JPH07214952A - カード - Google Patents

カード

Info

Publication number
JPH07214952A
JPH07214952A JP6013345A JP1334594A JPH07214952A JP H07214952 A JPH07214952 A JP H07214952A JP 6013345 A JP6013345 A JP 6013345A JP 1334594 A JP1334594 A JP 1334594A JP H07214952 A JPH07214952 A JP H07214952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
filler
resin
cards
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6013345A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Kondo
貴夫 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP6013345A priority Critical patent/JPH07214952A/ja
Publication of JPH07214952A publication Critical patent/JPH07214952A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】焼却処分を行っても高い燃焼熱を発生しないカ
ードを提供する。 【構成】基材がフィラーを30%以上含む樹脂か、基材
がフィラーを30%以上含む樹脂11と紙12からなる
カードは、フィラーを含まないか、少量しか含まない樹
脂と比べて燃焼時の熱量が少ない。また、カードの要求
される耐水性等の特性を、十分満たすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレジットカード、キ
ャッシュカード、IDカード、プリペイドカード等のカ
ードに係わる。
【0002】
【従来の技術】近年、我々の社会生活において、クレジ
ットカード、キャッシュカード、IDカード、プリペイ
ドカード等のカードが広く普及するに至っている。それ
らカードを構成する基材としては、耐久性、耐水性等が
優れる点で、塩化ビニル樹脂やポリエチレンテレフタレ
ート樹脂が用いられている。
【0003】ところで、塩化ビニル樹脂やポリエチレン
テレフタレート樹脂は、燃焼時に高い熱を発生するため
に、それらを大量に焼却処分をする際に、高価な高温焼
却炉が必要となるという問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の課題に
鑑みてなされたものであって、焼却処分を行っても高い
燃焼熱を発生しないカードを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基材がフィラーを30%以上含む樹脂からなること
を特徴とするカードである。
【0006】請求項2に記載の発明は、基材がフィラー
を30%以上含む樹脂と紙からなることを特徴とするカ
ードである。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明によれば、フィラーを多量
に含む樹脂は、フィラーを含まないか、少量しか含まな
い樹脂と比べて燃焼時の熱量が少ない。また、カードの
要求される耐水性等の特性を、十分満たすことができ
る。
【0008】請求項2記載の発明によれば、紙の燃焼時
の熱量は、樹脂より更に少ない。また、紙は表面に露出
していないため、カードの要求される耐水性等の特性
を、満たすことができる。
【0009】以下、本発明を詳述する。
【0010】本発明に係わるカードは、カード基材に可
視情報を記録した表示部や、不可視情報を記録した磁気
記録部、光記録部またはIC記録部を設けたものであ
る。その大きさは、財布等に入れ携行するため、通常、
横70〜100mm×縦50〜70mm×厚さ0.2〜
1mm程度である。
【0011】本発明に係わる基体は、フィラーを30%
以上含む樹脂の単層か、フィラーを30%以上含む樹脂
同士を張り合わせた多層か、フィラーを30%以上含む
各種樹脂と紙との多層からなる。
【0012】上記樹脂としては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフ
タレート等のポリエステル樹脂、塩化ビニル、酢酸ビニ
ル等のビニル樹脂等の熱可塑性樹脂あるいはこれらの混
合物が挙げられる。なお、これらの樹脂は、通常カード
に用いられている樹脂より高密度のものであることが、
強度及び加工の点から好ましい。また、基材を多層とす
る場合は、Tダイ方式の多層押し出しラミネート装置を
用い、樹脂を溶融して行ってもよいし、薄い樹脂フィル
ムを接着剤を用いて張り合わせ行ってもよい。
【0013】上記フィラーとしては、珪酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、酸化カルシウム。水酸化アルミニ
ウム、クレー等の無機フィラーが挙げられる。樹脂に対
しての添加量は、30%(重量%)〜60%であること
が好ましい。これは添加量が30%未満であると、燃焼
熱があまり下がらず、60%以上であると、強度が低下
したり、多層とする際に押し出すことが難しくなる。な
お、樹脂を取り扱う技術において、増量剤としてフィラ
ーを添加する場合もあるが、カードに用いる樹脂に大量
にフィラーを含むことはなかった。
【0014】樹脂としてポリエチレンを用いた場合、フ
ィラーを何も入れないと燃焼熱は11000kcal/
kgであるが、炭酸カルシウムを30%添加すると、8
000kcal/kg、50%添加すると6000kc
al/kgまで低下する。
【0015】更に、カードを作成する際は、更に印刷イ
ンキを用いて可視情報を記録する表示部を設けたり、磁
性インキを用いて不可視情報を記録する磁気記録層や、
不可視情報を記録するICモジュールを埋め込んでもよ
い。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係わる実施例を図面を用いて
詳述する。
【0017】〔実施例1〕図1記載のカードを製造す
る。まず、高密度ポリエチレン樹脂に炭酸カルシウムを
40%混練し、厚さ0.8mmのシート状のフィラーを
含む樹脂11を製造した。上記シートの表面に、スクリ
ーン印刷法にて文字からなる表示部13を設けた後、7
6mm×55mmのカード形状に打ち抜きカードを得
た。
【0018】上記カードは、耐久性、耐水性試験につい
て満足な結果を得ることができた。また、100枚のカ
ードの燃焼熱を計測したところ、4000kcalであ
った。
【0019】〔実施例2〕図2記載のカードを製造す
る。まず、厚さ0.4mmのアート紙12の両面に、T
ダイを用いて、高密度ポリエチレン樹脂に炭酸カルシウ
ムを30%混練した樹脂11を押し出し、厚さ0.8m
mのシートを製造した。上記シートの表面に、スクリー
ン印刷法にて文字からなる表示部13を設けた後、76
mm×55mmのカード形状に打ち抜きカードを得た。
【0020】上記カードは、耐久性、耐水性試験につい
て満足な結果を得ることができた。また、100枚のカ
ードの燃焼熱を計測したところ、3000kcalであ
った。
【0021】〔比較例〕ポリプロピレン樹脂を、厚さ
0.8mmのシートを製造した。上記シートの表面に、
スクリーン印刷法にて文字からなる表示部を設けた後、
76mm×55mmのカード形状に打ち抜きカードを得
た。
【0022】上記カードは、耐久性、耐水性試験につい
て満足な結果を得ることができたが、100枚のカード
の燃焼熱を計測したところ、6000kcalであっ
た。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、フィラーを多量に含む樹脂は、フィラーを含
まないか、少量しか含まない樹脂と比べて燃焼時の熱量
が少ないため、通常の焼却炉で焼却処分をすることがで
きる。また、カードの要求される耐水性等の特性は、十
分満たすことができる。
【0024】請求項2記載の発明によれば、紙の燃焼時
の熱量は、樹脂より更に少ないため通常の焼却炉で焼却
処分をすることができる。また、紙は表面に露出してい
ないため、カードの要求される耐水性等の特性は、満た
すことができる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】本発明の一実施例の断面図である。
【符号の説明】
11 樹脂 12 紙 13 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B42D 15/00 341 B C08L 3/00 KAA 101/00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材がフィラーを30%以上含む樹脂から
    なることを特徴とするカード。
  2. 【請求項2】基材がフィラーを30%以上含む樹脂と紙
    からなることを特徴とするカード。
JP6013345A 1994-02-07 1994-02-07 カード Pending JPH07214952A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6013345A JPH07214952A (ja) 1994-02-07 1994-02-07 カード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6013345A JPH07214952A (ja) 1994-02-07 1994-02-07 カード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07214952A true JPH07214952A (ja) 1995-08-15

