JPH07213709A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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Publication number
JPH07213709A
JPH07213709A JP6028885A JP2888594A JPH07213709A JP H07213709 A JPH07213709 A JP H07213709A JP 6028885 A JP6028885 A JP 6028885A JP 2888594 A JP2888594 A JP 2888594A JP H07213709 A JPH07213709 A JP H07213709A
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JP
Japan
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fixed
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big hit
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Withdrawn
Application number
JP6028885A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Takayama
満 高山
Toshio Miyasoi
敏雄 宮副
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Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最後の図柄列の変動まで興味を持続させるこ
とが可能な図柄表示装置を備えた遊技機を提供する。 【構成】 固定表示部25に表示される固定図柄のう
ち、変動表示部24における表示列24a〜24dの変
動が順次停止確定される毎に対応する図柄が他の確定さ
れない固定図柄と識別し得るように背景色が変更され、
固定表示部25の確定された固定図柄の組合せがいずれ
かの当りラインa〜h上に並んだときに大当り遊技状態
となるように構成した。 【効果】 変動表示部24で順次変動が停止したときに
おいて、その停止時の図柄の組合せが大当り遊技状態の
発生と何ら関係のない場合であっても、固定表示部25
での確定図柄の組合せがいずれかの当りラインa〜h上
に並ぶ場合があるので、遊技者は、変動表示に対する興
味を最後まで持続することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、図柄表示装置に表示さ
れる図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組合せとな
ったときに大当り遊技状態を生起せしめる遊技機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機、例えば、パチンコ遊技機
においては、変動停止時に表示される図柄の組合せが予
め定めた大当り図柄の組合せとなったときに、大当り遊
技状態となって変動入賞装置を所定期間(一定時間が経
過するまで又は所定個数の入賞玉が発生するまで)開放
する動作を複数回行って短期間に多量の賞品球を獲得せ
しめるようにしたものが数多く提案されている。このよ
うなパチンコ遊技機に使用される図柄表示装置は、その
表示部に表示される複数の図柄列がすべて変動し、その
変動した図柄列の停止されたときに表示される図柄の組
合せによってのみ大当りであるか否かが判別されるもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、複数の図柄
列の変動が順次停止する段階で少なくとも2つの図柄列
が停止した状態で大当り図柄の組合せとなる可能性があ
るか否かが判別でき、最後の図柄列の停止時まで興味が
持続しないという欠点があった。本発明は、上記した事
情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、最
後の図柄列の変動まで興味を持続させることが可能な図
柄表示装置を備えた遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、図柄表示装置に表示される
図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組合せとなった
ときに大当り遊技状態を生起せしめる遊技機において、
