JPH07209055A - 尿流計 - Google Patents

尿流計

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JPH07209055A
JPH07209055A JP449494A JP449494A JPH07209055A JP H07209055 A JPH07209055 A JP H07209055A JP 449494 A JP449494 A JP 449494A JP 449494 A JP449494 A JP 449494A JP H07209055 A JPH07209055 A JP H07209055A
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JP
Japan
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urine
disk
disc
flow meter
urine flow
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JP449494A
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English (en)
Inventor
直 ▲秦▼野
Sunao Hatano
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Abstract

(57)【要約】 【目的】測定精度のよい回転円盤方式の尿流計を提供す
る。 【構成】一定の回転数で回転するように制御したモータ
4によって円盤1を回転させ、この円盤1上に排尿して
尿を落下させたときのモータ4にかかる負荷により尿流
量を測定する尿流計において、円盤1の周囲に、円盤1
と一体に回転し、円盤1上から飛散する尿を捕捉する回
転体8を取り付けた尿流計である。この回転体はドーナ
ツ状などの形状をしている。また、回転体8内を支持体
9で径方向に仕切るのが好ましい。測定終了後の尿はカ
バー体11の排出路12から排出される。円盤上に落ち
た全ての尿を回転体に溜め、回転体と同一の速度を与
え、運動エネルギーを与えるので正確な測定ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排尿困難を訴える患者
の診断に用いる尿流計(尿の勢いを測定する機器)に関
する。
【0002】
【従来の技術】排尿のときの尿の勢いを測定する尿流計
には、種々の形式がある。例えば、排尿の重量を経時的
に測定し、その重さを微分する、すなわち単位時間当り
の重量増加率を表わす重量式尿流計、排尿時に尿の流れ
に垂直に磁力をかけておき、それに直交する位置に配置
した電極に生じる電圧を測定する電磁流量計式尿流計、
回転する円盤に排尿を落下させて測定する回転円盤方式
尿流計である。この回転円盤方式尿流計は、図6に示す
ごときものである。図6は、従来の回転円盤方式の尿流
計の概略を示す正面図(但し、カバー体は断面を示す)
である。1は円盤(尿受皿)、2は円盤に直結する回転
軸、3は軸受、4はモータ、5はロータリーエンコー
ダ、6は回転制御器、7は消費電力測定器である。11
はカバー体であり、12は排出路である。電源を入れて
モータ4を回転させ、円盤1を回転させる。モータ4は
所定の回転数で一定に回転するように回転制御器6で制
御されている。
【0003】この回転する円盤1上に患者が尿を放出、
落下させる。円盤1上に落下した尿は円盤1の回転力に
よって外側にはじき飛ばされるが、この時排尿の勢いに
応じて円盤1にブレーキがかかる。ところが、モータ4
は一定の回転数で回転するように電気的に制御されてい
るから、円盤1にブレーキがかかると、円盤1の回転数
を落さないようにするためモータに通常より多くの電流
が流れ、消費電力が多くなる。それ故、尿の勢いがよい
程、すなわち単時間当りの量が多くなる程、また全尿量
が多いほどモータの消費電力が増加する。したがって、
消費電力の量及び変化を測定することによって尿流量及
び全尿量を計ることができる。しかし、従来の回転円盤
方式尿流計においては、その精度が十分とはいえなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、精度のよい
回転円盤方式の尿流計を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、精度のよい
回転円盤方式の尿流計について精度を高めるべく種々検
討した。図6に示す従来の回転円盤方式の尿量計におい
て、回転する円盤1上に落ちた尿は、円盤の回転力によ
り円盤の外側の縁に移動し、最終的には円盤1の外周の
速度と同じ速度になって、円盤の外にはじき飛ばされ
る。尿は円盤1の外にはじき飛ばされるときに運動エネ
ルギーが与えられる。前記したモータの消費電力の増加
