JPH0721111B2 - ビチューメンエマルジョン - Google Patents
ビチューメンエマルジョンInfo
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- JPH0721111B2 JPH0721111B2 JP60089103A JP8910385A JPH0721111B2 JP H0721111 B2 JPH0721111 B2 JP H0721111B2 JP 60089103 A JP60089103 A JP 60089103A JP 8910385 A JP8910385 A JP 8910385A JP H0721111 B2 JPH0721111 B2 JP H0721111B2
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- JP
- Japan
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- bitumen
- emulsion
- water
- phase ratio
- weight
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L95/00—Compositions of bituminous materials, e.g. asphalt, tar, pitch
- C08L95/005—Aqueous compositions, e.g. emulsions
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J3/00—Processes of treating or compounding macromolecular substances
- C08J3/02—Making solutions, dispersions, lattices or gels by other methods than by solution, emulsion or suspension polymerisation techniques
- C08J3/03—Making solutions, dispersions, lattices or gels by other methods than by solution, emulsion or suspension polymerisation techniques in aqueous media
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2395/00—Bituminous materials, e.g. asphalt, tar or pitch
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
- Working-Up Tar And Pitch (AREA)
- Colloid Chemistry (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水中ビチューメン型エマルジョンの製造方法
に関し、さらに詳細には水中ビチューメン型の高分散相
比(HIPR)エマルジョンの製造方法に関するものであ
る。
に関し、さらに詳細には水中ビチューメン型の高分散相
比(HIPR)エマルジョンの製造方法に関するものであ
る。
ビチューメンは高度に粘性の物質であって、道路舗装や
その他の目的に有用である。これは高粘度であるため冷
所或いは未処理状態では使用困難である。粘度を低下さ
せる一つの方法は、この物質を加熱して熱時に使用する
ものである。他の方法は、軽油留分を希釈剤として添加
するものであり、これはビチューメンを薄めて低温度に
おけるその使用を可能にする。しかしながら、この留分
は後に蒸発により失われて、環境問題を引き起こす。本
発明に関連する第三の方法は、水中ビチューメン型エマ
ルジョンを製造するものである。このエマルジョンは出
発ビチューメンよりも低い粘度を有し、低温度にて噴霧
目的もしくは混合目的に使用することができる。
その他の目的に有用である。これは高粘度であるため冷
所或いは未処理状態では使用困難である。粘度を低下さ
せる一つの方法は、この物質を加熱して熱時に使用する
ものである。他の方法は、軽油留分を希釈剤として添加
するものであり、これはビチューメンを薄めて低温度に
おけるその使用を可能にする。しかしながら、この留分
は後に蒸発により失われて、環境問題を引き起こす。本
発明に関連する第三の方法は、水中ビチューメン型エマ
ルジョンを製造するものである。このエマルジョンは出
発ビチューメンよりも低い粘度を有し、低温度にて噴霧
目的もしくは混合目的に使用することができる。
しかしながら、たとえば水のようなずっと低い粘度を有
する媒体にビチューメンを分散させるのは、流体力学の
観点から好ましくない方法である。この問題は、ある種
の用途においてエマルジョンの流動性を犠牲にすること
なく比較的高容量のビチューメン相を含有するエマルジ
ョンを使用するのが望ましいため、一層複雑化する。
する媒体にビチューメンを分散させるのは、流体力学の
観点から好ましくない方法である。この問題は、ある種
の用途においてエマルジョンの流動性を犠牲にすること
なく比較的高容量のビチューメン相を含有するエマルジ
ョンを使用するのが望ましいため、一層複雑化する。
等しい寸法の分散球からなる系の場合、六角形最密充填
配置により占められる最大分散相容積は約74%である。
しかしながら、実際的にエマルジョンは単分散物である
ことが稀であり、したがって液滴を顕著に変形させるこ
となく充填密度を74%よりわずかに増大させることが可
能である。この二次的レベルよりもさらに分散相容量を
増大させようとすれば、液滴がより大きく変形し、より
大きい界面が発生するため不安定となる。これは最終的
に相逆転を生ぜしめたり、或いはエマルジョン破壊をも
たらす。例外的な場合において、98%程度の高い分散相
を有する分散物を逆転または破壊なしに生ぜしめること
ができる。
配置により占められる最大分散相容積は約74%である。
しかしながら、実際的にエマルジョンは単分散物である
ことが稀であり、したがって液滴を顕著に変形させるこ
となく充填密度を74%よりわずかに増大させることが可
能である。この二次的レベルよりもさらに分散相容量を
増大させようとすれば、液滴がより大きく変形し、より
大きい界面が発生するため不安定となる。これは最終的
に相逆転を生ぜしめたり、或いはエマルジョン破壊をも
たらす。例外的な場合において、98%程度の高い分散相
を有する分散物を逆転または破壊なしに生ぜしめること
ができる。
70%より多い分散相を含有する乳化系は高分散相比エマ
ルジョンとして知られている。高分散相比エマルジョン
は、一般に増加量の分散相を連続相中へ分散相容積が70
%を越えるまで分散させることにより作成される。明ら
かにたとえば80%以上の極めて高い分散相容積の場合、
この系は分離した球状の分散液滴を含有することができ
ず、むしろこれらは水性薄膜により分離された高度に変
形した液滴よりなっている。
ルジョンとして知られている。高分散相比エマルジョン
は、一般に増加量の分散相を連続相中へ分散相容積が70
%を越えるまで分散させることにより作成される。明ら
かにたとえば80%以上の極めて高い分散相容積の場合、
この系は分離した球状の分散液滴を含有することができ
ず、むしろこれらは水性薄膜により分離された高度に変
形した液滴よりなっている。
高分散相比エマルジョン技術に関する有用な従来技術は
カナダ特許第1,132,908号公報に記されている。
カナダ特許第1,132,908号公報に記されている。
今般、本発明者等は高分散相比ビチューメンエマルジョ
ンの改良製造方法を見出した。この方法においては、ビ
チューメン対水の高容積比を有する供給原料からエマル
ジョンを、高エネルギー分散でなく低エネルギー混合に
よって直接に製造する。
ンの改良製造方法を見出した。この方法においては、ビ
チューメン対水の高容積比を有する供給原料からエマル
ジョンを、高エネルギー分散でなく低エネルギー混合に
よって直接に製造する。
本発明によれば、70〜98重量%のビチューメンを30〜2
重量%の乳化用表面活性剤の水溶液とを混合してなるビ
チューメンエマルジョンの製造方法であって、前記ビチ
ューメンは室温で実質的に非流動性であり、前記ビチュ
ーメンエマルジョンは、それ自体流動性の安定なビチュ
ーメンエマルジョンであり、かつ表面活性剤の水溶液ま
たは水で希釈して道路舗装および保護皮膜の形成に有用
な狭い粒度範囲の分布の単分散性を示して低ビチューメ
ン含有の安定なエマルジョンへ急速に戻し得る水中ビチ
ューメン型の高分散相比エマルジョンの製造方法におい
て、前記ビチューメンと前記水溶液を直接一度に混合
後、低剪断速度の条件下の攪拌で混合を行って、水の薄
膜により分離された直径2〜50μmの範囲の平均液滴直
径を有する変形ビチューメン液滴からなるエマルジョン
を生成させることを特徴とする水中ビチューメン型の高
分散相比エマルジョンの製造方法が提供される。
重量%の乳化用表面活性剤の水溶液とを混合してなるビ
チューメンエマルジョンの製造方法であって、前記ビチ
ューメンは室温で実質的に非流動性であり、前記ビチュ
ーメンエマルジョンは、それ自体流動性の安定なビチュ
ーメンエマルジョンであり、かつ表面活性剤の水溶液ま
たは水で希釈して道路舗装および保護皮膜の形成に有用
な狭い粒度範囲の分布の単分散性を示して低ビチューメ
ン含有の安定なエマルジョンへ急速に戻し得る水中ビチ
ューメン型の高分散相比エマルジョンの製造方法におい
て、前記ビチューメンと前記水溶液を直接一度に混合
後、低剪断速度の条件下の攪拌で混合を行って、水の薄
膜により分離された直径2〜50μmの範囲の平均液滴直
径を有する変形ビチューメン液滴からなるエマルジョン
を生成させることを特徴とする水中ビチューメン型の高
分散相比エマルジョンの製造方法が提供される。
適当な特性を有するビチューメンを供給するには、一般
にこれを100℃以下の温度まで加熱する必要がある。
にこれを100℃以下の温度まで加熱する必要がある。
しかしながら、この温度は、従来のビチューメンエマル
ジョンを製造する際に一般にビチューメンを加熱する温
度よりずっと低い。カチオン性表面活性剤によりビチュ
ーメンエマルジョンを製造する現在の方法は、所要の液
滴寸法を得るために120〜140℃の範囲の温度かつ高剪断
条件下(たとえばコロイドミルによる)にて乳化を行
う。高剪断の機械的分散は比較的大寸法の粒子を有する
多分散エマルジョンまたは多重エマルジョンの形成をも
たらし、これらの両者は望ましくない特徴を有する。
ジョンを製造する際に一般にビチューメンを加熱する温
度よりずっと低い。カチオン性表面活性剤によりビチュ
ーメンエマルジョンを製造する現在の方法は、所要の液
滴寸法を得るために120〜140℃の範囲の温度かつ高剪断
条件下(たとえばコロイドミルによる)にて乳化を行
う。高剪断の機械的分散は比較的大寸法の粒子を有する
多分散エマルジョンまたは多重エマルジョンの形成をも
たらし、これらの両者は望ましくない特徴を有する。
慣用の方法で乳化し得ない硬質ビチューメンが、本発明
の方法による乳化に適している。この種のビチューメン
は、ビチューメンの粘度を加工し得るレベルまで低下さ
せるのに過度の高温度を必要とするため、従来処理困難
であった。
の方法による乳化に適している。この種のビチューメン
は、ビチューメンの粘度を加工し得るレベルまで低下さ
せるのに過度の高温度を必要とするため、従来処理困難
であった。
ビチューメンと水の混合は、漸進的でなく一度に混合
し、次いで低剪断速度の攪拌機で混合する。たとえば粘
性流体を混合するのに適することが知られた装置を用い
て、ビチューメンと水とを混合することができる〔エッ
チ・エフ・アービンおよびアール・アイ・サクストン、
「混合理論およびその実用」(ブイ・ダブリュー・ウー
ルおよびジェー・ビー・グレイ編)、第1巻、第8章、
アカデミックプレス社(1966)参照〕。この装置の他
に、静的ミキサーを使用することもできる。
し、次いで低剪断速度の攪拌機で混合する。たとえば粘
性流体を混合するのに適することが知られた装置を用い
て、ビチューメンと水とを混合することができる〔エッ
チ・エフ・アービンおよびアール・アイ・サクストン、
「混合理論およびその実用」(ブイ・ダブリュー・ウー
ルおよびジェー・ビー・グレイ編)、第1巻、第8章、
アカデミックプレス社(1966)参照〕。この装置の他
に、静的ミキサーを使用することもできる。
