JPH07210857A - 二酸化クロムを含む磁気記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

二酸化クロムを含む磁気記録媒体およびその製造方法

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JPH07210857A
JPH07210857A JP6283542A JP28354294A JPH07210857A JP H07210857 A JPH07210857 A JP H07210857A JP 6283542 A JP6283542 A JP 6283542A JP 28354294 A JP28354294 A JP 28354294A JP H07210857 A JPH07210857 A JP H07210857A
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ハーラルト、ヤコヴ
Reinhard Koerner
ラインハルト、ケルナー
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ロナルド、ジョン、バイチ
Ekkehard Schwab
エッケハルト、シュヴァプ
Helmut Dr Jakusch
ヘルムート、ヤクシュ
Hepner Bernd
ベルント、ヘプナー
Rudi Lehnert
ルディ、レーネルト
Manfred Ohlinger
マンフレート、オーリンガー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来技術に対してさらに狭い磁性粉体分布お
よび保磁力分布を示す。従って少なくとも40kA/m
の保磁力と共に磁化の改善された熱安定性を示す変性二
酸化クロムの製造方法を提供すること。 【構成】 非磁性基板と、この上に施され、かつポリマ
ー結合剤中に均斉に分配された磁性粉体として針状Cr
2 を含有する少なくとも1層の磁性層とから成る磁気
記録媒体であって、上記磁性二酸化クロムが、鉄および
テルルあるいはアンチモンで変性されており、少なくと
も40kA/mの保磁力、少なくとも85nTm3 /g
の飽和磁化、少なくとも25m2 /gの比表面積(SS
A)を有し、残留誘導における50%の温度依存減少
が、95℃以上においてのみもたらされることを特徴と
する磁気記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、磁気記録媒体用の、鉄およびテ
ルルおよび/あるいはアンチモンにより変性された針状
磁性二酸化クロム微細粉に関するものである。
【0002】
【従来技術】針状二酸化クロム、その製造方法およびそ
の磁気記録媒体用の材料としての用途は、多くの刊行物
に記載されている。他の磁性酸化物を主として含有する
記録媒体にくらべて、二酸化クロムを含有する磁気記録
媒体は、一般に秀れた磁気特性を有するが、これは保磁
力、比残留磁気および飽和磁化に関する高い数値と、こ
とに針状二酸化クロム微細粉の均斉な形状および小さな
粒径とによるものである。
【0003】今もなお進歩を遂げつつある、アナログ式
ことにディジタル式のオーディオ、ビデオ信号処理にお
ける開発、および磁気記録の熱安定性に対する、絶えず
増大する要求は、これに対応して改善された磁気記録媒
体を必要とする。これは、一方において、磁化可能微細
粉、例えば磁性層の結合剤マトリックス中に分散された
二酸化クロム粉体を含有する磁気記録媒体の場合、記録
密度を高めるために磁性粉体の保磁力の増大および粉体
粒径の低減が必要であることを意味する、さらに、磁性
粉体の磁気モーメントが安定に維持されるかあるいは増
大せしめられ、その結果として、可能であれば、記録レ
ベルにとって決定的な磁性層残留磁束が確実に維持され
ねばならない。
【0004】また他方において、保磁力のレベルとは別
に、磁性粉体の粒度分布が極めて狭い範囲に止まること
が保証されねばならない。残留磁束の熱安定性もこれに
より決定されるからである。さらに、粒度分布のみなら
ず使用されるドーパント(ドーピング処理剤)分布によ
り決定的に影響される保磁力分布が狭い範囲に止まるこ
とも保証されねばならない。この分布が広い場合には、
低保磁力部分(これは若干の場合において粒度分布にお
ける小径粉粒と同じことになる)が、高保磁力部分より
も容易に熱減磁される傾向がある。この熱減磁の程度
は、いわゆるピグメント、すなわち磁性粉体のキュリー
温度により影響される。
