JPH07213288A - ヒト型結核菌検出用オリゴヌクレオチドおよびその用途 - Google Patents

ヒト型結核菌検出用オリゴヌクレオチドおよびその用途

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JPH07213288A
JPH07213288A JP6012724A JP1272494A JPH07213288A JP H07213288 A JPH07213288 A JP H07213288A JP 6012724 A JP6012724 A JP 6012724A JP 1272494 A JP1272494 A JP 1272494A JP H07213288 A JPH07213288 A JP H07213288A
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mycobacterium tuberculosis
nucleic acid
oligonucleotide
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JP6012724A
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Masaya Segawa
昌也 瀬川
Yutaka Takarada
裕 宝田
Hideji Shibata
秀司 柴田
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】直接的で簡便、迅速かつ確実な結核菌の検出方
法と、それに用いる新規なオリゴヌクレオチドを提供す
る。 【構成】配列表・配列番号1、配列番号2、配列番号3
及び配列番号4に記載の核酸配列の一部または全部、ま
たは、その相補配列の一部または全部を含有することを
特徴とするヒト型結核菌検出用オリゴヌクレオチドおよ
び該オリゴヌクレオチドを標識化した標識オリゴヌクレ
オチド、および該オリゴヌクレオチドまたは該標識オリ
ゴヌクレオチドを使用するヒト型結核菌検出の方法およ
びその検出試薬キット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は臨床診断上、ヒト型結核
菌(Mycobacterium tuberculosis)を迅速、確実かつ簡
便に検出するオリゴヌクレオチド、該オリゴヌクレオチ
ドを使用する検出法およびその検出用試薬キットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】抗酸菌属(Mycobacterium 属)は抗酸性
の性質を持つグラム陽性桿菌であり、結核菌やらい菌な
ど、重篤な病変を引き起こす病原菌が多い。一般に抗酸
菌は発育が遅く、培養にはかなりの時間を要する。この
中でもヒト型結核菌はヒトに結核を起こす病原体であ
り、その検査は臨床上極めて重要である。肺結核が圧倒
的に多いが、ほとんど全ての臓器に結核性病変を起こ
し、結核性胸膜炎、結核性髄膜炎、カリエス、腸結核、
腎結核、関節結核などを起こす。感染源は患者であり、
飛沫感染などによって経気道的に感染する。従来、結核
菌の検査は培養法によっていた。一般的には小川培地上
で分離培養し、培地上の性状(増殖速度・温度、コロニ
ーの形状や色素産生など)、ナイアシンテスト、硝酸還
元試験、耐熱カタラーゼ試験、ツイーン80水解試験な
どの結果から菌種を同定する。しかしヒト型結核菌は増
殖が遅く、分離培養だけで3〜4週間を要し、その後の
各種試験でさらに2〜3週間を要する。そのため、ヒト
型結核菌の検出・同定検査はその臨床上の重要性・緊急
性にもかかわらず1カ月以上を要し、機動的な診断や投
薬に大きな制約となっていた。最近、ヒト型結核菌が産
生するタンパク質を抗原抗体反応で検出する方法などが
開発されているが、未だ十分な菌種同定を行うまでに至
っておらず、しかも感度的に問題があるため分離培養が
必要なことは変わりない。
【0003】ヒト型結核菌の他にも、トリ型結核菌(My
cobacterium avium)、マイコバクテリウム・イントラセ
ルラーレ(Mycobacterium intracellulare)、マイコバ
クテリウム・カンサシイ(Mycobacterium kansasii)、
マイコバクテリウム・スクロフラセウム(Mycobacteriu
