JPH07210176A - 騒音制御装置 - Google Patents

騒音制御装置

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JPH07210176A
JPH07210176A JP6003522A JP352294A JPH07210176A JP H07210176 A JPH07210176 A JP H07210176A JP 6003522 A JP6003522 A JP 6003522A JP 352294 A JP352294 A JP 352294A JP H07210176 A JPH07210176 A JP H07210176A
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和也 佐古
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は騒音をキャンセル音を形成するため
のヘッドホンタイプの騒音制御装置の適応処理の向上を
目的とする。 【構成】 騒音制御装置において、複数の使用者側の騒
音ユニット201−1、201−2、…、201−n
は、制御対象である騒音を入力するセンサ8と、キャン
セル音と騒音との残留音を誤差信号として検出するマイ
クロフォン2と、キャンセル信号を形成する適応型フィ
ルタ11と、キャンセルを音を出力するスピーカ1とを
内蔵しさらに通信機能80、90を備える。集中制御側
部200は適応型フィルタの動作状態に基づく目的の特
性を得るためのフィルタ係数を算出する係数更新手段1
3と、伝送路を介して適応型フィルタの動作状態を検出
する手段70と、算出フィルタ係数を伝送路を介して各
複数の使用者側の騒音ユニットに伝送する手段60とを
備える。伝送されたフィルタ係数を適応型フィルタに設
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は騒音をキャンセルする騒
音制御装置に関し、特に本発明はヘッドホンタイプの騒
音制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、騒音の大きい環境下において騒音
を低減して耳を保護するパッシブ型のイアディフェンダ
又はイアマットと呼ばれるヘッドセットがある。しか
し、これは耳に強く抑えられるので、耳の装着感が悪
い。この装着感を改良するためにアクティブ型のヘッド
ホン型の騒音制御装置がある。以下にこれを詳細に説明
する。
【0003】図13は従来のヘッドホンタイプの騒音制
御装置であってフィードバック処理を行うものの構成を
示す図である。なお、全図を通じて同様の符号は同様の
構成要素を表す。本図(a)に示すように、ヘッドホン
タイプの騒音制御装置はヘッドホン内に設けられ騒音の
キャンセル音を出力するスピーカ1と、騒音がキャンセ
ル音によって干渉された結果の残留音を検出して誤差信
号を形成するマイクロフォン2と、前記スピーカ1を駆
動するパワーアンプ3と、該パワーアンプ3に接続され
てD/A変換器(Digital To Analog Converter) による
折り返しノイズなどの高周波成分を除去する低域通過フ
ィルタ4と、ディジタル信号をアナログ信号に変換する
D/A変換器5と、前記マイクロフォン2により検出さ
れた誤差信号の高周波成分を除去する低域通過フィルタ
6と、アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D
変換器(Analog To Digital Converter) 7と、フィード
フォワード処理に使用するために騒音信号を直接検出す
る信号入力センサ8と、該信号入力センサ8により検出
された騒音信号の高周波成分を除去する低域通過フィル
タ9と、該低域通過フィルタ9に接続されるA/D変換
器10と、該A/D変換器10からのディジタル信号を
入力してキャンセル信号を形成してD/A変換器5に出
力するためにFIR(Finite Impulse Response)からな
る適応型フィルタ(ADF)11と、該適応型フィルタ
11のフィルタ係数を記憶するフィルタ用メモリ12
と、A/D変換器7からの誤差信号を入力してこの誤差
信号が最小になるようにフィルタ用メモリ12に記憶す
るフィルタ係数を更新する係数更新部13と、主として
スピーカ1とマイクロフォン2間の音の伝達特性を模擬
してA/D変換器10の信号を補正して計数更新部13
に供給する伝達関数補正フィルタ70とを具備する。本
図(b)には、上記騒音制御装置を設けたヘッドホンの
外形を示す。
【0004】図14は従来のヘッドホンタイプの騒音制
御装置であってフィードバック処理を行うものの構成を
示す図である。本図の構成で図13と異なるものは適応
型フィルタ11へ入力され適応型フィルタ11の制御対
象である騒音信号を形成するために、適応型フィルタ1
1からキャンセル信号を前記伝達関数補正フィルタ70
と同一構成の伝達特性補正フィルタ71により補正して
フィードバックされた信号とA/D変換器7の誤差信号
を合成し再現された騒音信号を適応型フィルタ11の入
力側に出力する合成部14などが設けられる。上記騒音
制御装置を設けたヘッドホンの外形は図12(b)と同
様である。
【0005】図15は従来のヘッドホンタイプの通信機
の構成を示す図である。本図(a)は集中制御側で使用
される通信機の構成を示し、本図(b)は使用者(作業
者)側で使用される通信機の構成を示す図である。本図
(a)の通信機は音声を電気信号に変換するマイクロフ
ォン21と、該マイクロフォン21に接続されるバンド
パスフィルタ22と、該バンドパスフィルタ22に接続
され信号を搬送波に乗せる変調部23と、該変調部23
からの変調信号を電力増幅するパワーアンプ24と、該
パワーアンプ24に接続され、伝送路を介して、電波を
送信するアンテナ25とからなる送信部60と、電波を
受信するアンテナ26と、該アンテナ26に接続され搬
送周波数に同調する同調部27と、該同調部27に接続
され搬送波から信号を抽出する復調部28と、該復調部
28に接続されるバンドパスフィルタ29と、該バンド
パスフィルタ29に接続されるパワーアンプ30と、該
パワーアンプ30により駆動されるスピーカ31とから
なる受信部70とを具備する。
【0006】同様に、本図(b)の通信機は音声を電気
信号に変換するマイクロフォン41と、該マイクロフォ
ン41に接続されるバンドパスフィルタ42と、該バン
ドパスフィルタ42に接続され信号を搬送波に乗せる変
調部43と、該変調部43からの変調信号を電力増幅す
るパワーアンプ44と、該パワーアンプ44に接続さ
れ、伝送路を介して、電波を送信するアンテナ45とか
らなる送信部80と、電波を受信するアンテナ46と、
該アンテナ46に接続され搬送周波数に同調する同調部
47と、該同調部47に接続され搬送波から信号を抽出
する復調部48と、該復調部48に接続されるバンドパ
スフィルタ49と、該バンドパスフィルタ49に接続さ
れるパワーアンプ50と、該パワーアンプ50により駆
動されるスピーカ51とからなる受信部90とを具備す
る。
【0007】集中制御側のアンテナ25からの電波は、
伝送路を介して、使用者側のアンテナ46で受信され、
使用者側のアンテナ45からの電波は、伝送路を介し
て、集中制御側のアンテナ25で受信される。図16は
図15の通信機の外観を示す図である。本図(a)及び
(b)には上記通信機を設けたヘッドホンの外観を示
す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
ヘッドホンタイプの騒音制御装置とヘッドホンタイプの
連絡用通信装置とは個別に存在し、これらを統合した製
品は存在しなかったが、騒音環境下では連絡用通信を行
う際に耳カバーだけでは十分に騒音を遮断できず、この
ため騒音制御装置により騒音を低減することが求められ
る。しかしながら、ヘッドホンタイプの騒音制御装置は
人の耳(受音点)近傍に半固定的に付帯して使用される
が、この形態のものには入力信号を加工してキャンセル
音を生成するために必要となる処理内容(フィルタ構成
や係数)が使用開始後、大きく変動することが少ないた
め、従来型のように常時処理内容(フィルタ処理の係
数)の更新が不要な場合が多いという特徴がある。この
特徴に加え、騒音環境下では複数の使用者(従業者)が
作業している場合が多く騒音制御装置が使用者ごとに独
立した装置として用いられると、前記フィルタ計数の更
新処理のため騒音制御装置の構成が複雑となり、小型化
・軽量化・低コスト化の面で課題がある。
【0009】したがって、本発明は、上記課題に鑑み、
通信機と合体して小型化・軽量化・低コスト化、さらに
使用者(従業者)の保安や従業者の作業性の向上を図れ
る騒音制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、複数の使用者側の騒音ユニットと集中制
御部からなり、騒音をキャンセル音を形成する騒音制御
装置において、前記複数の使用者側の騒音ユニットは、
制御対象である騒音を入力するセンサと、キャンセル音
と騒音との残留音を誤差信号として検出するマイクロフ
ォンと、キャンセル信号を形成する適応型フィルタと、
キャンセルを音を出力するスピーカと、通信機能部とを
それぞれ内蔵する。前記集中制御部は、前記適応型フィ
ルタの動作状態に基づく特性を得るためのフィルタ係数
を算出する係数更新手段と、伝送路を介して前記適応型
フィルタの動作状態を検出する手段と、前記算出された
フィルタ係数を、伝送路を介して各前記複数の使用者側
の騒音ユニットに伝送する手段とを備える。そして、前
記伝送されたフィルタ係数が適応型フィルタのフィルタ
係数として設定される。
【0011】
【作用】本発明の騒音制御装置によれば、個々の騒音ユ
ニットで騒音低減を可能にする適応型フィルタは通常騒
音制御装置で使用される複雑な適応処理を行う処理能力
を必要とせず、簡易なフィルタを実現するハードウエア
のみでよくハードウエアの簡素化とコスト低減が可能に
なる。さらに上記構成に異常事態検出手段を加えること
により異常な事態が発生した場合、既フィルタ係数を順
次又は選択的に書き替えて各使用者が事象を検出し易い
フィルタ係数特性を実現することが可能になり使用者
(従業者)の保安に寄与できる。さらに、前記マイクロ
フォンにおいて使用者の音声を骨伝導により得るように
して、騒音環境下で作業する使用者の音声だけをクリア
に検出することができる。さらに使用者に対する視覚に
よる表示手段を設けて、騒音環境下におかれた使用者に
正確な情報を提供することが可能になる。使用者が視覚
に対する表示内容を確認した音声を発声した場合に、表
示を中断し、それ以前のフィルタ係数による騒音低減処
理を復活することにより作業環境の向上が可能になる。
マイクロフォンで検出した特徴と予め複数の騒音ユニッ
トで検出した特徴と場所を対応づけて記憶したものとを
比較し使用者の場所を特定して使用者の移動を管理でき
るようにする。また、使用者の発声した特定の音声を予
め記憶しその後発声された音声との類似性を比較し「時
計」、「スタート」、「ストップ」、「カウント開
始」、「カウント終了」などの音声と連動して作業に必
要な時間情報や計数情報を提供することができる。さら
に、騒音検出用マイクロフォンと使用者の発声した音声
を入力するためのマイクロフォンを共有することにより
低コスト化が図れる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1及び2は本発明の第1の実施例に係る騒
音制御装置の構成を示す図(その1、その2)である。
図1(a)は集中制御側の騒音制御装置を示し、図1
(b)及び図2(c)は複数の使用者側(従業者側)の
騒音制御装置を示し、図2(d)は図1(b)の騒音制
御装置の外観を示す。本実施例は、騒音低減を可能にす
るセンサ(誤差信号用及び入力信号用)、適応型フィル
タ、アクチュエータを内蔵する使用者側の騒音ユニット
201−1、201−2、…、201−n(一つ又は複
数)と、伝送路を介して騒音低減ユニット201−1、
201−2、…、201−nの適応型フィルタの動作状
態を検出する手段と、その手段によって検出されたフィ
ルタ係数の動作状態に基づき目的の特性を得るためのフ
ィルタ係数を算出する手段と、算出したフィルタ係数
を、伝送路を介して各騒音ユニット201−1、201
−2、…、201−nに伝送する手段から集中制御側の
装置200とからなり、騒音低減ユニット201−1、
201−2、…、201−nに伝送されたフィルタ係数
が適応型フィルタ係数として設定される。詳細には、本
実施例では、図1(a)の集中制御側の騒音制御装置
に、図13の集中制御側の通信機に図12の騒音制御装
置の係数更新部13であって複数の使用者に対して使用
者1用、使用者2用、…、使用者n用の係数をメモリし
て係数更新(管理)を行うためのものを設けられる。こ
の計数更新部13の両側に送信データ処理部13’、受
信処理部13”が設けられる。さらにバンドパスフィル
タ22の入力側を選択的にマイクロフォン21又は送信
データに変換するデータ処理部13’の出力側に切り替
えるスイッチ100と、パワーアンプ30の出力をスピ
ーカ31又は受信データ処理部13”の入力側に切り替
えるスイッチ101とが設けられる。
【0013】前述のように、集中制御側のアンテナ25
からの電波は、伝送路を介して、使用者側のアンテナ4
6で受信され、使用者側のアンテナ45からの電波は、
伝送路を介して、集中制御側のアンテナ25で受信され
る。図1(b)の使用者1用の騒音制御装置には、図1
4の使用者側の通信機であってパワーアンプ50及びス
ピーカ51を除いたものに図12の騒音制御装置であっ
て更新係数部13を除いたものを設け、さらにバンドパ
スフィルタ42の入力側を選択的にマイクロフォン41
又はA/D変換器7の出力に切り替えるスイッチ102
