JPH07213487A - 眼科装置 - Google Patents

眼科装置

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JPH07213487A
JPH07213487A JP6013873A JP1387394A JPH07213487A JP H07213487 A JPH07213487 A JP H07213487A JP 6013873 A JP6013873 A JP 6013873A JP 1387394 A JP1387394 A JP 1387394A JP H07213487 A JPH07213487 A JP H07213487A
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Hiroyuki Okada
裕行 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、被検眼の視線を測定光軸に確実に
合致させ正確な検眼を実行できる眼科装置を提供する。 【構成】 本発明は、被検眼の視線の固視を行う固視標
光学系を有する眼科装置において、前記固視標光学系に
臨ませる中心部に目標物を有する静止画による固視標を
備えたものである。この構成により、被検眼の視線を中
心部の目標物に固定し、測定光軸に確実に合致させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼科装置に関し、より
詳しくは、レフラクトメータ等のように被検眼を固視状
態とする固視標光学系を有する眼科装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の眼科装置においては、固
視標光学系の表示部にスターバースト像や風景画からな
る固視標を表示して被検眼に提示し、この被検眼を固視
状態として遠用視力等の各種の検眼を行うことが通常で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
眼科装置における上述した固視標を使用する場合には、
この固視標が平面的で立体感や視線の誘導作用を伴なわ
ないため、被検眼の視線が定まらなかったり、調節力が
働らいてしまったりして、被検眼の遠用視力等の測定を
正確に行うことができないという問題があった。
【0004】そこで、本発明は、被検眼の視線を測定光
軸に確実に合致させることができ、正確な検眼を実行で
きる眼科装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被検眼の視線の固視を行う固視標光学系を有する眼科装
置において、前記固視標光学系に臨ませる中心部に目標
物を有する静止画又は動画による固視標を備えたもので
ある。
【0006】請求項2記載の発明は、前記目標物を、家
屋,自動車,電車,飛行機,船,人物像から選ぶもので
ある。
【0007】請求項3記載の発明は、前記固視標を、中
心部に目標物を配置するとともに、この目標物の周辺部
に被検眼の視線を目標物に誘導する誘導視標を設けた構
成としたものである。
【0008】請求項4記載の発明は、被検眼の視線の固
視を行う固視標光学系を有する眼科装置において、前記
固視標光学系に臨ませる中心部に目標物を有し外周部が
ぼけた静止画又は動画による固視標を備えたものであ
る。
【0009】請求項5記載の発明は、前記固視標を、中
心部の目標物から遠い位置から目標物に近ずくにつれぼ
けた状態から明瞭な状態に変化するように形成したもの
である。
【0010】請求項6記載の発明は、前記誘導視標を、
中心部の目標物から遠い位置から目標物に近ずくにつれ
幅が狭小となる形状の柵,並木,道路,ライトボックス
を備えた滑走路,波の航跡,空の各静止画から選ばれる
ものである。
【0011】請求項7記載の発明は、前記誘導視標を、
中心部の目標物に至る上り勾配の地面と、この地面に沿
って配置した手前が広く目標物に至るに従い狭くなる間
隔の柵とからなる静止画又は動画により形成したもので
ある。
【0012】請求項8記載の発明は、前記誘導視標を、
中心部の目標物から遠い位置から目標物に近ずくにつれ
色合いが濃い状態から薄い状態に変わるようにしたもの
である。
【0013】請求項9記載の発明は、前記中心部の目標
物を赤色、誘導視標の目標物に対する下半分はグリーン
系の色、誘導視標の目標物に対する上半分はブルー系の