m scrofulaceum)、マイコバクテリウム・フォーチュイ
タム(Mycobacterium fortuitum)などの非定型抗酸菌が
ヒトに病原性を示すことが知られている。症状は結核に
比べて軽く、感染力も弱いが、抗結核剤に耐性であり有
効な薬剤はない。これらは結核菌と同様にヒトの肺、リ
ンパ節、皮膚などを冒し、特に肺感染症が多い。肺結核
との鑑別は臨床症状、病理組織学的所見からは極めて困
難であるため、菌の同定によってなされなければならな
い。ヒト結核菌と同様、小川培地上で分離培養し、培地
上の性状(増殖速度・温度、コロニーの形状や色素産生
など)、ナイアシンテスト、硝酸還元試験、耐熱カタラ
ーゼ試験、ツイーン80水解試験、光発光テストなどの
結果から菌種を同定する。これらも一般的に増殖が遅
く、菌種の同定までに1カ月以上要することが多い。
【0004】ヒト型結核菌と非定型抗酸菌の同定は、臨
床上極めて重要である。ヒト型結核菌は病状が重篤であ
るが、ストレプトマイシン、リファンピシン、エタンブ
トール、イソニコチン酸ヒドラジドなどの抗結核剤投与
が有効なため、早期に治療を開始する必要がある。一
方、非定型抗酸菌は一般にこれらの薬剤に対して耐性で
ある。菌種の同定はその後の治療方針を大きく左右する
のである。しかしながら前述したように、これらの菌は
増殖が遅く、菌種同定には数週間を要する。ヒト型結核
菌について迅速で確実な検出方法が望まれるのはこのた
めである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、直接
的で簡便、迅速かつ確実なヒト型結核菌の検出方法と、
それに用いる新規なオリゴヌクレオチドならびにその検
出用試薬を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ヒト型結
核菌(Mycobacterium tuberculosis)の様々な遺伝子配
列に関して種々の検討を重ねた結果、ヒト型結核菌の検
出に適当な核酸配列を得、それを用いた検出方法を確立
し、本発明を完成させるに至った。
【0007】すなわち本発明は、ヒト型結核菌(Mycoba
cterium tuberculosis)の35kDaタンパク質遺伝子
の核酸配列とハイブリダイズすることを特徴とするオリ
ゴヌクレオチドである。ヒト型結核菌の35kDaタン
パク質遺伝子は、Res.Microbiol.;141巻407 頁 1991
年)に記載される。
【0008】本発明のオリゴヌクレオチドは、望ましく
は、配列表・配列番号1、配列番号2、配列番号3また
は配列番号4に記載の核酸配列(但し、Aはアデニン、
Cはシトシン、Gはグアニン、Tはチミンを表す。ま
た、任意の位置のTはウラシル(U)と置換されていて
もよい。)の一部または全部、またはその相補配列の一
部または全部を含有する、ヒト型結核菌の35kDaタ
ンパク質遺伝子の核酸配列とハイブリダイズするオリゴ
ヌクレオチドである。
【0009】また本発明は上記オリゴヌクレオチドをプ
ローブまたはプライマーとして使用することを特徴とす
るヒト型結核菌(Mycobacterium tuberculosis)の検出
方法である。具体的には上記オリゴヌクレオチドを標識
化した標識核酸プローブを試料中のDNAまたはRNA
と交雑させ、交雑した結合体の標識を測定する方法や上
記オリゴヌレオチドである核酸プライマー、または該オ
リゴヌクレオチドを標識化した標識核酸プライマーを試
料中のDNAまたはRNAと交雑させ、プライマー伸長
させ、得られたプライマー伸長物を測定する方法などが
ある。
【0010】さらに本発明は上記オリゴヌクレオチドを
標識化した標識核酸プローブを含有することを特徴とす
るヒト型結核菌検出用標識核酸プローブである。
【0011】また本発明は上記オリゴヌクレオチドを含
有することを特徴とするヒト型結核菌検出用核酸核酸プ
ライマーである。
【0012】本発明は上記ヒト型結核菌検出用標識プロ
ーブを含むことを特徴とするヒト型結核菌(Mycobacter
ium tuberculosis)の検出用試薬キットである。
【0013】また本発明は上記ヒト型結核菌検出用核酸
プライマーを含むことを特徴とするヒト型結核菌(Myco
bacterium tuberculosis)の検出用試薬キットである。
【0014】本発明者らは、現在までに決定されたヒト
型結核菌(Mycobacterium tuberculosis)とその他の生
