JPH0721362Y2 - タイヤのエヤー充填時の安全カバー - Google Patents

タイヤのエヤー充填時の安全カバー

Info

Publication number
JPH0721362Y2
JPH0721362Y2 JP8474491U JP8474491U JPH0721362Y2 JP H0721362 Y2 JPH0721362 Y2 JP H0721362Y2 JP 8474491 U JP8474491 U JP 8474491U JP 8474491 U JP8474491 U JP 8474491U JP H0721362 Y2 JPH0721362 Y2 JP H0721362Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
safety cover
support base
tip
bottom plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8474491U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0526510U (ja
Inventor
義雄 三村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onodani Machine Co Ltd
Original Assignee
Onodani Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onodani Machine Co Ltd filed Critical Onodani Machine Co Ltd
Priority to JP8474491U priority Critical patent/JPH0721362Y2/ja
Publication of JPH0526510U publication Critical patent/JPH0526510U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0721362Y2 publication Critical patent/JPH0721362Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はタイヤにエヤーを充填す
る場合の安全カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】タイヤにエヤーを充填する作業はガソリ
ンスタンドや車の整備工場等でなされており、エヤーバ
ルブから所定の空気圧に達するまでエヤーを充填する訳
で、その作業自体が面倒な訳ではない。しかし、作業ミ
スにより所定の空気圧以上にエヤーを充填する場合があ
り、エヤー圧に耐えることのできなくなったタイヤは破
裂し、作業者に危険を及ぼすことがある。又必要以上に
エヤーを充填しない場合でも、タイヤが破裂することは
起こり得る。例えば近年多用しているスチールタイヤの
場合、エヤー圧を低くして長時間走行するならば、内部
に埋着しているスチールが破断してしまい、通常のエヤ
ー圧にも絶えることができずしてタイヤの破裂を招くこ
とになる。
【0003】しかし、最も危険な場合はチューブ使用の
大型タイヤであって、該大型タイヤはホイールリムへの
装着、及び離脱が容易でないことから、分割型リムを構
成している。勿論、分割型リムにも色々な型式は存在す
るが、基本的にはリムベースと、エンドフランジそれに
ロックリングからなり、リムベースにはロックリングを
介してエンドフランジが取着される。上記ロックリング
はリムベース側端に形成した溝に嵌着されてエンドフラ
ンジを離脱しないように固定する訳であるが、十分に嵌
着されていない場合には、エンドフランジが突然外れる
といった事態を招く。車に装着されているタイヤである
ならば、ロックリングは溝になじんで嵌着してしまって
いるが、タイヤを交換したばかりのロックリングは完全
に嵌着していないこともあり、エヤー圧がある程度高く
なったところで、ロックリングが突如として離脱する。
そして、この時の衝撃力は非常に高く、ロックリング及
びエンドフランジの離脱エネルギーは、天井は勿論のこ
と屋根までも突き破ることができるもので、作業者に当
るならば死亡してしまう。
【0004】そこで、同出願人は平成2年12月28日
付で「タイヤのエヤー充填時の安全カバー」を出願して
いる(実願平2−406148号)。該安全カバーは格
子板で形成した枠体であって、側面はタイヤ出入れ用の
間口をもったものであり、安全機能上は何ら問題を残し
ていない。しかし、前記の通り、このような安全カバー
を必要とするタイヤは主に大型タイヤであり、そのため
該タイヤの出入れが面倒となる。入れる場合には比較的
転がし易いが、出す場合に苦労を強いられる。
【0005】
【本考案が解決しようとする課題】このように、前記出
願の「タイヤのエヤー充填時の安全カバー」には上記の
ごとき不便を感じる。本考案が解決しようとする課題は
これら問題点であって、エヤーの充填作業時に、仮にタ
イヤがパンクしても、又ロックリングが外れて該ロック
リング及びエンドフランジが離脱しても大事故を招くこ
とのない安全カバーであることは勿論のこと、大型のタ
イヤであってもその出入れが容易に行うことのできる安
全カバーを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の安全カバーの基
本構造は前記出願と同じであり、タイヤを納めることの
できる大きさの収納空間を有し、縦桟と横桟を格子状に
組合わせた格子板を正面と背面に持ち、側面はタイヤの
出入れ口として開口している。ここで、格子板とは広義
に解し、上記縦桟と横桟にて構成する場合に限定しな
い。又底面は底板を有し、該底板上にはタイヤを支持す
るための支持台を備え、しかも支持台は所定の間隔をお
いて回動自在に2本のローラを軸支している。上記支持
台は両ローラより開口側に設けた支軸を介して底板上に
取着され、該支軸を中心として傾斜可能である。又底板
には傾斜したシュータを取着し、該シュータは上記支持
台と近接している。更に安全カバーの外側(正面又は背
面側)には前記支持台を傾斜させるためのアームを備え
ていて、該アームの入口開口側にはペダルを設け、反対
側先端には受けを形成し、該受けは上記支持台の先端に
係合して支持台先端を持ち上げ得る。アームは底板から
起立する支えに軸支され、揺動可能な状態となってい
る。
【0007】
【作用】本考案の安全カバーは上記のごとく構成された
ものであって、該安全カバーにタイヤを入れる場合に
は、側面の入口開口にタイヤを向わせ、傾斜したシュー
タに沿って転がり、支持台上に載せられる。支持台には
2本のローラが軸支されているため、タイヤは該ローラ
によって支えられ、回転することができる。そして、安
全カバー内に収納されたタイヤはエヤーバルブにホース
を連結して所定圧までエヤーが充填され、その際ロック
リングが外れたとしても、正面又は背面の格子板にて受
け止められる。エヤー充填の完了したタイヤを安全カバ
ーから取出す場合には、ペダルを踏んでアームを揺動
し、支持台を傾斜させる。傾斜した支持台からはタイヤ
がひとりでに転がり出る。以下、本考案に係る実施例を
図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】
【実施例】図1、図2は本考案の安全カバーを示す実施
例であり、内部にタイヤ1を入れた状態を示す。同図に
おいて2は縦桟、3は横桟を示し、これら縦・横桟2、
3は互いに交差して組み合わされ、格子状を成す格子板
4を形成している。上記縦桟2は中空パイプが使用され
て逆U型に曲げ成形され、これら複数本の縦桟2、2…
が底板5に溶接されて垂直に起立し、正面と背面にて上
記格子板4、4を形成するために複数本の横桟3、3…
が上記縦桟2、2…に溶接されている。ここで、横桟3
は角型長尺材が用いられているが、その断面形状は限定
しないし、縦桟2の断面形状も任意である。
【0009】よって、正面及び背面に形成する両格子板
4、4は、底板5と上記縦桟2と連続した部材で形成す
る上桟6によって連結され、これら両格子板4、4の中
間には同じ格子板にて形成した中板7が配置・固定され
ている。該中板7は底板5と上桟6に複数本の縦桟2、
2…を溶接し、これら縦桟2、2…の両側に横桟3、3
…を溶接している。したがって、上記中板7を設けるこ
とにより、2ケ所に収納空間8、8を有す安全カバーと
なる。そして、この安全カバーの格子板4は縦桟2と横
桟3によって形成されるが、時には網を貼着することも
ある。
【0010】このように、安全カバーの正面及び背面は
格子板4、4にて形成されているが、右側面には開口9
を有し、該開口9が出入口となってタイヤ1の出入れが
なされる。ただし、左側面は横桟3、3…が溶接されて
閉鎖している。タイヤ1は上記開口9から収納空間8へ
入れられた状態でエヤーが充填される訳であるが、本考
案の安全カバーは上記収納空間8へのタイヤ出入れ作業
の省力化を図っている。
【0011】底板5には台10を固定し、該台10には
支持台11を傾斜可能な状態で軸支しており、2本のロ
ーラ12、12は上記支持台11に所定の間隔をおいて
回転自在に軸支されている。そして、支持台11の支軸
13は開口側端に設けられていて、支持台11の先端を
持ち上げるならば、ある角度に傾斜することができる。
又台10の開口側にはシュータ14が取着され、転がさ
れるタイヤ1が収納空間8へ入り易いように傾斜してい
る。図1において一点鎖線で示している支持台11は先
端を持ち上げた状態を示しているが、常時水平状態を保
ち、収納空間8へ入ったタイヤ1は支持台11に軸支さ
れている両ローラ12、12に載せられる。したがっ
て、該タイヤ1は自由に回転することができ、タイヤバ
ルブの位置決めがなされる。
【0012】更に、安全カバーの正面及び背面側には底
板5から起立した支え15にアーム16を軸支し、該ア
ーム16は揺動可能とされ、その開口側端にはペタル1
7を設け、先端には受けを形成している。この受けは上
記支持台11先端に係合し、該支持台11先端を受けて
持ち上げることができるよう構成し、上記ペダル17を