【0005】従って、この磁化クロムの開発を、保磁力
と無関係に、より高い保磁力に向けて、またより高い飽
和磁化、同時により狭いスイッチング磁場分布および粉
粒粒度分布に向けて行われて来た実験例は、枚挙にいと
まがない。
【0006】例えば、61kA/m以上の保磁力を有す
るCrO2 粉体の製造方法は、西独特願公開26483
05号、同3837646号、ヨーロッパ特願公開54
8642号各公報に記載されており、この548642
号公報によって製造された二酸化クロムは、望ましい各
磁気特性に極めて近い数値を達成し得るとされている。
【0007】またこの548642号公報には、鉄およ
びテルルおよび/あるいはアンチモンにより変性され、
60kA/m以上の保磁力、少なくとも85nTm3
gの飽和磁化および平均針長からの偏差が35%以下の
極めて狭い粒度分布を示すCrO2 粉粒の製造方法が記
載されている。この公報記載の方法により製造された二
酸化クロム材料は、将来の高密度記録媒体および記録方
法に適してはいるが、残留誘導および磁化率の対応する
温度依存測定結果から明らかにされる保磁力分布、従っ
て熱安定性に関しては、さらに改善が必要である。
【0008】磁化率の測定において観察される信号ピー
クの半値幅ΔTは、緩慢な熱減磁が生起し始める温度範
囲の用途となし得ることが発見された。この半値幅の測
定値が添付図面の図1および図2に示されている。幅の
狭いピークは、低温で切換わる粉粒部分を少量だけ含有
する均斉な磁性粉粒試料であることを示しており、幅の
広いピークは広い粒度分布が存在すること、従ってこれ
に対応して広く分布する熱的に切換わる粉粒の範囲を示
している。高い温度で切換わる粉粒部分の分布幅は、接
線Tの曲線2に対する傾斜である(図1および図2を対
比参照され度い)。緩やかな曲線は広い分布を示す。
【0009】残留誘導Mr の温度依存測定において、両
図の対比から明らかであるように、試料が不均斉である
程、Mr は当初段階においてこれに対応して著しく減少
する。当初の残留誘導に対して、例えば50%のMr
依然として存在する温度(T50% )は、従って均斉性の
目途となる。ただし、これに関して、粉体の粒子結晶長
さが含まれていることに留意され度い。粉粒粒度が大き
い程、温度が高くなるにつれて残留誘導が早く失われる
(熱活性化)ことが知られている。
【0010】上述のヨーロッパ特願公開548642号
公報に記載されたタイプの磁性粉粒試料の、以下の実施
例において示されるT50% 値および半値幅ΔTは、極め
て広い分布を示す。この種の磁性粉粒は、従来技術で得
られる典型的な全CrO2 磁性粉粒であって、60kA
/m以上の保磁力を有するものである。
【0011】例えばヨーロッパ特許198110号、1
46127号、239089号、304851号により
製造され得る、低保磁力の鉄でドーピング処理されたC
rO2 磁性粉粒は、46kA/m以下の保磁力を有する
CrO3 、CrO3 あるいはクロム(III)の熱水転
化によるものであって、比較的狭い分布を示す。このよ
うな磁性粉粒に対しては、理論的CrO2 収率に対して
例えば0.5重量%程度の極めて少量のFe23 鉄分
を使用せざるを得ず、従ってドーパントとしての鉄の極
めて不均斉な分布は、その粗い粒度のために、期待され
得ない。すなわち、このようなピグメント、すなわち磁
性粉体は、例えば前述ヨーロッパ特許198110号の
明細書に記載されている方法により実施された以下の対
比例4におけるT50% 値および半値幅により示されるよ
うな、高い熱活性性を示す。他方において、その保磁力
分布は、上述ヨーロッパ特許198110号の方法によ
り実施された以下の対比例5および6におけるT50%
および半値幅で示されるように60kA/mに達する保
磁力を達成するためには、CrO2 の理論的収量に対し
て0.5重量%以上のFe23 を使用せねばならな
い。上記ヨーロッパ特許146127号は、CrO3
溶液に溶解されたFe23 を使用することにより、保
磁力分布を改善し得る方法を開示しているが、この改善
を実証する測定数値を全く示していない。
【0012】60kA/m以上もしくは以下の保磁力を
示すCrO2 の製造方法を示す上記公知技術に共通する
特徴は、酸化鉄あるいは無機鉄塩、例えば硫酸鉄を鉄に
よるドーピングのために使用することである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明により解
決されるべきこの分野の技術的課題は、上述した従来技
