JPH07209497A - 光刺激により得た放射線を読み取る装置 - Google Patents
光刺激により得た放射線を読み取る装置Info
- Publication number
- JPH07209497A JPH07209497A JP6331238A JP33123894A JPH07209497A JP H07209497 A JPH07209497 A JP H07209497A JP 6331238 A JP6331238 A JP 6331238A JP 33123894 A JP33123894 A JP 33123894A JP H07209497 A JPH07209497 A JP H07209497A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phosphor
- light
- containing layer
- photostimulation
- optical fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01T—MEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
- G01T1/00—Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
- G01T1/16—Measuring radiation intensity
- G01T1/20—Measuring radiation intensity with scintillation detectors
- G01T1/2012—Measuring radiation intensity with scintillation detectors using stimulable phosphors, e.g. stimulable phosphor sheets
- G01T1/2014—Reading out of stimulable sheets, e.g. latent image
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
Abstract
(57)【目的】 X線放射線のような透過性放射線で先に露光
されたリン光体素子の光刺激により放出された蛍光を効
率よく収集する。 【構成】 光刺激に於ける使用に適し且つ光刺激性リン
光体含有層を光刺激し光刺激時に放出された光を収集す
ることによりこの層に記録された画像情報を読み取るの
に適する装置であって、(1) 光刺激放射ビームを発
生しこれを前記リン光体含有層へ放出する少なくとも一
つの手段と、(2) 前記リン光体層の光刺激により放
出された蛍光を入力開口を通じて収集する光収集光ファ
イバーCの束とを含む装置に於て、前記光ファイバーC
は前記蛍光を受け入れる入力開口を前記リン光体含有層
に関して凹面に配置し、前記入力開口が光刺激放射線ビ
ームを対象的に又は非対象的に包囲することを特徴とす
る装置。
されたリン光体素子の光刺激により放出された蛍光を効
率よく収集する。 【構成】 光刺激に於ける使用に適し且つ光刺激性リン
光体含有層を光刺激し光刺激時に放出された光を収集す
ることによりこの層に記録された画像情報を読み取るの
に適する装置であって、(1) 光刺激放射ビームを発
生しこれを前記リン光体含有層へ放出する少なくとも一
つの手段と、(2) 前記リン光体層の光刺激により放
出された蛍光を入力開口を通じて収集する光収集光ファ
イバーCの束とを含む装置に於て、前記光ファイバーC
は前記蛍光を受け入れる入力開口を前記リン光体含有層
に関して凹面に配置し、前記入力開口が光刺激放射線ビ
ームを対象的に又は非対象的に包囲することを特徴とす
る装置。
Description
【0001】本発明は光刺激に於ける使用に適し且つ光
刺激性リン光体材料の透過性放射線から出た画像情報を
読み取るのに適した装置に関するもので、また前記装置
を含む走査器に関するものである。
刺激性リン光体材料の透過性放射線から出た画像情報を
読み取るのに適した装置に関するもので、また前記装置
を含む走査器に関するものである。
【0002】放射線写真法に於て被写体の内部が透過性
放射線により再生されるが、この透過性放射線はX線、
ガンマー線及び高エネルギー素粒子放射線の種類に属す
る電離放射線、例えばベーター線、電子ビーム放射線又
は中性子放射線、として知られた高エネルギー放射線で
ある。前記放射線の受容体素子は通常リン光体プレー
ト、パネル又はシートであり、ここでリン光体は吸収し
た透過性放射線のエネルギーを蛍光に変換する。
放射線により再生されるが、この透過性放射線はX線、
ガンマー線及び高エネルギー素粒子放射線の種類に属す
る電離放射線、例えばベーター線、電子ビーム放射線又
は中性子放射線、として知られた高エネルギー放射線で
ある。前記放射線の受容体素子は通常リン光体プレー
ト、パネル又はシートであり、ここでリン光体は吸収し
た透過性放射線のエネルギーを蛍光に変換する。
【0003】米国特許第3859527号にはX線記録
システムが記載されており、そこでは光刺激性リン光体
が使用され、これはX線照射時に即時蛍光放出(即発放
出)することに加え多量のX線エネルギーを一時的に貯
蔵する特性を有する。このエネルギーは光刺激に使用さ
れる光とは波長が異なる蛍光の形態で光刺激により解放
される。このX線記録システムに於て光刺激時に放出さ
れる光は光電子的に検出され逐次電気信号に変換され
る。
システムが記載されており、そこでは光刺激性リン光体
が使用され、これはX線照射時に即時蛍光放出(即発放
出)することに加え多量のX線エネルギーを一時的に貯
蔵する特性を有する。このエネルギーは光刺激に使用さ
れる光とは波長が異なる蛍光の形態で光刺激により解放
される。このX線記録システムに於て光刺激時に放出さ
れる光は光電子的に検出され逐次電気信号に変換され
る。
【0004】光刺激性貯蔵リン光体で操作するかかるX
線記録システムは以下の基本構成要素からなる、即ち: (1)吸収X線エネルギーパターンの一部のエネルギー
を一時的に貯蔵する通常プレート又はパネルに粒状形態
で前記リン光体を含有する画像センサー、(2)走査態
様の光刺激用レーザービーム、(3)デジタル時系列信
号に変換されるアナログ信号を与える光電子光検出器、
(4)任意に設けられるデジタル画像処理装置(5)例
えば磁気ディスク又は磁気テープの如き電気信号記録
器、及び(6)得られた電気信号で操作する例えば陰極
線管の如き画像表示ユニット、又は例えば記録されたX
線画像のハードコピーを与える写真ハロゲン化銀乳剤フ
ィルム材料の如き信号に従って光に曝される感光性画像
記録材料。
線記録システムは以下の基本構成要素からなる、即ち: (1)吸収X線エネルギーパターンの一部のエネルギー
を一時的に貯蔵する通常プレート又はパネルに粒状形態
で前記リン光体を含有する画像センサー、(2)走査態
様の光刺激用レーザービーム、(3)デジタル時系列信
号に変換されるアナログ信号を与える光電子光検出器、
(4)任意に設けられるデジタル画像処理装置(5)例
えば磁気ディスク又は磁気テープの如き電気信号記録
器、及び(6)得られた電気信号で操作する例えば陰極
線管の如き画像表示ユニット、又は例えば記録されたX
線画像のハードコピーを与える写真ハロゲン化銀乳剤フ
ィルム材料の如き信号に従って光に曝される感光性画像
記録材料。
【0005】走査態様で光のパターンを読み取る各種の
装置が例えば米国特許第4258264号、同第434
6295号、同第4800276号及び欧州特許出願公
告(EP−A)第0123263号、同第014408
9号、及び同第0559118号に記載されている。
装置が例えば米国特許第4258264号、同第434
6295号、同第4800276号及び欧州特許出願公
告(EP−A)第0123263号、同第014408
9号、及び同第0559118号に記載されている。
【0006】上述のEP−A第0559118号は貯蔵
リン光体プレートを走査する光ファイバーケーブルに関
し、この光ファイバーケーブルは以下のものを含む、即
ち:末端及び基端を有する光ファイバー分岐束、前記光
ファイバーケーブルは少なくとも一つのエミッタファイ
バー及び少なくとも一つの収集ファイバーを含む、前記
少なくとも一つのエミッタファイバーの基端に結合され
たグレイデッドインデックス(GRIN)形式の結合レ
ンズ、前記少なくとも一つのエミッタファイバー及び少
なくとも一つの収集ファイバーの末端に結合された集束
/結像レンズ。
リン光体プレートを走査する光ファイバーケーブルに関
し、この光ファイバーケーブルは以下のものを含む、即
ち:末端及び基端を有する光ファイバー分岐束、前記光
ファイバーケーブルは少なくとも一つのエミッタファイ
バー及び少なくとも一つの収集ファイバーを含む、前記
少なくとも一つのエミッタファイバーの基端に結合され
たグレイデッドインデックス(GRIN)形式の結合レ
ンズ、前記少なくとも一つのエミッタファイバー及び少
なくとも一つの収集ファイバーの末端に結合された集束
/結像レンズ。
【0007】前記EP−Aの説明実施例(欄4参照)は
複数個の収集ファイバーにより末端で包囲された単一エ
ミッタファイバーを含有する分岐光ファイバー束を表
す。貯蔵リン光体画像プレートを走査するために前記光
ファイバー束が走査機構に固定される。
複数個の収集ファイバーにより末端で包囲された単一エ
ミッタファイバーを含有する分岐光ファイバー束を表
す。貯蔵リン光体画像プレートを走査するために前記光
ファイバー束が走査機構に固定される。
【0008】貯蔵リン光体バインダ層は、レントゲン撮
影されるべきオリジナル被写体の特徴を10分の1mm
という小さい値で解像できる。貯蔵リン光体は光刺激さ
れた蛍光を瞬間的に放射しない。それ故、光刺激光への
露光が終ると放出された蛍光の輝度は直ちに0まで減少
しない。
影されるべきオリジナル被写体の特徴を10分の1mm
という小さい値で解像できる。貯蔵リン光体は光刺激さ
れた蛍光を瞬間的に放射しない。それ故、光刺激光への
露光が終ると放出された蛍光の輝度は直ちに0まで減少
しない。
【0009】例えば欧州特許明細書(EP−A)第03
45903号に記載されたように、普通のBaFBr:
Eu2+貯蔵リン光体(比較例1参照)は0.6μsの
“応答時間”を有し、米国特許第5140163号によ
るとEu2 でドープされた+ Ba5 SiO4 Br6 リン
光体(例1参照)は0.53μsの応答時間を有する。
前記“応答時間”は、リン光体含有層の非運動光刺激さ
れたスポットで放出された蛍光の最大強度の半分に到達
するための光刺激時間を意味する。
45903号に記載されたように、普通のBaFBr:
Eu2+貯蔵リン光体(比較例1参照)は0.6μsの
“応答時間”を有し、米国特許第5140163号によ
るとEu2 でドープされた+ Ba5 SiO4 Br6 リン
光体(例1参照)は0.53μsの応答時間を有する。
前記“応答時間”は、リン光体含有層の非運動光刺激さ
れたスポットで放出された蛍光の最大強度の半分に到達
するための光刺激時間を意味する。
【0010】米国特許第4800276号に於て、刺激
発光の光の強度の崩壊(残照)は光放出が初期値の1/
eになるのに必要な時間により定義され、商用の貯蔵リ
ン光体に必要な時間は約1μsである。
発光の光の強度の崩壊(残照)は光放出が初期値の1/
eになるのに必要な時間により定義され、商用の貯蔵リ
ン光体に必要な時間は約1μsである。
【0011】上に最後に挙げた明細書に記載されたよう
に、光刺激時に瞬間的に放出された蛍光は光刺激光が当
たるリン光体プレートの非常に小さな部分から発生する
が、“残照”光は既に光刺激を受けたリン光体プレート
の全ての面により崩壊態様で放出される。
に、光刺激時に瞬間的に放出された蛍光は光刺激光が当
たるリン光体プレートの非常に小さな部分から発生する
が、“残照”光は既に光刺激を受けたリン光体プレート
の全ての面により崩壊態様で放出される。
【0012】光刺激光により瞬間的に照射される部域よ
りも広いリン光体プレート部域をカバーする光収集手段
(前記米国特許の第7図参照)は或る量の“残照”光が
瞬間的に放出された光と混合状態になることを可能にす
るであろう。これによりSN比(S/N)はより少なく
なり、画質が損なわれる。しかしながら、かかることは
走査速度が非常に速い読み取りシステムのみに当てはま
ることである。上記“応答時間”よりも実質的に長い画
素走査時間で、既に光刺激されたリン光体部域から発生
する前記量の残照光が無視できるようになる。例えば4
μsの画素走査時間は、約0.1mmの直径を有する画
素に対して商業的に十分受け入れることができる。従来
のリン光体プレートのフルラインの走査は、その場合約
15ないし20msかかる。前記画素走査時間(4μ
s)と有益な貯蔵リン光体の上記“応答時間”(約0.
5μs)との比は十分大きいので上記画素寸法よりも小
さいか又は上記画素寸法に対応する直径を有する光刺激
光スポットにより既に走査されたリン光体部域の残照光
の実質的継続発光を避けることができる。
りも広いリン光体プレート部域をカバーする光収集手段
(前記米国特許の第7図参照)は或る量の“残照”光が
瞬間的に放出された光と混合状態になることを可能にす
るであろう。これによりSN比(S/N)はより少なく
なり、画質が損なわれる。しかしながら、かかることは
走査速度が非常に速い読み取りシステムのみに当てはま
ることである。上記“応答時間”よりも実質的に長い画
素走査時間で、既に光刺激されたリン光体部域から発生
する前記量の残照光が無視できるようになる。例えば4
μsの画素走査時間は、約0.1mmの直径を有する画
素に対して商業的に十分受け入れることができる。従来
のリン光体プレートのフルラインの走査は、その場合約
15ないし20msかかる。前記画素走査時間(4μ
s)と有益な貯蔵リン光体の上記“応答時間”(約0.
5μs)との比は十分大きいので上記画素寸法よりも小
さいか又は上記画素寸法に対応する直径を有する光刺激
光スポットにより既に走査されたリン光体部域の残照光
の実質的継続発光を避けることができる。
【0013】リン光体バインダ層に分散したリン光体粒
子を光刺激することにより放出された蛍光は、漂遊し且
つ光刺激光により照射された点からあらゆる方向に実際
に放出されるであろう。比較的大きい入力部域(開口
角)を有する光収集器は、リン光体バインダ層から垂直
に出る光だけでなく実際にあらゆる放出光を収集する。
子を光刺激することにより放出された蛍光は、漂遊し且
つ光刺激光により照射された点からあらゆる方向に実際
に放出されるであろう。比較的大きい入力部域(開口
角)を有する光収集器は、リン光体バインダ層から垂直
に出る光だけでなく実際にあらゆる放出光を収集する。
【0014】上で定義された“応答時間”よりも少ない
画素走査時間で、解像度はリン光体プレートの構成及び
光刺激光スポットの寸法によりその大部分が規定される
のであり、光刺激により得た蛍光の受け入れに使用され
る光収集器の光入力部域の寸法によるのではないであろ
う。
画素走査時間で、解像度はリン光体プレートの構成及び
光刺激光スポットの寸法によりその大部分が規定される
のであり、光刺激により得た蛍光の受け入れに使用され
る光収集器の光入力部域の寸法によるのではないであろ
う。
【0015】“画素走査時間”は好ましくは前記“応答
時間”の1/4である。これらの条件で“比較的大きい
部域”の光収集器が使用でき、その比較的に高い光収集
能力により許容ノイズを持つ実質的により高い一連の出
力信号を提供できる。
時間”の1/4である。これらの条件で“比較的大きい
部域”の光収集器が使用でき、その比較的に高い光収集
能力により許容ノイズを持つ実質的により高い一連の出
力信号を提供できる。
【0016】光ファイバーを光収集手段に使用するとき
ファイバーの開口数(NA)により決まる限界を考慮す
る必要がある。開口数は入力光の受光角度(θ)を定義
する。多モードファイバー又は単一モードファイバーの
開口数は以下のように定義される、即ち: NA=(n1 2−n2 2)1/2 =sinθ ここに於て:n1 及びn2 はそれぞれファイバーのファ
イバーコア及びクラッド材料の屈折率である( ドイツ連
邦共和国有限会社 Hewlett - Packard , Boelingen
Instruments Division の Christian Hentschel によ
る1989年3月発行の“ Fiber Optics Handbook
”− An Introduction and Reference Guide toF
iber Optic Technology and Measurement Techniq
ues −第3版−p.50−53及びp.76−83を
参照)。普通の光ファイバーの開口数は0.1ないし
0.5の範囲にあり、これは約12°ないし60°の全
受光角2θに対応する。
ファイバーの開口数(NA)により決まる限界を考慮す
る必要がある。開口数は入力光の受光角度(θ)を定義
する。多モードファイバー又は単一モードファイバーの
開口数は以下のように定義される、即ち: NA=(n1 2−n2 2)1/2 =sinθ ここに於て:n1 及びn2 はそれぞれファイバーのファ
イバーコア及びクラッド材料の屈折率である( ドイツ連
邦共和国有限会社 Hewlett - Packard , Boelingen
Instruments Division の Christian Hentschel によ
る1989年3月発行の“ Fiber Optics Handbook
”− An Introduction and Reference Guide toF
iber Optic Technology and Measurement Techniq