踏むことによってアーム先端が上昇し、上昇とともに支
持台11先端を持ち上げ、図1の一点鎖線で示すように
支持台11は傾斜する。したがって、タイヤ1へのエヤ
ー充填が完了したならば、ペダル17を踏んで支持台1
1を傾斜させ、ローラ12、12に載っているタイヤ1
を開口側へ転がし出すことができる。
【0013】図3は本考案の安全カバーを用いてエヤー
の充填作業をしなければならないホイール形態例を示し
たものであり、該ホイールのリムはリムベース18とエ
ンドフランジ19及びロックリング20にて構成されて
いる。エンドフランジ19はロックリング20を取外す
ことで分離可能であるため、エンドフランジ19の無い
状態でチューブ及びタイヤを装着した後で上記エンドフ
ランジ19を取着する。タイヤのビード部はリムベース
側のフランジ21とエンドフランジ19に当接してその
エヤー圧を支える訳で、上記ロックリング20はリムベ
ース18の側端に形成した溝22に嵌着して固定され、
エンドフランジ19がリムベース18から離脱しないよ
うにしている。
【0014】しかし、上記ロックリング20が溝22に
完全嵌着していなければ、エヤー圧が高くなったところ
で突然外れ、エンドフランジ19とともに飛ばされる。
本考案の格子板4、4は高速で飛散しようとするエンド
フランジ19及びロックリング20を受け止める。以上
述べたように、本考案の安全カバーは正面及び背面を縦
・横桟にて形成した格子板を持ち、側面にはタイヤを出
入れする開口を形成し、更に底板にはシュータと傾斜可
能な支持台を設け、該支持台先端に係合して支持台を傾
斜させるアームを取着したもので、次のような効果を得
ることができる。
【0015】
【考案の効果】本考案の安全カバーはタイヤを収納する
ことのできる収納空間を有し、正面と背面を格子板にて
構成したもので、上記収納空間にタイヤを入れてエヤー
の充填作業を行う場合、仮にエンドフランジやロックリ
ングが離脱することがあっても、上記格子板によって受
け止めることができる。したがって、この安全カバーを
使用することで、大事故を未然に防止することが可能と
なる。又格子板に網を貼着するならば、タイヤパンク時
の空圧を網が遮断し、作業者への作用を抑制する。
【0016】又本考案の安全カバーにはアームの揺動に
よって傾斜可能な支持台を取着していて、タイヤは該支
持台のローラにて支えられるため、収納空間内でのタイ
ヤの回転は自由になされてバルブの位置決めが容易とな
り、又エヤー充填されたタイヤの取出し作業も簡単に行
われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るタイヤのエヤー充填時の安全カバ
ーを示す正面図。
【図2】本考案に係るタイヤのエヤー充填時の安全カバ
ーを示す側面図。
【図3】分割型ホイールのリム部。
【符号の説明】
1 タイヤ 2 縦桟 3 横桟 4 格子板 5 底板 6 上桟 7 中板 8 収納空間 9 開口 10 台 11 支持台 12 ローラ 13 支軸 14 シュータ 15 支え 16 アーム 17 ペダル 18 リムベース 19 エンドフランジ 20 ロックリング 21 フランジ 22 溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔をおいて正面と背面に格子板
    を起立し、底には底板を、又上端は上桟等で連結して上
    記格子板間にはタイヤを立てた状態で収納する収納空間
    を有し、側面はタイヤの出入口として開口し、そして、
    上記底板には開口側に傾斜したシュータを取着し、該シ
    ュータの先端部に支軸を設けて傾斜可能な支持台を設
    け、この支持台にはある距離をおいて2本のローラを回
    転自在に軸支し、更に該底板には揺動可能なアームを軸
    支してその先端に設けた受けを上記支持台先端と係合可
    能としたことを特徴とするタイヤのエヤー充填時の安全
    カバー。
  2. 【請求項2】 上記格子板の間に中板を配置した請求項
    1記載のタイヤのエヤー充填時の安全カバー。
JP8474491U 1991-09-21 1991-09-21 タイヤのエヤー充填時の安全カバー Expired - Lifetime JPH0721362Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8474491U JPH0721362Y2 (ja) 1991-09-21 1991-09-21 タイヤのエヤー充填時の安全カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8474491U JPH0721362Y2 (ja) 1991-09-21 1991-09-21 タイヤのエヤー充填時の安全カバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0526510U JPH0526510U (ja) 1993-04-06
JPH0721362Y2 true JPH0721362Y2 (ja) 1995-05-17