前記図柄表示装置は、変動表示後複数個の図柄を順次確
定する変動表示部と、予め定められた図柄がマトリック
ス状に固定表示され且つ変動表示部で図柄が確定される
毎に同一の固定図柄を他の確定されない固定図柄と識別
し得るように表示する固定表示部と、を有し、前記固定
表示部の確定された固定図柄の組合せが所定の当りライ
ン上に並んだときに前記大当り遊技状態とすることを特
徴とするものである。また、前記固定表示部の確定され
た固定図柄の組合せが所定の当りライン上に並んだと
き、又は前記変動表示部に表示される確定図柄の組合せ
が前記大当り図柄の組合せと一致したときに前記大当り
遊技状態としてもよい。
【0005】
【作用】固定表示部に表示される固定図柄のうち、変動
表示部における図柄の変動が順次停止確定される毎に対
応する図柄が他の確定されない固定図柄と識別し得るよ
うに表示され、固定表示部の確定された固定図柄の組合
せが所定の当りライン上に並んだときに大当り遊技状態
となる。つまり、変動表示部で順次変動が停止したとき
において、その停止時の変動表示部での図柄の組合せが
大当り遊技状態の発生と何ら関係がないときであって
も、固定表示部での確定図柄の組合せが所定の当りライ
ン上に並んで大当り遊技状態を生起せしめる場合がある
ので、遊技者は、変動表示に対する興味を最後まで持続
することができる。また、固定表示部の確定図柄の組合
せの判定に加えて変動表示部の確定図柄の組合せ判定を
行うようにした場合には、変動停止時の図柄の組合せが
従来と同じように大当り図柄の組合せと一致したときに
大当り遊技状態となり、仮に停止時の図柄の組合せがバ
ラバラで大当り図柄の組合せとなっていない場合であっ
ても、固定表示部での確定図柄の組合せが所定の当りラ
イン上に並んで大当り遊技状態が生起せしめられる場合
があるので、遊技者は、変動表示に対する興味を最後ま
で持続することができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例につい
て説明する。まず、図1を参照して実施例に係る図柄表
示装置20が適用される遊技機の一例としてのパチンコ
機の遊技盤1の構成について説明する。図1は、遊技盤
1の正面図である。図において、遊技盤1の前面には、
ほぼ円状に設けられる誘導レール2によって区画された
遊技領域3が形成されている。遊技領域3のほぼ中央に
は、図柄表示装置20が配置されている。
【0007】この図柄表示装置20は、複数の図柄を変
動表示する変動表示部24と固定された図柄をマトリッ
クス状に表示する固定表示部25とを表示する液晶表示
器23と、後述する始動入賞口4、6a,6bに入賞し
た入賞玉数を記憶した旨を報知する複数(4つ)の始動
記憶LED27と、がそれぞれ前面に臨むようになって
いる。なお、始動記憶LED27は、液晶表示器23の
変動表示部24の変動表示中又は大当り遊技状態中のと
きに打球が始動入賞口4、6a,6bに入賞したときに
記憶保留され、その保留された数だけ始動記憶LED2
7が点灯し、変動表示部24の変動開始毎に1つずつ消
灯するようになっている。ただし、その記憶数は、最高
4個までとされ、それ以上の始動入賞は、無効とされ
る。また、図柄表示装置20については、後に詳述す
る。
【0008】上記した図柄表示装置20の下方に変動入
賞装置8が配置されている。変動入賞装置8は、前後に
開閉する開閉板9(アタッカーとも言われる)を有して
おり、その開閉板9がアタッカーソレノイド10によっ
て開閉駆動されるようになっている。また、変動入賞装
置8には、開閉板9が開放した状態で受け入れた入賞玉
を検出するカウント用の入賞玉数検出スイッチ12と開
閉板9内の中央に形成されるV入賞口に入賞した入賞玉
を検出するV入賞玉検出スイッチ11とが設けられてい
る。上記のように構成される変動入賞装置8は、後述す
る大当り遊技状態となったときに開閉板9が一定時間
(例えば、30秒)経過するまで、あるいは所定個数
(例えば、10個)の入賞玉が発生するまでアタッカー
ソレノイド10を駆動して開放し、そのような開放状態
(これを開放サイクルという)をV入賞口に入賞玉が入
賞することを条件として所定回数(例えば、16回;こ
れを継続回数という)繰り返すようになっている。しか
して、入賞玉数検出スイッチ12は、開閉板9の1回の
開放中に受け入れられる入賞玉数を計数するために使用
され、V入賞玉検出スイッチ11は、開閉板9が繰り返
して開放される条件を検出するために使用されるもので
ある。
【0009】また、遊技領域3には、図柄表示装置20
と変動入賞装置8との間に始動入賞口4が設けられてい
