JPH07208914A - 大きな物体の光学座標測定装置 - Google Patents

大きな物体の光学座標測定装置

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JPH07208914A
JPH07208914A JP133794A JP133794A JPH07208914A JP H07208914 A JPH07208914 A JP H07208914A JP 133794 A JP133794 A JP 133794A JP 133794 A JP133794 A JP 133794A JP H07208914 A JPH07208914 A JP H07208914A
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probe
transceivers
transceiver
retroreflector
distance
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JP133794A
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Daniel Gelbart
ゲルバート ダニエル
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KUREO PROD Inc
Creo Inc
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KUREO PROD Inc
Creo Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 大きな物体を高い精度で測定することのでき
る3次元座標測定装置を提供する。 【構成】 座標測定装置は部屋の壁1のような安定な基
準フレームに取り付けられた多光学トランシーバー(送
信機ー受信機)からなる。測定すべき物体2が手持ち測
定プローブ4と触れる。測定するために、プローブがト
ランシーバー3、3aをトリガーしてプローブに設けら
れた2つの逆反射体までの距離を読む。基準フレームに
対するプローブ先端の位置が少なくとも6つのトランシ
ーバーの読み取り値から計算することができる。トラン
シーバーと逆反射体との間の距離の正確な決定は、光ビ
ームに重ねられた高い周波数変調の移相を測定すること
によってなされる。トランシーバーの最初の位置は、正
確に知られた物体のを測定し、トランシーバーの位置を
計算することによって求められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三次元座標測定機械に
関し、特に高い精度で大きな物体を測定することに関す
る。この種の測定の必要は、自動車、機械、建設、ロボ
ット、航空、その他のような多くの産業で見られる。
【0002】
【従来の技術】大きな物体の在来の座標測定機械の欠点
は主として、機械のコスト及び大きな物体を機械に持っ
ていく必要性である。これは、物体の大きさが数メート
ルを超えると、益々実用的でなくなる。この問題点を解
決する先行技術の試みは、米国特許第4,606,69
6号のような関節アームの使用によって、或いは干渉計
使用に基づく光学方法の使用によって測定プローブを固
定基準点に連結することからなっていた。光学方法の例
は、限られた範囲及び精度を有する米国特許第4,79
0,651号、又は高い精度を出すが、連続的な追跡を
必要とする米国特許第4,457,625号、同第4,
621,926号及び同第4,707,129号であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】これら4つの特許は
純粋に干渉計の原理で働くから、ビーム進路のいかなる
遮断も測定基準を失わせる。換言すれば、これらの特許
に記載の装置は正確ではあるが、インクリメン装置であ
る。インクリメント装置のこの欠点を解消し、かつ絶対
測定装置を作るために、レイカーカーン(スイス)は、
目標物の角度を測定しそしてその位置を計算するのに経
緯儀の組合せを使用する。これは、商業的に入手しうる
