿っ
て延在している。
記載の蓋において、握り棒が蓋本体の長手中心軸に沿っ
て延在している。
【0028】
【作用】本発明は、前述のような従来のごみ収集具の操
作上の問題を克服するものである。容器と蓋の組合せに
は、二重の機能を有する蓋本体が用意されている。この
蓋本体は、両側面から突出する枢支ピンによって容器上
縁に装着され、前記両枢支ピンは容器上縁の内側に設け
られた付属のソケット内に落し込まれて嵌め込まれる。
前記蓋本体は、ごみを集めるために前端部に形成された
スコップ凹部と、後端部の握り手部分とを有する。蓋本
体は、握り手を握って上方に片手操作で持ち上げること
によって容器から取り外しでき、これによって容器の開
口全体を露出させることができる。取り外した蓋本体
は、次いで塵取り、即ちすくい具としてごみや小物を集
めるのに使用される。蓋本体に集められたごみ屑等は、
片手で容器の完全に開いた上部開口内に入れることがで
きる。その後、蓋は片手で容器の上部に戻すことがで
き、戻した後は、蓋を容器の枢動上蓋として役立てるこ
とができる。
作上の問題を克服するものである。容器と蓋の組合せに
は、二重の機能を有する蓋本体が用意されている。この
蓋本体は、両側面から突出する枢支ピンによって容器上
縁に装着され、前記両枢支ピンは容器上縁の内側に設け
られた付属のソケット内に落し込まれて嵌め込まれる。
前記蓋本体は、ごみを集めるために前端部に形成された
スコップ凹部と、後端部の握り手部分とを有する。蓋本
体は、握り手を握って上方に片手操作で持ち上げること
によって容器から取り外しでき、これによって容器の開
口全体を露出させることができる。取り外した蓋本体
は、次いで塵取り、即ちすくい具としてごみや小物を集
めるのに使用される。蓋本体に集められたごみ屑等は、
片手で容器の完全に開いた上部開口内に入れることがで
きる。その後、蓋は片手で容器の上部に戻すことがで
き、戻した後は、蓋を容器の枢動上蓋として役立てるこ
とができる。
【0029】
【実施例】本発明の上述およびその他の目的と利点は、
以下に添付図面と共に説明する好ましい実施例から当業
者に明確に理解されよう。まず図1と2とを参照して、
本実施例の対象となる貯蔵容器10は、蓋12と基体容
器13とからなっている。これら各部は、市販のプラス
チックから周知の要領で成形可能である。例えば、蓋は
ポリプロピレンまたは高密度ポリエチレンによって作る
ことができ、基体容器は高密度または低密度ポリエチレ
ンによって作ることができる。好ましい製造法は射出成
型法によるものである。
以下に添付図面と共に説明する好ましい実施例から当業
者に明確に理解されよう。まず図1と2とを参照して、
本実施例の対象となる貯蔵容器10は、蓋12と基体容
器13とからなっている。これら各部は、市販のプラス
チックから周知の要領で成形可能である。例えば、蓋は
ポリプロピレンまたは高密度ポリエチレンによって作る
ことができ、基体容器は高密度または低密度ポリエチレ
ンによって作ることができる。好ましい製造法は射出成
型法によるものである。
【0030】蓋12は、ほぼ矩形体として形成され、頂
面14、底面16、両側壁18および20、前端壁2
2、および後端壁24を有している。掘り取られたよう
な形状のスコップ状凹部26が前端部に形成されてお
り、この凹部は頂面14より下方に広がって、丸みをつ
けられた内部背面壁28と底部床面30によって画定さ
れている。スコップ凹部26は、蓋12の中央部から前
端壁22まで延在し、上方と前方に開いている。前端壁
22は、以下に説明される目的のために側壁18および
20よりも相対的に低い高さの壁となっている。
面14、底面16、両側壁18および20、前端壁2
2、および後端壁24を有している。掘り取られたよう
な形状のスコップ状凹部26が前端部に形成されてお
り、この凹部は頂面14より下方に広がって、丸みをつ
けられた内部背面壁28と底部床面30によって画定さ
れている。スコップ凹部26は、蓋12の中央部から前
端壁22まで延在し、上方と前方に開いている。前端壁
22は、以下に説明される目的のために側壁18および
20よりも相対的に低い高さの壁となっている。
【0031】図1、2および3において、細長い筒状の
握り棒32が蓋の頂面14に沿って延在し、この握り棒
は蓋の中央長手方向軸に沿って位置している。握り棒3
2の前端はスコップ凹部26の後端近くに位置し、握り
棒の後端部は後端壁24の近くに位置する。グリップ用
の開口34は、握り棒32の下部に設けられており、使