物の各種遺伝子について、各種間の各遺伝子配列の相同
性の理論的検証と実験的検証を重ねた結果、ヒト型結核
菌の35kDaタンパク質遺伝子の特定領域が結核菌群
(ヒト型結核菌と、ヒト型結核菌と遺伝学的に極めて近
縁であるウシ型結核菌)に特異的であり、ヒト型結核菌
の検出に有用であることを見いだした。これらの知見を
もとにヒト型結核菌の検出に使用可能なオリゴヌクレオ
チド(配列表・配列番号1、配列番号2、配列番号3ま
たは配列番号4に記載の核酸配列)と、それらを利用し
たヒト型結核菌検出用核酸プライマー・標識プローブを
開発した。
【0015】本発明における検出とは、この35kDa
タンパク質遺伝子の配列を検出することにより、喀痰、
血液などの各種臨床材料中のヒト型結核菌を検出するこ
とであるが、単離、培養された菌体の菌種を判定するこ
となども含まれることはいうまでもない。また、本発明
における試料には、上記の各種臨床材料や培養菌体の
他、これらより単離、精製された核酸なども含まれる。
また、増幅された核酸でもよい。
【0016】本発明における核酸プローブに使用するオ
リゴヌクレオチドは、配列表に記載の配列またはその相
補配列の全域を使用する必要はなく、使用する核酸ハイ
ブリダイゼーション条件に合わせて解離温度(Tm値)
などを計算し、適当な領域を適当な長さで使用すればよ
い。しかし、プローブに十分な特異性を持たせたいのな
らば、望ましくは10塩基以上、さらに望ましくは20
塩基以上の長さが必要となる。本発明における核酸プラ
イマーに使用するオリゴヌクレオチドも配列表の配列と
その相補配列から、適当な長さの配列を使用して作製す
ればよい。また使用する条件、目的などに応じて、オリ
ゴヌクレオチド中にある程度の置換を行ってもよい場合
があることは容易に予想できる。
【0017】本発明のオリゴヌクレオチドは化学合成に
より調製できるので、クローン化したオリゴヌクレオチ
ドまたはポリヌクレオチドに比べ、容易、大量且つ安価
に一定品質のオリゴヌクレオチドを得ることが可能であ
る。本発明のオリゴヌクレオチドはデオキシリボ核酸
(DNA)でもリボ核酸(RNA)でもよい。リボ核酸
の場合はチミジン残基(T)をウリジン残基(U)と読
み替えることは言うまでもない。また合成に際して任意
の位置のTをUに変えて合成を行ない、ウリジン残基を
含むDNAであってもよい。同様に任意の位置のUをT
に変えたチミジン残基を含むRNAであってもよい。ま
たオリゴヌクレオチド中に欠失、挿入あるいは置換とい
った点突然変異や、修飾ヌクレオチドがあってもよい。
【0018】標識物として放射性物質や酵素、蛍光物
質、発光物質など公知の標識をもちいることができる。
標識の仕方は末端標識でも、配列の途中に標識してもよ
い。また糖、リン酸基、塩基部分への標識であってもよ
い。例えば、リンカーアームを有するヌクレオチドを配
列のオリゴヌクレオチドの一員として置換することによ
り酵素標識化することができる(Nucleic Acids Res.;1
4 巻6115頁1986年)。その一例として5位にリンカーア
ームを有するウリジンを特開昭60-500717 号公報に開示
された合成法によりデオキシウリジンから化学合成し、
上記オリゴヌクレオチドに導入することもできる。
【0019】本発明のオリゴヌクレオチドを固相担体に
結合して、捕捉プローブとして用いることもできる。こ
の場合、捕捉プローブと標識プローブの組合せでサンド
イッチアッセイ(特開昭58-40099号公報参照)を行って
もよいし、標的核酸を標識して捕捉する方法(特開昭62
-265999 号公報参照)もある。またオリゴヌクレオチド
をビオチンで標識し、交雑後アビジン結合担体で捕捉す
る方法もある。
【0020】オリゴヌクレオチドをプライマーとして使
用する場合、DNAポリメラーゼ等による核酸増幅(例
えばPCR;特開昭60-281号公報参照)を行うことによ
り、ヒト型結核菌について35kDaタンパク質遺伝子
の特定の領域の配列を増幅することができる。PCRに
際しては、反応時に放射性標識ヌクレオチドを取り込ま
せる方法や、増幅産物を電気泳動により分画して特異な
バンドを検出することで容易に35kDaタンパク質遺
伝子の配列を検出することができる。また前述の標識オ
リゴヌクレオチドをプライマーとして用いれば増幅産物
を直接検出することも可能である。
【0021】本発明のヒト型結核菌(Mycobacterium tu