装置ではあるが、精度に限りがあり、遅い。トランシー
バーまでの視線の範囲にない測定点の問題点が、米国特
許第4,691,446号、フランス特許第2,54
7,916号及びエスエーシー(ストラットフォード
シーテイ)製の音響デジタイザのような市販のユニット
によって論じられている。これらの装置は全て3点プロ
ーブを使用し、3点のうちの2点はトランシーバーまで
の視線の範囲内にある。これらの点は整列しており、そ
して点と点の間の距離は正確に知られているから、隠れ
た点の位置は可視点の位置から計算することができる。
【0004】本発明の目的は、大きな物体を測定するこ
とのできる高精度絶対測定装置を有することにある。他
の目的は、生産フロア上の大きい領域のような大きな体
積に及び、かつあらゆる製造及び組立段階でその大きな
体積の各物体を測定することができる測定装置を提供す
ることにある。更なる目的は、かかる測定装置を低コス
トでかつモジュール方法で提供することにある。これら
及び他の目的は図面についての以下の説明から明らかに
なろう。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は、手持ちプロ
ーブ迄の距離を測定するのに光学トランシーバーを使用
することによって座標測定機械を安定な構造に作ること
ができる。プローブの先端がオペレータ又は測定すべき
物体によって遮られるから、2つの他の基準点はプロー
ブに置かれ、3点は全て直線上に置かれる。トランシー
バーからのこれらの基準点の距離を知ることによって、
プローブの基準点の位置を定めることができる。基準点
からプローブ先端までの距離は知られているから、プロ
ーブ先端の位置を計算することができる。プローブ先端
は通常は、在来の座標測定機械におけるのと同じ既知の
半径をもった球体からなる。プローブ先端の位置と半径
を知ると、測定した物体の表面を捜し当てることができ
る。幾何学的な配慮から、基準点当たりのトランシーバ
ーの最小の数は3であるが、トランシーバーの数が増え
れば、精度が増す。プローブの先端の位置の計算は次の
ようにして行うことができる。第1トランシーバーの位
置がX1 ;Y1 ;Z1 であり、「n」番目のトランシー
バーがXn ;Yn ;Zn であると仮定する。プローブの
第1基準点の位置はX a ;Ya ;Za であり、第2基準
点の位置はXb ;Yb ;Zb である。プローブ先端の位
置はXc ;Yc ;Zc である。d1aは第1基準点から第
1トランシーバーまでの距離であり、d2aは第1基準点
から第2トランシーバーまでの距離である。等。 (1) d1a=[(X1 −Xa 2 +(Y1 −Ya 2 +(Z1 +Za 2 1/2 +L1 2a=[(X2 −Xa 2 +(Y2 −Ya 2 +(Z2 +Za 2 1/2 +L2 3a=[(X3 −Xa 2 +(Y3 −Ya 2 +(Z3 +Za 2 1/2 +L3 上記の組の同時の式を解くことによって、Xa ;Ya
a の値が求められる。同様な組の式が、d1b;d2b
3bの測定値を使ってXb ;Yb ;Zb を求めるのに用
いられる。
【0006】Xa ;Ya ;Za 及びXb ;Yb ;Zb
知られれば、Xc ;Yc ;Zc の値は、プローブ先端及
び2つの基準点が直線上にある事実を使って計算され
る。基準点間の距離がl1 であり、先端に近い基準点と
先端との間の距離がl2 であると仮定すると、先端の座
標は次の通りである。 この計算には余分の値が入っている。何故ならば、値l
1 は知られているが、次の式から計算することができる
からである。 l1 =〔(Xb −Xa 2 +(Yb −Ya 2 +(Zb −Za 2 1/2 この余分の値は測定中セルフチエックとして用いられ
る。これはまたトランシーバーの1つから基準点の1つ
までの視線が遮られたときにも用いられる。トランシー
バーXn ;Yn ;Zn の座標は、3つの正確に知られた
位置に基準点の1つを置くことによって、また式(1)
を逆に解くことによって換算することができる。Xa
a ;3a は知られており、Xn ;Yn ;3n は知られ
ていない。 プローブ先端は有限の大きさのものである
