JPH0721451Y2 - 粉粒体の架橋防止装置 - Google Patents

粉粒体の架橋防止装置

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JPH0721451Y2
JPH0721451Y2 JP8602492U JP8602492U JPH0721451Y2 JP H0721451 Y2 JPH0721451 Y2 JP H0721451Y2 JP 8602492 U JP8602492 U JP 8602492U JP 8602492 U JP8602492 U JP 8602492U JP H0721451 Y2 JPH0721451 Y2 JP H0721451Y2
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valve
hopper
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cross
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隆志 原
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大阪機器製造株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ホッパー内の粉粒体が
架橋現象により排出不能になるのを防止する粉粒体の架
橋防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図5(イ)に示す如く、粉
粒体71が収容されたホッパー70の下部には、開閉弁体72
を有する弁装置73が設けられており、該弁装置73の弁体
72を弁座74に対して接離することにより、粉粒体71を適
量排出するようにしていた。この粉粒体71の排出に際し
ては、同図に示すように粉粒体71に架橋現象(粉粒体が
その付着力及び摩擦力等によってホッパー70の開口部の
付近で閉塞し、排出できなくなる現象)が生じる場合が
あるため、何らかの手段を講じて架橋を防止しなければ
ならない。
【0003】そこで、従来では、振動機を設けてホッパ
ー70を振動させたり(従来例1)、図5(ロ)に示す如
くホッパー70内にエアーシリンダー76により膨出自在な
ダイヤフラム77を設けたりしていた(従来例2)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1のホッパー70を振動させる手段において、粉粒体
71は振動を受けると空隙率が減少するので、かえって架
橋を助長する傾向があり、架橋状態を強固にしてしまう
おそれがある。
【0005】また、従来例2のダイヤフラム方式では、
粉粒体71を外側から押圧するだけなので、特に、摩擦が
大きく流動し難い粉粒体71においては一旦発生した架橋
を破壊することは困難となる欠点がある。
【0006】本考案は、上記の如き従来の問題点に鑑み
てなされたもので、摩擦力及び付着力が大きな粉粒体で
あっても、その架橋を確実に防止でき、粉粒体の排出を
容易且つ完全に行うことができる粉粒体の架橋防止装置
を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案が上記課題を解決
するために講じた技術的手段は、粉粒体4が収容される
ホッパー1の下部に開閉用弁装置5が設けられ、該弁装
置5はホッパー1内に連通する開口部3を有する弁座11
に接離自在な弁体13を有し、該弁体13が弁座11から離間
した際に前記開口部3を介してホッパー1内に臨んで粉
粒体4の架橋を破壊するためのブレード47が、ホッパー
1の下部に上下方向に移動自在に設けられていることに
ある。
【0008】
【作用】本考案の粉粒体の架橋防止装置において、弁体
13を開放して粉粒体4を排出している際に、仮に、ホッ
パー1から排出される粉粒体4が、該ホッパー1内で架
橋状態となった場合には、ブレード47を上昇させると、
該ブレード47は開口部3を介して架橋状態にある粉粒体
4を持ち上げるようにして強制的に挿入される。従っ
て、該ブレード47は粉粒体4の架橋状態を確実に破壊す
ることができ、粉粒体4は再び落下して流通が良好にな
る。
【0009】また、粉粒体4が流通している場合であっ
ても、ブレード47を所定時間おいて定期的に昇降させる
ことにより、粉粒体4の架橋の発生を未然に防止するこ
とが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の粉粒体の架橋防止装置の一例
について、図面を参照しながら説明する。図1及び図2
において、1は上下端が開口するホッパーで、その中途
部から下方に向けて小径となるテーパー状に形成されて
いる。5は前記ホッパー1の下端に設けられた弁装置
で、該弁装置5は、ホッパー1の下端に形成されたフラ
ンジ7に取付けられた弁ケーシング10と、ホッパー1内
に連通する開口部3を有するように弁ケーシング10に取
付けられた弁座11と、該弁座11に接離自在に押圧される
弁体13と、該弁体13を接離させるためのアクチュエータ
14とからなる。
