JPH07213932A - 最適精白度導出装置及び精白装置 - Google Patents
最適精白度導出装置及び精白装置Info
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- JPH07213932A JPH07213932A JP1415194A JP1415194A JPH07213932A JP H07213932 A JPH07213932 A JP H07213932A JP 1415194 A JP1415194 A JP 1415194A JP 1415194 A JP1415194 A JP 1415194A JP H07213932 A JPH07213932 A JP H07213932A
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- Adjustment And Processing Of Grains (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 精白後の穀物を最も好ましい状態とすること
ができる装置を得る。 【構成】 試料穀物10の白度の変化に伴う食味値の変
化を求める白度依存食味導出手段8と、白度依存食味導
出手段8によって求められる白度の変化に伴う食味値の
変化状況より、食味値が高くなる精白状態の白度を導出
する最適精白度導出手段9を備えた最適精白度導出装置
を備えるとともに、精白過程にある穀物の白度を検出す
る白度検出手段40を備え、穀物の白度を、最適精白度
導出装置により導出せられた食味値が高くなる白度とす
る精白をおこなう。
ができる装置を得る。 【構成】 試料穀物10の白度の変化に伴う食味値の変
化を求める白度依存食味導出手段8と、白度依存食味導
出手段8によって求められる白度の変化に伴う食味値の
変化状況より、食味値が高くなる精白状態の白度を導出
する最適精白度導出手段9を備えた最適精白度導出装置
を備えるとともに、精白過程にある穀物の白度を検出す
る白度検出手段40を備え、穀物の白度を、最適精白度
導出装置により導出せられた食味値が高くなる白度とす
る精白をおこなう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば穀物を精白する
場合において、精白を好適におこなうための最適精白度
導出装置、及び精白装置に関する。
場合において、精白を好適におこなうための最適精白度
導出装置、及び精白装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の最適精白度導出装置はな
く、精白にあたっては、精白者の経験に基づいて、穀物
の品種、産地、色調等から精白度を決定して精白をおこ
なっていた。
く、精白にあたっては、精白者の経験に基づいて、穀物
の品種、産地、色調等から精白度を決定して精白をおこ
なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら例えば米
を例に取ると、白米の食味はその化学的成分量によって
異なり、一般的にアミロース値、タンパク値が低く、水
分は15〜16%の場合が食味が良いと言われている。
そこで、穀物の食味を評価する場合、これらの成分を粉
砕状態、無粉砕状態で測定して、これらから穀物の食味
を求めて、その評価がおこなわれる。しかしながら、こ
の成分量は、品種や産地によって異なり、結果的に食味
も違ってくる。一方、例えば、白米の成分は、玄米から
の精白の度合いによっても異なる。即ち、図2に示すよ
うに、精白度の指標である白度とアミロース値の関係を
みると、精白が進むに従ってアミロース値が増加する。
一方、図3に示すようにタンパク値と白度とは逆の関係
にある。この理由は、タンパクにおいては穀物のタンパ
クは比較的表面層近くに偏在しているためと考えられ
る。さらに、白度と水分の関係を示す図4を参照する
と、精白に伴って、穀物の水分が大きく変化しないこと
を示している。従って、精白度は、穀物の食味に大きく
影響する要因であるが、このような要因が従来重要視さ
れていなかったために、精白度を精白者の経験にたよる
場合は、自ずと、得られる食味に限界がある。言い換え
れば、食味の点から常に最適な精白状態の製品が得られ
てきたわけではない。
を例に取ると、白米の食味はその化学的成分量によって
異なり、一般的にアミロース値、タンパク値が低く、水
分は15〜16%の場合が食味が良いと言われている。
