JPH0721180U - 排水用濾過器 - Google Patents
排水用濾過器Info
- Publication number
- JPH0721180U JPH0721180U JP5005293U JP5005293U JPH0721180U JP H0721180 U JPH0721180 U JP H0721180U JP 5005293 U JP5005293 U JP 5005293U JP 5005293 U JP5005293 U JP 5005293U JP H0721180 U JPH0721180 U JP H0721180U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡便な装置で効率良く排水を浄化する排水用
濾過器を提供することである。 【構成】 排水用濾過器10は、流し台の排水口に取り
付けられるものであり、本体容器12と濾過剤14と油
吸着剤16と屑籠容器18とを有している。本体容器1
2は、抗菌剤が練込まれた樹脂によってモールド成形さ
れたり、または銅により形成されている。濾過剤14
は、排水される雑排水から不純物及び不快臭原因物質等
を吸着除去する吸着剤及び/または浮遊物除去剤からな
り、活性炭のシートを巻いた円筒状のものであり、油吸
着剤16は、繊維材を主体とした素材からなる。屑籠容
器18は、その爪22a、22bを本体容器12の段部
32上に載置して回転して摺動させることにより爪30
a、30bと段部32間に係止させる。
濾過器を提供することである。 【構成】 排水用濾過器10は、流し台の排水口に取り
付けられるものであり、本体容器12と濾過剤14と油
吸着剤16と屑籠容器18とを有している。本体容器1
2は、抗菌剤が練込まれた樹脂によってモールド成形さ
れたり、または銅により形成されている。濾過剤14
は、排水される雑排水から不純物及び不快臭原因物質等
を吸着除去する吸着剤及び/または浮遊物除去剤からな
り、活性炭のシートを巻いた円筒状のものであり、油吸
着剤16は、繊維材を主体とした素材からなる。屑籠容
器18は、その爪22a、22bを本体容器12の段部
32上に載置して回転して摺動させることにより爪30
a、30bと段部32間に係止させる。
Description
【0001】
本考案は排水用濾過器、特に家庭の流し台から排出される雑排水を簡便かつ効 率良く浄化する排水用濾過器に関する。
【0002】
家庭内の流し台の排水口には、食品滓を除去するために屑籠が装着されている 。この屑籠は、調理中の食品滓、及び食器洗浄時の食べ滓の大きいものを排水か ら除去する働きを有する。
【0003】
しかしながら、屑籠から零れてしまう程小さい食べ滓や、食べ滓の中の油分及 び家庭用食器洗剤等が、除去されることなく排水されてしまうために、下水は有 害物質、不純物、不快臭原因物質及び油分等で汚染されてしまうという問題があ った。
【0004】 そこで、従来は、屑籠では除去し切れない不純物及び油分等を含む排水を、一 旦専用のタンクに溜め、このタンク内で上記不純物等を除去した後、浄化した水 のみ下水に流すという方法が採られ、一般家庭でも普及しつつある。
【0005】 しかしながら、工場の場合のように廃水処理基準がなく、廃水処理の態様が野 放しの状態であり、また上記のような装置は高価であるため、上記のような装置 は、自然環境保全等の意識の強い極一部の家庭でしか使用されていないのが実情 である。
【0006】 本考案は以上のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡便な 装置構成で、効率良く排水を浄化することができる排水用濾過器を提供すること である。
【0007】
以上のような課題を解決するために、本考案における第1の構成は、排水口に 装着することにより排水の浄化を行う排水用濾過器であって、本体容器と屑籠容 器と油吸着剤と濾過剤とを有し、上記本体容器は、抗菌剤を含む樹脂又は銅によ って形成され、上面に開口部を有するとともに、底部に油吸着剤又は濾過剤を支 持する支持部材と浄化水を排水するための開口部とを有し、さらに、開口部内側 周縁部に屑籠容器着脱用の段部と本体容器爪部とを有し、上記屑籠容器は、底面 及び側面に排水される雑排水から食品滓を除去する網を有し、着脱用の把手を有 するとともに、上記本体容器における段部と本体容器爪部間に上記屑籠容器を摺 動させて係止する屑籠容器爪部を有し、上記油吸着剤は、上記本体容器内の上記 屑籠容器の下方に着脱可能に収納され、排水される雑排水から油分を吸着する繊 維からなり、上記濾過剤は、上記本体容器内の上記屑籠容器の下方に着脱可能に 収納され、排水される雑排水から有害物質、不純物及び不快臭原因物質を吸着除 去する吸着剤及び/または浮遊物除去剤からなることを特徴とするものである。