Family

ID=11830531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6013345A Pending JPH07214952A (ja) 1994-02-07 1994-02-07 カード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07214952A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005097342A (ja) * 2003-09-22 2005-04-14 Toppan Printing Co Ltd カード及びその製造方法、並びにカード用基材シート

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005097342A (ja) * 2003-09-22 2005-04-14 Toppan Printing Co Ltd カード及びその製造方法、並びにカード用基材シート
JP4547884B2 (ja) * 2003-09-22 2010-09-22 凸版印刷株式会社 カード及びその製造方法、並びにカード用基材シート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4313984A (en) Laminated identity card having separation-resistant laminae and method of manufacturing same
US5891576A (en) Card
GB2122541A (en) Laminating film of thermoset polyester resin with external layer of embossable thermoplastic resin
JP2001150850A (ja) Ovd付きスクラッチカード
JPH07214952A (ja) カード
JP2000246858A (ja) カード
JP4378795B2 (ja) カード
JP3149356B2 (ja) 生分解性カード基材
JP2001071669A (ja) カード
JPH0834186A (ja) カード
JPH09175062A (ja) プラスチックカード
JP2001180162A (ja) カード
JP2004130742A (ja) カード
JPH11321164A (ja) 分解性カードおよびその作製方法
JP7409111B2 (ja) 賦形磁気カード
JP2004130741A (ja) カード
JP2010208281A (ja) カード
JP2002024792A (ja) カード
JP2000260019A (ja) カード
JPH0732794A (ja) 転写シート
JPH11334263A (ja) 分解性カードおよびその作製方法
JP4032714B2 (ja) カード
JP2003011304A (ja) プラスチックカードおよびプラスチックカードの製造方法
JPH07266771A (ja) カード
JPH08230365A (ja) 生分解性を有する情報記録カード