用者が開口34内で指を棒に巡らせて片手操作で棒を握
ることができるようになっている。
握り棒32が蓋の頂面14に沿って延在し、この握り棒
は蓋の中央長手方向軸に沿って位置している。握り棒3
2の前端はスコップ凹部26の後端近くに位置し、握り
棒の後端部は後端壁24の近くに位置する。グリップ用
の開口34は、握り棒32の下部に設けられており、使
用者が開口34内で指を棒に巡らせて片手操作で棒を握
ることができるようになっている。
【0032】通し溝36は、蓋の底面16からグリップ
用開口34まで広がるように設けられている。溝の両側
部38および40はチャンネル36を画定し、これら両
側部は握り棒32に向かって内側へ下向きに傾斜するよ
うに成形されている。蓋本体は更に一体モールドされた
枢支ピン42を有し、この枢支ピンは蓋の側壁18およ
び20上で蓋の前後方向中央部に位置して各側壁18,
20から水平方向に外部へ突出している。
用開口34まで広がるように設けられている。溝の両側
部38および40はチャンネル36を画定し、これら両
側部は握り棒32に向かって内側へ下向きに傾斜するよ
うに成形されている。蓋本体は更に一体モールドされた
枢支ピン42を有し、この枢支ピンは蓋の側壁18およ
び20上で蓋の前後方向中央部に位置して各側壁18,
20から水平方向に外部へ突出している。
【0033】基体容器13は矩形状のものであり、下向
きに曲げられた上縁フランジ44で終わっている。この
容器は、両側壁内面に形成された2つのソケット46
(図3及び図6)を有し、これらソケットの頂部は開放
され、底部はソケット面48で閉じている。ソケット4
6は蓋12の枢支ピン42を上から受け入れるような寸
法と位置に形成されており、そのうえで枢支ピン42が
ソケット面48によって支持される点に注目されたい。
きに曲げられた上縁フランジ44で終わっている。この
容器は、両側壁内面に形成された2つのソケット46
(図3及び図6)を有し、これらソケットの頂部は開放
され、底部はソケット面48で閉じている。ソケット4
6は蓋12の枢支ピン42を上から受け入れるような寸
法と位置に形成されており、そのうえで枢支ピン42が
ソケット面48によって支持される点に注目されたい。
【0034】図1は基体容器に組み込まれた蓋本体を示
している。この状態において、蓋は枢支ピンを中心とし
て枢動可能であり、それにより前部のスコップ凹部26
が容器の上部開口50内に下向きに入り込んで開口50
の前部を露呈させるので、ごみ屑や小物は蓋を通過させ
て容器内に投入可能である。この蓋は、蓋から手を離し
たときに蓋が図1に示す位置に戻るようにピン42に関
して重量配分されている。従って、蓋12は通常の使用
状態では容器開口50を覆っているが、ごみ屑等を容器
内に投入するときには使用者によって枢動回転可能であ
る。
している。この状態において、蓋は枢支ピンを中心とし
て枢動可能であり、それにより前部のスコップ凹部26
が容器の上部開口50内に下向きに入り込んで開口50
の前部を露呈させるので、ごみ屑や小物は蓋を通過させ
て容器内に投入可能である。この蓋は、蓋から手を離し
たときに蓋が図1に示す位置に戻るようにピン42に関
して重量配分されている。従って、蓋12は通常の使用
状態では容器開口50を覆っているが、ごみ屑等を容器
内に投入するときには使用者によって枢動回転可能であ
る。
【0035】図2は、使用者が蓋を第2の機能モードで
使用すべく基体容器から外したところを示している。使
用者は握り棒32を掴んで枢支ピン42をソケット46
から上方に離して蓋12を容器上縁から持ち上げること
ができる。これで蓋はすくいスコップ、即ち塵取りとし
て機能でき、塵やばらばらの小物をスコップ凹部26に
集めるのに使用できる。蓋の前端壁22の高さが低く斜
めなので、使用者がばらけた小物を凹部26内にすくい
取ることが可能である。
使用すべく基体容器から外したところを示している。使
用者は握り棒32を掴んで枢支ピン42をソケット46
から上方に離して蓋12を容器上縁から持ち上げること
ができる。これで蓋はすくいスコップ、即ち塵取りとし
て機能でき、塵やばらばらの小物をスコップ凹部26に
集めるのに使用できる。蓋の前端壁22の高さが低く斜
めなので、使用者がばらけた小物を凹部26内にすくい
取ることが可能である。
【0036】凹部26にごみ屑が集められたなら、使用
者は蓋12を片手で容器13に持ち帰ることができる。
蓋が外されているので容器の上部開口50は全体が露呈