【0011】前記弁体13は平面視円形を呈し、その両端
には下方に向けてアーム16,17が突出されている。一方
のアーム16は支持軸18を介して前記弁ケーシング10に軸
支されていると共に、他方のアーム17は、回転自在で且
つ上下に移動自在な弁棒21の一端に軸支されている。該
弁棒21は弁ケーシング10側に介装されたシール25を挿通
すると共に、その他端はアクチュエータ14に接続されて
いる。
【0012】即ち、アクチュエータ14は、例えば図4
(ロ)に示す如くシリンダー27内に円筒カム28を空気の
導入により往復移動自在に設け、円筒カム28の一方の螺
旋状のカム溝29にはシリンダー27に固定されたピン30を
摺動自在に挿入して円筒カム28の往復移動の際には回転
動作を伴うようにし、又他方の直線部と屈曲部を連接し
たカム溝31には前記弁棒21に連結されたロッド32のカム
フォロア33が係合されている。
【0013】そして、カムフォロア33がカム溝31の直線
部に位置する際にはロッド32及び弁棒21を回転させる
が、仮想線の如くカム溝31の屈曲部に位置する際にはロ
ッド32を偏心揺動させるのである。従って、該ロッド32
を偏心揺動状態から略水平にすることにより、弁棒21を
少し下降させて弁体13を弁座11から離間させると共に、
ロッド32を回動することにより、弁体13を略90°回動さ
せることができる。
【0014】35は粉粒体4がホッパー1下端部分で架橋
状態になるのを防止するための架橋防止装置で、前記弁
装置5の下方に設けられている。即ち、該架橋防止装置
35は図3に示す如く、弁装置7の下端に取付けられたベ
ース36と、該ベース36の中心部分にステー37を介して取
付けられたシリンダー本体39とを備えている。
【0015】該シリンダー本体39は、シリンダーチュー
ブ42の上下端に上シリンダーカバー43及び下シリンダー
カバー44が嵌合されたもので、ピストン部40を有するピ
ストンロッド41が内嵌され、該ピストンロッド41は上下
シリンダーカバー43,44 に形成された導入路54a ,45b
を介してエアーをシリンダーチューブ42内に導入するこ
とにより、上下方向に摺動自在である。
【0016】47は粉粒体4の架橋を破壊するためのブレ
ードで、上記上シリンダーカバー43から突出するピスト
ンロッド41の小径部分41a に外嵌され且つピン48にて固
定されている。該ブレード47は前記ピストンロッド41の
摺動により、ホッパー1内に臨む上昇位置Aと、閉塞状
態にある弁体13よりも下方に移動する下降位置Bとに移
動自在である。ブレード47は放射状に設けられた複数
(本実施例では4個)の板材からなる破壊部49を有し、
これら破壊部49は粉粒体4内に容易に挿入できるよう
に、径外方向に向けて下向きに傾斜している。
【0017】51は前記上シリンダーカバー43に外嵌され
たパッキン52及びスクレーパ53内に粉粒体4が入り込む
のを阻止するための侵入防止体で、該侵入防止体51には
前記ピストンロッド41が摺動自在に挿通され、その取付
け部55がボルト55aにより上シリンダーカバー43に固定
されている。また、上部には粉粒体4を外方向に落下で
きるように傾斜状の傘部56が設けられている。
【0018】58は前記下シリンダーカバー44に上下方向
に摺動自在に挿通されたスイッチロッド58で、該スイッ
チロッド58と下シリンダーカバー44との間には、スイッ
チロッド58を上方に付勢するスプリング61が介在されて
いる。従って、ピストンロッド41が下降した際に、ピス
トン部40がスイッチロッド58に当接すると共に下降させ
ると、スイッチロッド58はリミットスイッチ59を作動さ
せることにより、ピストンロッド41の下端位置が検出で
き、エアーの導入路54a への供給が停止するようになっ
ている。
【0019】更に、前記ホッパー1の上部にも前記と同
じ構成の弁装置63が設けられており、その弁ケーシング
64は、粉粒体輸送用管65等に適宜接続されている。尚、
該上部の弁装置63において、下部の弁装置5と同一部材
には同一符号を記す。
【0020】本実施例は以上の構成からなり、次にその
使用例及び作用について説明する。先ず、粉粒体4を流
通させてホッパー1から排出する際には、上下部のアク
チュエータ14,14を作動させると、そのロッド32の揺動
により弁棒9は下方に移動して弁体13を弁座11から離間
し、更に、ロッド32の回転により、弁体7は弁座2側と
は何ら摺接することなく鉛直方向に90°回転して開口部
3を開放し、粉粒体4の流通が可能となる。
【0021】この粉粒体4の排出時に、仮に、粉粒体4
がホッパー1の下部付近で架橋状態になり、排出が不可
能となった場合には、エアーを架橋防止装置35の導入路
54bに供給し、ピストンロッド41と共にブレード47を上
昇させる。該ブレード47はピストンロッド41の上昇によ
り、架橋状態にある粉粒体4を持ち上げるようにして該
粉粒体4内に強制的に挿入され、上昇位置Aに位置する
(図2参照)。このブレード47の粉粒体4への挿入によ
り、粉粒体4の架橋状態は確実に破壊されるため、再び
粉粒体4は落下し排出が可能となる。
【0022】尚、ブレード47は単に上昇させるだけでも
破壊効果は得られるが、数回上下移動させることも可能
である。また、ブレード47を通過した粉粒体4は、侵入
防止体51の傘部56に沿ってパッキン52等内に侵入するこ
となく、シリンダー本体39の側方に落下することにな
る。
【0023】更に、エアーを導入路54a に供給し、ピス
トンロッド41と共にブレード47を下降させると、該ブレ
ード47はホッパー1の下方の下降位置Bまで移動する。
この下降位置Bにピストンロッド41が下降すると、スイ
ッチロッド58がリミットスイッチ59を作動させるため、
エアーの導入路54a への供給が停止させる。
【0024】次に、上下の弁体13を閉塞する場合には、
再びそれぞれのアクチュエータ14を作動させることによ
り、前記の操作手順と全く逆の工程で行えば良く、弁体
13を弁座11に押圧する。
【0025】尚、本考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、ブレード47は上記の如く粉粒体4が架橋状態
になった際に昇降移動させる以外に、所定時間おいて定
期的に移動させ、架橋するのを防止することも可能であ
る。また、ブレード47の上下移動手段も、シリンダー機
構に限定されるものではなく、モータで作動するラック
ピニオン機構等であっても良い。
【0026】更に、本実施例では、ブレード47を単に昇
降移動させる構成のものを例示したが、昇降と共に電動
モーター等により回転させる構成であっても、あるい
は、ピストンロッド41を支点にして揺動させるようにし
ても良い。
【0027】しかも、ブレード47の破壊部49の数は任意
に設定可能であり、また、その形状も板材を放射状に形
成したものに限定されるものではなく、要は粉粒体4内
に挿入され、架橋状態を破壊するものであれば良い。
【0028】更に、弁装置5の構成も上記の無摺動式の
ものに限らず、弁棒17を単に回動することにより弁体15
を開閉する構成のものであっても良く、任意の弁装置が
採用できることは無論であり、その他の構成部材も本考
案の意図する範囲内において任意に設計変更自在であ
る。
【0029】
【考案の効果】本考案の粉粒体の架橋防止装置は、粉粒
体が収容されたホッパーの下部に開閉用弁装置が設けら
れ、該弁装置はホッパー内に連通する開口部を有する弁
座に接離自在な弁体を有し、該弁体が弁座から離間した
際に前記開口部を介してホッパー内に臨んで粉粒体の架
橋を破壊するためのブレ−ドが、上下方向に移動自在に
設けられているので、ブレードを架橋状態にある粉粒体
に強制的に挿入させることができ、従って、粉粒体の架
橋状態を確実に破壊したり、また、流通状態にある粉粒
体に適宜ブレードを挿入することにより、粉粒体が架橋
状態になるのを未然に防止できる。
【0030】従って、特に、粉粒体が摩擦力及び付着力
が大きなものであっても、その架橋を確実に防止でき、
粉粒体の排出を容易且つ完全に行うことができることと
なる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、弁閉塞状態を示す断
面正面図。
【図2】同弁開放状態を示す断面正面図。
【図3】架橋防止装置を示す断面図。
【図4】(イ)は架橋防止装置の平面図、(ロ)はアク
チュエータの要部を示す断面図。
【図5】従来例を示し、(イ)は粉粒体の架橋状態を示
す断面図、(ロ)は架橋防止装置を含む断面図。
【符号の説明】 1…ホッパー、3…開口部、4…粉粒体、5…弁装置、
11…弁座、47…ブレード

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体(4)が収容されるホッパー
    (1)の下部に開閉用弁装置(5)が設けられ、該弁装
    置(5)はホッパー(1)内に連通する開口部(3)を
    有する弁座(11)に接離自在な弁体(13)を有し、該弁
    体(13)が弁座(11)から離間した際に前記開口部
    (3)を介してホッパー(1)内に臨んで粉粒体(4)
    の架橋を破壊するためのブレ−ド(47)が、ホッパー
    (1)の下部に上下方向に移動自在に設けられてなるこ
    とを特徴とする粉粒体の架橋防止装置装置。
JP8602492U 1992-12-15 1992-12-15 粉粒体の架橋防止装置 Expired - Lifetime JPH0721451Y2 (ja)

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JP8602492U JPH0721451Y2 (ja) 1992-12-15 1992-12-15 粉粒体の架橋防止装置

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Publication Number Publication Date
JPH0649433U JPH0649433U (ja) 1994-07-08
JPH0721451Y2 true JPH0721451Y2 (ja) 1995-05-17

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