berculosis)の検出用試薬キットは本発明の標識核酸プ
ローブおよび/またはプライマーを含む。さらに他の成
分として核酸合成酵素(DNAポリメラーゼ、RNAポ
リメラーゼ、逆転写酵素など)、酵素に応じた基質(d
NTP、rNTPなど)を含む。また標識検出物質や緩
衝液なども含んでもよい。
【0022】
【実施例】以下に、本発明の実施例を例示することによ
って、本発明の効果をより一層明確なものとする。 実施例1 (1)ヒト型結核菌検出用PCRプライマーの合成 ABI社DNAシンセサイザー392型を用いて、ホス
ホアミダイト法にて、配列表・配列番号1に示される配
列を有するオリゴヌクレオチド(以下、プライマーFと
呼ぶ)及び配列表・配列番号2に示される配列を有する
オリゴヌクレオチド(以下、プライマーRと呼ぶ)を合
成した。手法はABI社マニュアルに従い、各種オリゴ
ヌクレオチドの脱保護はアンモニア水で55℃一夜実施
した。精製はファルマシア社製FPLCで陰イオン交換
カラムにて実施した。
【0023】(2)試料の調製 以下に示すDNAをPCRの試料として使用した。細菌
はいずれも臨床分離株であり、培養後、コロニーの形状
や従来の各種生化学的試験などによって菌種がすでに鑑
別されているものである。抗酸菌属細菌は、小川培地上
のコロニーを水に懸濁し、オートクレーブ処理(120
℃・2気圧、20分)した後、遠心分離した上清を適量
使用した。その他の細菌、生物試料についてはそれぞれ
のDNA抽出・精製の常法に従い調製したものを、PC
R反応液中、最終1ng/μl になるように使用した。 1.ヒト型結核菌(Mycobacterium tuberculosis) 2.ヒト型結核菌(Mycobacterium tuberculosis) 3.ヒト型結核菌(Mycobacterium tuberculosis) 4.ヒト型結核菌(Mycobacterium tuberculosis) 5.ヒト型結核菌(Mycobacterium tuberculosis) 6.ウシ型結核菌(Mycobacterium bovis) 7.トリ型結核菌(Mycobacterium avium) 8.マイコバクテリウム・イントラセルラーレ(Mycobact
erium intracellulare) 9.マイコバクテリウム・カンサシイ(Mycobacterium k
ansasii) 10.マイコバクテリウム・セロネイ(Mycobacterium ch
elonei) 11.マイコバクテリウム・マリナム(Mycobacterium ma
rinum) 12.マイコバクテリウム・フォーチュイタム(Mycobact
erium fortuitum) 13.マイコバクテリウム・スクロフラセウム(Mycobact
erium scrofulaceum) 14.スメグマ菌(Mycobacterium smegmatis) 15.枯草菌(Bacillus subtilis) 16.クロストリジウム・スティックランディ(Clostrid
ium sticklandii) 17.エンテロバクター・アエロゲネス(Enterobacter a
erogenes) 18.エンテロコッカス・フェーカリス(Enterococcus f
aecalis) 19.大腸菌(Escherichia coli) 20.肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae) 21.緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa) 22.黄色ブドウ球菌(Staphyrococcus aureus) 23.ストレプトコッカス・フェシウム(Streptococcus
faecium) 24.腸炎ビブリオ(Vibrio parahaemolyticus) 25.ヒト胎盤DNA 26.ウシ胸腺DNA 27.サケ精子DNA 28.ニシン精子DNA
【0024】(3)PCR 反応液組成はプライマーF・プライマーRを各1μM 、
10mM Tris-HCl(pH8.9)、1.5mM MgCl2 、80mM KCl、500
μg/ml BSA、 0.1% コール酸ナトリウム、0.1%TritonX-
100、それぞれ0.2mM のdATP、dCTP、dGTP、dTTPおよびT
th DNA ポリメラーゼ(東洋紡製)40単位/ml である。
反応条件は次の通りである。 熱変性: 94℃、0.5分 アニーリング:55℃、1分 重合反応: 75℃、0.5分 を30回行った。これらの操作はパーキン・エルマー/
シータス(Perkin-Elmer/Cetus)社のDNAサーマルサ
イクラーを用いて行った。
【0025】(4)検出 5μlの反応液を1.5%アガロースゲル電気泳動し、
エチジウムブロマイド染色した後、紫外線での蛍光を検
出した。泳動の電気的条件は、定電圧100V、時間は
30分行った。操作方法並びに他の条件はManiatisらの
Molecular Cloning (1982年)に記載の方法に従った。
反応液の他に分子量マーカーも同時に泳動し、相対泳動
度の比較により、検出されたDNA断片の長さを算出し
た。
【0026】(5)結果 アガロースゲル電気泳動し、エチジウムブロマイド染色
した後、紫外線で204塩基対の蛍光バンドが確認され
たものを陽性とする。この結果、ヒト型結核菌(Mycoba
cterium tuberculosis)の試料(1〜5)と分類学的に
ヒト型結核菌に極めて近縁であるウシ型結核菌(Mycoba
cterium bovis)の試料(6)で204塩基対の蛍光バン
ドが確認でき、陽性と判定できたのに対して、その他の
抗酸菌属細菌や他の属の細菌、生物の試料(7〜28)
はいずれにも該当する蛍光バンドがみられず、陰性と判
断できた。
【0027】以上のことから、本発明によるオリゴヌク
レオチドをプライマーとしてPCRに用いることによ
り、結核菌群細菌(ヒト型結核菌、ウシ型結核菌)を特
異的に検出することが出来ると判明し、臨床上、ヒト型
結核菌の迅速な検出が可能であることが示された。ま
た、PCRなどの核酸増幅による検出は高感度が期待で
きるため、細菌を単離する前の臨床材料などからの直接
検出が可能であり、従来の培養に要していた時間(数週
間)が不要になることが考えられる。この方法ならば、
従来、培養などで数週間かかっていたヒト型結核菌の検
出を、1日以内に終わらせることができる。
【0028】実施例2 (1)リンカーアームを有するヒト型結核菌検出用オリ
ゴヌクレオチドの合成 ABI社DNAシンセサイザー392型を用いて、ホス
ホアミダイト法にて、配列表・配列番号3に示される配
列を有するオリゴヌクレオチド(以下、プローブ1と呼
ぶ)及び配列表・配列番号4に示される配列を有するオ
リゴヌクレオチド(以下、プローブ2と呼ぶ)を合成し
た。この際、特表昭60-500717 号公報に開示された合成
法によりデオキシウリジンから化学合成により調製し
た、5位にリンカーアームを有するウリジンを、上記オ
リゴヌクレオチドに導入した。このウリジンはオリゴヌ
クレオチド内の任意のTを置換しうるが、今回はいずれ
も5’末端のTを置換した。合成されたリンカーオリゴ
ヌクレオチドはアンモニア水で50℃、一夜脱保護処理
を施した後、ファルマシア社製FPLCで陰イオン交換
カラムを用いて精製した。
【0029】(2)リンカーオリゴヌクレオチドの酵素
・アルカリ性ホスファターゼによる標識化 上記リンカーオリゴヌクレオチドと、そのリンカーアー
ムを介してのアルカリ性ホスファターゼとの結合を、文
献(Nucleic Acids Res.;14 巻6115頁1986年)に従って
行なった。リンカーオリゴヌクレオチド1.5 A260を 0.2
M NaHCO3 12.5 μl に溶解し、ここへ10mg/ml スベリン
酸ジスクシニミジル(DSS)25μl を加えて室温、2
分間反応させた。反応液を1mM CH3COONa(pH5.0)で平衡
化したSephadex G-25 (ファルマシア社)カラム(1cm
φx30cm)でゲル濾過して過剰のDSSを除去した。末端
のアミノ基が活性化されたリンカーオリゴヌクレオチド
を、更にモル比で2倍量のアルカリ性ホスファターゼ
(ベーリンガーマンハイム社、100mM NaHCO3、3M NaCl
に溶解したもの) と室温、16時間反応させることでア
ルカリ性ホスファターゼ標識核酸プローブを得た。得ら
れた標識プローブは、ファルマシア社製FPLCで陰イ
オン交換カラムを用いて精製した。標識プローブを含む
画分を集め、セントリコン30K(アミコン社)を用い
て限外濾過法により濃縮した。
【0030】(3)試料の調製 実施例1の(1)〜(3)の操作で得られたPCR反応
液(プライマーFとプライマーRによるPCR産物)を
使用した。
【0031】(4)ドットブロットハイブリダイゼーシ
ョン 実施例1の(1)〜(3)の操作で得られたPCR反応
液をそのままナイロン膜(Hybond N+ 、アマシャム社)
に滴下し、0.4N NaOH で核酸を変性、ナイロン膜に固定
した。この膜を中和後ハイブリダイゼーションバック(B
RL社)に移し、上記アルカリ性ホスファターゼ標識核酸
プローブ液(プローブ1またはプローブ2)をそれぞれ
含むハイブリダイゼーションバッファー(5xSSC 、0.5%
ウシ血清アルブミン、0.5%ポリビニールピロリドン、1%
ドデシル硫酸ナトリウム)を加えてポリシーラーでシー
ルし50℃15分間ハイブリダイゼーションを行なっ
た。それぞれの膜をポリバッグから取り出し、洗浄液1
(2xSSC 、1%ドデシル硫酸ナトリウム)で50℃、10
分間振とう洗浄した。更に洗浄液2(1xSSC 、0.5%Trit
onX-100)で室温、10分間振とう洗浄した。最後に洗
浄液3(1xSSC)で室温5分間振とう洗浄した。膜を新し
いハイブリダイゼーションバッグに移し、基質液(0.1M
Tris-HCl 、0.1M NaCl 、0.1M MgCl2、0.3mg/mlニトロ
ブルーテトラゾリウム、0.3mg/mlブロムクロロインドフ
ェリールホスフェート(pH7.5))を入れポリシーラーでシ
ールし37℃で1時間インキュベートした。
【0032】(4)結果 アルカリ性ホスファターゼにより生じる紫色色素のスポ
ットを目視により判定した。スポットの確認できたもの
を陽性とした。この結果、プローブ1、プローブ2とも
ヒト型結核菌(Mycobacterium tuberculosis)の試料
(1〜5)と、分類学的にヒト型結核菌に極めて近縁で
あるウシ型結核菌(Mycobacterium bovis)の試料(6)
でのみ紫色色素のスポットが確認でき、陽性と判定でき
たのに対して、その他の抗酸菌属細菌や他の属の細菌、
生物の試料(7〜28)はいずれにもスポットがみられ
ず、陰性と判断できた。
【0033】以上のことから、本発明によるオリゴヌク
レオチドを核酸プライマーと標識プローブに用いること
により、結核菌群細菌(ヒト型結核菌、ウシ型結核菌)
を特異的に検出することが出来ると判明し、臨床上、ヒ
ト型結核菌の迅速な検出が可能であることが示された。
この方法はプローブの特異性を加味するので、アガロー
スゲル電気泳動だけで判定する実施例1よりもさらに確
実で厳密な検出方法である。この方法ならば、従来、培
養などで数週間かかっていたヒト型結核菌の検出を、1
日以内に終わらせることができる。
【0034】実施例3 (1)リンカーアームを有するヒト型結核菌検出用オリ
ゴヌクレオチドの合成 実施例2の(1)と全く同様に、配列表・配列番号3に
示される配列を有するオリゴヌクレオチド(以下、プロ
ーブ1と呼ぶ)及び配列表・配列番号4に示される配列
を有するオリゴヌクレオチド(以下、プローブ2と呼
ぶ)を合成した。
【0035】(2)リンカーオリゴヌクレオチドの酵素
・アルカリ性ホスファターゼによる標識 上記(1)のプローブ1について、そのリンカーアーム
を介してのアルカリ性ホスファターゼとの結合を、実施
例2の(2)と全く同様に行った。
【0036】(3)リンカーオリゴヌクレオチドのマイ
クロタイタープレートへの結合 上記(1)のプローブ2について、50mMホウ酸バッファ
ー(pH10)および100mM MgCl2 を含む溶液に、0.05pmol
/ μl になるように添加し、マイクロタイタープレート
(マイクロライト2、ダイナテック社)に各100 μl ず
つ分注し、15時間程度室温に放置することでプローブ
2のリンカーオリゴヌクレオチドをマイクロタイタープ
レート内面に結合させた。その後、ブロッキングバッフ
ァー(0.1pmol dNTP,0.5% PVP,5xSSC)に置換して、非
特異反応を抑えるためのブロッキングを室温で2時間程
度行った。最後に洗浄液(1xSSC)で洗浄して乾燥させ
た。
【0037】(4)試料の調製 実施例1の(1)〜(3)の操作で得られたPCR反応
液(プライマーFとプライマーRによるPCR産物)を
使用した。
【0038】(5)マイクロタイタープレート中でのサ
ンドイッチハイブリダイゼーション 実施例1の(1)〜(3)の操作で得られたPCR反応
液を0.3N NaOH 中で変性させ、20μl をハイブリダイゼ
ーションバッファー1(200mMクエン酸リン酸バッファー
(pH6.0),2%スクラーフAG(日本精化株式会社),75
0mM NaCl,0.1%NaN3の溶液)100 μl に加えて、上記
(3)のプローブ2が結合したマイクロタイタープレー
トに投入した。蒸発を防ぐため流動パラフィンを重層
し、50℃で1時間振盪させた。これによって、サンプ
ルDNAが固定化されたプローブ2によって特異的にマ
イクロタイタープレートに捕捉された。次に、上記
(2)のアルカリ性ホスファターゼ標識したプローブ1
を2fmol/μlの濃度で含むハイブリダイゼーションバッ
ファー2(5xSSC (pH7.0), 0.1%スクラーフAG,0.5%
PVP,10mM MgCl2, 1mM ZnCl2, 0.1% NaN3 の溶液)100
μlと置換し、同様に蒸発を防ぐため流動パラフィンを
重層し、50℃で1時間振盪させる。これによって、捕
捉されたサンプルDNAにアルカリ性ホスファターゼ標
識したプローブ1が特異的に結合した。その後、洗浄液
1(2xSSC(pH7.0), 0.1%スクラーフAG) に置換し、5
0℃で10分保温、さらに洗浄液2(1xSSC) に置換し洗
浄した。洗浄液排出後、アルカリ性ホスファターゼの発
光基質である1,2-ジオキセタン化合物(Lumiphos 480,
Lumigen 社)100 μl を注入し、37℃で15分保温後
に暗室中でホトンカウンター(浜松ホトニクス社)で発
光量を測定した。
【0039】(6)結果 ヒト型結核菌(Mycobacterium tuberculosis)の試料
(1〜5)と、分類学的にヒト型結核菌に極めて近縁で
あるウシ型結核菌(Mycobacterium bovis)の試料(6)
では、4000〜15000 cps の発光量が測定され、明らかに
陽性と判断できた。それに対し、その他の抗酸菌属細菌
や他の属の細菌、生物の試料(7〜28)はいずれも10
00 cps未満の発光量しか測定されなかった。蒸留水を用
いたブランクは約800cpsであったから、これらの試料は
陰性と判断できた。
【0040】以上のことから、本発明によるオリゴヌク
レオチドを核酸プライマーと固定化及び標識プローブに
用いることにより、結核菌群細菌(ヒト型結核菌、ウシ
型結核菌)を特異的に検出することが出来ると判明し、
臨床上、ヒト型結核菌の迅速な検出が可能であることが
示された。この方法は、プローブの特異性を加味する実
施例2の特徴とともに、検出の自動化システムに対応し
たものであり、検査の迅速化、自動化及び省力化に有力
な手段を与えるものである。
【0041】
【発明の効果】本発明のオリゴヌクレオチドを使用する
ことにより、直接的で簡便、迅速かつ確実なヒト型結核
菌の検出が可能となった。本発明のオリゴヌクレオチド
の配列またはその相補配列の、一部または全部を有する
オリゴヌクレオチドはDNA増幅反応のプライマーとし
ても、直接検出用のプローブとしても、またはその組合
せとしても用いることが可能であり、従来、数週間もか
かった培養とその後の生化学的試験などに比べて、時間
を大幅に短縮することができ、簡便で、且つ再現性のあ
る確実な結果が得られる。しかも核酸増幅などにより、
喀痰や血液などの臨床材料から直接検出することが可能
となるので、その臨床的意義は大きい。
【0042】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..20 特徴を決定した方法:S 他の特徴:ヒト型結核菌(Mycobacterium tuberculosi
s)35kDaタンパク質遺伝子の配列と相補的な配列
を有する。 配列 CGTCAATTGG AGATGCGACT 20
【0043】配列番号:2 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..20 特徴を決定した方法:S 他の特徴:ヒト型結核菌(Mycobacterium tuberculosi
s)35kDaタンパク質遺伝子の配列と相補的な配列
を有する。 配列 ATGCAGCGTC TTGAGGTCTT 20
【0044】配列番号:3 配列の長さ:23 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..23 特徴を決定した方法:S 他の特徴:ヒト型結核菌(Mycobacterium tuberculosi
s)35kDaタンパク質遺伝子の配列と相補的な配列
