JPH0720843U

JPH0720843U - 多目的カードホルダー

Info

Publication number: JPH0720843U
Application number: JP5899493U
Authority: JP
Inventors: 朝太郎岩佐
Original assignee: 朝太郎岩佐
Priority date: 1993-09-28
Filing date: 1993-09-28
Publication date: 1995-04-18

Abstract

(57)【要約】【目的】最近における、自動化時代のカードの普及に
対応し、定期券や自動販売カードやテレホンカードや、
その他の使用頻度の多いカード類の収納を重点的に考
え、コンパクトながら多目的な発展性のあるものにし、
更に、カードの出し入れを容易にした、多様性と即応性
を提供するものである。【構成】カード挿入口（１）を凹凸形にし、カード
（５）の出し入れを容易にした、透明ビニールシートの
ポケット（２）を、中央部に穴（３）をあけたシート
（４）の両面に、それぞれ二か所づつ、カード挿入口
（１）を中央に対向させて接着形成したものであり、中
央の折る方向によっては、全てのポケット（２）を表面
にして使用できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、定期券や自動販売カードやテレホンカードや、その他のカード類を収納する多目的カードホルダーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のカードホルダーは、片面だけの定期入れや手帳形などのものであるが、複数のカードを収納するもので、全てのカードを表面にして、表示したり出し入れのできるものはなかった。また、挿入口の切り口が直線であるために出し入れが不便であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたように、複数のカードを収納するホルダーで、全てのカードを表面にして、表示したり出し入れしたりできるものはなかった。また、その挿入口の切り口が直線のため出し入れが容易にできず不便であり、最近のように定期券や自動販売カードやテレホンカードなど、その他の多様なカード類の取り扱いの即応性や多様性に対応したものとはいえない。本考案は、このような欠点を解決するために考案されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

カード挿入口（１）を凹凸形にした透明ビニールシートのポケット（２）を、中央部に穴（３）をあけたシート（４）の両面に、それぞれ二か所づつ、カード挿入口（１）を中央に対向させて接着形成したものである。本考案は、以上のような構成よりなる。

【０００５】

【作用】

全体を中央で二つ折りにして、カード挿入口（１）からカード（５）を出し入れして使用するものであり、折る方向によっては、全てのポケット（２）を表面にすることができる。また、カード（５）の端部をつまめる程度が露出するように、カード挿入口（１）を凹凸形にし、カード（５）の出し入れが容易にできるようにした。更に、中央部の穴（３）は、連結金具類などを通すのに使用する。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。カード挿入口（１）を凹凸形にした透明ビニールシートのポケット（２）を、中央部に穴（３）をあけたシート（４）の両面に、それぞれ二か所づつ、カード挿入口（１）を中央に対向させて接着形成したものである。本考案は以上のような構造で、これを使用するときは、図１のように全体を中央で二つ折りにして、ポケット（２）のカード挿入口（１）へ、カード（５）の表面が見えるように収納する。引き出すときは、カード挿入口（１）からのぞいたカード（５）の端部を指でつまんで引き出す。裏表とも全く同じ形態なので折る方向によっては、ポケット（２）のどれもが表面になるように使用できる。シート（４）の材料については、ビニールシートが適当であるが、繰り返しの反転に耐える強度と、柔軟性のある素材であれば、他の材料でもよい。また、シート（４）の色調についても、各種団体のチーム・カラーや民間企業のイメージ・カラーなどの選択によっては、多くの利用範囲が得られる。カード挿入口（１）の凹凸形については、他の例として、図４、図５に示すような形があるが、カード（５）の出し入れが容易にできる形であれば、他にも種々のものがある。本考案の他の使用状態として、図３に示すように、本考案のホルダーを複数枚重ね、市販のクリップなどの金具類や根付けなどを、中央部の穴（３）に通して固定し、多様なカードを収納する多目的ホルダーにすることができる。本考案の他の実施例として、図４に示すように、材料の簡素化を考慮して、中軸になるシート（４）の両端を短縮し、その両端にポケット（２）、（２）を袋状に接着形成したものが考えられる。

【０００７】

【考案の効果】本考案は、裏表が同じ形のホルダーなので、折る方向によっては、収納したカードの全てが表面として使用できる多面性をもち、そして、これを基本体として複数枚を重ね、多くのカード類を収納する機能と発展性をもったものである。更に、カード挿入口を凹凸形にし、カードの出し入れが容易にできるようにした、多様性と即応性に対応したものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の使用状態を示す斜視図である。

【図２】本考案の斜視図である。

【図３】本考案の他の使用状態を示す斜視図である。

【図４】本考案の他の実施例を示す平面図である。

【図５】本考案の他のカード挿入口の形を示す平面図で
ある。

【符号の説明】

１カード挿入口２ポケット３穴４シート５カード

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】カード挿入口（１）を凹凸形にした透明
ビニールシートのポケット（２）を、中央部に穴（３）
をあけたシート（４）の両面に、それぞれ二か所づつ、
カード挿入口（１）を中央に対向させて接着形成した多
目的カードホルダー。