る。この始動入賞口4は、図柄表示装置20の変動表示
を許容するものであり、このため、始動入賞口4は、打
球の入賞を検出する始動入賞玉検出スイッチ5を内蔵し
ている。また、始動入賞口4と同様な機能を有する始動
入賞口6a,6bが前記変動入賞装置8の左右両側に設
けられている。この始動入賞口6a,6bも打球の入賞
を検出する始動入賞玉検出スイッチ7a,7bを内蔵し
ている。
【0010】更に、遊技領域3には、図柄表示装置20
の上下左右側方に動作ランプ14a〜14dを内蔵する
入賞口13a〜13dが配置されている。この動作ラン
プ14a〜14dは、各種の遊技状態に応じて点灯した
り点滅したりするものである。また、遊技領域3の左右
両側には動作ランプの一種であり大当り遊技状態となっ
たときに点滅してその旨を遊技者に報知する大当りラン
プ15a,15bも配置されている。また、遊技領域3
の最下方には、上記した入賞口等に入賞しない打球が回
収されるアウト口16も設けられている。更に、遊技領
域3には、落下する打球の方向や速度を変化せしめる多
数の障害釘や複数の風車(共に符号なし)も設けられて
いる。
【0011】次に、前記した図柄表示装置20の構成に
ついて図2及び図3を参照して説明する。図2は、図柄
表示装置20の正面図であり、図3は、図柄表示装置2
0の液晶表示器23に変動表示される図柄を停止する順
に表した図である。図2に示すように、図柄表示装置2
0は、遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板21を
有し、該取付基板21には、ほぼ長方形状の表示窓22
が開設され、該表示窓22に液晶表示器23が臨むよう
になっている。そして、液晶表示器23には、横方向に
4つに分割された表示列24a〜24dからなる変動表
示部24と、縦横3列ずつ合計9個の固定図柄がマトリ
ックス状に表示されている固定表示部25とが表示され
ている。変動表示部24の各表示列24a〜24dに
は、「1」〜「9」までの数字(図柄)が独立して変動
表示され、その変動表示の開始は、同時であるが、停止
は、左から右に所定の時間差をもって順次停止されるよ
うになっている。一方、固定表示部25の9個の区画に
は、「1」〜「9」までの数字(図柄)がランダムに描
かれており、この図柄の表示位置は、電源投入時から変
化せず、固定表示されている。そして、変動表示部24
の各表示列24a〜24dの停止時に表示される図柄が
確定する毎に、固定表示部25のその確定図柄と同一の
固定図柄を他の確定されない固定図柄と識別し得るよう
に表示する。本実施例においては、各固定図柄の背景色
が点灯(変化)することにより確定されたか否かを遊技
者に報知している。
【0012】しかして、すべての表示列24a〜24d
の変動停止時に固定表示部25に表示される確定固定図
柄の組合せが水平方向の3本の当りラインa〜cと、垂
直方向の3本の当りラインd〜fと、対角線の2本の当
りラインg、hの合計8本の当りライン上のいずれかに
並ぶと大当り遊技状態となる。
【0013】また、左から3つの表示列24a〜24c
が停止した時点でいずれかの当りライン上の背景色が変
化しているときには、リーチ状態となる。このリーチ状
態においては、図3(A)に示すようにリーチとなった
当りラインの図柄の背景色が他の図柄の背景色と異なる
ようになっている。同様に、図3(B)に示すように、
大当りとなった場合においても、当りラインの図柄の背
景色が他の図柄の背景色と異なるようになっている。こ
の場合、図柄そのものの形態を変化させることにより、
あるいは当りラインを具体的に表示することにより、リ
ーチライン及び大当りラインを報知するようにしても良
い。
【0014】なお、図柄表示装置20の取付基板21に
は、その上方に装飾用の飾りLED26が設けられ、そ
の下方に前述した機能を有する始動記憶LED27が設
けられている。始動記憶LED27は、液晶表示器23
で表示しても良い。また、大当り遊技状態時において、
変動入賞装置8の開閉板9の開放回数(継続回数とも言
う)や1回の開放中における入賞個数は、液晶表示器2
3に表示されるようになっている。
【0015】以上説明した図柄表示装置20、及び変動
入賞装置8の開閉板9等の動作を制御する遊技制御回路
の構成について図4を参照して説明する。図4は、遊技
制御回路の電気的な構成を示したブロックダイヤグラム
である。遊技制御回路には、マイクロコンピュータ30
が使用されている。そのマイクロコンピュータ30に
は、外部ROM31、外部RAM32が接続されてい
る。そして、外部ROM31には、図柄データが設定さ
れている。
【0016】外部RAM32には、大当り外れカウンタ