色に配色したものである。
【0014】請求項10記載の発明は、被検眼の視線の
固視を行う固視標光学系を有する眼科装置において、前
記固視標光学系に臨ませる中心部の目標物が複数段階の
大きさに変化する複数の静止画からなる固視標を備えた
ものである。
【0015】請求項11記載の発明は、前記複数の静止
画又は動画からなる固視標は、被検眼の調節力を働かせ
る接近状態を示す大きい形状の電車の画、被検眼の調節
力を零とする中くらいの形状の遠ざかる電車の画、被検
眼を雲霧させる電車が消え入ったトンネルの僅少の形状
の画から構成したものである。
【0016】請求項12記載の発明は、被検眼のラフ測
定時と本測定時とで固視標を異ならせるものである。
【0017】
【作用】以下に、本発明の作用を説明する。
【0018】請求項1記載の眼科装置によれば、固視標
光学系に臨ませる中心部に目標物を有する静止画又は動
画による固視標を備えたので、検眼に際して被検眼に前
記中心部の目標物を視認させることでこの被検眼の視線
を固定し測定光軸に合致させることが容易となり、これ
により、被検眼の正確な検眼を行うことができる。
【0019】請求項2記載の眼科装置によれば、前記目
標物を、家屋,自動車,電車,飛行機,船,人物像から
選ぶようにしたので、被検眼にこれら家屋、自動車,電
車,飛行機,船,人物像のいずれかの静止画を視認させ
ることでこの被検眼の視線を固定し測定光軸に合致させ
ることが容易となり、これにより、被検眼の正確な検眼
を行うことができる。
【0020】請求項3記載の眼科装置によれば、前記固
視標を、中心部に目標物を配置するとともに、この目標
物の周辺部に被検眼の視線を目標物に誘導する誘導視標
を設けた構成としたので、誘導視標により被検眼の視線
を中心部の目標物に誘導して固定し測定光軸に合致させ
ることが容易となり、これにより、被検眼の正確な検眼
を行うことができる。
【0021】請求項4記載の眼科装置によれば、固視標
光学系に臨ませる中心部に目標物を有し外周部がぼけた
静止画又は動画による固視標を備えたので、検眼に際し
て被検眼に外周部を経て中心部の目標物を視認させるこ
とでこの被検眼の視線を固定し測定光軸に合致させるこ
とが容易となり、これにより、被検眼の正確な検眼を行
うことができる。
【0022】請求項5記載の眼科装置によれば、前記誘
導視標を、中心部の目標物から遠い位置から目標物に近
ずくにつれぼけた状態から明瞭な状態に変化するように
形成したので被検眼の視線を自然に中心部の目標物に誘
導して固定し測定光軸に合致させることが容易となり、
これにより、被検眼の正確な検眼を行うことができる。
【0023】請求項6記載の眼科装置によれば、前記誘
導視標を、中心部の目標物から遠い位置から目標物に近
ずくにつれ幅が狭小となる形状の柵,並木,道路,ライ
トボックスを備えた滑走路,波の航跡,空の各静止画か
ら選ぶものとしたので、被検眼に立体感を与えつつその
視線を自然に中心部の目標物に誘導して固定し測定光軸
に合致させることが容易となり、これにより、被検眼の
正確な検眼を行うことができる。
【0024】請求項7記載の眼科装置によれば、前記誘
導視標を、中心部の目標物に至る上り勾配の地面と、こ
の地面に沿って配置した手前が広く目標物に至るに従い
狭くなる間隔の柵とからなる静止画により形成したの
で、被検眼に立体感を与え、かつ、極めて自然な状態で
その視線を自然に中心部の目標物に誘導して固定し測定
光軸に合致させることが容易となり、これにより、被検
眼の正確な検眼を行うことができる。
【0025】請求項8記載の眼科装置によれば、前記誘
導視標を、中心部の目標物から遠い位置から目標物に近
ずくにつれ色合いが濃い状態から薄い状態に変わるよう
にしたので、誘導視標の色合いの変化により被検眼の視
線を自然に中心部の目標物に誘導して固定し測定光軸に
合致させることが容易となり、これにより、被検眼の正
確な検眼を行うことができる。
【0026】請求項9記載の眼科装置によれば、前記中
心部の目標物を赤色、誘導視標の目標物に対する下半分
はグリーン系の色、誘導視標の目標物に対する上半分は
ブルー系の色に配色したので、被検眼の視線を誘導視標
のグリーン系の色、ブルー系の色の境界に位置する中心
部の赤色の目標物に確実に誘導して固定し測定光軸に合
致させることが容易となり、これにより、被検眼の正確
な検眼を行うことができる。
【0027】請求項10記載の眼科装置によれば、前記