されており、従って使用者は、スコップ凹部26の内容
物を外にこぼすことなく容器内に入れることが可能であ
る。実際に、スコップ凹部は容器の長手側壁に沿って延
在するように向けられており、スコップ凹部の内容物を
こぼさずに移すことができる。
者は蓋12を片手で容器13に持ち帰ることができる。
蓋が外されているので容器の上部開口50は全体が露呈
されており、従って使用者は、スコップ凹部26の内容
物を外にこぼすことなく容器内に入れることが可能であ
る。実際に、スコップ凹部は容器の長手側壁に沿って延
在するように向けられており、スコップ凹部の内容物を
こぼさずに移すことができる。
【0037】その後、枢支ピン42がソケット46に嵌
るまで蓋を降ろすことにより、すべて片手操作で蓋を容
器13の頂部に戻すことができる。このように戻された
蓋は再び容器の枢動蓋としての機能に戻る。
るまで蓋を降ろすことにより、すべて片手操作で蓋を容
器13の頂部に戻すことができる。このように戻された
蓋は再び容器の枢動蓋としての機能に戻る。
【0038】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明による容器
蓋は、一体構造で容易に成形可能であり、製造が安価で
すむことに注目されたい。蓋本体における握り手の位置
と形状は、ごみ屑のすくい取りや蓋の回動のためにも片
手操作を可能としている。また握り手は蓋の後端部から
中央部に延在しており、使用者は蓋のほぼ中央部を越え
てすくい具スコップを持ち上げることができる。このよ
うにして蓋の前部と後部の重量配分を握り手の下でほぼ
バランスさせることができ、使い勝手の良い蓋の片手操
作を可能とすることができる。
蓋は、一体構造で容易に成形可能であり、製造が安価で
すむことに注目されたい。蓋本体における握り手の位置
と形状は、ごみ屑のすくい取りや蓋の回動のためにも片
手操作を可能としている。また握り手は蓋の後端部から
中央部に延在しており、使用者は蓋のほぼ中央部を越え
てすくい具スコップを持ち上げることができる。このよ
うにして蓋の前部と後部の重量配分を握り手の下でほぼ
バランスさせることができ、使い勝手の良い蓋の片手操
作を可能とすることができる。
【0039】更に、蓋の前端部における底面16を床面
上に平らに置くことも可能であり、これにより床の箒掃
除を更に良好に行うことができ、深いスコップ凹部26
に相当量のごみ屑や小物を集めることが可能である。
上に平らに置くことも可能であり、これにより床の箒掃
除を更に良好に行うことができ、深いスコップ凹部26
に相当量のごみ屑や小物を集めることが可能である。
【0040】本発明による容器蓋を備えた貯蔵容器はご
み箱として使用できると共に、蓋は塵取りとして使用可
能である。これに代えて、容器は例えば小型玩具の貯蔵
容器として使用することもでき、すくい具付きの蓋は玩
具を容器内へ戻すときに集める道具にも使用できる。
み箱として使用できると共に、蓋は塵取りとして使用可
能である。これに代えて、容器は例えば小型玩具の貯蔵
容器として使用することもでき、すくい具付きの蓋は玩
具を容器内へ戻すときに集める道具にも使用できる。
【0041】尚、上述には本発明の好ましい実施例を記
載したが、本発明はこれに限定されるものではない。上
述の本願の教示を利用して当業者に自明の変形を加えた
実施態様は本発明の技術範疇と精神の中に入るものであ
る。
載したが、本発明はこれに限定されるものではない。上
述の本願の教示を利用して当業者に自明の変形を加えた
実施態様は本発明の技術範疇と精神の中に入るものであ
る。
【図1】本発明の一実施例に係る容器蓋と容器の組立状
態を示す前方からの斜視図である。
態を示す前方からの斜視図である。
【図2】同実施例に係る蓋と容器の分解斜視図である。
【図3】同実施例に係る組立状態の蓋と容器の平面図で
ある。
ある。
【図4】図3の矢視4−4に沿った組立状態の蓋と容器
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図5】同実施例に係る組立状態の蓋と容器の側面図で
ある。
ある。
【図6】図5の矢視6−6に沿った組立状態の蓋と容器
の縦断面図である。
の縦断面図である。
10:貯蔵容器 12:蓋 13:基体容器 14:頂面 16:底面 18,20:側壁 22:前端壁 24:後端壁 26:スコップ状凹部(すくい具) 28:内部背面壁 30:底部床面 32:握り棒 34:開口 36:通し溝 38,40:溝側部 44:上縁フランジ 46:ソケット 48:ソケット床面 50:容器上部開口