ues −第3版−p.50−53及びp.76−83を
参照)。普通の光ファイバーの開口数は0.1ないし
0.5の範囲にあり、これは約12°ないし60°の全
受光角2θに対応する。
【0017】比較的大きい光入力部域を有する蛍光収集
器を使用すると、信号歩どまりが高いことから幾つかの
利点が得られ、第一に、X線量を減らすことが可能であ
る(減少されたX線は患者に優しい)。第二に、現在使
用されているEu2+がドープされたフルオロ臭化バリウ
ムよりX線変換効率が低いが化学特性が良好(例えば米
国特許第5140163号のEu2+ハロ珪酸バリウムの
場合のようなよりよい湿気安定性)な貯蔵リン光体を使
用することが可能であり、これは小さい入力面の蛍光収
集器角度を使用することを特徴とする従来の光収集読み
取りシステムに於て使用されのと同じX線量でよい。第
三に、同じ光入力に対してより薄いリン光体層で操作す
ることが可能であり、これは画像鮮鋭度にとって有利で
ある。第四に、例えば公告されたEP−A055925
8に記載された如き非常にコンパクトな構造を有するソ
リッドステート赤外線(IR)放射レーザーの如きより
弱い光刺激源を使用することが可能であろう。本発明の目的及び要約
器を使用すると、信号歩どまりが高いことから幾つかの
利点が得られ、第一に、X線量を減らすことが可能であ
る(減少されたX線は患者に優しい)。第二に、現在使
用されているEu2+がドープされたフルオロ臭化バリウ
ムよりX線変換効率が低いが化学特性が良好(例えば米
国特許第5140163号のEu2+ハロ珪酸バリウムの
場合のようなよりよい湿気安定性)な貯蔵リン光体を使
用することが可能であり、これは小さい入力面の蛍光収
集器角度を使用することを特徴とする従来の光収集読み
取りシステムに於て使用されのと同じX線量でよい。第
三に、同じ光入力に対してより薄いリン光体層で操作す
ることが可能であり、これは画像鮮鋭度にとって有利で
ある。第四に、例えば公告されたEP−A055925
8に記載された如き非常にコンパクトな構造を有するソ
リッドステート赤外線(IR)放射レーザーの如きより
弱い光刺激源を使用することが可能であろう。本発明の目的及び要約
【0018】本発明の目的は光刺激リン光体素子を光刺
激し光刺激時に放出された光を測定することにより、そ
の素子に記録された画像情報の読み取りに於ける使用に
適した装置を提供することであり、この装置は例えばX
線放射線のような透過性放射線で先に露光されたリン光
体素子の光刺激により放出された蛍光を効率よく収集す
る光収集手段を含む。
激し光刺激時に放出された光を測定することにより、そ
の素子に記録された画像情報の読み取りに於ける使用に
適した装置を提供することであり、この装置は例えばX
線放射線のような透過性放射線で先に露光されたリン光
体素子の光刺激により放出された蛍光を効率よく収集す
る光収集手段を含む。
【0019】本発明の他の目的は前記装置を含む走査器
を提供することである。
を提供することである。
【0020】本発明の更なる目的は透過性放射線のため
の貯蔵リン光体を含有する記録素子の光刺激時に放出さ
れた光を読み取る方法を提供することである。
の貯蔵リン光体を含有する記録素子の光刺激時に放出さ
れた光を読み取る方法を提供することである。
【0021】本発明の他の目的及び利点は更なる説明及
び図から明らかになるであろう。
び図から明らかになるであろう。
【0022】上記目的を満足させるために、光刺激に於
ける使用に適し且つ光刺激性リン光体含有層を光刺激し
光刺激時に放出された光を収集することにより、その層
に記録された画像情報の読み取りに適した装置であっ
て、(1)光刺激放射線ビームを発生しそれを前記リン
光体含有層上に放出する少なくとも一つの手段と、
(2)前記リン光体層の光刺激により放出された蛍光を
入力開口を通じて収集する光収集光ファイバーCの束と
からなる装置に於て、前記光ファイバーCは前記蛍光を
受け取るための入力開口を凹面に前記リン光体含有層に
関して配置し、前記入力開口が対称的に又は非対称的に
前記光刺激放射線ビームを包囲することを特徴とする装
置を提供する。
ける使用に適し且つ光刺激性リン光体含有層を光刺激し
光刺激時に放出された光を収集することにより、その層
に記録された画像情報の読み取りに適した装置であっ
て、(1)光刺激放射線ビームを発生しそれを前記リン
光体含有層上に放出する少なくとも一つの手段と、
(2)前記リン光体層の光刺激により放出された蛍光を
入力開口を通じて収集する光収集光ファイバーCの束と
からなる装置に於て、前記光ファイバーCは前記蛍光を
受け取るための入力開口を凹面に前記リン光体含有層に
関して配置し、前記入力開口が対称的に又は非対称的に
前記光刺激放射線ビームを包囲することを特徴とする装
置を提供する。
【0023】本発明は更に、光刺激性リン光体含有層を
光刺激し光刺激時に放出された光を収集することによ
り、その層に記録された画像情報の読み取りに適した走
査器を提供し、この走査器は上で定義された本発明によ
る装置を含み、前記装置に於て光ファイバーCはそれら
の出力端で光エネルギーを電気エネルギーに変換する光
電子センサーに結合される。
光刺激し光刺激時に放出された光を収集することによ
り、その層に記録された画像情報の読み取りに適した走
査器を提供し、この走査器は上で定義された本発明によ
る装置を含み、前記装置に於て光ファイバーCはそれら
の出力端で光エネルギーを電気エネルギーに変換する光
電子センサーに結合される。
【0024】更に本発明に従って、透過性放射線により
照射されたリン光体含有層の光刺激時に放出された蛍光
を読み取る方法が提供され、前記方法は前記蛍光を前記
リン光体含有層に存在するリン光体の“応答時間”より
も長い画素走査時間で、上で定義された本発明による装
置を含む走査器により読み取るステップを含み、この
“画素走査時間”はリン光体含有層上の0.1mmの長
さを走査する時間であり、前記“応答時間”はリン光体
含有層の非運動光刺激されたスポットにおける放出蛍光
の最大強度の半分に到達するための光刺激時間である。
照射されたリン光体含有層の光刺激時に放出された蛍光
を読み取る方法が提供され、前記方法は前記蛍光を前記
リン光体含有層に存在するリン光体の“応答時間”より
も長い画素走査時間で、上で定義された本発明による装
置を含む走査器により読み取るステップを含み、この
“画素走査時間”はリン光体含有層上の0.1mmの長
さを走査する時間であり、前記“応答時間”はリン光体
含有層の非運動光刺激されたスポットにおける放出蛍光
の最大強度の半分に到達するための光刺激時間である。
【0025】前記光ファイバーCが入力開口を有してい
る凹面は全ての前記光ファイバーCが前記リン光体含有
層を光刺激光で照射時にその層のスポットにより放出さ
れる蛍光を受け入れることができるような曲率を好まし
くは有する。光刺激光は、例えば少なくとも一つの光フ
ァイバーEを通じて放出される。
る凹面は全ての前記光ファイバーCが前記リン光体含有
層を光刺激光で照射時にその層のスポットにより放出さ
れる蛍光を受け入れることができるような曲率を好まし
くは有する。光刺激光は、例えば少なくとも一つの光フ
ァイバーEを通じて放出される。
【0026】好適実施例によると、前記凹面は真球の一
部の形態を有する。例えば、球体の半分の形状(ドーム
状)を有するか又は楕円体、回転双曲面体又は回転放物
面体の一部の形態を有する。
部の形態を有する。例えば、球体の半分の形状(ドーム
状)を有するか又は楕円体、回転双曲面体又は回転放物
面体の一部の形態を有する。
【0027】リン光体含有層の側の前記光ファイバーC
の光受け入れ角(θ)は、光の入力が最大になるように
可及的に広い(約60°)ことが好ましいが、画像鮮鋭
度を改良するために減少することができ、例えば1°か
ら6°の間にある。
の光受け入れ角(θ)は、光の入力が最大になるように
可及的に広い(約60°)ことが好ましいが、画像鮮鋭
度を改良するために減少することができ、例えば1°か
ら6°の間にある。
【0028】光ファイバーは何れのファイバーモードの
ものにすることができ、例えば多モードファイバー又は
単一モードファイバーの種類に属するステップインデッ
クスファイバー又はグレイデッドインデックスファイバ
ー(これらのファイバーの定義及び使用に関して上記
“ Fiber Optics Handbook ”に言及されている)で
ある。
ものにすることができ、例えば多モードファイバー又は
単一モードファイバーの種類に属するステップインデッ
クスファイバー又はグレイデッドインデックスファイバ
ー(これらのファイバーの定義及び使用に関して上記
“ Fiber Optics Handbook ”に言及されている)で
ある。
【0029】前記光刺激光を比較的強く吸収するが光刺
激により放出された蛍光に対して透過性が比較的高い着
色コアを有する光ファイバーCを使用することにより、