と、パワーアンプ3の入力側を選択的に低域通過フィル
タ4又はバンドパスフィルタ49に切り替えるスイッチ
103と、バンドパスフィルタ49の出力側を選択的に
フィルタ用メモリ12の入力側又はスイッチ103に切
り替えるスイッチ104とを設ける。なお、フィルタ用
メモリ12の入力側に受信データをフィルタ係数に処理
する受信データ処理部12’が設けられる。
【0014】図3は図1(a)の係数更新部13の係数
更新処理タイミングの例を示す図である。本図に示すよ
うに、集中側の騒音制御装置では複数の使用者に対して
逐一的に係数更新部13からフィルタメモリ12への係
数更新処理と他の処理が行われる。なお、他の処理で
は、例えば、使用者と通信処理を行う。この更新の周期
は、数十秒〜数分のタイミングであってもよい。
【0015】係数更新処理を行う場合には、集中側の騒
音制御装置では前記スイッチ100及び101は係数更
新部13側に切り替えられる。該当する使用者側の騒音
制御装置では、スイッチ102がA/D変換器7側に切
り替えられ、スイッチ103が低域通過フィルタ4側に
切り替えられ、スイッチ104がフィルタ用メモリ12
に切り替えられる。このようにして、図1(a)の係数
更新部13は図1(b)のマイクロフォン2からの誤差
信号を入力し誤差信号が最小になるようにフィルタ係数
を求めてこれを記憶して記憶されたフィルタ係数はアン
テナ25及び46を介してフィルタ用メモリ12に転送
され、適応型フィルタ11のフィルタ係数を更新する。
【0016】他の処理を行う場合には、図1(a)のス
イッチ100がマイクロフォン21に切り替えられ、ス
イッチ101がスピーカ31に切り替えられる。図1
(b)のスイッチ102がマイクロフォン41に切り替
えられ、スイッチ104がスイッチ103に切り替えら
れ、この場合マイクロフォン21からの音声があるとこ
の音声レベルの検出(図示しない)を行い、この音声が
あると、スイッチ103がスイッチ104に切り替わ
る。このようにして、集中側と使用者側との通話が行わ
れるが、この側の場合集中側からの通話がある場合には
一時騒音制御を停止する。
【0017】本実施例によれば、個々の騒音ユニットで
騒音低減を可能にする適応型フィルタは、通常騒音低減
システムで用いられる、複雑な適応処理を行う処理能力
を必要とせず、簡易なフィルタを実現するハードウエア
のみでよくハードウエアの簡素化とコスト低減が可能に
なる。より詳細には使用開始直後にフィルタ係数を最適
値にした後は、一定頻度で状況変化、例えば、ヘッドホ
ンの着用状態、温度・湿度などの変動に伴う変化を検出
して適切な補正を行うことで所望の騒音低減量を確保す
るという所期の目的を達成することが可能になる。この
場合、従来のシステムでは使用者ごとにかなりの処理
量、ハード規模を含むが、は連続的に過剰な程の係数更
新が繰り返されており、これが低減化され、さらに必要
としていた係数更新処理などを一箇所に集中しておき複
数個の騒音制御装置の係数制御を順次行っているいくこ
とが可能になる。これらは製造現場などにおいて従来よ
り情報伝達に用いられてきた通信機と騒音低減機能を組
み合わせることにより効果的に達成されるばかりか、従
来にない機能の実現を可能にするものである。特に、従
来例では各使用者の騒音制御装置ごとに係数更新処理が
必要であり、その処理量は騒音低減のためのフィルタ処
理に当然匹敵する演算量であった。本実施例により各使
用者の騒音制御装置ごとの係数更新処理量が不要になり
各装置の演算処理量は1/2程度に及ぶ場合もあり、各
機器の構成を簡素化やコスト低減、小型・軽量化が可能
になる。
【0018】図4は本発明の第2の実施例に係る騒音制
御装置であって集中制御側の構成を示す図であり、図5
は図4の係数更新部13の係数メモリと非常用係数メモ
リの切り替えを説明する図である。本実施例は第1の構
成に異常な事象が発生した場合にその状況を検出する異
常事態検出手段を加え、異常な事象が発生した場合、既
フィルタ係数を順次又は選択的に書換えて、各使用者が
事象を検出し易いフィルタ特性が実現される。このため
に、図4の構成で第1の実施例と異なるものは係数更新
部13に設けられた非常用係数メモリであり、外部の異
常音を検出する異常事態検出手段14である。図5
(a)に示すように、この異常事態検出手段14が異常
を検出すると、係数更新部13の係数メモリが非常用係
数メモリに切り替えられ、これに伴い、各使用者の騒音
制御装置のフィルタ係数が切り替えられる。
【0019】係数更新部13の非常用係数メモリにおけ
る係数データの周波数特性は、図5(b)に示すよう
に、1.5kHzに振幅のピークを持ち、定常的なモー