そこで、穀物の食味を評価する場合、これらの成分を粉
砕状態、無粉砕状態で測定して、これらから穀物の食味
を求めて、その評価がおこなわれる。しかしながら、こ
の成分量は、品種や産地によって異なり、結果的に食味
も違ってくる。一方、例えば、白米の成分は、玄米から
の精白の度合いによっても異なる。即ち、図2に示すよ
うに、精白度の指標である白度とアミロース値の関係を
みると、精白が進むに従ってアミロース値が増加する。
一方、図3に示すようにタンパク値と白度とは逆の関係
にある。この理由は、タンパクにおいては穀物のタンパ
クは比較的表面層近くに偏在しているためと考えられ
る。さらに、白度と水分の関係を示す図4を参照する
と、精白に伴って、穀物の水分が大きく変化しないこと
を示している。従って、精白度は、穀物の食味に大きく
影響する要因であるが、このような要因が従来重要視さ
れていなかったために、精白度を精白者の経験にたよる
場合は、自ずと、得られる食味に限界がある。言い換え
れば、食味の点から常に最適な精白状態の製品が得られ
てきたわけではない。
【0004】従って、本発明の目的は、精白後の穀物を
最も好ましい状態とすることができる装置を得ることに
ある。
最も好ましい状態とすることができる装置を得ることに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明による最適精白度導出装置の特徴構成は、試料
穀物の白度の変化に伴う食味値の変化を求める白度依存
食味導出手段と、この白度依存食味導出手段によって求
められる白度の変化に伴う食味値の変化状況より、食味
値が高くなる精白状態の白度を導出する最適精白度導出
手段を備えたことにある。さらに上記の装置において、
白度依存食味導出手段が、試料穀物の複数種の化学的成
分量を求める化学的成分量定量手段と、複数種の化学的
成分量より前記試料穀物の食味値を求める食味値導出手
段とを備え、精白状態の異なる試料穀物を得て、試料穀
物の白度の変化に伴う食味値の変化を求めるものである
ことが好ましい。さらに上記の装置において、複数種の
化学的成分量がアミロース値及びタンパク値であり、食
味値導出手段がアミロース値及びタンパク値より食味値
を導出するものであることが好ましい。
の本発明による最適精白度導出装置の特徴構成は、試料
穀物の白度の変化に伴う食味値の変化を求める白度依存
食味導出手段と、この白度依存食味導出手段によって求
められる白度の変化に伴う食味値の変化状況より、食味
値が高くなる精白状態の白度を導出する最適精白度導出
手段を備えたことにある。さらに上記の装置において、
白度依存食味導出手段が、試料穀物の複数種の化学的成
分量を求める化学的成分量定量手段と、複数種の化学的
成分量より前記試料穀物の食味値を求める食味値導出手
段とを備え、精白状態の異なる試料穀物を得て、試料穀
物の白度の変化に伴う食味値の変化を求めるものである
ことが好ましい。さらに上記の装置において、複数種の
化学的成分量がアミロース値及びタンパク値であり、食
味値導出手段がアミロース値及びタンパク値より食味値
を導出するものであることが好ましい。
【0006】そして、精白装置としては、上記の最適精
白度導出装置を備えるとともに精白過程にある穀物の白
度を検出する白度検出手段を備え、穀物の白度を、最適
精白度導出装置により導出せられた食味値が高くなる白
度とする精白をおこなうものとすることが好ましい。
白度導出装置を備えるとともに精白過程にある穀物の白
度を検出する白度検出手段を備え、穀物の白度を、最適
精白度導出装置により導出せられた食味値が高くなる白
度とする精白をおこなうものとすることが好ましい。
【0007】さらに、精白装置としては、これを、精白
過程にある穀物の吸光度スペクトルを求めるとともに、
吸光度スペクトルの波長領域における二次微分値を得て
精白過程にある穀物の白度を得る白度検出手段を備え、
白度検出手段によって検出される白度に従って、精白操
作を制御する精白操作制御手段を備えて構成することが
好ましい。それらの作用・効果は次の通りである。
過程にある穀物の吸光度スペクトルを求めるとともに、
吸光度スペクトルの波長領域における二次微分値を得て
精白過程にある穀物の白度を得る白度検出手段を備え、
白度検出手段によって検出される白度に従って、精白操
作を制御する精白操作制御手段を備えて構成することが
好ましい。それらの作用・効果は次の通りである。
【0008】
【作用】つまり最適精白度導出装置は、白度依存食味導