分は、この尿に運動エネルギーを与えるのために費やさ
れるエネルギーである。しかして、この尿流計ではモー
タの消費電力の増加分を測定の基にするのであるから、
円盤1上に落ちた尿の全てが円盤1の外周の速度と同じ
速度に加速され運動エネルギーがを与えられ、円盤の外
にはじき飛ばされることが前提となっている。
【0006】そこで、尿が円盤上に落下し、はじき飛ば
される様子を観察したところ、尿の量が多かったり、尿
が円盤の縁に落ちた場合には、十分に加速されないまま
円盤の外に出てしまう尿が存在することを知った。この
ように十分に加速されないまま円盤の外に出てしまう尿
が存在すると、落下した尿の全てに運動エネルギーを与
えたことにならないので、正確な尿流量は測定できな
い。そこで本発明者は、円盤上に落下した全ての尿を溜
め、この溜めた尿を円盤の外周の速度と同じ速度で回転
させて、円盤上に落下した尿の全てに運動のエネルギー
を与えることによって、上記の現象に基づく誤差をなく
し、尿流量を正確に測定できることを思い付き、本発明
を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、一定の回転数で回転
するように制御したモータによって円盤を回転させ、こ
の円盤上に尿を落下させたときにモータにかかる負荷に
より尿流量を測定する尿流計において、円盤の周囲に、
円盤と同時に回転し、円盤上から飛散する尿を捕捉する
回転体を取り付けたことを特徴とする尿流計である。
【0008】図を用いて本発明を更に詳しく説明する。
図1は本発明の回転円盤方式の尿流計の正面図(但し、
カバー体は断面を示す)であり、図2は円盤と回転体の
部分の上面図、図3は図2のI−I線の断面図、図4は図
2のII−II線の断面図、図5は図3のIII−III線すなわ
ち回転体の水平方向切断の断面図である。1は円盤(尿
受皿)、2は円盤に直結する回転軸、3は軸受、4はモ
ータ、5はロータリーエンコーダ、6は回転制御器、7
は消費電力測定器である。ロータリーエンコーダ5と回
転制御器6、消費電力測定器7は電線でつながってい
る。また、8は回転体、9は支持体、10は回転体8内
の尿溜り部、11は回転体を覆うカバー体であり、12
は排出路である。回転体8は内側が開口した中空のドー
ナツ状であり、円盤1に固定されおり、円盤1の回転と
一体に回転する。
【0009】この例においては、回転体8は円盤1に支
持体9によって固定されている。この支持体9は、半円
状の板で作られており、図3及び図5に示すごとく、円
盤1と回転体8とを一体にする固定材の作用をなすと共
に回転体8内を仕切る仕切り板の作用もなす。この例で
は支持体9を8個設置しているが、この設置数や形状は
任意である。回転体8内の空間は、径方向に仕切りがな
くてもよいが、この例のように支持体9で径方向に仕切
り室を設けると、回転中に各仕切り室内に尿が配分され
るので、尿溜り部10の尿が回転体8の一部分に片寄る
のを防ぐことができ、円滑な測定が行える。特に本発明
の尿流計を放尿し易いように傾けて使用する場合には、
仕切り板で径方向に仕切りを設けるのが好ましい。軸受
3は、磁気浮上型軸受、空気浮上型軸受など摩擦の少な
い軸受を用いるのが好ましい。
【0010】本発明においては、回転する円盤1上に落
ちた尿は、円盤1の回転力により円盤1の外側の縁に移
動し、最終的には円盤1の外周の速度と同じ速度になっ
て、円盤1の外にはじき飛ばされて回転体8内に入り、
遠心力を受けて回転体8の尿溜り部10に溜る。また尿
の量が多かったり、尿が円盤1の縁に落ちたため、十分
に加速されないまま円盤1の外に出た尿も回転体8内に
入り、遠心力を受けて回転体8の尿溜り部10に溜る。
したがって、円盤に落ちた尿は全て回転体8内の尿溜り
部10に溜る。そして、回転体8は円盤1と一体になっ
て回転しているから、回転体8の尿溜り部10に溜った
全ての尿も回転体と同じ速度で回転し規定の運動エネル
ギーが与えられる。したがって、消費電力測定器7によ
ってモータの消費電力を測定することによって、尿流量
(単位時間当りの放出尿量:ml/秒、尿の勢い)を正
確に測定することができる。
【0011】また本発明においては、上記のように排尿
された全ての尿を尿溜り部10に溜め、これに運動エネ
ルギーを付与して尿流量を測定する尿流計であるが、尿
溜り部10に初めに溜る尿は、尿溜り部10が回転して
いるため、尿溜り部10の外周寄りに溜るので回転速度
が速い。一方、尿溜り部10に後(あと)から溜る尿
は、尿溜り部10の内周寄りに溜るので回転速度が遅
い。そのため初めに排尿された尿と後から排尿された尿
とでは、同じ尿の勢いで排尿されていても異なる値にな
る。この誤差を補正してより厳密に測定したいときに
は、この誤差の補正を尿流計に接続させたコンピュータ
ーを利用するとよい。一般に尿流計には排尿量、排尿時
間、平均排尿量などを計算するためコンピューターが内