タ音やエンジン音等の騒音は低減しなければならない
が、外部から緊急のサイレンや突発的な音は通過させる
ものである。これにより火災、地震などの発生の際に適
切な行動が取れるようになり、安全性を高めることがで
きる。また、このような場合には作業者相互の会話や作
業者に対する特定の指示を聞きやすくしなり不安感を払
拭でき作業効率も向上し安全性を高める働きを助長す
る。なお、使用者側の騒音制御装置は図1に記載のよう
なものでよい。
【0020】図6は本発明の第3の実施例に係る騒音制
御装置であって複数の使用者側の騒音ユニット(201
−1、201−2、…、201−n)の各構成を示す図
である。本実施例は第1及び第2の実施例の構成に加
え、誤差信号を検出するマイクロフォンにおいて使用者
の音声(主に骨伝導でセンサに伝達される)を検出する
手段と、フィルタの入力を誤差又はセンサ信号用に切り
替える手段で構成され、使用者の音声を検出し、特定の
条件を満たした場合、その信号をフィルタ処理して伝送
路を介して集中制御装置に伝送する。このため、本図に
示すマイクロフォン2は、前述のように誤差信号を検出
するが、これにさらに補聴器で使用されているように使
用者の音声を主に骨伝導で伝達する機能を持たせる。ま
た、低域通過フィルタ9の入力側を信号入力センサ又は
前記マイクロフォン2の出力に切り替えるスイッチ10
5が新たに設けられる。さらに、スイッチ102はバン
ドパスフィルタ42の入力側をマイクロフォン41、A
/D変換器7の出力に加えて低域通過フィルタ4の出力
にも切り替えられるようにする。そしてマイクロフォン
2に接続される発声検出部15を設け、これは、マイク
ロフォン2が使用者の音声を検出し検出レベルが所定以
上になるような特定の条件を満たした場合にはスイッチ
102が低域通過フィルタ4の出力に接続され、スイッ
チ105がマイクロフォン2の出力に接続されるように
する。さらに、フィルタ係数用メモリ12には音声補正
用係数が設けられ、これは、骨伝導により得られた音声
信号を、本図(b)の音声補正用係数の特性例に示すよ
うに、フィルタ処理させるためである。
【0021】このように骨伝導を利用するのは、使用者
がいる雑音環境下では使用者の音声には雑音が含まれ集
中制御側では使用者の音声を把握しにくいが、マイクロ
フォン2の骨伝導により得られる音声信号には使用者が
いる雑音環境下での雑音が含まれないので好ましいから
である。ただし、骨伝導による音声は直接マイクロフォ
ンから得られるよりも不明確なので音声補正用係数を用
いて直接マイクロフォンで得られる音声の音質に近くす
るため補正される。したがって、従来のように、使用者
の音声をクリアに検出するためのマイクロフォンを使用
しなくてもクリアな音声を用いた通信が可能になり、ロ
ーコスト化と正確な情報伝達が可能になる。
【0022】図7は本発明の第4の実施例に係る騒音制
御装置であって集中制御側200の構成を示す図(その
1)であり、図8は本発明の第4の実施例に係る騒音制
御装置であって複数の使用者側騒音ユニット201−
1、201−2、…、201−nの各構成を示す図(そ
の2)である。本図実施例は第1〜第3の実施例の構成
に加え、使用者に対する表示手段を加え、集中制御側2
00から特定のコマンドを受けた場合、騒音制御処理と
並行又は騒音制御処理の変わりに表示に必要な処理が同
一の処理装置で行われ、集中制御側200からの情報が
使用者に伝達される。このため、図7(a)に示すよう
に、集中制御側200に表示用データ管理機能部16が
設けられ、集中制御側200から特定のコマンドを受け
付けた場合には該表示用データ管理機能部16は、図7
(b)の集中制御処理タイミングの例に示されるよう
に、係数更新処理中に表示リクエストがあると、数字、
文字等の表示データを、スイッチ100、アンテナ25
等を介して、騒音制御処理と並行又は騒音制御処理の代
わって、使用者側騒音ユニット201−1、201−
2、…、201−nに送出する。図8(c)に示すよう
に、使用者側200にはバンドパスフィルタ49の出力
に接続される表示コマンド解読部17と、バンドパスフ
ィルタ49を介して前記数字、文字等を表示するデータ
を表示処理するための表示処理部18と、該表示処理部
18に接続される表示器19と、バンドパスフィルタ4
9の出力を受信データ処理部12’又は表示処理部18
に切り替えるスイッチ106とが設けられる。スイッチ
103はパワーアンプ3の入力を低域通過フィルタ4の
出力に接続し又は分離する。前記表示コマンド解読部1
7は、スイッチ102、103、106の切り替え制御
を行いさらにフィルタ係数用メモリ12及び表示処理部
18を制御する。表示開始コマンドを受け付けた場合に
は通常のフィルタ処理と代替として表示処理を行い、中
止コマンド受付で通常フィルタ処理を再開する。また、
表示開始コマンドを受け付けた場合には通常のフィルタ
処理と並行して表示表示を行うようにしてもよい。図8
(d)には、使用側の外観が示されるが、その表示部は
透明なハーフミラー、LED等で構成される。
【0023】したがって、本実施例によれば、表示処理
のために処理機能が節約できると共に(システムの簡素
化、小型化、低コスト化)騒音環境下におかれる使用者
に正確な情報が提供できる。図9は本発明の第5の実施
例に係る騒音制御装置であって複数の使用者側騒音ユニ
ット201−1、201−2、…、201−nの各構成
を示す図である。本図に示す使用者側200の構成は、
図6及び図8(c)の構成に加えて使用者が表示内容を
確認した趣旨の音声を発声した場合、表示を中断しそれ
以前のフィルタ係数による騒音低減処理を復活するこ
と、加えて集中制御側に確認した旨の情報を伝送するこ
とにしている。このため、本実施例においては、図8
(c)の実施例の構成にマイクロフォン2の出力に図6
の発声検出部15を設け、さらに発声検出部15の出力
に了解コマンド発声部20を設け、この了解コマンド発
声部20からの使用者のOK又は了解のコマンドが表示
コマンド解読部17に出力され同時にスイッチ102の
一つの端子に出力される。
【0024】したがって、本実施例によれば、常時表示
を行うことなく使用者の使用感、作業性向上を可能にし
たり、集中制御側200で情報伝達取消作業が不要とな
り、使用者(作業者)が情報確認を行ったか否かを即座
に判断できる。図10は本発明の第6の実施例に係る騒
音制御装置であって集中制御側200の構成を示す図で
ある。本実施例は、第1〜第5の実施例に加え入力信号
用のセンサで検出した信号成分の特徴抽出を行う手段
と、予め複数の使用者側制御装置で検出した特徴と場所
を対応づけて記憶する集中制御手段とをもち、センサで
検出した特徴により使用者の場所を特定して使用者の移
動を管理できるようにする。このため、本実施例は、図
7の第4の実施例における係数更新部13に残留音を一
時記憶する残留音メモリ部を設け、さらに使用者の場所
1用、場所2用、…、場所用nの残留音を予め記憶して
前記残留音メモリ部からの残留音との比較を行う残留音
管理比較部21とを設ける。この残留音管理比較部は2
1比較結果を表示用データ管理機能部15に出力する。
【0025】したがって、本実施例によれば、広い作業
場内での作業者の移動を把握することができ、作業上の
異常発生などが端的に検出、すみやかな対応が可能にな
る。図11は本発明の第7の実施例に係る騒音制御装置
であって複数の使用者側騒音ユニット201−1、20
1−2、…、201−nの各構成を示す図である。本実
施例は、第1〜第6の実施例に加え、使用者の発生した
特定の音声を予め記憶し、またその後発生された音声と
の類似性を比較する手段とその処理に対応した時計機能
(ストップウオッチ処理)や計数(カウント)機能、メ
モリ機能起動停止、結果の表示または音声による提示が
行われる。このため、本実施例には、図8のA/D変換
器7の出力側に使用者の発声を検出する発声検出部15
を設け、この発声検出部15の後段に音声登録音声認識
部22を設け、この音声登録認識部22に使用者の発声
した特定の音声を予め記憶する音声メモリ23を設け、
さらに表示処理部18を制御する時計機能等部24を設
ける。表示処理部18は、表示コマンド解読部17だけ
でなく音声登録音声認識部22により制御される。
【0026】したがって、本実施例によれば、予め登録
された「時計」、あるいは「カウンタ」、「スター
ト」、「ストップ」などの音声と連動して作業に必要な
時間情報や計数情報の提供が可能になり、作業効率・利
便性の向上が可能になる。図12は本発明の第8の実施
例に係る騒音制御装置であって複数の使用者側騒音ユニ
ット201−1、201−2、…、201−nの各構成
を示す図である。図11に示すように個別に設けられい
た音声入力用マイクロフォン(41)と信号入力用マイ
クロフォン(8)を、図12に示すように、兼用とし一
つにまとめた構成にすることにより、システムの簡素
化、小型化、低コスト化が可能になる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、個
々の騒音ユニットで騒音低減を可能にする適応型フィル
タは通常騒音制御装置で使用される複雑な適応処理を行
う処理能力を必要とせず、簡易なフィルタを実現するハ
ードウエアのみでよくハードウエアの簡素化とコスト低
減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る騒音制御装置の構
成を示す図(その1)である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る騒音制御装置の構
成を示す図(その2)である。
【図3】図1(a)の係数更新部13の係数更新処理タ
イミングの例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る騒音制御装置であ
って集中制御側200の構成を示す図である。
【図5】図4の係数更新部13の係数メモリと非常用係
数メモリの切り替えを説明する図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係る騒音制御装置であ
って複数の使用者側の騒音ユニット(201−1、20
1−2、…、201−n)の各構成を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施例に係る騒音制御装置であ
って集中制御側200の構成を示す図(その1)であ
る。
【図8】本発明の第4の実施例に係る騒音制御装置であ
って複数の使用者側の騒音ユニット(201−1、20
1−2、…、201−n)の各構成を示す図(その2)
である。
【図9】本発明の第5の実施例に係る騒音制御装置であ
って複数の使用者側の騒音ユニット(201−1、20
1−2、…、201−n)の各構成を示す図である。
【図10】本発明の第6の実施例に係る騒音制御装置で
あって集中制御側200の構成を示す図である。
【図11】本発明の第7の実施例に係る騒音制御装置で
あって複数の使用者側の騒音ユニット(201−1、2
01−2、…、201−n)の各構成を示す図である。
【図12】本発明の第8の実施例に係る騒音制御装置で
あって複数の使用者側騒音ユニット201−1、201
−2、…、201−nの各構成を示す図である。
【図13】従来のヘッドホンタイプの騒音制御装置であ
ってフィードフォワード処理を行うものの構成を示す図
である。
【図14】従来のヘッドホンタイプの騒音制御装置であ
ってフィードバック処理を行うものの構成を示す図であ
る。
【図15】従来のヘッドホタイプの通信機の構成を示す
図である。
【図16】図15の通信機の外観を示す図である。
【符号の説明】
1…スピーカ 2…マイクロフォン 8…センサ 11…適応型フィルタ 12…フィルタ係数メモリ 13…係数更新手段 14…異常事態検出手段 15…発生検出部 16…表示用データ管理機能部 17…表示コマンド解読部 18、19…表示手段 20…了解コマンド発声部 21…残留音管理比較手段 22…音声登録音声認識部 23…音声メモリ 24手時計機能等部 60、70、80、90…通信機能 200…集中制御側部 201−1、202−1、…、201−n…複数の使用
者側の騒音ユニット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 騒音のキャンセル音を形成する騒音制御
    装置において、 制御対象である騒音を入力するセンサ(8)と、キャン
    セル音と騒音との残留音を誤差信号として検出するマイ
    クロフォン(2)と、キャンセル信号を形成する適応型
    フィルタ(11)と、キャンセルを音を出力するスピー
    カ(1)と、通信機能部(80、90)とをそれぞれ内
    蔵する複数の使用者側の騒音ユニット(201−1、2
    01−2、…、201−n)と、 前記適応型フィルタ(11)の動作状態に基づく特性を
    得るためのフィルタ係数を算出する係数更新手段(1
    3)と、伝送路を介して前記適応型フィルタ(11)の
    動作状態を検出する手段(70)と、前記算出されたフ
    ィルタ係数を、伝送路を介して各前記複数の使用者側の
    騒音ユニット(201−1、201−2、…、201−
    n)に伝送する手段(60)とを備える集中制御側部
    (200)とを具備し、 前記伝送されたフィルタ係数を適応型フィルタ(11)
    のフィルタ係数として設定することを特徴とする騒音制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記集中制御部(200)において、前
    記係数更新手段(13)に各使用者側が異常事象を検出
    し易いフィルタ係数を実現する非常係数を記憶する非常
    係数メモリを設け、さらに異常事態の発生を検出する異
    常事態検出手段(14)とを設け、異常発生した場合に
    前記適応型フィルタ(11)のフィルタ係数を順次又は
    選択的に非常係数に書き換えることを特徴とする請求項
    1に記載の騒音制御装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の使用者側の騒音ユニット(2
    01−1、201−2、…、201−n)において、マ
    イクロフォン(2)が使用者の音声を骨伝導で捕らえ
    て、適応型フィルタ(11)のフィルタ係数メモリ(1
    2)に骨伝導による音声を補正する音声補正用係数を記
    憶し、さらに使用者の音声発生を検出する発生検出部
    (15)とを設けて、使用者の骨伝導による音声を、伝
    送路を介して前記集中制御部(200)に伝送すること
    を特徴とする請求項1に記載の騒音制御装置。
  4. 【請求項4】 前記集中制御部(200)に表示情報を
    伝達するための表示用データ管理機能部(16)を設
    け、前記複数の使用者側の騒音ユニット(201−1、
    201−2、…、201−n)に使用者に対する表示手
    段(18、19)と、前記集中制御部(200)からの
    特定コマンドを受けて解読する表示コマンド解読部(1
    7)とを設け、騒音制御処理と並行し又は騒音制御処理
    の代わりに表示を行う請求項1に記載の騒音制御装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の使用者側の騒音ユニット(2
    01−1、201−2、…、201−n)において、骨
    伝導による音声を検出するマイクロフォン(2)からの
    使用者の発生を検出する発声検出部(15)と、該発声
    検出部(15)の後段に設けられ表示内容を確認した旨
    の音声に対してコマンドを発声する了解コマンド発声部
    (20)とを設け、前記コマンドがあると表示を中断
    し、それ以前のフィルタ係数により騒音低減処理を復活
    し、前記集中制御部(200)に前記確認した旨の情報
    を送信することを特徴とする請求項4に記載の騒音制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記集中制御部(200)において、前
    記マイクロフォン(2)で検出した係数更新部(13)
    に残留音を一時記憶するメモリを設け、さらに予め複数
    の使用者側で検出した特徴と場所を対応づけて記憶する
    残留音メモリを有し前記検出された残留音と前記特徴と
    場所から使用者の場所を特定し使用者の移動を管理する
    残留音管理比較手段(21)とを設け、この結果を前記
    表示手段(18、19)に表示させるための表示用デー
    タ管理機能部(16)に出力することを特徴とする請求
    項4に記載の騒音制御装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の使用者側の騒音ユニット(2
    01−1、201−2、…、201−n)において、少
    なくとも騒音信号を検出するマイクロフォン(8)の後
    段に前記発声検出部(15)と、使用者の発声した特定
    の音声を予め記憶する音声メモリ(23)とを設け、発
    声検出部(15)からの音声と前記記憶された音声との
    類似性を比較する音声登録音声認識部(22)を設け、
    さらに前記表示処理部(18)に少なくとも係数や時計
    の情報を出力する計数・時計機能等部(24)とを設け
    て、音声登録音声認識部(22)により表示処理部(1
    8)及び計数・時計機能部(24)の情報処理及び表示
    を制御することを特徴とする請求項4に記載の騒音制御
    装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の使用者側の騒音ユニット(2
    01−1、201−2、…、201−n)において、使
    用者の音声を検出するマイクロフォン(41)の後段
    に、前記騒音低減処理用の、少なくとも低域通過フィル
    タ(9)、A/D変換器(10)、適応型フィルタ(1
    1)を配置すると共に音声を前記集中制御部(200)
    に対して音声送信するための、少なくともバンドパスフ
    ィルタ(42)、変調部(43)を配置することを特徴
    とする、請求項4に記載の騒音制御装置。
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