出手段とこの導出手段の導出結果を利用する最適精白度
導出手段を備えて構成される。そして、前者の手段よ
り、図5に一例で示すような白度と食味値との関係が求
められる。この図に示す例においては、白度の上昇に伴
って食味値が上昇するが、所定値(この例では白度38
程度)を越えると食味が急激に低下することが判る。そ
こで、最適精白度導出手段は、この食味値が高くなる精
白状態の白度を判別して、これを導出(出力)する。従
って、対象となる試料穀物夫々に対して、その食味が高
くなる白度を合理的に得ることができる。また、この最
適精白度導出装置と白度検出手段を備えた精白装置にお
いては、精白過程にある穀物の白度が逐次捕らえて、最
適精白度導出装置のよって導出される白度に穀物がなっ
た段階で精白を停止することにより、試料穀物に適した
精白状態の製品を得ることができ、食味の点で優れた精
白度合いの製品を得ることができる。一方、精白過程に
ある穀物の吸光度スペクトルを求めるとともに、この二
次微分値を得て、穀物の白度を得る白度検出手段を備
え、この検出結果を利用して精白操作をおこなう精白操
作制御手段を備えて置く場合は、穀物の透過光を利用し
て白度を比較的簡単に求めることができるとともに、例
えば、食味が最も高くなる白度への精白制御あるいはタ
ンパク値を比較的高い状態に維持したままでの精白制御
等、穀物の白度を所望の白度に適正に制御できる。
出手段とこの導出手段の導出結果を利用する最適精白度
導出手段を備えて構成される。そして、前者の手段よ
り、図5に一例で示すような白度と食味値との関係が求
められる。この図に示す例においては、白度の上昇に伴
って食味値が上昇するが、所定値(この例では白度38
程度)を越えると食味が急激に低下することが判る。そ
こで、最適精白度導出手段は、この食味値が高くなる精
白状態の白度を判別して、これを導出(出力)する。従
って、対象となる試料穀物夫々に対して、その食味が高
くなる白度を合理的に得ることができる。また、この最
適精白度導出装置と白度検出手段を備えた精白装置にお
いては、精白過程にある穀物の白度が逐次捕らえて、最
適精白度導出装置のよって導出される白度に穀物がなっ
た段階で精白を停止することにより、試料穀物に適した
精白状態の製品を得ることができ、食味の点で優れた精
白度合いの製品を得ることができる。一方、精白過程に
ある穀物の吸光度スペクトルを求めるとともに、この二
次微分値を得て、穀物の白度を得る白度検出手段を備
え、この検出結果を利用して精白操作をおこなう精白操
作制御手段を備えて置く場合は、穀物の透過光を利用し
て白度を比較的簡単に求めることができるとともに、例
えば、食味が最も高くなる白度への精白制御あるいはタ
ンパク値を比較的高い状態に維持したままでの精白制御
等、穀物の白度を所望の白度に適正に制御できる。
【0009】
【発明の効果】従来、精白度は経験的に選択されていた
ために食味はその米自身がもつ固有のものと考えられて
いたが、本発明では、白度の調整をおこなうことによっ
て食味のコントロール、さらには最適化をおこなうこと
ができる。そして、本願の精白装置を採用することによ
り、精白にあたって、白度検出手段により白度を測定
し、食味等の良好な白度になるように精白装置を働かせ
て、その穀物の食味が良い状態で製品を提供することが
できる。
ために食味はその米自身がもつ固有のものと考えられて
いたが、本発明では、白度の調整をおこなうことによっ
て食味のコントロール、さらには最適化をおこなうこと
ができる。そして、本願の精白装置を採用することによ
り、精白にあたって、白度検出手段により白度を測定
し、食味等の良好な白度になるように精白装置を働かせ
て、その穀物の食味が良い状態で製品を提供することが
できる。
【0010】上記の最適精白度導出装置において、白度
依存食味導出手段が、試料穀物の複数種の化学的成分量
を求める化学的成分量定量手段と、複数種の化学的成分
量より試料穀物の食味値を求める食味値導出手段とを備
え、精白状態の異なる試料穀物を得て、試料穀物の白度
の変化に伴う食味値の変化を求めるものである構成とし
ておくと、従来採用されてきている化学的成分量から食
味を求める導出式をそのまま使用することができるとと
もに、化学的成分量それ自体のデータに関しても、精白
状態と成分量との関連を的確に把握でき、例えばタンパ
ク値が高い状態の精白をおこないたい場合にも、このデ
ータを使用することができる。さらに具体的に各手段の