固視標光学系に臨ませる中心部の目標物が複数段階の大
きさに変化する複数の静止画又は動画からなるので、変
化をもって被検眼の視線を目標物に確実に固定し測定光
軸に合致させることが容易となり、これにより、被検眼
の正確な検眼を行うことができる。
【0028】請求項11記載の眼科装置によれば、固視
標は、被検眼の調節力を働かせる接近状態を示す大きい
形状の電車の画、被検眼の調節力を零とする中くらいの
形状の遠ざかる電車の画、被検眼を雲霧させる電車が消
え入ったトンネルの僅少の形状の画から構成したので、
これらの切り替えにより被検眼に一端調節力を働かせた
後調節力を零とし、さらに雲霧させる作用を自然に行わ
せつつ被検眼の視線を目標物に確実に固定し測定光軸に
合致させることが容易となり、これにより、被検眼の正
確な検眼を行うことができる。
【0029】請求項12記載の眼科装置によれば、被検
眼のラフ測定時と本測定時とで固視標を異ならせるもの
であるから、被検眼の大略の視力把握、正確な視力把握
を容易に実行可能となる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0031】図1は、レフラクトメータとして機能する
眼科装置の光学系の配置を示したものであり、同図にお
いて、6は被検眼Eの眼底Erにリング状像を形成する
ための投影光学系、2は眼底Erの像を二次元画像セン
サとしてのCCD(イメージセンサ)3に形成するため
の結像光学系、4は被検眼Eを遠方視状態で固視させる
ための結像光学系、5は被検眼Eの前眼部Eaを観察す
る観察光学系である。
【0032】投影光学系6は、孔あきミラー6,赤外光
LED光源7,リレーレンズ8,円錐形プリズム9,リ
ング状開口絞り10,リレーレンズ11,対物レンズ2
1からなり、結像光学系2は対物レンズ21,孔あきミ
ラー6,リレーレンズ13,CCD3からなり、固視標
光学系4は対物レンズ21,赤外透過可視反射ミラー1
4,リレーレンズ15,回転駆動される固視標板16,
光源17からなっている。
【0033】前眼部用の観察光学系5は、対物レンズ2
1,ハーフミラー20,リレーレンズ22,撮像部1
8,モニターテレビ19からなり、リング状開口絞り1
0と眼底Er、CCD3と眼底Er、赤外光LED光源
7と孔あきミラー6と被検眼瞳Epは共役関係になって
いる。
【0034】測定中、前眼部Eaの像は、常時、モニタ
ーテレビ19の画面に映されており、検者は、適宜前眼
部Eaが所定の位置にあるか否かを監視することができ
るようになっている。
【0035】図2は眼科装置1の信号処理系を示したブ
ロック構成図であり、同図において、40は、全体の制
御を行うCPUであり、このCPU20により、CCD
3からの信号をディジタル信号に変換するA/D変換部
41、球面度,乱視度,乱視軸角度等の演算を行う演算
部42、メモリ43、操作部44、前記光源17、前記
撮像部18、モニターテレビ19等の制御を行うように
なっている。
【0036】次に、前記固視標板16に多数円形配置に
設けられ固視標光学系4の光路に臨ませる固視標50に
ついて詳述する。
【0037】図3に示す固視標50は、円形でその中心
部に目標物としての赤色に着色した家屋51を付し、ま
た、家屋51の手前に被検眼Eの視線を家屋51に誘導
する誘導視標としての中心部の家屋51に至る上り勾配
の地面52と、この地面52に沿って配置した手前が広
く目標物に至るに従い狭くなる間隔の白色に着色した柵
53とを付した静止画により形成している。また、地面
52が形成する地平線より上の領域には空54を付して
いる。
【0038】前記地面52、空54は、中心部の家屋5
1から遠い位置から家屋51に近ずくにつれ色合いが濃
い状態から薄い状態に変わる(線の間隔の変化で示す)
ようにしている。地面52の色としてはグリーン系の
色、例えばエメラルドグリーン、空54の色としてはブ
ルー系の色、例えばスカイブルーを採用している。
【0039】このような固視標50を前記固視標光学系
4の光軸に提示し、被検眼Eの視認に供して中心部の赤
色の家屋51を視認させることで、この被検眼Eの視線
を家屋51に固定し測定光軸に合致させることが容易と
なり、これにより、被検眼Eの正確な検眼を行うことが
できる。
【0040】また、誘導視標として中心部の家屋51に
至る上り勾配の地面52と、この地面52に沿って配置
した手前が広く家屋51に至るに従い狭くなる間隔の杭