術に対してさらに狭い磁性粉体分布および保磁力分布を
示す。従って少なくとも40kA/mの保磁力と共に磁
化の改善された熱安定性を示す変性二酸化クロムの製造
方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】しかるに、上記課題は非
磁性基板と、この上に施され、かつポリマー結合剤中に
均斉に分配された磁性粉体として針状CrO2 を含有す
る少なくとも1層の磁性層とから成る磁気記録媒体であ
って、上記磁性二酸化クロムが、鉄およびテルルあるい
はアンチモンで変性されており、少なくとも40kA/
mの保磁力、少なくとも85nTm3 /gの飽和磁化、
少なくとも25m2 /gの比表面積(SSA)を有し、
残留誘導における50%の温度依存減少が、95℃以上
においてのみもたらされることを特徴とする磁気記録媒
体により解決されることが本発明者らにより見出され
た。
【0015】また上記目的は、完全に酸化されてクロム
酸を形成する有機部分を含有する、少なくとも1種類の
塩類似鉄化合物を使用することにより、これまでの二酸
化クロム製造方法にくらべて、追加的な設備コストおよ
び製造コストを必要とすることなく、簡単な態様で達成
されることが見出された。この鉄化合物は、例えば有機
還元剤が添加されているCrO2 懸濁液の水熱反応によ
り二酸化クロムを製造する際のしゅう酸鉄である。
【0016】
【実施例】以下において本発明をさらに具体的に詳述す
る。
【0017】保磁力は、純粋なしゅう酸鉄でドーピング
処理することにより、60kA/mまで調整され得る
が、10.0重量%(理論的CrO2 収率に対し)まで
のしゅう酸鉄を使用することが最も有利な結果をもたら
し得ることが見出された。これにより多い量を使用する
場合、保磁力を60kA/m以上に増大させ得るが、以
下の対比例3に示されるように、粒子形態に好ましくな
い影響をもたらす。また保磁力を60kA/m以上に増
大させるためには、酸化鉄で追加的ドーピング処理を必
要とすることが見出された。酸化鉄に代えて、他の有機
酸、例えば酪酸、くえん酸、酒石酸の鉄塩も使用し得
る。
【0018】本発明方法により、しゅう酸鉄はCrO2
と水の混合物に一度に少量添加され、次いでこれにグリ
セロール水溶液とオクタノールが滴下添加される。これ
により発熱反応が生起し、しゅう酸鉄とグリセロールは
完全に、オクタノールは部分的にCrO3 により酸化さ
れる。
【0019】CrO3 に溶解含有するCrO3 水性懸濁
液を調製みする場合、水1重量部に対するCrO3 の使
用量重量部数は、グリセロールの酸化、オクタノールと
鉄塩の完全酸化の際に生ずる水およびグリセロール溶液
中の水の量を加えて、水1部に対して、CrO3 の全重
量部が1.54から2.52部となるようにする。グリ
セロールとCrO3 の極めて烈しい反応を制御し易くす
るためには、グリセロールに水を添加するのが好まし
い。グリセロールとオクタノールの量は、CrO3 の全
量の20から50%が6価クロムから3価クロムに還元
される量である。
【0020】しゅう酸塩陰イオンは、反応混合物が形成
されると共に完全にCO2 まで酸化されるので、本発明
による新規方法におけるしゅう酸鉄の効果は、前述の西
独特願公開3209739号公報およびヨーロッパ特許
1524号明細書に記載されているしゅう酸鉄の効果と
は明らかに全く相違する。これら両特許文献は、CrO
3 を適当な酸化剤で、水熱反応条件(350から50
℃、0.5から4キロバール)下に酸化させて二酸化ク
ロムを製造する方法を開示しているが、この場合のしゅ
う酸塩イオンは、(Cr1-xx )O2 (このAはIr
もしくはRhを意味する)の結晶成長を制御するために
使用される。この効果は、本発明方法においては制御さ
れ得る。反応混合物形成と共に生起する、しゅう酸塩陰
イオンの完全酸化あるいは酪酸塩、くえん酸塩もしくは
酒石酸塩のほぼ完全な酸化のために、上記西独公報に記
載されているような、オートクレーブ中における3価ク
ロム酸塩からCrO2 への転化の間におけるしゅう酸、
酒石酸、酪酸の分解にもとずく温度制御も可能である。
【0021】本発明方法による反応混合物の形成は、し
ゅう酸鉄もしくは他の有機酸鉄塩を、適当な加熱手段を
使用し、反応熱により50−70℃に加熱された、無水
クロム酸とドーピング剤から成る、よく撹拌された水性
懸濁に制御添加することから開始される。次いであらか
じめ選択された温度を維持しつつ、グリセロール溶液と
