JPH0720953A - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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JPH0720953A
JPH0720953A JP5152024A JP15202493A JPH0720953A JP H0720953 A JPH0720953 A JP H0720953A JP 5152024 A JP5152024 A JP 5152024A JP 15202493 A JP15202493 A JP 15202493A JP H0720953 A JPH0720953 A JP H0720953A
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signal
circuit
control
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JP5152024A
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Koji Suzuki
孝二 鈴木
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Canon Inc
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チップ面積を増大することなく、1チップ上
に容易に集積できるような制御装置を提供する。 【構成】 制御対象からの帰還信号を基準レベル信号と
比較し、この比較出力により、前記制御対象を制御する
ようにした制御装置において、前記基準レベル信号とし
て、定電流制御用の第1の基準レベル信号と異常判定用
の第2の基準レベル信号を時分割で供給し、帰還信号>
第2の基準レベル信号のとき異常を判定し、前記制御対
象の出力を一時的に制限する。このように、異常検出
に、ヒステリシスコンパレータや積分回路等からなるデ
ィスクリート回路を用いる必要がないので、1チップ上
に制御部を全て容易に集積することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式の画像形
成装置(複写機,プリンタ等)の高圧電源の制御等に好
適な制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種画像形成装置において、制
御対象に対し、その出力の検出出力を基準値と比較する
誤差増幅器と、この誤差増幅器の出力に応じたパルス幅
の信号を得るPWM回路からなる制御回路が個々に形成
されるのが一般的である。
【0003】近年の半導体技術の進展に呼応して、出力
の検出出力をA/D変換してマイクロコンピュータに取
り込み、演算結果に応じてパルス幅制御を行なうデジタ
ル制御方式も提案されているが、演算スピードやコスト
パーフォーマンスの点で一般化されていない。
【0004】本出願人等は、スピードとコストの双方を
解決するために、1個の高精度のコンパレータを時分割
駆動することによって多数のアクチェータの出力を、マ
イクロコンピュータの制御データをD/Aコンバータで
アナログ変換した値と比較し、この比較結果に応じてカ
ウンタを制御して複数のPWM出力を得る方式を提案し
実用化した。この提案では時分割されたコンパレータの
出力を直接制御対象の駆動回路に入力して、簡素化する
方式も提案している。
【0005】そして、(a)帯電,除電,転写等の高圧
負荷の火花リークによる事故防止のために、負荷の定電
流回路とは別個に定電流回路の定電流制御レベルより高
い検出レベルを持つヒステリシスコンパレータからなる
火花防止回路を設けて、負荷に火花リークが起こってヒ
ステリシスコンパレータが働くと、所定時間だけ出力を
停止させるようにしている。
【0006】また(b)多数の低精度アナログコンパレ
ータの入力に積分用コンデンサを接続し、このコンデン
サを前記高精度コンパレータの出力に依って充放電し、
前記積分用コンデンサの電位を三角波と比較して、低精
度コンパレータの出力にPWM出力を得る方式を提案
し、実用化してきた。
【0007】この従来例を従来例1として以下に説明す
る。図18は、従来例1のブロック図、図19はそのタ
イミングチャートである。図18において、101はマ
イクロコンピュータで、内部にCPUコアの他にRO
M,RAM等のメモリ、各種タイマ等の周辺回路をもっ
ており、外部に図示していないけれども各種シーケンス
制御用の入出力信号が接続される。105はタイミング
回路で、マイクロコンピュータ101のクロック信号或
いはタイマ回路出力信号を分周して、D/Aコンバータ
102,アナログマルチプレクサ106の時分割信号
(イ)〜(ニ)、電子スイッチ回路108の出力のサン
プリング信号(ホ)〜(チ)をそれぞれの回路に制御信
号として印加している。
【0008】P1−1〜P1−4は、チップ外部の電
源,光源,ヒータ,モータ等の駆動回路に接続される出
力端子である。P2−1〜P2−4は、それぞれP1−
1〜P1−4に対応する制御系の出力の検出信号(帰還
信号)の入力端子である。アナログマルチプレクサ10
6で選択された帰還信号は、高精度コンパレータ103
で、D/Aコンバータ102の出力である基準信号と比