働きを図面とともに説明すると、化学的成分量定量手段
は、穀物の成分分析をおこなうのであるが、これを精白
段階に沿って逐次おこなうことにより、図2、図3、図
4に示すような精白(白度の変化)に伴う化学的成分量
の変化を得ることができる。そして、同時に備えられる
食味値導出手段により、これらの化学的成分量から、精
白に伴う食味値の変化状況が捕らえられる。食味値の精
白度に伴う変化状況の一例を、先に説明したように、図
5に示した。
依存食味導出手段が、試料穀物の複数種の化学的成分量
を求める化学的成分量定量手段と、複数種の化学的成分
量より試料穀物の食味値を求める食味値導出手段とを備
え、精白状態の異なる試料穀物を得て、試料穀物の白度
の変化に伴う食味値の変化を求めるものである構成とし
ておくと、従来採用されてきている化学的成分量から食
味を求める導出式をそのまま使用することができるとと
もに、化学的成分量それ自体のデータに関しても、精白
状態と成分量との関連を的確に把握でき、例えばタンパ
ク値が高い状態の精白をおこないたい場合にも、このデ
ータを使用することができる。さらに具体的に各手段の
働きを図面とともに説明すると、化学的成分量定量手段
は、穀物の成分分析をおこなうのであるが、これを精白
段階に沿って逐次おこなうことにより、図2、図3、図
4に示すような精白(白度の変化)に伴う化学的成分量
の変化を得ることができる。そして、同時に備えられる
食味値導出手段により、これらの化学的成分量から、精
白に伴う食味値の変化状況が捕らえられる。食味値の精
白度に伴う変化状況の一例を、先に説明したように、図
5に示した。
【0011】ここで、前記複数種の化学的成分量がアミ
ロース値及びタンパク値であり、食味値導出手段がアミ
ロース値及びタンパク値より食味値を導出するものであ
る場合は、かなり高い確率で確度の高い食味値を得るこ
とができる。
ロース値及びタンパク値であり、食味値導出手段がアミ
ロース値及びタンパク値より食味値を導出するものであ
る場合は、かなり高い確率で確度の高い食味値を得るこ
とができる。
【0012】
【実施例】本願に係わる精白装置1の構成を図1に基づ
いて説明する。この精白装置1は、本願の特徴である最
適精白度導出装置2を備えて構成されており、図1に点
線で示すように最適精白度導出装置2を備えた最適精白
度導出部3と実際の穀物の精白を受け持つ精白部4とを
備えて構成されている。ここで、精白部4は従来公知の
精白機器構成となっているとともに、後述する分光分析
手法により精白過程にある穀物の白度を検出しながら精
白を行える構成が採用されている。
いて説明する。この精白装置1は、本願の特徴である最
適精白度導出装置2を備えて構成されており、図1に点
線で示すように最適精白度導出装置2を備えた最適精白
度導出部3と実際の穀物の精白を受け持つ精白部4とを
備えて構成されている。ここで、精白部4は従来公知の
精白機器構成となっているとともに、後述する分光分析
手法により精白過程にある穀物の白度を検出しながら精
白を行える構成が採用されている。
【0013】先ず、上述の最適精白度導出部3を成す最
適精白度導出装置2の構成について説明する。最適精白
度導出装置2は、試料穀物の化学的成分量を無粉砕状態
で分光分析手法により求めるための成分分析部(ハード
構成部)5と、この成分分析部により得られる試料穀物
の吸光度スペクトルからその波長領域におけるスペクト
ルの二次微分値を求めて化学的成分量を特定する化学的
成分量定量手段(ソフト構成部)6と、この化学的成分
量定量手段6よって求められる複数種の化学的成分量よ
り試料穀物の食味値を求める食味値導出手段(ソフト構
成部)7とを備え、この操作を複数の精白段階でおこな
って、試料穀物の白度の変化に伴う前記食味値の変化状
況を求める白度依存食味導出手段(ソフト構成部)8を
備えるとともに、前記食味値が最も高くなる精白状態の
白度を導出する最適精白度導出手段(ソフト構成部)9
を備えて構成されている。
適精白度導出装置2の構成について説明する。最適精白
度導出装置2は、試料穀物の化学的成分量を無粉砕状態
で分光分析手法により求めるための成分分析部(ハード
構成部)5と、この成分分析部により得られる試料穀物
の吸光度スペクトルからその波長領域におけるスペクト
ルの二次微分値を求めて化学的成分量を特定する化学的
成分量定量手段(ソフト構成部)6と、この化学的成分
量定量手段6よって求められる複数種の化学的成分量よ
り試料穀物の食味値を求める食味値導出手段(ソフト構
成部)7とを備え、この操作を複数の精白段階でおこな
って、試料穀物の白度の変化に伴う前記食味値の変化状
況を求める白度依存食味導出手段(ソフト構成部)8を
備えるとともに、前記食味値が最も高くなる精白状態の
白度を導出する最適精白度導出手段(ソフト構成部)9
を備えて構成されている。
【0014】前記成分分析部5は、試料穀物10が載置
される測定部11に対して測定用光線束12を照射する
光源13と、前記試料穀物10を透過してくる透過光を
分光する分光手段としての凹面回折格子14と、分光さ
れた透過光を波長毎に受光して出力するアレイ型受光素
子15を備えて構成されている。同図において、16は
透過光の光路を変更するための反射板である。
される測定部11に対して測定用光線束12を照射する
光源13と、前記試料穀物10を透過してくる透過光を
分光する分光手段としての凹面回折格子14と、分光さ
れた透過光を波長毎に受光して出力するアレイ型受光素
子15を備えて構成されている。同図において、16は
透過光の光路を変更するための反射板である。
【0015】前記化学的成分量定量手段6は、試料穀物
10が測定部11にある状態の出力と試料穀物10がな
い状態との出力より、これらの出力の比の対数(Log
(無い状態の出力/有る状態の出力))である吸光度を
スペクトル状態で求めるとともに、この吸光度スペクト
ルからその波長領域におけるスペクトルの二次微分値を
求めて、予め格納されている複数の化学的成分量に対応
する複数の検量式に従って、複数の化学的成分量を求め
る構成が採用されている。ここで、化学的成分量とは、
水分値、アミロース値、タンパク値等であるとともに、
同様の手法により試料穀物の白度も求められる。タンパ
ク値に関する検量式の例を挙げると下記のようになる。 タンパク値 タンパク=10+103000λ”760 −93000
λ”900 ここで λ”は添字数字nmの吸光度スペクトルの二次
微分値を示す。さらに白度に関する検量式としては、下
記のようになる。 白度=4.0−338000λ”750 ここでλ”750 は750nmの吸光度スペクトルの二次
微分値を示す。従って、これらの構成により、吸光度ス
ペクトルの波長領域に於ける二次微分値を得て、白度及
び化学的成分量を求めることができる。
10が測定部11にある状態の出力と試料穀物10がな
い状態との出力より、これらの出力の比の対数(Log
(無い状態の出力/有る状態の出力))である吸光度を
スペクトル状態で求めるとともに、この吸光度スペクト
ルからその波長領域におけるスペクトルの二次微分値を
求めて、予め格納されている複数の化学的成分量に対応
する複数の検量式に従って、複数の化学的成分量を求め
る構成が採用されている。ここで、化学的成分量とは、
水分値、アミロース値、タンパク値等であるとともに、
同様の手法により試料穀物の白度も求められる。タンパ
ク値に関する検量式の例を挙げると下記のようになる。 タンパク値 タンパク=10+103000λ”760 −93000
λ”900 ここで λ”は添字数字nmの吸光度スペクトルの二次
微分値を示す。さらに白度に関する検量式としては、下
記のようになる。 白度=4.0−338000λ”750 ここでλ”750 は750nmの吸光度スペクトルの二次
微分値を示す。従って、これらの構成により、吸光度ス
ペクトルの波長領域に於ける二次微分値を得て、白度及
び化学的成分量を求めることができる。
【0016】次に、食味値導出手段7の構成について説
明すると、この食味値の導出にあたっては、下記の構成
が採用される。即ち、試料穀物のタンパク値をPr、ア
ミロース値をAmとする場合に食味値TSは、C、a、
bを定数として TS=C−a×Pr−b×Am として表すことができる。従って、この食味値導出式を
予め格納しておき、検出される化学的成分量より、食味
値を得られる。
明すると、この食味値の導出にあたっては、下記の構成
が採用される。即ち、試料穀物のタンパク値をPr、ア
ミロース値をAmとする場合に食味値TSは、C、a、
bを定数として TS=C−a×Pr−b×Am として表すことができる。従って、この食味値導出式を
予め格納しておき、検出される化学的成分量より、食味
値を得られる。
【0017】そして、白度依存食味導出手段8は、化学
的成分量定量手段6を精白度の異なる複数の試料穀物に
対して働かせて、試料穀物10の精白に伴う複数種の化
学的成分量の変化を求める。即ち、精白度の異なる複数
