JPH0720897Y2 - Ｌｃ複合部品 - Google Patents
Ｌｃ複合部品Info
- Publication number
- JPH0720897Y2 JPH0720897Y2 JP1989089299U JP8929989U JPH0720897Y2 JP H0720897 Y2 JPH0720897 Y2 JP H0720897Y2 JP 1989089299 U JP1989089299 U JP 1989089299U JP 8929989 U JP8929989 U JP 8929989U JP H0720897 Y2 JPH0720897 Y2 JP H0720897Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminals
- terminal
- flange
- coil
- chip capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、テレビジョン、ビデオテープレコーダ及びコ
ンピュータディスク等の電子機器のLCフィルタやデイレ
ーラインとして使用されるLC複合部品に関する。
ンピュータディスク等の電子機器のLCフィルタやデイレ
ーラインとして使用されるLC複合部品に関する。
従来、この種のLC複合部品は、第４図に示される様に、
同軸ボビン２の複数の鍔４に同軸ボビン２の長手方向に
直交且つ貫通して、端子4a、4bが植設されている。そし
て、鍔４の上面で、端子4a、4bの上端の間にはチップコ
ンデンサ５が配設されて接着剤により固定されている。
更に、チップコンデンサ５とコイル捲回部６に巻装され
たコイルの端部が前記端子4a、4bに電気的に導通接続さ
れている。
同軸ボビン２の複数の鍔４に同軸ボビン２の長手方向に
直交且つ貫通して、端子4a、4bが植設されている。そし
て、鍔４の上面で、端子4a、4bの上端の間にはチップコ
ンデンサ５が配設されて接着剤により固定されている。
更に、チップコンデンサ５とコイル捲回部６に巻装され
たコイルの端部が前記端子4a、4bに電気的に導通接続さ
れている。
同様に２段目の鍔４に端子4a、4bが植設され、チップコ
ンデンサ８が配設されると共に、コイル捲回部７にコイ
ルが捲回されている。このようにして複数の鍔に端子が
配設され、且つ、コイル捲回部にコイルが捲回されて連
設され、LCによる所望の同調周波数に形成される。
ンデンサ８が配設されると共に、コイル捲回部７にコイ
ルが捲回されている。このようにして複数の鍔に端子が
配設され、且つ、コイル捲回部にコイルが捲回されて連
設され、LCによる所望の同調周波数に形成される。
そして、端子4a、4bの下端および図示しない鍔に植設さ
れた端子11を外部端子として回路基板の配線パターン等
（図示せず）に接続されこの後シールドケース12で覆わ
れる。
れた端子11を外部端子として回路基板の配線パターン等
（図示せず）に接続されこの後シールドケース12で覆わ
れる。
上記のLC複合部品においては、端子4a、4bの上端および
端子11が回路基板の配線パターン等に接続されるべく、
予め形成された端子7a、7b等の回路基板側の端子部分が
切離され、所謂、横置型３端子のLC複合部品として回路
基板に配設されて用いられるのであるが、この場合取付
平面面積が比較的大なるスペースを専有するものとな
り、近時の高蜜度実装の回路基板の要請に対応できない
等の欠点を有している。
端子11が回路基板の配線パターン等に接続されるべく、
予め形成された端子7a、7b等の回路基板側の端子部分が
切離され、所謂、横置型３端子のLC複合部品として回路
基板に配設されて用いられるのであるが、この場合取付
平面面積が比較的大なるスペースを専有するものとな
り、近時の高蜜度実装の回路基板の要請に対応できない
等の欠点を有している。
本考案は係る点に鑑みてなされたものであって、基板に
配設される際の専有面積が、有効に低減されるLC複合部
品を提供することを目的とする。
配設される際の専有面積が、有効に低減されるLC複合部
品を提供することを目的とする。
上記目的を解決するために本考案に係るLC複合部品は、
複数の端子が植設される複数の鍔と、該鍔間にコイルを
巻装する捲回部とを有する同軸ボビンを備え、前記鍔の
端子間にチップコンデンサを配設し、前記捲回部に巻回