較される。D/Aコンバータ102の入力データは、時
分割タイミングに応じて制御系毎に切換えられることは
いうまでもない。
【0009】高精度コンパレータ103の出力は、電子
スイッチ回路108の駆動パルスとして同回路108へ
入力される。電子スイッチ回路108の出力は、高精度
コンパレータ103の出力に応じて標準電圧発生回路1
07の出力電圧VR とグランド電位とに切換えられる。
この電子スイッチ回路108の出力は、第2の電子スイ
ッチ群S3−1〜S3−4を介して、それぞれコンパレ
ータ群Q1−1〜Q1−4の片側入力に接続された積分
回路へ入力される。積分回路の積分用コンデンサC1−
1〜C1−4は、(ル)に示すように、スイッチS3−
1〜3−4が閉じたタイミングに所定の時定数で、高精
度コンパレータ103の出力に応じて充放電を行ない、
それ以外のタイミングでは電荷はホールドされた状態を
保つ。
【0010】コンパレータ群Q1−1〜Q1−4は、積
分用コンデンサC1−1〜C1−4の電位と、他方の入
力に加えられた三角波を比較して、出力にPWM出力
(ヲ)が得られる。この出力は、出力端子P1−1〜P
1−4を介して、それぞれに対応する制御系の駆動回路
に供給される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
(a)前述のように従来の火花防止回路では、負荷の定
電流制御回路と別個にヒステリシスコンパレータや、積
分回路等が必要である。安全性に最も重要な要素である
出力の停止時間を十分確保する必要から、積分用コンデ
ンサを十分に放電しなければならず、このため、コンパ
レータを2段にしてゲインを上げる必要がある。この様
な従来回路をそのまま1チップに集積しようとすると、
著しいチップ面積の増大を招くことはいうまでもない。
【0012】このため、従来は出力の安定化回路は複数
の制御系を1チップ上に集積できることが出来たもの
の、火花保護等の保護回路はディスクリート回路で構成
せざるを得なかった。
【0013】さらに、火花防止回路の性能においても、
安全性を高めるためにヒステリシスコンパレータのしき
い値を、通常使用時の定電流制御レベルに近付けて検出
感度を上げると、負荷変動や立上げ時のオーバーシュー
トに対して余裕が無くなり、誤動作してしまう欠点が有
る。
【0014】さらに最も重大な欠点は、火花放電強度が
十分でなければ検出できない点である。出力電流すなは
ち負荷のコロナ電流は定電流化制御を行なっているため
に、低電圧から放電を開始して徐々に放電電圧が上昇す
る放電サイクルの短いモードの火花放電は検出すること
ができなかった。
【0015】(b)複写機,プリンタ等の多数の制御回
路を、チップ面積をいたずらに大きくする事なく1チッ
プ上に集積させるために、前述の既提案の方式では、誤
差増幅器をコンパレータに変えたり、時分割によってコ
ンパレータやD/Aコンバータを多数の制御系に共有す
ることによって、外部回路との接続端子を極力少なく
し、かつ、チップ面積の増大を押えていた。
【0016】ところがPWM回路部にカウンタを用いる
方式は、カウンタを構成する素子の数が多くなり、チッ
プ面積を押えるためにPWM回路の数を多くすることが
出来なかった。又、PWM回路部に低精度コンパレータ
を用いて、コンパレータ入力に接続された積分用コンデ
ンサの電位と、三角波を比較する方式は、IC化を実現
する上で以下に示す障害が有った。
【0017】前述の従来例1に示すように、高抵抗を介
して積分用コンデンサを充放電することは、マイクロコ
ンピュータ等のデジタル回路と共存する普通のCMOS
プロセスで、比較的高精度の高抵抗を得ることは出来な
いので、困難である。
【0018】このため、実際には図20に示す従来例2
のように、外部に正負の定電流源をもうけ、この電流源
をアナログスイッチS3−1〜S3−4で時分割して各
積分用コンデンサC1−1〜C1−4に給電するように
していた。ところがアナログスイッチ群のコモン側の浮
遊容量Cstが、アナログスイッチの段数に比例して大
きくなり、この影響が無視できなくなってしまい、結果
的にPWMの段数を制限することになっていた。
【0019】すなはち、浮遊容量Cstの残留電位に依
って、積分用コンデンサの電荷が充放電してしまい、自
己の制御系の履歴が保持できないという致命的欠陥が生
じてしまう。この問題を解決するためには、積分用コン
デンサの容量を浮遊容量Cstに比較して十分大きくし
なければならず、チップ面積の増大を抑えるという当初
目的に反する結果を招いていた。
【0020】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、チップ面積をいたずらに増大することなく、
1チップ上に容易に集積できるような制御装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、制御装置を次の(1)〜(5)のとお
りに構成する。
【0022】(1)制御レベル信号と異常判定レベル信
号を生成する基準レベル信号生成手段と、制御対象から
の帰還信号を前記制御レベル信号および前記異常判定レ
ベル信号と時分割で比較する比較手段と、前記帰還信号
と前記制御レベル信号を比較したときの前記比較手段の
出力にもとづいて前記制御対象の出力を制御する制御信
