JPH07210993A - デジタル音声信号処理方法 - Google Patents

デジタル音声信号処理方法

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JPH07210993A
JPH07210993A JP591894A JP591894A JPH07210993A JP H07210993 A JPH07210993 A JP H07210993A JP 591894 A JP591894 A JP 591894A JP 591894 A JP591894 A JP 591894A JP H07210993 A JPH07210993 A JP H07210993A
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JP
Japan
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bits
digital audio
audio signal
processing method
signal processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP591894A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Ogura
康弘 小倉
Toru Sugihara
通 杉原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビット数を充分に活かしてデジタル音声信号
の伝送等を行う。 【構成】 入力端子1からの信号が加算器2を通じて量
子化器3に供給され、例えば16ビットに変換されて出
力端子4に取り出される。この量子化器3の前後の信号
が減算器5に供給される。そしてこの減算器5で取り出
された誤差信号がフィルター6に供給され、通過された
信号が加算器2に供給される。それと共に入力端子1か
らの信号がダイナミックレンジ検出器7に供給され、こ
の検出器7にて入力されるデジタル音声信号のダイナミ
ックレンジが検出される。すなわちこのダイナミックレ
ンジはデジタル音声信号のデータの語長に対応するもの
であり、このデータの語長を計測することによってダイ
ナミックレンジが検出される。あるいはスイッチ等で設
定することもできる。そしてこの検出されたダイナミッ
クレンジ(収録ビット数)に応じてフィルター6の周波
数特性が変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンパクトディ
スク(CD)やデジタルオーディオテープ(DAT)の
ように、伝送(記録)ビット数の規定されたデジタル音
声信号の伝送(記録)手段に使用されるデジタル音声信
号処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばコンパクトディスク(CD)やデ
ジタルオーディオテープ(DAT)においては、ディス
クまたはテープに記録(伝送)されるデジタル音声信号
のビット数は16ビットに規定されている。これに対し
てAD変換技術の研究開発により、17ビット以上のビ
ット数での音声信号の収録が可能になってきている。と
ころがこのような17ビット以上のビット数で収録を行
っても、その信号を単純に下位ビットを削除して16ビ
ットにしたのでは特別な効果は発生しない。
【0003】そこでこのような17ビット以上のビット
数で収録されたデジタル音声信号を16ビットに変換す
る場合に、16ビットで発生される量子化ノイズの特性
を人の平均的な聴覚特性に準じた所定の特性に変化させ
て、実質的な記録(伝送)ビット数を増加させるように
したデジタル音声信号処理方法が提案された。
【0004】すなわち図7において、入力端子71には
音楽演奏等のアナログ音声信号が入力(収録)される。
このアナログ音声信号が例えば20ビットのAD変換回
路72に供給され、例えば20ビットのデジタル音声信
号が形成される。このデジタル音声信号が、いわゆるノ
イズシェーピング装置73に供給される。このノイズシ
ェーピング装置73からの信号が、ディスク74あるい
はテープ75、または回線76を通じて記録(伝送)さ
れる。
【0005】ここで上述のノイズシェーピング装置73
は、例えば図8に示すように構成される。すなわち図8
において、例えば20ビットのデジタル音声信号が入力
端子81に供給される。この入力端子81からの信号が
加算器82を通じて量子化器83に供給され、例えば1
6ビットに変換されて出力端子84に取り出される。こ
の量子化器83の前後の信号が減算器85に供給され
る。そしてこの減算器85で取り出された誤差信号がフ
ィルター86に供給され、通過された信号が加算器82
に供給される。
【0006】従ってこの装置において、16ビットの伝
送系の本来の量子化ノイズの特性(ノイズフロア)は、
例えば図9のAの線aに示すようになっている。これに
対して20ビットの伝送系のノイズフロアは、例えば図
中の線bに示すようである。そこで上述のノイズシェー
ピング装置73においては、このノイズフロアの形を例
えば図9のBの線cに示すように変化させる。
【0007】すなわち上述のフィルター86にこのよう
な周波数特性を持たせることによって、ノイズフロアを