オクタノールが添加される。この混合液を、例えば溶解
撹拌器を使用して均質化する。しゅう酸鉄あるいは他の
有機酸の鉄塩のほかに、テルルおよび/あるいはアンチ
モンおよび/あるいはこれらの化合物、必要であればさ
らに酸化鉄を変性剤として使用する。これら変性剤は、
すべてCrO2 の理論量に対してそれぞれ0.05から
30重量%の量で使用される。
【0022】反応混合物を形成するために、有機鉄塩の
添加後、簡単かつ迅速に、しかも消泡処理を伴わない態
様で、グリセロールと共に有機還元剤を添加する。この
方法で得られる易流動性反応混合物をスチール反応容器
中に注下し、70バールを下まわらない圧力、250−
420℃の温度で、二酸化クロムに転化させる。最高限
温度に達した後、この混合物を、公知の態様で2時間を
超えない時間内に、好ましくは直ちに220から250
℃まで冷却し、同時に放圧する。生成二酸化クロムを機
械的に分離し、磨砕する。
【0023】上述した新規の本発明方法により製造され
たCrO2 は、少なくとも85nTm3 /gの飽和磁
化、少なくとも40kA/mの保磁力、230nmより
小さい平均粒子長さ、少なくとも25m2 /gのSS
A、110℃以上のT50% 、残留誘導ないし磁化率の温
度依存測定における24K以下の半値幅を示す。この方
法により得られる生成物は、各種公知文献に記載された
態様で表面処理に付し、その磁気特性を安定化させ得
る。
【0024】以下に示される実施例は本発明をさらに具
体的に説明し、従来技術により対比例に対し本発明の技
術的進歩性ないし発明高度性を実証するためのものであ
って、本発明をこれらに限定するものではない。
【0025】すでに上述したように、生成二酸化クロム
の保磁力分布は、40℃から始まる残留誘導および磁化
率の温度依存測定により特徴的である。この測定法は、
本出願人の先願明細書に詳述されている。
【0026】残留誘導T50% (mVで測定)および磁化
率の半値幅ΔT(装置Kelvin(登録商標)により
測定)は、本発明による磁性セグメントおよび従来技術
による磁性ピグメントの熱安定性を示す測定値として役
立つ。
【0027】これらの測定値は、本発明の実施例4に対
応する図1および従来技術による対比例6に対応する図
2にそれぞれ示される。これら図面中の曲線1は、温度
依存残留誘導を、曲線2は残留誘導を重ね合わせた磁化
率を表わす測定結果である。曲線1を曲線2に対して標
準化し、両者間の差を算出した結果が曲線3であって、
これは磁化率の測定値を表わす。
【0028】DIN66132による比表面積SSA
(m2 /g)は、デュッセルドルフのシュトレーライン
社製のシュトレーライン面積計により、ハウルおよびデ
ュンプゲンのワンポイント差法で測定され、磁気特性、
すなわち保磁率Hc(kA/m)および飽和磁化MS
ρ(nTm3 /g)は、380kA/mの磁界において
振動試料磁気計により測定された。なお保磁率は平均タ
ップ密度ρ=1.3g/cm3 に転化されている。
【0029】二酸化クロムの平均長さ(針状結晶粒子
の)は、走査電子顕微鏡(倍率50000)視野に認め
られる磁性ピグメント200個以上の粒の長さの数的分
布から算出された。これら計測値は後掲の表に示され
る。
【0030】新規CrO2 ピグメントの製造実施例 実施例1 2リットルの内容積の撹拌容器中において、500gの
CrO3 および0.76gのTeO2 に113.1gの
水を添加し、ディソルバーにより10分間懸濁化処理し
た。次いで、CrO2 の理論的収量に対して8.1重量
%に相当する34.1gのFe(C24 )・2H2
を制御下に添加し、混合物は同時冷却下に50−70℃
に温度上昇した。さらに撹拌しつつ、50−70℃にお
いて、この混合液にまず72gの水に溶解させた7.1
5gのグリセロールを、次いで13.1gの1−オクタ
ノールを20分間にわたり添加した。上述のようにして
得られた反応混合物を、ヨーロッパ特許548642号
明細書に記載されているように、210バールの圧力下
に320℃まで加熱し、冷却後、5cm径のスチール製
反応容器に収容し、200から300℃の温度範囲を極
めて迅速に、好ましくは1時間内に経過させた。350
℃において2時間反応させ、その後直ちに冷却し、放圧
した。反応混合物が室温まで冷却した後、生成CrO2
を分離し、乾燥、摩砕した。
【0031】対比例1 内容積2リットルの反応容器中において、500gのC
rO3 に120.4gの水を添加し、ディソルバーによ
り10分間懸濁化させた。次いで、この懸濁液に15.
1gのFe23 (CrO2 の理論的収量に対し3.6
重量%)および0.67gのTeO2 を添加した。次い
で60℃において、さらに20分間にわたり撹拌下に7
2gの水に7.5gのグリセロールを溶解させた溶液
と、12.3gの1−オクタノールを添加し、次いで実
施例1と同様に後処理した。
【0032】実施例2 2リットルの内容積を有する反応容器中において、50
0gのCrO3 、0.55gのTeO2 および12.6
gのFe23 (CrO2 の理論的収量に対し3.0重
量%)に115.3gの水を添加し、ディソルバーによ
り10分間分散させた。次いで34.1gのFe(C2
4 )・2H2 O(CrO2 の理論的収量に対し8.1
重量%)を制御下に添加し、この混合物を同時冷却下に
50−70℃まで加熱した。72gの水中、7.15g
のグリセロール溶液と、13.1gの1オクタノールを
50−70℃で、撹拌しつつさらに20分間にわたり添
加した。次いで実施例と同様に処理したが、高圧反応容
器は210バールで320℃に加熱し、2時間後直ちに
冷却、放圧した。
【0033】対比例2 112.1gの水、0.55gのTeO2 、62.45
gのFe(C24 )・2H2 O(CrO2 の理論的収
量に対し14.9重量%)、水72g中1.7gのグリ
セロール溶液および14.1gの1オクタノールを使用
したほかは、実施例2と同様に処理した。
【0034】対比例3 117.1gの水、0.55gのTeO2 、27.7g
のFe23 (CrO2 の理論的収量に対し6.6重量
%)、水72g中8.6gのグリセロール溶液)、およ
び14.1gの1オクタノールを使用し、高圧反応容器
を220バールで320℃に加熱し、2時間後、直ちに
320℃に冷却し、放圧したほかは、対比例1と同様に
処理した。
【0035】実施例3 119.8gの水、0.71gのTeO2 、10.5g
のFe23 (CrO 2 の理論的収量に対し2.5重量
%)、23.6gのFe(C24 )・2H2O(Cr
2 の理論的収量に対し6.3重量%)、水72g中
4.65gのグリセロール溶液)および13.1gの1
オクタノールを使用したほかは、実施例1と同様に処理
した。
【0036】実施例4 118.9gの水、2.11gのKSb(C44
6 )・0.5H2 O(CrO2 の理論的収量に対し6.
3重量%)、水72g中4.46gのグリセロール溶液
および12.0gの1オクタノールを使用したほかは、
実施例2と同様に処理した。次いで、高圧反応容器を2
80バールで360℃に加熱し、直ちに冷却、放圧した
ほかは、実施例2と同様に処理した。
【0037】対比例4 0.5重量%のFe23 および0.31重量%のKS
b(C446 )・0.5H2 O(この%はCrO2
の理論的収量に対するものである)を使用したほかは、
前述のヨーロッパ特許198110号明細書の実施例1
と同様に処理した。Na2 SO3 水溶液による処理は行
わなかった。
【0038】対比例5 1.8重量%のFe23 および0.34重量%のKS
b(C446 )・0.5H2 Oを使用したほかは、
上記ヨーロッパ特許198110号特許明細書中の実施
例1と同様にして処理した(上記%はCrO2 の理論的
収量に対するものである)。Na2 SO3 水溶液による
処理は同様に行わなかった。
【0039】対比例6 3.6重量%のFe23 および0.41重量%のKS
b(C446 )・0.5H2 Oを使用したほかは、
上記ヨーロッパの特許実施例1と同様に処理した(上記
%はCrO2 の理論的収量に対するものである)。Na
2 SO3 水溶液による処理は同様に行わなかった。
【0040】上記実施例および対比例により得られた変
性CrO2 粉体の測定結果を以下の表1に掲記する。
【0041】
【表1】
【0042】使用実施例 内容積500容量部の、粒径1.5mmのスチールボー
ル200容量部を装填したボールミル中において、実施
例1より得られ、かつ亜硫酸ナトリウム溶液で処理され
た120部の二酸化クロムを、アジピン酸、1,4−ブ
タンジオールおよび4,4′−ジイソシアネートジフェ
ニルメタンから得られた熱可塑性ポリエステル尿素の、
等量のテトラヒドロフランおよびジオキサン混合溶媒中
における10%濃度溶液27部、等量のテトラヒドロフ
ランおよびジオキサンの混合溶媒中、市販ポリビニルホ
ルマールの50%濃度溶液48部、等量のテトラヒドロ
フランおよびジオキサンから成る混合溶媒144部およ
びステアリン酸亜鉛2部と混合し、この混合物を4時間
懸濁化処理した。次いで同量の2種類の結合剤溶液、1
3.5部の上述混合溶媒および0.1部の市販シリコー
ンオイルを添加し、さらに30分間懸濁化処理を続行し
た。次いで懸濁液を濾別し、これを市販のコーティング
装置においてナイフコータにより、乾燥およびカレンダ
ー処理後、5.5μm厚さの層が得られるようにポリエ
チレンテレフタレート上に塗布した。懸濁液の塗布直後
に、塗布、形成された磁性層中の針状二酸化クロム粒子
を、磁界作用下に記録方向に配向した。形成された磁気
テープ試料につき測定された磁気特性、すなわち、保磁
力(kA/m)、残留誘導Mr (mT)および配向率R
f、再生方向における残留誘導の、横方向における残留
誘導に対する割合およびウィリアムズ、コムストックに
よるスイッチング磁界分布SFD(AIP conf.
Proc.(1971)738参照)を下表に示す。
HDファクタは式
【0043】
【数1】 を使用して算出した。式中のKTは、380kA/mの
外部磁界条件下において測定された磁性層の保磁力を
(kA/m)で表わした数値、Lは針状粒子の平均長さ
(nm)、ΔLは上記平均長さの数値的分布から算出さ
れた粒度(nm)の分布範囲を意味する。また磁性層の
平均ピーク−バレイ高さRZ も、DIN4768により
測定した。
【0044】上記の各測定値を下表2に示す。ただし、
表中の両対比例の試料は、ヨーロッパ特許548642
号により調製されたCrO2 を使用したものである。
【0045】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明(実施例4)による二酸化クロム粉体の
熱減磁、ことに半値幅を示すクラフである。
【図2】従来技術による二酸化クロム粉体の熱減磁、こ
とに半値幅を示すクラフである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】保磁力は、純粋なしゅう酸鉄でドーピング
処理することにより、60kA/mまで調整され得る
が、10.0重量%(理論的CrO2 収率に対し)まで
のしゅう酸鉄を使用することが最も有利な結果をもたら
し得ることが見出された。これにより多い量を使用する
場合、保磁力を60kA/m以上に増大させ得るが、以
下の対比例3に示されるように、粒子形態に好ましくな
い影響をもたらす。また保磁力を60kA/m以上に増
大させるためには、酸化鉄で追加的ドーピング処理を必
要とすることが見出された。酸化鉄に代えて、他の有機
酸、例えば乳酸、くえん酸、酒石酸の鉄塩も使用し得