33と、大当りパターンカウンタ34と、リーチパター
ンカウンタ35と、外れパターンカウンタ36と、各カ
ウンタ33〜36の中から抽出された値を記憶する各確
定メモリ37と、が形成されている。大当り外れカウン
タ33に対応するそれぞれの確定メモリ37は、始動入
賞口4、6a,6bの保留玉数+1だけのメモリを持っ
ており、各保留玉に対する当り外れ決定用の数値は、始
動入賞時に決定され、その数値が対応するそれぞれ確定
メモリ37に記憶される。また、大当りパターンカウン
タ34は、いずれの当りライン上にどの大当り図柄が配
置されるかのすべての大当りパターンに対応して設けら
れるカウンタである。同様にリーチパターンカウンタ3
5もすべての種類のリーチパターン(図示しない)に対
応するカウンタであり、外れパターンカウンタ36もす
べての種類の外れパターン(図示しない)に対応するカ
ウンタである。そして、各パターンカウンタ34〜36
の数値は、始動入賞に対応する変動開始時に決定される
ようになっている。
【0017】一方、始動入賞口4、6a,6bにおける
入賞玉を検出する始動入賞玉検出スイッチ5、7a,7
b、V入賞口を通過した入賞玉を検出するV入賞玉検出
スイッチ11、及び開閉板9における入賞玉を検出する
入賞玉数検出スイッチ12は、波形整形回路38を介し
てマイクロコンピュータ30に接続されている。また、
クロック発生回路40は、分周器39を介して外部割込
み信号をマイクロコンピュータ30のINT端子に出力
している。そして、その外部割込み信号に同期してマイ
クロコンピュータ30は、図示しないメインプログラム
を実行する。また、マイクロコンピュータ30のRST
1端子には、タイミング信号発生回路41の出力するタ
イミング信号が入力されており、そのタイミング信号に
同期して図示しない数値発生プログラムが起動される。
また、電源回路43のON動作によってリセット信号発
生回路42から出力されるリセット信号がマイクロコン
ピュータ30のRST2端子に入力されており、そのリ
セット信号により、図示しない初期プログラムが起動さ
れる。
【0018】マイクロコンピュータ30の各出力ポート
には、LED駆動回路44、LCD駆動回路45、ドラ
イバ46が接続されている。LED駆動回路44には、
始動記憶LED27が接続され、LCD駆動回路45に
は、液晶表示器23(LCDと表示)が接続されてい
る。また、ドライバ46は、マイクロコンピュータ30
からの信号に応じてアタッカーソレノイド10、及び動
作ランプ14a〜14d、15a,15bを駆動制御す
る。なお、マイクロコンピュータ30とLCD駆動回路
45との間にLCD専用のマイクロコンピュータを設
け、このマイクロコンピュータでLCD23を制御して
も良い。
【0019】次に、上記した遊技制御回路によって制御
される動作のうち、図5を参照して始動入賞における動
作について説明すると、ステップ10で打玉がいずれか
の始動入賞口4、6a,6bに入賞して対応する始動入
賞玉検出スイッチ5、7a,7bをONさせて始動入賞
信号を導出させたか否かが判断され、始動入賞信号がな
ければ、そのサブルーチンを終了し、一方、始動入賞信
号があれば、ステップ20で始動入賞カウンタCの値が
4より小さいか否かが判断される。始動入賞カウンタC
の値が4より大きいときは、既に4個の始動入賞が記憶
されているので、以下の処理をすることなくサブルーチ
ンを終了し、また、始動入賞カウンタCの値が4より小
さいときは、ステップ30で始動入賞カウンタCの値を
更新し、次いでステップ40で大当り外れカウンタ33
の現在の値を対応する確定メモリM(c)に記憶する。
なお、大当り外れカウンタ33は、例えば、0〜234
までの数値が刻々と変化しており、始動入賞時に抽出さ
れた値が、例えば「0」であるときに当りと判定され、
「1〜20」であるときにリーチであると判定され(た
だし、最終的に外れ)、それ以外の値であるときに外れ
と判定される。なお、遊技における予め定めた条件(例
えば、奇数回目の大当り遊技状態が終了したという条
件)が成立したときに、大当りの出現確率が高確率とな
るように設定する場合には、大当り外れカウンタ33の
上限値を小さくなるように変更すれば良い。
【0020】次に、図6及び図7を参照して液晶表示器
23の変動表示動作について説明する。図6及び図7
は、液晶表示器23の変動表示動作を示すフロー図であ
る。まず、大当り遊技状態時には、液晶表示器23は、
通常大当りとなった図柄や、継続回数、入賞個数を表示
するので、ステップ100で大当りフラグがセットされ
ていると判断された場合には、以下の処理が実行される
ことはない。
【0021】一方、大当りフラグがセットされていない
と判断された場合には、液晶表示器23の表示状態をス
テップ110〜ステップ140で判断する。具体的に
は、ステップ110で固定表示部24のすべての表示列
24a〜24dが変動中である状態(状態フラグF=
1)であるか否かが判断され、ステップ120で左表示
列24aだけが変動停止した状態(状態フラグF=2)
であるか否かが判断され、ステップ130で左中表示列
24bが変動停止した状態(状態フラグF=3)である
か否かが判断され、ステップ140で右中表示列24c
が変動停止した状態(状態フラグF=4)であるか否か
が判断され、ステップ150でいずれかの当りライン上
で表示される図柄の組合せがリーチ状態(状態フラグF
=5)であるか否かが判断される。
【0022】上記したいずれの状態でもないとき(変動
中でないとき)には、状態フラグF=0であり、このと
きには、ステップ160で始動入賞口4、6a,6bへ
の打球の入賞を記憶する始動入賞カウンタCの値が1以
上であるか否かが判断され、始動入賞カウンタCに記憶
値がないときには、変動表示サブルーチンの以下の処理
が実行されることがなく終了する。
【0023】始動入賞カウンタCの値が1以上のときに
は、ステップ170でタイマt1,t2,t3,t4が
セットされ、ステップ180ですべての表示列24a〜
24dの変動が開始され、状態フラグFの値に「1」が
セットされ、更に始動入賞カウンタCの値が1づつ減算
される。次いでステップ190で大当り外れ確定メモリ
M(c)の値が下位のメモリに更新され、その更新され
た確定メモリのうちのM(0)の値が大当りであるか否
かがステップ200で判断される。M(0)の値が大当
りであると判断されたときには、ステップ210でその
時点での大当りパターンカウンタ34から1つの値が抽
出されて対応する確定メモリに記憶され、一方、大当り
でないと判断されたときには、ステップ220でM
(0)の値がリーチであるか否かが判断され、リーチで
あるときには、ステップ230でリーチパターンカウン
タ35から1つの値が抽出されて対応する確定メモリに
記憶され、リーチでないときには、ステップ240で外
れパターンカウンタ36から1つの値が抽出されて対応
する確定メモリに記憶される。
【0024】ところで、前記したタイマt1,t2,t
3,t4は、左表示列24a、左中表示列24b、右中
表示列24c、右表示列24dの変動時間を規制するも
のであり、 t1<t2<t3<t4;t2−t1≒t3−t2≒t
4−t3 の関係にある。そして、ステップ250でタイマt1の
タイムアップが判断されるが、タイムアップしてないと
きには、タイムアップするまでステップ250→変動表
示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜ステ
ップ110→ステップ250→・・・を繰り返す。
【0025】しかして、タイマt1がタイムアップした
と判断されたときには、ステップ260で左表示列24
aの変動表示が選択されたパターンに沿って停止される
と共に状態フラグFの値に「2」がセットされ、ステッ
プ270で固定表示部25の対応する図柄の背景色を変
更する。以下同様にステップ280でタイマt2がタイ
ムアップしたか否かが判断され、タイムアップしたと判
断された場合には、ステップ290で左中表示列24b
の変動表示が選択されたパターンに沿って停止されると
共に状態フラグFの値に「3」がセットされ、ステップ
300で固定表示部25の対応する図柄の背景色を変更
し、ステップ310でタイマt3がタイムアップしたか
否かが判断され、タイムアップしたと判断された場合に
は、ステップ320で右中表示列24cの変動表示が選
択されたパターンに沿って停止されると共に状態フラグ
Fの値に「4」がセットされ、ステップ330で固定表
示部25の対応する図柄の背景色を変更する。そして、
右端を除く表示列24a〜24cの変動表示が停止した
ときには、ステップ340でM(0)の値が大当り又は
リーチであるか否か、即ちリーチ表示となっているか否
かが判断される。
【0026】リーチ表示でない場合には、ステップ35
0でタイマt4がタイムアップしたか否かが判断され、
タイマt4がタイムアップするまでステップ350→変
動表示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜
ステップ140→ステップ350→・・・を繰り返し、
タイムアップしたときには、ステップ390に進む。
【0027】一方、リーチ表示であると判断された場合
には、ステップ360で状態フラグFの値が「5」であ