表面活性剤は、エマルジョンの全重量に対し0.1〜5重
量%の量で使用するのが適している。
量%の量で使用するのが適している。
適する表面活性剤はアニオン性表面活性剤、アニオン性
表面活性剤と非イオン性表面活性剤との混合物、カチオ
ン性表面活性剤(これが好適である)、およびカチオン
性表面活性剤と非イオン性表面活性剤との混合物を包含
する。
表面活性剤と非イオン性表面活性剤との混合物、カチオ
ン性表面活性剤(これが好適である)、およびカチオン
性表面活性剤と非イオン性表面活性剤との混合物を包含
する。
非イオン性表面活性剤はエトキシル化アルキルフェノー
ル、エトキシル化アルコールおよびエトキシル化ソルビ
タンエステルを包含する。
ル、エトキシル化アルコールおよびエトキシル化ソルビ
タンエステルを包含する。
カチオン性表面活性剤は脂肪族ジアミン、イミダゾリ
ン、エトキシル化アミン、アミド−アミンおよび第四ア
ンモニウム化合物の塩酸塩を包含する。
ン、エトキシル化アミン、アミド−アミンおよび第四ア
ンモニウム化合物の塩酸塩を包含する。
アニオン性表面活性剤は長鎖のカルボン酸およびスルホ
ン酸を包含する。
ン酸を包含する。
本発明の方法により、従来開示されているものよりもビ
チューメンの高含有量を有する高分散相比エマルジョン
を製造することができる。
チューメンの高含有量を有する高分散相比エマルジョン
を製造することができる。
本発明の他の特徴によれば、80〜98重量%、好ましくは
85〜95重量%のビチューメンを含有し、エマルジョンが
2〜50μの範囲の平均粒子直径を有する変形ビチューメ
ン液滴からなる水中ビチューメン型の高分散相比エマル
ジョンが提供される。
85〜95重量%のビチューメンを含有し、エマルジョンが
2〜50μの範囲の平均粒子直径を有する変形ビチューメ
ン液滴からなる水中ビチューメン型の高分散相比エマル
ジョンが提供される。
製造された高分散相比エマルジョンはそれ自体パイプ輸
送できる流動性の安定なビチューメンエマルジョンであ
り、表面活性剤水溶液または水で希釈して高度の単分散
性(大部分の粒子が同じ大きさである)を示す低ビチュ
ーメン相容量の安定エマルジョンを得ることができる。
このエマルジョンは、安定性に悪影響を及ぼすことなく
所要粘度まで希釈することができる。希釈に際し幅狭い
寸法分布が維持されるので、得られたエマルジョンはク
リーム化する傾向をほとんど示さない。このことは、相
分離の危険性を減少させる。
送できる流動性の安定なビチューメンエマルジョンであ
り、表面活性剤水溶液または水で希釈して高度の単分散
性(大部分の粒子が同じ大きさである)を示す低ビチュ
ーメン相容量の安定エマルジョンを得ることができる。
このエマルジョンは、安定性に悪影響を及ぼすことなく
所要粘度まで希釈することができる。希釈に際し幅狭い
寸法分布が維持されるので、得られたエマルジョンはク
リーム化する傾向をほとんど示さない。このことは、相
分離の危険性を減少させる。
このエマルジョンは、特に表面活性剤溶液で希釈した際
の希釈エマルジョンは、特に道路の舗装および保守なら
びに紙被覆および金属被覆に使用するのに適している。
不均一寸法の粒子の混合エマルジョンは、大きな粒子は
早く破壊し、より小さい粒子は遅く破壊するかまたは破
壊しない。したがって、道路舗装の時間は長く掛りかつ
不揃いで、かつ残留エマルジョンは、環境破壊問題を引
き起こす。しかしながら、本発明のビチューメンエマル
ジョンの粒子の大きさは極めて均一であって、従来のビ
チューメンエマルジョンの問題を避ける利点がある。
の希釈エマルジョンは、特に道路の舗装および保守なら
びに紙被覆および金属被覆に使用するのに適している。
不均一寸法の粒子の混合エマルジョンは、大きな粒子は
早く破壊し、より小さい粒子は遅く破壊するかまたは破
壊しない。したがって、道路舗装の時間は長く掛りかつ
不揃いで、かつ残留エマルジョンは、環境破壊問題を引
き起こす。しかしながら、本発明のビチューメンエマル
ジョンの粒子の大きさは極めて均一であって、従来のビ
チューメンエマルジョンの問題を避ける利点がある。
以下、本発明を実施例につきさらに説明する。
実施例1 200ペングレードのサイラス産ビチューメン試料90gを3.