号を生成する制御信号生成手段と、前記帰還信号と前記
異常判定レベル信号を比較したときの前記比較手段の出
力にもとづいて前記制御対象の出力を制限する制限信号
を生成する制限信号生成手段とを備えた制御装置。
【0023】(2)起動時に制御対象の出力をステップ
状に増大させる制御信号を生成する制御信号生成手段
と、前記制御対象の出力をステップ状に増大させている
途中の所定のステップ数のときに、前記制御対象からの
帰還信号と所定の制御レベル信号を比較する比較手段
と、この比較手段の出力にもとづいて前記制御対象の出
力を制限する制限信号を生成する制限信号生成手段とを
備えた制御装置。
【0024】(3)制御対象への制御信号を決める積分
用コンデンサと、この積分用コンデンサに、第1の定電
流回路,第1のアナログスイッチ,正の定電流源の順で
直列接続された充電回路と、前記積分用コンデンサに、
第2の定電流回路,第2のアナログスイッチ,負の定電
流源の順で直列接続された放電回路とを備えた制御装
置。
【0025】(4)第1のアナログスイッチ,正の定電
流源の共通接続点とこの共通接続点より低い所定電位個
所間に接続され、前記第1のアナログスイッチがオフの
ときのみオンする第3のアナログスイッチと、第2のア
ナログスイッチ,負の定電流源の共通接続点とこの共通
接続点より低い所定電位個所間に接続され、前記第2の
アナログスイッチがオフのときのみオンする第4のアナ
ログスイッチとを備えた前記(3)記載の制御装置。
【0026】(5)正の定電流源とグランド等の所定電
位個所間に接続した第1のコンデンサと、負の定電流源
の共通接続点とグランド等の所定電位個所間に接続した
第2のコンデンサとを備えた前記(3)記載の制御装
置。
【0027】
【作用】前記(1)の構成により、比較手段の出力にも
とづいて制御信号と制限信号が生成される。前記(2)
の構成では、起動時にステップ状に制御対象の出力を増
大させ、その所定ステップ数のときの出力により制限信
号を生成する。前記(3)〜(5)の構成により、アナ
ログスイッチ等の浮遊容量の影響を受けることなく、積
分用コンデンサの充放電が行われる。
【0028】
【実施例】以下本発明を実施例により詳しく説明する。
【0029】(実施例1)図1は、実施例1である“帯
電器給電用電源”のブロック図であり、図2,図3はそ
のタイミングチャートである。図において、1はシステ
ムコントロール用の1チッププロセッサで、2はこのプ
ロセッサ1で制御される帯電器給電用の高圧コンバータ
回路である。高圧コンバータ回路2の出力は、高圧出力
端子P1を介して所定の帯電器に給電される。この帯電
器の負荷電流は、検出回路9で検出され、端子P2を介
してプロセッサ1へ入力される。3はマイクロコンピュ
ータで、内部にCPUコアの他にROM,RAM等のメ
モリ,各種タイマ等の周辺回路をもっており、外部に図
示していないけれども各種シーケンス制御用の入出力信
号が接続される。
【0030】端子P2に入力された負荷電流の検出信号
(帰還信号)は、高精度コンパレータ4でD/Aコンバ
ータ5の出力と比較される。D/Aコンバータ5の出力
は、図2に示すように、マイクロコンピュータ3の内部
プログラミングによって、第1の基準レベルと第2の基
準レベルに所定の時分割タイミングで切換えられる。
【0031】高精度コンパレータ4の出力は、1部はマ
イクロコンピュータ3へ入力され、1部はラッチ回路6
に入力される。ラッチ回路6は、マイクロコンピュータ
3の制御信号によって高精度コンパレータ4の第1の基
準レベルとの比較結果をラッチする。PWM回路7は、
ラッチ回路6の出力に応じて出力パルス幅を制御する。
このPWM回路出力は、端子P3を介して高圧コンバー
タ回路2の1次側駆動回路へ入力される。このようにし
て、帯電器負荷およびプロセッサ1,高圧コンバータ回
路2が正常動作時には、帯電電流は第1の基準レベルに
相当する定電流値に制御される。
【0032】帯電器負荷に何等かの異常が生じて、負荷
電流が増大し、検出電圧が第2の基準レベルを越える
と、これをマイクロコンピュータ3が検知してタイマ回
路8の計数をスタートさせる。計数を開始するとタイマ
回路8の出力は、ハイレベルになってトランジスタQ1
を導通させ、PWM回路7の出力を停止させる。タイマ
回路8には、マイクロコンピュータ3によって予め所定
のデータがプリセットされており、プリセット値まで計
数が行なわれると、リセットされ出力はローレベルにな
り、トランジスタQ1は開放されてPWM回路7の出力
が再び高圧コンバータ回路2に出力される。この時の様
子を図3に示す。PWM出力の停止が解除されると、ソ
フトスタートモードで出力が立上げられる。
【0033】PWM回路7及びその周辺の詳細ブロック
を図4に示す。図において、13はプリセッタブルカウ
ンタ、14はアップダウンカウンタ、15はデジタルコ
ンパレータ、16は1/8の分周回路である。カウンタ
13にはマイクロコンピュータ3よりクロック信号が、
アップダウンカウンタ14には前記クロック信号を1/
8に分周した信号が与えられる。
【0034】プリセッタブルカウンタ13には、マイク
ロコンピュータ3よりPWM出力の周期を決定するデー
タが与えられる。アップダウンカウンタ14は、コンパ
レータ4の出力のラッチ出力に依ってカウント値をアッ
プ,ダウンさせる。カウンタ13,14のカウント出力
は、デジタルコンパレータ15で比較され、このデジタ
ルコンパレータ15の出力端にPWM出力が得られる。
【0035】以上説明したように、本実施例では、マイ
クロコンピュータにより第1の基準レベル(定電流制御
値),第2の基準レベル(異常判定レベル)を随時、適
宜の値に変更しているので過電流検出の検出感度を上げ
ても誤動作することがない。また過電流検出に、ヒステ
リシスコンパレータや積分回路等のディスクリート回路
を用いる必要がないので、1チップ上に制御部を全て容
易に集積することができる。
【0036】(実施例2)図5は実施例2である“制御
装置”のブロック図である。本実施例は、高精度コンパ
レータ4を時分割で使用することによって、多数のPW
M回路に共有できるようにしたものである。
【0037】各種帯電器の負荷電流の検出信号は、端子
P2−1〜P2−4を介して、アナログマルチプレクサ
11に入力される。アナログマルチプレクサ11で時分
割された検出信号は、高精度コンパレータ4でD/Aコ
ンバータ5の出力と比較される。D/Aコンバータ5の
出力は、アナログマルチプレクサ11の時分割タイミン
グに対応して選択された負荷に対する第1,第2の基準
レベル(実施例1で説明したと同様のもの)になるよう
にマイクロコンピュータ3によって制御される。
【0038】高精度コンパレータ4の出力は、マイクロ
コンピュータ3へ入力されると共に各PWM回路7−1
〜7−4のラッチ回路6−1〜6−4へ入力される。タ
イミングコントローラ12は、マイクロコンピュータ3
から種々のタイミング信号の供給を受けて、アナログマ
ルチプレクサ11やD/Aコンバータ5の制御信号、ラ
ッチ回路6−1〜6−4のラッチ信号等のタイミング信
号を発生させる回路である。
【0039】このようにして、本実施例によれば、各種
帯電器の負荷特性に応じた電流制御,過電流保護を行う
ことができ、実施例1と同様に、検出感度を上げても誤
動作することなく、1チップ上に制御部を全て容易に集
積することができる。
【0040】(実施例3)図6は実施例3である“制御
装置”のブロック図である。本実施例は図1〜5に示し
たPWM回路を著しく簡素化したもので、高精度コンパ
レータの出力の極性に応じてステップアップ,ステップ
ダウンする階段波を作り、この階段波と三角波を簡易型
のアナログコンパレータで比較し、このアナログコンパ
レータの出力端にPWM出力を得るようにしたものであ
る。
【0041】多数の制御系の検出信号をアナログマルチ
プレクサ11で時分割して、高精度のコンパレータ4に
入力し、このコンパレータ4の出力によって、各制御系
に相当する階段波のステップアップ,ステップダウンを
決定する。
【0042】高精度コンパレータ4の出力が、電子スイ
ッチ回路31のスイッチS31を選択すると、正の電流
ミラー回路31−1が選択され、アナログコンパレータ
32−1〜32−4の入力部に接続された積分用コンデ
ンサC31−1〜31−4のうちスイッチS36−1〜
S36−4で時分割選択されたコンデンサを正方向に充
電し、該当アナログコンパレータの入力電圧は所定レベ
ルだけステップアップする。
【0043】高精度コンパレータ4の出力が、電子スイ
ッチ回路31のスイッチS32を選択すると、負の電流
ミラー回路31−2が選択され、アナログコンパレータ
32−1〜32−4の入力部に接続された積分用コンデ
ンサC31−1〜C31−4のうちスイッチS36−1
〜36−4で時分割選択されたコンデンサを負方向に放
電し、該当アナログコンパレータの入力電圧は所定レベ
ルだけステップダウンする。
【0044】基本的には、PWM回路の数は、入力のア
ナログマルチプレクサの段数、出力段のアナログコンパ
レータの数、階段波発生用のスイッチ及びコンデンサの
個数を増やすだけで増設が可能である。
【0045】積分用コンデンサC31−1〜31−4
は、シリコンチップ上に形成されるので、その容量はせ
いぜい数pFに制限される。
【0046】電子スイッチ回路31の電流ミラー回路3
1−1,31−2は、それぞれ外部端子P31,P32
を介して与えられる外部の標準電流源電流とほぼ等しい
電流を、スイッチS31,S32へ与える。
【0047】33はリミッタ回路で、電流ミラー回路3
1−1の出力の最大電圧レベルをD/Aコンバータ5の
第2の出力以下に制限する。D/Aコンバータ5の第2
の出力は、各制御系ごとに端子P1−1〜−1−4に接
続される駆動回路に最適のリミッタ値が、マイクロコン
ピュータ3の内蔵プログラミングに依って与えられる。
【0048】高精度コンパレータ4の基準信号は、D/
Aコンバータ5のD/A出力1から時分割によって、各
制御系固有の定常状態の制御レベル(第1の基準レベ
ル)及び負荷異常時のリミッタレベル(第2の基準レベ
ル)が与えられる。
【0049】高精度コンパレータ4の出力は、マイクロ
コンピュータ3で監視され、リミッタレベルを越えたこ
とが検出されると、予め記憶されたプログラミング内容
に応じて、所定タイミングだけPWM出力を停止させ
る。具体的には、該当系の基準レベルを最低レベルにセ
ットし、電子スイッチ31が負のカレントミラー回路3
1−2を選択するようにし、かつ該当系のサンプリング
時間を通常シーケンス時の10〜1000倍にして積分
用コンデンサC3−1〜C3−4の容量が、急激に放電
されてアナログコンパレータ32の入力が0Vに収束す
るようにする。
【0050】マイクロコンピュータ3のプログラミング
を変えて、リミッタレベルを越えた系のPWM出力だけ
でなく、他の系のPWM出力も含めて停止させることも
可能である。またリミッタレベルを越えた系の情報をマ
イクロコンピュータ3に記憶して、操作部のディスプレ
イに表示することも容易に可能である。また、マイクロ
コンピュータ3のプログラミングによって、所定タイミ
ング以上リミッタレベルを越えた場合、PWM出力の停
止期間を伸ばしたり、完全に停止させることも可能であ
る。
【0051】このようにして、本実施例では簡素化した
回路で実施例2同様の効果を得ることができる。また定
電流源の抵抗R31,R32を除いて、1チップ上に容
易に集積することができる。
【0052】(実施例4)本実施例は、高圧負荷の火花
リークに対して完全な保護動作を行なって万が一の危険
性を完全に排除するようにしたものである。本実施例の
ブロック図を図7に、タイミングチャートを図8に、制
御プログラミングのフローチャートを図9に示す。
【0053】従来の火花リーク保護方式の弱点として以
下の様なものがある。異常時の負荷電流の検出レベルが
単一であるために、この検出レベルを正常動作状態にお
ける負荷電流値に、相当のマージンを加えた値にする必
要があることに起因する検出精度低下の問題である。異
常時の検出レベルが、定常時の値に対して十分マージン
を持っておかないと、負荷変動やスタート時のオーバー
シュート等によって保護回路が誤動作してしまう。逆に
マージンを取り過ぎると、検出感度が悪くなって安全性
が低下してしまう。
【0054】更に基本的欠陥として、多くの高圧負荷が
定電流制御されているために、負荷異常時においても定
電流制御状態が継続し、火花リーク状態が発生するケー
スが存在することである。具体的には、帯電ワイヤが切
れて金属部との距離が、通常時より短くなった時に、定
電流制御状態を保ちながら、ワイヤと金属部との間で火
花放電が起こることがある。この時、火花放電の近辺に
紙や絶縁樹脂があると、紙が発火したり、樹脂が絶縁劣
化してトラッキングを起こして発火に至ったりするよう
になる。
【0055】この様に従来の過電流保護回路は、火花放
電トラブルに対して基本的な欠陥を有している。
【0056】本実際例では、電源立上げ時に、定常時よ
り十分低いレベルの定電圧モードで負荷を駆動して、負
荷の異常を検出することを骨子としている。
【0057】具体的には、電源立上げ時のソフトスター
ト期間中の、正常な負荷状態では負荷電流の目標設定レ
ベルに達しない初期の所定タイミングで、負荷の異常を
検出し、異常が検出された時に出力を停止させるように
するものである。
【0058】図10に示す帯電器の電圧・電流特性及び
図11の駆動開始時のPWM出力のタイミング図によっ
て、本実施例の動作を詳細に説明する。図10におい
て、カーブ1は低インピーダンスの限度カーブ、カーブ
2は高インピーダンスの限度カーブである。帯電器のイ
ンピーダンス特性は、使用環境のうち気圧に最も大きく
左右される。低インピーダンスの限度カーブ1は製品の
高地使用環境規格によって決定される。高インピーダン
スの限度カーブ2は、低地における耐久汚染による劣化
や機械的精度を考慮して決定される。
【0059】1R は定電流制御の目標値で、負荷が正常
の時、動作点はポイントP1〜P2の間にある。ポイン
トP1の電圧V1より十分小さいVL以下の電圧で負荷
電流が1R に達した時に、負荷の異常状態を認識するよ
うにするものである。負荷の異常状態の検知は、PWM
出力の駆動開始タイミングで行なわれる。
【0060】図11に示す例では、時刻t0でスタート
し所定のステップで出力パルス幅を増やしていって、時
刻t2で定電流の目標値に達し、それ以降定電流制御状
態が保持される。図11の実線は、低インピーダンス限
度カーブ1を示し、破線は高インピーダンス限度カーブ
2を示す。電源回路の入出力特性のバラツキに対するマ
ージンを、図10のポイントP1に相当するPWMパル
ス幅W1より引いて、リミッタレベルをWLとする。パ
ルス幅0〜WLの間、すなはちステップ1〜5の間で、
負荷電流が目標値1R に達した時、負荷の異常を判定す
る。
【0061】本実施例のマイクロコンピュータの制御プ
ログラムを、図8のタイミングチャート、図9のフロー
チャートに従って説明する。本実施例は、実施例3で明
らかにしたPWM出力のリミッタ機能をさらに発展させ
て、各制御系の出力の立上がり時に制御系の駆動回路の
固有の特性に応じたソフトスタート機能を持たせたもの
である。
【0062】図9に示すPWM1〜PWM4の制御プロ
グラムは、タイミングコントローラ12で作られる割込
み信号(図8の(A)に示す)によって、メインプログ
ラムに割込みがかけられ、所定の繰返し周波数で時分割
して個々のPWM制御用のサブプログラムに切換えられ
る。図8の(F)〜(I)に示す各PWM回路のサンプ
リングパルス、すなはち図7のスイッチS36−1〜S
36−4の駆動パルスは、それぞれの制御プログラムの
終了後に発生する。
【0063】割込み信号(A)に依って、PWM1のサ
ブプログラムがアクセスされると、メインプログラムに
よって設定されたPWM1の出力の発生状態を決定する
フラグA,PWM出力の立上りのステップ幅を決定する
変数P1,PWM出力のリミッタ値を決定する変数M
1、及びリミッタレベルWLに相当する立上がりのステ
ップ回数N1の値を読みだす(図9のS1参照)。フラ
グAが、0ならば(S2,N0)D/Aコンバータの入
力の1つであるPWM1専用データメモリX1を0にす
る(S3)。この状態で電子スイッチ回路31の電流ミ
ラー回路31−1の出力は、三角波の負ピーク以下に設
定されるのでPWM出力は発生しない。フラグAが1に
変ると(S2,YES)、X1をP1にする。PWM1
の制御タイミング毎にP1の値が加算されていく(S
4)。
【0064】PWM1の出力が制御系1の駆動回路に加
えられて、制御系の出力が目標に達するまでの期間は、
高精度コンパレータ4の出力は電子スイッチ回路31の
スイッチS31を導通させるのでコンデンサC31−1
の充電電圧は上昇を続け、PWM1出力のパルス幅は制
御タイミングごとに大きくなる(S5,N0、S7,N
0)。
【0065】制御系の出力が目標に達すると、高精度コ
ンパレータ4の出力は制御系の出力の検出信号の増減に
応じて反転を繰反すようになり(S5,YES,N
0)、PWM1出力は最小単位のパルス幅の変動をもっ
て安定化する。
【0066】X1の値がリミッタ値M1を越えると(S
7,YES)、X1はM1に変更され(S8)、電流ミ
ラー回路31−1の出力はデジタル入力M1に相当する
電圧レベルに保持される。制御系の駆動回路や検出回路
の異常、制御系の負荷の適正値からの大幅なズレ等に依
って、高精度コンパレータ4の出力がスイッチS31を
選択したままになると(S5,YES)、コンデンサC
31−1の充電電流は、そのリミッタ値に保持されたま
まになる(S7,YES、S8)。
【0067】スタートからのステップ数が異常判定ステ
ップ数N1(ここでは5とした)に達する前に高精度コ
ンパレータ4の出力が1に反転すると(S6,N0)、
フラグAを零にしてPWM1の出力を停止し、PWM1
接続負荷の異常のメッセージを出す(S9)。
【0068】以上PWM回路1について説明したが、他
のPWM回路においてもそれぞれ接続される駆動回路に
応じて、最適なソフトスタートの制御が可能なことは言
うまでもない。
【0069】このようにして、本実施例では実施例3の
効果に加えて、火花リークを確実に検出し、発火等の事
故を防止するという効果を得ることができる。
【0070】(実施例5)図12は実施例5である“帯
電器給電用電源”のブロック図、図13はそのタイミン
グチャートである。図12に示すように、DC−DCコ
ンバータの出力は、抵抗R13,R14で所定比に分圧
された後、高精度コンパレータ103の負入力に入力さ
れて、正入力の基準電圧112と比較される。
【0071】コンバータ駆動回路111の通電制御入力
には、低精度のコンパレータQ10の出力が給電され
る。コンパレータQ10の正入力には、三角波発生回路
104の出力が、負入力には積分用コンデンサC1と正
負の定電流回路115,116が接続される。正,負の
定電流回路115,116には、それぞれアナログスイ
ッチS1,S2を介して、正負の定電流源117,11
8が接続される。発振回路113,単安定回路114で
所定周波数,所定パルス幅のサンプリングパルスが得ら
れる。
【0072】DC−DCコンパレータの出力が大きくな
って、検出出力が基準電圧を越えて、高精度コンパレー
タ3の出力が低レベルになると、アナログスイッチS1
が選択されて、サンプリングパルス(ロ)のタイミング
で導通する。アナログスイッチS1が導通すると、正の
定電流回路115の入力に正の定電流源117が接続さ
れて、積分用コンデンサC1は正方向に充電され、コン
パレータQ10の出力パルス幅は、(チ)に示すように
狭くなる。これにしたがいコンバータ駆動回路111の
通電時比率が下がって、DC−DCコンバータの出力が
低下し、検出出力が基準電圧より下がって、高精度コン
パレータ103の出力が高レベルになると、アナログス
イッチS2が選択されて、サンプリングパルス(ロ)の
タイミングで導通する。アナログスイッチS2が導通す
ると、負の定電流回路116の入力に負の定電流源11
8が接続されて、積分用コンデンサC1は負方向に充電
され、コンパレータQ10の出力パルス幅は、(チ)に
示すように広くなる。
【0073】正負の定電流源117,118の出力は、
サンプリング期間以外のタイミングでは、それぞれ、ア
ナログスイッチS3,S4を介して、グランド電位およ
び電源電圧Vccにクランプされている。このため、定
電流回路115,114への給電は、必ず電流ゼロの状
態から漸次増加するようになる。
【0074】このようにして、本実施例によれば、積分
用コンデンサC1の充電,放電の際に、アナログスイッ
チS1,S2等の浮遊容量の影響を受けることがなくな
るので、積分用コンデンサC1の容量を小さくすること
ができる。よって制御部を集積する際にチップ面積の増
大を招くことがなく、1チップ上に容易に集積すること
ができる。
【0075】(実施例6)図14は実施例6である“制
御装置”のブロック図、図15はそのタイミングチャー
トである。図14において、101はマイクロコンピュ
ータで、内部にCPUコアの他にROM,RAM等のメ
モリ,各種タイマ等の周辺回路を持っており、外部に図
示していないけれども各種シーケンス制御用の入出力信
号が接続される。タイミング回路105は、マイクロコ
ンピュータ101のクロック信号或いはタイマ回路出力
信号を分周して、D/Aコンバータ102,アナログマ
ルチプレクサ106の時分割信号(イ)〜(ニ)、アナ
ログスイッチS1〜S4の制御信号として印加してい
る。
【0076】P1−1〜P1−4は、PWM出力端子で
チップ外部の電源,光源,ヒータ,モータ等の駆動回路
に接続される。P2−1〜P2−4は、それぞれP1−
1〜P1−4に対応する制御系の出力の検出信号の入力
端子である。
【0077】アナログマルチプレクサ106で選択され
た検出信号は、高精度コンパレータ103でD/Aコン
バータ102の出力である基準信号と比較される。D/
Aコンバータ102の入力データは、時分割タイミング
に応じて制御系毎に切換えられることは言うまでもな
い。高精度コンパレータ103の出力は、タイミング回
路105を介して、アナログスイッチS1〜S4を制御
する。
【0078】コンパレータQ101−1〜Q101−4
は、その出力にPWM出力信号を発生させるコンパレー
タであるが、高精度コンパレータ103が制御系の制御
出力精度を直接支配するのに対し、制御系の制御範囲を
支配するだけなので、103に比して低精度の性能で十
分である。例えば、オフセット電圧は、103の10倍
以上あっても十分である。このため、コンパレータQ1
01−1〜Q101−4は、最小サイズの素子,最小の
回路構成で構成される。コンパレータQ101−1〜Q
101−4の正入力には、三角波発生回路104の出力
が、負入力には、積分用コンデンサC1と正負の定電流
回路11,12(11−1〜11−4,12−1〜12
−4を指す)が接続される。この定電流回路11,12
は図示するように定電流ミラー回路で構成される。
【0079】正負の定電流回路11,12は、それぞれ
アナログスイッチS2,S1(S2−1〜S2−4,S
1−1〜S1−4を指す)を介して、定電流源118,
117に接続される。定電流源117,118は、チッ
プの外側に形成され、端子P4,P3を介して、チップ
内に給電される。
【0080】積分用コンデンサC1(C1−1〜C1−
4を指す)の容量は、チップサイズを大きくしないよう
に数pFに押えられる。1サンプリング毎の積分用コン
デンサC1のステップ幅を、ダイナミックレンジの1/
100以下に押えるためには、充放電電流を数μA以下
にする必要があるので、実際の定電流源は数MΩの高抵
抗R11,R12で構成される。
【0081】アナログスイッチS1,S2と定電流源1
17,118の接続点には、それぞれアナログスイッチ
S3,S4が接続され、図15の(ワ)に示すようにア
ナログスイッチS1,S2が導通する以外のタイミング
で導通して、それぞれの接続点の電位をグランド,電源
電圧Vccにクランプするようにしている。このように
してアナログスイッチS1,S2が投入された時点で、
常に電流ゼロから漸次増加するようにする。
【0082】アナログスイッチS1,S2は、高精度コ
ンパレータ103の出力に応じて切換えられて、正,負
の定電流回路11,12のいずれかの入力に定電流源1
18,117を接続し、積分用コンデンサC1−1〜C
1−4を(ル)に示すように充放電する。アナログスイ
ッチS1,S2が開放の状態では、積分コンデンサC1
の電荷はホールドされたままになる。
【0083】コンパレータ群Q101−1〜Q101−
4は、積分用コンデンサC1の電位と、他方の入力に加
えられた三角波発生回路104の出力を比較して、出力
にPWM出力(ヲ)が得られる。この出力は、端子P1
−1〜P1−4を介して、それぞれに対応する制御系の
駆動回路に供給される。
【0084】なお、本実施例では積分用コンデンサC1
−1〜C1−4の充放電回路に電流ミラー回路を用いて
いるので、ミラー回路の入力と出力では極性が反転して
いる。たとえば積分用コンデンサC1−1は、正の定電
流回路11−1により充電されるが、同回路11−1の
入力側には、アナログスイッチS2−1を介して負の定
電流源118が接続されている。この充電回路を図12
に示すような等価回路とすると、前記負の定電流源11
8は正の定電流源117に相当する。この間の事情は後
述の実施例7においても同様であり、請求項では前記等
価回路にもとづく表現をとっている。
【0085】このようにして、本実施例によれば、多数
のPWM出力を供給する制御装置において、実施例5と
同様の効果を得ることができる。
【0086】(実施例7)図16は実施例7である“制
御装置”のブロック図、図17はそのタイミングチャー
トである。図16に示すように、本実施例は、正,負の
定電流源117,118の出力部にコンデンサC4,C
3を追加して、定電流源の出力を積分するようにしたも
のである。
【0087】正,負の定電流源117,118の出力
は、アナログスイッチS1,S2投入時に時定数R12
・C4,R11・C3で漸次立上がるようになり、抵抗
R11,R12の値を数10KΩ〜数100KΩの値ま
で小さくできるので、チップ外に出さずに同一チップ上
に形成可能となる。
【0088】このようにして、本実施例では実施例6の
効果に加えて、正,負の定電流源の抵抗R12,R11
も同一チップに集積できるという効果が得られる。
