JPH072080Y2 - 汚水浄化槽 - Google Patents
汚水浄化槽Info
- Publication number
- JPH072080Y2 JPH072080Y2 JP14673389U JP14673389U JPH072080Y2 JP H072080 Y2 JPH072080 Y2 JP H072080Y2 JP 14673389 U JP14673389 U JP 14673389U JP 14673389 U JP14673389 U JP 14673389U JP H072080 Y2 JPH072080 Y2 JP H072080Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- sewage
- contact aeration
- anaerobic filter
- sedimentation separation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は汚水浄化槽に関し、詳しくは汚水浄化槽の改
良に関する。
良に関する。
従来、家庭用汚水浄化槽として、第３図に示すよう二室
に分割された嫌気ろ床槽又は沈殿分離槽B1、B2と、接触
ばっ気槽Ｃと沈殿槽Ｄ及び消毒槽Ｅ等を備え、汚水を順
次移流させつつ嫌気、好気処理によって浄化処理してい
く小型合併浄化槽Ａが知られている。
に分割された嫌気ろ床槽又は沈殿分離槽B1、B2と、接触
ばっ気槽Ｃと沈殿槽Ｄ及び消毒槽Ｅ等を備え、汚水を順
次移流させつつ嫌気、好気処理によって浄化処理してい
く小型合併浄化槽Ａが知られている。
この小型合併浄化槽Ａにおいては、接触ばっ気槽Ｃでの
逆洗時に生じた剥離汚泥、あるいは通常運転中に生じる
剥離汚泥を嫌気ろ床槽又は沈殿分離槽の第一室B1へ返送
すると共に、汚水中の硝化された窒素成分を嫌気処理
し、脱窒するため、エアリフトポンプ等により処理第一
室側へ汚水を返送する汚水返送管Ｆを設ける場合があ
る。
逆洗時に生じた剥離汚泥、あるいは通常運転中に生じる
剥離汚泥を嫌気ろ床槽又は沈殿分離槽の第一室B1へ返送
すると共に、汚水中の硝化された窒素成分を嫌気処理
し、脱窒するため、エアリフトポンプ等により処理第一
室側へ汚水を返送する汚水返送管Ｆを設ける場合があ
る。
ところで、上記汚水返送管Ｆにより汚水を返送する場
合、返送水量の設定が困難で、返送水量を余り多くする
と第一室B1より下流側槽B2〜Ｃへとオーバーフローによ
り移流する水量が増加し、貯留された汚泥がまき上がり
次室に移流し易くなり、二次処理に悪影響を及ぼし、ま
た返送水量が余り少ないと効率的な汚水循環が行われ
ず、有効な汚水浄化処理がなされないといった問題があ
る。
合、返送水量の設定が困難で、返送水量を余り多くする
と第一室B1より下流側槽B2〜Ｃへとオーバーフローによ
り移流する水量が増加し、貯留された汚泥がまき上がり
次室に移流し易くなり、二次処理に悪影響を及ぼし、ま
た返送水量が余り少ないと効率的な汚水循環が行われ
ず、有効な汚水浄化処理がなされないといった問題があ
る。
もっとも、このような問題を解消するため、エアリフト
ンプの頭部に水量計量ボックスを設け、循環水量を調整
することもあるが、浄化槽の構造が複雑となり、また計
量ボックスのため浄化槽内部の空間が狭くなって槽内の
点検、槽内清掃等の維持管理作業が困難となる問題があ
った。
ンプの頭部に水量計量ボックスを設け、循環水量を調整
することもあるが、浄化槽の構造が複雑となり、また計
量ボックスのため浄化槽内部の空間が狭くなって槽内の
点検、槽内清掃等の維持管理作業が困難となる問題があ
った。
この考案は上記問題点に鑑み、汚水返送管により槽内の
汚水循環を行う場合、その水量設定が簡単な装置で容易
に行え、しかも設置容積も殆ど必要としない汚水浄化槽
を提供することを目的としてなされたものである。
汚水循環を行う場合、その水量設定が簡単な装置で容易
に行え、しかも設置容積も殆ど必要としない汚水浄化槽
を提供することを目的としてなされたものである。
即ち、この考案の汚水浄化槽は、二室に分割された嫌気
ろ床槽又は沈殿分離槽と、接触ばっ気槽と沈殿槽及び消
毒槽等を備えた小型合併浄化槽において、前記接触ばっ
気槽底部より前記嫌気ろ床槽又は沈殿分離槽の第一室へ
向け汚水返送管が設けられ、該汚水返送管の上部は水平
管とされ、該水平管の前記嫌気ろ床槽又は沈殿分離槽の
第一室側端に開口部が設けられていると共に、接触ばっ
気室側端にも開口部が設けられ、該開口部には偏心した
開口を有する蓋体が回転可能に嵌合されてなることを特
徴とするものである。
ろ床槽又は沈殿分離槽と、接触ばっ気槽と沈殿槽及び消
毒槽等を備えた小型合併浄化槽において、前記接触ばっ
気槽底部より前記嫌気ろ床槽又は沈殿分離槽の第一室へ
向け汚水返送管が設けられ、該汚水返送管の上部は水平
管とされ、該水平管の前記嫌気ろ床槽又は沈殿分離槽の
第一室側端に開口部が設けられていると共に、接触ばっ
気室側端にも開口部が設けられ、該開口部には偏心した
開口を有する蓋体が回転可能に嵌合されてなることを特
徴とするものである。
次に、この考案の実施例を説明する。
第１図はこの考案の実施例の要部断面図、第２図は実施
例の要部拡大斜視図である。
例の要部拡大斜視図である。
この考案の汚水浄化槽１は、第３図に示したように第一
室B1、第二室B2に分割された嫌気ろ床槽又は沈殿分離槽
Ｂと、接触ばっ気槽Ｃと沈殿槽Ｄ及び消毒槽Ｅを備えた
小型合併浄化槽において、接触ばっ気槽Ｃ底部より嫌気
ろ床槽又は沈殿分離槽の第一室B1へ向け汚水返送管２が
設けられ、この汚水返送管２の上部は水平管2Aとされ、
水平管2Aの嫌気ろ床槽又は沈殿分離槽の第一室側端に開
口部2Bが設けられていると共に、接触ばっ気室側端にも
開口部2Cが設けられ、開口部2Cには第２図に示すように