0%非イオン性表面活性剤水溶液10gを含有する250mlビ
ーカーに加えて、90%高分散相比エマルジョンを作成し
た。
0%非イオン性表面活性剤水溶液10gを含有する250mlビ
ーカーに加えて、90%高分散相比エマルジョンを作成し
た。
この表面活性剤はアルキル芳香族エトキシル化物とし
た。次いで、これを90℃にて二重ビーター式手持ち家庭
用ミキサーで混合し、このミキサーを1000rpmにて1分
間操作し、次いでさらに低剪断速度の条件下(数100sec
-1)にて1200rpmで1分間操作した。
た。次いで、これを90℃にて二重ビーター式手持ち家庭
用ミキサーで混合し、このミキサーを1000rpmにて1分
間操作し、次いでさらに低剪断速度の条件下(数100sec
-1)にて1200rpmで1分間操作した。
混合過程の際、水性表面活性剤の薄膜がビチューメン全
体に亘り引き伸ばされかつ折り畳まれて、最終的に複雑
に入り組んだ薄膜構造が得られると判断される。
体に亘り引き伸ばされかつ折り畳まれて、最終的に複雑
に入り組んだ薄膜構造が得られると判断される。
この高分散相比エマルジョンをさらに水で希釈すると、
ビチューメンがその拘束する骨組みから遊離しかつ球状
液滴が分離する。
ビチューメンがその拘束する骨組みから遊離しかつ球状
液滴が分離する。
次いで、この90%ビチューメンエマルジョンを1%表面
活性剤溶液により90℃で希釈して、低ビチューメン含有
量(すなわち70/30、60/40および50/50)のエマルジョ
ンを生成させることができた。室温にて18ヶ月間の貯蔵
後、これらの希釈エマルジョンは何ら凝集の徴候を示さ
なかった。
活性剤溶液により90℃で希釈して、低ビチューメン含有
量(すなわち70/30、60/40および50/50)のエマルジョ
ンを生成させることができた。室温にて18ヶ月間の貯蔵
後、これらの希釈エマルジョンは何ら凝集の徴候を示さ
なかった。
エマルジョンの粘度はビチューメン含有量の増加と共に
増大したが、室温においてさえ70%ビチューメンエマル
ジョンはまだ相当程度の流動性を示し、したがってポン
プ輸送に適することが証明された。さらに希釈すればエ
マルジョンの顕微鏡検査が可能となり、良好な単分散度
と約15μの平均液滴直径とを示した。
増大したが、室温においてさえ70%ビチューメンエマル
ジョンはまだ相当程度の流動性を示し、したがってポン
プ輸送に適することが証明された。さらに希釈すればエ
マルジョンの顕微鏡検査が可能となり、良好な単分散度
と約15μの平均液滴直径とを示した。
実施例2〜7 次の手順により、水中ビチューメン型の他のエマルジョ
ンを作成した。
ンを作成した。
商品名ジノラム−Sとして販売されている脂肪族アミン
の塩酸塩0.8gを500mlビーカーに入れ、水(27ml)を加
え、次いで溶液を40〜50℃まで加温して表面活性剤を溶
解させた。ビチューメンを90℃まで加熱して、その240g
を水相に加えた。ビチューメンを水相とを含有するビー
カーを90℃の湯浴中に5分間入れた。次いで、ビチュー
メンと水相とを家庭用ミキサーにより30秒間混合して90
%エマルジョンを得た。次いで、1重量%の乳化剤を含
有する水溶液(76.5ml)を30秒間かけて混合しながら加
え、エマルジョンを低ビチューメン含有量まで希釈し
た。希釈後、混合をさらに60秒間続けて、完全に均質化
した生成物を確保した。
の塩酸塩0.8gを500mlビーカーに入れ、水(27ml)を加
え、次いで溶液を40〜50℃まで加温して表面活性剤を溶
解させた。ビチューメンを90℃まで加熱して、その240g
を水相に加えた。ビチューメンを水相とを含有するビー
カーを90℃の湯浴中に5分間入れた。次いで、ビチュー
メンと水相とを家庭用ミキサーにより30秒間混合して90
%エマルジョンを得た。次いで、1重量%の乳化剤を含
有する水溶液(76.5ml)を30秒間かけて混合しながら加
え、エマルジョンを低ビチューメン含有量まで希釈し
た。希釈後、混合をさらに60秒間続けて、完全に均質化
した生成物を確保した。
1,5,24および48時間後にエマルジョンを肉眼検査するこ
とからなる主観的方法により、これらエマルジョンの貯
蔵安定性を評価した。不安定の徴候については、皮膜形
成ならびに粘度の減少に伴って粒状外観を与える凝集に
よって示した。
とからなる主観的方法により、これらエマルジョンの貯
蔵安定性を評価した。不安定の徴候については、皮膜形
成ならびに粘度の減少に伴って粒状外観を与える凝集に
よって示した。
下記第1表に示す結果が得られた。
実施例8〜10 同様な手順を用いて、2種のベネズエラ産原油の大気圧
蒸留により得られた3種のビチューメンからエマルジョ
ンを製造した。
蒸留により得られた3種のビチューメンからエマルジョ
ンを製造した。
使用した表面活性剤は次の通りである。
実施例8:オレイン酸ナトリウムとエトキシル化ノニルフ
ェノールとの混合物。
ェノールとの混合物。
実施例9:商品名プーアニダB(ベネズエラ国、インテベ
ップ ソシエテ アノニム社)として販売されているも
の。
ップ ソシエテ アノニム社)として販売されているも
の。
実施例10:商品名デュオミーンT(オランダ国、アクゾN
V社)として販売されているものの塩酸塩。
V社)として販売されているものの塩酸塩。
下記第2表に示す結果が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マリア ルイザ チリノス ベネズエラ国、カラカス、コーレ プルト ン クインタ、アーバン サンタ パウラ (無番地) (72)発明者 アリステイアー ステユワート テイラー 英国、サリー、ジーユー17 7ビーエス、 カンバリー、エイトリー、ストツクブリツ ジ ウエイ 11番 (72)発明者 スペンサー エドウイン テイラー 英国、サリー、ジーユー15 1ビーデー、 カンバリー、ヘザーサイド、マーチンデイ ル アベニユー 32番 (56)参考文献 特開 昭48−55201(JP,A) 特開 昭51−25534(JP,A)
Claims (9)
- 【請求項1】70〜98重量%のビチューメンと30〜2重量
%の乳化用表面活性剤の水溶液とを混合してなるビチュ
ーメンエマルジョンの製造方法において、前記ビチュー
メンと前記水溶液を直接一度に混合後、10〜1000sec-1
の低剪断速度の条件下の攪拌で混合を行って、2〜50μ
mの範囲の平均液滴直径を有する変形ビチューメン液滴
からなるエマルジョンを生成させることを特徴とする水
中ビチューメン型の高分散相比エマルジョンの製造方
法。 - 【請求項2】供給原料が、全混合物の80〜95重量%のビ
チューメンを含む特許請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項3】混合物を50〜250sec-1の範囲の低剪断速度
の条件下で行う特許請求の範囲第2項記載の方法。 - 【請求項4】ビチューメンが、90℃の混合温度で3600〜
10000mPa.sの範囲の粘度を有する特許請求の範囲第1〜
3項のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項5】表面活性剤がアニオン性/非イオン性の混
成表面活性剤である特許請求の範囲第1〜4項のいずれ
か1項に記載の方法。 - 【請求項6】表面活性剤がカチオン性表面活性剤である
特許請求の範囲第1〜5項のいずれか1項に記載の方
法。 - 【請求項7】水中ビチューメン型の高分散相比エマルジ
ョンを特許請求の範囲第1〜6項のいずれか1項に記載
の方法により製造し、次いでこのエマルジョンを表面活
性剤の水溶液または水で希釈することを特徴とする水中
ビチューメン型の高分散相比エマルジョンの製造方法。 - 【請求項8】エマルジョンが、2〜50μの平均粒子直径
を有する変形ビチューメン液滴からなることを特徴とす
る80〜98重量%のビチューメンを含有する水中ビチュー
メン型の高分散相比エマルジョン。 - 【請求項9】85〜95重量%のビチューメンを含有する特
許請求の範囲第8項記載の高分散相比エマルジョン。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB848410741A GB8410741D0 (en) | 1984-04-26 | 1984-04-26 | Emulsions |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61247757A JPS61247757A (ja) | 1986-11-05 |
JPH0721111B2 true JPH0721111B2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=10560147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60089103A Expired - Lifetime JPH0721111B2 (ja) | 1984-04-26 | 1985-04-26 | ビチューメンエマルジョン |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0162591B1 (ja) |
JP (1) | JPH0721111B2 (ja) |
AT (1) | ATE33846T1 (ja) |
AU (1) | AU580596B2 (ja) |
CA (1) | CA1260351A (ja) |
DE (1) | DE3562377D1 (ja) |
DK (1) | DK174542B1 (ja) |
GB (1) | GB8410741D0 (ja) |
NZ (1) | NZ211892A (ja) |
ZA (1) | ZA853116B (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US4801304A (en) * | 1986-06-17 | 1989-01-31 | Intevep, S.A. | Process for the production and burning of a natural-emulsified liquid fuel |
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