を有する。 配列 TTGACCTGAA GCTTTTCGAT GTC 23
【0045】配列番号:4 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..21 特徴を決定した方法:S 他の特徴:ヒト型結核菌(Mycobacterium tuberculosi
s)35kDaタンパク質遺伝子の配列と相補的な配列
を有する。 配列 TTGTTGTATT CGGTGGCCTT G 21
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C12N 15/09 ZNA C12R 1:32) (C12Q 1/68 C12R 1:32) C12R 1:32)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒト型結核菌(Mycobacterium tubercul
    osis)の35kDaタンパク質遺伝子の核酸配列とハイ
    ブリダイズすることを特徴とするオリゴヌクレオチド。
  2. 【請求項2】 ヒト型結核菌(Mycobacterium tubercul
    osis)の35kDaタンパク質遺伝子の核酸配列とハイ
    ブリダイズするオリゴヌクレオチドが、配列表・配列番
    号1、配列番号2、配列番号3または配列番号4に記載
    の核酸配列(但し、Aはアデニン、Cはシトシン、Gは
    グアニン、Tはチミンを表す。また、任意の位置のTは
    ウラシル(U)と置換されていてもよい。)の一部また
    は全部、またはその相補配列の一部または全部を含有す
    ることを特徴とする請求項1記載のオリゴヌクレオチ
    ド。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載されるオリゴヌ
    クレオチドをプローブまたはプライマーとして使用する
    ことを特徴とするヒト型結核菌の検出方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載されるオリゴヌ
    クレオチドを標識化した標識核酸プローブを試料中のD
    NAまたはRNAと交雑させ、交雑した結合体の標識を
    測定することを特徴とする請求項3記載のヒト型結核菌
    の検出方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載されるオリゴヌ
    レオチドである核酸プライマー、または該オリゴヌクレ
    オチドを標識化した標識核酸プライマーを試料中のDN
    AまたはRNAと交雑させ、プライマー伸長させ、得ら
    れたプライマー伸長物を測定することを特徴とする請求
    項3記載のヒト型結核菌の検出方法。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載されるオリゴヌ
    クレオチドを標識化した標識核酸プローブを含有するこ
    とを特徴とするヒト型結核菌検出用標識核酸プローブ。
  7. 【請求項7】 請求項1または2に記載されるオリゴヌ
    クレオチドを含有することを特徴とするヒト型結核菌検
    出用核酸プライマー。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載されるヒト型結核菌検出
    用標識核酸プローブを含むことを特徴とするヒト型結核
    菌の検出用試薬キット。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載されるヒト型結核菌検出
    用核酸プライマーを含むことを特徴とするヒト型結核菌
    の検出用試薬キット。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載されるヒト型結核菌検
    出用標識核酸プローブおよび請求項7に記載されるヒト
    型結核菌検出用核酸プライマーを含むことを特徴とする
    ヒト型結核菌の検出用試薬キット。
  11. 【請求項11】 さらに核酸合成酵素およびdNTPお
    よび/またはrNTPおよび緩衝液を含有することを特
    徴とする請求項8〜10記載のヒト型結核菌の検出用試
    薬キット。
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