図示のように変化させることができる。そしてこの場合
に、斜線で示すノイズの総量は一定であるが、人の聴覚
特性が比較的敏感な低域のノイズレベルを低下させ、比
較的敏感でない高域のノイズレベルを上昇させることに
よって、実質的な伝送ビット数を増加させることができ
る。(特開平4−72908号公報、特開平4−729
09号公報等参照)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述の装置に
おいて、例えばAD変換回路72の収録ビット数が22
ビットであったとすると、22ビットの伝送系のノイズ
フロアは、例えば図10のAの線dに示すようである。
従ってこれに対して上述の線cで示すようにノイズフロ
アの形を変化させても、低域の部分では22ビットの収
録ビット数が活かしきれていないことになる。
【0009】一方、例えばAD変換回路72の収録ビッ
ト数が18ビットであったとすると、18ビットの伝送
系のノイズフロアは、例えば図10のBの線eに示すよ
うである。従ってこれに対して上述の線cで示すように
ノイズフロアの形を変化させると、低域の部分では処理
が過剰となり、この場合も18ビットの収録ビット数が
充分に活かしきれていないことになる。
【0010】この出願はこのような点に鑑みて成された
ものであって、解決しようとする問題点は、従来の方法
では収録ビット数が変更されると、そのビット数を充分
に活かした伝送ビット数への変換が行われなくなるとい
うものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の手段
は、伝送ビット数より多い収録ビット数で記録されたデ
ジタル音声信号の伝送を行う場合に、上記伝送ビット数
で発生される量子化ノイズの特性を人の平均的な聴覚特
性に準じた所定の特性に変化させて、実質的な伝送ビッ
ト数を増加させるようにしたデジタル音声信号処理方法
において、上記量子化ノイズの特性を、上記伝送ビット
数及び収録ビット数に応じて所望の特性に変化させるよ
うにしたデジタル音声信号処理方法である。
【0012】本発明による第2の手段は、第1の手段記
載のデジタル音声信号処理方法において、上記所望の特
性は、上記収録ビット数が伝送ビット数に対して充分多
い時は、上記所定の特性に比して低域を低減し高域を増
加させるようにしたデジタル音声信号処理方法である。
【0013】本発明による第3の手段は、第1の手段記
載のデジタル音声信号処理方法において、上記所望の特
性は、上記収録ビット数が伝送ビット数に対して近い値
の時は、上記所定の特性に比して低域を増加し高域を低
減させるようにしたデジタル音声信号処理方法である。
【0014】本発明による第4の手段は、第1〜第3の
手段のいずれかに記載のデジタル音声信号処理方法にお
いて、上記伝送ビット数より多い収録ビット数で記録さ
れたデジタル音声信号(入力端子1)を上記伝送ビット
数に量子化(量子化器3)したときに発生する量子化誤
差を抽出(減算器5)し、この量子化誤差をFIRフィ
ルター6に入力し、このFIRフィルター6の周波数特
性を上記伝送ビット数及び収録ビット数(ダイナミック
レンジ検出器7)に応じて上記所望の特性に変化させる
と共に、このFIRフィルター6の出力を次に量子化さ
れる上記記録されたデジタル音声信号のサンプルにフィ
ードバックして加算(加算器2)し、この加算結果を上
記伝送ビット数に量子化して上記伝送されるデジタル音
声信号を生成(出力端子4)するようにしたデジタル音
声信号処理方法である。
【0015】
【作用】これによれば、量子化ノイズの特性を伝送ビッ
ト数及び収録ビット数に応じて所望の特性に変化させる
ことによって、各ビット数を充分に活かしてデジタル音
声信号の伝送等を行うことができる。
【0016】
【実施例】図1は本発明によるデジタル音声信号処理方
法を適用したノイズシェーピング装置の構成を示す。こ
の図1において、入力端子1からの信号が加算器2を通
じて量子化器3に供給され、例えば16ビットに変換さ
れて出力端子4に取り出される。この量子化器3の前後
の信号が減算器5に供給される。そしてこの減算器5で
取り出された誤差信号がフィルター6に供給され、通過
された信号が加算器2に供給される。
【0017】それと共に入力端子1からの信号がダイナ
ミックレンジ検出器7に供給され、この検出器7にて入
力されるデジタル音声信号のダイナミックレンジが検出
される。すなわちこのダイナミックレンジはデジタル音
声信号のデータの語長に対応するものであり、このデー
タの語長を計測することによってダイナミックレンジが
検出される。あるいは例えば上述の図7のAD変換回路
72のビット数(収録ビット数)に応じてスイッチ等で
設定することもできる。
【0018】そしてこの検出されたダイナミックレンジ
(収録ビット数)に応じてフィルター6の周波数特性が
変更される。すなわち例えば収録ビット数が22ビット
のときは、周波数特性が図2のAの線fに示すように変
更される。これによって低域の部分で22ビットの収録
ビット数を充分に活かしたノイズフロアの形にすること
ができる。
【0019】一方、例えば収録ビット数が18ビットの
ときは、周波数特性が図2のBの線gに示すように変更
される。これによって高域の部分でノイズ成分の上昇を