されたコイルとチップコンデンサとを前記端子に電気的
に導通接続し、これ等同軸ボビンの長軸方向最下端の鍔
に植設された端子を長軸方向に折曲し、その端部を外部
端子とすると共に、前記最下端の鍔の前記折曲部上方に
位置する箇所に突部が形成され、更に前記長軸方向最上
端の鍔中央部にトラップ周波数を調整するコアを挿通す
る挿通孔を形成することを特徴とする。
複数の端子が植設される複数の鍔と、該鍔間にコイルを
巻装する捲回部とを有する同軸ボビンを備え、前記鍔の
端子間にチップコンデンサを配設し、前記捲回部に巻回
されたコイルとチップコンデンサとを前記端子に電気的
に導通接続し、これ等同軸ボビンの長軸方向最下端の鍔
に植設された端子を長軸方向に折曲し、その端部を外部
端子とすると共に、前記最下端の鍔の前記折曲部上方に
位置する箇所に突部が形成され、更に前記長軸方向最上
端の鍔中央部にトラップ周波数を調整するコアを挿通す
る挿通孔を形成することを特徴とする。
以上のように構成されるLC複合部品に於いては、基板に
配設される際の専有面積が、有効に低減され、回路基板
へ配設される際に、端子の折曲部が他の電子部品の取付
端子と接触することが阻止され、かつ挿入孔にコアを挿
入してトラップ周波数の調整を可能にした高精度のLCフ
ィルタを得る。
配設される際の専有面積が、有効に低減され、回路基板
へ配設される際に、端子の折曲部が他の電子部品の取付
端子と接触することが阻止され、かつ挿入孔にコアを挿
入してトラップ周波数の調整を可能にした高精度のLCフ
ィルタを得る。
以下、本考案に係るLC複合部品の実施例を添付図面を参
照して詳細に説明する。
照して詳細に説明する。
第１図は全体構成を示し、第２図はＡ−Ａ線断面図を示
す。更に、第３図は変形例を示す。尚、同一の部材には
同一の符号を付し、且つ重複した説明は省略する。
す。更に、第３図は変形例を示す。尚、同一の部材には
同一の符号を付し、且つ重複した説明は省略する。
第１図および第２図中、符号20は同軸ボビンであり、当
該同軸ボビン20は、複数の鍔21A、21B、21C、21Dの間に
コイルの捲回部24が形成されている。更に、複数の鍔21
A、21B、21C、21Dには、左右に貫通し、突出した一端と
回路基板（図示せず）の配線パターンに接続される他端
とを有した端子22a、22b、22cがインサート成形等によ
り配設されている。同時に鍔21A、21B、21C、21Dには、
図示されるように溝Ｃが夫々形成される。又、鍔21Aに
は凸部ｔ1、ｔ2、ｔ3が形成される。更に、最上部の鍔2
1Dの中央部にはコア挿通孔Hoが形成されている。
該同軸ボビン20は、複数の鍔21A、21B、21C、21Dの間に
コイルの捲回部24が形成されている。更に、複数の鍔21
A、21B、21C、21Dには、左右に貫通し、突出した一端と
回路基板（図示せず）の配線パターンに接続される他端
とを有した端子22a、22b、22cがインサート成形等によ
り配設されている。同時に鍔21A、21B、21C、21Dには、
図示されるように溝Ｃが夫々形成される。又、鍔21Aに
は凸部ｔ1、ｔ2、ｔ3が形成される。更に、最上部の鍔2
1Dの中央部にはコア挿通孔Hoが形成されている。
なお符号Pcは回路基板であり、配線パターンに導通させ
る貫通孔29が形成されている。
る貫通孔29が形成されている。
このように形成された同軸ボビン20には、端子22a、22
b、22cの一端の間にチップコンデンサ28a、28bが接着剤
により固定されて配設され、更に、夫々のチップコンデ
ンサ28a、28Bと捲回部24に巻装されたコイル30の両端が
前記端子の一端に夫々半田付される。これにより夫々チ
ップコンデンサ28a、28b及びコイル30は所望のフイルタ
等に形成される容量およびインタグタンスに形成され
て、所定の同調周波数に形成される。
b、22cの一端の間にチップコンデンサ28a、28bが接着剤
により固定されて配設され、更に、夫々のチップコンデ
ンサ28a、28Bと捲回部24に巻装されたコイル30の両端が
前記端子の一端に夫々半田付される。これにより夫々チ
ップコンデンサ28a、28b及びコイル30は所望のフイルタ
等に形成される容量およびインタグタンスに形成され
て、所定の同調周波数に形成される。
この場合、２段目以上の鍔21B、21C、21Dの端子22a、22
b、22cを適宜切断して使用する。そして、鍔21Aの端子2
2a、22b、22cが、図示されるように同軸ボビン20の長軸
方向に折り曲げられて外部端子とし、回路基板Pcの貫通
孔29に挿通されて、図示しない配線パターンに半田付さ
れる。尚、例えば、鍔21Aの端子22a、22b、22cは夫々LC
複合部品のアース端子、入力端子、出力端子として使用
される。
b、22cを適宜切断して使用する。そして、鍔21Aの端子2
2a、22b、22cが、図示されるように同軸ボビン20の長軸
方向に折り曲げられて外部端子とし、回路基板Pcの貫通
孔29に挿通されて、図示しない配線パターンに半田付さ
れる。尚、例えば、鍔21Aの端子22a、22b、22cは夫々LC
複合部品のアース端子、入力端子、出力端子として使用
される。
このように回路基板Pcに配設されることとより、専有面
積が横型として配設される場合に比して、低減される。
また鍔21Aには凸部ｔ1、ｔ2、ｔ3が形成されているの
で、回路基板Pcに配設される際に、端子22a、22b、22c
が他の電子部品の取付端子と接触することが阻止され、
高蜜度実装に対応できる。
積が横型として配設される場合に比して、低減される。
また鍔21Aには凸部ｔ1、ｔ2、ｔ3が形成されているの
で、回路基板Pcに配設される際に、端子22a、22b、22c
が他の電子部品の取付端子と接触することが阻止され、
高蜜度実装に対応できる。
又、第３図（ａ）（ｂ）にLC複合部品としての使用例の
変形例を示し、２段目以上の鍔21B、21C及び21Dの端子
を（ａ）（ｂ）に示すように適宜切断使用するもので、
図示するものの他必要に応じ適宜切断使用するものであ
る。
変形例を示し、２段目以上の鍔21B、21C及び21Dの端子
を（ａ）（ｂ）に示すように適宜切断使用するもので、
図示するものの他必要に応じ適宜切断使用するものであ
る。
更に又、最上部の鍔21Dの中央部にコア挿通孔を設け、
該挿通孔にコア31を螺合するようにしたので、トラップ
周波数の調整が可能となり高精度のLCフイルターを得る
ことができる。
該挿通孔にコア31を螺合するようにしたので、トラップ
周波数の調整が可能となり高精度のLCフイルターを得る
ことができる。
尚、本実施例では、３本の端子22a、22b、22cを植設し
て、チップコンデンサ28a、28bを配設したが、これに限
定されず、４以上の端子を植設して構成することも本考
案に含まれる。
て、チップコンデンサ28a、28bを配設したが、これに限
定されず、４以上の端子を植設して構成することも本考
案に含まれる。
更に又、全ての鍔に複数のチップコンデンサを設けなく
てもよく、中間の鍔にチップコンデンサ１ケのみ設けて
も良い。
てもよく、中間の鍔にチップコンデンサ１ケのみ設けて
も良い。
以上のように本考案に係るLC複合部品においては、複数
の端子が植設される複数の鍔と、該鍔間にコイルを巻装
する捲回部とを有する同軸ボビンを備え、前記鍔の端子
間にチップコンデンサを配設し、前記捲回部に巻回され
たコイルとチップコンデンサとを前記端子に電気的に導
通接続し、これ等同軸ボビンの長軸方向最端の鍔に植設
された端子を長軸方向に折曲し、その端部を外部端子と
すると共に、前記最下端の鍔の前記折曲部上方に位置す
る箇所に突部が形成され、更に前記長軸方向最上端の鍔
中央部にトラップ周波数を調整するコアを挿通する挿通
孔を形成するようにしたので、これにより、基板に配設
される際の専有面積が、有効に低減され、回路基板へ配
設される際に、端子の折り曲げ部が他の電子部品の取付
端子と接触することが阻止され、かつ挿入孔にコアを挿
入してトラップ周波数の調整を可能にした高精度のLCフ
ィルタを得ることができる効果を有する。
の端子が植設される複数の鍔と、該鍔間にコイルを巻装
する捲回部とを有する同軸ボビンを備え、前記鍔の端子
間にチップコンデンサを配設し、前記捲回部に巻回され
たコイルとチップコンデンサとを前記端子に電気的に導
通接続し、これ等同軸ボビンの長軸方向最端の鍔に植設
された端子を長軸方向に折曲し、その端部を外部端子と
すると共に、前記最下端の鍔の前記折曲部上方に位置す
る箇所に突部が形成され、更に前記長軸方向最上端の鍔
中央部にトラップ周波数を調整するコアを挿通する挿通
孔を形成するようにしたので、これにより、基板に配設