るか否かが判断され、「5」でなければステップ370
でタイマt5を新たにセットすると共に状態フラグFの
値に「5」をセットする。ここで、タイマt5は、リー
チ状態のときに最後に変動停止する右表示列24dの変
動時間を延長するものである。しかして、ステップ38
0でタイマt5がタイムアップしたか否かが判断され、
タイマt5がタイムアップするまでステップ380→変
動表示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜
ステップ150→ステップ380→・・・を繰り返し、
タイマt5がタイムアップしたときには、ステップ39
0に進む。
【0028】リーチ表示でないときのタイマt4がタイ
ムアップしたとき、リーチ表示であるときのタイマt5
がタイムアップしたときには、ステップ390で右表示
列24dの変動表示が選択されたパターンに沿って停止
され、ステップ400で固定表示部25の対応する図柄
の背景色を変更する。その後、ステップ410で固定表
示部25の点灯図柄(背景色変更図柄)がいずれかの当
りラインa〜h上にあるか否かが判断され、当りライン
上にないと判断されたときには、ステップ420で状態
フラグをリセットし、一方、当りライン上にあると判断
された場合には、ステップ430で状態フラグをリセッ
トし、且つ大当りフラグをセットし、その後に変動表示
サブルーチンを終了する。また、ステップ430におい
て、大当りフラグがセットされると、図示しないサブル
ーチンにしたがって変動入賞装置8の開閉板9が一定時
間が経過するまで又は所定個数の入賞玉が発生するまで
の開放態様を所定回数実行する。なお、開閉板9の所定
回数の開放態様が終了すると、大当りフラグがリセット
される。
【0029】以上、実施例に係る図柄表示装置20を備
えたパチンコ遊技機の構成及び作用について説明した
が、本実施例によれば、固定表示部25に表示される固
定図柄のうち、変動表示部24における表示列24a〜
24dの変動が順次停止確定される毎に対応する図柄が
他の確定されない固定図柄と識別し得るように背景色が
変化され、固定表示部25の確定された固定図柄の組合
せが所定の当りライン上に並んだときに大当り遊技状態
となる。つまり、変動表示部24の表示列24a〜24
dで順次変動が停止したときにおいて、その停止時の変
動表示部24での図柄の組合せが大当り遊技状態の発生
と何ら関係がないときであっても、固定表示部25での
確定図柄の組合せがいずれかの当りラインa〜h上に並
んで大当り遊技状態を生起せしめる場合があるので、遊
技者は、変動表示に対する興味を最後まで持続すること
ができる。
【0030】上記した実施例(第1実施例)では、固定
表示部25の当りライン上でだけ大当りとなるか否かに
ついて判別していたが、固定表示部25の当りラインで
の判別に加えて変動表示部24における図柄の組合せに
ついても大当りか否かを判別するようにしても良い。例
えば、図8の実施例(第2実施例)に示すように、3列
の表示列24a〜24cを有する変動表示部24の最初
と次に停止する表示列24a,24bの確定図柄が同じ
場合には、5つの当りラインを有する固定表示部25に
おけるすべての当りラインa〜eにおいて、大当りが成
立する可能性がなくなるので、この場合には、変動表示
部24にも当りラインfを設定し、この当りラインfに
同一数字が揃った場合に大当り遊技状態とする。このよ
うにすることにより、変動表示部24で順次確定される
図柄がバラバラであっても固定表示部25で当りライン
が成立する期待感があり、また、変動表示部24で順次
確定される図柄が従来と同じように大当り図柄の組合せ
となる可能性がある場合には、例え固定表示部25で背
景色変更される図柄が当りライン上に揃っていなくても
大当りとなる期待感がある。いずれにしても遊技者は、
変動表示に対する興味を最後まで持続することができ
る。
【0031】なお、上記した実施例では、変動表示部2
4の各表示列に表示される図柄を1つのものを示した
が、固定表示部25と同じように複数個の図柄が表示さ
れるものでも良い。また、1つの表示列を複数回変動し
てその変動停止毎に固定表示部の対応する図柄の背景色
を変更するようにしても良い。また、固定表示部25に
表示される固定図柄の配置が変化しないものとして説明
したが、変動表示部24の変動が開始される直前までに
固定図柄の配置を決定すれば良いので、変動表示毎、所
定時間が経過する毎、所定回数の変動が終了する毎、遊
技者の希望する毎、等に固定表示部25の固定図柄の配
置を変更しても良い。逆に固定表示部25の図柄を完全
に固定した状態で表示したもの(例えば、シールに図柄
を描いて表付した表示器又は表示物)でも良い。また、
