JPH07212479A - 高度インテリジェントネットワークの輻輳制御システム - Google Patents

高度インテリジェントネットワークの輻輳制御システム

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JPH07212479A
JPH07212479A JP6004996A JP499694A JPH07212479A JP H07212479 A JPH07212479 A JP H07212479A JP 6004996 A JP6004996 A JP 6004996A JP 499694 A JP499694 A JP 499694A JP H07212479 A JPH07212479 A JP H07212479A
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Hitoshi Kawamura
仁 河村
Toru Kawamura
亨 川村
Hiroshi Saito
洋 斎藤
Shigemi Takahashi
成美 高橋
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Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分散不可視化方式の問い合わせを行う高度イ
ンテリジェントネットワークにおけるサービス制御ノー
ドの輻輳制御を効率良く行う。 【構成】 分散不可視化方式の問い合わせを行う高度イ
ンテリジェントネットワークの輻輳制御システムであ
り、輻輳サービス制御ノード21からの輻輳状態情報を
受信し、このサービス制御ノードの輻輳制御のための規
制指示情報を生成して、輻輳サービス制御ノードを問い
合わせ先とする交換ノード18と他のサービス制御ノー
ド21aに送信する輻輳制御オペレーションシステム
(OpS)25を設け、このOpSからの規制指示情報
を受信した交換ノード18とサービス制御ノード21a
は、表(図4の初期問い合わせ規制表50a、呼転送規
制表52a、図16、26のトリガ条件規制表67a、
81a)に登録したこの規制指示情報に基づき発側通信
端末からの付加サービス要求呼の絞り込み制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話サービスに対して
付加サービスを提供する複数のサービス制御ノードから
なる高度インテリジェントネットワークの輻輳制御技術
に係わり、特に、付加サービスを行うサービス制御ノー
ド間の問い合わせを分散不可視化方式で行う高度インテ
リジェントネットワークにおけるサービス制御ノードの
輻輳制御を効率良く行うのに好適な輻輳制御システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電話交換網において、フリーダイヤルサ
ービスやダイヤルQ2サービスなど、呼の接続形態や課
金形態を多様化する付加サービスが提供されている。こ
れらの付加サービスを提供するシステムの構成を、図3
5に示す。図35は、従来のインテリジェントネットワ
ークの構成例を示すブロック図である。本例において、
伝達系4は、交換ノード1や加入者回路2、中継回線3
を構成要素とし、電話サービスの基本的な交換接続を行
うネットワークである。付加サービスの要求があった場
合には、付加サービスの接続論理や、付加サービス特有
のデータを有するサービス制御ノード5に問い合わせを
行い、サービス制御ノード5から送られる指示に従っ
て、交換接続を行う。インテリジェントネットワーク
は、このような電話サービスの基本的な交換接続を行う
伝達系4と、サービス制御ノード5を構成要素として付
加サービス特有の接続制御を行う高機能系7と、輻輳制
御などの保守運用を行うオペレーションシステム6と、
伝達系4と高機能系7の間の信号の送受信を行う情報転
送網8と、伝達系4および高機能系7とオペレーション
システム6の間でオペレーションの信号の送受信を行う
信号線9とにより構成されている。この階層化されたネ
ットワークアーキテクチャにより、付加サービスの追加
や変更を効率的に行う。
【0003】サービス制御ノード5は、付加サービス特
有の接続制御や課金制御を行うノードである。一つのサ
ービス制御ノードで全国一元的に付加サービスの制御を
行うことも可能である。しかし、付加サービスのトラヒ
ック増加に経済的に対処するためには、分散アーキテク
チャによりシステムの大規模化を図るのが有利である。
このためには、サービス制御ノードを分散して設置す
る。従来のインテリジェントネットワークでは、付加サ
ービスを実現するソフトウェアが、サービス制御ノード
に固定的に埋め込まれていることや、付加サービスの追
加や更新を行う場合に、伝達系での機能追加が必要であ
ることなど、インテリジェントネットワークの本来の目
的であるサービスの追加や変更に対する柔軟性や迅速性
が十分には実現されていない。
【0004】このような問題を克服するための高度イン
テリジェントネットワークの実用化が進められている。
高度インテリジェントネットワークにおいては、交換ノ
ードからサービス制御ノードに当該サービスを依頼する
ための問い合わせに、分散不可視化方式(交換ノードか
ら問い合わせを受けたサービス制御ノードで、要求され
たサービスを行うサービス制御ノードを特定し、特定し
たサービス制御ノードに、交換ノードからの問い合わせ
を転送する)を適用するが、このような場合の交換ノー
ドからサービス制御ノードへの問い合わせ手順を、図3
6〜図39を用いて説明する。
【0005】図36は、従来の高度インテリジェントネ
ットワークにおける交換ノードからサービス制御ノード
への問い合わせ手順例を示す説明図である。本図36に
おいて、発側通信端末31から、付加サービスを要求す
る呼が発呼された場合、当該呼を受け付けた交換ノード
32は、当該呼が付加サービス呼であることを検出す
る。呼の検出には、図37に示すトリガ条件を用いる。
図37は、図36の高度インテリジェントネットワーク
における付加サービス呼の検出に用いるトリガ条件を示
す説明図である。本図37に示すように、トリガ条件
は、呼状態モデルの状態番号や、発側通信端末の物理的
な識別子、発側通信端末が属する契約者グループの論理
的な識別子、発側通信端末からのダイヤル情報などの情
報要素から構成される。
【0006】図36において、交換ノード32は、付加
サービス呼を検出した場合、初期問い合わせ先として予
め指定されているサービス制御ノード33へ、当該呼の
サービス制御を問い合わせる信号を、情報転送網34経
由で送る。この信号を、初期問い合わせ信号35と称す
る。この初期問い合わせ信号35は、情報要素として当
該呼のトリガ条件を含む。初期問い合わせ信号35を受
け付けたサービス制御ノード33は、図38に示す付加
サービス分析表を用いて、初期問い合わせ信号35に含
まれているトリガ条件に対応する付加サービスの識別子
や契約者の識別子、および、サービス制御を実行可能な
サービス制御ノードの識別子を決定する。このサービス
制御を実行可能なサービス制御ノードが、自サービス制
御ノード33である場合には、付加サービス特有の制御
論理や、付加サービス特有のデータを用いて、当該呼の
サービス制御を行う。また、サービス制御実行可能なサ
ービス制御ノードが、他のサービス制御ノード36であ
る場合には、このサービス制御ノード36へ、初期問い
合わせ信号35の内容を転送する。この信号を、呼転送
信号37と称する。サービス制御ノード36へ呼転送信
号37が送られた場合、サービス制御ノード36が、当
該呼のサービス制御を行う。
【0007】付加サービスの接続制御の例として、発側
通信端末31から入力されたダイヤル情報に含まれる契
約番号から、その契約番号に対応する契約者の加入者回
線の電話番号を求め、それを用いて、発側通信端末31
と契約者通信端末39に接続する付加サービスを考え
る。サービス制御ノード36に、付加サービス特有のデ
ータとして、図39に示すダイヤル情報・接続先電話番
号対応表が存在するものとする。サービス制御ノード3
6は、付加サービス特有の接続手順に従い、図39のダ
イヤル情報・接続先電話番号対応表を用いて、トリガ条
件に含まれるダイヤル情報から接続先電話番号を求め、
求めた接続先電話番号を、問い合わせ元の交換ノード3
2へ送る。この信号を接続制御信号38と称する。この
接続制御信号38を受信した交換ノード32は、通常の
電話サービスの場合と同様に、接続先電話番号に基づ
き、発信呼を契約者通信端末39に接続する。
【0008】このような高度インテリジェントネットワ
ークにおいては、輻輳制御が必要である。すなわち、チ
ケット販売などの企画型のサービスや自然災害の発生に
起因して、特定の交換ノードやサービス制御ノードに過
大な処理要求が加わると、当該ノードの単位あたりの完
了呼数(以下、単位時間あたりの完了呼数をスループッ
トと称する)が著しく低下し、通信サービスの接続遅延
時間の増大や完了率の低下が生じる。この現象は輻輳と
呼ばれ、通信サービスの接続品質を著しく低下させる原
因の一つである。ノードの輻輳が顕著になると、輻輳が
網内の他のノードに伝播し、網全体のスループットが低
下する。特に、サービス制御ノードは全国の交換ノード
との間で信号送受信を直接行うため、サービス制御ノー
ドの輻輳は、網内に波及する可能性が高い。ノードや網
のスループットを維持するためには、このようなノード
の輻輳を速やかに検出し、当該ノードに加わる処理要求
を規制し、処理負荷を軽減する措置が必要である。処理
負荷を軽減する措置としては、無効処理を最小にする点
から、網の入口のノードで規制する措置が最も効果的で
あることが知られている。このような通信網の過負荷時
の規制措置は、一般に輻輳制御と呼ばれ、通信網の運用
に不可欠な機能となっている。
【0009】以下、従来の伝達系における輻輳制御を説
明する。交換ノードは、幾つかの局番を持ち、それら局
番に属する加入者を収容している。このため、発側の交
換ノードは、特定の交換ノードを着信先とする呼を、ダ
イヤル情報に含まれる局番を分析することにより識別で
きる。また、交換ノードに収容されている加入者は、唯
一の電話番号を持っている。このため、発側の交換ノー
ドは、特定の加入者を着信先とする呼を、ダイヤル情報
に含まれる加入者の電話番号を分析することにより識別
できる。すなわち、発側の交換ノードにおけるダイヤル
情報分析により、特定の交換ノードを着信先とする呼、
および、特定の加入者を着信先とする呼を識別できる。
伝達系において、特定の交換ノードが輻輳した場合、輻
輳の回復を図るため、輻輳交換ノードを着信先とする呼
を、発側の交換ノードで規制する必要がある。交換ノー
ドは幾つかの局番に対応するため、発側の交換ノードに
おいて、輻輳交換ノードの局番を識別条件としたダイヤ
ル情報分析により、特定の交換ノードを着信先とする呼
を識別し、規制することが可能である。
【0010】また、伝達系において、特定の加入者が過
負荷となった場合、伝達網内の無効処理を軽減し、交換
ノードの輻輳の発生を防止するため、当該加入者を着信
先とする呼を、発側の交換ノードで規制する措置が有効
である。加入者は唯一の電話番号に対応するため、発側
の交換ノードにおいて、過負荷加入者の電話番号を識別
条件としたダイヤル情報分析により、特定の加入者を着
信先とする呼を識別し、規制することが可能である。こ
のように、伝達系では、特定の交換ノードの輻輳と特定
の加入者の過負荷のどちらの場合も、発側の交換ノード
におけるダイヤル情報分析により、規制対象の呼を識別
することができる。このため、伝達系では、発側の交換
ノードにおけるダイヤル情報分析により、規制対象の呼
の規制を行っている。
【0011】次に、従来のインテリジェントネットワー
クにおける輻輳制御を説明する。従来のインテリジェン
トネットワークでは、各付加サービスが、サービス固有
の唯一のサービス番号を持ち、それらサービス番号は、
発信者からのダイヤル情報に含まれている。また、付加
サービスの契約者は、唯一の契約番号を持ち、それら契
約番号は、発信者からのダイヤル情報に含まれている。
付加サービスの呼を制御するサービス制御ノードは、付
加サービスの種類に応じて設置され、同一種類の付加サ
ービスでサービス制御ノードを分散する場合には、ダイ
ヤル情報の一部がサービス制御ノード毎に共通になるよ
うに、付加サービスの契約者を分散収容している。この
ため、付加サービスの呼を検出した交換ノードが、ダイ
ヤル情報分析により、当該呼のサービス制御を実行可能
なサービス制御ノードを特定できる。このダイヤル情報
分析により、特定のサービス制御ノードをアクセス先と
する呼、および、特定の付加サービス契約者を着信先と
する呼を識別可能である。
【0012】特定のサービス制御ノードが輻輳した場
合、輻輳の回復を図るため、当該輻輳サービス制御ノー
ドへアクセスする呼を、処理要求元のノードで規制する
措置を行なう。この場合、サービス制御ノードは、伝達
系における局番に相当するサービス番号に対応している
ため、処理要求元の交換ノードにおいて、輻輳サービス
制御ノードのサービス番号を識別条件としたダイヤル情
報分析により、特定のサービス制御ノードをアクセス先
とする呼を識別し、規制することが可能である。また、
特定の契約者リソースに容量溢れによる呼損が多発した
場合、ネットワークの無効処理を軽減し、サービス制御
ノードの輻輳の発生を防止するため、当該契約者を着信
先とする呼を、処理要求元のノードで規制する措置を行
なう。契約者は、唯一の契約番号に対応するため、処理
要求元の交換ノードにおいて、過負荷契約者の契約番号
を識別条件としたダイヤル情報分析により、特定の契約
者を着信先とする呼を識別し、規制することができる。
このように、従来のインテリジェントネットワークで
は、特定のサービス制御ノードの輻輳と特定の契約者リ
ソースの過負荷のどちらの場合も、付加サービス呼を検
出した交換ノードにおけるダイヤル情報分析により、規
制対象の呼を識別することができる。この方式は、伝達
系の輻輳制御と同等であるため、輻輳制御手順や輻輳制
御オペレーションシステムを伝達系と共用できる。
【0013】従来のインテリジェントネットワークで
は、サービス制御ノードへの、付加サービスやその契約
者の収容制限のために、各サービス制御ノードに対応す
るダイヤル情報は少数である。このようにサービス制御
ノードに対応するダイヤル情報の数が少ないので、それ
らダイヤル情報を規制対象呼の識別条件として、交換ノ
ードで、ダイヤル情報分析による規制を行うことによ
り、特定のサービス制御ノードに加わる呼の規制が可能
である。しかし、高度インテリジェントネットワークで
は、付加サービスやその契約者の特定が、トリガ条件に
基づいて行なわれ、そして、付加サービスやその契約者
のサービス制御ノードへの収容は汎用的に行なわれるた
め、サービス制御ノードに対応するトリガ条件は膨大な
数になる。従来の規制技術と同様にして、サービス制御
ノードに対応するトリガ条件を規制対象呼の識別条件と
し、交換ノードでトリガ条件分析による規制を行なうこ
とにより、特定のサービス制御ノードに加わる呼を規制
する技術が考えられるが、トリガ条件の数が膨大になり
えるために、事実上、実現できない。すなわち、高度イ
ンテリジェントネットワークでは、特定のサービス制御
ノードに加わる処理要求を規制する技術として、従来の
ダイヤル情報分析による規制方式を適用できない。
【0014】また、サービス制御ノードで輻輳が検出さ
れた場合、当該サービス制御ノード向けの処理要求を規
制する措置が必要であるが、その措置は、当該サービス
制御ノード向けの処理要求を一律に規制する措置であ
り、当該サービス制御ノードに収容される全ての付加サ
ービス、および、それらの契約者の接続品質を一様に低
下させることになる。このため、輻輳の原因となってい
る付加サービスや契約者を特定できる場合には、輻輳原
因の呼を対象とする限定的な規制を行なうことにより、
輻輳原因以外の付加サービスや契約者の接続品質を維持
する措置が有効である。尚、この規制は、網内の無効処
理を最小に留める観点から、付加サービスを検出した交
換ノードで行なうことが望ましい。従来のインテリジェ
ントネットワークでは、各サービス制御ノードは、特定
のサービスに対応して設けられており、サービス制御ノ
ードが輻輳した場合の影響が特定のサービスに限られる
こと、また、付加サービスの契約者が契約したリソース
の全てが専用リソースとしてサービス制御ノードで容量
管理され、専用リソース別の規制により、過負荷となっ
た契約者の呼を対象とした規制を兼ねていたことから、
輻輳の原因となっている付加サービスや契約者を対象と
した規制の必要性は低く、その規制を実現するための技
術は明らかになっていない。
【0015】高度インテリジェントネットワークでは、
付加サービスや契約者のサービス制御ノードへの収容が
汎用的であり、特定のサービス制御ノードに、複数の種
類の付加サービスを収容可能である。また、付加サービ
スの契約者が契約したリソースの容量管理が行なわれる
とは限らない。このため、輻輳の原因となっている付加
サービスや契約者を対象とした規制の必要性が高い。し
かし、高度インテリジェントネットワークにおいて、付
加サービスや契約者の識別は、トリガ条件に基づいて行
われる。このため、特定の付加サービスや契約者の呼
を、交換ノードで規制するためには、規制対象の付加サ
ービスや契約者に対応するトリガ条件を、規制対象呼の
識別条件として用いる必要がある。このトリガ条件は、
発信端末からのダイヤル情報に加えて、呼状態モデルの
状態番号や発信端末の物理番号等、各種付加サービスに
汎用的な複数の情報要素から構成される。このため、従
来のダイヤル情報分析による規制方式では、上述の規制
を行うことができない。
【0016】また、サービス制御ノードで容量管理して
いる専用リソースに、容量溢れによる呼損が多発してい
る場合、当該専用リソースを捕捉要求する呼を規制する
措置が行われる。この場合、サービス制御ノードが輻輳
しているとは限らないが、呼損の多発が明らかであり、
網の無効処理を削減してサービス制御ノードの輻輳を予
防するため、規制することが有効である。従来のインテ
リジェントネットワークでは、付加サービスの契約者が
契約したリソースの全てが専用リソースとしてサービス
制御ノードで容量管理され、各専用リソースに特定のダ
イヤル情報が対応していたため、そのダイヤル情報を規
制対象呼の識別条件として、交換ノードにおいてダイヤ
ル情報分析による規制を行なうことにより、特定の専用
リソースを捕捉要求する呼の規制を行なうことができ
る。
【0017】高度インテリジェントネットワークでは、
付加サービスや契約者の識別がトリガ条件に基づいて行
われる。このため、特定の専用リソースを捕捉要求する
呼を、交換ノードで識別して規制するためには、規制対
象の専用リソースが属する付加サービスやその契約者の
トリガ条件を、規制対象呼の識別条件として用いる必要
がある。しかし、上述したように、トリガ条件は、発信
端末からのダイヤル情報に加えて、呼状態モデルの状態
番号や発信端末の物理番号等、各種付加サービスに汎用
的な複数の情報要素から構成される。このため、高度イ
ンテリジェントネットワークでは、従来のダイヤル情報
分析による規制方式では、規制を行なうことができな
い。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、高度インテリジェントネットワ
ークにおける付加サービスの処理要求に用いるトリガ条
件の数が膨大であり、輻輳したサービス制御ノードへの
処理要求の規制を、処理要求元の交換ノードやサービス
制御ノード側で効率良く行うことができない点である。
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、高度
インテリジェントネットワークのサービス制御ノードに
輻輳が生じた場合における輻輳サービス制御ノードへの
処理要求の規制と、輻輳の原因になっている特定の付加
サービスや契約者への処理要求の規制、および、過負荷
になった特定の専用リソースへの処理要求の規制を処理
要求元の交換ノードやサービス制御ノード側で行い、ノ
ードや網のスループットを維持し、高度インテリジェン
トネットワークの効率的な運用を可能とする高度インテ
リジェントネットワークの輻輳制御システムを提供する
ことである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の高度インテリジェントネットワークの輻輳
制御システムは、(1)発側通信端末(通信端末17)
からの呼のトリガ条件により要求される付加サービスを
行うサービス制御ノード21、21aの特定を、発側通
信端末からの付加サービス要求呼を受け付けた交換ノー
ド18からの問い合わせ先のサービス制御ノード21で
行う分散不可視化方式の高度インテリジェントネットワ
ークの輻輳制御システムであり、輻輳状態を検出したサ
ービス制御ノード21、21aが送信するこのサービス
制御ノードの輻輳状態を示す情報を受信し、この受信し
た輻輳状態情報に基づき、輻輳状態のサービス制御ノー
ドの輻輳を制御するための規制指示情報を生成し、この
生成した規制指示情報を、輻輳状態のサービス制御ノー
ドを問い合わせ先とする交換ノード18と、他のサービ
ス制御ノード21、21aに送信する輻輳制御部(輻輳
制御オペレーションシステム25)を設け、この輻輳制
御部からの規制指示情報を受信した交換ノードおよびサ
ービス制御ノードのそれぞれは、受信した規制指示情報
を登録する表(図4、14における初期問い合わせ規制
表50a、図4、15における呼転送規制表52a、図
16、25、26におけるトリガ条件規制表67a、8
1a)を具備し、この表に登録した規制指示情報に基づ
き、発側通信端末からの付加サービスの要求呼に対する
絞り込み制御を行うことを特徴とする。 また、(2)上記(1)に記載の高度インテリジェント
ネットワークの輻輳制御システムにおいて、輻輳状態情
報および規制指示情報は、輻輳状態のサービス制御ノー
ドの識別情報を含み、規制指示情報を受信して表(図
4、14の初期問い合わせ規制表50a)に登録した交
換ノードは、問い合わせ先のサービス制御ノードの識別
情報と、表に登録した規制指示情報のサービス制御ノー
ド識別情報とを照合して、輻輳状態のサービス制御ノー
ドへの付加サービスの要求呼を判別し、輻輳状態のサー
ビス制御ノードへの問い合わせの絞り込み制御を行い、
規制指示情報を受信して表(図4、15の呼転送規制表
52a)に登録したサービス制御ノードは、交換ノード
から受信した問い合わせに基づき特定したサービス制御
ノードの識別情報と、表に登録した規制指示情報のサー
ビス制御ノード識別情報とを照合して、輻輳状態のサー
ビス制御ノードへの問い合わせを判別し、この輻輳状態
のサービス制御ノードへの問い合わせの転送の絞り込み
制御を行うことを特徴とする。 また、(3)上記(1)、もしくは、(2)のいずれか
に記載の高度インテリジェントネットワークの輻輳制御
システムにおいて、サービス制御ノードは、自サービス
制御ノードで実行する各付加サービスの種類毎および付
加サービスの契約者毎の処理負荷を測定して、輻輳の原
因となっている付加サービスもしくは契約者を抽出し、
この抽出した付加サービスもしくは契約者に対応するト
リガ条件を読み出して、このトリガ条件を含む輻輳状態
情報を輻輳制御部に送信し、この輻輳状態情報を受信し
た輻輳制御部は、輻輳の原因となっている付加サービス
もしくは契約者に対応するトリガ条件を含む規制指示情
報を生成して、交換ノードに送信し、この規制指示情報
を受信して表(図16、25のトリガ条件規制表67
a)に記憶した交換ノードは、この表に記憶した規制指
示情報のトリガ条件に基づき、輻輳の原因となっている
付加サービスもしくは契約者への処理要求を識別し、当
該処理要求に対する絞り込み制御を行うことを特徴とす
る。 また、(4)上記(1)から(3)のいずれかに記載の
高度インテリジェントネットワークの輻輳制御システム
において、サービス制御ノードは、自サービス制御ノー
ドで実行する各付加サービスに専用に使用される電話回
線や特殊装置等の各専用リソース毎の呼損を測定して、
この専用リソースの過負荷状態を検出し、この過負荷状
態の専用リソースを捕捉要求する呼のトリガ条件を読み
出して、このトリガ条件を含む輻輳状態情報を輻輳制御
部に送信し、この輻輳状態情報を受信した輻輳制御部
は、過負荷状態の専用リソースを捕捉要求する呼のトリ
ガ条件を含む規制指示情報を生成して、交換ノードに送
信し、この規制指示情報を受信して表(図26、25の
トリガ条件規則表81a)に記憶した交換ノードは、こ
の表に記憶した規制指示情報のトリガ条件に基づき、過
負荷状態の専用リソースへの処理要求を識別し、当該処
理要求に対する絞り込み制御を行うことを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明においては、問い合わせを分散不可視化
方式で行う高度インテリジェントネットワークにおける
サービス制御ノードの輻輳を効率良く制御するために、
まず、サービス制御ノードにより、CPUやメモリなど
の共通装置の使用能率や、付加サービスおよび契約者の
処理負荷、あるいは、専用リソース等の測定を行い、そ
れらの測定値に対する条件判定により、自ノードでの輻
輳状態を検出し、その輻輳状態を示す情報、例えば、サ
ービス制御ノードの識別子や、過負荷原因の付加サービ
スや契約者に対するトリガ条件、あるいは、過負荷専用
リソースに対応するトリガ条件等を、輻輳制御部(輻輳
制御オペレーションシステム)に通知する。そして、輻
輳制御部は、受信したサービス制御ノードの輻輳状態情
報に基づき、輻輳状態のサービス制御ノードの輻輳を制
御するための規制指示情報(例えば、輻輳状態のサービ
ス制御ノードへの処理要求の規制量や、過負荷原因の付
加サービスや契約者に割り当てる処理容量等を示す)を
生成し、この生成した規制指示情報を、輻輳状態のサー
ビス制御ノードを問い合わせ先とする交換ノードや、他
のサービス制御ノードに通知する。輻輳状態のサービス
制御ノードを問い合わせ先とする交換ノードは、受信し
た規制指示情報の輻輳状態のサービス制御ノードへの処
理要求の規制量を表(初期問い合わせ規制表)に登録
し、この規制量に基づき、発側通信端末からの処理要求
を所定の量に規制する。また、他のサービス制御ノード
は、受信した規制指示情報の処理要求の規制量を表(呼
転送規制表)に、あるいは、この規制量とトリガ条件を
表(トリガ条件規制表)に登録し、これらの表に登録し
た規制指示情報に基づき、発側通信端末からの付加サー
ビスの要求呼に対する絞り込み制御を行う。例えば、呼
転送規制表を参照して、発側通信端末からの処理要求の
輻輳状態のサービス制御ノードへの問い合わせの転送処
理を規制し、また、トリガ条件規制表を参照して、輻輳
の原因となっている付加サービスもしくは契約者に対す
る処理要求や、過負荷状態の専用リソースに対する処理
要求を所定の規制量に絞り込む。このように、当該サー
ビス制御ノードの処理能力を上回る処理要求を、処理要
求元の交換ノードやサービス制御ノードにおいて識別し
て規制することにより、サービス制御ノードのスループ
ットを維持することができる。尚、規制は、単位時間あ
たりの処理要求数を一定数以下に制限することにより行
うことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の高度インテリジェントネッ
トワークの輻輳制御システムの構成の第1の実施例を示
すブロック図である。本実施例の高度インテリジェント
ネットワークの輻輳制御システムは、通信端末17と、
任意の通信端末の間で回線交換を行いかつ付加サービス
呼の検出を行う交換ノード18と、通信端末17と交換
ノード18の間の加入者回線19と、任意の二つの交換
ノードの間の中継回線20と、例えば、交換ノード18
からの問い合わせに応じて付加サービス特有の接続制御
や課金制御を行うサービス制御ノード21、21aと、
交換ノード18とサービス制御ノード21、21aの間
で付加サービスのための信号を交換する信号網ノード2
2と、交換ノード18やサービス制御ノード21、21
aと、信号網ノード22の間の信号回線23と、任意の
二つの信号網ノード22の間の信号中継回線24と、輻
輳制御内容の決定や制御指示を行う輻輳制御オペレーシ
ョンシステム25と、交換ノード18やサービス制御ノ
ード21、21aと輻輳制御オペレーションシステム2
5の間の信号線26から構成される。
【0022】通信端末17と、交換ノード18と、加入
者回線19と、中継回線20は、基本的な電話サービス
を行う構成要素であり、これらをまとめて伝達系27と
称する。また、分散ノード構成をとるサービス制御ノー
ド21、21aをまとめて高機能系28と称し、さら
に、信号線ノード22と、信号回線23と、信号中継回
線24をまとめて情報転送網29と称する。サービス制
御ノード21、21aは、付加サービスの接続制御手順
を表す論理情報や、接続制御の対象となるリソースの情
報など、付加サービス特有の情報を保持する。これらの
情報をサービス制御情報30、30aと称する。高度イ
ンテリジェントネットワークでは、付加サービスの追加
や変更を迅速かつ柔軟に行うことが求められる。このた
め、高機能系28を構成する各サービス制御ノードは、
付加サービスの種類に依存せず、付加サービスの制御を
汎用的に行う機能を持つ。すなわち、サービス制御ノー
ド21、21aは、複数の種類の付加サービスのサービ
ス制御情報30、30aを持ち、それら付加サービスを
同時に制御可能である。
【0023】高度インテリジェントネットワークの輻輳
制御に、サービス制御ノード21、21aや交換ノード
18とは独立した輻輳制御オペレーションシステム25
を用いる。これにより、過負荷となったサービス制御ノ
ードにおける輻輳制御のための処理負荷の増加を最小限
に押さえることができる。また、サービス制御ノードが
過負荷となっている状況では、情報転送網29に過負荷
が生じている可能性があるが、輻輳制御オペレーション
システム25や輻輳制御用の信号線26を情報転送網と
は独立に設けることにより、情報転送網29の過負荷の
影響を受けずに輻輳制御を行うことができる。このよう
な構成により、サービス制御ノードにおいて、共通装置
の過負荷が検出された場合、このサービス制御ノードの
スループットを維持するため、当該サービス制御ノード
の処理能力を上回る処理要求を、処理要求元の交換ノー
ドやサービス制御ノードにおいて識別して規制する。こ
の規制は、例えば、単位時間あたりの処理要求数を一定
数以下に制限することにより行うことができる(呼密度
制御)。尚、規制に遭遇した呼は、音声案内を行う音声
出力装置へ接続する。
【0024】以下、図2、および、図3により、本実施
例の高度インテリジェントネットワークの輻輳制御シス
テムにおける本発明に係わる各処理機能に関して説明す
る。図2は、図1の高度インテリジェントネットワーク
の輻輳制御システムにおける本発明に係わる各機能構成
例を示す説明図である。本高度インテリジェントネット
ワークの輻輳制御システムにおいては、図1のサービス
制御ノード21で行う処理としては、共通装置の過負荷
の検出(図中、サービス制御ノード共通装置過負荷検出
と記載)10aと、過負荷の原因となる付加サービス・
契約者の抽出(図中、過負荷原因のサービスまたはカス
タマの特定と記載)12a、および、専用リソースの過
負荷の検出(図中、契約リソース過負荷検出と記載)1
5aがあり、また、これらの検出および特定結果に基づ
く、図1の輻輳制御オペレーションシステム25と交換
ノード18およびサービス制御ノード21aで行う処理
としては、サービス制御ノード別に行う規制としての初
期問い合わせ規制と呼転送規制(図中、初期問い合わせ
規制+呼転送規制と記載)11aと、トリガ条件別の規
制(図中、トリガ条件規制と記載)14aがある。
【0025】図3は、図2における高度インテリジェン
トネットワークの輻輳制御システムの各処理機能の詳細
な構成例を示す説明図である。本図の共通装置過負荷検
出機能10により、図1のサービス制御ノード21は、
CPUやメモリの使用能率を測定し、この測定結果に基
づく条件判定により、過負荷となったサービス制御ノー
ドの識別子の抽出を行う。そして、この共通装置過負荷
検出機能10による処理結果に基づき、図1の輻輳制御
オペレーションシステム25と交換ノード18およびサ
ービス制御ノード21aによるサービス制御ノード別規
制機能11により、サービス制御ノードの識別子を用い
たサービス制御ノードにおける規制と交換ノードにおけ
る規制が行われる。すなわち、サービス制御ノード別規
制機能11においては、図1の輻輳制御オペレーション
システム25は、図1のサービス制御ノード21から輻
輳検出の通知を受けた場合、このサービス制御ノード2
1への処理要求元の交換ノードやサービス制御ノードを
特定し、かつ、それら各ノードに割り当てる規制量を決
定し、それら各ノードに対して、輻輳を検出したサービ
ス制御ノードの識別子と規制量を送る。それを受信した
交換ノードやサービス制御ノードでは、受信内容に従
い、輻輳したサービス制御ノード向けの処理要求を識別
して規制する。このようにして、本実施例のシステムで
は、サービス制御ノードの輻輳を検出した場合、当該サ
ービス制御ノード向けの処理要求を、処理要求元のノー
ドで規制することができる。
【0026】また、図1のサービス制御ノード21は、
過負荷原因付加サービス・契約者の抽出機能12によ
り、付加サービスや契約者毎の処理負荷を測定し、この
測定結果に基づく条件判定、および、上述の共通装置過
負荷検出機能10での条件判定により、過負荷の原因と
なった付加サービスや契約者の識別子を抽出すると共
に、付加サービス・契約者に対応するトリガ条件の決定
機能13により、過負荷原因の付加サービスや契約者に
対応するトリガ条件の決定を行う。すなわち、過負荷原
因の付加サービスや契約者に加わる呼を交換ノードにお
いて識別するためには、それら付加サービスや契約者へ
の処理要求となる呼のトリガ条件を用いる必要があり、
このため、過負荷原因の付加サービスや契約者を抽出し
た場合、それら付加サービスや契約者に対応するトリガ
条件を、付加サービスの仕様や契約者の契約内容から求
める。
【0027】そして、この付加サービス・契約者に対応
するトリガ条件の決定機能13による処理結果に基づ
き、図1の輻輳制御オペレーションシステム25と交換
ノード18によるトリガ条件別規制機能14により、ト
リガ条件を用いた交換ノードにおける規制が行われる。
すなわち、図1の輻輳制御オペレーションシステム25
は、付加サービスの検出を行う交換ノードを特定し、過
負荷原因の付加サービスや契約者に対する規制量と、付
加サービスの検出を行う各交換ノードへの配分量を決定
し、それら各交換ノードに対して、過負荷原因の付加サ
ービスや契約者に対応するトリガ条件と、規制量を送
る。この指示を受信した交換ノード(図1の交換ノード
18)では、指示内容に従い、過負荷の付加サービスや
契約者に対応するトリガ条件を用いて、規制対象呼を識
別して規制量に応じた規制(絞り込み制御)を行う。こ
のようにして、サービス制御ノードの輻輳が特定の付加
サービスや契約者の過負荷に起因している場合に、それ
ら輻輳原因の付加サービスや契約者を対象とする限定的
な規制を行い、輻輳原因以外の付加サービスや契約者の
接続品質の回復を図ることができる。
【0028】また、図1のサービス制御ノード21は、
専用リソース過負荷検出機能15により、サービス制御
ノード21で容量管理している専用リソースを対象に、
サービス制御ノード21におけるサービス制御論理に応
じた専用リソースの捕捉動作に関して単位時間あたりの
捕捉溢れ数、すなわち、専用リソースの捕捉溢れによる
呼損を測定して、その捕捉溢れ数に対する条件判定によ
り、過負荷を検出し、過負荷専用リソースの識別子を抽
出し、さらに、専用リソースに対応するトリガ条件の決
定機能16により、過負荷専用リソースに対応するトリ
ガ条件の決定を行う。すなわち、特定の専用リソースを
捕捉要求する呼を交換ノードにおいて識別するために
は、それら専用リソースへの処理要求となる呼のトリガ
条件を用いる必要がある。このため、過負荷専用リソー
スを検出した場合には、それら専用リソースに対応する
トリガ条件を付加サービスの仕様や契約者の契約内容か
ら求める。
【0029】このように、上述の専用リソース過負荷検
出機能15で、過負荷専用リソースが検出された場合、
専用リソースに対応するトリガ条件の決定機能16によ
り、当該専用リソースに対応するトリガ条件を求める。
そして、この専用リソースに対応するトリガ条件の決定
機能16による処理結果に基づき、図1の輻輳制御オペ
レーションシステム25と交換ノード18によるトリガ
条件別規制機能14により、トリガ条件を用いた交換ノ
ードにおける規制が行われる。すなわち、図1の輻輳制
御オペレーションシステム25は、付加サービスの検出
を行う交換ノードを特定し、過負荷専用リソースに対す
る規制量と、付加サービスの検出を行う各交換ノードへ
の配分量を決定し、それら各交換ノードに対して、過負
荷専用リソースに対応するトリガ条件と、規制量を送
る。この指示を受信した交換ノード(図1の交換ノード
18)では、指示内容に従い、過負荷専用リソースに対
応するトリガ条件を用いて、規制対象呼を識別して規制
量に応じた規制(絞り込み制御)を行う。
【0030】以下、図4〜図15を用いて、本発明の高
度インテリジェントネットワークの輻輳制御システムに
おける共通装置過負荷検出機能10とサービス制御ノー
ド別規制機能11の詳細を、また、図16〜図25を用
いて、本発明の高度インテリジェントネットワークの輻
輳制御システムにおける過負荷原因付加サービス・契約
者の抽出機能12と付加サービス・契約者に対応するト
リガ条件の決定機能13およびトリガ条件別規制機能1
4の詳細を、さらに、図26〜図34を用いて本発明の
高度インテリジェントネットワークの輻輳制御システム
における専用リソース過負荷検出機能15と専用リソー
スに対応するトリガ条件の決定機能16およびトリガ条
件別規制機能14の詳細を説明する。
【0031】図4および図5は、本発明に係わる高度イ
ンテリジェントネットワークの輻輳制御システムの構成
の第2の実施例を示すブロック図である。図4におい
て、40、48はサービス制御ノード、43は輻輳制御
オペレーションシステム、46、46aは交換ノードで
ある。サービス制御ノード40、48は、共通装置過負
荷検出機能41、52を具備し、それぞれの輻輳状態を
検出する。本例では、サービス制御ノード40が、自ノ
ードの輻輳状態を検出するものとし、サービス制御ノー
ド40は、共通装置過負荷検出機能41により自ノード
の輻輳を検出すると、サービス制御ノード40の識別子
や処理要求の単位時間あたりの受付数等からなる輻輳情
報42を作成して輻輳制御オペレーションシステム43
へ周期的に送信する。
【0032】輻輳制御オペレーションシステム43は、
図5に示すように、輻輳情報分析機能44、サービス制
御ノード別規制起動機能45、サービス制御ノード別規
制更新機能54、および、サービス制御ノード別規制解
除機能55を具備し、輻輳情報分析機能44により、受
信した輻輳情報42に含まれる情報要素を分析し、起動
する規制の種類を決定する。ここでは、輻輳情報42
が、サービス制御ノード40の輻輳の発生を表してお
り、サービス制御ノード別規制起動機能45を選択す
る。このサービス制御ノード別規制起動機能45は、輻
輳情報42からサービス制御ノード40の識別子を抽出
し、その識別子を用いて、図12に詳細を示すサービス
制御ノード処理容量表43aからサービス制御ノード4
0の処理容量を読み出し、かつ、図13に詳細を示すノ
ード構成表43b(交換ノード〜サービス制御ノード対
応表やサービス制御ノード一覧表)から、サービス制御
ノード40への処理要求元となる交換ノード46やサー
ビス制御ノード48の識別子を読み出す。そして、輻輳
制御オペレーションシステム43は、処理要求元となる
交換ノード46やサービス制御ノード48に割り当てる
処理容量、すなわち、規制量を決定し、それらのノード
へ規制指示情報47、49を送る。この規制指示情報4
7により、輻輳したサービス制御ノード40への交換ノ
ード46からの初期問い合わせの規制を、また、規制指
示情報49により、サービス制御ノード48からサービ
ス制御ノード40への呼転送の規制を指示する。
【0033】交換ノード46は、サービス制御ノード4
0に初期問い合わせを行うものであり、初期問い合わせ
規制機能50と初期問い合わせ規制表50aを具備し、
輻輳制御オペレーションシステム43からの規制指示情
報47に基づき、サービス制御ノード40への処理要求
に対する初期問い合わせを規制する。尚、交換ノード4
6aは、サービス制御ノード40に初期問い合わせを行
うものではない。サービス制御ノード48は、呼転送規
制機能52と呼転送規制表52aを具備し、輻輳制御オ
ペレーションシステム43からの規制指示情報49に基
づき、例えば、交換ノード46aからの初期問い合わせ
によるサービス制御ノード40への処理要求に対する呼
転送を規制する。これらの交換ノード46とサービス制
御ノード48は、それぞれ、受信した規制対象のサービ
ス制御ノード40への処理要求呼の数を測定し、その測
定結果を、規制応答情報51、53で、輻輳制御オペレ
ーションシステム43に通知する。この規制応答情報5
1、53に基づき、輻輳制御オペレーションシステム4
3は、サービス制御ノード別規制更新機能54による規
制量等の変更や、サービス制御ノード別規制解除機能5
5による規制制御の解除を決定し、その決定結果を、規
制指示情報47、49により、交換ノード46とサービ
ス制御ノード48に通知する。尚、規制の解除の場合に
は、規制通知情報56により、輻輳サービス制御ノード
40にも通知する。以下、このような図4、5で示す高
度インテリジェントネットワークの輻輳制御システムの
本発明に係わる動作を、図6〜図11を用いて詳細に説
明する。
【0034】図6から図11は、図4および図5におけ
る高度インテリジェントネットワークの輻輳制御システ
ムの本発明に係わる動作例を示す説明図である。図6は
図4、5のサービス制御ノード40と輻輳制御オペレー
ションシステム43、および、交換ノード46とサービ
ス制御ノード48の動作全体を示し、図7は図6におけ
るサービス制御ノード40の共通装置過負荷検出機能4
1と輻輳制御オペレーションシステム43の輻輳情報分
析機能44の詳細動作、図8は図6における輻輳制御オ
ペレーションシステム43のサービス制御ノード別規制
起動機能45の詳細動作、図9は図6における交換ノー
ド46の初期問い合わせ規制機能50とサービス制御ノ
ード48の呼転送規制機能52の詳細動作、図10は図
6における輻輳制御オペレーションシステム43のサー
ビス制御ノード別規制更新機能54の詳細動作、図11
は図6における輻輳制御オペレーションシステム43の
サービス制御ノード別規制解除機能55とサービス制御
ノード40の共通装置過負荷検出機能41および交換ノ
ード46の初期問い合わせ規制機能50とサービス制御
ノード48の呼転送規制機能52の詳細動作を示してい
る。
【0035】図7において、サービス制御ノード40
は、共通装置過負荷検出機能41により、CPUやメモ
リ等の共通装置の使用能率を常時測定し、それらの値が
一定のしきい値を超過した場合に輻輳が生じたと判定
し、輻輳情報を作成し、それを輻輳制御オペレーション
システム43へ送信する。この輻輳情報には、輻輳を検
出したサービス制御ノード40の識別子や、CPUやメ
モリ等の共通装置の使用能率、および、サービス制御ノ
ード40が受け付けた処理要求の単位時間あたりの受付
数を含める。以後、サービス制御ノード40は、負荷の
状況を知らせるため、輻輳情報を輻輳制御オペレーショ
ンシステム43に周期的に送信する。CPUやメモリ等
の共通装置の使用能率に対するしきい値は、サービス制
御ノード40の処理容量や、トラヒック特性を考慮し
て、サービス制御ノード40に事前に設定する。輻輳制
御オペレーションシステム43は、輻輳情報分析機能4
4により、サービス制御ノード40から送られてきた輻
輳情報に含まれる情報要素を分析し、起動する規制の種
類を決定する。ここでは、輻輳情報が、サービス制御ノ
ード40の輻輳の発生を表し、次の図8に詳細を示すサ
ービス制御ノード別規制起動機能45を実行する。
【0036】図8において、輻輳制御オペレーションシ
ステム43のサービス制御ノード別規制起動機能45
は、輻輳を検出したサービス制御ノード40の識別子を
輻輳情報から抽出し、その識別子を用いて、図12に詳
細を示すサービス制御ノード処理容量表からサービス制
御ノード40の処理容量を読み出し、かつ、図13に詳
細を示すノード構成表(交換ノード〜サービス制御ノー
ド対応表やサービス制御ノード一覧表)から、サービス
制御ノード40への処理要求元となる交換ノード46や
サービス制御ノード48の識別子を読み出す。そして、
交換ノード46やサービス制御ノード48に割り当てる
規制量を決定し、規制指示情報47として交換ノード4
6やサービス制御ノード48へ送る。
【0037】尚、図12におけるサービス制御ノード処
理容量表は、サービス制御ノードの識別子から、当該サ
ービス制御ノードの処理容量を求めるための表であり、
図13における交換ノード〜サービス制御ノード対応表
よびサービス制御ノード一覧表からなるノード構成表
は、特定のサービス制御ノードの識別子から、当該サー
ビス制御ノードを初期問い合わせ先とする交換ノードの
識別子と、呼転送元となる他のサービス制御ノードの識
別子を求めるための表である。いずれの表も、輻輳制御
オペレーションシステム43内に設ける。また、サービ
ス制御ノード40への問い合わせ元となる交換ノード4
6やサービス制御ノード48に割り当てる規制量につい
ては、初期値として、輻輳したサービス制御ノード40
の処理容量を、処理要求元の各ノードに均等配分した値
を用いる。輻輳制御オペレーションシステム43は、サ
ービス制御ノード40への初期問い合わせ元となる交換
ノード46に、サービス制御ノード40への初期問い合
わせ信号の規制を指示する規制指示情報を、また、サー
ビス制御ノード40への呼転送元となるサービス制御ノ
ード48に、サービス制御ノード40への呼転送信号の
規制を指示する規制指示情報を送る。これらの規制指示
情報は、構成要素として、規制対象のサービス制御ノー
ド40の識別子と、交換ノード46またはサービス制御
ノード48に割り当てられた規制量を含む。
【0038】図9において、交換ノード46は、輻輳制
御オペレーションシステム43から規制指示情報を受け
取った場合、初期問い合わせ規制機能50により、規制
指示情報に含まれている規制対象サービス制御ノード4
0の識別子と、自ノードに割り当てされた規制量を、図
14に詳細を示す初期問い合わせ規制表に登録する。そ
して、交換ノード46において、付加サービス呼が検出
された場合、交換ノード46は、図14の初期問い合わ
せ規制表を参照し、登録されている規制量に従い、サー
ビス制御ノード40向けの初期問い合わせ信号を規制す
る。また、規制の実施状況として、図14の初期問い合
わせ規制表に登録されている規制対象サービス制御ノー
ド毎に、該当する付加サービス呼の単位時間あたりの呼
数を測定し、その結果を規制応答情報として輻輳制御オ
ペレーションシステム43へ周期的に送信する。同様
に、サービス制御ノード48は、輻輳制御オペレーショ
ンシステム43から規制指示情報を受け取った場合、呼
転送規制機能52により、規制指示情報に含まれている
規制対象のサービス制御ノード40の識別子と、自ノー
ドに割り当てられた規制量を抽出し、それらを図15に
詳細を示す呼転送規制表に登録する。そして、サービス
制御ノード48は、交換ノードから初期問い合わせ信号
を受信した場合、当該信号に含まれているトリガ条件に
基づき、付加サービスのサービス制御を実行可能なサー
ビス制御ノード40の識別子を求める。その際、図15
の呼転送規制表を参照し、求めたサービス制御ノード4
0の識別子が図15の呼転送規制表に登録されている場
合には、図15の呼転送規制表に登録されている規制量
に従い、サービス制御ノード40向けの呼転送信号を規
制する。また、規制の実施状況として、図15の呼転送
規制表に登録されている規制対象サービス制御ノードご
とに、該当する付加サービス呼の単位時間あたりの呼数
を測定し、その結果を規制応答情報として輻輳制御オペ
レーションシステム43へ周期的に送信する。
【0039】図10において、サービス制御ノード別規
制の起動後、輻輳制御オペレーションシステム43は、
サービス制御ノード別規制更新機能54により、サービ
ス制御ノード40から送られる輻輳情報と、交換ノード
46から送られる規制応答情報、および、サービス制御
ノード48から送られる規制応答情報に基づき、輻輳状
況を判断し、規制を継続するか解除するかを決める。規
制を継続すると判定した場合、輻輳制御オペレーション
システム43は、サービス制御ノード40からの輻輳情
報に含まれるCPUやメモリ等の共通装置の使用能率、
処理要求の受付数を抽出し、それに対してしきい値判定
を行い、輻輳の度合いを評価する。輻輳が一層顕著であ
ると判定した場合には、サービス制御ノード40に割り
当てる処理容量を減少させることにより規制を強化し、
逆に、輻輳が回復していると判定した場合には、サービ
ス制御ノード40に割り当てる処理容量を増加させるこ
とにより規制を緩和する。また、交換ノード46から送
られる規制応答情報に含まれる呼数情報と、サービス制
御ノード48から送られる規制応答情報に含まれる呼数
情報とを比較し、初期問い合わせの処理要求と呼転送の
処理要求のどちらが輻輳原因となっているかを判定し、
輻輳原因の方を規制強化し、他方を規制緩和するため、
交換ノード群やサービス制御ノード郡への処理容量の配
分値を修正する。さらに、規制応答情報に含まれる呼数
情報を分析し、過度の規制が生じないよう、各交換ノー
ド46やサービス制御ノード48への規制量の配分値を
修正する。以上の処理により、交換ノード46やサービ
ス制御ノード48に割り当てた規制量を更新する。
【0040】輻輳制御オペレーションシステム43は、
交換ノード46やサービス制御ノード48に割り当てた
規制量の更新を行う場合、規制対象のサービス制御ノー
ドの識別子と、それに対する規制量の更新値を含む規制
指示情報を、交換ノード46またはサービス制御ノード
48へ送る。規制指示情報を受信した交換ノード46や
サービス制御ノード48は、図14の初期問い合わせ規
制表や図15の呼転送規制表に登録している規制量を更
新する。以上の手順で規制量の更新を行い、さらに、以
後、輻輳状況の推移に従い、同様の手順で規制量の更新
を行う。
【0041】一方、輻輳状況の判断により、規制を解除
すると判断した場合、輻輳制御オペレーションシステム
43は、図11において示すように、サービス制御ノー
ド別規制解除機能55により、規制を実施している交換
ノード46に、サービス制御ノード40を対象とした初
期問い合わせ規制の解除を指示する規制指示情報を、ま
た、規制を実施しているサービス制御ノード48に、サ
ービス制御ノード40を対象とした呼転送規制の解除を
指示する規制指示情報を送る。また、過負荷を検出した
サービス制御ノード40に、輻輳情報の送信停止を指示
する規制通知情報を送る。交換ノード46は、輻輳制御
オペレーションシステム43から、初期問い合わせ規制
の解除を指示する規制指示情報を受け取った場合、規制
解除を行うサービス制御ノード40の識別子とそれに対
する規制量を、図14の初期問い合わせ規制表から削除
する。そして、規制応答情報の輻輳制御オペレーション
システム43への送信を停止する。以後、サービス制御
ノード40への初期問い合わせを通常通りに行う。同様
に、サービス制御ノード48は、輻輳制御オペレーショ
ンシステム43から、呼転送規制の解除を指示する規制
指示情報を受け取った場合、規制解除を行うサービス制
御ノード40の識別子とそれに対する規制量を、図15
の呼転送規制表から削除する。そして、規制応答情報の
輻輳制御オペレーションシステム43への送信を停止す
る。以後、サービス制御ノード40への呼転送を通常通
りに行う。そして、サービス制御ノード40は、輻輳制
御オペレーションシステム43から、輻輳情報の送信停
止を指示する規制通知情報を受け取った場合、輻輳制御
オペレーションシステム43への輻輳情報の送信を停止
する。以上の処理により、サービス制御ノードに輻輳が
生じた場合の輻輳制御を行うことができる。
【0042】このようなサービス制御ノード別の規制
は、規制対象のサービス制御ノードに収容される全ての
付加サービスや、それらの契約者の接続品質を一様に低
下させる。このため、サービス制御ノードの輻輳が、特
定の付加サービスや契約者の過負荷に起因している場合
には、それら輻輳原因の付加サービスや契約者を対象と
する規制を行う。尚、規制は、単位時間あたりの処理要
求数を一定数以下に制限する呼数密度制御により行う。
また、規制に遭遇した呼は、音声案内装置へ接続する。
また、サービス制御ノードが輻輳しているため、サービ
ス制御ノード別規制の実施は必須である。すなわち、上
述のサービス制御ノード別規制と、輻輳原因の付加サー
ビスや契約者を対象とする規制は、並行して行う。この
輻輳原因の付加サービスや契約者を対象とする規制によ
り、輻輳原因以外の付加サービスや契約者の接続品質の
回復が図れる。以下、図16〜図25を用いて、輻輳原
因の付加サービスや契約者の呼を対象とする規制につい
て説明する。
【0043】図16および図17は、本発明に係わる高
度インテリジェントネットワークの輻輳制御システムの
構成の第3の実施例を示すブロック図である。図16に
おいて、57はサービス制御ノード、61は輻輳制御オ
ペレーションシステム、65、66は交換ノードであ
る。サービス制御ノード57は、共通装置過負荷検出機
能59の他に、過負荷原因付加サービス・契約者抽出機
能58とトリガ条件表58aを具備し、輻輳状態の検出
と輻輳原因となる付加サービスや契約者の特定を行う。
すなわち、サービス制御ノード57は、共通装置過負荷
検出機能59により自ノードの輻輳を検出すると、過負
荷原因付加サービス・契約者抽出機能58により、その
輻輳原因となる付加サービスや契約者を検出して、トリ
ガ条件表58aを参照し、輻輳原因の付加サービスや契
約者の識別子に対応するトリガ条件を読み出して、輻輳
情報60を作成し、輻輳制御オペレーションシステム6
1へ周期的に送信する。
【0044】輻輳制御オペレーションシステム61は、
図17に示すように、輻輳情報分析機能62、トリガ条
件別規制起動機能63、トリガ条件別規制更新機能6
9、トリガ条件別規制解除機能70、および、図12、
13に詳細を示すサービス制御ノード処理容量表61a
とノード構成表61b(交換ノード〜サービス制御ノー
ド対応表やサービス制御ノード一覧表)を具備し、輻輳
情報分析機能62により、受信した輻輳情報60に含ま
れる情報要素を分析し、起動する規制の種類を決定す
る。ここでは、輻輳情報60に輻輳原因の呼の付加サー
ビスや契約者の識別子が含まれており、トリガ条件別規
制起動機能63を選択する。このトリガ条件別規制起動
機能63は、輻輳情報60からサービス制御ノード57
の識別子と輻輳原因の付加サービスや契約者の識別子を
抽出し、その識別子を用いて、サービス制御ノード処理
容量表61aからサービス制御ノード57の処理容量を
読み出し、かつ、ノード構成表61bから、付加サービ
ス呼の検出を行う全ての交換ノード46を読み出す。そ
して、輻輳制御オペレーションシステム61は、輻輳原
因の呼に割り当てる規制量に基づき、これらの各交換ノ
ードに配分する規制量を決定し、各交換ノードへ規制指
示情報64を送る。この規制指示情報64には、規制対
象の付加サービスや契約者に対応するトリガ条件と、各
交換ノードに割り当てられた規制量が含まれる。
【0045】交換ノード65は、サービス制御ノード5
7に初期問い合わせを行うものであり、トリガ条件別規
制機能67とトリガ条件規制表67aを具備し、輻輳制
御オペレーションシステム61からの規制指示情報64
に基づき、サービス制御ノード57への当該呼の初期問
い合わせを規制する。尚、交換ノード66は、他のサー
ビス制御ノードに初期問い合わせを行うものである。交
換ノード65は、受信した規制対象のサービス制御ノー
ド57への処理要求呼の数を測定し、その測定結果を、
規制応答情報68で、輻輳制御オペレーションシステム
61に周期的に通知する。この規制応答情報68に基づ
き、輻輳制御オペレーションシステム61は、トリガ条
件別規制更新機能69による規制量等の変更や、トリガ
条件別規制解除機能70による規制制御の解除を決定
し、その決定結果を、規制指示情報64により交換ノー
ド65、66に通知する。尚、規制の解除の場合には、
規制通知情報71により、輻輳サービス制御ノード57
にも通知する。以下、このような図16、17で示す高
度インテリジェントネットワークの輻輳制御システムの
本発明に係わる動作を、図18〜図23を用いて詳細に
説明する。
【0046】図18から図23は、図16および図17
における高度インテリジェントネットワークの輻輳制御
システムの本発明に係わる動作例を示す説明図である。
図18は図16、17におけるサービス制御ノード57
と輻輳制御オペレーションシステム61、および、交換
ノード65、66の動作全体を示し、図19は図18に
おけるサービス制御ノード57の共通装置過負荷検出機
能59と過負荷原因付加サービス・契約者の抽出機能5
8の詳細動作、図20は図18における輻輳制御オペレ
ーションシステム61の輻輳情報分析機能62とトリガ
条件別規制起動機能63の詳細動作、図21は図18に
おける交換ノード65、66のトリガ条件別規制機能6
7の詳細動作、図22は図18における輻輳制御オペレ
ーションシステム61のトリガ条件別規制更新機能69
の詳細動作、図23は図18における輻輳制御オペレー
ションシステム61のトリガ条件別規制解除機能70と
サービス制御ノード57の過負荷原因付加サービス・契
約者の抽出機能58および交換ノード65、66のトリ
ガ条件別規制機能67の詳細動作を示している。
【0047】図19において、サービス制御ノード57
は、過負荷原因付加サービス・契約者抽出機能58によ
り、自ノードで収容する付加サービスやそれらの契約者
毎に、同時に接続制御を行っている呼数、すなわち、同
時接続数を常時測定する。そして、共通装置過負荷検出
機能59によりサービス制御ノードの輻輳が検出された
場合、過負荷原因付加サービス・契約者抽出機能58に
おいて、付加サービスや契約者毎の同時接続数に一定の
しきい値を超過しているものがあれば、その付加サービ
スや契約者を輻輳原因として検出する。そして、図24
に詳細を示すトリガ条件表を参照し、輻輳原因の付加サ
ービスや契約者の識別子に対応するトリガ条件を得る。
そして、輻輳情報を作成して、輻輳制御オペレーション
システム61へ送信する。この輻輳情報には、輻輳を検
出したサービス制御ノード57の識別子や、輻輳原因の
付加サービスや契約者の識別子、および、その同時接続
数と、付加サービスや契約者の識別子に対応するトリガ
条件を含める。以後、サービス制御ノード57は、負荷
の状況を知らせるため、輻輳情報を輻輳制御オペレーシ
ョンシステム61に周期的に送信する。同時接続数に対
するしきい値は、付加サービスや契約者のトラヒック特
性を考慮して、サービス制御ノードに事前に設定する。
【0048】図20において、輻輳制御オペレーション
システム61は、サービス制御ノード57から送られる
輻輳情報を受信し、輻輳情報分析機能62により、輻輳
情報に含まれる情報要素を分析し、起動する規制の種類
を決定する。ここでは、輻輳情報に、輻輳原因の付加サ
ービスや契約者の識別子が含まれているので、当該付加
サービスや契約者への処理要求を対象とする規制を行う
ため、トリガ条件別規制起動機能63を実行する。この
トリガ条件別規制起動機能63は、輻輳を検出したサー
ビス制御ノード57の識別子と、輻輳原因の付加サービ
スや契約者の識別子を輻輳情報から抽出する。そして、
図12に詳細を示すサービス制御ノード処理容量表を用
いて、サービス制御ノード57の処理容量を読み出し、
その処理容量に基づき、輻輳原因の付加サービスや契約
者に割り当てる処理容量を決定する。次いで、図13に
詳細を示すノード構成表から、付加サービス呼の検出を
行う全ての交換ノードを読み出し、輻輳原因の呼に割り
当てる処理容量に基づき、付加サービス呼の検出を行う
各交換ノードに配分する規制量を決定し、それらの交換
ノードへ規制指示情報を送る。各交換ノードに割り当て
る規制量については、初期値として、均等配分した値を
用いる。本例では、輻輳制御オペレーションシステム6
1は、付加サービス呼の検出を行う交換ノード65、6
6へ、トリガ条件別規制を指示する規制指示情報を送
る。この規制指示情報には、規制対象の付加サービスや
契約者に対応するトリガ条件と、各交換ノードに割り当
てられた規制量が含まれる。
【0049】図21において、交換ノード65、66
は、輻輳制御オペレーションシステム61から規制指示
情報を受け取った場合、トリガ条件別規制機能67によ
り、規制指示情報に含まれるトリガ条件と規制量を、図
25に詳細を示すトリガ条件規制表に登録する。そし
て、交換ノード65、66において、付加サービス呼が
検出された場合、交換ノード65、66は、図25のト
リガ条件規制表を参照し、当該呼のトリガ条件がトリガ
条件規制表に登録されている場合には、このトリガ条件
規制表に登録されている規制量に従い、当該呼の初期問
い合わせ信号を規制する。また、交換ノード65、66
は、規制の実施状況として、図25のトリガ条件規制表
に登録されているトリガ条件毎に、該当する付加サービ
ス呼の単位時間あたりの呼数を、規制応答情報として輻
輳制御オペレーションシステム61へ周期的に送信す
る。
【0050】図22において、トリガ条件別規制の起動
後、輻輳制御オペレーションシステム61は、トリガ条
件別規制更新機能69により、サービス制御ノード57
から送られる輻輳情報と、交換ノード65、66から送
られる規制応答情報に基づき、過負荷状況を判断し、規
制を継続するか解除するかを決める。規制を継続すると
判定した場合、輻輳制御オペレーションシステム61
は、輻輳情報に含まれている同時接続数に基づき、輻輳
原因の付加サービスや契約者に割り当てる処理容量を修
正し、次いで、規制応答情報に含まれている呼数情報を
用いて、各交換ノードへ割り当てる規制量を、過規制が
生じないように修正し、規制量の更新値を決定する。輻
輳制御オペレーションシステム61は、交換ノード6
5、66に割り当てた規制量の更新を行う場合、規制対
象のトリガ条件と、それに対する規制量の更新値を含む
規制指示情報を、交換ノード65、66へ送る。規制指
示情報を受信した交換ノード65、66は、図25のト
リガ条件規制表に登録している規制量を更新する。以
後、輻輳状況の推移に従い、同様の手順で規制量の更新
を行う。
【0051】一方、過負荷状況の判断により、規制を解
除すると判断した場合、輻輳制御オペレーションシステ
ム61は、図23において示すように、トリガ条件別規
制解除機能70により、規制を実施している交換ノード
65、66に、規制の解除を指示する規制指示情報を送
る。また、過負荷を検出したサービス制御ノード57
に、輻輳情報の送信停止を指示する規制通知情報を送
る。交換ノード65、66は、この規制の解除を指示す
る規制指示情報を受け取った場合、規制解除を行うトリ
ガ条件とそれに対する規制量を、図25のトリガ条件規
制表から削除する。そして、規制応答情報の輻輳制御オ
ペレーションシステム61への送信を停止する。以後、
サービス制御ノードへの初期問い合わせを通常通りに行
う。また、サービス制御ノード57は、輻輳情報の送信
停止を指示する規制通知情報を受け取った場合、輻輳制
御オペレーションシステム61への輻輳情報の送信を停
止する。以上の処理により、輻輳原因の付加サービスや
契約者を対象とする規制を行い、規制対象のサービス制
御ノードに収容される全ての付加サービスや、それらの
契約者の接続品質を一様に低下させることなく、輻輳原
因以外の付加サービスや契約者の接続品質の回復が図れ
る。
【0052】専用リソースの捕捉溢れによる呼損が顕著
である場合、当該専用リソースを捕捉要求する付加サー
ビス呼を規制する。この場合、サービス制御ノードが輻
輳しているとは限らないが、呼損の多発、すなわち、無
効処理の多発が明らかであるため、またサービス制御ノ
ードの輻輳を予防するため、規制を行う。規制は、単位
時間あたりの処理要求数を一定数以下に制御する呼数密
度制御により行う。規制に遭遇した呼は、音声案内装置
へ接続する。以下、図26〜図34を用いて、特定の専
用リソースを捕捉要求する呼を対象とした規制について
説明する。
【0053】図26および図27は、本発明に係わる高
度インテリジェントネットワークの輻輳制御システムの
構成の第4の実施例を示すブロック図である。図26に
おいて、72はサービス制御ノード、75は輻輳制御オ
ペレーションシステム、79、80は交換ノードであ
る。サービス制御ノード72は、専用リソース過負荷検
出機能73と図34に詳細を示すトリガ条件表73aを
具備し、輻輳状態の検出と過負荷専用リソースの検出を
行い、トリガ条件表73aを参照し、過負荷専用リソー
スの識別子に対応するトリガ条件を読み出して、輻輳情
報74を作成し、輻輳制御オペレーションシステム75
へ周期的に送信する。
【0054】輻輳制御オペレーションシステム75は、
図27に示すように、輻輳情報分析機能76、トリガ条
件別規制起動機能77、トリガ条件別規制更新機能8
3、トリガ条件別規制解除機能84、および、図12、
13に詳細を示すサービス制御ノード処理容量表75a
とノード構成表75b(交換ノード〜サービス制御ノー
ド対応表やサービス制御ノード一覧表)を具備し、輻輳
情報分析機能76により、受信した輻輳情報74に含ま
れる情報要素を分析し、起動する規制の種類を決定す
る。ここでは、輻輳情報74に過負荷専用リソースの識
別子が含まれており、トリガ条件別規制起動機能77を
選択する。このトリガ条件別規制起動機能77は、輻輳
情報74からサービス制御ノード72の識別子と過負荷
専用リソースの識別子および過負荷専用リソースの容量
を抽出し、その識別子を用いて、サービス制御ノード処
理容量表75aからサービス制御ノード72の処理容量
を読み出し、このサービス制御ノード72の処理容量と
過負荷専用リソースの容量に基づき、過負荷専用リソー
スに割り当てる処理容量を決定し、かつ、ノード構成表
75bから、付加サービス呼の検出を行う全ての交換ノ
ードの識別子を求める。そして、輻輳制御オペレーショ
ンシステム75は、過負荷専用リソースの呼に割り当て
る規制量に基づき、これらの各交換ノード79、80に
配分する規制量を決定し、各交換ノード79、80へ規
制指示情報78を送る。
【0055】交換ノード79は、サービス制御ノード7
2に初期問い合わせを行うものであり、トリガ条件別規
制機能81とトリガ条件規制表81aを具備し、輻輳制
御オペレーションシステム75からの規制指示情報78
に基づき、サービス制御ノード72への当該呼の初期問
い合わせを規制する。尚、交換ノード80は、他のサー
ビス制御ノードに初期問い合わせを行うものである。ま
た、交換ノード79は、受信した規制対象のサービス制
御ノード72への処理要求呼の数を測定し、その測定結
果を、規制応答情報82で、輻輳制御オペレーションシ
ステム75に通知する。この規制応答情報82に基づ
き、輻輳制御オペレーションシステム75は、トリガ条
件別規制更新機能83による規制量等の変更や、トリガ
条件別規制解除機能84による規制制御の解除を決定
し、その決定結果を、規制指示情報78により交換ノー
ド79、80に通知する。尚、規制の解除の場合には、
規制通知情報85により、輻輳サービス制御ノード72
にも通知する。以下、このような図26、27で示す高
度インテリジェントネットワークの輻輳制御システムの
本発明に係わる動作を、図28〜図33を用いて詳細に
説明する。
【0056】図28から図33は、図26および図27
における高度インテリジェントネットワークの輻輳制御
システムの本発明に係わる動作例を示す説明図である。
図28は図26、27におけるサービス制御ノード72
と輻輳制御オペレーションシステム75、および、交換
ノード79、80の動作全体を示し、図29は図28に
おけるサービス制御ノード72の専用リソース過負荷検
出機能73の詳細動作、図30は図28における輻輳制
御オペレーションシステム75の輻輳情報分析機能76
とトリガ条件別規制起動機能77の詳細動作、図31は
図28における交換ノード79、80のトリガ条件別規
制機能81の詳細動作、図32は図28における輻輳制
御オペレーションシステム75のトリガ条件別規制更新
機能83の詳細動作、図33図28におけるは輻輳制御
オペレーションシステム75のトリガ条件別規制解除機
能84とサービス制御ノード72の専用リソース過負荷
検出機能73および交換ノード79、80のトリガ条件
別規制機能81の詳細動作を示している。
【0057】図29において、サービス制御ノード72
は、専用リソース過負荷検出機能73により、自ノード
で管理している専用リソース毎に、単位時間あたりの捕
捉溢れ呼数を測定する。捕捉溢れ数が一定のしきい値を
超過した場合、その専用リソースを過負荷専用リソース
として検出する。そして、図34に詳細を示すトリガ条
件表を参照し、過負荷専用リソースの識別子に対応する
トリガ条件を得る。そして、輻輳情報を作成して、輻輳
制御オペレーションシステム75へ送信する。この輻輳
情報は、情報要素として、過負荷専用リソースを検出し
たサービス制御ノード72の識別子や、過負荷専用リソ
ースの識別子、および、専用リソースの容量、過負荷専
用リソースに対応するトリガ条件、過負荷専用リソース
への単位時間あたりの捕捉要求数と捕捉溢れ数を含む。
以後、サービス制御ノード72は、過負荷の状況を知ら
せるため、輻輳情報を輻輳制御オペレーションシステム
75に周期的に送信する。捕捉溢れ数に対するしきい値
は、専用リソースの容量や専用リソースを使用する付加
サービス呼のトラヒック特性を考慮して、サービス制御
ノードに事前に設定する。
【0058】図30において、輻輳制御オペレーション
システム75は、サービス制御ノード72から送られる
輻輳情報を受信し、輻輳情報分析機能76により、輻輳
情報に含まれる情報要素を分析し、起動する規制の種類
を決定する。ここでは、輻輳情報に、過負荷となってい
る専用リソースの識別子が含まれているので、過負荷専
用リソースを捕捉要求する呼を対象とする規制を行うた
め、トリガ条件別規制起動機能77を実行する。このト
リガ条件別規制起動機能77は、サービス制御ノード7
2の識別子と、過負荷専用リソースの識別子と、過負荷
専用リソースの容量を、輻輳情報から抽出する。そし
て、サービス制御ノード72の識別子を用いて、図12
に詳細を示すサービス制御ノード処理容量表から、サー
ビス制御ノード72の処理容量を求める。次いで、その
処理容量と過負荷専用リソースの容量に基づき、過負荷
専用リソースに割り当てる処理容量を決定する。そし
て、図13に詳細を示すノード構成表から、付加サービ
スの呼の検出を行う全ての交換ノードの識別子を求め
る。そして、過負荷専用リソースに割り当てる処理容量
に基づき、付加サービスの呼の検出を行う各交換ノード
に配分する規制量を決定し、それらの交換ノードへ規制
指示情報を送る。各交換ノードに割り当てる規制量につ
いては、初期値として、交換ノードに均等に配分した値
を用いる。本例では、輻輳制御オペレーションシステム
75は、付加サービス呼の検出を行う交換ノード79、
80へ、トリガ条件別規制を指示する規制指示情報を送
る。この規制指示情報は、規制対象の専用リソースに対
応するトリガ条件と、各交換ノードに割り当てた規制量
が含まれている。
【0059】図31において、交換ノード79、80
は、輻輳制御オペレーションシステム75から規制指示
情報を受け取った場合、トリガ条件別規制機能81によ
り、規制指示情報に含まれるトリガ条件とそれに対する
規制量を、図25に詳細を示すトリガ条件規制表に登録
する。そして、交換ノード79、80において、付加サ
ービス呼が検出された場合、交換ノード79、80は、
図25のトリガ条件規制表を参照し、当該呼のトリガ条
件がトリガ条件規制表に登録されている場合には、この
トリガ条件規制表に登録されている規制量に基づき、当
該呼の初期問い合わせ信号を規制する。また、交換ノー
ド79、80は、規制の実施状況として、図25のトリ
ガ条件規制表に登録されているトリガ条件毎に、該当す
る付加サービス呼の単位時間あたりの呼数を、規制応答
情報として輻輳制御オペレーションシステム75へ周期
的に送信する。
【0060】図32において、トリガ条件別規制の起動
後、輻輳制御オペレーションシステム75は、トリガ条
件別規制更新機能83により、サービス制御ノード72
から送られる輻輳情報と、交換ノード79、80から送
られる規制応答情報に基づき、過負荷状況を判断し、規
制を継続するか解除するかを決める。規制を継続すると
判定した場合、輻輳制御オペレーションシステム75
は、輻輳情報に含まれている過負荷専用リソースへの捕
捉要求数や捕捉溢れ数を用いて、過負荷の状況を判定
し、過負荷専用リソースに割り当てる処理容量を増減す
ることにより、規制の強化あるいは緩和を図り、次に、
規制応答情報に含まれている呼数情報を用いて、各交換
ノードへ割り当てる規制量を、過規制が生じないように
修正し、規制量の更新値を決定する。輻輳制御オペレー
ションシステム75は、交換ノード79、80に割り当
てた規制量の更新を行う場合、規制対象のトリガ条件
と、それに対する規制量の更新値を含む規制指示情報
を、交換ノード79、80へ送る。規制指示情報を受信
した交換ノード79、80は、図25のトリガ条件規制
表に登録している規制量を更新する。以後、輻輳状況の
推移に従い、同様の手順で規制量の更新を行う。
【0061】一方、過負荷状況の判断により、規制を解
除すると判断した場合、輻輳制御オペレーションシステ
ム75は、図33において示すように、トリガ条件別規
制解除機能84により、規制を実施している交換ノード
79、80に、規制の解除を指示する規制指示情報を送
る。また、過負荷を検出したサービス制御ノード72
に、輻輳情報の送信停止を指示する規制通知情報を送
る。交換ノード79、80は、この規制の解除を指示す
る規制指示情報を受け取った場合、規制解除を行うトリ
ガ条件とそれに対する規制量を、図25のトリガ条件規
制表から削除する。そして、規制応答情報の輻輳制御オ
ペレーションシステム75への送信を停止する。以後、
サービス制御ノードへの初期問い合わせを通常通りに行
う。また、サービス制御ノード72は、輻輳情報の送信
停止を指示する規制通知情報を受け取った場合、輻輳制
御オペレーションシステム75への輻輳情報の送信を停
止する。このようにして、過負荷専用リソースを対象と
する規制を行う。
【0062】以上、図1〜図34を用いて説明したよう
に、本実施例によれば、高度インテリジェントネットワ
ークのサービス制御ノードに輻輳が生じた場合に、輻輳
サービス制御ノードへの処理要求の規制、および、輻輳
の原因になっている特定の付加サービスや契約者への処
理要求の規制を行うことができる。また、特定の専用リ
ソースが過負荷になった場合、過負荷になった専用リソ
ースへの処理要求の規制を行うことができる。これらの
輻輳制御により、ノードや網のスループットの維持が可
能となり、高度インテリジェントネットワークの効率的
な運用を行うことができる。尚、本発明は、図1〜図3
4を用いて説明した実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であ
る。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、高度インテリジェント
ネットワークのサービス制御ノードに輻輳が生じた場合
における輻輳サービス制御ノードへの処理要求の規制
と、輻輳の原因になっている特定の付加サービスや契約
者への処理要求の規制、および、過負荷になった特定の
専用リソースへの処理要求の規制を、処理要求元の交換
ノードやサービス制御ノード側で行うことができ、ノー
ドや網のスループットを維持して、高度インテリジェン
トネットワークを効率的に運用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高度インテリジェントネットワークの
輻輳制御システムの構成の第1の実施例を示すブロック
図である。
【図2】図1の高度インテリジェントネットワークの輻
輳制御システムにおける本発明に係わる各機能構成例を
示す説明図である。
【図3】図2における高度インテリジェントネットワー
クの輻輳制御システムの各処理機能の詳細な構成例を示
す説明図である。
【図4】本発明に係わる高度インテリジェントネットワ
ークの輻輳制御システムの構成の第2の実施例の一部分
を示すブロック図である。
【図5】本発明に係わる高度インテリジェントネットワ
ークの輻輳制御システムの構成の第2の実施例の残りの
部分を示すブロック図である。
【図6】図4および図5における高度インテリジェント
ネットワークの輻輳制御システムの本発明に係わる全体
の動作例を示す説明図である。
【図7】図6におけるサービス制御ノードの共通装置過
負荷検出機能と輻輳制御オペレーションシステムの輻輳
情報分析機能の詳細動作例を示す説明図である。
【図8】図6における輻輳制御オペレーションシステム
のサービス制御ノード別規制起動機能の詳細動作例を示
す説明図である。
【図9】図6における交換ノードの初期問い合わせ規制
機能とサービス制御ノードの呼転送規制機能の詳細動作
例を示す説明図である。
【図10】図6における輻輳制御オペレーションシステ
ムのサービス制御ノード別規制更新機能の詳細動作例を
示す説明図である。
【図11】図6における輻輳制御オペレーションシステ
ムのサービス制御ノード別規制解除機能とサービス制御
ノードの共通装置過負荷検出機能および交換ノードの初
期問い合わせ規制機能とサービス制御ノードの呼転送規
制機能の詳細動作例を示す説明図である。
【図12】図5、図17、図27におけるサービス制御
ノード処理容量表の構成を示す説明図である。
【図13】図5、図17、図27におけるノード構成表
の構成を示す説明図である。
【図14】図4における初期問い合わせ規制表の構成を
示す説明図である。
【図15】図4における呼転送規制表の構成を示す説明
図である。
【図16】本発明に係わる高度インテリジェントネット
ワークの輻輳制御システムの構成の第3の実施例の一部
分を示すブロック図である。
【図17】本発明に係わる高度インテリジェントネット
ワークの輻輳制御システムの構成の第3の実施例の残り
の部分を示すブロック図である。
【図18】図16および図17における高度インテリジ
ェントネットワークの輻輳制御システムの本発明に係わ
る全体の動作例を示す説明図である。
【図19】図18におけるサービス制御ノードの共通装
置過負荷検出機能と過負荷原因付加サービス・契約者の
抽出機能の詳細動作例を示す説明図である。
【図20】図18における輻輳制御オペレーションシス
テムの輻輳情報分析機能とトリガ条件別規制起動機能の
詳細動作例を示す説明図である。
【図21】図18における交換ノードのトリガ条件別規
制機能の詳細動作例を示す説明図である。
【図22】図18における輻輳制御オペレーションシス
テムのトリガ条件別規制更新機能の詳細動作例を示す説
明図である。
【図23】図18における輻輳制御オペレーションシス
テムのトリガ条件別規制解除機能とサービス制御ノード
の過負荷原因付加サービス・契約者の抽出機能および交
換ノードのトリガ条件別規制機能の詳細動作例を示す説
明図である。
【図24】図16におけるトリガ条件表の構成例を示す
説明図である。
【図25】図16、26におけるトリガ条件規制表の構
成例を示す説明図である。
【図26】本発明に係わる高度インテリジェントネット
ワークの輻輳制御システムの構成の第4の実施例の一部
分を示すブロック図である。
【図27】本発明に係わる高度インテリジェントネット
ワークの輻輳制御システムの構成の第4の実施例の残り
の部分を示すブロック図である。
【図28】図26および図27における高度インテリジ
ェントネットワークの輻輳制御システムの本発明に係わ
る全体の動作例を示す説明図である。
【図29】図28におけるサービス制御ノードの専用リ
ソース過負荷検出機能の詳細動作例を示す説明図であ
る。
【図30】図28における輻輳制御オペレーションシス
テムの輻輳情報分析機能とトリガ条件別規制起動機能の
詳細動作例を示す説明図である。
【図31】図28における交換ノードのトリガ条件別規
制機能の詳細動作例を示す説明図である。
【図32】図28における輻輳制御オペレーションシス
テムのトリガ条件別規制更新機能の詳細動作例を示す説
明図である。
【図33】図28における輻輳制御オペレーションシス
テムのトリガ条件別規制解除機能とサービス制御ノード
の背尿リソース過負荷検出機能および交換ノードのトリ
ガ条件別規制機能の詳細動作例を示す説明図である。
【図34】図26におけるトリガ条件表の構成例を示す
説明図である。
【図35】従来のインテリジェントネットワークの構成
例を示すブロック図である。
【図36】従来の高度インテリジェントネットワークに
おける交換ノードからサービス制御ノードへの問い合わ
せ手順例を示す説明図である。
【図37】図36の高度インテリジェントネットワーク
における付加サービス呼の検出に用いるトリガ条件を示
す説明図である。
【図38】図36におけるサービス制御ノードによるト
リガ条件からのサービス制御を実行可能なサービス制御
ノードの識別子の決定に用いられる付加サービス分析表
の構成を示す説明図である。
【図39】図36におけるサービス制御ノードによるダ
イヤル情報からの接続先電話番号の決定に用いられるダ
イヤル情報・接続先電話番号対応表の構成を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 交換ノード 2 加入者回線 3 中継回線 4 伝達系 5 サービス制御ノード 6 オペレーションシステム 7 高機能系 8 情報転送網 9 信号線 10 共通装置過負荷検出機能 10a 共通装置の過負荷の検出 11 サービス制御ノード別規制機能 11a サービス制御ノード別に行う規制としての初期
問い合わせ規制と呼転送規制 12 過負荷原因付加サービス・契約者の抽出機能 12a 過負荷の原因となる付加サービス・契約者の抽
出 13 付加サービス・契約者に対応するトリガ条件の決
定機能 14 トリガ条件別規制機能 14a トリガ条件別の規制 15 専用リソース過負荷検出機能 16 専用リソースに対応するトリガ条件の決定機能 17 通信端末 18 交換ノード 19 加入者回線 20 中継回線 21、21a サービス制御ノード 22 信号網ノード 23 信号回線 24 信号中継回線 25 輻輳制御オペレーションシステム 26 信号線 27 伝達系 28 高機能系 29 情報転送網 30、30a サービス制御情報 31 発側通信端末 32 交換ノード 33 サービス制御ノード 34 情報転送網 35 初期問い合わせ信号 36 サービス制御ノード 37 呼転送信号 38 接続制御信号 39 契約者通信端末 40 サービス制御ノード 41 共通装置過負荷検出機能 42 輻輳情報 43 輻輳制御オペレーションシステム 43a サービス制御ノード処理容量表 43b ノード構成表 44 輻輳情報分析機能 45 サービス制御ノード別規制起動機能 46、46a 交換ノード 47 規制指示情報 48 サービス制御ノード 49 規制指示情報 50 初期問い合わせ規制機能 50a 初期問い合わせ規制表 51 規制応答情報 52 呼転送規制機能 52a 呼転送規制表 53 規制応答情報 54 サービス制御ノード別規制更新機能 55 サービス制御ノード別規制解除機能 56 規制通知情報 57 サービス制御ノード 58 過負荷原因付加サービス・契約者抽出機能 58a トリガ条件表 59 共通装置過負荷検出機能 60 輻輳情報 61 輻輳制御オペレーションシステム 61a サービス制御ノード処理容量表 61b ノード構成表 62 輻輳情報分析機能 63 トリガ条件別規制起動機能 64 規制指示情報 65、66 交換ノード 67 トリガ条件別規制機能 67a トリガ条件規制表 68 規制応答情報 69 トリガ条件別規制更新機能 70 トリガ条件別規制解除機能 71 規制通知情報 72 サービス制御ノード 73 専用リソース過負荷検出機能 73a トリガ条件表 74 輻輳情報 75 輻輳制御オペレーションシステム 75a サービス制御ノード処理容量表 75b ノード構成表 76 輻輳情報分析機能 77 トリガ条件別規制起動機能 78 規制指示情報 79、80 交換ノード 81 トリガ条件別規制機能 81a トリガ条件規制表 82 規制応答情報 83 トリガ条件別規制更新機能 84 トリガ条件別規制解除機能 85 規制通知情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 成美 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発側通信端末からの呼のトリガ条件によ
    り要求される付加サービスを行うサービス制御ノードの
    特定を、上記発側通信端末からの付加サービス要求呼を
    受け付けた交換ノードからの問い合わせ先のサービス制
    御ノードで行う分散不可視化方式の高度インテリジェン
    トネットワークの輻輳制御システムであり、輻輳状態を
    検出した上記サービス制御ノードが送信する該サービス
    制御ノードの輻輳状態を示す情報を受信し、該受信した
    輻輳状態情報に基づき、上記輻輳状態のサービス制御ノ
    ードの輻輳を制御するための規制指示情報を生成し、該
    生成した規制指示情報を、上記輻輳状態のサービス制御
    ノードを問い合わせ先とする交換ノードと、他のサービ
    ス制御ノードに送信する輻輳制御手段を設け、該輻輳制
    御手段からの規制指示情報を受信した交換ノードおよび
    サービス制御ノードのそれぞれは、受信した規制指示情
    報を登録する表を具備し、該表に登録した規制指示情報
    に基づき、上記発側通信端末からの付加サービスの要求
    呼に対する絞り込み制御を行うことを特徴とする高度イ
    ンテリジェントネットワークの輻輳制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の高度インテリジェント
    ネットワークの輻輳制御システムにおいて、上記輻輳状
    態情報および規制指示情報は、上記輻輳状態のサービス
    制御ノードの識別情報を含み、上記規制指示情報を受信
    して上記表に登録した交換ノードは、上記問い合わせ先
    のサービス制御ノードの識別情報と、上記表に登録した
    規制指示情報のサービス制御ノード識別情報とを照合し
    て、上記輻輳状態のサービス制御ノードへの付加サービ
    スの要求呼を判別し、上記輻輳状態のサービス制御ノー
    ドへの問い合わせの絞り込み制御を行い、上記規制指示
    情報を受信して上記表に登録したサービス制御ノード
    は、交換ノードから受信した上記問い合わせに基づき特
    定したサービス制御ノードの識別情報と、上記表に登録
    した規制指示情報のサービス制御ノード識別情報とを照
    合して、上記輻輳状態のサービス制御ノードへの問い合
    わせを判別し、該輻輳状態のサービス制御ノードへの問
    い合わせの転送の絞り込み制御を行うことを特徴とする
    高度インテリジェントネットワークの輻輳制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1、もしくは、請求項2のいずれ
    かに記載の高度インテリジェントネットワークの輻輳制
    御システムにおいて、上記サービス制御ノードは、自サ
    ービス制御ノードで実行する各付加サービスの種類毎お
    よび付加サービスの契約者毎の処理負荷を測定して、輻
    輳の原因となっている付加サービスもしくは契約者を抽
    出し、該抽出した付加サービスもしくは契約者に対応す
    る上記トリガ条件を読み出して、該トリガ条件を含む上
    記輻輳状態情報を上記輻輳制御手段に送信し、該輻輳状
    態情報を受信した上記輻輳制御手段は、上記輻輳の原因
    となっている付加サービスもしくは契約者に対応するト
    リガ条件を含む規制指示情報を生成して、上記交換ノー
    ドに送信し、該規制指示情報を受信して表に記憶した交
    換ノードは、該表に記憶した規制指示情報のトリガ条件
    に基づき、上記輻輳の原因となっている付加サービスも
    しくは契約者への処理要求を識別し、当該処理要求に対
    する絞り込み制御を行うことを特徴とする高度インテリ
    ジェントネットワークの輻輳制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の高度インテリジェントネットワークの輻輳制御システ
    ムにおいて、上記サービス制御ノードは、自サービス制
    御ノードで実行する各付加サービスに専用に使用される
    電話回線や特殊装置等の各専用リソース毎の呼損を測定
    して、該専用リソースの過負荷状態を検出し、該過負荷
    状態の専用リソースを捕捉要求する呼の上記トリガ条件
    を読み出して、該トリガ条件を含む上記輻輳状態情報を
    上記輻輳制御手段に送信し、該輻輳状態情報を受信した
    上記輻輳制御手段は、上記過負荷状態の専用リソースを
    捕捉要求する呼のトリガ条件を含む規制指示情報を生成
    して、上記交換ノードに送信し、該規制指示情報を受信
    して表に記憶した交換ノードは、該表に記憶した規制指
    示情報のトリガ条件に基づき、上記過負荷状態の専用リ
    ソースへの処理要求を識別し、当該処理要求に対する絞
    り込み制御を行うことを特徴とする高度インテリジェン
    トネットワークの輻輳制御システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6507580B1 (en) 1997-01-24 2003-01-14 Nec Corporation Method of controlling a calling in distributed node exchange network, distributed node exchange and distributed node exchange network
JP2010081076A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Fujitsu Ltd 基地局及び発呼受付方法
JP2014072685A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 呼制御システム

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