Claims (17)
- 【請求項1】 容器上縁に装着して内部貯蔵室の上部開
口を覆うための貯蔵容器蓋であって、塵芥を集めるため
のすくい具手段を前端部に有すると共に把手手段を後端
部に有する蓋本体を備え、蓋本体は把手手段によって容
器上縁から取り外すことができ、それによってすくい具
手段で塵芥を収集して容器貯蔵室内へ投入できるように
した貯蔵容器蓋。 - 【請求項2】 蓋本体が、蓋本体を容器上縁に枢着する
ための枢着手段を有し、蓋本体が容器貯蔵室を選択的に
露出させるために水平軸回りに枢動可能にされている請
求項1に記載の蓋。 - 【請求項3】 枢着手段が水平に延在する第1と第2の
枢支ピンを有し、各ピンが蓋本体の両側部から外方に突
き出して容器上縁内側の第1と第2のソケット内に納め
られている請求項2に記載の蓋。 - 【請求項4】 蓋本体がすくい具手段側を容器貯蔵室内
へ下降させるように枢動可能にされている請求項3に記
載の蓋。 - 【請求項5】 容器のソケットが上方に開放されてお
り、蓋本体の枢支ピンは上方に開放された前記ソケット
内に落し込むことのできる寸法及び位置に形成されてい
る請求項4に記載の蓋。 - 【請求項6】 蓋本体は、頂面と底面と前面と後面、お
よび前面と後面との間に延在する2つの側壁を有し、す
くい具手段は蓋本体の頂面内に形成された収集スコップ
凹部を備え、スコップ凹部が蓋本体の前面に向かって延
在している請求項1に記載の蓋。 - 【請求項7】 蓋本体の前面の高さが比較的低く形成さ
れている請求項6に記載の蓋。 - 【請求項8】 把手手段が蓋本体の後面に向かって後方
に延在する握り手部材と、握り手部材の下部に位置して
指による握り手部材の握りを容易ならしめる開口部とを
備えている請求項7に記載の蓋。 - 【請求項9】 握り手部材が蓋本体の長手中心軸に沿っ
て延在している請求項8に記載の蓋。 - 【請求項10】 容器上縁に装着して内部貯蔵室の上部
開口を覆うためのごみ容器蓋であって、塵芥を集めるた
めに前端部に形成されたスコップ凹部と後端部の握り手
部分とを有する蓋本体を備え、蓋本体は握り手部分で容
器上縁から取り外すことができ、それによりスコップ凹
部で塵芥を収集して容器貯蔵室内に投入し、そして蓋本
体を容器上縁へ装着された初期位置に戻すことができる
ようにしたごみ容器蓋。 - 【請求項11】 蓋本体が、蓋本体を容器上縁に枢着す
るための枢着手段を有し、蓋本体が容器貯蔵室の一部を
選択的に解放するために水平軸回りに枢動可能にされて
いる請求項10に記載の蓋。 - 【請求項12】 枢着手段が水平に延在する第1と第2
の枢支ピンを有し、各ピンが蓋本体の両側部から外方に
突き出して容器上縁内側の第1と第2のソケット内に納
められている請求項11に記載の蓋。 - 【請求項13】 蓋本体がスコップ凹部側を容器貯蔵室
内へ下降させるように枢動可能にされ、それによりスコ
ップ凹部の内容物を貯蔵室内に投入できるようにした請
求項12に記載の蓋。 - 【請求項14】 容器のソケットが上方に開放されてお
り、蓋本体の枢支ピンは上方に開放された前記ソケット
内に落し込むことのできる寸法及び位置に形成されてい
る請求項13に記載の蓋。 - 【請求項15】 スコップ凹部が蓋本体の前部壁につな
がり、前部壁が比較的低い高さに形成されている請求項
10に記載の蓋。 - 【請求項16】 握り手部分は、細長い握り棒と、握り
棒の下部に位置して手による握り棒の握りを容易になら
しめる開口部とからなる請求項15に記載の蓋。 - 【請求項17】 握り棒が蓋本体の長手中心軸に沿って
延在している請求項16に記載の蓋。
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JPH07215407A true JPH07215407A (ja) | 1995-08-15 |
Family
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JP7017422A Pending JPH07215407A (ja) | 1994-01-13 | 1995-01-10 | すくい具付き貯蔵容器蓋 |
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JP (1) | JPH07215407A (ja) |
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