JPH0721031U - 人体抱き上げ補助装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 〔目的〕人を抱き上げ、抱き下すときは腰やひざに大き
な負担がかゝる。本案は人体に両手をまわして抱き上げ
姿勢をとった後、動力に依って上下するにぎりをにぎ
って、その体重の一部をもたせかけ、にぎりを上、下、
させることによって、抱き上げ抱き下しの負担を輕減す
ることを目的とした。 〔構成〕２個のにぎりの各々に操作用スヰッチとベ
ルト或は支持棒を取付け、ベルトの巻取機或は支持
棒の昇降装置と組合せて、操作用スヰッチに依りにぎ
りの高さを調節出来る様にした装置で、各にぎりは、
フレキシブルチューブで連結しておくと使い易い移動は
巻取機、昇降装置に天井のレール、或は車輪を組合せて
行う。 〔効果〕人体の重量の一部をにぎりにもたせかけるた
め、介護者の腰、ひざえの負担を輕減させ、又、割合、
す早く利用出来、又スキンシップにもなる。

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 介護を必要とする人を抱き上げる時に用いる。

〔從来の技術〕

介護者が被介護者を抱き上げ、抱き下すときは、腰や、ひざに大きい負担がかゝ る、そのため、機械を使って、直接吊り下げ、又だき上げる方法が一般的である 。

〔考案が解決しようとする課題〕

人を介護する以上なるべく人が抱き上げるのがベストであり且早いが、度重なる と腰やひざを痛め易い、そのため、或程度の体力のある人が人体を抱き上げ、抱 き下すとき、簡単に、その手助けをする装置を考えた。

〔課題を解決するための手段〕

人体を抱き上げる時、にぎりをにぎって、それに体重をもたせかけ、操作スヰ ッチに依って、にぎりの高さを上げ下げし、抱き上げ、抱き下しを楽にしよう とした。握力の弱い人には縦型で下につばのついたにぎり、〔図３〕や指を入れ られる形のにぎり▲１２▼、〔図４〕を用いれば握力の助けになる。

〔作用〕

にぎりに取付けたベルトや支持棒に依り、にぎりを上げ下げし、被介護者の体重 を支え、又或程度腕力のある人は、自分の体重の一部をも、もたせかけることが 出来る。

〔実施例〕

介護者は、被介護者を抱く姿勢で手をまわし、片方のにぎりを握り、フレキシブ ルチューブにつながれた他方のにぎりを動かして他方の手で握り、それぞれの操 作スヰッチの操作でにぎりを上げ下げし、体重をもたせかけながら、抱き上げ、 抱き下しをする。又巻取機、昇降装置と、天井走行レール、車輪の組合せにより 横移動も可能になる。

〔効果〕

介護者の腰やひざの負担を輕減し、簡単にす早く利用出来、且スキンシップにも 成る。

【図面の簡単な説明】

〔図１〕ベルトを用いた装置の斜視図。 〔図２〕支持棒による装置の斜視図。 〔図３〕縦型、つば付のにぎりの斜視図。 〔図４〕指穴つきにぎりの斜視図。 〔符号の説明〕 フレキシブルチューブ 支持棒 にぎり 昇降装置 操作スヰッチ 縦型つば付に
ぎり ベルト ▲１０▼ つば 巻取機 ▲１１▼ 指支持
板 配線コード ▲１２▼ 指穴つ
きにぎり

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 〔請求項１〕フレキシブルチューブで連結した２個の
   にぎりのそれぞれに、操作スヰッチとベルト、を
   取付け、上部にあるベルトの巻取機と組合せ、操作ス
   ヰッチの操作によって、巻き取り機を操作し、２個
   のにぎりを別々に上下させる様にした、人体抱き上げ補
   助装置。〔図１〕参照
2. 〔請求項２〕２個のにぎりのそれぞれに操作スヰッチ
   と支持棒を取付けて、操作スヰッチにより、昇降
   装置を操作し、各にぎりを別々に上下させる装置。
   〔図２〕参照
3. 〔請求項３〕２個のにぎりを一本の棒状とし、棒の中央
   をベルトか支持棒で支持し、巻取機、或は昇降装置と組
   合せて棒を上下させる様にした、人体抱き上げ補助装
   置。
4. 〔請求項４〕 〔請求項１、２〕記載の装置に関して、下につば▲１０
   ▼をつけ、縦型に使用する様にしたにぎり。〔図３〕
   参照。
5. 〔請求項５〕 〔請求項１、２〕記載の装置に関して、指穴のある指支
   持板▲１１▼の付いたにぎり▲１２▼。〔図４〕参照。