蔵されている。したがって、上記の補正にはこのコンピ
ューターを利用することができる。
【0012】そして、測定を完了し、モータ4の回転を
止めると、回転体8の回転が止まり、遠心力によって尿
溜り部10に溜っていた尿は、遠心力が除かれるので、
回転体の内壁を伝わって下に落ちカバー体11の排出路
12から排出される。本発明において、円盤の周囲に設
ける回転体は種々の形状でよく、断面がほぼ上記の例の
如く半円形であるドーナツ状でも、また、断面が四角形
状でも、菱形状でもよいが、上記の誤差の補正や製作の
容易さ等を考えるとできるだけ単純な形状が好ましい。
この回転体は円盤と同一の回転数で回転させる必要があ
る。そのためには、円盤と一体に製作してもよいし、或
は取りはずし可能に接続固定してもよい。また、本発明
の尿流計は使用に当って、図1のように直立させて用い
てもよいが、放尿し易いように斜めに傾けて用いること
もできる。このように傾けて使用することによって、尿
全体について、放尿されてから円盤に達するまでの時間
がほぼ同じになるので、測定誤差が少なくなる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、一定の回転数で回転するよう
に制御したモータによって円盤を回転させ、この円盤上
に尿を落下させたときのモータにかかる負荷により尿流
量を測定する回転円盤方式の尿流計において、円盤の周
囲に、円盤と一体に回転し、円盤上から飛散する尿を捕
捉する回転体を取り付けることによって、円盤上に落ち
た全ての尿を回転体に溜め、この尿に回転体と同一の速
度を与え、運動エネルギーを与えたから、落下した尿の
量とモータの負荷(消費電力)とを正確に対応させるこ
とができ、したがって、精度の高い尿流計が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の尿流計の正面図
【図2】本発明の尿流計の回転体の上面図
【図3】本発明の尿流計の回転体のI-I線の断面図
【図4】本発明の尿流計の回転体のII-II線の断面図
【図5】本発明の尿流計の回転体のIII−III線の断面図
【図6】従来の回転円盤式尿流計の正面図
【符号の説明】
1 円盤、2 回転軸、3磁気浮上型軸受、4 モー
タ、5 ロータリエンコーダ、6 回転制御器、7 消
費電力測定器、8 回転体、9 支持体、10尿溜り
部、11 カバー体、12 排出路、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定の回転数で回転するように制御したモ
    ータによって円盤を回転させ、この円盤上に尿を落下さ
    せたときのモータにかかる負荷により尿流量を測定する
    尿流計において、円盤の周囲に、円盤と一体に回転し、
    円盤上から飛散する尿を捕捉する回転体を取り付けたこ
    とを特徴とする尿流計。
  2. 【請求項2】回転体内に仕切り板を径方向に設けた請求
    項1記載の尿流計。
JP449494A 1994-01-20 1994-01-20 尿流計 Pending JPH07209055A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP449494A JPH07209055A (ja) 1994-01-20 1994-01-20 尿流計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP449494A JPH07209055A (ja) 1994-01-20 1994-01-20 尿流計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07209055A true JPH07209055A (ja) 1995-08-11

Family

ID=11585636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP449494A Pending JPH07209055A (ja) 1994-01-20 1994-01-20 尿流計

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JP (1) JPH07209055A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100810069B1 (ko) * 2006-06-21 2008-03-04 부산대학교 산학협력단 요량 및 요속 측정용 센서 및 그를 사용한 요량 및 요속의측정시스템
EP3275372A4 (en) * 2015-03-23 2018-10-31 Geo System Co., Ltd. Urine flow meter

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