最小限に抑えることができ、18ビットの収録ビット数
が充分に活かした処理を行うことができる。
【0020】こうして上述の方法によれば、量子化ノイ
ズの特性を伝送ビット数及び収録ビット数に応じて所望
の特性に変化させることによって、各ビット数を充分に
活かしてデジタル音声信号の伝送等を行うことができる
ものである。
【0021】なお上述の実施例においてフィルター6
は、例えば図3に示すようないわゆるFIRフィルター
で構成される。そしてこのFIRフィルターにおいて、
各係数器C0〜C7の係数に任意の値を定めることによ
って、それぞれ所望の周波数特性を得ることができる。
【0022】すなわち例えば図4のAに示すような係数
とすることによって、同図のBに示すような周波数特性
を得ることができる。これによれば、例えば収録ビット
数が18ビットのときのノイズシェーピングを良好に行
うことができる。
【0023】また例えば図5のAに示すような係数とす
ることによって、同図のBに示すような周波数特性を得
ることができる。これによれば、例えば収録ビット数が
20ビットのときのノイズシェーピングを良好に行うこ
とができる。
【0024】さらに例えば図6のAに示すような係数と
することによって、同図のBに示すような周波数特性を
得ることができる。これによれば、例えば収録ビット数
が22ビットのときのノイズシェーピングを良好に行う
ことができる。
【0025】また本発明はフィルターの係数を任意に定
めることによって、18、20、22ビット以外の17
ビット以上の任意の収録ビット数に対してもそれぞれ所
望の周波数特性を得ることができる。さらに伝送ビット
数が16ビット以外の場合にも、それぞれ所望の周波数
特性を得ることによって、常に伝送ビット数及び収録ビ
ット数を充分に活かしきった良好なデジタル音声信号の
伝送のための処理を行うことができる。
【0026】
【発明の効果】この発明によれば、量子化ノイズの特性
を伝送ビット数及び収録ビット数に応じて所望の特性に
変化させることによって、各ビット数を充分に活かして
デジタル音声信号の伝送等を行うことができるようにな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタル音声信号処理方法を適用
したノイズシェーピング装置の一例の構成図である。
【図2】その説明のための図である。
【図3】FIRフィルターの一例の構成図である。
【図4】その説明のための図である。
【図5】その説明のための図である。
【図6】その説明のための図である。
【図7】デジタル音声信号の伝送系の説明のための構成
図である。
【図8】従来のノイズシェーピング装置構成図である。
【図9】その説明のための図である。
【図10】その説明のための図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 加算器 3 量子化器 4 出力端子 5 減算器 6 フィルター 7 ダイナミックレンジ検出器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送ビット数より多い収録ビット数で記
    録されたデジタル音声信号の伝送を行う場合に、上記伝
    送ビット数で発生される量子化ノイズの特性を人の平均
    的な聴覚特性に準じた所定の特性に変化させて、実質的
    な伝送ビット数を増加させるようにしたデジタル音声信
    号処理方法において、 上記量子化ノイズの特性を、上記伝送ビット数及び収録
    ビット数に応じて所望の特性に変化させるようにしたデ
    ジタル音声信号処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデジタル音声信号処理方
    法において、 上記所望の特性は、上記収録ビット数が伝送ビット数に
    対して充分多い時は、上記所定の特性に比して低域を低
    減し高域を増加させるようにしたデジタル音声信号処理
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデジタル音声信号処理方
    法において、 上記所望の特性は、上記収録ビット数が伝送ビット数に
    対して近い値の時は、上記所定の特性に比して低域を増
    加し高域を低減させるようにしたデジタル音声信号処理
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    デジタル音声信号処理方法において、 上記伝送ビット数より多い収録ビット数で記録されたデ
    ジタル音声信号を上記伝送ビット数に量子化したときに
    発生する量子化誤差を抽出し、 この量子化誤差をFIRフィルターに入力し、 このFIRフィルターの周波数特性を上記伝送ビット数
    及び収録ビット数に応じて上記所望の特性に変化させる
    と共に、 このFIRフィルターの出力を次に量子化される上記記
    録されたデジタル音声信号のサンプルにフィードバック
    して加算し、 この加算結果を上記伝送ビット数に量子化して上記伝送
    されるデジタル音声信号を生成するようにしたデジタル
    音声信号処理方法。
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