例えば光電子増倍管の如き光電子検出器に光刺激光が入
ることを防ぐための追加のフィルターを使用する必要が
ない。
激により放出された蛍光に対して透過性が比較的高い着
色コアを有する光ファイバーCを使用することにより、
例えば光電子増倍管の如き光電子検出器に光刺激光が入
ることを防ぐための追加のフィルターを使用する必要が
ない。
【0030】本発明による走査器は、例えば光刺激光ビ
ーム及び光刺激性リン光体含有層が相対X−Y運動でき
るX−Y走査機構の如き既知の走査機構を含む。
ーム及び光刺激性リン光体含有層が相対X−Y運動でき
るX−Y走査機構の如き既知の走査機構を含む。
【0031】リン光体含有プレートがY方向に往復運動
している間に本発明による光刺激及び読み取り装置、故
にまたその光刺激光ビームを一定の単方向速度でX方向
に動かすことにより前記相対X−Y運動が得られる。前
記往復運動を得るために、リン光体含有層は例えばニュ
ーヨーク、マックグロウーヒル社出版(1966年)
“ Machine Devices and Instrumentation ”( Nich
olas P. Chironis 編集) のp.54ないし55及び
p.235に記載された如き機構により往復運動される
運び台に担持されることができる。往復運動を提供する
装置の実施例は、例えば透過性放射線画像を記録する方
法に関する公告された欧州特許出願第0558825号
の第4図に示される。本発明による読み取り装置の一定
直線ラインコース運動は、一定の角速度で回転するネジ
棒(ねじ込み棒)により駆動される一個又は複数個のナ
ットへ読み取り装置を結合することにより得ることがで
きる。
している間に本発明による光刺激及び読み取り装置、故
にまたその光刺激光ビームを一定の単方向速度でX方向
に動かすことにより前記相対X−Y運動が得られる。前
記往復運動を得るために、リン光体含有層は例えばニュ
ーヨーク、マックグロウーヒル社出版(1966年)
“ Machine Devices and Instrumentation ”( Nich
olas P. Chironis 編集) のp.54ないし55及び
p.235に記載された如き機構により往復運動される
運び台に担持されることができる。往復運動を提供する
装置の実施例は、例えば透過性放射線画像を記録する方
法に関する公告された欧州特許出願第0558825号
の第4図に示される。本発明による読み取り装置の一定
直線ラインコース運動は、一定の角速度で回転するネジ
棒(ねじ込み棒)により駆動される一個又は複数個のナ
ットへ読み取り装置を結合することにより得ることがで
きる。
【0032】他の実施例によると、走査態様の光刺激及
びそれにより得られた蛍光の読み取りは走査器により行
われ、この走査器では回転可能ドラムに装着された可撓
性リン光体バインダ層シートは一定の角速度で回転して
いる。本発明による読み取り装置は、例えば熱印刷機に
関する特許明細書WO第93004552号の図に示さ
れるように、親ネジ機構を使用する前記ドラムの軸線に
平行に一定速度で直線ライン運動するようになってい
る。前記印刷機は、印刷ヘッドに関連して熱感知記録材
料を担持する回転ドラムを含み、このヘッドは前記ドラ
ムの軸線に沿って一定の直線ライン運動を行って前記記
録材料を走査する。
びそれにより得られた蛍光の読み取りは走査器により行
われ、この走査器では回転可能ドラムに装着された可撓
性リン光体バインダ層シートは一定の角速度で回転して
いる。本発明による読み取り装置は、例えば熱印刷機に
関する特許明細書WO第93004552号の図に示さ
れるように、親ネジ機構を使用する前記ドラムの軸線に
平行に一定速度で直線ライン運動するようになってい
る。前記印刷機は、印刷ヘッドに関連して熱感知記録材
料を担持する回転ドラムを含み、このヘッドは前記ドラ
ムの軸線に沿って一定の直線ライン運動を行って前記記
録材料を走査する。
【0033】本発明による特殊な走査器は光刺激及び読
み取り装置を含み、この装置はリン光体含有層に関して
平行に一定角速度で面内を回転可能な手段へ結合され、
この層は前記走査器に含まれる光源により放出された光
刺激光ビームに関して一定の直線ラインコース運動を行
うことができる手段により担持されている。
み取り装置を含み、この装置はリン光体含有層に関して
平行に一定角速度で面内を回転可能な手段へ結合され、
この層は前記走査器に含まれる光源により放出された光
刺激光ビームに関して一定の直線ラインコース運動を行
うことができる手段により担持されている。
【0034】本発明による走査器は、光刺激性貯蔵リン
光体層を含有するあらゆる形式の記録素子に関連して使
用できる。適当な刺激性リン光体及び層組成物について
の調査は公告された欧州特許出願第0522609号で
見ることができる。
光体層を含有するあらゆる形式の記録素子に関連して使
用できる。適当な刺激性リン光体及び層組成物について
の調査は公告された欧州特許出願第0522609号で
見ることができる。
【0035】光刺激光は、赤外線(700nmないし1
100nmよりも長い波長範囲内)だけでなく可視光
(400ないし700nmの波長範囲内)を含み、レー
ザー光源から発する必要はない。
100nmよりも長い波長範囲内)だけでなく可視光
(400ないし700nmの波長範囲内)を含み、レー
ザー光源から発する必要はない。
【0036】光刺激が赤外線(IR)で行われるとき、
赤外線を最適に誘導する光ファイバーが使用される。I
R光ファイバーの構成及び使用は、例えば Physik uns
ererZeit /21. Jahrg. 1990 Nr. 4.のp1
72以降に論じられている。
赤外線を最適に誘導する光ファイバーが使用される。I
R光ファイバーの構成及び使用は、例えば Physik uns
ererZeit /21. Jahrg. 1990 Nr. 4.のp1
72以降に論じられている。
【0037】図1は本発明による読み取り装置の断面図
であり、光学装置1に於て光刺激及び光収集光学装置を
備えており、光収集部は回転楕円形湾曲内面2を持つド
ーム状キャップ12に放射状に配置された光ファイバー
3の光ファイバー束の形態を成す。光収集ファイバー3
は、単一光ファイバー4を出る光刺激光が光刺激性リン
光体層5の面を照射する点に関して放射方向に位置す
る。前記リン光体層5はシート状キャリア6により支持
される。かかる構造に於て、光ファイバー3は光刺激光
を受け取り、案内し、放出する、中央に位置した単一光
ファイバー4を対称的に包囲する。前記光ファイバー4
の出力端で、SELFOC(日本シートガラス株式会社
の商標名)として知られる、グレイデッド(graded)イ
ンデックスファイバーに類似するグレイデッド屈折率
(GRIN)プロフィールを有するが直径がより大きい
ロッドレンズ7が設けられている。単一光ファイバーか
らSELFOC(商標名)レンズ7に入る光は、平行ビ
ーム(平行光線から成る)の形態で前記レンズを出る。
SELFOC(商標名)レンズに関する光学作用及びデ
ータは既に述べた“ Fiber Optics Handbook ”の
p.197ないしp.198に論じられている。
であり、光学装置1に於て光刺激及び光収集光学装置を
備えており、光収集部は回転楕円形湾曲内面2を持つド
ーム状キャップ12に放射状に配置された光ファイバー
3の光ファイバー束の形態を成す。光収集ファイバー3
は、単一光ファイバー4を出る光刺激光が光刺激性リン
光体層5の面を照射する点に関して放射方向に位置す
る。前記リン光体層5はシート状キャリア6により支持
される。かかる構造に於て、光ファイバー3は光刺激光
を受け取り、案内し、放出する、中央に位置した単一光
ファイバー4を対称的に包囲する。前記光ファイバー4
の出力端で、SELFOC(日本シートガラス株式会社
の商標名)として知られる、グレイデッド(graded)イ
ンデックスファイバーに類似するグレイデッド屈折率
(GRIN)プロフィールを有するが直径がより大きい
ロッドレンズ7が設けられている。単一光ファイバーか
らSELFOC(商標名)レンズ7に入る光は、平行ビ
ーム(平行光線から成る)の形態で前記レンズを出る。
SELFOC(商標名)レンズに関する光学作用及びデ
ータは既に述べた“ Fiber Optics Handbook ”の
p.197ないしp.198に論じられている。
【0038】特定実施例に於て前記ロッドレンズ7の出
力端は、例えばMgF2 (干渉に基づく反射防止被膜の
理論及び効果については上に挙げた“ Fiber Optics
Handbook ”p.4ないしp.5及びp.90ないし
p.93を参照)から成る“反射防止(AR)被膜8”
が光刺激光の反射を減らすために適当な厚みで設けられ
る。光刺激光の反射を可及的に小さくすることは画像鮮
鋭度のためになる。
力端は、例えばMgF2 (干渉に基づく反射防止被膜の
理論及び効果については上に挙げた“ Fiber Optics