から、先端の半径は先行技術の座標測定機械でなされた
と同じ方法で物体の測定値に加えられなければならな
い。
【0007】d1a;d2a;d3a;d1b;d2b及びd3b
正確な決定はテルロメータ原理を使ってなされる。レー
ザダイオードの出力ビームは高周波数基準によって振幅
が変調される。このビームはプローブの基準点にある逆
反射体によって反射され、トランシーバーで検出された
戻ったビームは振幅が復調される。戻ったビームの位相
を基準周波数の位相(光キャリヤーではなく、変調信号
の位相)と比較することによって、移相が決定される。
変調周波数は正確に知られた波長を有するから、位相は
次の式を使って距離に変換することができる。 (3) d=位相/360°×c/f c=光
の速度 f=変調周波数 曖昧さを回避するために、少なくとも2つの周波数、即
ち荒い範囲については低周波数、高い解像については高
周波数が用いられる。位相の測定を用いる事による距離
の測定の詳細は周知であり、詳しく述べないこととす
る。何故ならば、距離の測定には、コロラド州ラーブラ
ンドのヒューレットーパッカード社製のヒューレットー
パッカードモデル3805A 距離計のような市販の計
器が用いられるからである。
【0008】位相測定回路に高い信号対ノイズ比を維持
するために、トランシーバーに測定プローブを追跡させ
ることが望ましく、かくして、あらゆる送信エネルギー
が利用される。追跡方法は市販の計器でよく知られ、且
つ使用されている。
【0009】
【実施例】今、図1を参照すると、測定すべき物体2が
部屋1の中に置かれる。部屋1の安定箇所に多トランシ
ーバー3及び3aが設けられている。トランシーバーは
コードレスプローブ4を追跡する。今、図1と関連して
図2を参照すると、プローブ4は2つの逆反射体5及び
6を有する。トランシーバー3は逆反射体5を追跡し、
またトランシーバー3aは逆反射体6を追跡する。各ト
ランシーバーの位置は後で説明する事前の換算から知ら
れている。トランシーバーから逆反射体までの距離を測
定することによって逆反射体の位置を前のセクションで
説明したように計算することができる。逆反射体5、6
の位置を見つけることによって、プローブの先端11の
位置を計算することができる。何故ならば、先端11の
中心と逆反射体の中心が直線上にあり、逆反射体と先端
との間の距離が知られているからである。追跡を容易に
するために、光源7、8が逆反射体5、6の中心に置か
れる。これらの光源の各々は唯一の周波数に変調された
光を放出する。トランシーバー3は光源7の放出にのみ
応答(追跡)し、トランシーバー3aは光源8にのみ応
答(追跡)する。先端11はステム10を使用してプロ
ーブ4に取り付けられる。測定を開始するために、スイ
ッチ9を作動する。プローブには取り外し可能な再充電
可能な電池12によって給電される。
【0010】逆反射体及び光源の詳細を図3に示す。逆
反射体の完全な詳細は「全方向逆反射体」と称する出願
によって扱われている。先行技術の逆反射体は、本発明
によって要求される性能及び精度内で全方向ではない。
今、図3を参照すると、逆反射体5はトランシーバーの
波長及び光源7の波長を透過する材料の球体からなる。
球体5の中で、第2の球体20が球体5と同心である。
球体20は外側の球体5よりも高い屈折率を有する材料
で作られている。球体20の半径は、逆反射体の球面収
差を最小にするように選択される。逆反射体5の外側表
面には、トランシーバーの波長で33%の反射力を有
し、かつ光源7の波長で低反射力を有する半反射コーテ
イングが被覆してある。例示として、トランシーバー
3、3aが1300nmの波長で操作するならば、逆反
射体5の外側の球体は、1300nmで1.47765
の屈折率を有するアクリル材料PMMAで作られる。内
側の球体20は、1300nmで1.76803の屈折
率を有するSF6ガラスで作られる。コーテイングは1
300nmで33%反射させ、かつ低吸収を有する。外
側の球体の半径は25.4mm、そして球体20の半径
は16.3mmである。これらの条件で、逆反射体の誤
差は逆反射体5の中心10mmについて1mR以下にな
る。逆反射体の効率は訳15%である(即ち、入射光1
8の約15%が反射ビーム19としてトランシーバーに
戻る)。
【0011】逆反射体5はベース13を使用してプロー
ブ4に取り付けられる。光源7を形成するために、光学
光ガイド14がベース13及び内側球体20にあけられ
た穴に差し込まれる。例示として、光ガイド14は外側
表面に銀コーテイングを施した1mm直径のガラス棒で
ある。光ガイド14の一端は屈折率の合った光学セメン
トを使って光放出ダイオード16の放出領域15に光学
的に結合されている。光ガイド14の他端は拡散面に磨
かれて光源7を形成する。光線17は光源7によって略
全方向パターンをなして放出される。完全な装置の操作
を図4、図5及び図6に詳細に示す。一般的な操作原理
は移相から距離への変換である。トランシーバー3、3
aと逆反射体5、6との間の距離を測定するために、レ
ーザビームは振幅が変調される。変調信号の位相は、ト
ランシーバーに戻ったときに元の信号と比較され、移相
が距離に変換される。トランシーバーを簡単にするため
に、あらゆる光信号を単一の場所で発生させ(且つ検出
し)、光ファイバーを使ってトランシーバーに分配す
る。今、図5を参照すると、マスター発振器45がデジ
タル周波数シンセサイザー46、47、48の使用によ
って多周波数を発生させるのに用いられる。シンセサイ
ザーはコンピュター55によって制御される。非常に高
い周波数が高い距離測定値解像度に要求されるから、マ
イクロ波フェーズロックループ49、50を使ってシン
セサイザー47、48の出力に高い比を掛ける。フェー
ズロックループ49の出力は周波数f0及びf1を発生し、
フェーズロックループ50は2つの周波数f0+Δf及び
f1+Δfを発生する。代表的には、f0及びf1はGHz
範囲の高い周波数であり、Δf はKHz の範囲にある。
周波数f0及びf1はレーザ発信器を変調するのに用いられ
る。レーザ送信機の出力は単一モード光ファイバー33
を経て分割器31に伝えられる。分割器は変調されたレ
ーザ光を光ファイバー30を介して全てのトランシーバ
ー3、3aに分配する(トランシーバーの作用は次のセ
クションで詳細に説明する)。プローブ4から逆反射し
た光は光ファイバー36を経て光検出器38に戻される
(光学の詳細は次のセクションで説明する)。光ファイ
バー36は大コア多モード光ファイバーである。何故な
らば、逆反射体によって引き起こされる収差により、戻
った光を回析一定スポットに焦点合わせすることができ
ないからである。光ファイバー36の利点は、この光フ
ァイバーがモードの波長を変えて検出器38の照明を均
一にすることである。多モード光ファイバーの欠点は、
光ファイバーを動かしたときのひどい位相ノイズであ
る。この理由のために、光ファイバー36は、需要の多
い応用では同軸ケーブルで置き換えられ、検出器38は
トランシーバー3の中に置かれなければならない。光検
出器38は変調された光を高周波数信号に変換し、この
信号は混合器54に送られる。混合器54の他の部分に
はΔf だけ高い周波数が送られる。混合器の出力は2 つ
の周波数、即ちΔf 及び2f0+Δf(又は2f1+Δf)から
なる。f0は高い周波数( 代表的には、GHz の範囲) で
あるから、2f0+Δf は位相メータ51でΔf から容易
に分離される。位相メータ51は基準シンセサイザー4
6からのΔf の位相を混合器54からのΔf と比較す
る。位相差は1つの波長までの距離に比例する。1つの
波長の後、位相はそれ自身繰り返す。多波長の曖昧さを
回避するために、第2の周波数f1が、逆反射体のトラン
シーバーからの距離の中に存在する整数の波長を決定す
るのに用いられる。装置の操作のこの部分は既存の距離
計即ちテルロメータと大変似ており、ここではさらに説
明する必要はない。詳細な説明は、ヘウレット パッカ
ード社(コロラド州ローブランド)製のモデル3805
A距離計の取扱説明書になされている。また、混合器5
4及び位相メータ51の数はトランシーバー3、3aの
合計数に等しく、他のあらゆる部分は全てのトランシー
バーで共用されることは明らかである。
【0012】プローブ4の電気回路を図5に示す。プロ