【0008】 また、第2には、排水口に装着することにより排水の浄化を行う排水用濾過器 であって、本体容器と油吸着剤と濾過剤とを有し、上記本体容器は、抗菌剤を含 む樹脂又は銅によって形成され、上面に開口部を有するとともに、底部に油吸着 剤又は濾過剤を支持する支持部材と浄化水を排水するための開口部とを有し、上 記油吸着剤は、上記本体容器内に着脱可能に収納され、排水される雑排水から油 分を吸着する繊維からなり、上記濾過剤は、上記本体容器内に着脱可能に収納さ れ、排水される雑排水から有害物質、不純物及び不快臭原因物質を吸着除去する 吸着剤及び/または浮遊物除去剤からなることを特徴とするものである。
【0009】 また、第3には、排水口に装着することにより排水の浄化を行う排水用濾過器 であって、本体容器と油吸着剤と濾過剤とを有し、上記本体容器は、抗菌剤を含 む樹脂又は銅によって形成され、上面に開口部を有するとともに、内部に配置さ れたプレートを有し、さらに、底部に油吸着剤又は濾過剤を支持しつつ、浄化水 を排水するための開口部を形成する着脱可能な支持部材を有し、少なくとも上記 プレートには複数の水切り穴が設けられ、上記油吸着剤は、上記本体容器内に着 脱可能に収納され、排水される雑排水から油分を吸着する繊維からなり、上記濾 過剤は、上記本体容器内に着脱可能に収納され、排水される雑排水から有害物質 、不純物及び不快臭原因物質を吸着除去する吸着剤及び/または浮遊物除去剤か らなることを特徴とするものである。
【0010】
本考案における第1の構成においては、家庭等の排水口に設置され、排水され る雑排水を濾過して、浄化された水を下水に流すことができる。すなわち、油吸 着剤が設けられているので、排水中の油分を選択的に吸収する。また、濾過剤が 設けられているので、排水される雑排水から有害物質、不純物及び不快臭原因物 質を吸着除去する。また、本体容器の開口部内側周縁部に屑籠容器が設けられ、 この屑籠容器は底面及び側面に食品滓を除去するための網を有しているので、こ の屑籠容器により食品滓等を予め排水より除去しておくことができる。この屑籠 容器は、屑籠容器を摺動させることにより、本体容器の開口部内側周縁部に設け られた段部と本体容器爪部間に屑籠容器の屑籠容器爪部を係止させることにより 、本体容器に固定させることができる。また、上記屑籠容器の着脱には把手をつ かんで行う。上記屑籠容器は、摺動させることにより着脱を行うことができ、ま た、把手が設けられているので、屑籠容器の着脱が容易となり、食品滓を捨てる のに便利となる。
【0011】 次に、第2の構成におけては、上記第1の構成の場合と同様に、排水用濾過器 は家庭等の排水口に設置され、油吸着剤と濾過剤とにより排水される雑排水を濾 過して浄化された水を下水に流す。油吸着剤と濾過剤とは、本体容器の底部に設 けられた支持部材上に支持される。本体容器は上面に開口部を有するので、油吸 着剤と濾過剤とを該開口部より取り出して交換することができる。
【0012】 次に、第3の構成においても、上記第1の構成の場合と同様に、排水用濾過器 は家庭等の排水口に設置され、油吸着剤と濾過剤とにより排水される雑排水を濾 過して浄化された水を下水に流す。上記支持部材は浄化水を浄化するための開口 部を形成するので、この開口部より浄化された水が排水される。また、本体容器 内部にプレートが設置されているので、食品滓をプレートで除去することができ 、上記プレートと支持部材間に上記油吸着剤と濾過剤とが配設されるので、食品 滓が除去された排水を上記油吸着剤と濾過剤とで効率的に濾過することができる 。本体容器内の油吸着剤と濾過剤とを交換するには、上記着脱自在な支持部材を 本体容器底部より外して、本体容器の底部より交換する。
【0013】
以下に基づいて本考案の好適な実施例を説明する。
【0014】 本考案の第1実施例に係る排水用濾過器10は、図1及び図2に示すように、 略円筒形状で上部に開口部を有する本体容器12内に濾過剤14、油吸着剤16 を収納し、上記本体容器12の開口部周縁部に屑籠容器18を着脱自在とした構 成になっている。