のサンプルに対して、その白度と化学的成分量を得て、
その関係指標を得るものである。図2にアミロース値と
白度の関係を、図3にタンパク値と白度の関係を、図4
に水分値と白度の関係を示した。さらに、これの結果を
利用して、前記食味値導出手段7を働かせて、白度の変
化に対する食味値の変化をえる。この結果を、図5に示
した。
的成分量定量手段6を精白度の異なる複数の試料穀物に
対して働かせて、試料穀物10の精白に伴う複数種の化
学的成分量の変化を求める。即ち、精白度の異なる複数
のサンプルに対して、その白度と化学的成分量を得て、
その関係指標を得るものである。図2にアミロース値と
白度の関係を、図3にタンパク値と白度の関係を、図4
に水分値と白度の関係を示した。さらに、これの結果を
利用して、前記食味値導出手段7を働かせて、白度の変
化に対する食味値の変化をえる。この結果を、図5に示
した。
【0018】前記最適精白度導出手段9は、上記の白度
依存食味導出手段9によって得られている白度と食味値
との関係に基づいて、その食味値が高くなる精白状態の
白度(食味値が比較的高い白度領域)を導き出す。図5
に示す例においては、白度が38となる状態が、この試
料穀物にとって最良の精白状態であり、白度としては3
8となり、これを出力する。この手段の解析手法として
は、具体的には、白度をW、タンパク値をPr、アミロ
ース値をAm、食味をTSとすると、タンパク値とアミ
ロース値は、 Pr=f1(W)、Am=f2(W) と、白度の関数で表され、さらに、上記式より、 TS=C−a×Pr−b×Am =C−a×f1(W)−b×f2(W) と食味値も白度の関数として得られる。従って、食味値
TSが最大となる白度Wを dTS/dW=0(TSの微分値が0となるW) なる条件を満たす値として求めることとなる。ここで、
食味値TSの最大値を求める方法として解析解でも数値
解でも良い。
依存食味導出手段9によって得られている白度と食味値
との関係に基づいて、その食味値が高くなる精白状態の
白度(食味値が比較的高い白度領域)を導き出す。図5
に示す例においては、白度が38となる状態が、この試
料穀物にとって最良の精白状態であり、白度としては3
8となり、これを出力する。この手段の解析手法として
は、具体的には、白度をW、タンパク値をPr、アミロ
ース値をAm、食味をTSとすると、タンパク値とアミ
ロース値は、 Pr=f1(W)、Am=f2(W) と、白度の関数で表され、さらに、上記式より、 TS=C−a×Pr−b×Am =C−a×f1(W)−b×f2(W) と食味値も白度の関数として得られる。従って、食味値
TSが最大となる白度Wを dTS/dW=0(TSの微分値が0となるW) なる条件を満たす値として求めることとなる。ここで、
食味値TSの最大値を求める方法として解析解でも数値
解でも良い。
【0019】以上が、最適精白度導出部3の構成である
が、上記の作業は、一部の試料穀物について行われるこ
ととなる。そして、実際の精白をおこなう場合において
は、上記最適精白度導出部3より得られている、最適白
度になるように精白作業が進められる。従って、この精
白部4は、上記の成分分析部5と、これより得られる試
料穀物10の吸光度スペクトルからその波長領域におけ
るスペクトルの二次微分値を求めて、精白過程にある穀
物の白度を検出する白度検出手段40を備えている。そ
して、精白過程毎に、試料穀物の白度を所定の状態にし
て精白製品を得ることができる。
が、上記の作業は、一部の試料穀物について行われるこ
ととなる。そして、実際の精白をおこなう場合において
は、上記最適精白度導出部3より得られている、最適白
度になるように精白作業が進められる。従って、この精
白部4は、上記の成分分析部5と、これより得られる試
料穀物10の吸光度スペクトルからその波長領域におけ
るスペクトルの二次微分値を求めて、精白過程にある穀
物の白度を検出する白度検出手段40を備えている。そ
して、精白過程毎に、試料穀物の白度を所定の状態にし
て精白製品を得ることができる。
【0020】〔別実施例〕本願の別実施例を以下に箇条
書きする。 (イ) 上記の実施例においては、試料穀物を成分分析
してこの試料穀物の化学的成分量に従って食味値を求め
る構成を示したが、試料穀物の透過光に係わる吸光度ス
ペクトルの波長領域における二次微分値を求める場合
は、この値から直接、試料穀物の白度及び食味値を求め
ることができる。従って、図6に示すように、上述の成
分分析部5に付け加えて、吸光度スペクトルを求める吸