を用いた柵53とを付し、しかも、地面52の色をグリ
ーン系、空54の色をブルー系の色とし、その色合いを
家屋51に地かずくに従い濃い状態から薄い状態に変え
ているので、被検眼Eに立体感を与え、かつ、極めて自
然な状態でその視線を中心部の家屋51に固定させ、こ
れにより、被検眼Eの視線を測定光軸に合致させること
が容易となり、この被検眼Eの正確な検眼を行うことが
できる。
【0041】また、前記柵53を、中心部の家屋51か
ら遠い位置から家屋51に近ずくにつれぼけた状態から
明瞭な状態に変化するように形成しておくことにより、
より効果的に視線を中心部の家屋51に誘導し固定させ
ることができる。
【0042】上述した固視標50の他、目標物及び誘導
視標の形状としては、図4に示す自動車61及び道路6
2を付した固視標50A、図5に示す飛行機63及びラ
イトボックス65付の滑走路64を付した固視標50
B、図6に示す船66及びさざ波付きの航跡を有するマ
リン系の着色をした海67を付した固視標50C、図7
に示す電車70及び線路71を付した固視標50D、図
8に示す家屋81及び両側に低木からなる並木83を有
する道路82からなる固視標50E等を用いることがで
きる。
【0043】これら固視標50A乃至50Eの場合も、
各目標物及び各誘導視標の着色、色合いの変化、ライト
ボックス65や並木83の間隔の変化を前記固視標50
の場合と同様にできることはいうまでもなく、これら固
視標50A乃至50Eによっても被検眼Eに立体感を与
えつつその視線を自然に中心部の目標物に誘導して固定
し測定光軸に合致させることが容易となり、これによ
り、被検眼Eの正確な検眼を行うことができる。
【0044】次に、図6に示す電車70及び線路71を
付した固視標50Dに関連して、前記固視標光学系4に
臨ませる中心部の目標物が複数段階の大きさに変化する
複数の静止画からなる固視標群100について説明す
る。
【0045】この固視標群100は、図9に示すよう
に、中心部の電車70が複数段階の大きさに変化する3
枚の固視標101A,101B,101Cからなる。
【0046】固視標101Aは、中心部に被検眼Eの調
節力を働かせる接近状態(ヘッドランプを白丸で示す)
を示す大きい形状の電車70aを付し、その手前に枕木
の間隔が電車70aに近ずくにしたがい狭くなる誘導視
標としての線路105を付している。
【0047】固視標101Bは、中心部に被検眼Eの調
節力を零とする中くらいの形状の遠ざかる状態(テール
ランプを黒丸で示す)を示す中くらいの形状の電車70
bを付し、その手前に枕木の間隔が電車70bに近ずく
にしたがい狭くなる誘導視標としての線路105を付し
ている。
【0048】固視標101Cは、中心部に被検眼Eを雲
霧させる電車70bが消え入った暗いトンネル106
(黒色に塗り潰して示す)の僅少の形状を付し、さら
に、トンネル106に至る枕木の間隔が狭くなる誘導視
標としての線路105を付している。
【0049】このような3枚の固視標101A,101
B,101Cを適切なタイミングで切り替えつつ固視標
光学系4に光路に臨ませることで、動画的変化をもって
被検眼Eの視線を目標物に確実に固定し測定光軸に合致
させ、さらに雲霧させる作用を自然に行わせることが容
易となり、眼科装置1により被検眼Eのラフ測定と本測
定とを実行する場合に適用可能で、被検眼Eの大略の遠
用視力の把握や、被検眼Eの正確な遠用視力の把握を確
実に行うことができる。
【0050】上述した固視標群100の代りに、図10
に示すように、人物像が3段跳びをしている状態の3枚
の固視標111A,111B,111Cからなる固視標
群110を用いることもできる。
【0051】固視標111Aの中心部にはホップ状態の
やや大きい形状の人物像M1 を、固視標111Bの中心
部にはステップ状態の中くらいの形状の人物像M2 を、
固視標111Cの中心部にはジャンプ状態の小さい形状
の人物像M3 を各々付している。
【0052】このような3枚の固視標111A,111
B,111Cを適切なタイミングで切り替えつつ固視標
光学系4に光路に臨ませることによっても、動画的変化
をもって被検眼Eの視線を目標物に確実に固定し測定光
軸に合致させ、さらに雲霧させる作用を自然に行わせる
ことが容易となり、固視標群100の場合と同様な作用
を発揮させることができる。
【0053】さらに、図11に示すように、例えば、前
記固視標101Bの電車70bよりも大きい形状の電車
70b1 を中央に付した固視標101B1 と、前記固視
標101Bとを用意し、これらを適宜入れ替えること
で、前記固視標101Bの場合には視認が困難な強度の
近視の被検者に対しても対応できる。
【0054】本発明は、上述した他、その要旨の範囲内
で種々の変形が可能である。
【0055】例えば、前記固視標をコンピュータグラフ
ィックで表示する表示手段を固視標光学系4の光路に臨
ませ、上述したような各種の固視標を被検眼Eに提示す
ることで、固視標の切り替え時の切れ目がなくなり、固
視標の切り替えに伴う違和感を無くししつつ被検眼Eの
正確な検眼を行うことができる。
【0056】また、前記固視標群100を用いる場合
に、3枚の固視標101A,101B,101Cのう
ち、固視標101Aを暗く、固視標101Bを明るく表
示するように制御することで、より確実に動画的変化を
もって被検眼Eの視線を目標物に確実に固定し測定光軸
に合致させることができる。
【0057】また、固視標としては動画を用いることも
できる。
【0058】また、本発明は、眼底カメラ,眼圧力計,
ケラトメータ,角膜形状測定装置等各種の眼科装置に適
用可能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば以下の効果
を奏する。
【0060】請求項1記載の発明によれば、検眼に際し
て被検眼に前記中心部の目標物を視認させることでこの
被検眼の視線を固定し測定光軸に合致させることが容易
となり、これにより、被検眼の正確な検眼を行うことが
できる眼科装置を提供することができる。
【0061】請求項2記載の発明によれば、被検眼にこ
れら家屋,自動車,電車,飛行機,船,人物像のいずれ
かの静止画を視認させることでこの被検眼の視線を固定
し測定光軸に合致させることが容易となり、これによ
り、被検眼の正確な検眼を行うことができる眼科装置を
提供することができる。
【0062】請求項3記載の発明によれば、誘導視標に
より被検眼の視線を中心部の目標物に誘導して固定し測
定光軸に合致させることが容易となり、これにより、被
検眼の正確な検眼を行うことができる眼科装置を提供す
ることができる。
【0063】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様被検眼の正確な検眼を行うことができる
眼科装置を提供することができる。
【0064】請求項5記載の発明によれば、被検眼の視
線を自然に中心部の目標物に誘導して固定し測定光軸に
合致させることが容易となり、これにより、被検眼の正
確な検眼を行うことができる眼科装置を提供することが
できる。
【0065】請求項6記載の発明によれば、被検眼に立
体感を与えつつその視線を自然に中心部の目標物に誘導
して固定し測定光軸に合致させることが容易となり、こ
れにより、被検眼の正確な検眼を行うことができる眼科
装置を提供することができる。
【0066】請求項7記載の発明によれば、被検眼に立
体感を与え、かつ、極めて自然な状態でその視線を自然
に中心部の目標物に誘導して固定し測定光軸に合致させ
ることが容易となり、これにより、被検眼の正確な検眼
を行うことができる眼科装置を提供することができる。
【0067】請求項8記載の発明によれば、誘導視標の
色合いの変化により被検眼の視線を自然に中心部の目標
物に誘導して固定し測定光軸に合致させることが容易と
なり、これにより、被検眼の正確な検眼を行うことがで
きる眼科装置を提供することができる。
【0068】請求項9記載の発明によれば、被検眼の視
線を誘導視標のグリーン系の色、ブルー系の色の境界に
位置する中心部の赤色の目標物に確実に誘導して固定し
測定光軸に合致させることが容易となり、これにより、
被検眼の正確な検眼を行うことができる眼科装置を提供
することができる。
【0069】請求項10記載の発明によれば、変化をも
って被検眼の視線を目標物に確実に固定し測定光軸に合
致させることが容易となり、これにより、被検眼の正確
な検眼を行うことができる眼科装置を提供することがで
きる。
【0070】請求項11記載の記載の発明によれば、各
画の切り替えにより被検眼に一端調節力を働かせた後調
節力を零とし、さらに雲霧させる作用を自然に行わせつ
つ被検眼の視線を目標物に確実に固定し測定光軸に合致
させることが容易となり、これにより、被検眼の正確な