Handbook ”p.4ないしp.5及びp.90ないし
p.93を参照)から成る“反射防止(AR)被膜8”
が光刺激光の反射を減らすために適当な厚みで設けられ
る。光刺激光の反射を可及的に小さくすることは画像鮮
鋭度のためになる。
【0039】反射防止被膜の代わりに、半透鏡被膜が前
記ロッドレンズ7の出力面で付与される。かかることに
よりエミッタファイバー4に入る蛍光をより少なくする
ことができ、検出に関して失われない。例えば、ロッド
レンズ7の出力端に、72%の平均屈折率を有する真空
蒸着ロジウムフィルム又はインコネル合金真空蒸着層が
付与される[かかる合金に関して、A Wiley - Intersc
ience Publication ,Jhon Wiley & Sons , New Yo
rk 出版(1973年)の SPSE Handbook of Photog
raphic Science and Engineering ( Woodlief Thom
as , Jr 編集)のp.291ないしp.295に言及
されている]。ドーム状キャップにより形成された空洞
9は光ファイバー4を固定装着するために、光学的に透
明な樹脂で満たすことができる。光エミッタファイバー
4を一つだけ使用する代わりに、そのファイバーの束を
使用できるが、その数は光収集ファイバー3の数よりも
少ないことが好ましい。例えばソリッドステートレーザ
ー(ダイオードレーザー)又は発光ダイオード(LE
D)の如きレーザー光はエミッタファイバー4にその入
力端10で入る。
記ロッドレンズ7の出力面で付与される。かかることに
よりエミッタファイバー4に入る蛍光をより少なくする
ことができ、検出に関して失われない。例えば、ロッド
レンズ7の出力端に、72%の平均屈折率を有する真空
蒸着ロジウムフィルム又はインコネル合金真空蒸着層が
付与される[かかる合金に関して、A Wiley - Intersc
ience Publication ,Jhon Wiley & Sons , New Yo
rk 出版(1973年)の SPSE Handbook of Photog
raphic Science and Engineering ( Woodlief Thom
as , Jr 編集)のp.291ないしp.295に言及
されている]。ドーム状キャップにより形成された空洞
9は光ファイバー4を固定装着するために、光学的に透
明な樹脂で満たすことができる。光エミッタファイバー
4を一つだけ使用する代わりに、そのファイバーの束を
使用できるが、その数は光収集ファイバー3の数よりも
少ないことが好ましい。例えばソリッドステートレーザ
ー(ダイオードレーザー)又は発光ダイオード(LE
D)の如きレーザー光はエミッタファイバー4にその入
力端10で入る。
【0040】光刺激光が光収集ファイバー3へ入射する
のを阻止する実施例によれば、半球空洞9は一つ又は複
数個の光刺激光放出ファイバー4の光出力面部域以外の
光を吸収する固体フィルター材料で満たされている。
のを阻止する実施例によれば、半球空洞9は一つ又は複
数個の光刺激光放出ファイバー4の光出力面部域以外の
光を吸収する固体フィルター材料で満たされている。
【0041】一実施例によれば、光収集ファイバー3の
光入力面間のドーム状部域は、放出蛍光だけでなく光刺
激光を吸収する材料から作られるか又はそれで被覆さ
れ、かかることはより高い信号対ノイズ比を得るのに役
立つ。
光入力面間のドーム状部域は、放出蛍光だけでなく光刺
激光を吸収する材料から作られるか又はそれで被覆さ
れ、かかることはより高い信号対ノイズ比を得るのに役
立つ。
【0042】一つ又は複数個のファイバー4のドーム状
キャップ12の入口開口は、キャップの頂点に設ける必
要がなく、リン光体含有層5に関して90°以下の角度
(例えば45°の開口軸線を有する)にすることができ
る。
キャップ12の入口開口は、キャップの頂点に設ける必
要がなく、リン光体含有層5に関して90°以下の角度
(例えば45°の開口軸線を有する)にすることができ
る。
【0043】図2は特別な実施例を示し、前記装置に於
てSELFOC(商標名)レンズ7から出る光刺激光の
平行ビームはレンズ11によりリン光体含有層5に焦点
が合わせられ;この実施例は特に良好な空間解像度を提
供する。空間解像度は画素寸法により制限される。
てSELFOC(商標名)レンズ7から出る光刺激光の
平行ビームはレンズ11によりリン光体含有層5に焦点
が合わせられ;この実施例は特に良好な空間解像度を提
供する。空間解像度は画素寸法により制限される。
【0044】光刺激貯蔵リン光体素子で操作する放射線
写真システムに於て、レーザービームの直径は単一画像
素子又は画素の最小寸法を決定する。それ故に、リン光
体含有層面を照射するレーザービーム集束スポットをよ
り小さくすることにより更に良好な空間画像解像度が得
られる。従来のレーザービーム走査は0.1mmのビー
ム直径で行われている[デジタル貯蔵リン光体放射線写
真−雑音及び信号の研究(ヘルシンキ大学中央病院診断
放射線科 Risto Mittunen の博士論文(1991年1
2月18日))p.10参照]。
写真システムに於て、レーザービームの直径は単一画像
素子又は画素の最小寸法を決定する。それ故に、リン光
体含有層面を照射するレーザービーム集束スポットをよ
り小さくすることにより更に良好な空間画像解像度が得
られる。従来のレーザービーム走査は0.1mmのビー
ム直径で行われている[デジタル貯蔵リン光体放射線写
真−雑音及び信号の研究(ヘルシンキ大学中央病院診断
放射線科 Risto Mittunen の博士論文(1991年1
2月18日))p.10参照]。
【0045】前記図1及び図2に図示された如き光学装
置を製造する方法に於て、光ファイバー3は金属、ガラ
ス又は樹脂系ドーム状キャップ12の予め形成されたド
リル孔(例えばレーザービームによりドリルされた孔)
にはめ込まれ、樹脂(例えばエポキシ樹脂)により密封
される。内側方向に延びたファイバー3の部分は研削の
後、研磨されて除去される。
置を製造する方法に於て、光ファイバー3は金属、ガラ
ス又は樹脂系ドーム状キャップ12の予め形成されたド
リル孔(例えばレーザービームによりドリルされた孔)
にはめ込まれ、樹脂(例えばエポキシ樹脂)により密封
される。内側方向に延びたファイバー3の部分は研削の
後、研磨されて除去される。
【0046】キャップ12の頂点に於て、単一エミッタ
ファイバー4(又はファイバー4の小束)は、その一部
(少なくともSELFOC部分)が前記キャップの内側
に延びるように導入される。
ファイバー4(又はファイバー4の小束)は、その一部
(少なくともSELFOC部分)が前記キャップの内側
に延びるように導入される。
【0047】キャップの最大直径は良好な光収集を有す
ることを目的として好ましくは1ないし5cmの範囲で
ある。かかる寸法は、ファイバーを比較的容易に装着す
ることを可能ならしめ且つ例えば6cmの入射窓直径を
有する既存の光電子増倍管との束の良好な結合を可能な
らしめる。光学光収集ファイバー3を360°に渡り放
射状に装着することにより、リン光体層面から漂遊態様
で出る光の非常に実質的な部分が受光(収集)されて光
電子的光センサー、好ましくは光電子増倍管(図示せ
ず)、の入口開口へ送られる。前記光電子増倍管は、例
えば、公告された欧州特許出願(EP−A)第5328
00号記載されるような、旧式な色彩遮断又は帯域通過
フィルター(ガラスフィルター)又はホログラフィー帯
域排斥フィルターの如き、光刺激光を遮断するフィルタ
ーと結合できる。
ることを目的として好ましくは1ないし5cmの範囲で
ある。かかる寸法は、ファイバーを比較的容易に装着す
ることを可能ならしめ且つ例えば6cmの入射窓直径を
有する既存の光電子増倍管との束の良好な結合を可能な
らしめる。光学光収集ファイバー3を360°に渡り放
射状に装着することにより、リン光体層面から漂遊態様
で出る光の非常に実質的な部分が受光(収集)されて光
電子的光センサー、好ましくは光電子増倍管(図示せ
ず)、の入口開口へ送られる。前記光電子増倍管は、例
えば、公告された欧州特許出願(EP−A)第5328
00号記載されるような、旧式な色彩遮断又は帯域通過
フィルター(ガラスフィルター)又はホログラフィー帯
域排斥フィルターの如き、光刺激光を遮断するフィルタ
ーと結合できる。
【0048】図3は光学装置1に於て光刺激及び光収集
光学装置を兼ね備える本発明による読み取り装置の断面
図であり、光収集部分は、SELFOC(商標名)ロッ
ドレンズ21へ各々結合された普通の光ファイバー20
からなる光ファイバーの形態である。光刺激により得ら
れた蛍光は、関連光集束レンズ22をそれぞれ有する各
前記ロッドレンズ21の入力側に焦点が合わされる。前
記レンズ22は内接多面体を形成するようにドーム状キ
ャップ23に空間的に配置され、リン光体含有層5の光
刺激光により照射される部域に於て各レンズ22の光学
軸線を一致させる。図1でファイバー3について説明し
たように、普通の光ファイバー20は、蛍光を光電子増
倍管の入口開口へ案内する。
光学装置を兼ね備える本発明による読み取り装置の断面
図であり、光収集部分は、SELFOC(商標名)ロッ
ドレンズ21へ各々結合された普通の光ファイバー20
からなる光ファイバーの形態である。光刺激により得ら
れた蛍光は、関連光集束レンズ22をそれぞれ有する各
前記ロッドレンズ21の入力側に焦点が合わされる。前
記レンズ22は内接多面体を形成するようにドーム状キ
ャップ23に空間的に配置され、リン光体含有層5の光
刺激光により照射される部域に於て各レンズ22の光学
軸線を一致させる。図1でファイバー3について説明し
たように、普通の光ファイバー20は、蛍光を光電子増
倍管の入口開口へ案内する。
【0049】レンズ22は透過性樹脂材料から作ること
ができるキャップ23の、機械加工、例えばドリル加工
された空洞又はチャネル内に必要集束位置で配置され
る。
ができるキャップ23の、機械加工、例えばドリル加工
された空洞又はチャネル内に必要集束位置で配置され
る。
【0050】キャップ23は光平行ロッドレンズ25に
結合されたレンズ24を含み、レンズ25は支持体6上
に被覆されたリン光体含有層5へ光刺激光放出光源(図
示せず)から光刺激光を案内するための一つ又は複数個
の光ファイバー4の出力開口へ接続されている。結合光
ファイバー20、21は、キャップ24を覆うより大き
なキャップ26に配置され、キャップ26はリング27
でキャップ24に取り付けられる。
結合されたレンズ24を含み、レンズ25は支持体6上
に被覆されたリン光体含有層5へ光刺激光放出光源(図
示せず)から光刺激光を案内するための一つ又は複数個
の光ファイバー4の出力開口へ接続されている。結合光
ファイバー20、21は、キャップ24を覆うより大き
なキャップ26に配置され、キャップ26はリング27
でキャップ24に取り付けられる。
【0051】図3による光学装置は、図1及び図2で図
示された装置よりも少ない光収集光ファイバーで操作す
る。
示された装置よりも少ない光収集光ファイバーで操作す
る。
【0052】図3に図示された光学装置を単純化した実
施例に於ては、前記一つ又は複数個の光ファイバー4及
びロッドレンズ25は省略され、光刺激平行レーザービ
ームが直接、レンズ24によりリン光体含有層5に焦点
を合わせられる。
施例に於ては、前記一つ又は複数個の光ファイバー4及
びロッドレンズ25は省略され、光刺激平行レーザービ
ームが直接、レンズ24によりリン光体含有層5に焦点
を合わせられる。
【0053】他の単純化した実施例に於ては、前記レン
ズ24さえも省略され、光刺激光の十分に細いビーム
(レーザービームの直径が好ましくは0.1mmよりも
小さい)が、例えば45°の角度で、中間光学装置なし
で前記リン光体含有層上に直接向けられる。
ズ24さえも省略され、光刺激光の十分に細いビーム
(レーザービームの直径が好ましくは0.1mmよりも
小さい)が、例えば45°の角度で、中間光学装置なし
で前記リン光体含有層上に直接向けられる。
【0054】図4はターンテーブル形式の走査器30の
断面図を表し、そこで回転可能ディスク31は上で定義
された光学装置1に組み込まれ、この装置1はX線露光
リン光体層含有プレート32上に光刺激光を案内するエ
ミッタファイバー4を包囲する光収集ファイバー3を含
む。前記プレート32は一定の角速度で回転する前記デ
ィスク31の下を一定の線速度で動き、それにより光学
装置1はリン光体層を一定の間隔を於て走査する。前記
ディスク31は、X線露光プレートを読み取る必要がな
いときでさえも一定の円運動状態に保たれる。かかるこ
とによりディスクの(時間のかかる)加速及び制動が必
要なくなるので読み取りの遅れが避けられる。
断面図を表し、そこで回転可能ディスク31は上で定義
された光学装置1に組み込まれ、この装置1はX線露光
リン光体層含有プレート32上に光刺激光を案内するエ
ミッタファイバー4を包囲する光収集ファイバー3を含
む。前記プレート32は一定の角速度で回転する前記デ
ィスク31の下を一定の線速度で動き、それにより光学
装置1はリン光体層を一定の間隔を於て走査する。前記
ディスク31は、X線露光プレートを読み取る必要がな
いときでさえも一定の円運動状態に保たれる。かかるこ
とによりディスクの(時間のかかる)加速及び制動が必
要なくなるので読み取りの遅れが避けられる。
【0055】回転速度を一定の値に維持するために、技
術上周知のエンコーダーディスクシステムが使用でき
(例えば米国特許第4440443号参照)、エンコー
ダーディスク(図示せず)及びディスク31はDCサー
ボモーター34により回転駆動される同一の軸に装着さ
れる。
術上周知のエンコーダーディスクシステムが使用でき
(例えば米国特許第4440443号参照)、エンコー
ダーディスク(図示せず)及びディスク31はDCサー
ボモーター34により回転駆動される同一の軸に装着さ
れる。
【0056】リン光体層含有プレート32は、例えば旋
盤で周知の親ネジ機構(図示せず)によりディスク31
の下で往復運動できる。軸33の方向に運動する間、
(可能であれば更に剛直カセットカバーに結合された)
X線露光プレート32はエミッタファイバー4から出る
光により光刺激される。図4で図示された実施例に於
て、ソリッドステートダイオードレーザー35又は光放
出ダイオードの光は光学的に前記ファイバー4に結合さ
れる。光刺激に於て有効なレーザーについての調査は、
Research Disclosure Nr.308(1989年12
月)Item 308117に与えられる。しかしながら、
光刺激光を発生させる光源はレーザービーム放出光源に
限定されないことが指摘される。
盤で周知の親ネジ機構(図示せず)によりディスク31
の下で往復運動できる。軸33の方向に運動する間、
(可能であれば更に剛直カセットカバーに結合された)
X線露光プレート32はエミッタファイバー4から出る
光により光刺激される。図4で図示された実施例に於
て、ソリッドステートダイオードレーザー35又は光放
出ダイオードの光は光学的に前記ファイバー4に結合さ
れる。光刺激に於て有効なレーザーについての調査は、
Research Disclosure Nr.308(1989年12
月)Item 308117に与えられる。しかしながら、
光刺激光を発生させる光源はレーザービーム放出光源に
限定されないことが指摘される。
【0057】光刺激に於て有効なレーザーの検分は、調
査開示 Nr.308(1989年12月)条項30811
7に与えられる。しかしながら、光刺激光を発生させる
光源はレーザービーム放出光源に制限されないことが指
摘される。
査開示 Nr.308(1989年12月)条項30811
7に与えられる。しかしながら、光刺激光を発生させる
光源はレーザービーム放出光源に制限されないことが指
摘される。
【0058】光刺激帯に位置する波長を有し且つ光刺激
時に放出された蛍光と波長が十分に異なる光を放出する
あらゆる種類の光源(例えば放電灯、蛍光灯又は白熱電
灯)を使用できる。かかる光源はそれらの光出力側で任
意にバンドフィルター又はカットオフフィルターと関連
して使用される。
時に放出された蛍光と波長が十分に異なる光を放出する
あらゆる種類の光源(例えば放電灯、蛍光灯又は白熱電
灯)を使用できる。かかる光源はそれらの光出力側で任
意にバンドフィルター又はカットオフフィルターと関連
して使用される。
【0059】光刺激光を発生させるために、半導体レー
ザーはその簡潔性、安価性、小動力消費性及び駆動電流
を変えることによる容易変調性の故に好ましい。
ザーはその簡潔性、安価性、小動力消費性及び駆動電流
を変えることによる容易変調性の故に好ましい。
【0060】走査態様光刺激プレート32により放出さ
れた蛍光は、支持された軸受36で回転する軸33の軸
線方向に曲げられた光収集ファイバーにより収集され
る。各収集ファイバー3はその出力側がSELFOC
(商標名)ファイバー状ロッドレンズ(図示せず)に終
る。これらのレンズは、レンズ37により光電子増倍管
39の光電陰極に焦点を合わされる平行蛍光を放出す
る。
れた蛍光は、支持された軸受36で回転する軸33の軸
線方向に曲げられた光収集ファイバーにより収集され
る。各収集ファイバー3はその出力側がSELFOC
(商標名)ファイバー状ロッドレンズ(図示せず)に終
る。これらのレンズは、レンズ37により光電子増倍管
39の光電陰極に焦点を合わされる平行蛍光を放出す
る。
【0061】光電子増倍管39とレンズ37の間で、フ
ィルター38は光刺激光を遮断し、リン光体層含有プレ
ート32の光刺激時に得られた蛍光を選択的に透過する
のに役立つ。
ィルター38は光刺激光を遮断し、リン光体層含有プレ
ート32の光刺激時に得られた蛍光を選択的に透過する
のに役立つ。
【0062】実施例(図4に示さず)によると、光収集
ファイバーの束の出力面は、フィルターが設けられた光
電子増倍管の入力面へ小さい空隙を介して直接に任意に
結合される。
ファイバーの束の出力面は、フィルターが設けられた光
電子増倍管の入力面へ小さい空隙を介して直接に任意に
結合される。
【0063】更に他の実施例によると、前記光学結合は
光収集ファイバーの更なる束により実現され、これらの
ファイバーは回転ファイバー3の出力面上方の中央に静
止配置され、任意に更に光刺激光と混合された蛍光を光
フィルターへ案内し、光フィルターは光刺激光を遮断し
蛍光が光電子増倍管に入ることを可能にする。光学結合
の効率を向上するために、前記静止中央配置されたファ
イバーは平行光の束を前記フィルタの入力面へ向けるS
ELFOC(商標名)ファイバーに終る。
光収集ファイバーの更なる束により実現され、これらの
ファイバーは回転ファイバー3の出力面上方の中央に静
止配置され、任意に更に光刺激光と混合された蛍光を光
フィルターへ案内し、光フィルターは光刺激光を遮断し
蛍光が光電子増倍管に入ることを可能にする。光学結合
の効率を向上するために、前記静止中央配置されたファ
イバーは平行光の束を前記フィルタの入力面へ向けるS
ELFOC(商標名)ファイバーに終る。
【0064】光電子増倍管のアナログ電気出力信号はデ
ジタル化されCRT−表示装置で読み取るために中間的
に貯蔵されるか又はハードコピーの生産に於て書き込み
光ビームを変調するために使用される。
ジタル化されCRT−表示装置で読み取るために中間的
に貯蔵されるか又はハードコピーの生産に於て書き込み
光ビームを変調するために使用される。
【0065】図4で図示された走査器に於て、回転ディ
スク31上の平衡重錘40は光学装置1の平衡無振動回
転を保証する。
スク31上の平衡重錘40は光学装置1の平衡無振動回
転を保証する。
【図1】図1は光刺激性リン光体含有層を刺激し光刺激
時に放出された光を収集することにより、透過性放射線
によりその層に記録された画像情報の読み取りに際し使
用に適した本発明による読み取り装置の実施例を示す。
時に放出された光を収集することにより、透過性放射線
によりその層に記録された画像情報の読み取りに際し使
用に適した本発明による読み取り装置の実施例を示す。
【図2】図2は本発明による読み取り装置の他の実施例
を示す。
を示す。
【図3】図3は本発明による読み取り装置の更に他の実
施例を示す。
施例を示す。
【図4】図4は本発明による読み取り装置を含む走査器
の実施例を示す。
の実施例を示す。
1 光学装置 2 回転楕円形湾曲内面 3 光ファイバー 4 単一光ファイバー 5 光刺激性リン光体層 6 シート状キャリア 7 ロッドレンズ 8 反射防止被膜 9 空洞
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リュク・ストリュイ ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内
Claims (21)
- 【請求項1】 光刺激に於ける使用に適し且つ光刺激性
リン光体含有層を光刺激し光刺激時に放出された光を収
集することによりこの層に記録された画像情報を読み取
るのに適する装置であって、 (1) 光刺激放射ビームを発生しこれを前記リン光体
含有層へ放出する少なくとも一つの手段と、 (2) 前記リン光体層の光刺激により放出された蛍光
を入力開口を通じて収集する光収集光ファイバーCの束
とを含む装置に於て、 前記光ファイバーCは前記蛍光を受け入れる入力開口を
前記リン光体含有層に関して凹面に配置し、前記入力開
口が光刺激放射線ビームを対称的に又は非対称的に包囲
することを特徴とする装置。 - 【請求項2】 前記光刺激放射線ビームは少なくとも一
つの光ファイバーEを通じて前記リン光体層へ案内放出
される請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 前記光ファイバーCは入力開口を凹面に
配置し、この凹面の曲率は全ての前記光ファイバーCが
前記光刺激光ビームで前記リン光体含有層を照射した時
に前記リン光体含有層のスポットより放出される蛍光を
受け入れることができるようなものである請求項1又は
2記載の装置。 - 【請求項4】 前記凹面は真球面体の一部の形態を有す
るか又は楕円体、回転双曲面体、又は回転放物面体の一
部の形態を有する請求項1ないし3の何れか一項に記載
の装置。 - 【請求項5】 前記光ファイバーCは光の入力が最大に
なるように可及的に広い光受け入れ角(θ)を前記リン
光体含有層側で有する請求項1ないし4の何れか一項に
記載の装置。 - 【請求項6】 光ファイバーCは1°から6°の間の光
受け入れ角(θ)を前記リン光体含有層側で有する請求
項1ないし4の何れか一項に記載の装置。 - 【請求項7】 光ファイバーCは前記光刺激光を比較的
強く吸収するが光刺激により放出された蛍光に対して透
過性が比較的高い着色コアを有する上記各請求項の何れ
か一項に記載の装置。 - 【請求項8】 前記リン光体含有層へ向いた各前記光フ
ァイバーEの出力端にロッドレンズがあり、このロッド
レンズはグレイデッドインデックスファイバーに類似す
るグレイデッド屈折率(GRIN)プロフィールを有す
るが直径がより大きく、このロッドレンズはその出力端
を通じて平行光を放出する請求項2ないし7の何れか一
項に記載の装置。 - 【請求項9】 各前記ロッドレンズはその光出力端に
“反射防止”(AR)被膜を有する請求項8記載の装
置。 - 【請求項10】 各前記ロッドレンズはその光出力端に
半透鏡被膜を有する請求項8記載の装置。 - 【請求項11】 各前記ロッドレンズから出る光刺激光
の平行ビームはレンズを用いて前記リン光体含有層上に
焦点が合わせられる請求項8記載の装置。 - 【請求項12】 前記装置はロッドレンズにそれぞれ結
合された前記光ファイバーCを含む光収集光学装置から
なり、このロッドレンズは光刺激により得られた蛍光が
それと関連した光収斂レンズによりその上に焦点が合わ
されるように位置し、前記光収斂レンズはドーム状キャ
ップに内接多面体を形成し前記リン光体含有層の同じス
ポットに一致する光学軸線を有するように空間的に配置
される請求項1ないし7の何れか一項に記載の装置。 - 【請求項13】 光刺激性リン光体含有層に透過性放射
線により記録された画像情報を、前記光刺激性リン光体
含有層を光刺激し光刺激時に放出された光を収集するこ
とにより、読み取るのに使用が適した走査器であって、 (1) 光刺激放射線ビームを発生しそれを前記リン光
体含有層上に放出する少なくとも一つの手段と、 (2) 前記リン光体層の光刺激により放出された蛍光
を入力開口を通じて収集する光収集光ファイバーCの束
とからなる光刺激装置及び読み取り装置を含む走査器に
於て、 前記光ファイバーCは前記蛍光を受け入れる入力開口を
凹面に前記リン光体含有層に関して配置し、これら入力
開口は対称的又は非対称的に光刺激放射線ビームを包囲
し、前記光学ファイバーCがそれらの出力端で光エネル
ギーを電気エネルギーに変換する光電子センサーに結合
されることを特徴とする走査器。 - 【請求項14】 前記走査器はX−Y走査機構を含み、
これにより光刺激光ビーム及びリン光体含有層が相対X
−Y運動できる請求項13記載の走査器。 - 【請求項15】 リン光体含有プレートがY方向に往復
運動している間に前記装置、故にまたその光刺激光ビー
ムを一定の単方向速度でX方向に移動することにより前
記相対X−Y運動が得られる請求項14記載の走査器。 - 【請求項16】 前記走査器が(1)一定の角速度で回
転できる回転可能ドラムに装着された可撓性リン光体バ
インダ層シートからなり、 (2)前記光刺激及び読み取り装置が親ネジ機構により
一定の速度で前記ドラムの軸線に平行に直線運動を行う
ことができるように構成された請求項13記載の走査
器。 - 【請求項17】 前記光刺激及び読み取り装置は、前記
光刺激光ビームに関して一定の速度でラインコース運動
ができる手段により担持された前記リン光体含有層に関
して平行な面に於て一定の角速度で回転できる手段へ結
合された請求項13記載の走査器。 - 【請求項18】 前記光ファイバーCが入力開口を有し
ている前記凹面は全ての前記光ファイバーCが前記リン
光体含有層を前記光刺激光ビームで照射時にその層のス
ポットにより放出される蛍光を受け入れることができる
ような曲率を有する請求項13ないし17の何れか一項
に記載の走査器。 - 【請求項19】 前記凹面は真球の一部の形態を有する
か又は楕円体、回転双曲面体又は回転放物面体の一部の
形態を有する請求項18記載の走査器。 - 【請求項20】 前記光ファイバーCは入力開口を凹面
に配置し、この凹面は全ての前記光ファイバーCが少な
くとも一つの光ファイバーEにより放出される光刺激光
で前記リン光体含有層を照射した時にその層のスポット