偏倚した開口3Aを有する蓋体３が回転可能（矢印Ｘ）に
嵌合されて構成されている。
室B1、第二室B2に分割された嫌気ろ床槽又は沈殿分離槽
Ｂと、接触ばっ気槽Ｃと沈殿槽Ｄ及び消毒槽Ｅを備えた
小型合併浄化槽において、接触ばっ気槽Ｃ底部より嫌気
ろ床槽又は沈殿分離槽の第一室B1へ向け汚水返送管２が
設けられ、この汚水返送管２の上部は水平管2Aとされ、
水平管2Aの嫌気ろ床槽又は沈殿分離槽の第一室側端に開
口部2Bが設けられていると共に、接触ばっ気室側端にも
開口部2Cが設けられ、開口部2Cには第２図に示すように
偏倚した開口3Aを有する蓋体３が回転可能（矢印Ｘ）に
嵌合されて構成されている。
なお、必要に応じて第２図に示すように水平管2Aにさら
に水流を調整するための邪魔板４を抜差し可能に取付け
ても良い。
に水流を調整するための邪魔板４を抜差し可能に取付け
ても良い。
また、図中５は汚水返送管２を作動するエアリフトポン
プの空気供給管を示す。
プの空気供給管を示す。
この考案の汚水浄化槽１において、汚水を循環返送する
際には汚水返送管２に設けたエアリフトポンプが使用さ
れるが、この返送水量の調節を水平管２の接触ばっ気槽
側端に嵌合した蓋体３の回転により行う。
際には汚水返送管２に設けたエアリフトポンプが使用さ
れるが、この返送水量の調節を水平管２の接触ばっ気槽
側端に嵌合した蓋体３の回転により行う。
即ち、蓋体３には偏倚した状態に貫通孔が形成されてい
るため、蓋体３の回転角によって返送汚水の接触ばっ気
槽Ｃ側への戻し量が調整でき、従って、嫌気ろ床槽又は
沈殿分離槽の第一室側B1側への総返送水量はこの差し引
いた残りの量となり、実質的に汚水返送量が調整できる
のである。
るため、蓋体３の回転角によって返送汚水の接触ばっ気
槽Ｃ側への戻し量が調整でき、従って、嫌気ろ床槽又は
沈殿分離槽の第一室側B1側への総返送水量はこの差し引
いた残りの量となり、実質的に汚水返送量が調整できる
のである。
なお、水平管2Aに邪魔板４を抜差し可能に取付けた場
合、この邪魔板によっても流量調整が行われる。
合、この邪魔板によっても流量調整が行われる。
以上説明したように、この考案の汚水浄化槽は、汚水返
送管のばっ気室側端に流量調整可能に蓋体を設けたた
め、一定状態でエアリフトポンプを駆動しても蓋体の回
転量調整のみで総汚水返送量が調整でき、流量調整が非
常に容易にできると共に、浄化槽内には殆ど突出物が形
成されないから槽内を広く使用することができメンテナ
ンスも容易となるなどの実用的効果を有する。
送管のばっ気室側端に流量調整可能に蓋体を設けたた
め、一定状態でエアリフトポンプを駆動しても蓋体の回
転量調整のみで総汚水返送量が調整でき、流量調整が非
常に容易にできると共に、浄化槽内には殆ど突出物が形
成されないから槽内を広く使用することができメンテナ
ンスも容易となるなどの実用的効果を有する。
第１図はこの考案の実施例の要部断面図、第２図は実施
例の要部拡大斜視図、第３図は汚水浄化槽の断面図であ
る。
例の要部拡大斜視図、第３図は汚水浄化槽の断面図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 北井 良人 滋賀県甲賀郡甲西町高松２番地の１ 久保 田鉄工株式会社滋賀工場内 (72)考案者 原田 大 滋賀県甲賀郡甲西町高松２番地の１ 久保 田鉄工株式会社滋賀工場内
Claims (1)
- 【請求項１】二室に分割された嫌気ろ床槽又は沈殿分離
槽と、接触ばっ気槽と沈殿槽及び消毒槽等を備えた小型
合併浄化槽において、前記接触ばっ気槽底部より前記嫌
気ろ床槽又は沈殿分離槽の第一室へ向け汚水返送管が設
けられ、該汚水返送管の上部は水平管とされ、該水平管
の前記嫌気ろ床槽又は沈殿分離槽の第一室側端に開口部
が設けられていると共に、接触ばっ気室側端にも開口部
が設けられ、該開口部には偏心した開口を有する蓋体が
回転可能に嵌合されてなることを特徴とする汚水浄化
槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14673389U JPH072080Y2 (ja) | 1989-12-19 | 1989-12-19 | 汚水浄化槽 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14673389U JPH072080Y2 (ja) | 1989-12-19 | 1989-12-19 | 汚水浄化槽 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0386098U JPH0386098U (ja) | 1991-08-30 |
| JPH072080Y2 true JPH072080Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31693278
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14673389U Expired - Lifetime JPH072080Y2 (ja) | 1989-12-19 | 1989-12-19 | 汚水浄化槽 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH072080Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-19 JP JP14673389U patent/JPH072080Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0386098U (ja) | 1991-08-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |