JPH072086U

JPH072086U - 学習用ボード

Info

Publication number: JPH072086U
Application number: JP3897893U
Authority: JP
Inventors: 実田口
Original assignee: 実田口
Priority date: 1993-06-08
Filing date: 1993-06-08
Publication date: 1995-01-13

Abstract

(57)【要約】【目的】生徒が自己の意見や先生に指名された際の答
えの発表をホワイトボードに書いて表現する学習用ボー
ドを提供する。【構成】方形板状の発泡スチロール材２ａの表面と裏
面に薄い鋼板２ｂ・２Ｃを張設し、前記表面の鋼板２ｂ
にホワイトボード２を重設し、外周に枠１を設けたボー
ド本体Ａの表面上部にクリップ３を設け、裏面の適所に
永久磁石４を設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は学校等の授業中に、生徒が自己の意見や先生に指名された際の答えの発表をボードに記載して表現する学習用ボード関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、授業中に自己の意見や答えを発表する場合は、自分の席に着いたまま言葉で発表するか、教室の前部に進み出て黒板又は白板に書いて発表していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、このような発表方法に次のような欠点があった。自分の席に着いたまま言葉で発表した場合、教室内の全員に聞き取れないために、補足しなければならなかった。近時学校教育に於ては、自己主張・自己表現が強く要求されるようになり、発表の場が多いことから、教室内での発表は画用紙等にフェルトペン等で自分の主張や表現を書き、頭上に掲げて発表する方法が取られているが、書いた文字を訂正した場合は見にくく、書き損じた場合は紙を捨てなければならず甚だ不経済であった。又、小型の黒板を使用することも可能であるが、チョークを持つ手が汚れたり、微粉末が発生し、衛生上問題点が多かった。本考案は背面の適所（図では四隅）に永久磁石を取り付けた軽量のホワイトボードを利用し、フェルトペンを使って自在に書いたり消したりすることができる学習用ボードを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため本考案は、方形板状の発泡スチロール材２ａの表面と裏面に薄い鋼板２ｂ・２ｃを張設し、前記表面の鋼板２ｂにホワイトボード２を重設し、外周に枠１を設けたボード本体Ａの表面上部にクリップ３を設け、裏面の適所に永久磁石４を設けたものである。

【０００５】

【作用】

上記のように構成した本考案を実際に使用する場合は、発表しようとする文字や絵・記号等を、フェルトペンを使ってボード本体Ａのホワイトボードに記載した後、両手で頭上に掲げる。必要に応じてボード本体ａの裏面の磁石４を利用して黒板（鉄製）や壁（鉄材を予め取り付けた）に取り付け、必要な時間展示する。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図１は本考案の斜視図、図２は背面から見た本考案の斜視図、図３は本考案のボード本体の一部縦断面図で、図中の符号Ａはボード本体を示す。１はボード本体Ａの外周部を構成すると共に、ホワイトボード全体を補強し、更に意匠的価値を高めるために設けられた枠である。２はホワイトボードで、このホワイトボードは裏面に薄い鋼板２ｂが張設され、この鋼板２ｂに発泡スチロール材２ａが張設され、この発泡スチロール材２ａに更に薄い鋼板２ｃが張設されている。３はホワイトボード２の上部に設けられたクリップで、ホワイトボードに書いた絵や文字はそのままにして更に主張・表現をしたい場合、別途紙に書き、このクリップ３に挟んで頭上に掲げる。４はホワイトボード２の背面の適所（図面では四隅）に設けられた磁石で、教室の前部（教壇付近）に設置されている黒板又は壁面に掲示する場合に使用するもので、この場合、黒板又は壁面が鉄材であるか、必要箇所に鉄板等を予め取り付けておく必要がある。磁石４は、図面に於ては四隅に設けられているが、ボード本体Ａが落下しない程度の着磁力があれば位置や磁石の数に限定されることはない。

【０００７】

【考案の効果】本考案は上記のように構成したので、本考案を利用すると、室内授業中に於て、生徒は自己の主張や解答を学習用ボードにフェルトペンで書き、頭上に掲げることによって瞬時に発表できる。又、級全員に発表する場合は、ホワイトボードの背面に設けた磁石を利用して黒板又は壁に掲示することができる。従って、生徒各自の主張が抵抗なく、しかも迅速に発表されるので授業は効果的に進行する。尚、本考案は軽量にできているので、小学生・中学生は勿論、幼稚園児でも楽に使用でき、野外授業に利用すれば一層効果的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】正面から見た本考案の斜視図である。

【図２】背面から見た本考案の斜視図である。

【図３】図１に於けるＩＩＩ−ＩＩＩ断面図である。

【図４】本考案の使用状態を示した図である。

【符号の説明】

１枠２ホワイトボード２ａ発泡スチロール材２ｂ鋼板２ｃ鋼板３クリップ４磁石Ａボード本体

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】方形板状の発泡スチロール材の表面と裏
面に薄い鋼板を張設し、前記表面の鋼板にホワイトボー
ドを重設し、外周に枠を設けたボード本体の表面上部に
クリップを設け、裏面の適所に永久磁石を設けたことを
特徴とする学習用ボード。