【0015】 本体容器12には、図2に示すように、底部に支持部材としての十字型プレー ト15が一体に設けられ、十字型プレート15以外の底面に開口部を形成して水 抜きを容易にしている。また、本体容器12には、排水口に係合するようにつば 11が設けられ、開口部周縁部には、本体容器爪部としての爪30a、30b及 び段部32が設けられている。この本体容器12は、菌がその周囲に繁殖するこ とを防止するために、抗菌剤が練り込まれた樹脂によってモールド成形されたり 、または銅によって形成されている。
【0016】 また、本体容器12内に収納される濾過剤14は、排水される雑排水から有害 物質、不純物及び不快臭原因物質を吸着除去する吸着剤及び/または浮遊物除去 剤からなり、本実施例の場合は繊維状活性炭を巻いて、円筒状にしたものである 。
【0017】 上記濾過剤14の上面図を示す図3より明らかなように、濾過剤14は、繊維 状活性炭を折り曲げてウェーブ状に形成したウェーブ状カーボン紙14aと同じ く繊維状活性炭よりなるシート状のカーボン紙14bとが貼り合わされ、丁度段 ボールの断面と同様の形状を有している。従って、ウェーブ状カーボン紙14a とシート状カーボン紙14bの間に複数個の山及び谷の空間が形成される。この 空間を排水が通過する時に、排水中の家庭用食器洗剤、油分及び不快臭原因物質 等が活性炭に吸着し、排水は浄化され下水に流される。また、濾過剤14の厚み は、10mmから30mmぐらいであり、厚みが厚いほど吸着能力が高くなる。
【0018】 なお、濾過剤14の材料及び形状は上記に限るものではなく、特に形状につい ては、活性炭の円柱に穴を開けてもよい。
【0019】 この油吸着剤16は、繊維材を主体とした素材からなる油吸着剤である。この 繊維材は、天然繊維のみならず人工繊維等の繊維材も含まれる。この油吸着剤1 6は、動植物油に対して自重の数倍から数十倍以上の吸着力があり、また水中に 混合している油分の吸着力が高い。
【0020】 従って、排水中に含まれる油分(例えば、食品滓中の油分)を選択的にこの油 吸着剤16に吸着させることができる。また、濾過剤14の上方に油吸着剤16 を配置することにより、濾過剤14は、油分の除去された他の不快臭原因物質等 を効率良く吸着することができる。なお、濾過剤14と油吸着剤16の配置順序 はこれに限るものではなく、油吸着剤16を濾過剤14の下方に配置し、最終段 階で油分を吸着してもよく、また、油吸着剤16は、油分吸着性の高い繊維から なるシートであれば良い。また、この油吸着剤16には、表面から裏面に貫通す る複数の水抜き穴が設けられ、水抜き性をよくしている。
【0021】 また、屑籠容器18は、図2に示すように、油吸着剤16の上方に設けられ、 全体に略円筒状を呈し、屑籠容器18におけるフレーム19の底部は、水抜きを 容易にするために十字型の形状になっており、側面も水抜き用の窓が設けられて いる。そして、このフレーム19の底面の穴及び側面の窓には、排水中の食品滓 を通過させない程度の大きさの穴が無数に設けられたメッシュ24が貼られてい る。これにより、排水は効率よく屑籠容器18を通過し、排水中の食品滓は屑籠 容器18内に収集される。この屑籠容器18の上面周縁部には屑籠容器爪部とし ての爪22a、22bが外側に向けて突設され、屑籠容器18の取外し/取付け 用の把手20a、20bとが開口部周縁部より上方に突設されている。上記爪2 2a、22bはそれぞれ、本体容器12に取り付けた際に、図5に示すように、 本体容器12の爪30a、30bと段部32間に係合される。すなわち、図2、 図4に示されているように、本体容器12の段部32に屑籠容器18の爪22a 、22bを載置し、屑籠容器18の把手20a、20bを用いて屑籠容器18を 白抜き矢印方向に回転して摺動させることによって、屑籠容器18の爪22a、 22bを咬合させ、本体容器12に屑籠容器18を確実に固定取付けすることが できる。なお、本体容器12から屑籠容器18を取り外す場合にはこの操作の逆 を行う。
【0022】 排水用濾過器の使用時には、本体容器12にまず濾過剤14を入れ、その後油 吸着剤16を装着し、最後に屑籠容器18を挿入して爪22a、22bを本体容 器12の段部32に載置するようにし、把手20a、20bを用いて屑籠容器1 8を摺動させ爪22a、22bを本体容器12の爪30a、30bと段部32間 に係止して確実に固定する。そして、この排水用濾過器を流し台の排水口に装着 して使用する。