上記した実施例では、変動表示部24と固定表示部25
とを1つの液晶表示器23で表示したものを示したが、
異なる表示器(セグメントLED,LCD,CRT,ド
ットマトリックスLED等)で別々に表示しても良い。
また、変動表示部24で確定される図柄が固定表示部2
5に表示されていない、即ち、変動表示部24で表示さ
れ得る図柄種類の数と固定表示部25に表示されている
図柄種類の数とがミスマッチする状態で変動表示部24
を変動制御するようにしても良い。また、当りラインも
必ずしも直線的なものだけに限らず、折れ線的な当りラ
インや斜め平行状の当りラインでも良い。また、パチン
コ機における遊技内容も、いわゆるデジタル式ゲームだ
けでなく、ヒコーキ式ゲームや権利発生式ゲームであっ
ても良い。更に、遊技機としてパチンコ機以外にも、ス
ロットマシン、TVゲーム等に上記した変更例を含めて
適用しても良い。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、変動表示部で順次変動が停止し
たときにおいて、その停止時の変動表示部での図柄の組
合せが大当り遊技状態の発生と何ら関係がないときであ
っても、固定表示部での確定図柄の組合せが所定の当り
ライン上に並んで大当り遊技状態を生起せしめる場合が
あるので、遊技者は、変動表示に対する興味を最後まで
持続することができる。また、固定表示部の確定図柄の
組合せの判定に加えて変動表示部の確定図柄の組合せ判
定を行うようにした場合には、変動停止時の図柄の組合
せが従来と同じように大当り図柄の組合せと一致したと
きに大当り遊技状態となり、仮に停止時の図柄の組合せ
がバラバラで大当り図柄の組合せとなっていない場合で
あっても、固定表示部での確定図柄の組合せが所定の当
りライン上に並んで大当り遊技状態が生起せしめられる
場合があるので、遊技者は、変動表示に対する興味を最
後まで持続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る図柄表示装置を適用したパチンコ
機の遊技盤の正面図である。
【図2】図柄表示装置の正面図である。
【図3】変動表示部と固定表示部との関係を示す液晶表
示器の正面図である。
【図4】遊技動作を制御する遊技制御回路のブロック図
である。
【図5】始動入賞時における動作を示すフロー図であ
る。
【図6】変動表示動作の前半部分を示すフロー図であ
る。
【図7】変動表示動作の後半部分を示すフロー図であ
る。
【図8】他の変動表示部と固定表示部との関係を示す液
晶表示器の正面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 4 始動入賞口 6a,6b 始動入賞口 8 変動入賞装置 9 開閉板 20 図柄表示装置 23 液晶表示器 24 変動表示部 24a〜24d 表示列 25 固定表示部 30 マイクロコンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄表示装置に表示される図柄の組合せ
    が予め定めた大当り図柄の組合せとなったときに大当り
    遊技状態を生起せしめる遊技機において、 前記図柄表示装置は、変動表示後複数個の図柄を順次確
    定する変動表示部と、予め定められた図柄がマトリック
    ス状に固定表示され且つ変動表示部で図柄が確定される
    毎に同一の固定図柄を他の確定されない固定図柄と識別
    し得るように表示する固定表示部と、を有し、 前記固定表示部の確定された固定図柄の組合せが所定の
    当りライン上に並んだときに前記大当り遊技状態とする
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 図柄表示装置に表示される図柄の組合せ
    が予め定めた大当り図柄の組合せとなったときに大当り
    遊技状態を生起せしめる遊技機において、 前記図柄表示装置は、変動表示後複数個の図柄を順次確
    定する変動表示部と、予め定められた図柄がマトリック
    ス状に固定表示され且つ変動表示部で図柄が確定される
    毎に同一の固定図柄を他の確定されない固定図柄と識別
    し得るように表示する固定表示部と、を有し、 前記固定表示部の確定された固定図柄の組合せが所定の
    当りライン上に並んだとき、又は前記変動表示部に表示
    される確定図柄の組合せが前記大当り図柄の組合せと一
    致したときに前記大当り遊技状態とすることを特徴とす
    る遊技機。
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