ーブは、3つの発振器、即ちf3の周波数の発振器43、
f2の周波数の発振器42及びf4の周波数の発振器41に
給電する再充電可能な電池パック12を収容する。スイ
ッチ9の非作動位置では、発振器43は光放出ダイオー
ド44に接続され、発振器42は光放出ダイオード16
に接続される。測定が必要とされるときには、スイッチ
9を作動して両光放出ダイオード16及び44を周波数
f4に変調させる。光放出ダイオード16及び44によっ
て放出された光はトランシーバー3及び3aの検出器3
4でピックアップされて追跡サーボ39に通される。周
波数f2及びf3は追跡に用いられ、しゅはすうf4はバンド
パスフイルター40によって分離されてコンピュータ5
5で測定サイクルを行なわせるのに用いられる。今、図
4を参照すると、光学系は、マイクロ波周波数によって
変調され、単一モード光ファイバー33を介して、代表
的には10:1分割器である分割器31に接続されたレ
ーザダイオード送信機32からなる。出力光ファイバー
33は送信されたビームトランシーバー3、3aに運
ぶ。各トランシーバーの中で、光ファイバー30の先端
はミラー28の小さな孔と整合し、屈折率の合致した光
学セメントでその場に保持される。光ファイバー30か
らの出力ビーム18はレンズ26によって平行にされ、
ステアリングミラー21、22を使って逆反射体5又は
6のほうに差し向けられる。ミラー21はモータ23に
取付けられ、ミラー22は、モータ25によって回され
るフレーム24に取付けられている。この追跡構造は在
来の設計のものであり、同様な追跡装置は先行技術、例
えば米国特許第4,790,651号に開示されてい
る。ビーム18は逆反射体6によってビーム19として
逆反射され、ミラー21、22で反射された後、レンズ
26によって焦点合わせされる。逆反射体の収差によ
り、ビーム19はミラー28の回析一定孔径に焦点を結
ばず、かくして、ビーム19のエネルギーの殆どはミラ
ー28によって反射され、レンズ35によって多モード
光ファイバー36に焦点合わせされる。この光ファイバ
ーは光ファイバー30よりも著しく大きいコアを有し、
かくして、ビーム19の収差は有害ではない。光ファイ
バー36は屈折率の合致した光学セメント37を使って
高速光検出器38に結合されている。変形例では、光検
出器38はトランシーバー3の中に置かれ、光ファイバ
ー36はマイクロ波同軸ケーブルで置き換えられる。
【0013】追跡装置は、逆反射体5、6の中心に置か
れた全方向光源7、8からなる。光源8からの光ビーム
17はミラー21、22によってレンズ26を介して二
色性ミラー27に反射される。ビーム18、19の波長
を透過されるミラー27はビーム17を位置感応検出器
34に反射させる。検出器34の出力信号は追跡制御装
置39によって復調されて、ビーム17を検出器34上
の中心に保つためにモータ23、25を駆動する。追跡
機能の更なる詳細は、この種の追跡装置が商業的に使用
されているから、特定する必要はない。光源7、8は異
なる周波数(光源8についてはf3、光源6については
f2)に変調された光を放出して一方の組のトランシーバ
ーが一方の逆反射体を追跡し続け、他方の組のトランシ
ーバーが他方の逆反射体だけを追跡する。各逆反射体は
測定期間中少なくとも3つのトランシーバーによって見
られなければならない。逆反射体当たり3つの距離につ
いて式を解くことは二重の答えにより曖昧さをもたらす
ことがある。正確な測定に必要とされるトランシーバー
の最小の数は逆反射体当たり4つである。今、図6を参
照すると、代表的なシーケンスを示す。測定間に、周波
数f2及びf3が光源6及び8によって送信され、トランシ
ーバー組3、3aによって追跡される。スイッチ9(図
2)を押して測定を開始するときには、両光源は周波数
f4に変わる。追跡器でf4の存在を検出するとき、コンピ
ュータは周波数シンセサイザーにf0によって変調された
光のバーストを送りだすように指令し、この光に、f1
変調されたバーストが続く。戻ったf0及びf1の移相を測
定することによって、各トランシーバーからプローブま
での距離が定められる。各逆反射体までの少なくとも3
つの距離が知られていれば、逆反射体の位置を計算する