光度スペクトル導出手段60、このスペクトルより波長
領域における二次微分値を求める二次微分値導出手段6
1、さらにこの二次微分値より白度と食味値を求める白
度・食味導出手段62を備えて、図5に示すような関係
指標を得て、最適な白度を導くものとしてもよい。この
場合もまた、これら3者60、61、62で白度依存導
出手段8を構成することとなる。 (ロ) 上記の実施例においては、複数の精白状態の試
料穀物を得て、その成分定量をおこない、図2、3、4
に示すような関係を得る場合を示したが、例えば、最も
精白度の低い状態と最も精白度の高い状態との二状態の
精白試料を得て、その中間状態を推定するものであって
もよい。即ち、精白度の異なる少なくとも一対の精白済
試料穀物サンプルを予め得て、少なくとも一対の精白済
試料穀物サンプルに於ける複数種の化学的成分量より、
試料穀物の精白に伴う複数種の化学的成分量の変化を推
定するものとしてもよい。この場合、アミロース値に関
しては 指数関数次近似が、タンパク値に関しては一次
近似をおこなって、推定することが可能である。さら
に、例えば、白度に対する化学的成分量の変化傾向は穀
物品種によってかなり推定可能であるため、試料穀物と
同種の標準穀物の精白に伴う複数種の化学的成分量の変
化指標(白度変化に対する成分量の変化割合)を予め備
えたものとしておき、試料穀物の精白前に於ける複数種
の化学的成分量に基づいて、試料穀物の精白に伴う前記
複数種の化学的成分量の変化を推定するものとしておい
てもよい。 (ハ) さらに、上記の精米装置の精白基準としては、
食味を基準におこなったが、本願の精白装置において
は、白度検出手段を備えるとともに、その検出結果に基
づいて精白状態を制御できるため、例えば精白度を下げ
ることにより、栄養価の高い(高タンパク)米が必要な
場合は、白度をあまり上げずに精白するというような用
途にも用いられる。
書きする。 (イ) 上記の実施例においては、試料穀物を成分分析
してこの試料穀物の化学的成分量に従って食味値を求め
る構成を示したが、試料穀物の透過光に係わる吸光度ス
ペクトルの波長領域における二次微分値を求める場合
は、この値から直接、試料穀物の白度及び食味値を求め
ることができる。従って、図6に示すように、上述の成
分分析部5に付け加えて、吸光度スペクトルを求める吸
光度スペクトル導出手段60、このスペクトルより波長
領域における二次微分値を求める二次微分値導出手段6
1、さらにこの二次微分値より白度と食味値を求める白
度・食味導出手段62を備えて、図5に示すような関係
指標を得て、最適な白度を導くものとしてもよい。この
場合もまた、これら3者60、61、62で白度依存導
出手段8を構成することとなる。 (ロ) 上記の実施例においては、複数の精白状態の試
料穀物を得て、その成分定量をおこない、図2、3、4
に示すような関係を得る場合を示したが、例えば、最も
精白度の低い状態と最も精白度の高い状態との二状態の
精白試料を得て、その中間状態を推定するものであって
もよい。即ち、精白度の異なる少なくとも一対の精白済
試料穀物サンプルを予め得て、少なくとも一対の精白済
試料穀物サンプルに於ける複数種の化学的成分量より、
試料穀物の精白に伴う複数種の化学的成分量の変化を推
定するものとしてもよい。この場合、アミロース値に関
しては 指数関数次近似が、タンパク値に関しては一次
近似をおこなって、推定することが可能である。さら
に、例えば、白度に対する化学的成分量の変化傾向は穀
物品種によってかなり推定可能であるため、試料穀物と
同種の標準穀物の精白に伴う複数種の化学的成分量の変
化指標(白度変化に対する成分量の変化割合)を予め備
えたものとしておき、試料穀物の精白前に於ける複数種
の化学的成分量に基づいて、試料穀物の精白に伴う前記
複数種の化学的成分量の変化を推定するものとしておい
てもよい。 (ハ) さらに、上記の精米装置の精白基準としては、
食味を基準におこなったが、本願の精白装置において
は、白度検出手段を備えるとともに、その検出結果に基
づいて精白状態を制御できるため、例えば精白度を下げ
ることにより、栄養価の高い(高タンパク)米が必要な
場合は、白度をあまり上げずに精白するというような用
途にも用いられる。
【0021】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】精白装置の構成を示す図
【図2】白度とアミロース値の関係を示す図
【図3】白度とタンパク値の関係を示す図