【0023】 また、屑籠容器18に食品滓が溜まった場合には、屑籠容器18を装着時と逆 の方向に摺動させて屑籠容器18を取り外し、所定のごみ捨てに食品滓を捨てる 。更に、濾過剤14及び/または油吸着剤16を交換する際には、排水口よりこ の排水用濾過器を取り出し、本体容器12の底面に形成された開口部より、濾過 剤14を押し出して本体容器12より取り出し、交換することができる。
【0024】 次に、本考案の第2実施例に係る排水用濾過器40は、上記第1実施例と同様 に、流し台の排水口に取り付けられるものであり、図6に示すように、本体容器 42と本体容器42内に収納される濾過剤14とを有する。本体容器42には、 上記第1実施例と同様に、排水口に係合するようにつば41が設けられ、菌がそ の周囲に繁殖することを防止するために、抗菌剤が練り込まれた樹脂によってモ ールド成形されたり、または銅によって形成されている。そして、本体容器42 の周囲には、図示しない水切りのための穴が複数個設けられており、この穴の大 きさは、約1.5mm程度である。
【0025】 濾過剤14は、上記第1実施例と同様の構成で、排水される雑排水から有害物 質、不純物及び不快臭原因物質を吸着除去する吸着剤及び/または浮遊物除去剤 からなり、繊維状活性炭を巻いて円筒状にしたものである。
【0026】 次に、本考案の第3実施例に係る排水用濾過器40は、図7に示すように構成 され、本体容器12及び濾過剤14は、先の実施例と同様のものであるが、本実 施例の場合は、濾過剤14の上方に上記第1実施例に示すような油分を吸着する 油吸着剤36が収納されている。本実施例の場合には、油分吸着剤36には上記 第1実施例に示すような水抜き穴は設けられていないが、水抜き穴を設けてもよ い。
【0027】 上記第2及び第3の実施例においては、図8に示すように、排水用濾過器40 には本体容器42と一体に成型された支持部材としての十字型プレート45が設 けられ、十字型プレート45を設けたことにより水切り性を向上させることがで きる。
【0028】 次に、本考案の第4実施例に係る排水用濾過器50は、図9のように構成され 、上記第2実施例と略同一の構成であるが、本実施例の場合は、本体容器52の 深さ方向の中央部分にプレート58が設けられている。プレート58は、抗菌剤 が練り込まれた樹脂によってモールド成形されており、本体容器52が樹脂の場 合には一体に成形される。
【0029】 また、プレート58の表面には、1mmから3mmの穴が複数個設けられてお り、プレート58の上面に排水中の食品滓のない大きめの滓がこされて残ると同 時に、食品滓の水切りも容易となる。従って、濾過剤14は、プレート58を通 過した不快臭原因物質等のみを除去すれば良く、排水の浄化効率が向上する。
【0030】 図9に示すようにプレート58が本体容器52と一体成形されている場合の本 体容器52の底面構造は、図10のように示され、本体容器52の底面に取外し /取付けすることができる支持部材としての十字型プレート59と、この十字型 プレート59を装着するための本体容器52の底面周縁の溝56a、56b、5 6c、56dと爪54a、54b、54c、54dが示されている。上記溝56 aと溝56c及び溝56bと溝56dは夫々対角に形成されている。また、この 溝56a、56b、56c、56dの近傍には、十字型プレート59の十字の四 端に咬合する爪54a、54b、54c、54dが設けられている。従って、十 字型プレート59を溝56a、56b、56c、56dに嵌め込み、矢印(実線 )方向に回転させることによって、爪54a、54b、54c、54dに十字型 プレート59の四端がかみ合い、十字型プレート59を本体容器52の底面に固 定することができる。なお、十字型プレート59を本体容器52の底面より取り 外す場合は、十字型プレート59を矢印と逆方向に回転することによって容易に 取り外すことができる。
【0031】 図11には、爪54a〜dと溝56a〜dの構造が、爪54aと溝56aを例 にとって示されている。図に示すように、爪54aの下方には、溝56aが設け られている。このため、十字型プレート59の四端を図10に示すように溝56 aのうち上方が空いた部分に置き、矢印方向に回転させると、十字型プレート5 9の四端は、溝56aに収納され固定される。なお、十字型プレート59に水切 り用の穴が設けられていれば、より水切り効果を高めることができる。
【0032】 以上のように、十字型プレート59を設けて、本体容器52の底面を着脱可能 にしたことによって、本体容器52と一体成形されているプレート58の下方か ら、濾過剤14及び/または油吸着剤36を容易に取り出し、交換することが可 能となる。
【0033】 次に、本考案の第5実施例に係る排水用濾過器50は、図12のように構成さ れ、濾過剤14及び油吸着剤36は、第3の実施例と同様のものであり、また、 本体容器52は、上記第4の実施例と同様のものであり、その底部も上記第4実 施例と同様に図10、図11に示すように構成されている。本実施例の場合には 、プレート58が本体容器52の深さ方向の中央部分に設けられていてもよく、 濾過剤14及び油吸着剤36が収納できる空間を確保できればよい。本実施例で は、濾過剤14及び油吸着剤36が設けられているので、更に排水の浄化効果を 向上させることができる。また、本体容器12の底面は、前述同様に取外し可能 な構造を有している。このため、濾過剤14及び油吸着剤36を取り外して交換 することができる。
【0034】
以上のように、本考案の排水用濾過器は、濾過剤により排水中の不純物を除去 することができ、また、油吸着剤により選択的に排水中の油分を吸着することが できる。特に、本考案における本体容器は、抗菌剤を含む樹脂又は銅によって形 成されるので、不衛生となることがない。特に、本体容器に濾過剤と油吸着剤を 取り付けただけの簡便な装置構成で、効率良く排水を浄化することができるので 非常に経済的である。
【0035】 更に、屑籠容器を設けた場合には、この屑籠容器により濾過剤及び/または油 吸着剤で排水を処理する前に、大きな食品滓を前もって除去することができる。 この屑籠容器には屑籠容器爪部が設けられ、本体容器には段部と複数の本体容器 爪部が設けられ、屑籠容器を摺動させて係止するので、取付け/取外しが極めて 簡単である。また、屑籠容器の上面周縁部に取手を設けたことにより、更に屑籠 容器の取外し/取付けが容易になる。
【0036】 また、本体容器内部に複数の水切り穴が設けられたプレートが設けられている 場合には、排水中の食品滓を予め漉すことができる。
【図1】本考案の第1実施例に係る排水用濾過器の部分
破断斜視図である。
破断斜視図である。
【図2】本考案の第1実施例に係る排水用濾過器の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図3】濾過剤の上面図である。
【図4】本体容器に屑籠容器を取り付ける状態の説明す
る要部斜視図である。
る要部斜視図である。
【図5】本体容器の段部及び爪と、屑籠容器の爪との嵌
合状態を説明する図である。
合状態を説明する図である。
【図6】本考案の第2実施例に係る排水用濾過器の部分
破断斜視図である。
破断斜視図である。
【図7】本考案の第3実施例に係る排水用濾過器の部分
破断斜視図である。
破断斜視図である。
【図8】本考案に係る排水用濾過器の第2及び第3の実
施例において、本体容器の底部に十字型プレートが設け
られた状態を示す部分破断斜視図である。
施例において、本体容器の底部に十字型プレートが設け
られた状態を示す部分破断斜視図である。
【図9】本考案の第4実施例に係る排水用濾過器の部分
破断斜視図である。
破断斜視図である。
【図10】第4実施例における本体容器の底部の構造を
示す図である。
示す図である。
【図11】第4実施例における本体容器の底部の構造を
示す一部断面図である。
示す一部断面図である。
【図12】本考案の第5実施例に係る排水用濾過器の部
分破断斜視図である。
分破断斜視図である。
10、40、50 排水用濾過器 11、41、51 つば 12、42、52 本体容器 14 濾過剤 16、36 油吸着剤 58 プレート 15、45、59 十字型プレート 54a、54b、54c、54d 爪 56a、56b、56c、56d 溝
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/50 520 P 9045−4D 531 F 9045−4D 560 B 9045−4D E03F 5/16 9126−2D
Claims (3)
- 【請求項1】 排水口に装着することにより排水の浄化
を行う排水用濾過器であって、 本体容器と屑籠容器と油吸着剤と濾過剤とを有し、 上記本体容器は、抗菌剤を含む樹脂又は銅によって形成
され、上面に開口部を有するとともに、底部に油吸着剤
又は濾過剤を支持する支持部材と浄化水を排水するため
の開口部とを有し、さらに、開口部内側周縁部に屑籠容
器着脱用の段部と本体容器爪部とを有し、 上記屑籠容器は、底面及び側面に排水される雑排水から
食品滓を除去する網を有し、着脱用の把手を有するとと
もに、上記本体容器における段部と本体容器爪部間に上
記屑籠容器を摺動させて係止する屑籠容器爪部を有し、 上記油吸着剤は、上記本体容器内の上記屑籠容器の下方
に着脱可能に収納され、排水される雑排水から油分を吸
着する繊維からなり、 上記濾過剤は、上記本体容器内の上記屑籠容器の下方に
着脱可能に収納され、排水される雑排水から有害物質、
不純物及び不快臭原因物質を吸着除去する吸着剤及び/
または浮遊物除去剤からなることを特徴とする排水用濾
過器。 - 【請求項2】 排水口に装着することにより排水の浄化
を行う排水用濾過器であって、 本体容器と油吸着剤と濾過剤とを有し、 上記本体容器は、抗菌剤を含む樹脂又は銅によって形成
され、上面に開口部を有するとともに、底部に油吸着剤
又は濾過剤を支持する支持部材と浄化水を排水するため
の開口部とを有し、 上記油吸着剤は、上記本体容器内に着脱可能に収納さ
れ、排水される雑排水から油分を吸着する繊維からな
り、 上記濾過剤は、上記本体容器内に着脱可能に収納され、
排水される雑排水から有害物質、不純物及び不快臭原因
物質を吸着除去する吸着剤及び/または浮遊物除去剤か
らなることを特徴とする排水用濾過器。 - 【請求項3】 排水口に装着することにより排水の浄化
を行う排水用濾過器であって、 本体容器と油吸着剤と濾過剤とを有し、 上記本体容器は、抗菌剤を含む樹脂又は銅によって形成
され、上面に開口部を有するとともに、内部に配置され
たプレートを有し、さらに、底部に油吸着剤又は濾過剤
を支持しつつ、浄化水を排水するための開口部を形成す
る着脱可能な支持部材を有し、少なくとも上記プレート
には複数の水切り穴が設けられ、 上記油吸着剤は、上記本体容器内に着脱可能に収納さ
れ、排水される雑排水から油分を吸着する繊維からな
り、 上記濾過剤は、上記本体容器内に着脱可能に収納され、
排水される雑排水から有害物質、不純物及び不快臭原因
物質を吸着除去する吸着剤及び/または浮遊物除去剤か
らなることを特徴とする排水用濾過器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5005293U JPH0721180U (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 排水用濾過器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5005293U JPH0721180U (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 排水用濾過器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0721180U true JPH0721180U (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=12848231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5005293U Pending JPH0721180U (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 排水用濾過器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721180U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109555216A (zh) * | 2019-01-23 | 2019-04-02 | 胡文臣 | 除杂排水装置 |
CN109835968A (zh) * | 2017-11-29 | 2019-06-04 | 杭州申邦净化设备有限公司 | 一种方便更换过滤结构的油水分离器 |
KR20200095847A (ko) * | 2019-02-01 | 2020-08-11 | 전영세 | 욕실 슬래브 배수장치 |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP5005293U patent/JPH0721180U/ja active Pending
Cited By (4)
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