ことができる。
【0014】今、図1及び図5を参照すると、各トラン
シーバーの座標は、光ファイバー31、31、33、3
6の正確な遅れ即ち「光学長さ」及び電子回路から生じ
る遅れと同じ位正確に知られる必要はない。各トランシ
ーバーの遅れ(光学的及び電子的)を全て合計して単一
の等しい距離Ln (n=1,2,3など)にすると、
「発明の概要」のセツションで表された式(1)は次の
ように書き直すことができる。 (3) D1a =[(X1 −Xa 2 +(Y1 −Ya 2 +(Z1 +Za 2 1/2 +L1 D2a =[(X2 −Xa 2 +(Y2 −Ya 2 +(Z2 +Za 2 1/2 +L2 D3a =[(X3 −Xa 2 +(Y3 −Ya 2 +(Z3 +Za 2 1/2 +L3 1 ;L2 ;L3 ....Ln 及びX1 ;Y1 ;Z1
2 ,Y2 ,Z2 ,....Xn ;Yn ;Zn を見いだ
すために、換算方法が用いられる。各トランシーバーが
4つの未知;Xn ,Yn ,Zn ;Ln を表すから、各ト
ランシーバーについて1組の4つの独立の式が必要とさ
れる。これらの式は、4つの正確に知られた点を有する
既知の物体を用い、かつこれらの各点に一度に1つの逆
反射体を置くことによって生まれる。座標系の原点にな
る4つの既知の点のうちの第1の点を勝手に定めると、
4つの式は各点について式(3)と同様に書き直すこと
ができる。これらの式において、Xn ,Yn ,Zn ;L
n は未知であり、dna(及びdnb)は測定から知られ、
a ;Ya ;Za (及びXb ,Yb ,Zb )は既知の物
体から知られている。
【0015】別の換算方法は、トランシーバーをあらゆ
る組合せにおいて互いに向け、式(3)と同様に1組の
式を解くことによる。換算中に考慮すべき他の因子は、
図4のミラー21、22が同じ点の周りに回転しないこ
とである。ミラーの中心(ミラーの回転軸線がミラー面
と交差する点)間の距離はがXであり、測定した距離が
dであれば、トランシーバーを表す等しい単一点までの
真の距離は√d2 +X 2 である。この因子は、式(3)
にdna;dnbの値を入れるときに使用されなければなら
ない。各逆反射体を置くのに必要とされるトランシーバ
ーの最小の数は3つであるけれども、操作の大変良い精
度と信頼性は逆反射体当たりもっと多くのトランシーバ
ーをもつことによって生じる。好ましい実施例は逆反射
体当たり少なくとも5つのトランシーバーを使用する。
何故ならば、逆反射体当たり4つのトランシーバーは、
2つの答えを得ることなく、式(1)又は(3)を解く
のに必要とされる最小の数であり、オペレータが1つの
トランシーバーを遮ることがあるからである。プローブ
を人間の手で、又はロボット即ちコンピュータ制御機械
のような機械装置によって或る測定箇所から別の測定箇
所に移動させることができることは明白である。機械装
置の場合には、測定サイクルを開始するのにタッチセン
サーを使用することができる。適当な設計のタッチセン
サーはレニシャウ ピエルシー(英国)によって作られ
ている。
【0016】例示として、次の値及び構成部品を用いる
ことができる。 f0=15GHz f2=8KHz f1=15.015GHz f3=10KHz Δf=15KHz f4=6KHz レーザ送信機 − レーザトロンモデルQL
XS1300MW,λ=1300nm 光検出器 − レーザトロンモデルQD
EMW1 送信機及び検出器は両方とも、米国マサツセッツ州バー
リントンのレーザトロン社製。 マスター発振器 − ウエンゼル社(米国)製
の10MHZ TCXO,モデルSCQ フェーズロックループ − メリット マイクロウエ
ーブ(米国)製の1500×倍数,モデル5205A
DRO 光放出ダイオード − 米国カリフォルニア州ニ
ュウバーリのオプト(プローブ中の) ーダ
イオード社製のモデルODー100 トランシーバーはマイクロステップモードのステップモ
ータを2つ使用し、追跡制御及びフイルタはコンピュー
タの中のデジタル信号処理カードによって行われる。コ
ンピュータは「PCコンパーチブル」型である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体的な図である。