【0089】なお、以上の各実施例は、いずれも定電流
制御を行うものであるが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、制御量が電圧,位相等の電気量、或いは速
度,回転数等の機械量等の場合にも同様に実施すること
ができる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
チップ面積をいたずらに増大することなく、1チップ上
に容易に集積できるような制御装置を提供することがで
きる。詳しくは、請求項1,請求項2記載の発明では、
ヒステリシスコンパレータや積分回路等からなるディス
クリート回路を用いることなく、定常時の制御に用いて
いる比較手段により定常時やスタート時の異常を検出し
ているので、集積する際、チップ面積が特に増大するこ
とがなく、1チップ上に制御部を全て容易に集積するこ
とができる。また、請求項3〜5記載の発明では、アナ
ログスイッチ等の浮遊容量による影響が小さくなり、制
御信号を決める積分用コンデンサの容量を小さくするこ
とができるので、集積する際、チップ面積が特に増大す
ることがなく、1チップ上に容易に集積することができ
る。請求項5記載の発明では定電流源を構成する抵抗の
値を小さくすることができるので、この抵抗も含めて1
チップ上に容易に集積することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のブロック図
【図2】 高精度コンパレータへ供給される基準レベル
信号を示す図
【図3】 負荷異常が検出されたときのPWM出力を示
す図
【図4】 実施例1におけるPWM回路およびその周辺
の詳細ブロック図
【図5】 実施例2のブロック図
【図6】 実施例3のブロック図
【図7】 実施例4のブロック図
【図8】 実施例4のタイミングチャート
【図9】 実施例4のフローチャート
【図10】 蓄電器の電圧電流特性図
【図11】 PWM出力の駆動開始状態を示す図
【図12】 実施例5のブロック図
【図13】 実施例5のタイミングチャート
【図14】 実施例6のブロック図
【図15】 実施例6のタイミングチャート
【図16】 実施例7のブロック図
【図17】 実施例7のタイミングチャート
【図18】 従来例1のブロック図
【図19】 従来例1のタイミングチャート
【図20】 従来例2のブロック図
【符号の説明】
3 マイクロコンピュータ 4 高精度コンパレータ 5 D/Aコンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B41J 2/44

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御レベル信号と異常判定レベル信号を
    生成する基準レベル信号生成手段と、制御対象からの帰
    還信号を前記制御レベル信号および前記異常判定レベル
    信号と時分割で比較する比較手段と、前記帰還信号と前
    記制御レベル信号を比較したときの前記比較手段の出力
    にもとづいて前記制御対象の出力を制御する制御信号を
    生成する制御信号生成手段と、前記帰還信号と前記異常
    判定レベル信号を比較したときの前記比較手段の出力に
    もとづいて前記制御対象の出力を制限する制限信号を生
    成する制限信号生成手段とを備えたことを特徴とする制
    御装置。
  2. 【請求項2】 起動時に制御対象の出力をステップ状に
    増大させる制御信号を生成する制御信号生成手段と、前
    記制御対象の出力をステップ状に増大させている途中の
    所定のステップ数のときに、前記制御対象からの帰還信
    号と所定の制御レベル信号を比較する比較手段と、この
    比較手段の出力にもとづいて前記制御対象の出力を制限
    する制限信号を生成する制限信号生成手段とを備えたこ
    とを特徴とする制御装置。
  3. 【請求項3】 制御対象への制御信号を決める積分用コ
    ンデンサと、この積分用コンデンサに、第1の定電流回
    路,第1のアナログスイッチ,正の定電流源の順で直列
    接続された充電回路と、前記積分用コンデンサに、第2
    の定電流回路,第2のアナログスイッチ,負の定電流源
    の順で直列接続された放電回路とを備えたことを特徴と
    する制御装置。
  4. 【請求項4】 第1のアナログスイッチ,正の定電流源
    の共通接続点とこの共通接続点より低い所定電位個所間
    に接続され、前記第1のアナログスイッチがオフのとき
    のみオンする第3のアナログスイッチと、第2のアナロ
    グスイッチ,負の定電流源の共通接続点とこの共通接続
    点より低い所定電位個所間に接続され、前記第2のアナ
    ログスイッチがオフのときのみオンする第4のアナログ
    スイッチとを備えたことを特徴とする請求項3記載の制
    御装置。
  5. 【請求項5】 正の定電流源とグランド等の所定電位個
    所間に接続した第1のコンデンサと、負の定電流源とグ
    ランド等の所定電位個所間に接続した第2のコンデンサ
    とを備えたことを特徴とする請求項3記載の制御装置。
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