検眼を行うことができる眼科装置を提供することができ
る。
【0071】請求項12記載の記載の発明によれば、各
種の被検眼に対応できる眼科装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例装置の光学配置図
【図2】本発明の実施例装置の信号処理系を示すブロッ
ク図
【図3】本発明の実施例装置に用いる固視標の平面図
【図4】本発明の実施例装置に用いる固視標の平面図
【図5】本発明の実施例装置に用いる固視標の平面図
【図6】本発明の実施例装置に用いる固視標の平面図
【図7】本発明の実施例装置に用いる固視標の平面図
【図8】本発明の実施例装置に用いる固視標の平面図
【図9】本発明の実施例装置に用いる固視標群の説明図
【図10】本発明の実施例装置に用いる固視標群の説明
【図11】本発明の実施例装置において固視標を入れ替
える場合を示す説明図
【符号の説明】
1 眼科装置 4 固視標光学系 16 固視標板 50 固視標 51 家屋 52 地面 53 柵 54 空 E 被検眼

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼の視線の固視を行う固視標光学系
    を有する眼科装置において、前記固視標光学系に臨ませ
    る中心部に目標物を有する静止画又は動画による固視標
    を備えたことを特徴とする眼科装置。
  2. 【請求項2】 前記目標物は、家屋,自動車,電車,飛
    行機,船,人物像から選ばれるものである請求項1記載
    の眼科装置。
  3. 【請求項3】 前記固視標は、中心部に目標物を配置す
    るとともに、この目標物の周辺部に被検眼の視線を目標
    物に誘導する誘導視標を設けたものである請求項1又は
    2記載の眼科装置。
  4. 【請求項4】 被検眼の視線の固視を行う固視標光学系
    を有する眼科装置において、前記固視標光学系に臨ませ
    る中心部に目標物を有し外周部がぼけた静止画又は動画
    による固視標を備えたことを特徴とする眼科装置。
  5. 【請求項5】 前記固視標は、中心部の目標物から遠い
    位置から目標物に近ずくにつれぼけた状態から明瞭な状
    態に変化するように形成したものである請求項3記載の
    眼科装置。
  6. 【請求項6】 前記誘導視標は、中心部の目標物から遠
    い位置から目標物に近ずくにつれ幅が狭小となる形状の
    柵,並木,道路,ライトボックスを備えた滑走路,波の
    航跡,空の各静止画又は動画から選ばれるものである請
    求項3又は4記載の眼科装置。
  7. 【請求項7】 前記誘導視標は、中心部の目標物に至る
    上り勾配の地面と、この地面に沿って配置した手前が広
    く目標物に至るに従い狭くなる間隔の柵とからなる静止
    画により形成したものである請求項3又は4記載の眼科
    装置。
  8. 【請求項8】 前記誘導視標は、中心部の目標物から遠
    い位置から目標物に近ずくにつれ色合いが濃い状態から
    薄い状態に変わるようにしたものである請求項3乃至7
    記載の眼科装置。
  9. 【請求項9】 前記中心部の目標物は赤色、誘導視標の
    目標物に対する下半分はグリーン系の色、誘導視標の目
    標物に対する上半分はブルー系の色に配色したものであ
    る請求項3乃至7記載の眼科装置。
  10. 【請求項10】 被検眼の視線の固視を行う固視標光学
    系を有する眼科装置において、前記固視標光学系に臨ま
    せる中心部の目標物が複数段階の大きさに変化する複数
    の静止画又は動画からなる固視標を備えたことを特徴と
    する眼科装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の静止画又は動画からなる固
    視標は、被検眼の調節力を働かせる接近状態を示す大き
    い形状の電車の画、被検眼の調節力を零とする中くらい
    の形状の遠ざかる電車の画、被検眼を雲霧させる電車が
    消え入ったトンネルの僅少の形状の画から構成されるも
    のである請求項9記載の眼科装置。
  12. 【請求項12】 被検眼のラフ測定時と本測定時とで固
    視標を異ならせるものである請求項1記載の眼科装置。
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