により放出された蛍光を受け入れることができるような
曲率を有する請求項13ないし19の何れか一項に記載
の走査器。 - 【請求項21】 透過性放射線により像に従って照射さ
れているリン光体含有層の光刺激時に放出される蛍光を
読み取る方法であって、 (1) 光刺激放射線ビームを発生しそれを前記リン光
体含有層上に放射する少なくとも一つの手段と、 (2) 前記リン光体層の光刺激により放出された蛍光
を入力開口を通じて収集する光収集光ファイバーCの束
とからなる装置の使用を含む方法に於て、 前記光ファイバーCが前記蛍光を受け入れる入力開口を
前記リン光体含有層に関して凹面に配置し、前記入力開
口が対称的に又は非対称的に前記光刺激放射線ビームを
包囲し、前記方法が前記蛍光を前記リン光体含有層に存
在するリン光体の“応答時間”よりも長い画素走査時間
で読み取るステップを含み、この“画素走査時間”はリ
ン光体含有層上の0.1mmの長さを走査する時間であ
り、前記“応答時間”はリン光体含有層の非運動光刺激
されたスポットにおける放出蛍光の最大強度の半分に到
達するための光刺激時間であることを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE93203474.7 | 1993-12-10 | ||
EP19930203474 EP0657749B1 (en) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | Apparatus for reading out radiation obtained by photostimulation |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07209497A true JPH07209497A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=8214204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6331238A Pending JPH07209497A (ja) | 1993-12-10 | 1994-12-07 | 光刺激により得た放射線を読み取る装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0657749B1 (ja) |
JP (1) | JPH07209497A (ja) |
DE (1) | DE69309075T2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0785445B1 (en) * | 1996-01-16 | 2001-09-26 | Agfa-Gevaert N.V. | Radiation read-out apparatus |
DE19724271A1 (de) | 1997-06-09 | 1999-02-04 | Fraunhofer Ges Forschung | Anordnung zum Auslesen photostimulierbarer Speicherleuchtstoffe |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1200694B (it) * | 1985-07-29 | 1989-01-27 | Minnesota Mining & Mfg | Dispositivo di lettura per pannello di fosforo stimolabile |
US4922102A (en) * | 1987-05-25 | 1990-05-01 | Mac Science Co., Ltd. | Radiation-image reading apparatus |
US4882488A (en) * | 1987-09-30 | 1989-11-21 | Fuji Photo Film Co. | Radiation image read-out and reproducing method |
NL9000850A (nl) * | 1990-04-11 | 1991-11-01 | Philips Nv | Inrichting voor uitlezing van een stimuleerbaar luminescentiescherm. |
CA2090717A1 (en) * | 1992-03-03 | 1993-09-04 | David M. Heffelfinger | Fiber optic storage phosphor imaging plate scanner |
-
1993
- 1993-12-10 DE DE1993609075 patent/DE69309075T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-10 EP EP19930203474 patent/EP0657749B1/en not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-12-07 JP JP6331238A patent/JPH07209497A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69309075D1 (de) | 1997-04-24 |
EP0657749B1 (en) | 1997-03-19 |
DE69309075T2 (de) | 1997-09-18 |
EP0657749A1 (en) | 1995-06-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0714038B1 (en) | Digital sensor cassette for mammography | |
US5266803A (en) | Fiber optic storage phosphor imaging plate scanner | |
US4302671A (en) | Radiation image read-out device | |
US4933558A (en) | X-ray sensitive area detection device | |
JPS5889244A (ja) | 放射線画像情報読取方法 | |
US5723865A (en) | X-ray imaging device | |
JPH0563064B2 (ja) | ||
CN101384943B (zh) | 用于读取存储磷光板的扫描装置 | |
US4692813A (en) | Apparatus for converting radiation image information carried by a storage layer into a television signal sequence | |
JPH0246931B2 (ja) | ||
JPS5867243A (ja) | 放射線画像情報読取装置 | |
KR20110035939A (ko) | 광자극성 플레이트 판독 장치 | |
EP0556901B1 (en) | Apparatus for detecting high energy radiation | |
JPH07209497A (ja) | 光刺激により得た放射線を読み取る装置 | |
EP0559118B1 (en) | Fiber optic storage phosphor imaging plate scanner | |
US5399877A (en) | Radiation sensitive area detection device and method | |
JP2784260B2 (ja) | テレセントリック光学系を用いた透明蓄積蛍光体走査 | |
US7071483B2 (en) | Method and system for a multi-axis scanning module | |
JPS6052414B2 (ja) | 放射線画像情報読取装置 | |
JPS59500583A (ja) | 螢光光学変換体を用いて多重化した大規模列の離散電離放射線検出器 | |
US6501066B1 (en) | System for reading photo-stimulated accumulative luminescent substances | |
JPH02247637A (ja) | 放射線画像読み取り装置 | |
JPS5867241A (ja) | 放射線画像情報読取装置 | |
JPS5867244A (ja) | 放射線画像情報読取装置 | |
JPS5867242A (ja) | 放射線画像情報読取装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040312 |