される際の専有面積が、有効に低減され、回路基板へ配
設される際に、端子の折り曲げ部が他の電子部品の取付
端子と接触することが阻止され、かつ挿入孔にコアを挿
入してトラップ周波数の調整を可能にした高精度のLCフ
ィルタを得ることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第１図は本考案のLC複合部品の一実施例の全体構成を示
す斜視図、第２図は第１図におけるＡ−Ａ線断面図、第
３図は第１図の他の実施例の説明に供される図、第４図
は従来例を示す斜視図である。 20……同軸ボビン、21A、21B、21C、21D……鍔、22a、2
2b、22c……端子、24……捲回部、28a、28b……チップ
コンデンサ、30……コイル、31……コア、Ｃ……溝、Ho
……コア挿通孔、Pc……回路基板、ｔ1、ｔ2、ｔ3……
凸部 29……貫通孔。
す斜視図、第２図は第１図におけるＡ−Ａ線断面図、第
３図は第１図の他の実施例の説明に供される図、第４図
は従来例を示す斜視図である。 20……同軸ボビン、21A、21B、21C、21D……鍔、22a、2
2b、22c……端子、24……捲回部、28a、28b……チップ
コンデンサ、30……コイル、31……コア、Ｃ……溝、Ho
……コア挿通孔、Pc……回路基板、ｔ1、ｔ2、ｔ3……
凸部 29……貫通孔。
Claims (1)
- 【請求項１】複数の端子が植設される複数の鍔と、該鍔
間にコイルを巻装する捲回部とを有する同軸ボビンを備
え、前記鍔の端子間にチップコンデンサを配設し、前記
捲回部に巻回されたコイルとチップコンデンサとを前記
端子に電気的に導通接続し、これ等同軸ボビンの長軸方
向最下端の鍔に植設された端子を長軸方向に折曲し、そ
の端部を外部端子とすると共に、前記最下端の鍔の前記
折曲部上方に位置する箇所に突部が形成され、更に前記
長軸方向最上端の鍔中央部にトラップ周波数を調整する
コアを挿通する挿通孔を形成することを特徴とするLC複
合部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989089299U JPH0720897Y2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | Ｌｃ複合部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989089299U JPH0720897Y2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | Ｌｃ複合部品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0328708U JPH0328708U (ja) | 1991-03-22 |
| JPH0720897Y2 true JPH0720897Y2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=31638882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989089299U Expired - Lifetime JPH0720897Y2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | Ｌｃ複合部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0720897Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS645525U (ja) * | 1987-06-30 | 1989-01-12 |
-
1989
- 1989-07-28 JP JP1989089299U patent/JPH0720897Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0328708U (ja) | 1991-03-22 |
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| JPH0218606Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040609 |