【図4】白度と水分の関係を示す図
【図5】白度と食味の関係を示す図
【図6】精白装置の別実施例を示す図
6 化学的成分量定量手段 7 食味値導出手段 8 白度依存食味値導出手段 9 最適白度導出手段 10 試料穀物 40 白度検出手段
Claims (5)
- 【請求項1】 試料穀物(10)の白度の変化に伴う食
味値の変化を求める白度依存食味導出手段(8)と、前
記白度依存食味導出手段(8)によって求められる白度
の変化に伴う前記食味値の変化状況より、前記食味値が
高くなる精白状態の白度を導出する最適精白度導出手段
(9)を備えた最適精白度導出装置。 - 【請求項2】 前記白度依存食味導出手段(8)が、前
記試料穀物の複数種の化学的成分量を求める化学的成分
量定量手段(6)と、前記複数種の化学的成分量より前
記試料穀物の食味値を求める食味値導出手段(7)とを
備え、精白状態の異なる試料穀物を得て、前記試料穀物
の白度の変化に伴う食味値の変化を求めるものである請
求項1記載の最適精白度導出装置。 - 【請求項3】 前記複数種の化学的成分量がアミロース
値及びタンパク値であり、前記食味値導出手段(7)が
前記アミロース値及びタンパク値より前記食味値を導出
するものである請求項2記載の最適精白度導出装置。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の最適精白度導
出装置を備えるとともに、精白過程にある穀物の白度を
検出する白度検出手段(40)を備え、前記穀物の白度
を、前記最適精白度導出装置により導出せられた食味値
が高くなる白度とする精白をおこなう精白装置。 - 【請求項5】 精白過程にある穀物の吸光度スペクトル
を求めるとともに、前記吸光度スペクトルの波長領域に
おける二次微分値を得て前記精白過程にある穀物の白度
を得る白度検出手段(40)を備え、前記白度検出手段
(40)によって検出される白度に従って、精白操作を
制御する精白装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1415194A JPH07213932A (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | 最適精白度導出装置及び精白装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1415194A JPH07213932A (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | 最適精白度導出装置及び精白装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07213932A true JPH07213932A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11853156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1415194A Pending JPH07213932A (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | 最適精白度導出装置及び精白装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07213932A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009257980A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Toyo Rice Cleaning Machine Co Ltd | 搗精基準の決定方法、搗精方法および搗精度計 |
-
1994
- 1994-02-08 JP JP1415194A patent/JPH07213932A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009257980A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Toyo Rice Cleaning Machine Co Ltd | 搗精基準の決定方法、搗精方法および搗精度計 |
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