Family

ID=13839204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8474491U Expired - Lifetime JPH0721362Y2 (ja) 1991-09-21 1991-09-21 タイヤのエヤー充填時の安全カバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0721362Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000013910A1 (fr) * 1998-09-04 2000-03-16 Somar Corporation Feuille d'enregistrement phosphorescente, et panneau

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000013910A1 (fr) * 1998-09-04 2000-03-16 Somar Corporation Feuille d'enregistrement phosphorescente, et panneau

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0526510U (ja) 1993-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0721362Y2 (ja) タイヤのエヤー充填時の安全カバー
US5257446A (en) Method to rotate tire and wheel assemblies
US8333228B1 (en) Tire changer with attached inflation cage
CN219158501U (zh) 一种建筑施工临边防护结构
JPH0721363Y2 (ja) タイヤのエヤー充填時の安全カバー
US4059140A (en) Tire changing machine
CN214570278U (zh) 一种塔式起重机
JP3122066B2 (ja) タイヤジャッキ
US3912099A (en) Spare tire carrier means
JP3009131B2 (ja) 鉄骨柱建て起し用走行台車
CN2313962Y (zh) 一种压桩机
CN221069893U (zh) 一种生产线上可翻倒的工位装置
JPH0464388B2 (ja)
RU2188919C2 (ru) Многоэтажная монорельсовая механизированная автостоянка-гараж
CN210795154U (zh) 一种pc膜生产用气涨轴安装结构
CN219336515U (zh) 一种型钢焊接辅助装置
JP3225198U (ja) シート掛け補助装置
CN216516783U (zh) 一种建筑工程施工用支撑装置
CN211869339U (zh) 一种可自动复位的汽车爆胎自救辅助装置
CN212865680U (zh) 一种市政桥梁
JP3066394B2 (ja) 駐輪装置
CN209720149U (zh) 一种仓库布包装车辅助回转装置
JPS602158Y2 (ja) ドラム缶の横転、起立用器具
JPH0247148Y2 (ja)
US20030085546A1 (en) Pivoting platform for motorcycles

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term