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】しゅう酸塩陰イオンは、反応混合物が形成
されると共に完全にCO2 まで酸化されるので、本発明
による新規方法におけるしゅう酸鉄の効果は、前述の西
独特願公開3209739号公報およびヨーロッパ特許
1524号明細書に記載されているしゅう酸鉄の効果と
は明らかに全く相違する。これら両特許文献は、CrO
3 を適当な酸化剤で、水熱反応条件(350から50
℃、0.5から4キロバール)下に酸化させて二酸化ク
ロムを製造する方法を開示しているが、この場合のしゅ
う酸塩イオンは、(Cr1-xx )O2 (このAはIr
もしくはRhを意味する)の結晶成長を制御するために
使用される。この効果は、本発明方法においては制御さ
れ得る。反応混合物形成と共に生起する、しゅう酸塩陰
イオンの完全酸化あるいは乳酸塩、くえん酸塩もしくは
酒石酸塩のほぼ完全な酸化のために、上記西独公報に記
載されているような、オートクレーブ中における3価ク
ロム酸塩からCrO2 への転化の間におけるしゅう酸、
酒石酸、くえん酸、乳酸の分解にもとずく温度制御も可
能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラインハルト、ケルナー ドイツ、67227、フランケンタール、オッ トー−ディル−シュトラーセ、4 (72)発明者 ロナルド、ジョン、バイチ ドイツ、67133、マクスドルフ、カール− シューマン−リング、18 (72)発明者 エッケハルト、シュヴァプ ドイツ、67434、ノイシュタット、ベルヴ ァルトシュタインシュトラーセ、4 (72)発明者 ヘルムート、ヤクシュ ドイツ、67227、フランケンタール、ロル シャー、リング、6ツェー (72)発明者 ベルント、ヘプナー ドイツ、67434、ノイシュタット、アム、 ホイゼルベルク、24 (72)発明者 ルディ、レーネルト ドイツ、67069、ルートヴィヒスハーフェ ン、ゲーテボルガー、ヴェーク、23 (72)発明者 マンフレート、オーリンガー ドイツ、67227、フランケンタール、アン ゼルム−フォイエルバッハ−シュトラー セ、13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性基板と、この上に施され、かつポ
    リマー結合剤中に均斉に分配された磁性粉体として針状
    CrO2 を含有する少なくとも1層の磁性層とから成る
    磁気記録媒体であって、上記磁性二酸化クロムが、鉄お
    よびテルルあるいはアンチモンで変性されており、少な
    くとも40kA/mの保磁力、少なくとも85nTm3
    /gの飽和磁化、少なくとも25m2 /gの比表面積
    (SSA)を有し、残留誘導における50%の温度依存
    減少が、95℃以上においてのみもたらされることを特
    徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項(1)に記載された二酸化クロム
    の製造方法であって、CrO2 の理論的収量に対し、
    0.05から30重量%の1種類もしくは複数種類の鉄
    化合物およびテルルもしくはアンチモン化合物と、有機
    還元剤の酸化に際して形成される水を含めて、水1重量
    部に対してCrO3 を1.54から2.52重量部、C
    r(VI):Cr(VIII)を4:1から1:1とす
    るグリセロールおよびオクタノールとを含有し、変性剤
    として使用される少なくとも1種類の鉄化合物が塩類似
    化合物であって、完全にクロム酸に酸化されるべき少な
    くとも1個の有機部分を包含する、CrO3 水性懸濁液
    を、250から400℃の温度、少なくとも70バール
    の圧力下に転化することを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 変性剤として使用される鉄化合物がしゅ
    う酸鉄であって、CrO2 の理論的収量に対し、少なく
    とも1重量%で、10重量%を超えない量で使用される
    ことを特徴とする、請求項(2)に記載された方法。
  4. 【請求項4】 変性剤として使用される鉄化合物が、酪
    酸塩、くえん酸塩あるいは酒石酸塩であることを特徴と
    する、請求項(2)に記載された方法。
  5. 【請求項5】 鉄でドーピングするための追加的変性剤
    が酸化鉄であることを特徴とする、請求項(2)に記載
    された方法。
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