【図2】手持ちプローブの概略図である。
【図3】プローブに用いられる逆反射体の断面図であ
る。
【図4】本発明の光学のレイアウトを示す。
【図5】電子回路の概略図である。
【図6】電子回路のタイミンググラフである。
【符号の説明】
1 部屋 2 測定すべき物体 3 トランシーバー 3a トランシーバー 4 プローブ 5 逆反射体 6 逆反射体 7 光源 8 光源 11 プローブ先端

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定且つ安定な基準フレームの正確に知
    られた位置に設けられた複数の光学送信器ー受信器(ト
    ランシーバー)と、 先端及び少なくとも2つの基準点を有する自由に移動で
    きるプローブとを有し、先端から前記基準点までの距離
    は正確に知られており、前記基準点の各々は、前記先端
    の位置に関係なく、前記トランシーバーのうちの少なく
    とも3つのトランシーバーへの視線内にあり、前記基準
    点の各々に全方向逆反射体が置かれ、複数の正確に知ら
    れた周波数によって変調され、かつ光ファイバーを使っ
    て前記トランシーバーに連結されたレーザを有し、前記
    トランシーバーは、前記光ファイバーの出力を、2次元
    に操縦しうる平行な光ビームにするための光学装置を有
    し、前記平行光ビームは前記各トランシーバーで独立に
    操縦され、前記平行光ビームで前記トランシーバーを追
    跡する装置、及び前記光ビームの各々の逆反射光を集光
    し、その逆反射光を別の光検出器上に焦点を結ばせる装
    置と、前記正確に知られた周波数の位相に対する前記各
    光検出器の出力の移相を測定する装置及びこの移相を距
    離の情報に変換する装置とを有し、複数の前記正確に知
    られた周波数は、単一の周波数だけが用いられるときに
    存在する前記距離の値の曖昧さを解決するのに用いら
    れ、各逆反射体の、前記トランシーバーのうちの少なく
    とも3つのトランシーバーまでの距離から各逆反射体の
    位置を計算する装置と、前記逆反射体の計算された位置
    から前記プローブの位置を計算する装置とを有する、3
    次元座標測定装置。
  2. 【請求項2】 全全方向逆反射体は透明な材料で作られ
    た2つの同心の球体からなり、内側の球体の屈折率は外
    側の球体の屈折率よりも大きく、外側の球体には半反射
    コーテイングが被覆されている、請求項1に記載の装
    置。
  3. 【請求項3】 前記追跡装置は前記各逆反射体の中心に
    置かれ且つ前記トランシーバーを前記逆反射体間で区別
    させるために前記逆反射体について異なる周波数で変調
    される光源であり、前記トランシーバーは前記光源に指
    向させるサーボ機構装置を有する、請求項1に記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 前記プローブは手持ちである、請求項1
    に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記プローブはコンピュータ制御機械に
    よって動かされる、請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記プローブ先端は正確に知られた半径
    をもつ球体である、請求項1に記載の装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006184058A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Nissan Motor Co Ltd レーザー式三次元測定機
WO2014142271A1 (ja) * 2013-03-14 2014-09-18 シナノケンシ株式会社 測量装置

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